JP3094467U

JP3094467U - 腋窩のクーリングホルダー

Info

Publication number: JP3094467U
Application number: JP2002008413U
Authority: JP
Inventors: 陽子岩田; 恵理宮本; 幸恵渡邊; 恵子蝦名
Original assignee: 陽子岩田; 恵理宮本; 幸恵渡邊; 恵子蝦名
Priority date: 2002-12-03
Filing date: 2002-12-03
Publication date: 2003-06-20
Anticipated expiration: 2008-12-03

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は動いても保冷材がずれず、結露しても
濡れない腋窩のクーリングホルダーを提供する。【解決手段】本考案の腋窩のクーリングホルダーは、左
右一対の吸水材を内側に取り付けた扁平な袋と、袋を脇
の下に挟んだときその後側の上端部に取り付けたリング
と、前側の上端部に取り付けた左右一対の肩掛けバンド
と、前側の下端部に取り付けた前胸部に重ねて留める胸
バンドと、後側の下端部を連結するゴムバンドとよりな
り、前記左右一対の肩掛けバンドと胸バンドには、それ
ぞれを接合する接着布が取り付けられているものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、保冷材を入れる袋に吸水材とバンドを設けた、腋窩を冷やす為のクーリングホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

発熱したとき腋窩を冷やす場合は脇に保冷材を挟んでいたが、寝入ってしまうと保冷材がずれてしまう。例えば腋窩に保冷材をあて包帯で固定しても、寝がえりや腕を動かしたりするとずれてしまうため、そのつど固定しなおす必要がある。また保冷材の結露により衣服が濡れてしまうことが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

保冷材がずれてしまうと継続してクーリングを行うことができない。また、保冷材は結露して濡れてくるため不快感を伴う。本考案は動いても保冷材がずれず、吸水材により結露しても濡れない腋窩のクーリングホルダーを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

本考案が提供する腋窩のクーリングホルダーは、左右一対の吸水材を内側に取り付けた扁平な袋と、袋を脇の下に挟んだときその後側の上端部に取り付けたリングと、前側の上端部に取り付けた左右一対の肩掛けバンドと、前側の下端部に取り付けた前胸部に重ねて留める胸バンドと、後側の下端部を連結するゴムバンドとよりなり、前記左右一対の肩掛けバンドと胸バンドには、それぞれを接合する接着布が取り付けられていることを特徴とするものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

袋を脇の下に挟んだ時、袋の前側の下端部にある胸バンドは前胸部で重ねて留め、肩掛けバンドは前側の上端部から背部で交差させて他方のリングを通して留め、後側の下端部にあるゴムバンドは背部で左右の袋を支持している。その袋の前面で保冷材を出し入れしスナップで開閉する。袋は吸水剤を取り付けてある為、結露を吸収する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１、図２、図３を参照しながら説明する。１・２は布で作られ、内側に吸水材を取り付けた、保冷材を入れるための左右一対の扁平な袋である。３・４は胸バンドで、前胸部で重なり接着布５ａ・５ｂで留まる。６は背部で袋１・２を支持するゴムバンドである。７・８はそれぞれ袋１・２に設けられた肩掛けバンドである。７は袋２の後側の上端部に設けられているリング状ロープ１０を通り、折り返して接着布１１ａ・１１ｂで留まる。８は袋１の後側の上端部に設けられているリング状ロープ９を通り、折り返して接着布１２ａ・１２ｂで留まる。１３・１４は袋１・２の口に設けた蓋で、これを開閉するためのスナップである。

【０００７】装着方法は、左右の袋を脇に挟み前胸部で胸バンドを重ねて留める。次に肩掛けバンドを背部で交差させ他方のリングを通し、折り返して接着布で留める。袋に保冷剤を入れ、その口をスナップで蓋をする。必要な場合には、接着布により長さの調節ができる。また、うつ伏せに寝る場合は前後反対に着けることも可能である。

【０００８】

【考案の効果】

上述のように、本考案によれば、保冷材を腋窩に固定する事で体を動かしてもずれず、保冷材を入れる袋に吸水剤を取り付けた事で、結露しても濡れずに腋窩を冷やす事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の腋窩のクーリングホルダーの正面図で
ある。

【図２】図１のクーリングホルダーの装着状態を示す正
面図である。

【図３】図２のクーリングホルダーの装着状態を示す背
面図である。

【符号の説明】

１・２袋３・４胸バンド５・１１・１２接着布６ゴムバンド７・８肩掛けバンド９・１０リング１３・１４スナップ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者岩田陽子座間市西栗原２−４−37−Ｉ (72)考案者宮本恵理横浜市旭区さちが丘141−１−101 (72)考案者渡邊幸恵厚木市下荻野477−５ (72)考案者蝦名恵子海老名市国分寺台４−６−１−201

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】左右一対の吸水材を内側に取り付けた扁
平な袋と、袋を脇の下に挟んだときその後側の上端部に
取り付けたリングと、前側の上端部に取り付けた左右一
対の肩掛けバンドと、前側の下端部に取り付けた前胸部
で重ねて留める胸バンドと、後側の下端部を連結するゴ
ムバンドとよりなり、前記左右一対の肩掛けバンドと胸
バンドには、それぞれを接合する接着布が取り付けられ
ていることを特徴とする腋窩のクーリングホルダー。
【請求項２】前記リングは綿ロープのリング、吸水材
はタオル地の布、肩掛けバンドと胸バンドは平織りの綿
テープであることを特徴とする腋窩のクーリングホルダ
ー。