JP3092161U - 画像表示プロジェクタのランプ装着構造 - Google Patents

画像表示プロジェクタのランプ装着構造

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JP3092161U
JP3092161U JP2002005170U JP2002005170U JP3092161U JP 3092161 U JP3092161 U JP 3092161U JP 2002005170 U JP2002005170 U JP 2002005170U JP 2002005170 U JP2002005170 U JP 2002005170U JP 3092161 U JP3092161 U JP 3092161U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示プロジェクタのランプ装着構造にお
いて、ランプボックスが容易に固定でき、また、ランプ
ボックスの投光光学系の光軸が画像投射ユニットの光入
射光学系の光軸から傾くことがない。 【解決手段】 ランプボックス6は、投光側に、投光光
学系の光軸C2に垂直な平面内の3箇所に位置決め面6
7乃至69を有し、背面側に、これら3箇所の重心を通
る光軸C2に平行な線上に球面状凸部64を有する。ラ
ンプドア8は、ランプドア8を閉じたときに球面状凸部
64を押圧するコイルスプリング81を有する。ランプ
ボックス6をランプハウス70に挿入してランプドア8
を閉じると、球面状凸部64がコイルスプリング81に
押圧され、位置決め面67乃至69が同じ力でキャステ
ィングエンジン5に押し付けられ、ランプボックス6
は、姿勢が傾くことなく固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、画像をスクリーン等に投射する画像表示プロジェクタのランプ装着 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パソコンやビデオカメラ等からの画像データを基に画像を生成し、 その画像をスクリーン等に投影表示する画像表示プロジェクタが知られている。 この種の画像表示プロジェクタは、光を投光するランプと、ランプからの光によ り画像を生成して投射する画像投射ユニットとを備えている。
【0003】 画像投射ユニットは、ランプからの光が入射される光入射光学系と、画像を生 成する画像生成デバイスと、画像を投射する投射レンズとが支持部材に一体的に 取付けられており、外装ケース内に設けられている。ランプは、ランプからの光 を集光して投光するリフレクタと共にランプボックス内に保持された構造となっ ている。これらランプ及びリフレクタは投光光学系を構成している。このランプ ボックスは、外装ケース内のランプ収納空間に着脱可能に設けられており、ラン プが劣化や寿命により使用不能になったときに交換できるようになっている。ラ ンプボックスは、投光側を画像投射ユニットの光入射側に対向させてランプ収納 空間に装着される。
【0004】 ランプ収納空間は、外装ケースに設けられたランプドアにより、ランプ収納空 間のランプボックス背面側が開閉可能になっており、ランプボックスの着脱は、 ランプドアを開いて行われる。また、ランプボックス及び画像投射ユニットは、 互いに対向する面に相互に結合される位置決め部材を有しており、これら位置決 め部材が結合されることで、ランプボックスの投光光学系の光軸と画像投射ユニ ットの光入射光学系の光軸が合せられるようになっている。
【0005】 このような従来の画像表示プロジェクタにおいては、ランプボックスの装着は 、ランプドアを開き、ランプボックスをランプ収納空間に挿入してランプボック スの位置決め部材を画像投射ユニットの位置決め部材に結合させ、ランプボック スを複数箇所ネジ止めして固定することで行っている。ランプボックスの装着後 は、ランプドアは閉じられる。また、ネジ止めに代えて、ランプドア内側の複数 箇所に板バネを設け、ランプドアを閉じたときに、これら複数の板バネでランプ ボックスの背面を押圧してランプボックスを固定しているものもある。
