JP3094573B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

Info

Publication number
JP3094573B2
JP3094573B2 JP03294805A JP29480591A JP3094573B2 JP 3094573 B2 JP3094573 B2 JP 3094573B2 JP 03294805 A JP03294805 A JP 03294805A JP 29480591 A JP29480591 A JP 29480591A JP 3094573 B2 JP3094573 B2 JP 3094573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
chassis
motor
concave surface
head arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03294805A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05109258A (ja
Inventor
信彦 塚原
秀和 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17812491&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3094573(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP03294805A priority Critical patent/JP3094573B2/ja
Priority to KR1019920019033A priority patent/KR930008836A/ko
Publication of JPH05109258A publication Critical patent/JPH05109258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094573B2 publication Critical patent/JP3094573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型のハードディスク
として形成された磁気ディスクを記録媒体に用いるディ
スク駆動装置に関し、さらに詳しくは、シャーシの略々
中央部にディスクを回転駆動するディスク回転駆動機構
を配設し、上記シャーシの一端側コーナ部に、上記ディ
スクに情報信号の記録再生を行う記録再生用ヘッドを上
記ディスクの半径方向に移動させるヘッドアーム駆動モ
ータを配設したディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば直径を2.5インチとなす小型の
ハードディスクを記録媒体に用いるディスク駆動装置
は、ディスクに記録されたデータを高速でアクセスする
ことが可能なことや、大量のデータを記憶することがで
きることから、コンピュータ等の情報処理装置の外部記
憶装置として用いられている。特に、この種の小型のデ
ィスク駆動装置は、持ち運び自由な、いわゆるラップト
ップタイプのコンピュータやワードプロセッサ等の外部
記憶装置として広く用いられている。そこで、従来提案
されている小型のハードディスクとして形成された磁気
ディスクを記録媒体に用いるディスク駆動装置の一例を
図面を参照して説明する。このディスク駆動装置は、図
1に示すように構成されてなるものであって、記録媒体
となる磁気ディスク52は、外装筺体の一部を構成する
ハウジング51内に配設されたディスク回転駆動機構を
構成するディスクテーブル53上に一体的に装着されて
いる。このディスクテーブル53上に一体的に装着され
た磁気ディスク52は、ディスク回転駆動機構を構成す
るスピンドルモータ54によって図1中矢印a方向に高
速で回転駆動される。また、上記ハウジング51内に
は、ヘッドアーム55とボイスコイルモータ56とから
なるアクチュエータ57が配設されている。このヘッド
アーム55は、支軸58を中心として図1中矢印b方向
又は矢印c方向に水平に回転自在に軸受等を介して取り
付けられている。上記ヘッドアーム55の先端部には、
記録再生用ヘッド及び制御用ヘッドからなる磁気ヘッド
装置59が取り付けられている。上記ヘッドアームを駆
動するボイスコイルモータ56はヘッドアーム55の後
端に設けられたボイスコイル60とハウジング51に固
定配設された固定ヨーク及び永久磁石からなる磁気回路
61によって構成されている。
【0003】上記ヘッドアーム55と固定側の制御回路
部62との間に接続部材としてフレキシブルプリント基
板を用いて構成されたフレキシブルケーブル64、65
