JP3092200U - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3092200U
JP3092200U JP2002005217U JP2002005217U JP3092200U JP 3092200 U JP3092200 U JP 3092200U JP 2002005217 U JP2002005217 U JP 2002005217U JP 2002005217 U JP2002005217 U JP 2002005217U JP 3092200 U JP3092200 U JP 3092200U
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壽一郎 齊藤
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サプティー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作製や設置が容易で、簡易に多様な立体画像
を見ることができる表示装置を提供すること。 【解決手段】 画像を施した網目状の表示物2と、画像
を施した表示物2よりも粗い網目状の表示物3と、表示
物2,3が夫々止着される取付部材5,5と、取付部材
5,5を所定間隔に保持する保持部材6を有し、表示物
3側から表示装置を見たとき視差による立体画像が観察
できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、広告や宣伝業務に用いる立体画像の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられている被表示物を表示する平面状の表示物として、画像を印刷し たタペストリー、ポスター、看板等が知られている。 しかし、このような平面状の表示物では、被表示物を立体的に表示しようとし てもインパクトが少なく、斬新さに欠ける。
【0003】 また、被表示物をより立体状に表示する表示物として、極薄の色フィルターや プリズム等を平面シートに圧着して作製するステッカー、レーザー光等を利用し て物体の立体像を再現するホログラム、及び、プロジェクタと偏光板と偏光眼鏡 を用いて両眼視差による立体画像を観察する表示装置が知られている。
【0004】 しかし、これらの表示装置は、シート等に特殊加工を施したり、被写体の振動 を防止したり、片方の目で両方の画像が見えてしまわないように偏光板の角度を 適切に合わせる等の複雑な技術を必要としていた。 更に、圧着する色フィルターやプリズム、レーザーと感光材料、プロジェクタ と透過スクリーンと偏光眼鏡等の専用材料や各種機器が必要となり、コスト高と なっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的 とするところは、複雑な技術等を必要とせず、簡易な機械で、インパクトのある 多様な立体画像を簡易に観察することができる表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために、本考案の表示装置は、画像を施した網目状の第 1の表示物と、画像を施した前記第1の表示物よりも粗い網目状の第2の表示物 と、前記第1の表示物と前記第2の表示物を所定の間隔で保持する間隔保持部材 を有し、前記第2の表示物を観察したときに前記第1の表示物に施された画像と 前記第2の表示物に施された画像とを同時に観察できるようにしたことを特徴と する。
【0007】 また、本考案の表示装置は、画像を施した網目状の複数の表示物と、前記表示 物同士を所定の間隔で保持する間隔保持部材を有すると共に、前記複数の表示物 の網目の密度を、総て同一にするか若しくは手前から奥へ行くにしたがって密と なるように選定し、前記各表示物に施された画像を同時に観察できるようにした ことを特徴とする。
【0008】 また、本考案の表示装置は、前記表示物が布又は紙で作製されていることを特 徴とする。
【0009】 また、本考案の表示装置は、少なくとも二つの表示物に、同一の画像を施した ことを特徴とする。
【0010】 また、本考案の表示装置は、前記表示物のうちの少なくとも一つを、複数の画 像を施して環状に構成し、前記表示物に施された画像の位置を移動させることに より、異なる画像を表示できるようにしたことを特徴とする。
【0011】 また、本考案の表示装置は、前記表示物のうちの少なくとも一つを、前記間隔 保持部材に対して着脱可能に構成し、異なる画像を施した他の表示物と入れ替え ることにより異なる画像を表示できるようにしたことを特徴とする。
