JP3092447U - 携帯電話機用ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】折畳式の携帯電話機の外側補助ディスプレイを
見やすく収納することができベルト装着式の携帯電話機
用ケースを提供する。 【解決手段】折り曲げ可能なケース本体１の下端に少な
くとも前面を透明体２ａとする携帯電話機収納用の収納
ポケット２が設けられる。ケース本体１の上端に設けた
蓋部６の内側に面ファスナ３が設けられると共に、ケー
ス本体１の下端部外側に面ファスナ４が設けられる。ケ
ース本体１の中間部外側に使用者のベルトに装着するた
めの挿通装着部５が設けられ、収納ポケット２を内側に
巻き込むようにケース本体１を曲げた状態で面ファスナ
３，４を止めて収納状態とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話機を収納して携帯する携帯電話機用ケースに関し、特に折 畳式携帯電話機の外面補助ディスプレイを見やすく収納可能な携帯電話機用ケー スに関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、携帯電話機の普及には目覚しいものがあり、多くの携帯電話機が幅広い 世代の人々に広く使用されている。また、特に最近では、折畳式の携帯電話機が 多く使用されているが、折畳式の携帯電話機は、内側に液晶ディスプレイが配設 されるため、着信の確認や電子メールの確認のために、折り畳まれた携帯電話機 をいちいち開く必要がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、折り畳んだ状態の携帯電話機の外側にも、小形の外側補助ディスプレ イを配設し、折り畳んだ状態の携帯電話機をいちいち開かずに、着信の確認や電 子メールの確認を行ない得るようにした携帯電話機が使用されている。

【０００４】 ところで、この種の外側補助ディスプレイを備えた折畳式携帯電話機を、使用 者の腰のベルトに装着するケースに収納して携帯し、使用する場合がある。しか し、このようなベルトに装着して使用するケースに携帯電話機を収納した場合、 折り畳んだ状態の携帯電話機の全体をポケットに収納する形式の従来の携帯電話 機用ケースでは、ケースに入れた状態で、外側補助ディスプレイがケースに隠れ てしまうため、ケースから携帯電話機をいちいち取り出してディスプレイを見る 必要があった。

【０００５】 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、折畳式の携帯電話機の外側補助ディ スプレイを見やすく収納することができベルト装着式の携帯電話機用ケースを提 供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の携帯電話機用ケースは、折畳式の携帯電 話機を収納し、ベルトに装着して使用する携帯電話機用ケースであって、折り曲 げ可能なケース本体の下端に少なくとも前面を透明体とする携帯電話機収納用の 収納ポケットが設けられ、ケース本体の上端に設けた蓋部の内側に面ファスナが 設けられると共に、ケース本体の下端部外側に面ファスナが設けられ、ケース本 体の中間部外側に前記ベルトに装着するための装着部が設けられ、収納ポケット を内側に巻き込むようにケース本体を曲げた状態で面ファスナを止めて収納する ことを特徴とする。

【０００７】 ここで、上記透明体は開口部とすることもできる。また、上記装着部は、ベル トを通して装着する挿通装着部として形成することができる。

【０００８】

【作用】

このような構成の携帯電話機用ケースは、使用者の腰のベルトに、挿通装着部 を通して装着する。ケースに携帯電話機を収納する場合は、ケース本体を開いた 状態とし、ケース本体の下端の収納ポケットに折り畳まれた携帯電話機を入れる 。このとき、折畳式の携帯電話機の外側補助ディスプレイが前面に位置するよう に収納ポケットに収納する。収納ポケットの前面は透明体であるため、収納した 状態の携帯電話機の外側補助ディスプレイを、透明体を通して見ることができる 。そして、下端の収納ポケットを内側に巻き込むようにケース本体を上方に折り 曲げ、ケース本体の中間部外側に設けた面ファスナが前面に現れた位置で、ケー ス本体の上端の蓋部（内側に面ファスナがある部分）を、その前面の面ファスナ に押し付けるように蓋を閉じて、収納を完了する。

【０００９】 一方、携帯電話機を収納ポケットに収納した状態で、着信や電子メールの確認 を行う場合、ケース本体の上端の蓋部を開く。すると、内側に巻き込むように収 納されていた収納ポケットがその巻き込みを解くように下方に回転し、携帯電話 機を収納ポケットに収納したときの状態、つまり、収納ポケットの透明体が前面 を向いた状態となる。