が湾曲して配設されている。これらフレキシブルケーブ
ル64、65は可撓性を有する帯状をなす薄板状のフレ
キシブルプリント基板により構成されてなるものであっ
て、一端64a、65aをヘッドアーム55に固定し、
他端側64b、65bを制御回路部62の入出力端位置
に接続固定している。一方のフレキシブルケーブル64
は、移動する磁気ヘッド装置59と固定側の制御回路部
62とを電気的に接続している。また、他方のフレキシ
ブルケーブル65は、移動するボイスコイルモータ60
と固定側の制御回路部62とを電気的に接続している。
上記ハウジング51の上部には蓋が取り付けられて、こ
のハウジング51全体を密閉構造にしている。
【0004】このディスク駆動装置は、磁気ディスク5
2をスピンドルモータ54によって図1中矢印a方向に
高速で回転駆動させながら、ボイスコイルモータ56に
よってヘッドアーム55を支軸58を中心にして矢印
b、c方向に往復駆動させている。そして、磁気ディス
ク52の高速回転によりこのディスク52の記録面から
サブミクロン単位の僅かの隙間を有して浮上させられた
磁気ヘッド装置59は、上記ディスク52の記録面上を
径方向に沿って往復移動する。この磁気ヘッド装置59
によって磁気ディスク52に対し情報信号の記録/再生
が行われる。この記録/再生において、記録再生信号や
サーボ情報信号等がフレキシブルケーブル64、65を
介して授受される。このとき、ヘッドアーム55の往復
運動の際にフレキシブルケーブル64、65は、その湾
曲部64c、65cを屈伸させることによってヘッドア
ーム55の往復運動に追従することになる。
【0005】このような構成により、ハードディスクと
して形成された磁気ディスクを記録媒体に用いたディス
ク駆動装置は、高速アスセスと大容量の情報信号の記録
を可能となし、コンピュータ等の外部記憶装置として用
いられている。
【0006】また、小型の磁気ディスクを内蔵させたデ
ィスク駆動装置は、コンピュータと一体化することによ
って、使用場所を選ばない携帯可能としたラップトップ
タイプのコンピュータの記憶量やデータアクセススピー
ド等の機能をアップさせている。このようにディスク駆
動装置を一体化させた携帯可能なラップトップタイプの
コンピュータは、小型であっても、デスクトップタイプ
のコンピュータに比し情報信号の記憶容量及び機能にお
いて大きな差がなくなりつつある。
【0007】しかし、このディスク駆動装置を一体化し
たラップトップタイプのコンピュータは、単に重ね合わ
せるだけの構成であるので、コンピュータ単体のものに
比し厚くなってしまっている。
【0008】そこで、ディスク駆動装置を一体化させた
携帯可能なラップトップタイプのコンピュータ等、外部
記憶装置としてディスク駆動装置を用いる機器の一層の
小型及び軽量化が望まれている。このため、機器の厚さ
の重要なファクタとなるディスク駆動装置の厚さを薄く
することが進められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク駆
動装置は、IC等の電子部品が、シャーシ及びこのシャ
ーシの一側面に重ね合わせるように配設されるプリント
回路基板にマウントされている。さらに、ディスク駆動
装置の中で最も高さを有するディスク回転駆動機構を構
成するスピンドルモータの配設において、このスピンド
ルモータの高さ方向に重ねるようにプリント回路基板を
配設した場合には、ディスク駆動装置の全高は、少なく
ともスピンドルモータの高さにプリント回路基板の厚さ
を加えたものとなってしまう。そのため、ディスク駆動
装置の薄型化を図ることが極めて困難となる。
【0010】また、従来提案されているディスク駆動装
置は、図2に示すように、スピンドルモータ45のモー
タハウジング40と装置本体をシャーシ41とを独立し
た部材で構成している。そして、スピンドルモータ45
は、磁気ディスクを取付けた状態でモータハウジング4
0のフランジ部40aをシャーシ41に形成した取付け
片41aに重ね合わせ、ビス42等の固定部材を用いて
上記シャーシ41に取付けられている。このスピンドル
モータ45のシャーシ41への取付けは、記録媒体43
の汚れや腐食を防止するため製造時に、清浄な環境であ
るクリーンルームで行っている。
【0011】しかし、互いに重ね合わせられるモータハ
ウジング40のフランジ部40aとシャーシ41の取付
け片41a間の接合部Sは、ビス42により固定されて
いるだけであるので、完全にシールドされているわけで
なく、数10μmの隙間を数箇所形成している。そのた
め、この隙間部分から装置本体内に汚染された外気が装
置本体内に侵入し、ハードディスク43を汚損させある
いは腐食させてしまう虞がある。
【0012】また、モータハウジング40のフランジ部
40aをシャーシ41の取付け片41a上に重ね合わせ
る構成を採ることにより、シャーシ41の厚さを厚くし
