JP3093721U - 梱包用発泡樹脂製緩衝体 - Google Patents
梱包用発泡樹脂製緩衝体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャビネット形状を変更しても、1セット4
つの緩衝部材を1つの金型で成形する場合に、従来と同
じ大きさのベッドに従来と同数の金型を取り付けて1回
の成形ショットで成形できるようにする。 【解決手段】 1セットの緩衝部材が、左前緩衝部材
4、左後緩衝部材5、右前緩衝部材6、右後緩衝部材7
とでなる。各緩衝部材4〜7に、キャビネット1の4隅
に嵌合する凹所41,51,61,71が備わってい
る。左右の後緩衝部材5,7に、キャビネット1の突出
部15を左右方向で挟む挾圧面52,72と、入隅部1
2a,14aの前壁面18,19に各別に当接する凸部
56,76が備わっている。左右の前緩衝部材4,6
に、凸部56,76の成形跡によって形成された凹部4
6,66が備わっている。
つの緩衝部材を1つの金型で成形する場合に、従来と同
じ大きさのベッドに従来と同数の金型を取り付けて1回
の成形ショットで成形できるようにする。 【解決手段】 1セットの緩衝部材が、左前緩衝部材
4、左後緩衝部材5、右前緩衝部材6、右後緩衝部材7
とでなる。各緩衝部材4〜7に、キャビネット1の4隅
に嵌合する凹所41,51,61,71が備わってい
る。左右の後緩衝部材5,7に、キャビネット1の突出
部15を左右方向で挟む挾圧面52,72と、入隅部1
2a,14aの前壁面18,19に各別に当接する凸部
56,76が備わっている。左右の前緩衝部材4,6
に、凸部56,76の成形跡によって形成された凹部4
6,66が備わっている。
Description
【0001】
本考案は、梱包用発泡樹脂製緩衝体、特にビテオテープレコーダなどの箱形電
気機器キャビネットの4隅に装着された状態でダンボール箱などの梱包箱に収容
される梱包用発泡樹脂製緩衝体に関する。
【0002】
図7に従来のこの種の緩衝体の使用状態を例示してある。同図の緩衝体は、偏
平な箱形電気機器キャビネット1の4隅に各別に嵌合される4つの緩衝部材4,
5,6,7でなり、それらの各緩衝部材4,5,6,7は対称形状を有している
。図8は右後緩衝部材7を示した概略斜視図で、この右後緩衝部材7は凹所71
を備えていて、その凹所71が図7のキャビネット1の右後出隅部14に嵌合さ
れる。他の緩衝部材、すなわち右前緩衝部材6、左後緩衝部材5、左前緩衝部材
4は、右後緩衝部材7と同一形状又は対称形状に形成されていて、それぞれの凹
所が図7のキャビネット1の右前出隅部13、左後出隅部12、左前出隅部11
に嵌合される。そして、これら4つの緩衝部材4〜7が1セットとして扱われる
。そして、1セットの4つの緩衝部材4〜7の成形に用いる金型には、それらの
緩衝部材4〜7の成形空間が縦1列に並んでいる金型が用いられる。図9の成形
パターン図に示したように、一対の左前緩衝部材4及び左後緩衝部材5と、一対
の右前緩衝部材6及び右後緩衝部材7とが縦に並んだ状態で成形される。
【0003】
また、図11のパターン図で判るように、金型成形機の最大取付面積(ベッド
面積)が決められていて、1回の成形ショットで成形できるセット数が8セット
になっていた。すなわち、図11において、100は1セットの緩衝部材を成形
することのできる金型を示していて、この金型100が金型成形機のベッドBに
図示のように横列4個、縦列2個のパターンで取り付けられていた。
【0004】
一方、従来より、1セットの緩衝部材を成形する場合に、それらの緩衝部材を
厚さ方向に並べて成形するための金型の構造や、複数の緩衝部材を破断可能な薄
肉部で連結した状態で成形するための金型の構造が提案されていた(例えば特許
文献1又は特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−56272号公報
【特許文献2】
特開昭59−24634号公報
【0006】
しかしながら、従来例では、キャビネット1の形状変更に際してそれぞれの緩
衝部材4〜7の縦や横の長さにその形状に応じた変更を加えて、各緩衝部材の4
〜7による緩衝作用を発揮させようとすると次の問題が生じる。すなわち、形状
