JP3092202B2 - Atmスイッチングシステム - Google Patents

Atmスイッチングシステム

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JP3092202B2
JP3092202B2 JP10410891A JP10410891A JP3092202B2 JP 3092202 B2 JP3092202 B2 JP 3092202B2 JP 10410891 A JP10410891 A JP 10410891A JP 10410891 A JP10410891 A JP 10410891A JP 3092202 B2 JP3092202 B2 JP 3092202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATMセルをセル単位
にスイッチングするATMスイッチに係り、特に、極め
て大容量のATMスイッチのハードウェア規模を小型化
し、かつ、バースト性のトラヒックに対してセル廃棄率
特性の優れた高品質のスイッチを構成するに好適なAT
Mスイッチングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】CCITT勧告によれば、ATMセル
(固定長のパケットのこと)の長さは、53バイトに規
定されている。通常、スイッチ内部では、ATMセルの
ルーチングに必要なルーチング情報を付加して54から
64バイト程度の大きさの装置内ATMセルに変換して
処理している。ATMスイッチのスイッチング容量は、
例えば、125μsに約2800セル(150Mbps
×64本相当)を処理する場合には、約10Gbpsと
なる。
【0003】従来、このような大容量のATMスイッチ
を実現するスイッチ方式として、例えば、特開平2−113
750 号「パケット交換システム」に記載されたものがあ
る。これによると、ATMセルを複数の入力ハイウェイ
から順に取り出して多重化し、その多重化した単位にス
イッチングし、それを各出力ハイウェイに分配して出力
する構成にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ATMスイッ
チの入力には、様々なメディアからのトラヒックが負荷
される。特に、データトラヒックの場合はバースト的に
トラヒックが発生するものであり、このバーストがスイ
ッチ内の1つの出力に対して集中したとき、スイッチ内
で待ち合わせているセル数が増加し、セル廃棄が起こり
やすくなる。上記従来技術のATMスイッチにおいて
も、各出力ハイウェイに分配する部分で、出力ハイウェ
イの速度を落すことが一般的であり、このときセルの待
ち合せが必要である。この部分ではATMセルがバース
ト的に集中するときに、セル廃棄が起こりやすくなると
いう問題がある。
【0005】一方、上記のようなバースト性の強いトラ
ヒックに対して、交換効率の良いスイッチング方式とし
ては、特開平2−1669 号「スイッチングシステム及びそ
の構成法」がある。この方式は、全ての出力ハイウェイ
に対してバッファの全領域が共通に使用できるので、特
定の出力ハイウェイへのATMセルの宛先の偏りが生じ
ても、メモリ容量を効率良く使える。従って、ATMセ
ルの廃棄が起きにくいので、特に、瞬時的に同一宛先の
ATMセルが集中して到着するバースト性の強い通信に
対して効果がある。しかし、この方式では、共通バッフ
ァのアクセス速度ネックにより、大容量化に限界があ
る。
【0006】本発明の目的は、バースト性の厳しいトラ
ヒックに対して、優れたトラヒック特性を持ち、大容量
化しやすい構成で、且つ、ハードウェア規模の小さいA
TMスイッチングシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明では、ATMスイッチを、複数の入力ハイウ
ェイから入力したATMセルを多重化する多重手段と、
多重化されたATMセルをスイッチングする高速リンク
のスイッチング手段と、スイッチングされたATMセル
を多重分離して元のリンク速度に落し、複数の出力ハイ
ウェイに振り分けて出力するための多重分離手段とから
