JP3092169U - バッテリホルダ - Google Patents

バッテリホルダ

Info

Publication number
JP3092169U
JP3092169U JP2002005178U JP2002005178U JP3092169U JP 3092169 U JP3092169 U JP 3092169U JP 2002005178 U JP2002005178 U JP 2002005178U JP 2002005178 U JP2002005178 U JP 2002005178U JP 3092169 U JP3092169 U JP 3092169U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
battery holder
battery
lid
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002005178U
Other languages
English (en)
Inventor
靖博 小野
政夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Union Machinery Co Ltd
Original Assignee
Union Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Union Machinery Co Ltd filed Critical Union Machinery Co Ltd
Priority to JP2002005178U priority Critical patent/JP3092169U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092169U publication Critical patent/JP3092169U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、電子機器のバッテリパックの連結
されるバッテリホルダを提供する。 【解決手段】 本考案のバッテリホルダは、前方の端部
をバッテリに電気的に接続させる複数のコネクタを支持
し且つ該バッテリに機械的に連結されたハウジングと、
複数のコネクタの後方の端部にそれぞれ接続された複数
の電線と、ハウジングを保護するためにハウジングの後
方端部に連結された蓋要素とを備えている。さらに、本
バッテリホルダは、ハウジングと蓋要素との間に複数の
電線を介挿させることにより、複数の電線がまとめてハ
ウジングに固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バッテリ、特に小型電子機器のバッテリと電線とをコネクタを使用 して接続させるためのバッテリホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
バッテリから電子回路への電力供給は、概ね電線が接続されたコネクタをバッ テリに接続し、該電線を電子回路と接続することによりなされるものである。具 体的に説明すれば、従来、特に小型電子機器の場合、まず、図1(A)、(B) に示すような複数のコネクタと該コネクタにそれぞれ接続された電線とを備えた バッテリホルダを準備し、複数のコネクタをバッテリを収容したバッテリパック の連結孔に挿入させることによりバッテリホルダの前方端部をバッテリパックに 連結させる。これにより各コネクタはバッテリと電気的に接続される。次にコネ クタにそれぞれ接続された複数の電線はバッテリホルダ内で並列にまとめられて バッテリホルダの一箇所から外部に放出される。そして、並列にまとめられた電 線はプリント回路基板へのコネクタとしてのハーネスに接続される。このハーネ スをプリント回路基板に連結させることでバッテリの電力を回路に供給すること ができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述する手段、とりわけ従来式のバッテリホルダを使用してバ ッテリの電力を回路基板へ供給させる場合には、以下の問題があった。
【0004】 図2を参照すれば、従来のバッテリホルダがバッテリパックにコネクタを介し て連結された状態の横断面を示している。この図に示す通り、コネクタに接続さ れた各電線はバッテリホルダ内で横方向に静置され、まとめられて進行した後、 バッテリホルダに図示しないピンで並列にまとめられて固定され、外部に放出さ れる。これは、各電線がばらばらにバッテリホルダの外部に放出され、ばらばら になって外部に放出された電線をハーネスで結束して回路基板に接続させること とすると、結束前の電線が大きなスペースを占有し結果として電子機器全体の小 型化の妨げとなるから、あるいは小さなスペースに電線の強制的に収容させるこ とにより電線に過大な湾曲が生じ電子機器の将来的故障等の原因となるからであ る。
