JP3092371U - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3092371U JP2002005412U JP2002005412U JP3092371U JP 3092371 U JP3092371 U JP 3092371U JP 2002005412 U JP2002005412 U JP 2002005412U JP 2002005412 U JP2002005412 U JP 2002005412U JP 3092371 U JP3092371 U JP 3092371U
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雅央 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタにおいて、簡易な構成で、印刷の高
速化を図ることにある。 【解決手段】 光センサ36によって記録紙100の先
端と終端とを検出し、検出結果に基づいて、記録紙搬送
機構37に接続されたワイヤ式リニアエンコーダ38で
記録紙100の搬送方向の長さを算出する。また、ワイ
ヤ式リニアエンコーダで第2軸ユニットの位置を測定し
て、軸ユニット32,34が記録紙100の搬送方向の
長さを二分する様に、軸ユニット34の位置を移動す
る。その後、インクヘッド31,33で記録紙100を
印刷することにより、記録紙100の上半分と下半分の
印刷を同時に開始し、同時に終了する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プリンタ、特に、2つのインクヘッドで記録紙に印刷するプリンタ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタには、記録紙への印刷を高速に行うためにインクヘッドを2つ 備えるものがある。図1は、2つのインクヘッドを備えるプリンタの従来例であ る。 このプリンタは、インクヘッド11,21と、軸ユニット12,22とを備え ている。インクヘッド11,21は、搬送機構(図示せず)によって搬送される 記録紙100上にインクを吐出する。軸ユニット12と軸ユニット22とは、記 録紙100の搬送方向(図中矢印方向)に垂直な方向に、互いに略平行に配置さ れている。また、軸ユニット12,22は、プリンタ本体(図示せず)に固定さ れている。軸ユニット12は、インクヘッド11を保持しており、記録紙100 の搬送方向に垂直な方向にインクヘッド11を移動させる。軸ユニット22は、 インクヘッド21を保持しており、記録紙100の搬送方向に垂直な方向にイン クヘッド21を移動させる。
【0003】 このプリンタでは、2つのインクヘッド11,21を用いて複数行を同時に印 刷する。図1(a)に示すように、インクヘッド11は記録紙100の上端部か ら印刷を開始し、インクヘッド12は記録紙100の途中から印刷を開始する。 その後印刷が進行し、図1(b)に示すように、インクヘッド21の印刷開始部 分(Dが印字された行)が第1インクヘッド11に達すると、一端印刷が中止さ れ、図1(c)に示すように、印字された領域(A〜F)の部分が紙送りされる 。その後、インクヘッド11,21による印刷、印刷停止及び紙送りを繰り返し 、記録紙100上に印刷を行う。
【0004】 また、従来の別のプリンタとして例えば、特開平11−78127号公報に記 載されたものがある。このプリンタは、横方向に平行に配置された2つの可動軸 ユニットと、各可動軸ユニットに保持され、可動軸ユニットに沿って移動するペ ンユニットとを備えている。このプリンタでは、各可動軸ユニット自体が記録紙 上を接近又は離反するように移動すると共に、ペンユニットが可動軸ユニットに 沿って移動しながら壁に塗料を吹き付ける。このため、2つのペンユニットは壁 の任意の位置に移動することができ、効率よく印刷を行うことができる。
【0005】
【考案が解決する課題】
図1に記載されたプリンタでは、印刷完了までに印刷停止及び紙送りを何度も 繰り返す必要があり、印刷の高速化に限界がある。特に、用紙サイズが大きい場 合には、印刷停止及び紙送りの回数が多くなり、高速化の妨げになる可能性が高 くなる。また、軸ユニット12,22がプリンタ本体に固定されているため、用 紙サイズによって軸ユニット12,22の位置を変更することができない。
【0006】 特開平11−78127号公報に記載されたプリンタは、壁などを印刷するた めのプリンタであり、一般ユーザに使用される記録紙印刷用のプリンタにそのま ま適用することは困難である。即ち、本公報に記載されているプリンタの構成を 記録紙印刷用のプリンタに適用した場合、記録紙を固定して配置する大きさの筐 体が必要になり、プリンタが大型化してしまう。また、可動軸ユニットを2つと も移動させる場合には、これらを駆動する機構が2つ必要になり、コストアップ のおそれがある。さらに、2つの可動軸ユニットを移動させるため、各可動軸ユ ニットの衝突を防止するために、各可動軸ユニット間の間隔を検出する位置セン サが必要であり、コストアップのおそれがある。