てしまい、装置本体の高さ方向の厚さを厚くしてしま
う。さらに、モータハウジング40のフランジ部40a
とシャーシ41の取付け片41aの接合部Sを含む領域
Rは、接合処理に必要な領域として部品を配置すること
ができない。このため部品実装面が有効に利用されな
い。そのため、部品の実装領域が有効に利用されなくな
ってしまう。
【0013】そこで、本発明は、上述のような改題を解
決し、ハードディスクとして形成された磁気ディスクを
記録媒体に用いるディスク駆動装置の薄型化及び小型化
を実現することができるディスク駆動装置を提供しよう
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述したような課題を解
決するため提案される本発明は、シャーシの略々中央部
にディスクを回転駆動させる駆動モータを有し、上記デ
ィスクに対し情報信号の記録再生を行う記録再生用ヘッ
ドが取付けられたヘッドアームを回動操作して上記記録
再生用ヘッドを上記ディスクの半径方向に移動操作する
させるヘッドアーム駆動モータをシャーシの一端側のコ
ーナ部に設けたディスク駆動装置であり、上記ディスク
と対向する内側面側の領域に第1の凹状面部が形成さ
れ、上記ヘッドアームが移動する領域及びヘッドアーム
駆動モータが配置される内側面側の領域に上記第1の凹
状面部より深い第2の凹状面部が形成され、上記駆動モ
ータが配置される略中央部に上記駆動モータが配設され
るモータ取付け用凹部が形成されるとともに、このモー
タ取付け用凹部の中央部に上記駆動モータのスピンドル
軸が支持される軸支持部が突設されたシャーシを備え
る。そして、上記駆動モータは、上記軸支持部にベアリ
ングを介して回転自在に支持されたスピンドル軸と、上
記モータ取付け用凹部内に固定配置されたステータ部
と、上記スピンドル軸に一体に設けられ上記ステータ部
と対向するように配置されたロータ部とから構成されて
いる。
【0015】
【作用】本発明に係るディスク駆動装置は、駆動モータ
がシャーシに一体的に組み込まれることにより、装置全
体の薄型化が図られる。
【0016】
【実施例】本発明に係るディスク駆動装置の具体的な実
施例を図面を参照しながら説明する。
【0017】本発明に係るディスク駆動装置は、図3に
示すように、ハードディスクとして形成された磁気ディ
スクを回転駆動させるディスク回転駆動機構を構成する
スピンドルモータ1が装置本体を構成するシャーシ10
の略々中央部に配設されてている。このディスク駆動装
置に内蔵される磁気ディスク2は、直径を2.5インチ
として形成され、後述するようにスピンドルモータ1に
よって回転駆動されるディスクテーブルに一体的に取付
けられる。この磁気ディスク2は、ディスクテーブルと
一体にスピンドルモータ1により図3中矢印a方向に回
転駆動される。また、このディスク駆動装置内には、磁
気ディスク2に対しデータの記録を行い、あるいは上記
磁気ディスク2に記録されたデータの再生を行う磁気ヘ
ッド装置3が配設されている。この磁気ヘッド装置3
は、ディスク駆動装置内に配設されたヘッドアーム駆動
モータ4によって回動操作されるヘッドアーム5の先端
側に取付けられている。このヘッドアーム5がヘッドア
ーム駆動モータ4によってヘッドアーム軸受け16を中
心に磁気ディスク29の半径方向の図3中矢印b方向に
所定角度だけ回動されることにより、上記磁気ヘッド3
は磁気ディスク2上のデータの記録及び/又は再生が行
われる目的位置に移動される。
【0018】上記磁気ヘッド装置3は、図4に示すよう
に、磁気ディスク2の相対向する両面にそれぞれ対向す
る一対のヘッドチップ3a、3bを備えて構成されてい
る。
【0019】そして、磁気ヘッド装置3を先端側に取付
けたヘッドアーム5を回動操作するヘッドアーム駆動モ
ータ4は、図4に示すように、シャーシ10の一端側の
コーナ部に配設されている。このヘッドアーム駆動モー
タ4は、ヘッドアーム5の後端側に取付けられた駆動コ
イル4aと、この駆動コイル4aと対向配置されるマグ
ネット4b及びヨーク4cとから構成されてなる。
【0020】そして、本発明に係るディスク駆動装置
は、上記スピンドルモータ1及び各種の電子部品がマウ
ントされて制御回路が構成される後述するプリント回路
基板が取付けられる一体に形成されたシャーシ10を備
えている。このシャーシ10は、スピンドルモータ1に
よって回転駆動されるディスクテーブル上に取付けられ
る磁気ディスク2が対向する領域部分に第1の凹状面部
11が形成されている。この第1の凹状面部11は、磁
気ディスク2を収納するに足る深さD1 をもって形成さ
れている。すなわち、上記第1の凹状面部11は、磁気
ディスク2の厚さより僅かに深く形成され、この凹状面
部11内で磁気ディスク2が自由に回転するに足る深さ
をもって形成されている。
【0021】また、上記シャーシ10の磁気ヘッド装置