【0005】 しかしながら、図2に示すように従来のバッテリホルダにおいては、上述する ように各電線がばらばらになってバッテリホルダ外部に放出される問題は回避で きるが、内部で複数の電線を進行させるために、バッテリホルダの底部に別途、 電線をまとめて収容する空間を設ける必要があり、バッテリホルダの小型化を必 ずしも完全に回避することができなかった。
【0006】 さらに、従来のバッテリホルダにおいては、まとめて収容した複数の電線をバ ッテリボルダを固定するためにピン等の固定手段が別途必要される。この固定手 段は、通常、上述するように電線がバッテリホルダの外部に放出される箇所の近 傍に配置され、電線を一箇所で結束させるものであるため結束箇所から離間され れた位置では拘束力が弱まり、各電線を堅く並列固定させることが困難である。 その結果、電線がバッテリホルダ後方に突出する又は突出しないうように電線収 容空間を大きくする必要が生じていた。なお、従来のバッテリホルダにおいては 該ホルダを形成する樹脂材料等を後方の環境から保護すべくバッテリホルダの後 方端部に金属板の蓋が連結されている。従って、この蓋は、バッテリホルダの構 成材料を保護する目的のものであり、他の用途を果たすものではなかった。
【0007】 本考案は、上記の問題に鑑み、コネクタに接続された複数の電線を内部で容易 且つ確実にまとめて固定することができ、さらに電線を収容する空間が小さいバ ッテリホルダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、バッテリに電気的に接続させる複数のコネクタを支持し且つ該バッ テリに機械的に連結されたハウジングと、前記複数のコネクタ、特にコネクタの 後方端部にそれぞれ接続された複数の電線と、前記ハウジングを保護するために 該ハウジングの後方端部に連結された蓋要素とを備え、さらに、前記ハウジング と前記蓋要素との間に前記複数の電線を介挿させることにより、該複数の電線が まとめてハウジングに固定されることを特徴とするバッテリホルダを提供する。
【0009】 本バッテリホルダによれば、バッテリホルダのハウジング等を後方の環境から 保護するべくハウジングの後方端部に連結させた蓋要素を、各コネクタから延び た複数の電線をバッテリホルダに固定する目的に兼用することとしている。従っ て、従来のバッテリホルダのように別途、電線を固定するための手段、例えばピ ン等を備える必要性がなく、元来、バッテリホルダに必要な蓋要素の形状を変更 して使用するだけで良く、製造コスト及び製造工程数を削減することができる。
【0010】 また、本バッテリホルダによれば、蓋部分をバッテリホルダのハウジングに連 結させる際に、同時に該ハウジングに当接された電線を蓋部分で挟み込むことに より電線をハウジングに固定することができるため、電線の収容と固定とが同時 にでき、且つ電線の収容に必要な空間のみを電線収容空間として確保させること ができるため、バッテリホルダを容易に小型化することが可能となる。
【0011】 さらに、本考案は、上述するバッテリホルダであって、前記ハウジングは底部 に凹部分が形成され、前記蓋要素は、下方端部が前方に折り曲げられ、該下方端 部と前記凹部分との間に前記複数の電線をまとめて固定するための収容部を形成 することを特徴とするバッテリホルダであることが好ましい。
【0012】 本バッテリホルダによれば、ハウジングの底部に凹部分を設け、この部分に複 数の電線を並列静置させた後に、蓋要素をハウジングの底面に沿って前方にコの 字型に折り曲げることにより凹部分上に静置された電線を押圧して固定すること ができる。従って、電線を収容する部分がバッテリホルダから突出することがな く、バッテリホルダ内に電線を収容する部分を設けても電子機器内でのバッテリ ホルダの占有空間は変化しない。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案のバッテリホルダの1つの実施形態について添付図面を参照しつ つ説明する。図3を参照すれば、本考案のバッテリホルダの1つの実施形態の断 面図を示している。バッテリホルダ10は、コネクタ28を使用してバッテリパ ック12に連結される。このとき図3に示すようにバッテリホルダは底部上表面 22でバッテリパック12の底部を支持し、側部内側面24でバッテリパック1 2の側面を支持している。
