JP3094133U - 公営ギャンブルの連勝順位予想表示器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰でも簡単かつ迅速に過去のデータに基づい
た連勝式競争結果の予想を可能とする公営ギャンブルの
連勝順位予想表示器を提供する。 【解決手段】 電源部Ｐと、特定の競技又は競技場にお
ける過去の１位から所定順位までの連勝順位データが格
納されたメモリ部Ｍと、前記１位から所定順位までの着
番号キー２１と投票番号キー２３とを備えた操作キー部
２０と、前記操作キー部からの指令によって前記メモリ
部から所定の順序で連勝順位データを読み出す読み出し
部Ａと、前記読み出し部によって読み出された連勝順位
データを順に表示する表示部３０を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、競艇、競馬、オートレース等の公営ギャンブルの連勝式競争結果 の予想表示器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

競艇，競馬，競輪，オートレース等の各種公営競技が全国各地で開催されてお り、近年、この公営ギャンブルを楽しむ者の数が増えてきている。このような公 営ギャンブルの結果を当てる勝敗投票券の購入方式としては、１着を当てる単勝 式、１着，２着の組み合わせを当てる連勝式、１着，２着，３着等、１着から所 定着までの何れか一つを当てる複勝式に分類されるが、それらの方式の中でも特 に連勝式の勝敗投票券を購入する者が多い。さらに、連勝式には、１着，２着を 着順通りに当てる連勝単式と、着順を問わない連勝複式がある。また、連勝式で は、出走するもの（艇，馬，車，選手等）の個々に付された出走番号を選ぶ方式 と、出走番号を適宜に組み合わせて構成した（例えば、１番と２番を１枠、３番 と４番を２枠等）枠番号を選ぶ方式がある。

【０００３】 ところで、前記勝敗投票券は、誰でも種々のデータを考慮した上で競争結果の 予想を行って購入したいものではあるが、従来前記データを知るために利用され ているスポーツ新聞や専門誌等には、過去の出走内容，出走選手や騎手等のコメ ント，評論家の予想等の膨大なデータが事細かに書かれており、初めて勝敗投票 券を購入するビギナー等にとっては前記データを迅速かつ的確に読みとることは 困難であった。

【０００４】 また、前記連勝式の勝敗投票券を購入する場合、購入者の多くは、まず、自分 が推す艇，馬，車，選手等に付された前記出走番号あるいは前記枠番号を所謂「 頭」（軸とも称される。）として選択し、その頭に他の出走番号あるいは枠番号 （但し、枠番連勝複式の場合は前記頭となる番号と同じ番号となることがある。 ）を所謂「ひも」として組み合わせて購入するのであるが、前記「頭」は比較的 容易に決めることができるのに対し、該頭に組み合わせる「ひも」の選択は、ビ ギナーに限らず誰しも、迷いを生じるところであった。

【０００５】 これに対し、設定された数値の範囲内でランダムに数字を抽出して表示する出 目予想装置なるものが、先に提案されているが、参考にするデータとしては、信 頼度の低いものであった。（例えば、特許文献１参照。）

【０００６】

【特許文献１】 特開２００１−１２５９９６号公報

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は前記の点に鑑みなされたもので、誰でも簡単かつ迅速に過去のデー タに基づいた連勝式競争結果の予想を可能とする公営ギャンブルの連勝順位予想 表示器を提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

すなわち、請求項１の考案は、電源部と、特定の競技又は競技場における過 去の１位から所定順位までの連勝順位データが格納されたメモリ部と、前記１位 から所定順位までの着番号キーと投票番号キーとを備えた操作キー部と、前記操 作キー部からの指令によって前記メモリ部から所定の順序で連勝順位データを読 み出す読み出し部と、前記読み出し部によって読み出された連勝順位データを順 に表示する表示部を有することを特徴とする公営ギャンブルの連勝順位予想表示 器に係る。

【０００９】 また、請求項２の考案は前記連勝順位が１位から３位までの３連勝順位である 請求項１に記載の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器に係る。

【００１０】 請求項３の考案は、前記連勝順位データが特定の競艇場における競艇競技デー タである請求項１又は２に記載の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器に係る。