【００１０】 したがって、使用者は収納ポケットの透明体を通して折畳式携帯電話機の外側 補助ディスプレイを見ることができ、これにより、使用者は収納ポケットに携帯 電話機を入れたままで、着信や電子メールの確認を容易に行うことができる。そ して、着信や電子メールを確認した後、電話機を使用しない場合は、簡単に収納 ポケットを内側に巻き込むようにケース本体を折り曲げ、上端の蓋部を閉じて、 収納状態とする。このように、本携帯電話機用ケースは、折畳式の携帯電話機を 収納ポケットに入れた状態で簡単に外側補助ディスプレイを見ることができ、外 側補助ディスプレイを見やすい状態にしながら、携帯電話機を便利に収納するこ とができる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は携帯電話機用ケ ースの正面図を示し、図２はその左側面図を、図３はその背面図を示している。

【００１２】 この携帯電話機用ケースは、使用者の腰のベルトに装着して使用する携帯電話 機用ケースであって、折り曲げ可能なケース本体１の下端に前面を透明体２ａと する携帯電話機収納用の収納ポケット２が設けられ、ケース本体１の上端に設け た蓋部６の内側に面ファスナ３が設けられると共に、ケース本体１の下端部外側 に面ファスナ４が設けられる。ケース本体１の中間部外側に、ベルトを通して装 着するための挿通装着部５が設けられ、収納ポケット２を内側に巻き込むように ケース本体１を折り曲げた状態で面ファスナ３，４を止めて収納するように構成 される。

【００１３】 図４〜図６に示すように、ケース本体１は、合成皮革などのシート状素材によ り縦長の帯状に形成され、上部には蓋部６が形成され、下部には収納ポケット２ が設けられる。ケース本体１は下部の収納ポケット２を内側に巻き込むように折 り曲げ可能に形成され、ケース本体１の全縁部は縁材によって覆われ縫着されて いる。そして、ケース本体１上部の蓋部６の内側に、面ファスナ３が接着されて いる。また、この面ファスナ３に合わせて取着する他方の面ファスナ４は、ケー ス本体１の下端部の収納ポケット２の外側に接着されている。ケース本体１の縦 の長さは、収納ポケット２を内側に巻き込むように半回転（１８０度）だけ上方 に巻き上げたとき、図５に示すように、収納ポケット２がケース本体１の中間部 に位置し、その状態で、上部の蓋部６を下に閉じたとき、蓋部６の内側の面ファ スナ３が収納ポケット２の外側の面ファスナ４に合うような長さに設定されてい る。

【００１４】 収納ポケット２は、ケース本体１の下端部に、透明シート製のカバーをその両 側と下側に縫着して、開口した上部から、折り畳んだ携帯電話機を収納可能に形 成され、透明シートによる透明体２ａが収納ポケット２の正面に設けられる。し たがって、外側補助ディスプレイを備えた折畳式の携帯電話機を、その外側補助 ディスプレイを正面側にして、収納ポケット２内に収納した場合、透明体２ａを 通して、外側補助ディスプレイを見ることができる。

【００１５】 さらに、図６に示すように、ケース本体１の外側中間部には、使用者の腰のベ ルトを通すために、挿通装着部５が縫着されている。この挿通装着部５は、合成 皮革などのシート状素材の両端をケース本体１の外面に縫着またはハトメ止めな どで取着して、そのケース本体１との間の内側に、ベルトを横方向に挿通可能な ように形成される。

【００１６】 このように構成された携帯電話機用ケースは、図７に示すように、使用者の腰 のベルトＢを、ケース本体１の外側の挿通装着部５に通して装着し、使用する。 ケースに折畳式の携帯電話機を収納する場合は、図４のようにケース本体１を開 いた状態とし、ケース本体１の下端の収納ポケット２に折り畳まれた携帯電話機 Ｋを入れる。

【００１７】 このとき、折畳式の携帯電話機Ｋの外側補助ディスプレイＤが前面に位置する ように収納ポケット２に収納する。このようなケース本体１を開いた収納状態で は、収納ポケット２の前面が透明体２ａであるため、使用者は、収納した状態の 携帯電話機Ｋの外側補助ディスプレイＤを、透明体２ａを通して容易に見ること ができる。そして、ケースを閉じる場合は、下端の収納ポケット２を内側に巻き 込むようにケース本体１を上方に折り曲げ、図５のように、ケース本体１の中間 部外側に設けた面ファスナ４が前面に現れた位置で、ケース本体１の上端の蓋部 ６（内側に面ファスナ３がある部分）を、その前面の面ファスナ４に押し付ける ように蓋を閉じる。これにより、面ファスナ３，４が相互に固着され、図１のよ うな収納状態となって収納を完了する。

