JP3093327U - 改良された扉錠構造 - Google Patents

改良された扉錠構造

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JP3093327U
JP3093327U JP2002006412U JP2002006412U JP3093327U JP 3093327 U JP3093327 U JP 3093327U JP 2002006412 U JP2002006412 U JP 2002006412U JP 2002006412 U JP2002006412 U JP 2002006412U JP 3093327 U JP3093327 U JP 3093327U
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清田 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各機械要素がスムーズに作動でき、故障を少
なくし、扉錠の寿命を増やし、緊急事態となると押圧作
動だけで扉錠をすばやく開けることができるようにす
る。 【解決手段】 扉錠の下端に配置された錠杆座の両側に
はそれぞれ垂直方向のスライド溝が設けられ、内部のス
ライド座の両側に対し斜め溝がそれぞれ設けられ、錠杆
座を挿通する錠杆の底端には錠杆ピンが嵌挿され、錠杆
ピンが錠杆座のスライド溝とスライド座の斜め溝内にそ
れぞれ突設され、スライド座に設けた押圧部が押圧力を
受けた場合、スライド座が前方向にスライドし、錠杆を
連動させ下へ移動させると同時に、錠杆上方に接続され
た接続板、スライドバー、接続バー、デッドボルトはと
もに連動し、下へスライドし、そこでデッドボルトが扉
枠に設置されている受け座から抜け出る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は扉錠構造の改良に関し、特に防火用両開き扉の固定側扉における扉錠 の構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般のビルディングには、防火安全のための防火区画があり、防火区画の位置 ごとに設置されている防火用両開き扉には、両開き扉のいずれか一方の固定側扉 をロックするための扉錠が扉枠に装備され、扉が炎や煙の拡散を遮ることにより 、防火の機能を図れるようにする。図1、2に示すように、従来の防火両開き扉 の扉錠は、主として上下摺動できるスライドバー2を有し、該スライドバー2の 頂端にはデッドボルト7が連設され、該スライドバー2の底端にはバネ5が継接 され、スライドバー2の一方にはそれと平行に移動する駆動ポール4が設けられ 、該駆動ポール4の中央には上記のスライドバー2のバネ5と平行な別のバネ6 が継接され、駆動ポール4の一端が連動板3によりスライドバー2と連動し、該 駆動ポール4の一端がカム9と接続され、防火用両開き扉の可動側扉を閉めた場 合、カムがスウィングし、デッドボルト7を扉錠内に引き入れるように連動させ ると同時に、該駆動ポール4を連動させ、スライドバー2を、デッドボルト7が 上方へフェイスプレートの外に飛び出すよう上方へ突き出させることにより、防 火両開き扉の固定側扉をロックするようにする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の防火用両開き扉の扉錠は、以下のような欠点を有 している。
【0004】 (1)上記従来の防火用両開き扉の扉錠内における該駆動ポール4の一端がカ ム9と接続され、本締めラッチ8が扉錠に引き入れられる力によって、カム9を プッシュしてスウィングさせ、該カム9の一端に、駆動ポール4が上へシフトす るように、上へ仰ぐ動作を生じさせる。カム9が力を受け、スウィングしてシフ トする全体のプロセスを分析したところ、カム9の移動は、スムーズではなく、 水平方向のスライド分力を生じ易いため、比較的多くの水平方向の負荷を受ける ことが分った。従って、全体の機械要素の伝動作用にとって非常に不利である。 該カム9は摩耗し易いため、常に故障が起こり、扉錠の使用寿命が短くなる。
【0005】 (2)従来の防火用両開き扉は施錠の場合、固定側扉の上端と下端で、それぞ れデッドボルト7が扉枠の受孔から突出することによって、解錠できないように なされており、緊急事態となると、人々が避難するように防火用両開き扉をすば やく開けなければならないが、防火用両開き扉装置の上扉錠と下扉錠をそれぞれ 該施錠状態から解除した後にはじめて、防火両開き扉を開けることが可能になる が、分秒を争うという前提を考慮すると、従来の防火用両開き扉の扉錠には、扉 を開けるのがスピーディではない欠点がある。
【0006】 上記の従来の防火用両開き扉の扉錠には構造上の欠点があることに鑑みて、本 考案は、考案者が長年にわたって該業種に従事している経験に従い、研究に研究 を重ね、試験や改良を絶えず施した結果、完成されたものである。