【００１１】 請求項４の考案は、前記読み出し部における読み出しの所定順序が、確率の高 い上位順又は配当の高い上位順に行われる請求項１ないし３のいずれか１項に記 載の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器に係る。

【００１２】 さらに、請求項５の考案は、前記読み出し部における読み出しの所定順序が、 確率の高い上位順の後に配当の高い上位順に行われる請求項１ないし３のいずれ か１項に記載の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器に係る。

【００１３】 さらにまた、請求項６の考案は、前記操作キー部にさらにランダムキーを有し 、前記ランダムキーの指令によって前記メモリ部からランダムに連勝順位データ を読み出し表示することができるようにした請求項１ないし５のいずれか１項に 記載の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器に係る。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図１はこの考案の一実施例に係る連勝順位予想表示器を示す平面図である。

【００１５】 図１に示す連勝順位予想表示器は、この考案の一実施例に係るものであって、 全国各地で開催される競艇、競馬、競輪、オートレース等の各種公営ギャンブル における連勝式競争結果の予想に用いられるものである。 この連勝順位予想表示器１０は、電源部Ｐと、メモリ部Ｍと、操作キー部２０ と、読み出し部Ａと、表示部３０からなる。電源部Ｐは、公知の電池式やバッテ リーを有する充電式のものなどからなる。電源部Ｐは、実施例において装置中央 の電源キー２５と共有にされており、電源オフ状態でこの電源キー２５を押すと 電源のオン操作ができるように構成されたものである。このような構成とした場 合、使用目的の性質上、長時間使用するものでないため４〜５分で自動的に電源 がオフになる機能を備えるものとした。もちろん、他のスイッチにより電源のオ ン及びオフ操作を手動でできるようにしてもよい。

【００１６】 メモリ部Ｍは、特定の競技又は競技場における過去の１位から所定順位までの 連勝順位データが格納されたものである。実施例においては、請求項２に規定し たように、１位から３位までの３連勝順位を備えたものである。３位までの３連 勝順位を有することで、もっとも予想の難しい３連勝単式（いわゆる３連単）の データを含むことにより、他の単勝式、連勝式、複勝式、さらに、連勝単式・連 勝複式にもすべて対応するデータとなる。 さらに実施例のメモリ部Ｍの連勝順位データは、請求項３に規定するように、 特定の競艇場における競艇競技データであるものとした。各競艇場における過去 の連勝順位データというのは、その競艇場のコースや気候などの諸条件によって 、統計的にその競技結果に特有のクセ（偏り）がある場合があるのでこれのよう に過去のデータに予想は信頼度が高いといえる。これにより、場外発券場で、全 くその競艇場に関する知識のないものにも信頼できる参考となる。

【００１７】 操作キー部２０は、図１に示すように、１〜３位までの着番号キー２１と、投 票番号キー２３（ここでは艇番号を示す）からなる。投票番号キー２３は、着番 号キー２１とともに連続して操作することによって、表示された連勝順位データ を確率の高い順に読み出す事ができる。さらに、ランダムキー２７を設け、ラン ダムキー２７の指令によって前記メモリ部Ｍからランダムに連勝順位データを読 み出し表示できるようにしてもよい。

【００１８】 読み出し部Ａは、コンピュータのプログラムによって、前記操作キー部２０か らの指令により前記メモリ部Ｍから所定の順序で連勝順位データを順に読み出す ものである。この読み出しの所定順序は、請求項の４に規定するように、確率の 高い上位順又は配当の高い上位順に行うことができる。または請求項５のように 、確率の高い上位順の後に配当の高い上位順に読み出されるものとすることもで きる。

【００１９】 表示部３０は、前記読み出し部によって読み出された連勝順位データを順に表 示するもので、いわゆるＣＲＴ、発光ダイオード、電球、液晶等を用いたもので よく、その方式はなんら限定するものではない。

【００２０】 次にこの考案の連勝順位予想表示器の使用方法について説明する。 まず、操作キー部２０の着番号キー２１を押し、勝敗投票券購入者が考える所 謂「頭」となるいずれかの艇号の投票番号キー２３を押す。すると自動的に、所 定の順序で連勝順位の予想が表示部３０に順次表示される。