【0012】 また、本考案の表示装置においては、前記間隔保持部材は、表示物を係着する 取付部材と、複数の取付部材を異なる間隔で保持可能な保持部材とからなり、前 記取付部材を保持する前記保持部材の位置を調整することにより、取付部材に係 着された表示物同士の間隔を調整できるようにしたことを特徴とする。
【0013】 また、本考案の表示装置においては、前記間隔保持部材は、表示物同士を異な る間隔で係着可能な複数の取付部材と、前記複数の取付部材と一体成型される保 持部材を有し、前記取付部材における前記表示物の係着位置の選択により、表示 物同士の間隔を調整できるようにしたことを特徴とする。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案の表示装置のように、表示物を所定間隔で保持する間隔保持部材を有し て構成すれば、表示装置を見るときに生じる視差により、立体画像を観賞するこ とができる。また、表示装置の作製や設置に複雑な技術や専用材料等を用いない ので、従来の表示物に比べて、表示装置の作製や設置を安価且つ容易に行うこと ができる。また、異なる画像を施した表示物を用いることができるようにしたり 、表示物同士の間隔を調整できるようにしたりすれば、同一の表示装置で複数の 画像を簡易に表示することができる。
【0015】 以下、本考案の実施の形態を、図1から図10に示した実施例で説明する。な お、本考案における画像とは、色彩、文字、記号、図柄等の絵、及びこれらの組 合せを含むものである。
【0016】 〔第一実施例〕 まず、本実施例のタペストリー1の構成概要を、図1及び図2を用いて説明す る。図1は第一実施例のタペストリー1の斜視図であり、図2は第一実施例の保 持部材の変形例の正面図である。
【0017】 タペストリー1は、一方の表示物2と、他方の表示物3と、表示物2,3を所 定間隔で保持する間隔保持部材4とを有している。 表示物2は、均一な網目の縦長矩形形状の布で作製され、中央に画像が印刷さ れている。 なお、この画像は、印刷による他、染色等の所望の方法で、表示物に施すこと ができる。
【0018】 表示物3は、表示物2と略同一の縦長矩形形状の布で作製され、表示物2と同 一の画像が施されている。また、表示物3は、表示物2よりも粗い網目で作製さ れていて、タペストリー1を手前側、即ち、表示物3側から観察すると、均一網 目の隙間から、奥の表示物2に施された画像と表示物3の網目の上に施された画 像とを同時に観察できるようになっている。
【0019】 間隔保持部材4は、取付部材5,5と、取付部材5,5を所定の間隔をおいて 保持する保持部材6とを有している。 取付部材5,5は円筒形状に作製され、表示物2及び表示物3の対向する二辺 を夫々係着している。なお、取付部材の材料は表示物2,3を保持し得る強度及 び耐久性があれば良く、例えばプラスチックで作製することができる。また、吊 り下げ用の表示装置の取付部材については、軽量の材料が望ましい。
【0020】 取付部材5,5は、保持部材6により保持されている。本実施例の保持部材6 は、肉薄で略三角形状に形成されており、取付部材5,5と一体成型されている 。この保持部材6は、取付部材5,5の左右両端近傍に各一対づつ、計4個設け られて、表示物2と表示物3とを所定間隔を空けて保持できるようになっている 。なお、保持部材6の略中央には、紐等を通す穴が設けられている。
【0021】 本実施例のタペストリー1を作製するには、所望の網目の粗さの布に画像を施 した表示物2を作製し、この表示物2よりも粗い網目の布に表示物2に施された 画像と同一の画像を施した表示物3を作製する。そして、表示物2と表示物3に 施された画像が前後に整合するように、表示物2及び表示物3の各短辺を取付部 材5,5に止着する。
【0022】 そして、一対の保持部材6に設けられた穴に予め紐を通し、タペストリー1を 吊り下げた状態で観察する。このとき、表示物2と表示物3との間には、間隔保 持部材4による所定間隔が空いているので、表示物3を正面から見たとき、表示 物3の網目上に施された画像と、表示物3の網目の隙間から観察される表示物2 に施された画像が、わずかにずれて観察される。この画像のずれにより視差が生 じ、タペストリー1の画像が立体画像として観察され得る。なお、本実施例のタ ペストリー1は布製であるため、取付部材5に巻きつけることができ、収納、保 管及び持ち運びに便利であり、表示物2,3を紙で作製する場合にも、同様であ る。