構成し、特に、多重分離手段に全ての出力ハイウェイで
共用できる共通バッファを設ける構成にしたものであ
る。
【0008】
【作用】多重手段は、複数の入力ハイウェイからのAT
Mセルを入力して多重化することにより、リンク速度を
引き上げて、トラヒックのバースト性を小さくすること
で、高速リンクのスイッチ回路のセルバッファを小容量
の個別バッファにできるためハードウェアを小型化する
ことができる。
【0009】高速リンクのスイッチング手段は、多重化
された高速リンクのATMセルを多重化時に挿入された
ルーチング情報によってスイッチングする。高速リンク
にすることでスイッチング手段の入出力の回線数を少な
くできるので、スイッチ回路,セルバッファ等のハード
ウェアを小型化することができる。
【0010】多重分離手段は、スイッチングされたAT
Mセルを入力し、多重分離して元のリンク速度に落し、
各出力ハイウェイに振り分けて出力する。このATMセ
ルのリンク速度を落すときに、トラヒックのバースト性
は厳しくなる。
【0011】多重分離手段の中の共通バッファは、全て
の出力ハイウェイで共用できるセルバッファである。1
つの出力ハイウェイ分の大容量のセルバッファを設け、
等価的には、各出力ハイウェイに大容量のセルバッファ
を設けことに等しくなり、ハードウェアを小型化するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1から図7に
より説明する。
【0013】先ず、図1により本発明の一実施例に係
る、ATMスイッチングシステムの全体構成を説明す
る。本発明の一実施例では、取り扱うATMセルの長さ
が64バイトであり、入力ハイウェイ1の64本と出力
ハイウェイ7の64本のリンク速度が600Mbpsで
あり、高速リンクのスイッチ(SW)4の入力側に接続
される高速リンクの4本と高速リンクのスイッチ(S
W)4の出力側に接続される高速リンクの4本のリンク
速度が共に9.6Gbps であり、高速リンクのスイッ
チ(SW)4のスイッチ規模を4×4にした場合の構成
である。したがって、ATMスイッチングシステム全体
としては、600Mbpsのリンク速度でスイッチ規模
64×64を構成している。
【0014】64本の入力ハイウェイ1は、16本毎に
多重回路(MUX)2に接続される。例えば、入力ハイ
ウェイ1−01〜16は多重回路(MUX)2−1に、
入力ハイウェイ1−17〜32は多重回路(MUX)2
−2に、入力ハイウェイ1−33〜48は多重回路(M
UX)2−3に、入力ハイウェイ1−49〜64は多重
回路(MUX)2−4に各々接続される。多重回路(M
UX)2−1〜4の出力は、各々高速リンク3−1〜4
を介して高速リンクのスイッチ(SW)4に接続され
る。高速リンクのスイッチ(SW)4の出力は、高速リ
ンク5−1〜4を介して共通バッファ形の多重分離回路
(共通バッファ形DMX)6−1〜4に各々接続され
る。多重分離回路(共通バッファ形DMX)6は、高速
リンク5を各々16本の出力ハイウェイ7に振り分けて
接続する。例えば、多重分離回路(共通バッファ形DM
X)6−1は出力ハイウェイ7−1〜16に、多重分離
回路(共通バッファ形DMX)6−2は出力ハイウェイ
7−17〜32に、多重分離回路(共通バッファ形DM
X)6−3は出力ハイウェイ7−33〜48に、多重分
離回路(共通バッファ形DMX)6−4は出力ハイウェ
イ7−49〜64に接続される。
【0015】次に、各部の構成を説明する。多重回路
(MUX)2−1〜4は、600Mbpsのリンク速度で6
4本の入力ハイウェイ1から入力したATMセルを、1
6ハイウェイ毎に順に多重化して9.6Gbps のリン
ク速度に引き上げる回路である。そして、入力ハイウェ
イ1から入力したATMセルの位相合わせ等のためにセ
ルバッファでバッファリングし、スイッチ(SW)4で
のルーチングのためにルーチング情報を付加する等の機
能を具備している。本実施例では、説明の都合上、ルー
チング情報を多重回路(MUX)2で付加しているが、
特に多重回路(MUX)2だけに限定しない。
【0016】高速リンクのスイッチ(SW)4は、9.