【0007】 本考案の目的は、プリンタにおいて、簡易な構成で、印刷の高速化を図ること にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 第1考案に係るプリンタは、記録紙を印刷するプリンタにおいて、記録紙を印 刷するプリンタにおいて、第1インクヘッドと、第1軸ユニットと、第2インク ヘッドと、第2軸ユニットと、第2軸ユニットを駆動するリバーシブルモータと 、第2軸ユニットの位置を検出する第1ワイヤ式リニアエンコーダと、記録紙の 先頭及び終端を検出する光センサと、記録紙の搬送機構に接続された第2ワイヤ 式リニアエンコーダとを備えている。このプリンタでは、光センサによって記録 紙の先端と終端とを検出し、検出結果に基づいて、記録紙の搬送機構に接続され た第2ワイヤ式リニアエンコーダで記録紙の搬送方向の長さを算出する。また、 第1ワイヤ式リニアエンコーダで第2軸ユニットの位置を測定して、第1及び第 2軸ユニットが記録紙の搬送方向の長さを二分する様に、第2軸ユニットの位置 を移動する。その後、第1及び第2インクヘッドで記録紙を印刷することにより 、記録紙の上半分と下半分の印刷を同時に開始し、同時に終了することを特徴と する。
【0009】 このプリンタでは、第2軸ユニットを記録紙の搬送方向に移動することができ るので、第1軸ユニットと第2軸ユニットとの間隔を変更することができる。 印刷開始時において、第1及び第2軸ユニットが記録紙を二分する様に第2軸 ユニットの位置を調節すると、記録紙の上半分を第1インクヘッドに分担させ、 記録紙の下半分を第2インクヘッドに分担させ、記録紙の上半分と下半分とを同 時に印刷することができる。この結果、1つのインクヘッドを使用する場合に比 較して、印刷時間を2分の1に向上し得る。
【0010】 また、第2軸ユニットの位置を移動できるので、用紙サイズが異なる場合にも 、用紙サイズに合わせて第1軸ユニットと第2軸ユニットとの間隔を変更できる 。 また、このプリンタでは、第2軸ユニットのみを移動可能とすることにより構 成できるので、簡易な構成で実現できる。
【0011】 第2考案に係るプリンタは、記録紙を印刷するプリンタにおいて、プリンタ本 体と、第1インクヘッドと、第2インクヘッドと、第1軸ユニットと、第2軸ユ ニットと、分割位置設定部と、移動手段とを備えている。 第1軸ユニットは、プリンタ本体に対して固定されている。また、第1軸ユニ ットは、第1インクヘッドを保持し、第1インクヘッドを記録紙の搬送方向に垂 直な方向に往復移動させる。第2軸ユニットは、プリンタ本体に対して記録紙の 搬送方向に移動可能に配置されている。また、第2軸ユニットは、第2インクヘ ッドを保持し、第2インクヘッドを記録紙の搬送方向に垂直な方向に往復移動さ せる。分割位置設定部は、第2軸ユニットの位置を設定する。移動手段は、記録 紙の印刷開始前に、分割位置設定部での設定値に基づいて第2軸ユニットを記録 紙の搬送方向に移動する。
【0012】 このプリンタでは、第2軸ユニットを記録紙の搬送方向に移動することができ るので、第1軸ユニットと第2軸ユニットとの間隔を変更することができる。 印刷開始時において、第1及び第2軸ユニットが記録紙を二分する様に第2軸 ユニットの位置を調節すると、記録紙の上半分を第1インクヘッドに分担させ、 記録紙の下半分を第2インクヘッドに分担させ、記録紙の上半分と下半分とを同 時に印刷することができる。また、第2軸ユニットの位置を移動できるので、用 紙サイズが異なる場合にも、用紙サイズに合わせて第1軸ユニットと第2軸ユニ ットとの間隔を変更できる。
【0013】 また、印刷開始時において、印刷領域を二分する様に第2インクヘッドの位置 を調節し、印刷領域の上半分と下半分とを分担させることもできる。この場合に も、第2軸ユニットの位置を移動できるので、印刷領域の大きさが異なる場合に も、印刷領域の大きさに合わせて第1軸ユニットと第2軸ユニットとの間隔を変 更し、印刷領域の上半分と下半分とを同時に印刷することができる。この結果、 1つのインクヘッドを使用する場合に比較して、印刷時間を2分の1に向上し得 る。
【0014】 また、このプリンタでは、第2軸ユニットのみを移動可能とすることにより構 成できるので、簡易な構成で実現できる。 第3考案に係るプリンタは、第2考案に係るプリンタにおいて、印刷開始時に おいて、分割位置設定部は、第1及び第2軸ユニットが記録紙を二分する様に、 第2軸ユニットの位置を設定する。
【0015】 この場合、記録紙の上半分を第1インクヘッドに分担させ、記録紙の下半分を 第2インクヘッドに分担させることにより、印刷の高速化を図ることができる。 第4考案に係るプリンタは、第3考案に係るプリンタにおいて、記録紙の搬送 方向の長さを測定する記録紙測定部をさらに備えている。また、分割位置設定部 は、記録紙測定部の測定結果に基づいて、第2軸ユニットの位置を設定する。