変更によって各緩衝部材4〜7の縦や横の長さが長くなると、それに見合って金
型100の縦や横の長さが長くなるので、図11に示したパターンで金型100
を並べて成形する場合に、1回の成形ショットで成形できるセット数が減少して
コスト高になるという問題を生じる。
【0007】
この点を図10を参照して具体的に説明する。
図10に示したキャビネット1は箱形であって、左右の後側の隅部を入隅部1
2a,14aとし、それらの入隅部12a,13aの相互間箇所が後向きの突出
部15として形成されていて、これを図7のキャビネット1の形状と対比すると
、図7のキャビネット1の左右の後出隅部12,14を入隅部12a,14aに
変更したものに相当する。図10の形状のキャビネット1に、図7と同様の考え
方に基づいて4つの緩衝部材4〜7を装着した場合には、図10のように、左右
の後緩衝部材5,7の前後長を図示のようにAだけ延長することによって、それ
らの後緩衝部材5,7が後入隅部12a,14aの周辺部全体に嵌合するように
しなければならない。ところが、そのようにすると、左右の後緩衝部材5,7の
前後長さが長くなるので、図11で説明した金型100の前後長さもそれに見合
って長くせざるを得なくなってベッドBに図示のように横列4個、縦列2個のパ
ターンで8個の金型100を取り付けることができなくなり、このベッドBに金
型100を取り付けることによっては、1回の成形ショットで成形できるセット
数が従来に比べて減少し、コスト高になる。この問題は、上掲の特許文献1や同
文献2に記載された技術によっては解決し得ない。なお、図10には、図7また
は図8で説明した右後緩衝部材7の前端位置を仮想線で示した。
【0008】
本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、電気機器キャビネットの形
状が図10で説明した形状に変更されても、1セットの緩衝体を形成している4
つの緩衝部材を1つの金型で成形する場合に、従来と同じ大きさのベッドに従来
と同数の金型を取り付けて1回の成形ショットで成形できるセット数の減少を防
ぐことができ、併せて、成形した1セットの緩衝体によって従来と同等の緩衝作
用を発揮させることのできる梱包用発泡樹脂製緩衝体を提供することを目的とす
る。
【0009】
本考案に係る梱包用発泡樹脂製緩衝体は、平面視略矩形の電気機器キャビネッ
トの4隅部に各別に嵌合された状態で箱体に収容される1セットの緩衝部材でな
り、それらの緩衝部材が、一対の左前緩衝部材及び左後緩衝部材と、一対の右前
緩衝部材及び右後緩衝部材とに分けられ、それらの各緩衝部材には、それぞれに
対応する上記隅部が嵌め込まれる凹所が備わっている。
【0010】
そして、左右の後緩衝部材に、後側左右の上記隅部に凹入状の入隅部が具備さ
れてそれらの入隅部の相互間箇所が後向きの突出部として形成された上記キャビ
ネットの上記突出部を左右方向で挟む挾圧面と、左右の上記入隅部の前壁面のそ
れぞれに各別に当接することにより、対応する前緩衝部材と共働して上記キャビ
ネットを前後方向で挟む凸部とが各別に備わっていると共に、左右の前緩衝部材
のそれぞれに、上記凸部の成形跡によって形成された凹部が備わっている。
【0011】
この構成であると、左右の後緩衝部材に備わっている挾圧面の相互間にキャビ
ネットの突出部が左右方向で挾まれることにより、そのキャビネットが左右方向
で位置決めされ、左右の後緩衝部材に備わっている凸部と左右の前緩衝部材とに
よってキャビネットが前後方向で挾まれることにより、そのキャビネットが前後
方向でも位置決めされる。そして、これらの位置決め作用によって、1セット4
つの緩衝部材でなる緩衝体が従来と同等の緩衝作用を発揮するようになる。
【0012】
一方、後緩衝部材は、その凸部をキャビネットの入隅部の前壁面に当接させる
ようにしてあるので、その後緩衝部材の前後長さを、図10で説明したように延
長する、という必要がない。しかも、その凸部の成形跡によって形成された凹部
を前緩衝部材に具備させているので、成形時の後緩衝部材と前緩衝部材とを合わ
せた前後長さが、凸部を具備させたことによって長くなることもない。したがっ