6Gbps の高速リンクをスイッチングするスイッチ
規模4×4のスイッチ回路である。このスイッチ回路
は、スイッチ規模4×1の基本スイッチを4個組み合わ
せることにより実現している。また、ATMセルのルー
チングのためにルーチングフィルタでフィルタリング
し、同一宛先に対して発生するセル集中を緩和するため
にセルバッファでバッファリングする等の機能を具備し
ている。
【0017】多重分離回路(共通バッファ形DMX)6
−1〜4は、スイッチ(SW)4でスイッチングされた
ATMセルを高速リンク5から入力し、各々16ハイウ
ェイ毎に出力ハイウェイ7−1〜16と、出力ハイウェ
イ7−17〜32と、出力ハイウェイ7−33〜48
と、出力ハイウェイ7−49〜64とに振り分けて出力
する回路である。多重分離回路(共通バッファ形DM
X)6−1〜4は、高速リンクのATMセルを元のリン
ク速度に落とすために多重分離し、出力ハイウェイ7に
振り分けて出力するために全ての出力ハイウェイで共用
できる共通バッファ等の機能を具備している。この共通
バッファは、特開平2−1669 号「スイッチングシステム
及びその構成法」に示される手段により構成している。
【0018】次に、図2により、本実施例のATMスイ
ッチングシステムのスイッチング動作を説明する。図2
は、入力ハイウェイ01(HWI01)は出力ハイウェ
イ16(HWO16)に、入力ハイウェイ10(HWI
10)は出力ハイウェイ15(HWO15)に、入力ハ
イウェイ50(HWI50)と入力ハイウェイ64(H
WI64)は共に出力ハイウェイ01(HWO01)に
各々のATMセルがスイッチングされている状態を示し
ている。ATMセルのルーチング情報は、入力ハイウェ
イの各ATMセルのヘッダ部に示されている。
【0019】多重回路(MUX)2は、16本の入力ハ
イウェイ毎に割り当てて、ATMセルに高速リンクのス
イッチ(SW)4で使用するルーチング情報をヘッダ部
に付加して多重化する。本実施例では、多重回路(MU
X)2−1と多重回路(MUX)2−4に2本ずつATM
セルが入力されて、それら全ての宛先が多重分離回路
(共通バッファ形DMX)6−1になっている状態を仮
定しているため、スイッチ(SW)4の出力aに全ての
ATMセルがスイッチングされている。
【0020】多重化においては、入力ハイウェイ順にA
TMセルを16本ずつ時間軸方向順に多重化する。この
多重化により、リンク速度を9.6Gbps に引き上げ
て、高速リンク3のトラヒックのバースト性を小さくで
きるため、次段の高速リンクのスイッチ(SW)4のセ
ルバッファを容量の小さな個別バッファで構成できるの
でハードウェア規模を小さくできる。
【0021】高速リンクのスイッチ(SW)4では、多
重回路(MUX)2によってATMセルのヘッダ部に付
加されたルーティング情報を基に、ATMセルを出力a
にスイッチングする。同一の宛先、本実施例ではaに、
セルが集中することによって発生するセル廃棄を防止す
るためセルバッファに一時的に蓄えている。
【0022】多重分離回路(共通バッファ形DMX)6
−1は、スイッチングされたATMセルを入力し、元の
ATMセルのリンク速度に落して、出力ハイウェイ7に
振り分けて出力する。この多重分離をするとき、リンク
速度を落すために、トラヒックのバースト性が厳しくな
ってしまう。それに対処するには、出力ハイウェイ毎に
大容量の個別バッファを設けることでも解決できる。し
かし、ハードウェア規模が増えるために小型化に向か
ず、また、バッファ容量を減らすとATMスイッチとし
てのトラヒック特性が劣化する等の欠点がある。本実施
例では、全ての出力ハイウェイにおいて、共用できる共
通バッファを設けて対処している。
【0023】図3により、共通バッファを中心にして、
多重分離回路の動作を説明する。図3は、特開平2−166
9 号「スイッチングシステム及びその構成法」に示され
る構成図である。図3においては、入線(n)が、メイ
ンバッファ605のデータ入力(DI)に接続され、メ
インバッファ605のデータ出力(DO)は、並列直列
変換多重分離器606に接続されm本の出線に分離され
ている。入線のうち、セルのヘッダ部に相当する部分
は、ヘッダ変換テーブル602の読出しアドレス端子
(RA)に接続され、ヘッダ変換テーブル602のデー
タ出力(DO)のうち、新ヘッダ部分はメインバッファ
605のデータ入力へ接続され、空き/使用中情報(空
=0)部分はANDゲート609を介しメインバッファ
605の書込みイネーブル入力(WE)へ接続され、出
線番号部分はアドレスポインタ604の宛先出線番号入
力(DEST)に接続される。ヘッダ変換テーブル60
2のデータ入力(DI)と書込みアドレス(WA)は、
図示していない制御系に接続されている。アイドルアド