【００２１】 たとえば、勝敗投票券の購入にあたって、投票権購入者が、「頭」として３号 艇の１着は容易に予想できるが、その組み合わせとなる「ひも」の選択がなかな か難しく決められない場合などに、操作キー部２０の１着の着番号キー２１を押 して、次に３号艇の投票番号キー２３を押せば、過去の勝敗順位データから３− １−５といったように、３号艇が１着になったもっとも確率の高い組み合わせが 表示される。さらに、続けて３号艇の投票番号キー２３を押す毎に、３−４−２ ，３−１−２，といったように、３号艇が１着になったときの他の順位の組合わ せの確率の高い順、もしくは配当の高い順に表示される。

【００２２】 もしくは１号艇の２着のみが予想できる場合には、２着の着番号キー２１を押 して、１号艇の投票番号キー２３を押すと、３−１−５ともっとも高い確率の組 み合わせが表示され、さらに１号艇の投票番号キー２３を続けて押すことによっ て、さらに４−１−２，２−１−３といった順に、１号艇が２位になる場合の他 の組み合わせの確率の高い順、もしくは配当の高い順に表示される。 なお、３着のみが予想される場合にあっても、前記同様にして予想組み合わせ データを得ることができる。

【００２３】 そして、「頭」となる出走番号さえ全く予想ができない場合には、いわゆる「 神頼み」で、ランダムキー２７を押す。この場合には、過去のすべての連勝順位 データから無作為にデータが選出される。このランダムキー２７は押すたびに異 なったデータを選出する。

【００２４】 このようにこの考案の連勝順位予想表示器によれば、非常に簡単な操作で、頭 となる番号に組み合わせる他の番号が、過去の連勝順位データに基づいて得るこ とができる。

【００２５】

【考案の効果】

以上図示し説明したように、この考案の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器 によれば、誰でも簡単かつ迅速に、しかも的確に過去の連勝順位データに基づい た連勝式競争結果の予想する事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例に係る連勝順位予想表示器
を示す平面図である。

【符号の説明】

１０ 公営ギャンブルの連勝予想表示器 ２０ 操作キー部 ２１ 着番号キー ２３ 投票番号キー ２５ 電源キー ２７ ランダムキー ３０ 表示部 Ａ 読み出し部 Ｍ メモリー部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電源部と、特定の競技又は競技場におけ
   る過去の１位から所定順位までの連勝順位データが格納
   されたメモリ部と、前記１位から所定順位までの着番号
   キーと投票番号キーとを備えた操作キー部と、前記操作
   キー部からの指令によって前記メモリ部から所定の順序
   で連勝順位データを読み出す読み出し部と、前記読み出
   し部によって読み出された連勝順位データを順に表示す
   る表示部を有することを特徴とする公営ギャンブルの連
   勝順位予想表示器。
2. 【請求項２】 前記連勝順位が１位から３位までの３連
   勝順位である請求項１に記載の公営ギャンブルの連勝順
   位予想表示器。
3. 【請求項３】 前記連勝順位データが特定の競艇場にお
   ける競艇競技データである請求項１又は２に記載の公営
   ギャンブルの連勝順位予想表示器。
4. 【請求項４】 前記読み出し部における読み出しの所定
   順序が、確率の高い上位順又は配当の高い上位順に行わ
   れる請求項１ないし３のいずれか１項に記載の公営ギャ
   ンブルの連勝順位予想表示器。
5. 【請求項５】 前記読み出し部における読み出しの所定
   順序が、確率の高い上位順の後に配当の高い上位順に行
   われる請求項１ないし３のいずれか１項に記載の公営ギ
   ャンブルの連勝順位予想表示器。
6. 【請求項６】 前記操作キー部にさらにランダムキーを
   有し、前記ランダムキーの指令によって前記メモリ部か
   らランダムに連勝順位データを読み出し表示することが
   できるようにした請求項１ないし５のいずれか１項に記
   載の公営ギャンブルの連勝順位予想表示器。