【0007】 本考案は、防火用両開き扉の扉錠構造を提供し、その中で、各機械要素がもっ とスムーズに作動でき、故障を少なくし、扉錠の使用寿命を増やすようにするこ とを目的とする。
【0008】 また、本考案は、防火用両開き扉の扉錠が施錠状態の場合、緊急事態となると 、扉錠をすばやく開けるために、押圧作動だけで扉錠をすばやく開けると同時に 扉をも開けるようにし、そのプロセスが非常に迅速で、かつ容易であり、防火避 難用の消防安全基準に合うようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の扉錠は、防火用両開き扉の固定側扉に装置されている扉錠であって、 該扉錠の内部底側部に配置された錠杆座の両側には、それぞれ垂直方向のスライ ド溝が設けられ、錠杆座内のスライド座の両側に対し斜め溝がそれぞれ設けられ 、錠杆座の上方の丸孔を挿通する錠杆の底端には錠杆ピンが嵌挿され、該錠杆ピ ンが錠杆座のスライド溝とスライド座の斜め溝内に突設され、スライド座が錠杆 座内で側面からの押圧力を受け、水平方向にスライドすると、錠杆ピンがスライ ド座の斜め溝からの垂直分力を受け、錠杆ピンが錠杆座のスライド溝に沿って下 へスライドし、かつ、錠杆上方の接続板、スライドバー、接続バー、デッドボル トはともに下へスライドし、扉錠のデッドボルトを開ける作動を十分スムーズに させるようにする。
【0010】
【考案の実施の形態】
図3は本考案に係る扉錠の内部構造を示す図である。本考案に係る扉錠は、主 として防火用両開き扉側面に配備されるためのフェイスプレート1と、該フェイ スプレート1の中央部には彎曲状の固定ブラケット10が設けられ、該固定ブラケ ット10にはスライドバー20を貫通してガイドし、上下垂直スライドするための二 つのガイド孔101、102が設けられている。固定ブラケット10の下には、スライド バー20を固接するための直角状となっている接続板30が設けられ、該接続板30の 底面には錠杆40が固接され、該錠杆40がスライドバー20とともに上下にスライド できる。固定ブラケット10の上方の側面にはバネ素子50の上端と係合するための ピン103が設けられ、バネ素子50の底端が接続板30側端にある凹階段状の係合部3 01に係合され、該バネ素子50が引張り力を生じ、接続板30を上へ固定ブラケット 10の下方位置まで引き上げる。スライドバー20の上端には接続バー60が継接され 、該接続バー60の上端には別にデッドボルト70が接続され、スライドバー20が接 続板30とともにバネ素子50により上へ引き上げられて移動すると、接続バー60の 上端に設けられているデッドボルト70が同期して上へ移動し、扉枠上にある受け 座71に突っ込まれ、扉錠を施錠する動作を果して、扉を、デッドボルト70が受け 座71にロックされる力によって強固に閉め、開けられないようにする。
【0011】 図3、4にも示すように、フェイスプレート1の底側には枠状となっている錠 杆座80が設けられ、該錠杆座80の両側にはそれぞれ垂直方向のスライド溝801が 設けられている。錠杆座80の内部には前後に移動できるスライド座90が内設され 、該スライド座90の両側にはそれぞれ左上端へ仰ぎ出す斜め溝901が設けられて いる。錠杆座80の上端にはガイド孔802が設けられ、接続板30に固接した錠杆40 がここから錠杆座80内に貫通し、該錠杆40の底端には錠杆ピン401が挿設され、 該錠杆ピン401の前端には鍔部401aが設けられ、他の一端には凹溝401bが設け られ、該凹溝401bを有する一端をスライド座90の斜め溝901と錠杆座80のスライ ド溝801とを貫通して突き出させてから、C型止め輪401cをこの凹溝401b内に嵌 挿することで、錠杆ピン401と錠杆40の底端とが錠杆座80内のスライド座90内に 挿設され、錠杆ピン401が斜め溝901とスライド溝801の移動位置に従い、錠杆40 が相対的に上下動することを可能にするようにする。
【0012】 図5に示すように、錠杆座80に内蔵されるスライド座90右端には押圧部903が 設けられ、押圧部903の位置に対応してフェイスプレート1には操作者が指を挿 入して押圧部903を押しつけるための丸孔11が設けられ、これにより、スライド 座90が錠杆座80内で前にスライドする。そこでスライド座90の斜め溝901が錠杆 ピン401に対して下向きの分力を生じ、錠杆ピン401が錠杆座80のスライド溝801 内で下へスライドし、そこで錠杆40、接続板30に固接したスライドバー20も連動 し、同期して下へスライドし、スライドバー20上端に設けられている接続バー60 、固接されたデッドボルト70がともに下へ変位し、そこでデッドボルト70が扉枠 上に設けられている受け座71から抜け出し、扉錠がもとの施錠状態から解除され る。即ち、該扉錠が装備された防火用両開き扉の固定側扉は開けられるようにな る。このプロセスにおいて、手での押圧作動はワンタッチだけで完成でき、必要 とする時間が少なくて済むため、本考案の扉錠は、緊急事態となると、扉錠をす ばやく開けられ、人々が避難する目的に応じえ、一般の消防安全法規基準に合う 防火用両開き扉に装着可能である。
