JP3093524B2 - 管体の着脱装置 - Google Patents

管体の着脱装置

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JP3093524B2
JP3093524B2 JP05162385A JP16238593A JP3093524B2 JP 3093524 B2 JP3093524 B2 JP 3093524B2 JP 05162385 A JP05162385 A JP 05162385A JP 16238593 A JP16238593 A JP 16238593A JP 3093524 B2 JP3093524 B2 JP 3093524B2
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政嗣 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリーパーカッシ
ョンにおけるトップハンマーなどに連結される管体の着
脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンカー工事や注入工事において、ロー
タリーパーカッション方式におけるトップハンマーに管
体を連結して、穿孔を行うことが行われている。この場
合には、管体一本ごと連結し、継ぎ足すこと、逆に管体
一本ごと脱着することが要求される。本発明が対象とす
る管体の例としては、ケーシング単管の場合と、二重管
の場合がある。
【0003】二重管の場合には、図5に示す連結構造と
されている。すなわち、シャンクロッド3に対してクリ
ーニングアダプター12に外カップリング13を介して
外管14Aを連結し、またクリーニングアダプター12
の内ネジ部にエクステンションロッド15を連結し、こ
れに内カップリング16を介して内管14Bを連結して
いる。一方、かかる二重管は、図7に示すように、ベー
スマシンMには、案内台としてのマスト1が立てられて
おり、このマスト1に沿って打撃回転源2が移動自在に
設けられ、その打撃回転源2に連結されたシャンクロッ
ド3に対して、前述のクリーニングアダプター12が連
結される。なお、クリーニングアダプター12は、装着
状態においては、スイベル5に隠れて見えない。
【0004】削孔に際しては、まず図7の通り、第2二
重管10Bの内管14Bに対して、図10に示すいわゆ
るSレンチ11を当てがい、第1二重管10Aを連結し
ながら、削孔を行う。
【0005】一方、二重管の内管を引き抜く場合には、
図8に示すように、外カップリング13と外管14Aと
を外した状態で、内管14Bを引抜き、外管14Aの上
端にSレンチ11をセットし、かつそのSレンチ11で
第1二重管10Aの内管14Bの下部を固定し、エクス
テンションロッド15を回転させて、内カップリング1
6との間をある程度緩めておく。次いで、図9に示すよ
うに、いわゆるWレンチ17を内管14Bの上部にセッ
トする。このセットは、内管14Bの上部と内カップリ
ング16とを固定するもので、その後、第2二重管10
Bの内管14Aの上端部にSレンチ11をセットし、エ
クステンションロッド15をさらに回転させて、内カッ
プリング16との縁切りを行い、最終的に第1二重管1
0Aの内管14Bを撤去するものである。
【0006】単管の場合には、図1、図2および図6に
よって説明すると、打撃回転源2に連結されたシャンク
ロッド3に対して、アダプター4が連結され、その周囲
にスイベル5が設けられ、前記アダプター4に第1ケー
シング6Aおよび第2ケーシング6Bが順次連結されて
いる。第1ケーシング6Aと第2ケーシング6Bとは、
カップリング7により連結される。
【0007】第1ケーシング6Aを第2ケーシング6B
から外す場合には、図2に示すように、第1ケーシング
6Aおよび第2ケーシング6Bと共にを引き上げた後、
下部の第2ケーシング6Bの上端をクランプ8により握
持し、その後、第1ケーシング6Aの下部の平面部にチ
ェックピース9Aを係合し、ネジ切りシリンダー9Bに
より1/4回転させて、ネジを切り、次いで元位置に
戻して1/4回転して、順次外すようにしている。
【0008】かかる単管の場合における管の着脱は、前
述の二重管の外管相互の切離しにおいても同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーシ
ング単管および二重管の外管の切離しに際しては、ネジ
切りシリンダー9Bによるチェックピース9Aの回転
は、1/4回転であり、全体ネジ切りするに際して、多
大な時間を要し、作業の迅速性に欠ける。
【0010】他方、二重管穿孔の場合における内管の引
抜きのために、一本ごと、約10kgと重いWレンチ17
を地上高約2m上でセットする作業を必要とし、作業員