レスFIFO603のデータ出力(DO)はメインバッ
ファ605のデータ入力(DI)とアドレスポインタ6
04の次書込みアドレス入力(NWAD)へ接続され、
空き表示出力(EPTY)はANDゲート609を介し
メインバッファ605の書込みイネーブル(WE)入力
へ接続される。アドレスポインタ604の書込みアドレ
ス出力(WAD)はメインバッファ605の書込みアド
レス入力(WA)へ接続され、読出しアドレス出力(R
AD)は、セレクタ610を介してメインバッファ60
5の読出しアドレス出力(RA)とアイドルアドレスF
IFO603のデータ入力(DI)に接続される。メイ
ンバッファ605のデータ出力(DO)のうち、読出し
アドレスに相当する部分はアドレスポインタ604の次
読出しアドレス入力(NRAD)へ接続され、それ以外
の部分、即ちセル本体に相当する部分は、並列直列変換
多重分離器606を介し、各出線へ分離される。制御カ
ウンタ(CNT)607の出力はアドレスポインタ60
4の読出しカウンタ入力(RACNT)へ接続される。
空セルアドレスレジスタ611はセレクタ610の入力
へ接続される。アドレスポインタ604のキュー状態表
示出力(STS)はセレクタ610の選択入力と、アイ
ドルアドレスFIFO603の書込みイネーブル入力
(WE)へ接続されている。
【0024】先ず、メインバッファへのセルの書込み動
作を説明する。
【0025】入線から到着したセルは、図4(a)に示
すように、セルのヘッダには論理チャネル番号が書いて
あり、この番号でヘッダ変換テーブル602にアクセス
することで、そのセルの出線側での新しい論理チャネル
番号、セルが空きか使用されているかの情報、セルの宛
先出線番号を得る。これらの情報は、呼設定時に制御系
からのアクセスでテーブル内に書き込まれる。図4
(b)にヘッダ変換テーブル602の出力の一例を示
す。
【0026】セルの宛先出線番号はアドレスポインタ6
04へ入力され、これに応じて適当な書込みアドレスが
得られる。該書込みアドレスは、アイドルアドレスFI
FO603から予め入力されたものである。該書込みア
ドレスを用いてセルはメインバッファ605へ書き込ま
れる。尚、セルが空きセルである場合、もしくはアイド
ルアドレスFIFOが空きである場合(即ちメインバッ
ファに空きが無い場合)は、ANDゲート609の出力
がLとなるためメインバッファ605には書込みは行な
われず、また、アイドルアドレスFIFOの読出しクロ
ック(RCK)もLとなり、空アドレスの出力も行なわ
れない。
【0027】次に、メインバッファへのセルの読出し動
作を説明する。セルの読出しは、制御カウンタ607が
発生する数に応じてアドレスポインタ604から読出し
アドレスを得て、これをメインバッファの読出しアドレ
スとすることでセルを読み出す。制御カウンタの値は、
出線番号に対応する。即ち各出線毎に順に1つずつセル
が読み出されるわけである。読出しアドレスとして使用
したアドレスは、アイドルアドレスFIFO603のデ
ータ入力(DI)へ送られ、再度書込みアドレスとして
用いられる。尚、ある出線に宛てたセルが、メインバッ
ファ内に1つも存在しないときは、キュー状態表示出力
(STS)が出力され、セレクタ610によって、メイ
ンバッファ605の読出しアドレスとして、空セルアド
レスレジスタ611に格納されているアドレスが選択さ
れている。該アドレスに相当するメインバッファの内容
は常に空きセルとしてある。
【0028】アイドルアドレスFIFO603のデータ
出力は、セルと一緒にメインバッファ内に格納する。こ
れは、そのセルの宛先出線と同じ宛先の、次のセルの格
納アドレスを示すためである。詳しい動作は図6を用い
て次に述べる。尚、メインバッファ内のセルの構造を図
4(c)に示す。
【0029】次に、図5を用いて、アドレスポインタ6
04の構造と動作を説明する。出線番号入力(DES
T)は、出線番号デコーダ301の入力と書込みアドレ
スセレクタ308の選択入力に接続される。出線番号デ
コーダ301のm本のデコード出力は、それぞれm個の
書込みレジスタ(WR1〜m)302〜303のクロッ
ク入力に接続される。外部のアイドルアドレスFIFO
から入力される次書込みアドレス(NWAD)は各書込
みレジスタの入力に接続され、各書込みレジスタの出力
は書込みアドレスセレクタ308を介して、書込みアド
レス出力(WAD)となる。一方、制御カウンタ入力(R
ACNT)はデコーダ311と読出しアドレスセレクタ
309の選択入力に接続され、デコーダ311のm本の
デコード出力は、それぞれm個の読出しレジスタ(RR
1〜m)304〜305のクロック入力として、ゲート
を介して接続する。外部からの次読出しアドレス入力(N