【0023】 本実施例では表示物を矩形形状で作製したが、本考案の表示物の形状は矩形形 状に限られるものではなく、円形等の所望の形状で作製することができる。 また、本実施例では表示物の網目を均一に作製したが、本考案の表示物の構成 は均一な網目状の表示物に限られるものではなく、手前の表示物に施された画像 と、手前の表示物の網目の隙間から観察される奥の表示物に施された画像が、同 時に観察できるものであればよい。例えば、表示物の上下方向の網目又は左右方 向の網目の密度に変化を持たせて作製してもよい。 更に、上記実施例では一方の表示物と他方の表示物の夫々の短辺を取付部材に 止着したが、この取付部材に対し対向する長辺側を止着しても良い。
【0024】 また、本考案の保持部材の構成は本実施例に限られるものではなく、表示物同 士を所定間隔を空けて保持できるものであれば良い。例えば、図2に示すように 、保持部材7を、断面略蹄鉄形状の二つの円柱部材7a,7aと、円柱部材7a ,7a同士を所定間隔を空けて保持する中間部材7bで構成し、取付部材5の端 部近傍に着脱自在に止着して、表示物2,3同士を所定間隔を空けて保持するよ うにしてもよい。
【0025】 更に、本考案における表示装置の構成は、上記したタペストリーの形態に限ら れるものではない。例えば、図3に示すようなスタンド式表示装置8とすること もできる。図3は、スタンド式表示装置8の斜視図であり、図4は図3のA−A 断面図である。
【0026】 スタンド式表示装置8は、図3に示すように、表示物2,3と、間隔保持部材 11を有している。間隔保持部材11は、図4に示すように、間隔を置いて対向 配置された前後縁部を有する枠状の保持部材9と、この前後縁部の全長に沿って 設けられた爪状の取付部材10を有している。そして、この取付部材10と保持 部材9との間に形成された空隙12内に、図中矢印Bで示すように、表示物2, 3の縁部が止着されるようになっている。 なお、図3に示すように、スタンド式表示装置8は、奥の表示物2が止着され ている側の保持部材9の対向する短辺に架け渡されたスタンド補助具13と、ス タンド補助具13と蝶番等の接続具(図示省略)で接続されるスタンド支柱14と 、スタンド支柱14と蝶番等(図示省略)で接続されるスタンド土台15を有して いるので、台等の上に配置したときにぐらつかないようになっている。
【0027】 〔第二実施例〕 本考案における表示装置は、2枚より多い表示物を有するようにすることもで きる。以下、2枚より多い表示物を有するタペストリー17の構成概要を、第二 実施例として、図5及び図6を用いて説明する。図5は、タペストリー17の間 隔保持部材18を示す説明図であり、図6は、取付部材19の説明図である。
【0028】 本実施例のタペストリー17は、複数の異なる粗さの網目を有する表示物16 a,16b,…,16eと、間隔保持部材18とを有している。間隔保持部材1 8は、表示物16a,16b,…,16eを夫々止着する複数の取付部材19a ,19b,…,19eと、取付部材19a,…,19e同士を所定間隔で保持す る保持部材20を有している。
【0029】 本実施例の表示物16は、均一な網目を有する表示物16aと、表示物16a よりも粗い均一な網目を有する表示物16bと、表示物16bよりも粗い均一な 網目を有する表示物16cと、表示物16cよりも粗い均一な網目を有する表示 物16dと、表示物16dよりも粗い均一な網目を有する表示物16eになって おり、各表示物には夫々整合する同一画像が施されていて、手前側、即ち表示物 16e側からタペストリー17を見たとき、表示物16eの網目上に施された画 像と、表示物16eの網目の隙間から観察できる表示物16d,16c…,16 aに施された画像を、同時に観察できるようになっている。また、取付部材に止 着された表示物の各辺には、図6に示すように、各表示物の端部を折り返して形 成された厚み部16fが夫々設けられていて、各表示物が取付部材19から抜け 落ちないようになっている。
【0030】 なお、表示物16の網目の密度は、本実施例では手前から奥に行くにしたがっ て密となるように配置したが、このような構成に限られず、手前の表示物の網目 の隙間から奥の各表示物に施された画像を同時に観察することができるものであ れば良い。例えば、表示物16bを、表示物16aより粗い密度の網目を有する 薄い布で作製し、表示物16c,16d,16eを表示物16bと同一密度の網 目を有する薄い布で作製するようにしてもよい。