て、従来と同じ長さの金型を用いて1セットを形成する4つの緩衝部材を成形す
ることが可能になり、そのために、金型成形機のベッドの大きさを従来と同じに
して1回の成形ショットで成形できるセット数を従来と同数にすることが可能に
なる。
【0013】
本考案では、左右の前緩衝部材同士、左右の後緩衝部材同士が、それぞれ対称
形状に形成されていることが望ましく、そのようにすると、金型形状が簡略化さ
れて金型製作コストを安価に抑えることが可能になる。
【0014】
本考案では、左右の後緩衝部材に備わっている上記凹所は、上記挾圧面と、上
記突出部の後面に対する後重なり面と、上記突出部の上下両面に各別に重ね合わ
される上面及び下面とによって形作られていることが望ましい。また、左右の前
緩衝部材に備わっている上記凹所は、上記キャビネットの前面に対する前重なり
面と、上記キャビネットの側面に重ね合わされる横重なり面と、上記キャビネッ
トの上下両面に各別に重ね合わされる上面及び下面とによって形作られているこ
とが望ましい。これらによれば、箱体に収容した場合に、キャビネットが4つの
緩衝部材によって上下、前後、左右の各方向で位置決めされる。
【0015】
本考案に係る梱包用発泡樹脂製緩衝体は、平面視略矩形の電気機器キャビネッ
トの4隅部に各別に嵌合された状態で箱体に収容される1セットの緩衝部材でな
り、それらの緩衝部材が、一対の左前緩衝部材及び左後緩衝部材と、一対の右前
緩衝部材及び右後緩衝部材とに分けられ、それらの各緩衝部材には、それぞれに
対応する上記隅部が嵌め込まれる凹所が備わっている梱包用発泡樹脂製緩衝体に
おいて、左右の後緩衝部材に、左右の上記隅部に凹入状の入隅部が具備されてそ
れらの入隅部の相互間箇所が後向きの突出部として形成された上記キャビネット
の上記突出部を左右方向で挟む挾圧面と、左右の上記入隅部の前壁面のそれぞれ
に各別に当接することにより、対応する前緩衝部材と共働して上記キャビネット
を前後方向で挟む凸部とが各別に備わっていると共に、左右の前緩衝部材のそれ
ぞれに、上記凸部の成形跡によって形成された凹部が備わり、左右の後緩衝部材
に備わっている上記凹所が、上記挾圧面と、上記突出部の後面に対する後重なり
面と、上記突出部の上下両面に各別に重ね合わされる上面及び下面とによって形
作られ、かつ、左右の前緩衝部材に備わっている上記凹所が、上記キャビネット
の前面に対する前重なり面と、上記キャビネットの側面に重ね合わされる横重な
り面と、上記キャビネットの上下両面に各別に重ね合わされる上面及び下面とに
よって形作られていて、左右の前緩衝部材同士、左右の後緩衝部材同士が、それ
ぞれ対称形状に形成され、上記1セットを形成する4つの緩衝部材は、それらの
緩衝部材の成形空間が縦1列に並んだ金型を用いて成形されたものである、とい
う構成を採用することが可能である。この考案の作用については、次に説明する
実施形態によって明らかにする。
【0016】
図1は本考案の実施形態に係る緩衝体の使用状態を示した概略斜視図、図2は
図1のII矢視図、図3は図1の平面図、図4は前後の各緩衝部材の概略斜視図
、図5は成形パターン例示図、図6は1セットを形成している4つの緩衝部材の
成形パターンの詳細図である。
【0017】
図1に示したキャビネット1は箱形であって、後側左右の隅部を入隅部12a
,14aとし、それらの入隅部12a,13aの相互間箇所が後向きの突出部1
5として形成されていて、図7のキャビネット1の形状と対比すると、図7のキ
ャビネット1の左右の後出隅部12,14を入隅部12a,14aに変更したも
のに相当する。
【0018】
緩衝体は、キャビネット1の4隅に各別に嵌合される4つの緩衝部材4,5,
6,7が1セットを形成している。これらの緩衝部材は、左前緩衝部材4及び左
後緩衝部材5が一対をなし、右前緩衝部材6及び右後緩衝部材7が一対をなして
いる。
【0019】
図1、図3又は図4(A)のように、右前緩衝部材6にはキャビネット1の右
前出隅部13が嵌合する凹所61が備わっていて、その凹所61は、キャビネッ
ト1の前面に対する前重なり面62と、キャビネット1の右側の側面に重ね合わ
される横重なり面63と、キャビネット1の上下両面に各別に重ね合わされる上
面64及び下面65とによって形作られている。左前緩衝部材4は右前緩衝部材