【0006】 また、液晶ビデオプロジェクタ等の映像機器に関し、ランプを交換しても、交 換前のランプ取付位置を再現できるように、ランプハウスに位置決めピンを突設 し、ランプケースには位置決めピンと嵌合するスタッドを配備し、ランプリフレ クタを各スタッドの外周面と押えリングとにより挟んで保持するものが知られて いる(例えば、特開平5−204043号公報参照)。また、液晶プロジェクタ に関し、高熱の光源ランプに触れずにランプ交換できるように、光源ランプをソ ケットと共にハウジングに支持された状態でケース内から取り出し可能に構成さ れたものが知られている(例えば、特開平11−231413号公報参照)。さ らに、投射型表示装置に関し、ランプの光軸と光学ユニットの光軸とを一致させ るために、ランプを保持したランプホルダを引っ張りバネによりランプハウスに 移動可能に配置し、ランプハウスをランプケースに装着したときに、引張りバネ によりランプホルダをランプ位置規制部材及びランプ姿勢規制部材に押圧するも のが知られている(例えば、特開2001−330889号公報参照)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の画像表示プロジェクタのランプ装着構造では、ラン プボックスを複数箇所ネジ止めするする構造においては、ネジ止め作業に手間が 掛かるため、作業性が悪かった。また、ネジの締め具合によりランプボックスが 傾いてしまうため、ランプボックスの投光光学系の光軸が画像投射ユニットの光 入射光学系の光軸から傾いた状態でランプボックスが装着されてしまい、表示画 像に悪影響を与える可能性があった。
【0008】 また、ランプボックスを複数の板バネで固定する構造においては、板バネの作 製に金型が必要なため、コストアップになっていた。また、板バネによる押圧力 のバラツキによりランプボックスが傾いてしまうため、ネジ止めする構造と同様 に、光軸が傾いた状態でランプボックスが装着されてしまい、表示画像に悪影響 を与える可能性があった。なお、上述した特開平5−204043号公報、特開 平11−231413号公報、及び特開2001−330889号公報に開示の 内容を適用したとしても、上述の課題を解決することはできない。
【0009】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、ランプボックスの 投光側平面を画像投射ユニットに押し付けることで、ランプボックスを容易に固 定でき、また、ランプボックスの投光光学系の光軸が画像投射ユニットの光入射 光学系の光軸から傾いたり位置ずれを起すことなくランプボックスを装着できる 画像表示プロジェクタのランプ装着構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、ランプから出射される光により 画像を投射する画像投射ユニットと、前記ランプを保持するランプボックスと、 前記画像投射ユニットが内蔵され、かつ前記ランプボックスがランプボックスの 投光側を前記画像投射ユニットの光入射側に対向して挿入されて装着されるラン プ収納空間を有する外装ケースと、前記ランプボックスを前記ランプ収納空間に 挿入し装着するための開口を開閉するランプドアとを備え、前記ランプボックス 及び画像投射ユニットは、互いに対向する面に前記ランプボックスの投光光学系 の光軸と前記画像投射ユニットの光入射光学系の光軸を合わすための相互に結合 される位置決め部材を有して成る画像表示プロジェクタのランプ装着構造におい て、前記ランプボックス側の位置決め部材は、該ボックスの投光側であって前記 投光光学系の光軸に垂直な平面内の少なくとも3箇所の分散した位置に形成され 、各位置決め部材は、前記投光光学系の光軸に垂直な位置決め面と、該位置決め 面に設けられた突起又は孔部とを有し、前記画像投射ユニット側の位置決め部材 は、前記ランプボックス側の位置決め部材に対応する箇所に形成され、各位置決 め部材は、前記光入射光学系の光軸に垂直であって、前記ランプボックス側の位 置決め面に当接される位置決め面と、該位置決め面に設けられ前記突起又は孔部 と結合される孔部又は突起を有し、前記ランプボックスは、該ボックスの背面側 であって、前記3箇所の位置決め部材の重心を通る前記投光光学系の光軸に平行 な線上に球面状凸部を有し、前記ランプドアは、該ランプドアを閉じたとき前記 球面状凸部を押圧するコイルスプリングを有し、この押圧により前記ランプボッ クスを前記画像投射ユニットに前記各位置決め部材を介して押し付けるものであ る。