【0014】 次に、バッテリホルダ10の構成要素について説明すれば、バッテリホルダ1 0は、バッテリパック12を担持する主本体たるハウジング16と、バッテリパ ック12内のバッテリ(図示せず)への接続端子である3個のコネクタ28(図 3中、点線で表示)と、ハウジング16に枢結され且つハウジング16に対して 図3中の矢印方向に揺動可能なカバー14とを備えている。このうちカバー14 は、コネクタ28を搬送時の衝突等から保護するために付与されたものであり、 バッテリパック12と連結される前には、図4に示すように閉じられ、コネクタ 28をハウジング16とカバー14との間に挟むことによって保護する機能を有 する。このようにバッテリパック12と連結されていない状態でカバー14が閉 じるためにカバー14は、ハウジング16との枢結部分、具体的には横方向に延 びてハウジング16に設けられた軸受穴(図示せず)に挿入させた軸部分(図示 せず)の周りにスプリング26を付与し、カバー14が閉じる方向に力を作用さ せている。一方、バッテリホルダ10がバッテリパック12に連結されたときに は、カバー14は図3に示すように持ち上げられることとなる。
【0015】 また、バッテリホルダ10は、バッテリパック12内のバッテリの電力をプリ ント回路基板(図1参照)等に供給する目的を有するものである。具体的には、 コネクタ28の前方端部をバッテリパック12に接続し、該コネクタ28の後方 端部を電線20に接続させ、該電線20をバッテリホルダ10の外部に放出させ ることによって、バッテリの電力が該放出された電線を通って回路基板に供給さ れる。この電線20は3本用意される。なぜなら、本実施の形態におけるバッテ リパック12には3個のコネクタ受用の孔(図示せず)が備えられているため、 これに対応するためコネクタ28は3本備えられているからである。ここで、こ れらの3本の電線を外部に放出する際に、各電線を何ら保持させず、そのまま外 部に放出させた場合、電子機器内に電線を収容するスペース等が大きくなること は上述する通りである。従って、3本の電線をバッテリホルダ10内にいかにコ ンパクトに収容し、固定できるかが問題となる。
【0016】 本実施の形態においては、上記電線20の収容・固定の手段としてバッテリホ ルダ10を後方環境から保護するために付与された蓋18を使用して行う方法が 示されている。通常、蓋は図2に示すように、その上方をバッテリホルダの後方 端部に当接させ、下方を折り曲げてその折り曲げ部分をハウジング16に設けら れた溝に介挿させることによりバッテリホルダ10に連結させる金属の板状部材 である。しかしながら、この形状の蓋を採用すれば、単にバッテリホルダを後方 環境から保護するだけの機能しか有さない。本実施の形態における蓋18では、 前記保護機能のみならず、電線20をハウジング16に収容、固定する機能をも 有することとしている。
【0017】 具体的に説明すれば、本実施の形態における蓋18は、図5(A)、(B)に 示すように従来の蓋のように下方部分にハウジング16に介挿させる(ハウジン グに連結させる)ための折り曲げ部18aを設けるだけでなく、さらに下方の部 分にも折り曲げ部18bを設けることとしている。換言すれば、板状の蓋18の 下方にコの字状の部分18cを形成させている。このように形成された蓋18は 、図3に示す通りバッテリホルダ10の後方からハウジング16の後方端部に蓋 18の折り曲げ部18aを差し込むことによりバッテリホルダ10に連結される 。このとき蓋18の部分18dはハウジング16の後方端部の表面(凹凸あり) に当接され、該ハウジング16及びカバー14を後方環境から保護する。
【0018】 さらに、ハウジング16に連結されるとき蓋18は、折り曲げ部18aをハウ ジング16に差し込むだけでなく、上述する折り曲げ部18bをハウジング16 の底部に沿って配置させる。具体的には、折り曲げ部18aをハウジング16に 差し込み、部分18dをハウジングの後方端部表面に当接させた後に、ハウジン グ16の底部よりも下方に突出した部分を折り曲げて部分18bを形成すること によって電線を固定する(図6参照)。この電線の固定については後述する。