6と対称形状を有し、キャビネット1の左前出隅部11が嵌合する凹所41が備
わっていて、その凹所41は、キャビネット1の前面に対する前重なり面42と
、キャビネット1の左側の側面に重ね合わされる横重なり面43と、キャビネッ
ト1の上下両面に各別に重ね合わされる上面及び下面とによって形作られている
。さらに、左右の前緩衝部材4,6のそれぞれの側部に凹部46,66が備わっ
ている。
【0020】
これに対し、図1、図3又は図4(B)のように、右後緩衝部材7に、上記突
出部15の右隅部16に嵌合する凹所71が備わっていて、その凹所71は、突
出部15の右側の側面に当接する挾圧面72と、突出部15の後面に対する後重
なり面73と、突出部15の上下両面に各別に重ね合わされる上面74及び下面
75とによって形作られている。左後緩衝部材5は右後緩衝部材7と対称形状を
有し、突出部15の左隅部17に嵌合する凹所51が備わっていて、その凹所5
1は、突出部15の左側の側面に当接する挾圧面52と、突出部15の後面に対
する後重なり面53と、突出部15の上下両面に各別に重ね合わされる上面及び
下面とによって形作られている。さらに、左右の後緩衝部材5,7には、前方へ
突き出た凸部56,76が備わり、それらの凸部56,76の前端面57,77
が、左右の入隅部12a,14aの前壁面18,19のそれぞれに各別に当接す
るようになっていて、しかも、その凸部56,76の成形跡によって、上記した
左右の前緩衝部材4,6の凹部46,66が形成されている。
【0021】
図1のように、キャビネット1の4隅に、1セットを形成している4つの緩衝
部材4〜7を各別に配備することによって、左前出隅部11、右前出隅部13、
突出部15の左出隅部16、突出部15の右出隅部17のそれぞれに、左前緩衝
部材4の凹所41、右前緩衝部材6の凹所61、左後緩衝部材5の凹所51、右
後緩衝部材6の凹所71を嵌合させると、左右の後緩衝部材5,7に備わってい
る挾圧面52,72の相互間にキャビネット1の突出部15が左右方向で挾まれ
る。また、左右の後緩衝部材5,7に備わっている凸部56,76と左右の前緩
衝部材4,6とによってキャビネット1が前後方向で挾まれる。そのため、図3
に仮想線で示した梱包用の箱体200に収容した状態では、キャビネット1が1
セットを形成している4つの上記各緩衝部材4〜7を介して左右方向及び前後方
向で位置決めされる。また、4つの上記各緩衝部材4〜7が箱体200の底板と
上板(いずれも不図示)とで挾まれることにより、キャビネット1が各緩衝部材
4〜7を介して上下方向でも位置決めされる。したがって、1セットの緩衝部材
4〜7を介して前後、左右、上下の各方向で位置決めされたキャビネット1に伝
わる衝撃が、各緩衝部材4〜7自体に備わっている弾力性によって緩和される。
【0022】
次に、図1に示した右後緩衝部材7の突出部76を除外した前後厚さBは、図
7で説明した従来の右後緩衝部材7の全前後厚さCと同一寸法に定めてある。左
後緩衝部材5についても同様で、その突出部56を除外した前後厚さは、図7で
説明した従来の左後緩衝部材5の全前後厚さと同一寸法に定めてある。また、図
1に示した左右の各前緩衝部材4,5の前後厚さは、図7で説明した従来の左右
の前緩衝部材4,5の前後厚さと同一寸法に定めてある。そして、図5に示した
ように、1セットを形成する4つの緩衝部材4〜7は、それらの緩衝部材4〜7
の成形空間が縦1列に並んだ金型を用いて成形されたものである。さらに具体的
には、一対をなす左前緩衝部材4と左後緩衝部材5とが対向状態で成形され、か
つ、他の一対をなす右前緩衝部材6と右後緩衝部材7とが対向状態で成形される
ように、それらの成形空間が1つの金型に形成されている。しかも、左右の後緩
衝部材5,7の突出部56,76の成形跡が、それらの対をなす左右の前緩衝部
材4,6の凹部46,66を形成するようになっている。そのため、図11で説
明した1セットの緩衝部材4〜7を成形するための金型100の長さを従来の場
合と同一寸法に定めることができる。また、その金型100の幅も従来の場合と
同一寸法に定めることができる。したがって、従来と同じ長さの金型100を用