【0011】 この構成においては、ランプボックス側の位置決め部材の突起又は孔部が、画 像投射ユニット側の位置決め部材の孔部又は突起に結合されることで、ランプボ ックスの投光光学系の光軸と前記画像投射ユニットの光入射光学系の光軸とが合 せられる。そして、ランプドアを閉じると、ランプボックスの背面側の球面状凸 部がランプドアのコイルスプリングにより押圧され、これにより、ランプボック ス側の位置決め面が画像投射ユニット側の位置決め面に押し付けられて密着し固 定される。また、コイルスプリングにより押圧される球面状凸部は、ランプボッ クス側の各位置決め面の配置箇所の重心を通る投光光学系の光軸に平行な線上に あるため、ランプボックス側の各位置決め面は、同じ力で画像投射ユニット側の 位置決め面に押し付けられる。これにより、ランプボックスは、姿勢が傾くこと なく固定される。また、ランプボックス側の各位置決め面が投光光学系の光軸に 垂直であると共に、画像投射ユニット側の各位置決め面が光入射光学系の光軸に 垂直であるため、ランプボックス側の位置決め面は、画像投射ユニット側の位置 決め面に押し付けられたとき、光軸と垂直な方向にずれ込むことがない。これに より、ランプボックスは、投光光学系の光軸と垂直な方向に位置ずれを起すこと なく固定される。また、球面状凸部をコイルスプリングにより押圧するため、球 面状凸部とコイルスプリングとの間にずれがあっても、そのずれを吸収して安定 して力が伝達される。これにより、ランプボックスは、安定した力で画像投射ユ ニットに押し付けられ、姿勢が傾いたり位置ずれを起すことなく固定される。
【0012】 請求項2の考案は、ランプから出射される光により画像を投射する画像投射ユ ニットと、前記ランプを保持するランプボックスと、前記画像投射ユニットが内 蔵され、かつ前記ランプボックスがランプボックスの投光側を前記画像投射ユニ ットの光入射側に対向して挿入されて装着されるランプ収納空間を有する外装ケ ースと、前記ランプボックスを前記ランプ収納空間に挿入し装着するための開口 を開閉するランプドアとを備え、前記ランプボックス及び画像投射ユニットは、 互いに対向する面に前記ランプボックスの投光光学系の光軸と前記画像投射ユニ ットの光入射光学系の光軸を合わすための相互に結合される位置決め部材を有し て成る画像表示プロジェクタのランプ装着構造において、前記ランプボックスは 、該ボックスの背面側に凸部を有し、前記ランプドアは、該ランプドアを閉じた とき前記凸部を押圧する弾性変位部材を有し、この押圧により前記ランプボック スを前記画像投射ユニットに前記各位置決め部材を介して押し付けるものである 。
【0013】 この構成においては、ランプドアを閉じると、ランプボックスの背面側の凸部 がランプドアの弾性変位部材により押圧され、これにより、ランプボックス側の 位置決め部材が画像投射ユニット側の位置決め部材に押し付けられて密着し固定 される。また、弾性変位部材の押圧力は、凸部を介して分散して位置決め部材に 伝達されるため、ランプボックスは、安定した力で画像投射ユニットに押し付け られ、姿勢が傾いたり位置ずれを起すことなく固定される。
【0014】 請求項3の考案は、請求項2に記載の画像表示プロジェクタのランプ装着構造 において、ランプボックス側の位置決め部材は、投光光学系の光軸に垂直な平面 内の複数箇所に形成され、凸部は、球面状凸部であり、投光光学系の光軸上付近 、又は複数箇所の位置決め部材の重心を通る投光光学系の光軸に平行な線上付近 に設けられ、弾性変位部材は、コイルスプリングであるものである。