3を取付けたヘッドアーム6及びこのヘッドアーム6を
回動操作するヘッドアーム駆動モータ4が配設される領
域部分に第2の凹状面部12が形成されている。この第
2の凹状面部12は、磁気ディスク2及びこの磁気ディ
スク2に対向する磁気ヘッド装置3の一方のヘッドチッ
プ3bが重ね合わせた状態で配設されるに足る深さD2
を有して形成されている。
【0022】なお、第1及び第2の凹状面部11,12
が形成されたシャーシ10の内側面側の外周縁側には、
立上り周壁13が形成されている。
【0023】さらに、シャーシ10のスピンドルモータ
1が配設される中央部分には、このスピンドルモータ1
が嵌合される如く配設されるモータ取付け用凹部14が
形成されている。このシャーシ10のモータ取付け用凹
部14が形成された部分は、図4中下方側である外側面
側に膨出された膨出部15となされている。すなわち、
シャーシ10は、内面側に立上り形成した立上り周壁1
3の先端から上記膨出部15の底面に至る高さが、この
シャーシ10の高さH1 となされている。
【0024】また、上記このモータ取付け用凹部14の
中心部には、スピンドルモータ1のスピンドル軸22が
挿通支持される円筒状をなす軸支持部17が突設されて
いる。
【0025】ところで、スピンドルモータ1を構成する
スピンドル軸22には、磁気ディスク2が載置されるデ
ィスクテーブル24及びロータマグネット25が取付け
られるロータマグネット取付け片26が一体に設けられ
ている。すなわち、ディスクテーブル24は、図4に示
すように、スピンドル軸22の上端側の外周囲に一体に
形成され、ロータマグネット取付け片26は、ディスク
テーブル24の外周縁側の一側面にスピンドル軸22を
囲むように垂下する如く形成されている。そして、ロー
タマグネット25は、ロータマグネット取付け片26の
内周面側に一体に取付けられている。このように、ディ
スクテーブル24及びロータマグネット25が取付けら
れたロータマグネット取付け片26を一体に設けたスピ
ンドル軸22は、スピンドルモータ1のロータを構成す
る。
【0026】上述のように形成されたスピンドル軸22
は、図5に示すように、軸支持部17にベアリング27
を介して回転自在に挿通支持される。このとき、ロータ
マグネット25が取付けられたロータマグネット取付け
片26は、モータ取付け用凹部14内に挿入配設され
る。また、軸支持部17の外周側には、ステータヨーク
28が取付けられいる。このステータヨーク28の両面
にステータコイル28a,28bを配設することによっ
てスピンドルモータ1のステータ部が構成されてなる。
このステータ部は、モータ取付け用凹部14内で構成さ
れてなる。
【0027】また、スピンドル軸22に一体に設けられ
たディスクテーブル24は、モータ取付け用凹部14の
開口端縁側に臨むように位置し、磁気ディスク2が装着
される。この磁気ディスク2は、ディスクテーブル24
の中央部に突設された突部24aに中心孔2aを嵌合さ
せ、上記突部24aの外周囲に形成されたディスク載置
段部24b上に中心孔2a周縁を支持させることによ
り、上記ディスクテーブル24に装着位置が位置決めさ
れて装着される。従って、ディスクテーブル24は、磁
気ディスク2を第1の凹状面部11内に位置する高さに
形成されてなる。
【0028】そして、上記ディスクテーブル24上に装
着された磁気ディスク2は、ディスクテーブル24上に
固定ネジ30を介して取付けられるディスククランパ3
1に支持されて上記ディスクテーブル24に一体化され
る。すなわち、磁気ディスク2は、ディスクテーブル2
4とディスククランパ31とにより挾持されて上記ディ
スクテーブル14に一体的に取付けられ、上記ディスク
テーブル24と一体にスピンドルモータ1により回転駆
動される。
【0029】また、シャーシ10に形成されたスピンド
ル軸22が嵌合配設される円筒状の軸支持部17の下端
側の開口端17aは、図5に示すように薄い金属板や合
成樹脂シート等からなる閉塞板32により閉塞されてい
る。この閉塞板32は、シャーシ10の下面側から突出
することがないように、軸支持部17の下端側の開口端
側17aの周縁に形成された収納凹部33内に配設され
ている。
【0030】上述のように、磁気ディスク2を回転駆動
するスピンドルモータ1は、本発明に係るディスク駆動
装置の装置本体を構成するシャーシ10に一体的に組み
込まれてなる。そして、スピンドルモータ1及び磁気デ
ィスク2が配設されたシャーシ10の内側面側は、上蓋
35によって閉塞されている。この上蓋35は、シャー
シ10の内側面側の各コーナ部に設けたネジ固定部に螺
合される固定ネジにより上記シャーシ10に固定され
る。
【0031】そして、本発明に係るディスク駆動装置
は、上述のように、モータ取付け用凹部14を利用して
スピンドルモータ1を構成し、第1及び第2の凹状面部