【0016】 記録紙測定部は、例えば、光センサと、ワイヤー式リニアエンコーダとで構成 できる。記録紙を搬送方向に沿って前後に出し入れを行い、記録紙の先頭と終端 を光センサにより検出し、光センサの検出値から、記録紙の搬送機構に接続され たワイヤー式リニアエンコーダで用紙サイズを測定する。また、ワイヤー式リニ アエンコーダの代わりにスケールテープを用いても良い。
【0017】 この場合、記録紙の長さを測定し、第1及び第2軸ユニットが記録紙を二分す る様に、第2軸ユニットの位置を正確に調節することができる。 第5考案に係るプリンタは、第3考案に係るプリンタにおいて、分割位置設定 部は、印刷データと共に受信する用紙サイズの情報に基づいて、第2軸ユニット の位置を設定する。
【0018】 例えば、PCから印刷データと共に用紙サイズの情報が送られてくる場合には 、この用紙サイズの情報(B5,A4など)に基づいて、第1及び第2軸ユニッ トが記録紙を二分する様に第2軸ユニットの位置を調節する。この場合、記録紙 測定部を省略することができ、さらに簡易な構成となる。 第6考案に係るプリンタは、第2考案に係るプリンタにおいて、分割位置設定 部は、第1及び第2軸ユニットが記録紙の印刷領域を二分する様に、第2軸ユニ ットの位置を設定する。
【0019】 この場合、印刷領域の上半分を第1インクヘッドに分担させ、印刷領域の下半 分を第2インクヘッドに分担させることにより、印刷の高速化を図ることができ る。特に、記録紙の面積に対して印刷領域が小さい場合には、第1及び第2イン クヘッドに効率良く印刷領域を分担させることができ、印刷の高速化に有利であ る。
【0020】 第7考案に係るプリンタは、第6考案に係るプリンタにおいて、記録紙に印刷 する印刷データを蓄積するページバッファと、ページバッファに蓄積された1ペ ージ分の印刷データに基づいて印刷領域を算出する領域算出部とをさらに備えて いる。また、分割位置設定部は、領域算出部の算出された印刷領域に基づいて、 印刷領域を二分する記録紙上の位置に第2軸ユニットを設定する。
【0021】 この場合、ページバッファに蓄積された印刷データから印刷領域を二分する記 録紙上の位置を算出し、第2軸ユニットの位置を正確に設定することができる。 第8考案に係るプリンタは、第6考案に係るプリンタにおいて、分割位置設定 部は、印刷データと共に受信する印刷領域の情報に基づいて、前記第2軸ユニッ トの位置を設定する。
【0022】 この場合、PCから送られる印刷領域の情報を使用するので、ページバッファ を省略することができる。 第9考案に係るプリンタは、第2考案に係るプリンタにおいて、分割位置設定 部が、第1及び第2軸ユニットが記録紙を二分する様に第2軸ユニットの位置を 設定する第1設定方法か、第1及び第2軸ユニットが記録紙の印刷領域を二分す る様に第2軸ユニットの位置を設定する第2設定方法か、のいずれかを選択する 分割方法選択部をさらに備えている。
【0023】 このプリンタでは、第1又は第2設定方法を選択することにより、第1及び第 2インクヘッドに効率良く印刷領域を分担することができる。 第10考案に係るプリンタは、第9考案に係るプリンタにおいて、位置設定選 択手段は、印刷領域の記録紙に占める割合が所定割合以上の場合に第1設定方法 を選択し、印刷領域の記録紙に占める割合が所定割合未満の場合に前第2設定方 法を選択する。
【0024】 この場合、印刷領域の記録紙に占める割合によって、記録紙を二分するか、印 刷領域を二分するかを自動的に選択することにより、第1及び第2インクヘッド に効率良く印刷領域を分担することができる。 第11考案に係るプリンタは、第10考案に係るプリンタにおいて、位置設定 選択手段は、ユーザにより設定された所定割合を使用する。
【0025】 この場合、ユーザは記録紙を二分するか、印刷領域を二分するかを決定する基 準となる印刷領域の割合を設定できる。 第12考案に係るプリンタは、第9考案に係るプリンタにおいて、分割方法選 択部は、ユーザにより入力される第1又は第2設定方法を選択する。 この場合、記録紙を二分するか、印刷領域を二分するかをユーザが選択するこ とができる。
【0026】 第13考案に係るプリンタは、記録紙を印刷するプリンタにおいて、プリンタ 本体と、第1インクヘッドと、第2インクヘッドと、第3インクヘッドと、第1 軸ユニットと、第2軸ユニットと、第3軸ユニットと、分割位置設定部と、移動 部を備えている。第1軸ユニットは、プリンタ本体に対して固定されており、第 1インクヘッドを保持し、第1インクヘッドを記録紙の搬送方向に垂直な方向に 往復移動させる。第2軸ユニットは、プリンタ本体に対して記録紙の搬送方向に 移動可能に配置されており、第2インクヘッドを保持し、第2インクヘッドを記 録紙の搬送方向に垂直な方向に往復移動させる。第3軸ユニットは、プリンタ本 体に対して記録紙の搬送方向に移動可能に配置されており、第3インクヘッドを 保持し、第3インクヘッドを記録紙の搬送方向に垂直な方向に往復移動させる。 分割位置設定手段は、第2及び第3軸ユニットの位置を設定する。移動手段は、 記録紙の印刷開始前に、分割位置設定部での設定値に基づいて第2及び第3軸ユ ニットを記録紙の搬送方向に移動する。