【0019】 次にバッテリパック12に連結される3個のコネクタ28に接続される電線2 0のハウジング16内での収容・固定について説明する。図7(A)と(B)と は、それぞれ本実施形態のバッテリホルダ10を示す図3の点線Aを拡大した略 図と従来のバッテリホルダを示す図2の点線Bを拡大した略図である。図7(A )を参照すれば、ハウジング16の底部の後方に他の底部下表面よりも一段下が った凹部分32を設けている。凹部分32は、ハウジング16の成形時の型を対 応させることにより容易に形成することができる。また、この凹部分32の深さ は、各電線20の直径と略同一である。従って、各電線20をハウジング16の 長手方向一列に並列させた場合には電線20をハウジング16の底部下表面より も突出させずに配列することができる。本考案の実施形態(図7(A))におい ては電線を配列させるときには蓋18の折り曲げ部18bが完全に折り曲げられ ていない状態(電線に当接していない状態)であり、電線20が配列された後に 折り曲げ部18bを電線に当接させるからである。従って、本考案のバッテリホ ルダ10を採用すれば、電線20をハウジング16内に配列させてもハウジング 16全体の大きさは略同一で足り、結果、ハウジング16を内部に収容する電子 機器を小型化することができる。
【0020】 一方、図7(B)に示す従来のバッテリホルダにおける電線の配列においては 、3本の電線を電線を略同一の深さの空間に配列させることは困難である。なぜ なら、従来のハウジング(図7(B))の場合には電線を担持・固定するための固 定部材がハウジング成形時に同時に形成されているため、図7(B)の矢印X方 向に電線を挿入していくこととなり電線と略同一直径の隙間では電線を強く引っ 張りながら挿入させる必要が生じ、実質的に困難又は電線の断線等を招致させる からである。従って、図7(B)に示すように従来のバッテリホルダにおいては 電線の下方から担持するハウジングと一体成形された固定部材は、下方に形成さ せる必要があり、ハウジングの底部下表面よりも下方に突出して形成されること となる。その結果、電子機器内でバッテリホルダが占有するスペースが増大し、 電子機器の小型化の妨げとなる。
【0021】 次に電線20の固定について説明する。上述するように3本の電線20がハウ ジング16の凹部分に配列された時点ではハウジング16の後方端部に連結され た蓋18の下方部分18bはハウジング16の底部よりも突出している(図示せ ず)。この突出した蓋の下方部分18bを図7(A)に示すようにハウジング1 6の前方側に折り曲げ、電線20に当接させる。これにより凹部分32上に配列 された電線20は凹部分32の表面30と蓋の折り曲げ部分18bとの間ではさ み込まれ、一列に整列された状態で固定される。すなわち、蓋の下方部分18b を折り曲げて電線20に当接させることにより、折り曲げ部18bと凹部分32 との隙間に電線を収容・固定する空間32が形成されることとなる。なお、この 電線20が固定された状態のハウジング16を底面方向から見た略図は図6に示 されている。この図6でわかるように蓋18の折り曲げ部18bはハウジング1 6の幅方向に沿った全域に配列される必要はなく、蓋18の下方を部分的に突出 させ、折り曲げたもので十分である。電線20を拘束することができれば十分だ からである。但し、本実施の形態においては図6に示すように電線20が外部周 辺要素と直接接し疲労、腐食することを回避するために折り曲げ部18bと電線 20との間に別途、薄い保護シート32を介挿させている。
【0022】 さらに、図7(A)を再び参照すれば、蓋18は部分18a、18bとでコの 字形状部分18cを形成するため、部分18aと18bとの間の部分18eは、 電線20がハウジング16の後方に放出させることを防止することもできる。一 方、図7(B)に示すように従来のハウジングにおいては電線を収容・固定した 後にも後方に開放されており、電線を前後方向に固定することがでず、別途、図 示しないピン等で電線を固定する必要がある。従って、この点でも本考案は、従 来のバッテリホルダに比して優れている。
【0023】 以上のようにしてハウジング16内にまとめて固定された3本の電線20は、 3本まとまった状態でハウジング16の底部から外部に放出される。特に、本実 施の形態においては上述するように底部に保護シート32が設けられているため 、該シートに設けられた開口34から外部に放出されている。なお、ここでハウ ジング16の外部へ放出されるまでの各電線20の進行について図6を参照して 説明すれば、図上の最も上方に位置するコネクタ22cに接続された電線20c は単独で凹部分32を進行し最上方の折り曲げ部18bで固定されて開口34ま で到達する。また、図上の最下方に位置するコネクタ22aに接続された電線2 0aは、初めは単独で凹部分32内を進行し最下方及びその隣接する折り曲げ部 18bで固定されてハウジング16の略真ん中まで到達する。その後、該電線2 0aは、真ん中に位置するコネクタ22bに接続された電線20bと合流し、電 線20aと20bとまとめて折り曲げ部18bで固定されて開口34まで到達す る。このようにして最終的に3本の電線20a、b、cが並列して開口34から ハウジング16の外部に放出される。さらに、これらの電線20a、b、cは、 ハウジング16の外部すなわちバッテリホルダ10の外部に放出された後、プリ ント回路基板(図示せず)に接続される。この接続の際には、3本の電線20a 、b、cを回路基板接続用のコネクタとしてのハーネス(図6中の参照番号36 )に接続し、該ハーネス36をプリント回路基板に接続する。このようにして、 本考案のバッテリホルダ10を使用すれば、バッテリパック12内のバッテリの 電力がプリント回路基板に供給される。