【0031】 表示物16a,…,16eの対向する二辺は、夫々取付部材19a,19b, …,19eに止着されている。各取付部材19a,…,19eは、図6に示すよ うに、断面が逆三角形であり、止着される表示物16の一方の辺の長さにほぼ等 しい横長形状に作製されている。この取付部材19a,…,19eの夫々の頂点 19fには、横方向全長にわたって切れ目が設けられている。そして、この切れ 目に表示物16a,…,16eが挟持されて、各表示物を止着することができる ようになっている。なお、取付部材19内部の空隙、例えば取付部材19c内部 の空隙19gには、吊り下げ用の紐を通すことができるようになっている。
【0032】 保持部材20は、平板状に作製され、保持部材20の取付部材を係着する面に は、鉤爪状の対をなす突出部20a,20b,…,20eが、夫々所定間隔を空 けて設けられていて、これらは、取付部材19の横長形状の長さとほぼ等しい長 さに作製されており、一対の突出部20a,20a間には取付部材19aが、突 出部20b,20b間には取付部材19bが、突出部20c,20c間には取付 部材19c,19cが、突出部20d,20d間には取付部材19dが、夫々嵌 合するようになっている。
【0033】 このタペストリー17を用いるには、表示物16a,…,16eが止着された 取付部材19a,…,19eを、突出部20a,…,20eに嵌合した状態で、 吊り下げ用の紐を空隙19gに通して、タペストリー17を所望の位置に吊り下 げる。このようなタペストリー17を手前、即ち、表示物16e側から見ると、 表示物16eに施した画像と、奥の表示物16d,…,16aに施した画像を同 時に観察出来、且つ、間隔保持部材18が各表示物16を所定間隔を空けて保持 しているので、前後に整合した表示物16e,…,16aの画像間に夫々視差が 生じ、タペストリー17全体を立体画像として観察することができる。
【0034】 なお、上記した実施例では表示物16に総て同一画像を施したが、例えば、1 6aに風景の画像を施し、16bから16eまでには、16aの風景画像をシア ン、マゼンダ、イエロー、ブラックの四原色に分けた画像を各一色づつ施しても よい。このようにすると、多様な立体画像を観察することができる。 更に、上記表示物16aに建物の画像を施し、表示物16b,16c,16d ,16eには夫々異なる人物の画像を施してもよい。このようにすると、用途に 応じて、より多様な画像を簡易に観察することができる。
【0035】 〔第三実施例〕 本考案の表示装置は、表示物に施された画像を切り替えるようにすることもで きる。以下、画像の切り替え可能な表示物を有する表示装置の構成概要を、第三 実施例として、図7及び図8を用いて説明する。図7は、画像の切り替え可能な 表示物を有する表示装置の説明図であり、図8は、図7のC−C断面図である。
【0036】 図7に示す表示装置は、表示装置の手前に配置される取付部材21に固定され ている表示物22と、表示装置の奥に配置される取付部材23に着脱可能に係着 される幅広の環状に作製された表示物24を有している。そして、表示物24に は複数の画像が施されている。
【0037】 取付部材23は、図8に示すように、両側面に嵌合用の凸部23a,23aを 有する円筒状に作製されている。そして、この嵌合用の凸部23a,23aは、 保持部材25の内側に設けられた嵌合用の凹部25a,25aに、夫々嵌合して いる。
【0038】 上記表示装置で異なる画像を表示するには、表示物24を手で図7に矢印D, Dで示す方向へ動かしてゆく。このようにすると、表示物24は取付部材23を 折り返し地点として動き、表示物24に施された画像が矢印D,D方向へ移動す る。そして、所望の画像が手前側(表示物22に近い側)に位置したときに、表 示物24の移動をやめることで、所望の画像を選択することができる。このよう に、表示物24に施された画像の位置を移動させることで、容易に異なる所望の 画像を選択して表示することができるので、同じ表示装置を用いて複数の多様な 画像を観察することができる。
【0039】 なお、本実施例では表示物24を手動で移動させたが、この表示物24をモー ター等の機械的手段で移動させるようにすることもできる。例えば、取付部材2 3をモーター等の駆動手段で移動させることにより、表示物24を移動させるよ うにしてもよい。
【0040】 また、表示物に施された画像の切り替えは、上記した第三実施例に示す構造に 限られるものではない。例えば、図5において、表示物16は間隔保持部材18 に対し着脱できるので、表示物16a,…,16eと異なる画像を施して作製し た表示物を表示物16a,…,16eのいずれかと入れ替えることにより、タペ ストリー17の画像を切り替えてもよい。