11,12内に磁気ディスク2及び磁気ヘッド装置3を
配設し、これら磁気ディスク2及び磁気ヘッド装置3を
覆うように上蓋35を取付けた状態で、上蓋35の上面
からシャーシ10に形成した膨出部15の底面に至る高
さである本発明に係るディスク駆動装置の厚さH2 は、
10mm以下となされる。
【0032】また、図4に示す装置本体を構成するシャ
ーシ10のスピンドルモータ1及び磁気ディスク2が配
設される内側面側と対向する外側面側には、第1の外側
面側凹状面部36及び第2の外側面側凹状面部37が形
成されている。上記第1の外側面側凹状面部36は、第
1の凹状面部11が形成された側に形成され、モータ取
付け用凹部14が形成された膨出部15の周囲からシャ
ーシ10の他端部10b側に亘る範囲に形成されてい
る。また、第2の外側面側凹状面部37は、第2の凹状
面部12が形成された側に形成され、膨出部15の周囲
からシャーシ10の一端部10a側に亘る範囲に形成さ
れている。ところで、第1の外側面側凹状面部36は、
第2の凹状面部12に比し深さが浅い第1の凹状面部1
1側に形成されてなるので、第2の外側面側凹状面部3
7に比しその深さを深く形成されてなる。
【0033】なお、シャーシ10の第1及び第2の外側
面側凹状面部36,37が形成された側である外側面側
の各コーナ部には、膨出部15の先端面と高さを略同一
にする脚片110a,110b,110c,110dが
それぞれ突設されている。
【0034】また、シャーシ10の第1及び第2の外側
面側凹状面部36,37が形成された側である外側面側
には、これら外側面側凹状面部36,37及び第1及び
第2の凹状面部11,12が形成されることによる肉薄
化されるシャーシ10の強度を上げるため、補強用リブ
71が立上り形成されている。この補強用リブ71は、
第1及び第2の外側面側凹状面部36,37内に1.5
mm程度の高さを有する突条として格子を構成するよう
に形成されている(図4参照)。
【0035】そして、シャーシ10の第1及び第2の外
側面側凹状面部36,37が形成された下面側には、こ
のディスク駆動装置を駆動制御する制御回路部が構成さ
れたプリント回路基板42が取付けられている。このプ
リント回路基板42は、第1及び第2の外側面側凹状面
部36,37の略全領域を覆うようにしてシャーシ10
に取付けられる大きさに形成されている。このプリント
回路基板42の膨出部15に対応する部分には、この膨
出部15を突出させる開口部43が穿設されている。そ
して、上記プリント回路基板42は、開口部43から膨
出部15の先端を突出させるようにして、シャーシ10
の下面側に形成された脚片110a,110b,110
c,110dの内方側近傍に植立したビス孔44を穿設
したボス部45a,45b,45c,45dに載置し、
上記ビス孔44に螺合させる固定ビス46によりシャー
シ10の下面側に取付けられる。
【0036】ところで、プリント回路基板42は、図6
に示すように、上記ボス部45a,45b,45c,4
5d、シャーシ10の下面側に突設した取付け高さ位置
規制突起46及び膨出部15の外周側周縁に形成した開
口部43の周縁を支持する支持段部47により上記シャ
ーシ10の下面に対する取付け高さ位置が規制されてな
る。すなわち、プリント回路基板42は、第1の外側面
側凹状面部36の底面及び第2の外側面側凹状面部37
の底面との間に、このプリント回路基板42上にマウン
トされる電子部品を収納し得る収納空間48,49が構
成されるように配置されてなる。
【0037】また、プリント回路基板42のシャーシ1
0の下面に対する取付け高さ位置を規制するボス部45
a,45b,45c,45d、取付け高さ位置規制突起
46及び膨出部15の外周側周縁に形成した支持段部4
7は、上記プリント回路基板42を支持したとき、この
プリント回路基板42が、脚片110a,110b,1
10c,110dから突出しない高さに形成されてい
る。すなわち、ボス部45a,45b,45c,45
d、取付け高さ位置規制突起46及び支持段部47と脚
片110a,110b,110c,110dとの高さの
差がプリント回路基板42の厚さより大きくなるように
形成されている。
【0038】上述のようにシャーシ10の下面側にプリ
ント回路基板42を取付けたとき、このプリント回路基
板42と第1の外側面側凹状面部36の底面との間に
3.0mm程度の収納空間48が構成され、上記プリン
ト回路基板42と第2の外側面側凹状面部27の底面と
の間に1.9mm程度の収納空間49が構成される。こ
れは、第1の外側面側凹状面部36に対向して形成され
る第1の凹状面部11が浅く形成され、シャーシ10の
肉厚が十分に保証されるので、上記第1の外側面側凹状
面部36の深さが第2の外側面側凹状面部37の深さに
比し深く形成可能なためである。
【0039】上述のように、第1の外側面側凹状面部3