【0027】 このプリンタでは、第2及び第3軸ユニットを記録紙の搬送方向に移動するこ とができるので、第1、第2及び第3軸ユニットの間隔を変更することができる 。 印刷開始時において、第1、第2及び第3軸ユニットが記録紙を三等分する様 に第2軸ユニットの位置を調節すると、第1、第2及び第3インクヘッドに記録 紙の3分の1ずつの領域を分担させることができ、各インクヘッドで各領域を同 時に印刷を開始し、同時に終了するできる。また、第2及び第3軸ユニットの位 置を移動できるので、用紙サイズが異なる場合にも、用紙サイズに合わせて第1 第2及び第3軸ユニットの間隔を変更できる。
【0028】 また、印刷開始時において、印刷領域を二分する様に第2及び第3インクヘッ ドの位置を調節し、印刷領域の3分の1ずつを分担させることもできる。この場 合にも、第2及び第3軸ユニットの位置を移動できるので、印刷領域の大きさが 異なる場合にも、印刷領域の大きさに合わせて第1、第2及び第3軸ユニットの 間隔を変更し、印刷領域の3分の1の各領域を同時に印刷を開始し、同時に終了 することができる。この結果、1つのインクヘッドを使用する場合に比較して、 印刷時間を3分の1に向上し得る。
【0029】
【考案の実施の形態】
(1)第1実施形態例 (1−1)構成 図2は、第1実施形態例に係るプリンタ1の概略構成図である。このプリンタ 1は、印刷機構部30と制御部40とを備えている。印刷機構部30は、インク ヘッド31,33と、軸ユニット32,34と、光センサ36と、記録紙搬送機 構37と、ワイヤ式リニアエンコーダ38とを備えている。制御部40は、ヘッ ド制御部41と、分割位置設定部42と、軸ユニット駆動部43と、用紙サイズ 算出部44とを備えている。
【0030】 インクヘッド31及び32は、記録紙100の搬送方向に垂直なX軸方向に移 動可能に、それぞれ軸ユニット32,34に保持されている。インクヘッド31 ,32は、プリンタ1が白黒印刷用である場合にはブラックインクを貯蔵してお り、プリンタ1がカラー印刷用である場合にはブラックインク及びカラーインク (赤、緑、青)を貯蔵している。インクヘッド31,32は、ヘッド制御部41 に電気的に接続されており、ヘッド制御部41から送られる吐出信号に基づいて 記録紙100上にインクを吐出する。
【0031】 軸ユニット32,34は、X軸方向に沿って配置されており、それぞれインク ヘッド31,33を保持している。また、軸ユニット32,34には、それぞれ 第1及び第2ヘッド駆動機構(図示せず)が設けられている。第1及び第2ヘッ ド駆動機構は、ヘッド制御部41から送られる駆動信号に基づいて、それぞれイ ンクヘッド31,33をX軸方向に移動させる。
【0032】 軸ユニット34は、両端において一対のレール部35に保持されている。また レール部35には、軸ユニット34をY軸方向に移動する軸ユニット駆動機構( 図示せず)が設けられている。軸ユニット駆動機構は、軸ユニット駆動部43か ら送られる駆動信号に基づいて、軸ユニット34をY軸方向に移動させる。軸ユ ニット駆動機構は、例えば、リバーシブルモータとワイヤ式リニアエンコーダと の組み合わせで構成する。この場合、ワイヤ式リニアエンコーダによって軸ユニ ット34の位置を正確に測定し、移動させることができる。また、軸ユニット駆 動機構は、リバーシブルモータとスケールテープとの組み合わせで構成すること もできる。スケールテープを用いた場合も、軸ユニット34の位置を正確に測定 し、移動させることができる。
【0033】 光センサ36は、軸ユニット32に配置されており、記録紙100の先端及び 終端を検出し、検出結果を用紙サイズ算出部44出力する。記録紙搬送機構37 は、記録紙100をY軸方向に搬送する。ワイヤ式リニアエンコーダ38は、記 録紙搬送機構37に接続されたワイヤの引き出し量を用紙サイズ算出部44に出 力する。
【0034】 ヘッド制御部41は、PCから送られる印刷データに基づいて、第1及び第2 駆動部に駆動信号を出力し、インクヘッド31及び33をX軸方向に移動させる 。また、ヘッド制御部41は、PCから送られる印刷データに基づいて、インク ヘッド31,32に、インクの吐出のタイミングを与える吐出信号を出力し、イ ンクヘッド31,32からインクを吐出させる。
【0035】 用紙サイズ算出部44は、光センサ36で検出する記録紙100の先端と終端 でのワイヤ式リニアエンコーダ38のワイヤの引出量の差から、記録紙100の 長さを算出する。 分割位置設定部42は、用紙サイズ算出部44での算出結果に基づいて、軸ユ ニット32,34が記録紙100の長さを二分する様な、軸ユニット34の位置 を算出し、設定する。
【0036】 軸ユニット駆動部43は、軸ユニット駆動機構に駆動信号を出力する。この駆 動信号に基づいて、軸ユニット駆動機構は、分割位置設定部42で設定された位 置に軸ユニット34を移動する。 (1−2)動作 図3は、第1実施形態例に係るプリンタ1による印刷手順を説明する説明図で ある。