【0013】 上記の実施例は本考案を例示する目的で示すものであり、本考案は、実施例に よって何ら限定されるものではない。本考案に係る実質的な技術内容は、広汎に 下記の特許請求の範囲内に定義される。他人によって完成された如何なる技術や 方法も、上記の実用新案登録請求の範囲に定義されたものとまったく同然であり 、または同一であり、等効の変更であれば、実用新案登録請求の範囲に含まれる べきである。
【0014】
【考案の効果】
以上の構成により、緊急事態になると、本考案の扉錠は手で押圧部をワンタッ チで押すだけで扉錠をすばやく開けられ、避難の目的に応じえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の扉錠の内部構造を示す図である。
【図2】 従来の扉錠の使用動作を示す図である。
【図3】 本考案に係る扉錠の内部構造を示す図であ
る。
【図4】 本考案に係る扉錠の機械要素の分解図であ
る。
【図5】 本考案に係る扉錠の使用動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 フェイスプレート 2 スライドバー 3 連動板 4 駆動ポール 5、6 バネ 7 デッドボルト 8 ラッチ 9 カム 10 固定ブラケット 101、102 ガイド孔 103 ピン 20 スライドバー 30 接続板 301 係合部 40 錠杆 401 錠杆ピン 401a 突部 401b 凹溝 401c C型止め輪 50 バネ素子 60 接続バー 70 デッドボルト 71 受け座 80 錠杆座 801 スライド溝 802、902 ガイド孔 90 スライド座 901 斜め溝 903 押圧部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改良された扉錠構造であって、 防火用両開き扉側面に配備され、中央部には固定ブラケ
    ット10が設けられ、該固定ブラケット10にはスライドバ
    ーの上下垂直スライドをガイドするための両ガイド孔が
    設けられた、フェイスプレート1と、 固定ブラケットの下端にスライド可能に設置され、上端
    の一方がスライドバーに固接され、底端の一方が錠杆に
    固接され、スライドバーと錠杆とが同期して上下に変位
    してスライドする、直角状となっている接続板と、 枠状となっており、フェイスプレート1の下方に設けら
    れている錠杆座とを備えている扉錠において、 前記錠杆座の上端頂面には錠杆の底端を錠杆座内に突き
    出すため、ガイド孔が設けられ、該錠杆座の内部には前
    後に移動できるスライド座が内設され、該スライド座の
    両側にはそれぞれ左上端へ仰ぎ出す斜め溝が設けられ、
    錠杆座の両側にそれぞれ垂直方向のスライド溝が設けら
    れ、錠杆座内に突っ込んだ錠杆の底端には錠杆ピンが挿
    設され、錠杆ピンの両端はそれぞれスライド座の斜め
    溝、錠杆座のスライド溝を通って外へ伸びていることを
    特徴とする改良された扉錠構造。
  2. 【請求項2】 錠杆座内に突っ込んだ錠杆の底端には錠
    杆ピンが挿設され、該錠杆ピンの一端には鍔部が設けら
    れ、他端には凹溝が設けられ、 該凹溝を設けた錠杆ピンの一端をスライド座の一方の斜
    め溝、錠杆座のスライド溝を介して突き出させてから、
    止め輪を凹溝内に嵌挿し、 錠杆ピンの挿設された錠杆を錠杆座に内蔵されているス
    ライド座上に接続するようにすることを特徴とする請求
    項1に記載の改良された扉錠構造。
  3. 【請求項3】 錠杆座に内蔵されるスライド座の一端に
    は押圧部が設けられ、押圧部の位置に対応した錠杆座
    に、操作者が指を挿入して押圧部を押しつけ、スライド
    座が錠杆座内で前にスライドするための丸孔を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の改良された扉錠構造。
  4. 【請求項4】 固定ブラケットの上方の側面にはピンが
    設けられ、バネ素子の上端をこのピンと係合でき、バネ
    素子の底端が接続板側端に形成された階段状の係合部に
    係合され、該バネ素子の弾力により、接続板が上へスラ
    イドしシフトすることを特徴とする請求項1に記載の改
    良された扉錠構造。
JP2002006412U 2001-11-07 2002-10-09 改良された扉錠構造 Expired - Lifetime JP3093327U (ja)

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