6及び第2の外側面側凹状面部37を利用して収納空間
48,49が構成されることから、これら収納空間4
8,49を利用してプリント回路基板42上にマウント
されるICチップ部品、コイル、水晶発振器等の電子回
路部品101が収納配置される。
【0040】なお、プリント回路基板42と第1の外側
面側凹状面部36の底面との間に構成される収納空間2
5は3.0mmであるので、この収納空間48には厚さ
が2.9mm以下の電子部品101が収納配置される。
また、プリント回路基板42と第2の外側面側凹状面部
37の底面との間に構成される収納空間49は1.9m
mであるので、この収納空間26に収納される電子部品
101は、厚さが1.85mm以下のものが収納配置さ
れる。
【0041】上述のようにプリント回路基板42が配設
されるシャーシ10の下面側の他端部には、磁気ヘッド
装置3により磁気ディスク2に記録され、あるいは磁気
ディスク2から再生されるデータやプリント回路基板4
2上に構成される制御回路部に入力される制御信号等の
信号の授受を行うコネクタ117が取付けられている。
このコネクタ117は、図4に示すように、第1の外側
面側凹状面部36の端部に位置し、収納空間48内に収
納されて配設されてなる。また、上記コネクタ117
は、各種の外部機器との互換性をもった接続を可能とな
すため、25個のコネクタピン117aを2列に配した
50ピンのものが用いられている。さらに、上記コネク
タ117は、シャーシ10の他端部の幅に略等しい幅に
形成されている。すなわち、シャーシ10の他端部の略
全幅に亘ってコネクタ117が臨まされている。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明は、駆動モータ
をシャーシを利用し、このシャーシに一体的に組み込ん
でいるので、装置全体の薄型化及び小型化を容易に実現
することができる。
【0043】さらに、駆動モータはシャーシと一体的に
構成されるので、駆動モータをシャーシに取り付けたと
きに、駆動モータとシャーシとの間に隙間を発生させる
こともなく、装置本体の密閉性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディスク駆動装置の装置本体内部を示す
概略平面図である。
【図2】従来のディスク駆動装置を構成するシャーシに
スピンドルモータを取付けた状態の要部拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に係るディスク駆動装置の装置本体内部
を示す平面図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【図5】本発明に係るディスク駆動装置の要部拡大断面
図である。
【図6】基板上面に実装される部品のシャーシに対する
配置状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ、 2 磁気ディスク、 3 磁
気ヘッド装置、 4ヘッドアーム駆動モータ、 10
シャーシ、 14 モータ取付け用凹部、17 軸支持
部、 22 スピンドル軸、 24 ディスクテーブ
ル、 25ロータマグネット、 27 ベアリング、
28 ステータヨーク、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/12 313

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシの略々中央部にディスクを回転
    駆動させる駆動モータを有し、上記ディスクに対し情報
    信号の記録再生を行う記録再生用ヘッドが取付けられた
    ヘッドアームを回動操作して上記記録再生用ヘッドを上
    記ディスクの半径方向に移動操作するさせるヘッドアー
    ム駆動モータをシャーシの一端側のコーナ部に設けたデ
    ィスク駆動装置において、 上記ディスクと対向する内側面側の領域に第1の凹状面
    部が形成され、上記ヘッドアームが移動する領域及びヘ
    ッドアーム駆動モータが配置される内側面側の領域に上
    記第1の凹状面部より深い第2の凹状面部が形成され、
    上記駆動モータが配置される略中央部に上記駆動モータ
    が配設されるモータ取付け用凹部が形成されるととも
    に、このモータ取付け用凹部の中央部に上記駆動モータ
    のスピンドル軸が支持される軸支持部が突設されたシャ
    ーシを有し、 上記駆動モータは、上記軸支持部にベアリングを介して
    回転自在に支持されたスピンドル軸と、上記モータ取付
    け用凹部内に固定配置されたステータ部と、上記スピン
    ドル軸に一体に設けられ上記ステータ部と対向するよう
    に配置されたロータ部とからなことを特徴とするディス
    ク駆動装置。