【0037】 PCから印刷データを受信し、記録紙100が印刷機構部30に搬送されてく ると、用紙サイズ算出部44が記録紙100のY軸方向の長さを算出し、図3( a)に示すように、軸ユニット32,34が記録紙100を二分する様に、軸ユ ニット34の位置を移動する。印刷が開始されインクヘッド31により記録紙1 00の上半分の印刷が終了する時点では、図3(b)に示すように、インクヘッ ド33の印刷開始位置がインクヘッド31の位置にちょうど到達する。即ち、イ ンクヘッド31による記録紙100の上半分の印刷と、インクヘッド33による 記録紙100の下半分の印刷とを同時に開始し、同時に終了する。その後、図3 (c)に示すように、記録紙100をプリンタ1から排出する。
【0038】 このプリンタ1では、インクヘッド31,33が記録紙100の上半分及び下 半分を分担するため、インクの吐出を停止して紙送りする必要がなく、印刷開始 から印刷終了時まで一定速度で記録紙を搬送しつつ印刷を行う。 (1−3)フローチャート 図4は、第1実施形態例に係るプリンタ1の印刷処理のフローチャートである 。
【0039】 ステップS11:印刷データを受信したか否かを判別し、受信した場合にはス テップS12に移行し、受信していない場合にはステップS11の処理を繰り返 す。 ステップS12:用紙サイズ算出部44により記録紙100のY軸方向の長さ を算出する。
【0040】 ステップS13:分割位置設定部42は、軸ユニット32,34が記録紙10 0を二分するように、軸ユニット34の位置を算出し、設定する。 ステップS14:軸ユニット駆動部43からの駆動信号により、分割位置設定 部42で設定された位置に軸ユニット34を移動する。即ち、軸ユニット32, 34が記録紙100を二分する様に、軸ユニット34の位置を移動する。
【0041】 ステップS15:記録紙100へ印刷を開始し、印刷が終了すれば記録紙10 0を排出する。 (1−4)まとめ このプリンタ1では、軸ユニット34をY軸方向に移動することができるので 、軸ユニット32と軸ユニット34との間隔を変更することができる。
【0042】 また、印刷開始時において、軸ユニット32及び34が記録紙100を二分す る様に軸ユニット34の位置を調節するので、記録紙100の上半分をインクヘ ッド31に分担させ、記録紙100の下半分をインクヘッド34に分担させ、イ ンクヘッド31,33による印刷を同時に開始し、同時に終了させることができ る。これにより、1つのインクヘッドを使用する場合に比べて印刷時間を2分の 1に向上し得る。
【0043】 また、用紙サイズが異なる場合にも、用紙サイズに合わせて軸ユニット32と 軸ユニット34とが記録用紙100のY軸方向の長さを二分する様に、軸ユニッ ト32の位置を調節することができる。 また、このプリンタ1では、軸ユニット34のみを移動可能とすることにより 構成できるので、2つのインクヘッドによる印刷の分担を簡易な構成で実現でき る。 (1−5)変形例 上記では、用紙サイズ算出部44を設けて記録紙100のY軸方向の長さを測 定したが、PCから用紙サイズの情報(例えばB5,A4)が送られてくる場合 には、分割位置設定部42が用紙サイズの情報を利用して軸ユニット34の位置 を設定する様にしても良い。この場合には、光センサ36、ワイヤ式リニアエン コーダ38及び用紙サイズ算出部44を省略できる。 (2)第2実施形態例 (2−1)構成 図5は、第2実施形態例に係るプリンタ1の概略構成図である。第1実施形態 例と同様の構成には同符号を付し、説明を省略する。本実施形態例では、領域算 出部45を備えている。領域算出部45は、印刷データから印字領域を算出する 。分割位置設定部42は、領域算出部45の算出結果に基づいて、軸ユニット3 2と軸ユニット34とが印刷領域を二分する様に、軸ユニット34の位置を算出 し、設定する。 (2−2)作用 図6は、第2実施形態例に係るプリンタ1による印刷手順を説明する説明図で ある。ここで、101は記録紙100の印刷領域であり、102は記録紙100 の印刷されない領域である。印刷領域101は、領域算出部45において印刷デ ータから算出される。
【0044】 分割位置設定部42は、図6(a)に示すように、軸ユニット32,34が印 刷領域101を二分する様に、軸ユニット34の位置を算出し、設定する。印刷 が開始されインクヘッド31により印刷領域101の上半分の印刷が終了する時 点では、図6(b)に示すように、インクヘッド33の印刷開始位置がインクヘ ッド31の位置にちょうど到達する。即ち、インクヘッド31による印刷領域1 01の上半分の印刷と、インクヘッド33による印刷領域101の下半分の印刷 とを同時に開始し、同時に終了する。その後、図6(c)に示すように、記録紙 100をプリンタ1から排出する。
【0045】 このプリンタ1では、記録紙100の上半分及び下半分を2つのインクヘッド に分担させるのではなく、実際に印刷する印刷領域101の上半分及び下半分を 2つのインクヘッドに分担させ、印刷を行う。 (2−2)フローチャート 図7は、第2実施形態例に係るプリンタ1の印刷処理のフローチャートである 。