【0015】 この構成においては、ランプボックス側の位置決め部材は、投光光学系の光軸 に垂直な平面内の複数箇所に形成され、弾性変位部材により押圧される凸部は、 投光光学系の光軸上付近、又は複数箇所の位置決め部材の重心を通る投光光学系 の光軸に平行な線上付近にあるため、ランプボックス側の複数箇所の位置決め部 材は、ほぼ同じ力で画像投射ユニット側の位置決め部材に押し付けられる。これ により、ランプボックスは、姿勢が傾くことなく固定される。また、球面状凸部 がコイルスプリングを押圧するため、これら球面状凸部とコイルスプリングとの 間ずれがあっても、そのずれを吸収して安定して力が伝達される。これにより、 ランプボックスは、安定した力で画像投射ユニットに押し付けられ、姿勢が傾い たり位置ずれを起すことなく固定される。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1及 び図2において、画像表示プロジェクタ100は、パソコンやビデオカメラ等か ら入力される画像データを基に画像を生成し、その画像をスクリーン等に投影表 示する装置であり、外装ケース1と、この外装ケース1内に収納されるキャステ ィングエンジン5、ランプボックス6、操作部3、リモコン受信部4、及びファ ン10を備えている。
【0017】 外装ケース1は、上カバー1aと下ケース1bとから成り、上カバー1aが下 ケース1bから取外せるようになっている。外装ケース1は、ランプボックス6 が着脱自在に装着されるランプ収納空間7を有している。ランプ収納空間7は、 ランプボックスが挿入されるランプハウス70と、ランプ収納空間7を開閉する ランプドア8とにより区画されている。ランプハウス70は、下ケース1に固設 されており、ランプボックス6のランプ収納空間7への挿入を案内するガイドレ ール71a、71bと、ランプドア8を閉鎖状態に止めておく係止部73と、空 気が通気される通気口9とを備えている。また、ランプハウス70は、奥が筒抜 けされており、ランプハウス70に挿入されたランプボックス6がキャスティン グエンジン5に当たるようになっている。ランプドア8は、下ケース1に回動自 在に取付けられており、ランプドア8の閉鎖時にランプボックス6をキャスティ ングエンジン5へ押付けるためのコイルスプリング(弾性変位部材)81と、ラ ンプドア8を閉鎖状態に止めておく係止部82とを備えている。また、下ケース 1bは、前面に画像投射口2と通気口9aを有し、後面に通気口9bを有してい る。
【0018】 キャスティングエンジン5は、ランプボックス6からの光により画像を生成し て投射するものであり、下ケース1bに固設されている。ランプボックス6は、 キャスティングエンジン5の画像形成面に光を投光するものであり、ランプ収納 空間7に着脱可能になっている。これらキャスティングエンジン5及びランプボ ックス6の詳細については後述する。
【0019】 操作部3は、画像の投射や投射画像の明るさ等の調整を行うために操作され、 操作ボタン3aと、操作ボタン3aの押下操作により信号を出力する押ボタンス イッチ3bとから成っている。操作ボタン3aは、上カバー1aに押下操作可能 に取付けられ、押ボタンスイッチ3bは、下ケース1b内に配置されている。リ モコン受信部4は、操作部3と同様の操作を行うリモコン(不図示)からの無線 信号を受信するものであり、下ケース1bの前面に配置されている。
【0020】 ファン10は、外装ケース1内の温度上昇を防止するために空気を流通させる ものであり、下ケース1b内に配置されている。ファン10は、外装ケース1内 において後方から前方に向けて空気の流れを発生し、これにより、通気口9bか ら空気が流入すると共に通気口9aから空気が排出され、外装ケース1内の温度 上昇が防止される。
【0021】 次に、上記キャスティングエンジン5について説明する。図3において、キャ スティングエンジン5は、シャーシ50により光トンネル(光入射光学系)51 、ダブレットレンズ52、カラーホイール53、画像表示素子54、及び投射レ ンズ55が支持され、また、シャーシ50には、位置決め部材57、58、59 が設けられた構成となっている。