【0041】 〔第四実施例〕 上述の各実施例の説明では、表示物同士の間隔を固定しているが、本考案の表 示装置はこのような構成に限られるものではなく、表示物を保持する間隔を所望 の間隔に調整する構成とすることができる。以下に、第一実施例の変形例である 表示物を保持する間隔を調整する表示装置の構成概要を、第四実施例として、図 9を用いて説明する。図9において、第一実施例と同一の部材に付いては、同一 符号を付して説明を省略する。
【0042】 図9に示すように、保持部材26は、複数の穴27a,27b,27c…を有 するベルト27と、これらの穴に係合可能な係止部28a,28b,28c,… を有する止め具28を有している。そして、保持部材26の長さが所望の長さに なるように穴27a,…及び係止部28a,…の係止位置を調整することにより 、表示物2,3同士を所望の間隔を空けて保持することができるようになってい る。 なお、ベルト27は、取付部材5,5をセットされた間隔に保持するのに必要 な剛性と強度を有する材料であれば、所望の材料を用いることができる。また、 止め具28は、穴27a,…に差し込むことができる程度の可撓性を有すれば、 所望の材料で作製することができる。
【0043】 また、本実施例の表示装置は、ベルト27を有する取付部材5と、止め具28 を有する複数の取付部材5を作製して、任意の穴27a,27b,…に、各取付 部材5の係止部28a,28b,…を係止し、取付部材5,5,…を保持する保 持部材26の長さを調整することにより、2枚より多い表示物同士の間隔を調整 することもできる。
【0044】 〔第五実施例〕 表示物同士の間隔を調整する構造は、上記した第四実施例の態様に限られるも のではない。以下に、第二実施例の変形例である表示物同士の間隔を調整する他 の表示装置の構成概要を、第五実施例として、図10を用いて説明する。図10 において、第二実施例と同一の部材については、同一符号を付して説明を省略す る。
【0045】 図10に示すように、表示物16a,16bは、両端部に各一づつ環状の紐2 9,29を設けている。また、第二実施例における取付部材19を、環状紐29 を掛けるフック30,30に変更して、保持部材20と一体成型している。そし て、所望数の表示物16a,16b…を任意に選択したフック30,30に掛け ることにより、表示物同士の間隔の狭広を調整することができるようになってい る。
【0046】 更に、表示物同士の間隔を調整する構成は、上述の第四、第五実施例で説明し たものに限られるものではない。例えば、図7に示した第三実施例の保持部材2 5に奥行きを持たせて、凹部25aを奥行方向(図7において右方向)の保持部 材25の内側に複数設け、凸部23aを任意の凹部25aに嵌合させることによ り、表示物24を所望の位置に移動させて、表示物22,24同士の間隔の狭広 を調整するようにしてもよい。 また、表示物24及び取付部材23を夫々複数設けて、任意の凹部25a…に 取付部材23,23…を嵌合させることにより、複数の表示物22,24,24 …同士の間隔の狭広を調整するようにしてもよい。
【0047】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、一方の表示物に施された画像と他方の表示物 に施された画像とを同時に観察することにより、簡易に多様な立体画像を観察す ることができる。また、複雑な技術や専用材料等を必要としないので、作製や設 置が安価かつ容易で、簡便に保管できるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例であるタペストリーの斜視図であ
る。
【図2】第一実施例における保持部材の変形例の正面図
である。
【図3】第一実施例の変形例であるスタンド式表示装置
の斜視図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】第二実施例である複数の表示物を有するタペス
トリーの説明図である。
【図6】第二実施例における取付部材の説明図である。
【図7】第三実施例である画像の切り替え可能な表示物
を有する表示装置の説明図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】第一実施例の変形例である保持部材の説明図で
ある。