【0024】 以上、本考案のバッテリホルダの1つの実施形態について説明してきたが、こ れは本考案を具現化した一例に過ぎず、バッテリパックに連結される複数のコネ クタに接続された電線を内部にコンパクトに収容可能な他のバッテリホルダであ っても良い。例えば、コネクタ及びこれに接続される電線の本数は特に限定され るものではない。また、本実施の形態では蓋の下方を電線が配列された後に折り 曲げて電線に当接させて固定しているが、初めから折り曲げられた状態で配列さ れた電線に差し込んでも良い。また、本実施の形態では蓋は後方環境からハウジ ングを保護する部分と電線を固定する部分が一体に形成されているが、電線を押 さえて固定できるものであれば、2部材に分かれていても良い。さらに、本実施 の形態ではバッテリホルダの蓋を電線の固定部材と兼用させることとしているが 、バッテリホルダに蓋以外の他の要素が備えられている場合には、該他の要素に 電線を固定する役割を与えても良い。
【0025】
【考案の効果】
本考案のバッテリホルダは、バッテリホルダの蓋要素を該バッテリホルダの後 方環境から保護する目的のみでなく、コネクタに接続された電線の収容・固定に も兼用できる。すなわち、本考案のバッテリホルダにおいてはバッテリの電力を 回路基板にアクセスする手段である電線をバッテリホルダに収容・固定するため に、バッテリホルダに別途新たな部材を付与する又はハウジングの形状変更を行 う必要なく、電線を容易且つ確実にバッテリホルダに収容・固定させることがで きる。従って、バッテリホルダの効率の良い製造が可能となり、製造コスト及び 製造労力を削減することができる。
【0026】 さらに、本考案のバッテリホルダによれば、電線はバッテリホルダ上に整列さ せた後に、蓋要素によって電線の収容・固定部分が形成されるため、電線の容積 分のスペースをハウジングに付与すれば足りる。一方、従来のバッテリホルダで はハウジング成形時に一体に電線の収容部を設け、該収容部内に押し込んで配列 するために電線を整列して収容・固定し難く、その結果、収容部として電線の容 積よりも余分なスペースをハウジングに付与する必要がある。すなわち、本考案 のバッテリホルダは、従来のバッテリホルダに比して小型化することができると いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、従来のバッテリホルダの連結を示す
略斜視図であり、(B)は、(A)のラインX−Xに沿
った略断面図である。
【図2】従来のバッテリホルダの略断面図である。
【図3】本考案のバッテリホルダの1つの実施形態の略
断面図である。
【図4】図3に示すバッテリホルダがバッテリパックに
連結されていない状態を示す略断面図である。
【図5】図3に示すバッテリホルダの後方端部に連結さ
れた蓋(要素)の断面図である。
【図6】図3に示すバッテリホルダの底面図である。
【図7】(A)は、図3の点線領域Aの拡大図であり、
(B)は、図2の点線領域Bの拡大図である。
【符号の説明】
10…バッテリホルダ 12…バッテリパック 14…カバー 16…ハウジング 18…蓋 20…電線 22…底部上表面 24…側部内側面 26…スプリング 28…コネクタ 30…下表面 32…凹部分、収容部 34…開口 36…ハーネス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリに電気的に接続させる複数のコ
    ネクタを支持し且つ該バッテリに機械的に連結されたハ
    ウジングと、 前記複数のコネクタにそれぞれ接続された複数の電線
    と、 前記ハウジングを保護するために該ハウジングの後方端
    部に連結された蓋要素とを備え、 さらに、前記ハウジングと前記蓋要素との間に前記複数
    の電線を介挿させることにより、該複数の電線がまとめ
    てハウジングに固定されることを特徴とするバッテリホ