RAD)は、各読出しレジスタの入力に接続され、各読出し
レジスタ出力は読出しアドレスセレクタ309を介して
読出しアドレス(RAD)となる。不一致検出器(UM
1〜m)306〜307はそれぞれ対応する書込みレジ
スタと読出しレジスタの出力を入力とし、そのそれぞれ
の出力は不一致情報セレクタ(UMSEL)310を介し
て、キュー状態表示出力(STS)となる。また、不一
致検出器の出力は上記ゲートの一方の入力にも接続され
る。
【0030】出線番号入力(DEST)によりm個の書
込みレジスタの出力のうち、その出線番号に相当するも
のを書込みアドレスセレクタ308で選択し、書込みア
ドレス出力(WAD)とする。このとき、同時に出線番
号デコーダ301のデコード出力により、上記に相当す
る書込みレジスタの保持する値を、アイドルアドレスF
IFOから入力される(NWAD)値に更新する。従っ
て、更新直前でのNWADの値は、この時書込みを行なおう
としているセルの宛先出線番号と同じ宛先のセルが次に
入ってきた時の書込みアドレスに相当する。そのため、
このNWADの値をこの時書込みを行なおうとしている
セルと一緒にメインバッファに格納しておけば、このセ
ルを読出した時に、同じ出線へ宛てたセルを次に読みだ
す時は、どのアドレスから読み出せば良いのかを知るこ
とができる。セルの読出し時は、制御カウンタの値を選
択入力とする読出しアドレスセレクタにより読出しレジ
スタ出力を選択し、そのレジスタの保持値を読出しアド
レス出力(RAD)として出力し、これを読出しアドレ
スとして用いている。同時にデコーダ311の出力によ
って、この時選択された読出しレジスタの保持値を更新
する。このときの読出しアドレスレジスタの入力は、メ
インバッファから読み出される、上記書込み時にセルと
一緒に格納した次読出しアドレスであるので、同じ出線
へ宛てた次のセルのアドレスを読出しレジスタに保持さ
せることができる。
【0031】図6はアイドルアドレスFIFO603の
構成を示す。アイドルアドレスFIFO603は、メモ
リ501,書込みカウンタ(WCNT)502,読出しカ
ウンタ(RCNT)503,一致検出器504から成る。
書込みカウンタ502は、書込みアドレス(WA)を出
力するカウンタで、メモリ501のアドレスの数だけカ
ウントするリングカウンタである。読出しカウンタ50
3は、読出しアドレス(RA)を出力するカウンタで、
メモリ501のアドレスの数だけカウントするリングカ
ウンタである。両カウンタの値が同一になったときはメ
モリが空になった状態であるから、これを一致検出器5
04で検出して空き出力(EPTY)を出す。以上のよう
に、全体としてはFIFO機能を持つものである。
【0032】図7の他実施例の動作説明図を用いて、そ
の動作を説明する。図7に示されるATMスイッチング
システムは、基本的には、図1に示すものと同じ原理に
よるものであり、図1のものにATMセルの分割機構を
付加してある。図2の説明図では、ATMセルをセル単
位にスイッチングしたが、他実施例では、ATMセルを
N個に分割し、その分割したブロック単位にスイッチン
グを行なう構成にした。図7は、ATMセルを4ブロッ
クに分割した場合の構成であり、入力ハイウェイ01
(HWI01)は出力ハイウェイ01(HWO01)
に、入力ハイウェイ02(HWI02)は出力ハイウェ
イ02(HWO02)に、入力ハイウェイ05(HWI
05)は出力ハイウェイ11(HWO11)に、入力ハ
イウェイ15(HWI15)は出力ハイウェイ15(H
WO15)に各々接続されていると仮定する。入力ハイ
ウェイ01〜16(HWI01〜16)からハイウェイ
順に入力した16本のATMセルは、多重回路(MU
X)2−1で時間軸方向に多重化し、ATMセルの処理
を行ないやすくしている。分割されたATMセルは、各
々のブロックにスイッチング手段で必要なルーチング情
報を付加されて、各々のブロック単位でスイッチ(S
W)4−1〜4でスイッチングされた後、4つのブロッ
クを1つに纏めて元のATMセルに戻されて、多重分離
回路(共通バッファ形DMX)に入力され、各出力ハイ
ウェイに振り分けて出力する。これらの構成によって、
ハードウェアの分割を容易にすることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ATMスイッチングシ
ステムにおいて、複数の入力ハイウェイから入力したA
TMセルを多重手段によって多重化し、リンク速度を引
き上げたことにより、高速リンクのスイッチング手段の
入力側トラヒックのバースト性を小さくでき、高速リン
クのスイッチング手段のセルバッファを小容量にできる
ので、スイッチ回路のハードウェアを小型化できる効果
がある。
【0034】また、多重分離手段の中のセルバッファを