【図10】第二実施例の変形例である取付部材及び保持
部材の説明図である。
【符号の説明】
1,17 タペストリー 2,3,16,16a,16b,16c,16d,16
e,22,24表示物 4,11,18 間隔保持部材 5,10,19,19a,19b,19c,19d,1
9e,21,23取付部材 6,7,9,20,25,26 保持部材 7a 円柱部材 7b 中間部材 8 スタンド式表示装置 12 空隙 13 スタンド補助具 14 スタンド支柱 15 スタンド土台 16f 厚み部 19f 取付部材の頂点 19g 取付部材内部の空隙 20a,20b,20c,20d,20e 突出部 23a 凸部 25a 凹部 27 ベルト 27a,27b,27c 穴 28 止め具 28a,28b,28c 係止部 29 環状紐 30 フック

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を施した網目状の第1の表示物と、
    画像を施した前記第1の表示物よりも粗い網目状の第2
    の表示物と、前記第1の表示物と前記第2の表示物を所
    定の間隔で保持する間隔保持部材を有し、前記第2の表
    示物を観察したときに前記第1の表示物に施された画像
    と前記第2の表示物に施された画像とを同時に観察でき
    るようにしたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 画像を施した網目状の複数の表示物と、
    前記表示物同士を所定の間隔で保持する間隔保持部材を
    有すると共に、前記複数の表示物の網目の密度を、総て
    同一にするか若しくは手前から奥へ行くにしたがって密
    となるように選定し、前記各表示物に施された画像を同
    時に観察できるようにしたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示物が布で作製されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示物が紙で作製されていることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも二つの表示物に、同一の画像
    を施したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示物のうちの少なくとも一つを、
    複数の画像を施して環状に構成し、前記表示物に施され
    た画像の位置を移動させることにより、異なる画像を表
    示できるようにしたことを特徴とする請求項1から5の
    いずれかに記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示物のうちの少なくとも一つを、
    前記間隔保持部材に対して着脱可能に構成し、異なる画
    像を施した他の表示物と入れ替えることにより異なる画
    像を表示できるようにしたことを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記間隔保持部材は、表示物を係着する
    取付部材と、複数の取付部材を異なる間隔で保持可能な
    保持部材とからなり、前記取付部材を保持する前記保持
    部材の位置を調整することにより、取付部材に係着され
    た表示物同士の間隔を調整できるようにしたことを特徴
    とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記間隔保持部材は、表示物同士を異な
    る間隔で係着可能な複数の取付部材と、前記複数の取付
    部材と一体成型される保持部材を有し、前記取付部材に
    おける前記表示物の係着位置の選択により、表示物同士
    の間隔を調整できるようにしたことを特徴とする請求項
    1から7のいずれかに記載の表示装置。
JP2002005217U 2002-08-20 2002-08-20 表示装置 Expired - Lifetime JP3092200U (ja)

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JP2015230473A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 株式会社マグエックス 広告表示装置

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