    ルダ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは底部に凹部分が形成さ
    れ、前記蓋要素は、下方端部が前方に折り曲げられ、該
    下方端部と前記凹部分との間に前記複数の電線をまとめ
    て固定するための収容部を形成することを特徴とする請
    求項1に記載のバッテリホルダ。
JP2002005178U 2002-08-19 2002-08-19 バッテリホルダ Expired - Lifetime JP3092169U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005178U JP3092169U (ja) 2002-08-19 2002-08-19 バッテリホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005178U JP3092169U (ja) 2002-08-19 2002-08-19 バッテリホルダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3092169U true JP3092169U (ja) 2003-02-28

Family

ID=43246248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005178U Expired - Lifetime JP3092169U (ja) 2002-08-19 2002-08-19 バッテリホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092169U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013027595A1 (ja) * 2011-08-25 2013-02-28 三洋電機株式会社 電池ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013027595A1 (ja) * 2011-08-25 2013-02-28 三洋電機株式会社 電池ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9312530B2 (en) Battery connection member and battery connection body
JP4732968B2 (ja) ヒュージブルリンクユニット
EP1992048B1 (en) Connector cover with fastener
EP2565957A1 (en) Wire routing member and battery connector
CN108429206B (zh) 电气接线箱以及线束
US10457229B2 (en) Branch structure and wire harness
JP6914905B2 (ja) ボンダーキャップの収容構造、電気接続箱、及びワイヤハーネス
CN107251340A (zh) 电源分配装置
US6573453B2 (en) Wiring harness and manufacturing method of the same
JP4398884B2 (ja) カセット式ワイヤーハーネス及びその組み付け方法
JP3092169U (ja) バッテリホルダ
CN112864984A (zh) 电气接线箱以及线束
JP5345911B2 (ja) 電気接続箱
CN108995611B (zh) 布线路径限制结构
JP5705799B2 (ja) フレキシブルフラットケーブルの端子保持構造
US6375518B2 (en) Connecting method of connectors
JP6248912B2 (ja) スプライス部の絶縁構造、ハーネス配置プレートおよび配線ユニット
JP6102833B2 (ja) コネクタカバーおよびワイヤハーネス
JP4686407B2 (ja) ハウジング保持治具
CN109921249B (zh) 电路体部件、电连接箱以及线束
JP7502203B2 (ja) 分岐接続体、分岐接続体付きハーネス、ハーネス配索構造及び追加回路付きハーネス配索構造
JP2024089215A (ja) 電気接続箱
JP6856386B2 (ja) 電線配索方法
US20210218235A1 (en) Electrical connection box
JP2947053B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204

Year of fee payment: 6