に多大な負担となる。しかも、Wレンチ17の落下の危
険性があり、かつWレンチ17のセット時において、巻
き込まれる危険性もある。
【0011】したがって、本発明の課題は、管体の脱着
を迅速かつ容易にし、しかも危険性から解放することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、案内台に沿
って移動自在のヘッドに、回転手段が設けられ、この回
転手段によって軸芯回りに回転され、先端部に管体に対
する連結用ネジが形成された回転軸を有する管体の回転
駆動装置において、前記回転軸に対して一体的に回転す
るチャック装置を設け、このチャック装置は、着脱対象
用管体の端部が挿入される筒体と、この筒体に一体化さ
れたシリンダー筒と、このシリンダー筒内に前記管体の
半径方向に移動して管体の外面を押圧して保持するピス
トンとを有することで解決できる。
【0013】
【作用】本発明においては、ピストンを作動させて、管
体の上部をチャック(握持)し、そのまま引き上げた
後、単管、二重管の外管の場合には、その下部をクラン
プ8で固定した状態で、二重管の内管の場合には、その
内管の下部をSレンチで固定した状態で、チャック装置
をヘッドの駆動により回転させる。これにより、管体を
下部の管体に対して外すことができる。その後、ピスト
ンを後退させて、管体上部の握持を解放させれば、当該
管体を撤去できる。
【0014】
【実施例】以下本発明を図面を参照しながら実施例によ
りさらに詳説する。図13〜図16は、二重管穿孔にお
ける内管14Bの取り外しの場合の例である。まず、図
13に示すように、エクステンションロッド15に螺合
された内カップリング16に後に詳細構造を説明するチ
ャック装置Cが、図17に示す固定ピン33により固定
される。このチャック装置Cには、ピストン20、20
が180度対向する位置に設けられている。
【0015】次に、図14に示すように、打撃回転源2
の下降により、全体が下降され、ピストン20、20を
作動進出させて、内管14Bの上部を握持する。その
後、図15に示すように、打撃回転源2を上昇限まで上
昇させ、下部内管14Bの上部をSレンチ11により固
定し、チャック装置Cを回転させ、上部内管14Bと下
部内管14Bとの螺合を外す。続いて、図16に示すよ
うに、上部内管14Bの握持を解放し、上部内管14B
を撤去する。
【0016】上記例において、内カップリング16にチ
ャック装置Cを取り付けたが、カップリング13に取り
付けることもできる。この場合には、ピストン20のス
トロークを長くするか、ストロークが短いピストンの先
端に継ぎ足し用のシュー(図示せず)を設けることで対
応できる。
【0017】単管削孔の場合には、上記二重管のカップ
リング13に管を順次接続してもよいし、図6に示す連
結構造とすることもできる。
【0018】続いて、二重管の外管14Aおよびケーシ
ング単管削孔の場合については、前述のように、基本は
同一であるので、ケーシング単管穿孔の場合のみについ
て説明する。すなわち、第1ケーシング6Aの取り外し
に際しては、まず、図11に示すように、ピストン2
0、20を作動進出させて、第1ケーシング6Aの上部
を握持した状態で、打撃回転源2をマスト1に沿って上
昇させる。次いで、図12に示すように、第2ケーシン
グ6Bの上部をクランプ8によりクランプし、アダプタ
ー4の回転により、チャック装置Cも回転させる。これ
により、第1ケーシング6Aの下端のネジを、第2ケー
シング6Bから外す。その後は、ピストン20、20を
後退させて、第1ケーシング6Aの握持を解放し、第1
ケーシング6Aを撤去する。
【0019】さて、チャック装置Cの構造について、図
17〜図20によって説明すると、着脱対象用管体、図
17の例においては、内管14Bの端部が挿入される筒
体30と、この筒体30に一体化されたシリンダー筒3
1、31と、これらのシリンダー筒31、31内に前記
管体の半径方向に移動して管体の外面を押圧して保持す
るピストン20、20とを有する。筒体30には、透
形成され、これらの透孔にピストン20、20が嵌合
している。
【0020】ピストン20は、その先端面20aが図1
8に示すように、内管14Bの外面に一致するように、
円弧面とされ、かつ辷り防止のために、図20に示すよ
うに、凹凸のローレット様加工がなされている。
【0021】一方、ピストン20を前後進させるため
に、筒体30の中間の外面には、スイベル32が嵌合さ
れており、このスイベルのAポート32aおよびBポー
ト32bが、筒体30およびスイベルシリンダー筒31
を通って、それぞれピストン20、20の背面側および
前面側に連通している。
【0022】また、筒体30は、内カップリング16に
一体的に回転するようにピン33により係合されてい