いて1セットを形成する4つの緩衝部材4〜7を成形することが可能になり、そ
のために、金型成形機のベッド1Bの大きさを従来と同じにして1回の成形ショ
ットで成形できるセット数を従来と同数にすることが可能になる。
【0023】
図3又は図5などで判るように、この実施形態では、左右の前緩衝部材4,6
同士、左右の後緩衝部材5,7同士をそれぞれ対称形状に形成して金型形状を簡
略化している。
【0024】
図6には、図5で説明した成形パターンで成形された実際の1セットを形成し
ている4つの緩衝部材4〜7を平面図で示してある。図6では、図5出説明した
部分に相応する部分に同一符号を付すことによって詳細な説明を省略する。
【0025】
以上のように、本考案によれば、電気機器キャビネットの形状が図10で説明
した形状に変更されても、1セットの緩衝体を形成している4つの緩衝部材を1
つの金型で成形する場合に従来と同じ大きさのベッドに従来と同数の金型を取り
付けて1回の成形ショットで成形できるようになるという効果がある。また、成
形した1セットの緩衝体によって従来と同等の緩衝作用を発揮させることができ
るようになる。したがって、梱包された電気機器の運搬中の衝撃で電気機器が損
傷するということがなくなる。
【図1】本考案の実施形態に係る緩衝体の使用状態を示
した概略斜視図である。
した概略斜視図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】(A)は右前緩衝部材の概略斜視図、(B)は
右後緩衝部材の概略斜視図である。
右後緩衝部材の概略斜視図である。
【図5】成形パターン例示図である。
【図6】図6は1セットを形成している4つの緩衝部材
の成形パターンの詳細図である。
の成形パターンの詳細図である。
【図7】従来の緩衝体の使用状態を例示した概略斜視図
である。
である。
【図8】従来の緩衝体の右後緩衝部材の概略斜視図であ
る。
る。
【図9】従来の緩衝体の成形パターン図である。
【図10】参考例の使用状態を示した概略斜視図であ
る。
る。
【図11】金型成型機のベッドへの金型の配列パターン
図である。
図である。
1 キャビネット
4 左前緩衝部材
5 左後緩衝部材
6 右前緩衝部材
7 右後緩衝部材
12a,14a 入隅部
15 突出部
18,19 前壁面
41,51,61,71 凹所
42,62 前重なり面
43,63 横重なり面
46,66 凹部
52,72 挾圧面
53,73 後重なり面
56,76 凸部
57,77 挾圧面
64 上面
65 下面
74 上面
75 下面
Claims (5)
- 【請求項1】 平面視略矩形の電気機器キャビネットの
4隅部に各別に嵌合された状態で箱体に収容される1セ
ットの緩衝部材でなり、それらの緩衝部材が、一対の左
前緩衝部材及び左後緩衝部材と、一対の右前緩衝部材及
び右後緩衝部材とに分けられ、それらの各緩衝部材に
は、それぞれに対応する上記隅部が嵌め込まれる凹所が
備わっている梱包用発泡樹脂製緩衝体において、 左右の後緩衝部材に、後側左右の上記隅部に凹入状の入
隅部が具備されてそれらの入隅部の相互間箇所が後向き
の突出部として形成された上記キャビネットの上記突出
部を左右方向で挟む挾圧面と、左右の上記入隅部の前壁
面のそれぞれに各別に当接することにより、対応する前
緩衝部材と共働して上記キャビネットを前後方向で挟む
凸部とが各別に備わっていると共に、左右の前緩衝部材
のそれぞれに、上記凸部の成形跡によって形成された凹
部が備わり、 左右の後緩衝部材に備わっている上記凹所が、上記挾圧
面と、上記突出部の後面に対する後重なり面と、上記突
出部の上下両面に各別に重ね合わされる上面及び下面と
によって形作られ、かつ、左右の前緩衝部材に備わって
いる上記凹所が、上記キャビネットの前面に対する前重
なり面と、上記キャビネットの側面に重ね合わされる横
重なり面と、上記キャビネットの上下両面に各別に重ね
合わされる上面及び下面とによって形作られていて、左
右の前緩衝部材同士、左右の後緩衝部材同士が、それぞ
れ対称形状に形成され、 上記1セットを形成する4つの緩衝部材は、それらの緩
衝部材の成形空間が縦1列に並んだ金型を用いて成形さ
れたものであることを特徴とする梱包用発泡樹脂製緩衝