【0046】 ステップS21:印刷データを受信したか否かを判別し、受信した場合にはス テップS22に移行し、受信していない場合にはステップS21の処理を繰り返 す。 ステップS22:領域算出部45において印刷データに基づいて印刷領域10 1を算出する。
【0047】 ステップS23:分割位置設定部42は、算出された印刷領域101に基づい て、軸ユニット32,34が印刷領域101を二分する様に、軸ユニット34の 位置を算出し、設定する。 ステップS24:軸ユニット駆動部43からの駆動信号により、分割位置設定 部42で設定された位置に軸ユニット34を移動する。即ち、軸ユニット32, 34が印刷領域101を二分する様に、軸ユニット34の位置を移動する。
【0048】 ステップS25:記録紙100へ印刷を開始し、印刷領域101の印刷が終了 すれば記録紙100を排出する。 (2−3)まとめ 本実施形態例に係るプリンタ1では、実際に印刷する印刷領域101を算出し 、印刷領域101の上半分及び下半分をインクヘッド31,33に分担させるの で、記録紙100の上半分及び下半分をインクヘッド31,33に分担させる場 合よりも効率よく印刷することができ、さらに印刷の高速化を図ることができる 。特に、印刷領域101が記録紙100に占める割合が小さい場合には、印刷の 高速化の可能性が高い。例えば、記録紙100の上半分は全て印刷領域であり、 下半分は狭い範囲しか印刷領域がない場合である。インクヘッド31に記録紙1 00の上半分を分担させ、インクヘッド33に下半分を分担させると、インクヘ ッド31が上半分全てを印刷する時間を要し、一方、インクヘッド33は少ない 印刷領域101を印刷してその後は停止した状態になる。このような場合に、実 際に印刷する印刷領域101の半分ずつを、インクヘッド31,33に割り当て ると、インクヘッド33が記録用紙100の上半分の印刷領域も分担することに なり、結局、印刷に要する時間が短くなる。 (1−5)変形例 上記では、領域算出部45を設けて印刷データに基づいて印刷領域101を算 出したが、PCから印刷領域101の情報が送られてくる場合には、分割位置設 定部42が送られてくる印刷領域101の情報を利用して軸ユニット34の位置 を設定する様にしても良い。この場合には、領域算出部45を省略できるので構 成が簡易になる。 (3)第3実施形態例 (3−1)構成及び作用 図8は、第3実施形態例に係るプリンタ1の概略構成図である。上記実施形態 例と同様の構成には同符号を付し、説明を省略する。このプリンタ1は、分割方 法選択部46を備えており、記録紙100のY軸方向の長さに基づいて軸ユニッ ト34の位置を調節する第1設定方法と、印刷領域101の大きさに基づいて軸 ユニット34の位置を調節する第2設定方法とを選択できるようになっている。 分割選択部46は、領域算出部46で算出された印刷領域101の記録紙100 に占める割合が所定の割合以上の場合には、第1設定方法を選択し、領域算出部 46で算出された印刷領域101の記録紙100に占める割合が所定の割合未満 の場合には、第2設定方法を選択する。所定の割合は例えば80%とする。また 所定の割合は、ユーザからの設定を受け付ける様にしても良い。
【0049】 分割選択部46が第1方法を選択した場合には、用紙サイズ算出部44で用紙 サイズを算出し、第1実施形態例の場合と同様に、軸ユニット32,34が記録 紙100を二分する位置に軸ユニット34を移動する。一方、分割選択部46が 第2方法を選択した場合には、領域算出部45で算出された印刷領域101を軸 ユニット32,34が二分する位置に軸ユニット34を移動する。 (3−2)フローチャート 図9は、第3実施形態例に係るプリンタ1の印刷処理のフローチャートである 。
【0050】 ステップS31:印刷データを受信したか否かを判別し、受信した場合にはス テップS32に移行し、受信していない場合にはステップS31の処理を繰り返 す。 ステップS32:用紙サイズ算出部44により記録紙100のY軸方向の長さ を測定する。
【0051】 ステップS33:領域算出部45により印刷データに基づいて印刷領域101 を算出する。 ステップS34:印刷領域101の記録紙100に占める割合が所定割合(例 えば80%)以上であるか否かを判別する。印刷領域101の記録紙100に占 める割合が所定割合以上である場合にはステップS35に移行し、印刷領域10 1の記録紙100に占める割合が所定未満である場合にはステップS36に移行 する。
【0052】 ステップS35:分割位置設定部42は、軸ユニット32,34が記録紙10 0の長さを二分する様に、軸ユニット34の位置を算出し、設定する。 ステップS36:分割位置設定部43は、軸ユニット32,34が印刷領域1 01を二分する様に、軸ユニット34の位置を算出し、設定する。 ステップS37:軸ユニット駆動部43からの駆動信号により、分割位置設定 部42で設定された位置に軸ユニット34を移動する。即ち、軸ユニット32, 34が記録紙100を二分する位置又は軸ユニット32,34が印刷領域101 を二分する位置に、軸ユニット34を移動する。