JP03294805A 1991-10-16 1991-10-16 ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP3094573B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03294805A JP3094573B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 ディスク駆動装置
KR1019920019033A KR930008836A (ko) 1991-10-16 1992-10-16 자기 디스크 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03294805A JP3094573B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 ディスク駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05109258A JPH05109258A (ja) 1993-04-30
JP3094573B2 true JP3094573B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=17812491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03294805A Expired - Lifetime JP3094573B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094573B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05109258A (ja) 1993-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5235481A (en) Magnetic disk drive having a cartridge with actuator and spindle
EP0484433B1 (en) Architecture for 2-1/2 inch diameter single disk drive
US5282099A (en) Disk drive apparatus incorporating circuitry into housing
US5886850A (en) High capacity, low profile disk drive system
JPH09265771A (ja) 記憶装置
US20050094312A1 (en) Disk drive and electronic device provided with the same
JP2922633B2 (ja) ディスク装置
EP0484658A1 (en) Compact disk drive
JP3094573B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2850603B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3092261B2 (ja) ディスク駆動装置
TW498308B (en) Media hub mounting system for minimizing Z-axis translation
US7274532B2 (en) Base member of disk drive having clock window to write servo track information
JPH0362389A (ja) ノートブックタイプの電子機器
KR100397012B1 (ko) 디스크 드라이브 장치 및 하드 디스크 드라이브
JP3472394B2 (ja) ディスク装置
JP3688445B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP3150406B2 (ja) 磁気ディスク装置、及びこれを備えたパーソナルコンピュータ
US7468867B2 (en) Disk apparatus having a narrow magnetic gap
JP2811861B2 (ja) ディスクドライブ
JPH08329627A (ja) 磁気ディスク装置用位置決めアクチュエータ及び小型磁気ディスク装置
CN117746927A (zh) 盘装置
JPH04245059A (ja) デイスク装置
JPH07220450A (ja) 磁気ディスク装置
JPH0253877B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12