体。 - 【請求項2】 平面視略矩形の電気機器キャビネットの
4隅部に各別に嵌合された状態で箱体に収容される1セ
ットの緩衝部材でなり、それらの緩衝部材が、一対の左
前緩衝部材及び左後緩衝部材と、一対の右前緩衝部材及
び右後緩衝部材とに分けられ、それらの各緩衝部材に
は、それぞれに対応する上記隅部が嵌め込まれる凹所が
備わっている梱包用発泡樹脂製緩衝体において、 左右の後緩衝部材に、左右の上記隅部に凹入状の入隅部
が具備されてそれらの入隅部の相互間箇所が後向きの突
出部として形成された上記キャビネットの上記突出部を
左右方向で挟む挾圧面と、左右の上記入隅部の前壁面の
それぞれに各別に当接することにより、対応する前緩衝
部材と共働して上記キャビネットを前後方向で挟む凸部
とが各別に備わっていると共に、左右の前緩衝部材のそ
れぞれに、上記凸部の成形跡によって形成された凹部が
備わっていることを特徴とする梱包用発泡樹脂製緩衝
体。 - 【請求項3】 左右の前緩衝部材同士、左右の後緩衝部
材同士が、それぞれ対称形状に形成されている請求項2
に記載した梱包用発泡樹脂製緩衝体。 - 【請求項4】 左右の後緩衝部材に備わっている上記凹
所は、上記挾圧面と、上記突出部の後面に対する後重な
り面と、上記突出部の上下両面に各別に重ね合わされる
上面及び下面とによって形作られている請求項3に記載
した梱包用発泡樹脂製緩衝体。 - 【請求項5】 左右の前緩衝部材に備わっている上記凹
所は、上記キャビネットの前面に対する前重なり面と、
上記キャビネットの側面に重ね合わされる横重なり面
と、上記キャビネットの上下両面に各別に重ね合わされ
る上面及び下面とによって形作られている請求項3又は
請求項4に記載した梱包用発泡樹脂製緩衝体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006873U JP3093721U (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 梱包用発泡樹脂製緩衝体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006873U JP3093721U (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 梱包用発泡樹脂製緩衝体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3093721U true JP3093721U (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=43247735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002006873U Expired - Lifetime JP3093721U (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 梱包用発泡樹脂製緩衝体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093721U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06265355A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-20 | Aikoushiya:Kk | 測量ターゲット、測量方法および送電用鉄塔 |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002006873U patent/JP3093721U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06265355A (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-20 | Aikoushiya:Kk | 測量ターゲット、測量方法および送電用鉄塔 |
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