【0053】 ステップS38:記録紙100へ印刷を開始し、印刷が終了すれば記録紙10 0を排出する。 (3−3)まとめ 本実施形態例のプリンタ1によれば、印刷領域101が記録紙100に占める 割合によって、記録紙100の長さを二分する様に軸ユニット34を移動させる か、印刷領域101を二分する様に軸ユニット34を移動させるかを選択できる ので、インクヘッド31,33に効率よく印刷領域を分担し、印刷の高速化を図 ることができる。 (3−4)変形例 上記では、印刷領域101の割合が所定割合以上であるか否かにより、分割の 方法を選択したが、印刷領域101の割合によらず、ユーザが分割方法を設定出 来るようにしても良い。
【0054】 また、上記では用紙サイズ算出部44を設けたが、PCから用紙サイズの情報 が送られてくる場合には用紙サイズ算出部44を省略しても良い。 また、上記では、領域算出部45を設けたが、PCから印刷領域の情報が送ら れてくる場合には領域算出部45を省略しても良い。 (4)他の実施形態例 上記では、2つのインクヘッド31,33を用いたが、3つ以上のインクヘッ ドを用いても良い。この場合には、インクヘッドの数で記録紙100の長さを均 等に分割するか、印刷領域を均等に分割する。
【0055】 図10は、3つのインクヘッドを備えるプリンタ1である。このプリンタ1は 、3つのインクヘッド301,303,305を備えており、各インクヘッド3 01,303,305は、それぞれ軸ユニット302,304,306に保持さ れている。また、軸ユニット304,306がレール部307に保持されており 、搬送方向(Y軸方向)に移動可能である。このプリンタ1では、軸ユニット3 02,304,306が記録紙100を三等分する様に、軸ユニット304,3 06の位置を移動する。そして、各インクヘッド301,303,305が分担 する領域を同時に印刷開始し、同時に終了する。この場合には、1つのインクヘ ッドを使用する場合に比べて、印刷時間を3分の1に向上し得る。
【0056】
【考案の効果】
本考案によれば、プリンタにおいて、簡易な構成で、印刷の高速化を図ること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つのインクヘッドを備えるプリンタの従来
例。
【図2】第1実施形態例に係るプリンタ1の概略構成
図。
【図3】第1実施形態例に係るプリンタ1による印刷手
順を説明する説明図。
【図4】第1実施形態例に係るプリンタ1の印刷処理の
フローチャート。
【図5】第2実施形態例に係るプリンタ1の概略構成
図。
【図6】第2実施形態例に係るプリンタ1による印刷手
順を説明する説明図。
【図7】第2実施形態例に係るプリンタ1の印刷処理の
フローチャート。
【図8】第3実施形態例に係るプリンタ1の概略構成
図。
【図9】第3実施形態例に係るプリンタ1の印刷処理の
フローチャート。
【図10】3つのインクヘッドを備えるプリンタ。
【符号の説明】
31,33 インクヘッド 32,34 軸ユニット 36 光センサ 37 記録紙搬送機構 38 ワイヤ式リニアエンコーダ 42 分割位置設定部 43 軸ユニット駆動部 44 用紙サイズ算出部 45 領域算出部 46 分割方法選択部

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を印刷するプリンタにおいて、 第1インクヘッドと、第1軸ユニットと、第2インクヘ
    ッドと、第2軸ユニットと、前記第2軸ユニットを駆動
    するリバーシブルモータと、前記第2軸ユニットの位置
    を検出する第1ワイヤ式リニアエンコーダと、前記記録
    紙の先頭及び終端を検出する光センサと、前記記録紙の
    搬送機構に接続された第2ワイヤ式リニアエンコーダと
    を備え、 前記光センサによって前記記録紙の先端と終端とを検出
    し、前記検出結果に基づいて、前記記録紙の搬送機構に
    接続された前記第2ワイヤ式リニアエンコーダで前記記
    録紙の搬送方向の長さを算出し、 前記第1ワイヤ式リニアエンコーダで前記第2軸ユニッ
    トの位置を測定して、前記第1及び第2軸ユニットが前
    記記録紙の搬送方向の長さを二分する様に、第2軸ユニ
    ットの位置を移動し、 前記第1及び第2インクヘッドで前記記録紙を印刷する
    ことにより、前記記録紙の上半分と下半分の印刷を同時
    に開始し、同時に終了することを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】記録紙を印刷するプリンタにおいて、 プリンタ本体と、第1インクヘッドと、第2インクヘッ
    ドと、 前記プリンタ本体に対して固定されており、前記第1イ
    ンクヘッドを保持し、前記第1インクヘッドを前記記録
    紙の搬送方向に垂直な方向に往復移動させる第1軸ユニ
    ットと、 前記プリンタ本体に対して前記記録紙の搬送方向に移動
    可能に配置されており、前記第2インクヘッドを保持