【００１８】 一方、外側補助ディスプレイＤ付きの折畳式携帯電話機Ｋを収納ポケット２に 収納した状態で、着信や電子メールの確認を行う場合、ケース本体１の上端の蓋 部６を開く。すると、図８のように、内側に巻き込むように収納されていた収納 ポケット２が、自重でその巻き込みを解くように下方に回転し、携帯電話機Ｋを 収納ポケット２に収納したときの状態で、収納ポケット２の透明体２ａが前面を 向いた状態となる。

【００１９】 したがって、使用者は収納ポケット２の透明体２ａを通して折畳式携帯電話機 Ｋの外側補助ディスプレイＤを見ることができ、これにより、使用者は収納ポケ ット２に携帯電話機Ｋを入れたままで、着信や電子メールの確認を容易に行うこ とができる。そして、着信や電子メールを確認した後、電話機を使用しない場合 は、簡単に収納ポケット２を内側に巻き込むようにケース本体１を折り曲げ、上 端の蓋部６を閉じて、収納状態とする。

【００２０】 このように、本携帯電話機用ケースは、折畳式の携帯電話機Ｋを収納ポケット ２に入れた状態で簡単に外側補助ディスプレイＤを見ることができ、外側補助デ ィスプレイＤを見やすい状態にしながら、携帯電話機Ｋを便利に収納することが できる。

【００２１】 なお、上記実施形態では、収納ポケット２の前面に透明体２ａを設け、その透 明体を通して携帯電話機の外側補助ディスプレイを見るようにしたが、収納ポケ ットの前面に開口部を形成し、その開口部を通して携帯電話機の外側補助ディス プレイを見るように構成することもできる。また、上記では、使用者のベルトに 通して装着する挿通装着部５を設けたが、その他に、ベルトに引っ掛けて使用す る形態の装着部をケース本体の外側に設けることもできる。

【００２２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の携帯電話機用ケースによれば、ケース本体の上 端の蓋部を開くと、内側に巻き込むように収納されていた収納ポケットがその巻 き込みを解くように下方に回転し、収納ポケットの透明体または開口部を通して 、収納ポケット内の携帯電話機の外側面が見える状態となる。したがって、外側 補助ディスプレイ付きの折畳式携帯電話機を収納ポケットに収納して使用する場 合、使用者は、収納ポケットに携帯電話機を収納したまま、収納ポケットの透明 体または開口部を通して外側補助ディスプレイを簡単に見ることができ、これに より、使用者は収納ポケットに携帯電話機を入れたままで、着信や電子メールの 確認を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態を示す携帯電話機用ケース
の正面図である。

【図２】同携帯電話機用ケースの左側面図である。

【図３】同携帯電話機用ケースの背面図である。

【図４】携帯電話機用ケースを開いた状態の正面図であ
る。

【図５】携帯電話機用ケースの収納ポケットを上に巻き
上げた状態の正面図である。

【図６】携帯電話機用ケースを開いた状態の背面図であ
る。

【図７】使用状態を示す正面図である。

【図８】携帯電話機用ケースの蓋部を開いたときの動き
を示す正面図である。

【符号の説明】

１−ケース本体 ２−収納ポケット ２ａ−透明体 ３−面ファスナ ４−面ファスナ ５−装着部 ６−蓋部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 折畳式の携帯電話機を収納し、ベルトに
   装着して使用する携帯電話機用ケースであって、 折り曲げ可能なケース本体の下端に少なくとも前面を透
   明体とする携帯電話機収納用の収納ポケットが設けら
   れ、該ケース本体の上端に設けた蓋部の内側に面ファス
   ナが設けられると共に、該ケース本体の下端部外側に面
   ファスナが設けられ、該ケース本体の中間部外側に前記
   ベルトに装着するための装着部が設けられ、該収納ポケ
   ットを内側に巻き込むように該ケース本体を曲げた状態
   で該面ファスナを止めて収納することを特徴とする携帯
   電話機用ケース。
2. 【請求項２】 折畳式の携帯電話機を収納し、ベルトに
   装着して使用する携帯電話機用ケースであって、 折り曲げ可能なケース本体の下端に携帯電話機収納用の
   収納ポケットが設けられ、該収納ポケットの前面には該
   携帯電話機のディスプレイを見るための開口部が形成さ
   れ、ケース本体の上端に設けた蓋部の内側に面ファスナ
   が設けられると共に、該ケース本体の下端部外側に面フ
   ァスナが設けられ、該ケース本体の中間部外側に前記ベ
   ルトに装着するための装着部が設けられ、該収納ポケッ
   トを内側に巻き込むように該ケース本体を曲げた状態で
   該面ファスナを止めて収納することを特徴とする携帯電
   話機用ケース。
3. 【請求項３】 前記装着部は、ベルトを通して装着する
   挿通装着部として形成されていることを特徴とする請求
   項１または２記載の携帯電話機用ケース。