共通バッファにしたことにより、全ての出力ハイウェイ
に対してセルバッファの全領域が共用できるため、ある
出力ハイウェイにセルが集中する等の偏りが生じても、
共通バッファを効率良く使用できるため、ATMセルの
多重分離手段でリンク速度を落したとき等に発生するバ
ースト性の厳しいトラヒックに対しても、セル廃棄を防
止して、セル廃棄率特性の優れた高品質のATMスイッ
チを構成することができる効果がある。
【0035】また、多重分離手段の中の共通バッファ
は、1つの出力ハイウェイ分の大容量バッファを設け
て、等価的には、全ての出力ハイウェイに設けたことに
等しくなり、ハードウェア規模を小型化できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のATMスイッチングシステムの全体
構成図である。
【図2】本実施例の動作説明図である。
【図3】本実施例の多重分離手段の共通バッファの構成
図の一例である。
【図4】共通バッファのセルの構造図である。
【図5】共通バッファのアドレスポインタの構成図であ
る。
【図6】共通バッファのアイドルアドレスFIFOの構
成図である。
【図7】他の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1…入力ハイウェイ、2…多重回路、3…スイッチ回路
の入力側の高速リンク、4…高速リンクのスイッチ回
路、5…スイッチ回路の出力側の高速リンク、6…共通
バッファ形の多重分離回路、7…出力ハイウェイ、30
1…出線番号デコーダ、302〜303…書込みレジス
タ、304〜305…読出しレジスタ、306〜307
…不一致検出器、308…書込みアドレスセレクタ、3
09…読出しアドレスセレクタ、310…不一致情報セ
レクタ、311…デコーダ、501…メモリ、502…書
込みカウンタ、503…読出しカウンタ、504…一致
検出器、602…ヘッダ変換テーブル、603…アイド
ルアドレスFIFO、604…アドレスポインタ、605
…メインバッファ、606…並列直列変換多重分離器、
607…制御カウンタ、609…ANDゲート、610
…セレクタ、611…空セルアドレスレジスタ。
フロントページの続き (72)発明者 郷原 忍 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社 日立製作所 戸塚工場内 (56)参考文献 特開 平3−46850(JP,A) 特開 平2−1669(JP,A) 特開 平2−113750(JP,A) 特開 平2−303245(JP,A) 特開 平1−256246(JP,A) 特開 平2−67045(JP,A) 特開 平2−249336(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56 H04L 29/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力端子と複数の出力端子を備え、
    上記入力端子で受信したATMセルを該ATMセルのヘ
    ッダに含まれる識別子に応じて宛先となる出力端子に交
    換出力するATMにおいて、 それぞれが上記複数の入力端子からのATMセルを第1
    のATMセル列に多重化する複数の多重化手段と、 複数の第1のATMセル列を入力し複数の第2のATM
    セル列に交換出力するスイッチ手段と、 それぞれが上記第2のATMセル列をATMセルに分離
    して上記複数の出力端子に出力する分離化手段とを備
    え、 上記スイッチ手段は、上記複数の分離化手段毎にATM
    セルを蓄積する複数の第1のバッファメモリを有し、上
    記第1のATMセル列を入力するとATMセルの識別子
    に基き該セルの宛先となる出力端子を有する分離化手段
    に対応した第1のバッファメモリに蓄積交換して第2の
    ATMセル列を該分離化手段に出力するスイッチで、 上記分離化手段のそれぞれは、上記第2のATMセル列
    のATMセルを到着順に蓄積する第2のバッファメモリ
    と、該第2のバッファメモリの空アドレスを蓄積するア
    ドレスメモリと、上記ATMセルの識別子に基き該AT
    Mセルの宛先となる上記出力端子毎に上記アドレスメモ
    リからのアドレスを管理して該セルの第2のバッファメ
    モリへのATMセル書込みと読み出しを制御する制御回
    路と、上記第2のバッファメモリから読み出したATM
    セルを上記複数の出力端子のいずれかに振り分ける振り
    分け手段とで構成した分離化手段で構成したことを特徴
    とするATMスイッチングシステム。
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