    し、前記第2インクヘッドを前記記録紙の搬送方向に垂
    直な方向に往復移動させる第2軸ユニットと、 前記第2軸ユニットの位置を設定する分割位置設定部
    と、 前記記録紙の印刷開始前に、前記分割位置設定部での設
    定値に基づいて前記第2軸ユニットを前記記録紙の搬送
    方向に移動する移動手段と、を備えるプリンタ。
  3. 【請求項3】前記分割位置設定部は、印刷開始時におい
    て、前記第1及び第2軸ユニットが前記記録紙を二分す
    る様に、第2軸ユニットの位置を設定する、請求項2に
    記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】前記記録紙の搬送方向の長さを測定する記
    録紙測定部をさらに備え、 前記分割位置設定部は、前記記録紙測定部の測定結果に
    基づいて、前記第2軸ユニットの位置を設定する、請求
    項3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】前記分割位置設定部は、印刷データと共に
    受信する用紙サイズの情報に基づいて、前記第2軸ユニ
    ットの位置を設定する、請求項3に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】前記分割位置設定部は、前記第1及び第2
    軸ユニットが前記記録紙の印刷領域を二分する様に、前
    記第2軸ユニットの位置を設定する、請求項2に記載の
    プリンタ。
  7. 【請求項7】前記記録紙に印刷する印刷データを蓄積す
    るページバッファと、 前記ページバッファに蓄積された1ページ分の印刷デー
    タに基づいて印刷領域を算出する領域算出部とをさらに
    備え、 前記分割位置設定部は、前記領域算出部で算出された前
    記印刷領域に基づいて、前記印刷領域を二分する位置に
    第2軸ユニットの位置を設定する、請求項6に記載のプ
    リンタ。
  8. 【請求項8】前記分割位置設定部は、印刷データと共に
    受信する印刷領域の情報に基づいて、前記第2軸ユニッ
    トの位置を設定する、請求項6に記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】前記分割位置設定部が、前記第1及び第2
    軸ユニットが前記記録紙を二分する様に前記第2軸ユニ
    ットの位置を設定する第1設定方法か、前記第1及び第
    2軸ユニットが前記記録紙の印刷領域を二分する様に前
    記第2軸ユニットの位置を設定する第2設定方法か、の
    いずれかを選択する分割方法選択部をさらに備える、請
    求項2に記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】前記位置設定選択手段は、前記印刷領域
    の前記記録紙に占める割合が所定割合以上の場合に前記
    第1設定方法を選択し、前記印刷領域の前記記録紙に占
    める割合が所定割合未満の場合に前第2設定方法を選択
    する、請求項9に記載のプリンタ。
  11. 【請求項11】前記位置設定選択手段は、ユーザにより
    設定された前記所定割合を使用する、請求項10に記載
    のプリンタ。
  12. 【請求項12】分割方法選択部は、ユーザにより入力さ
    れる前記第1又は第2設定方法を選択する、請求項9に
    記載のプリンタ。
  13. 【請求項13】記録紙を印刷するプリンタにおいて、 プリンタ本体と、第1インクヘッドと、第2インクヘッ
    ドと、第3インクヘッドと、 前記プリンタ本体に対して固定されており、前記第1イ
    ンクヘッドを保持し、前記第1インクヘッドを前記記録
    紙の搬送方向に垂直な方向に往復移動させる第1軸ユニ
    ットと、 前記プリンタ本体に対して前記記録紙の搬送方向に移動
    可能に配置されており、前記第2インクヘッドを保持
    し、前記第2インクヘッドを前記記録紙の搬送方向に垂
    直な方向に往復移動させる第2軸ユニットと、 前記プリンタ本体に対して前記記録紙の搬送方向に移動
    可能に配置されており、前記第3インクヘッドを保持
    し、前記第3インクヘッドを前記記録紙の搬送方向に垂
    直な方向に往復移動させる第3軸ユニットと、 前記第2及び第3軸ユニットの位置を設定する分割位置
    設定部と、 前記記録紙の印刷開始前に、前記分割位置設定部での設
    定値に基づいて前記第2及び第3軸ユニットを前記記録
    紙の搬送方向に移動する移動手段と、を備えるプリン
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013173313A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及び方法並びに衛生用品の製造方法

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