JP3094566U - 安全防蜂網 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般に、森林作業や農作業及び養蜂作業で
は、蜂等の害虫に顔を刺される危険性がある。それを防
ぐためには、安全防蜂網の着用を必要とするが、従来の
防蜂網では、雨天時の使用では、雨だれ、水滴膜の発生
により視界が妨げられること、また、折りたたみが出来
ないために持ち運びが困難なことや、顔面に付着防止の
ための鉄線が露出になっているために落雷の危険性があ
る等の課題がある。 【解決手段】 日除け（３）の内側に防蜂網の網を取り
付けて雨だれを防止する。日除け（３）と防蜂網の網を
ワンタッチ方式で取り外し、防蜂網の網をコンパクトに
して、持ち運びが容易に出来るようにした。また、顔面
に付着防止の鉄線をビニール質系でコーティング、被服
することにより、落雷の危険性を防止した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、森林作業や農業、養蜂作業において、蜂など、人体に危険を及ぼす 害虫から顔面を保護することを目的とする。

【０００２】

【従来の技術】

従来の防蜂網は、雨天の使用時に、雨だれによって網目部分に水滴膜ができ視 界の妨げになることや、日よけの直下に網を取り付けてあるため、山中での作業 で木の枝やバラ類等に引っかかるなどして作業の障害になる。防蜂網の持ち運び の際にも、従来のものは、そのままの形状で持ち運びをしなければならないため 、嵩り、小さな袋などに収納出来ない等の問題点がある。また、従来の防蜂網は 、顔面に付着防止のための鉄線が露出になっているために落雷の危険性がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、以下のことを解決しようとした。１．雨天の使用時に雨だれによっ て網目部分に水滴膜ができ視界の妨げになること。２．木の枝やバラ類等に引っ かかるなど作業の障害になること。３．防蜂網を持ち運ぶ際の問題点。４．顔面 に付着防止の鉄線が露出しているため、落雷の危険性等である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、日除けの内側に網を取り付けることにより、雨天時の雨だれ水滴に よる視界の妨げを防止した。日除けおよび網をそれぞれに分割できるワンタッチ 方式にすることにより、ウエストポーチや小袋等にコンパクトに収納が出来るよ うにした。また、顔面付着防止のための鉄線をビニール質で包み込むことによっ て落雷の危険性を防止した。

【０００５】

【考案の実施の形態】

日除け（３）はビニール質系を用いて楕円形のドーナツ型とし、外縁の鉄線に は、ゴム、ビニール系の材料で被覆して形状を固定している。内縁と保安帽子（ １）の接合部分は、ドーナツ型のビニールシートで密着し雨の進入を防止してい る。

【０００６】 防蜂網の網の材質は、ナイロン系のメッシュを使用し、顔面部分の網メッシュ （５）には、目の細かい黒色メッシュを用い、顔面外網メッシュ（６）には、白 色のメッシュを用いて害虫の接近を防止した。安全防蜂網の網が顔面に付着防止 のために顔面に付着防止ワイヤー（７）を使用した。また、下部からの害虫進入 防止のために木製の紐調整具（１１）を設け、防蜂網の網の締め上げを調整出来 るようにした。

【０００７】 日除け（３）と防蜂網の網の接合は、マジックテープによる、ワンタッチ脱着 （４）となっており、取り外しが容易に出来る。防蜂網の網（３）から取り外し 小さくコンパクトに収納ができる。そして使用時には、形状維持ワイヤー（９） の弾力によって直ちに防蜂網が使用できる状態に復元する。

【０００８】

【考案の効果】

防蜂網の網を日除けの内側に取り付けた事により、雨だれ等水滴膜の発生を防 止し、水滴膜による視界の妨げをなくする。また、作業中に防蜂網の網に木の枝 やバラ類等が引っかかることを防ぎ、網の破損を防止することを特徴とする。

【０００９】 防蜂網の網を小さくコンパクトにすることにより、手荷物にならず使用時には 直ちに復元できるため、どこでも手軽に持ち運び使用出来ることを特徴とする。

【００１０】 防蜂網の網に取り付けてある、顔面に付着防止のための鉄線はビニール質で被 覆することにより、従来の防蜂網と比べ、落雷の危険性が減少することを特徴と する。

【図面の簡単な説明】

【図１】防蜂網の保安帽への装着時の状態である。

【図２】日除けのマジックテープ部の断面である。

【図３】防蜂網の網部詳細である。

【符号の説明】

（１）保安帽子 （２）保安帽子脱着部 （３）日除け （４）ワンタッチ脱着部 （５）顔面部分網メッシュ（黒色） （６）顔面外網メッシュ（白色） （７）顔面付着防止ワイヤー （８）ワイヤー固定部 （９）形状維持ワイヤー （１０）紐 （１１）紐調整具

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年１２月３１日（２００２．１２．
３１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 日除け（３）を保安帽子（１）の上部か
   ら差込み、防蜂網の網をワンタッチで脱着部に取り付
   け、そして、防蜂網を保安帽子に装着したものを頭に被
   り、紐調整具の調整で紐を締め上げて害虫の侵入を防ぐ
   ことを特徴とする安全防蜂網。
2. 【請求項２】 ワンタッチで脱着部から防蜂網の網を取
   り外し、小さくコンパクトにまとめ、ウエストポーチ等
   に収納可能な安全防蜂網。
3. 【請求項３】 コンパクトに収納した防蜂網の網を取り
   出し、形状維持ワイヤー（９）の弾力により、装着出来
   るように直ちに復元することが可能な安全防蜂網。
4. 【請求項４】 日除け（３）の内側に防蜂網の網を取り
   付けることにより、雨だれによる視界の妨げを防止する
   とともに、木の枝やバラ類等に引っかかることを防止す
   ることが出来る安全防蜂網。