る。筒体30の先端には、案内用カラー34が嵌合され
ている。
【0023】かかるチャック装置Cは、打撃回転源2に
よるシャンクロッド3の回転に伴って、最終的に内カッ
プリング16が回転するとき、同伴して回転する。ま
た、内管14Bを握持する際には、外部から油圧により
ピストン20、20を前進させ、握持を解放させる場合
には、ピストン20、20を後退させる。これによっ
て、前述の図13〜図16に示す一連の管体の着脱動作
を行わせることができる。
【0024】前記実施例では、シリンダー筒31が筒体
30と別体であったが、加工の困難性を無視すれば、両
者を一体化させることができ、本発明はこの一体化例も
含む。また、ケーシング単管穿孔の場合には、アダプタ
ー4に筒体30を一体的に回転するようにセットするこ
とにより、前述の管体の着脱を行うことができる。二重
管の外管の場合には、外カップリング13に筒体30を
一体的に回転するようにセットすることにより、前述の
管体の着脱を行うことができる。さらに、本発明のチャ
ック装置は、本発明の回転軸、実施例ではシャンクロッ
ド3の回転に伴って共回転すれば足り、どこに固定する
かは、問われるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、管体の脱
着が迅速かつ容易になり、しかも危険性から解放され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシング単管穿孔における従来例の引き上げ
開始時の概要図である。
【図2】ケーシング単管穿孔における従来例のケーシン
グネジ切り状態の概要図である。
【図3】チェックピースの回転前状況の平面図である。
【図4】チェックピースの回転後状況の平面図である。
【図5】二重管穿孔用の部材の分解斜視図である。
【図6】ケーシング単管穿孔用の部材の分解斜視図であ
る。
【図7】二重管穿孔の場合における削孔開始状態概要図
である。
【図8】二重管穿孔の場合における内管取り外し開始時
の概要図である。
【図9】二重管穿孔の場合における内管取り外し作業中
の概要図である。
【図10】Sレンチの斜視図である。
【図11】本発明のチャック装置をケーシング単管穿孔
用に適用した例の概要図である。
【図12】本発明のチャック装置をケーシング単管穿孔
用に適用した例のケーシング取り外し状態概要図であ
る。
【図13】本発明のチャック装置を二重管穿孔用に適用
した例の準備状態概要図である。
【図14】本発明のチャック装置を二重管穿孔用に適用
した例の内管握持状態概要図である。
【図15】本発明のチャック装置を二重管穿孔用に適用
した例の内管回転状態概要図である。
【図16】本発明のチャック装置を二重管穿孔用に適用
した例の内管握持解放状態概要図である。
【図17】本発明のチャック装置を二重管穿孔用に適用
した例における内カップリングに対するセット状態縦断
面図である。
【図18】ピストンの水平断面図である。
【図19】ピストンの正面図である。
【図20】ピストンの側面図である。
【符号の説明】
1…マスト(案内台)、2…打撃回転源、3…シャンク
ロッド、4…アダプター、5…スイベル、6A…第1ケ
ーシング、6B…第2ケーシング、7…カップリング、
10A…第1二重管、10B…第2二重管、12…クリ
ーニングアダプター、13…カップリング、14A…外
管、14B…内管、15…エクステンションロッド、1
6…内カップリング、20…ピストン、30…筒体、3
1…シリンダー筒、32…スイベル、C…チャック装
置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】案内台に沿って移動自在のヘッドに、回転
    手段が設けられ、この回転手段によって軸芯回りに回転
    され、先端部に管体に対する連結用ネジが形成された回
    転軸を有する管体の回転駆動装置において、 前記回転軸に対して一体的に回転するチャック装置を設
    け、 このチャック装置は、着脱対象用管体の端部が挿入され
    る筒体と、この筒体に一体化されたシリンダー筒と、こ
    のシリンダー筒内に前記管体の半径方向に移動して管体
    の外面を押圧して保持するピストンとを有することを特
    徴とする管体の着脱装置。
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JP6520221B2 (ja) * 2015-03-03 2019-05-29 ライト工業株式会社 多重管の支持機、継足し設備、継外し方法、及び継足し方法
JP6641129B2 (ja) * 2015-09-03 2020-02-05 株式会社不動テトラ ロッドハンドリング装置
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