【0022】 光トンネル51は、4枚の板ガラスを張り合わせて筒状に構成したものであり 、四角形状の光入射口51aと光出射口(不図示)を有している。この光トンネ ル51は、光入射口51aに入射された光を四角く凝縮すると共に均一化して光 出射口から出射するものである。ダブレットレンズ52は、光トンネル51から 出射された光に対して、波長等による影響を補正するものであり、光トンネル5 1の光出射口に続いた箇所に配置されている。これら光トンネル51及びダブレ ットレンズ52は、光入射光学系を構成している。
【0023】 カラーホイール53は、赤、青、緑のカラーフィルタが円周方向に沿って配列 されたものであり、モータ53aにより回転される。カラーホイール53は、光 トンネル51の光入射口51aの前方に回転可能に配置され、モータ53aが、 シャーシ50に支持されている。光トンネル51の光入射口51aに入射する光 は、カラーホイール53を通過することで時系列的に配色され、ダブレットレン ズ52を通った後、反射ミラー及びリレーレンズ(何れも不図示)等を介して、 画像表示素子54へ導かれる。
【0024】 画像表示素子54は、ダブレットレンズ52を通って導光されてきた光により 画像を生成する。この画像表示素子54は、例えば、DMD(デジタル・マイク ロミラー・デバイス)による反射型のものを用いており、ダブレットレンズ52 を通って導光されてきた光を反射させて画像を生成する。投射レンズ55は、画 像表示素子54からの反射光すなわち画像表示素子54で生成された画像を投射 する。
【0025】 位置決め部材57、58、59は、ランプ収納空間7に装着されるランプボッ クス6の投光光学系の光軸を、光トンネル51及びダブレットレンズ52から成 る光入射光学系の光軸C1に合せるためのものである。位置決め部材57は、光 軸C1に垂直な平面で構成された略円形状の位置決め面57aと、位置決め面5 7aの略中央に設けられた孔部57bを有している。位置決め部材58、59も 、位置決め部材57と同様な構成であり、各々位置決め面58aと孔部58b、 位置決め面59aと孔部59bを有している。また、位置決め面57a、58a 、59aは、光軸C1に垂直な同一平面上に設けられている。
【0026】 上記構成のキャスティングエンジン5は、投射レンズ55を下ケース1bの画 像投射口2に位置させ、光トンネル51の光入射口51aをランプ収納空間7側 へ向け、光入射光学系の光軸C1の方向をランプハウス70のガイドレール71 a、71bの延びる方向(すなわちランプボックス6の挿入方向)と略同じ方向 に合せて固定されている。
【0027】 次に、上記ランプボックス6について説明する。図4(a)(b)において、 ランプボックス6は、ボックス本体60内にランプ61及びリフレクタ62が保 持され、ボックス本体60の前面にフィルタ63及び位置決め部材67、68、 69が設けられ、ボックス本体60の背面に球面状凸部64が設けられた構成に なっている。ボックス本体60は、側面に通気用の窓65a、正面に通気用を兼 ねた投光用の窓65bを有し、背面から電力供給用のコネクタ90が引出されて いる。また、ボックス本体60は、底面の両側面側の箇所にランプハウス70の ガイドレール71a、71bに合致する形状の段差部66a、66bを有してい る。ランプボックス6は、この段差部66a、66bがガイドレール71a、7 1bに案内されて、ランプハウス70に挿入されるようになっている。
【0028】 ランプ61は、コネクタ90からの電力供給を受けて光を出射する。リフレク タ62は、ランプ61からの光を集光して投光するためのものであり、これらラ ンプ61及びリフレクタ62は、投光光学系を構成している。投光光学系の光軸 C2は、段差部66a、66bの延びている方向(すなわち、ランプボックス6 のランプハウス70への挿入方向)と略同じ方向に合せられている。フィルタ6 3は、赤外線及び紫外線をカットするものであり、投光光学系の光軸C2上に窓 65bに取付けられている。ランプ61から出射された光は、リフレクタ62に より集光され、フィルタ63を通って、ボックス本体60から投光される。
【0029】 位置決め部材67、68、69は、投光光学系の光軸C2をキャスティングエ ンジン5の光入射光学系の光軸C1に合せるためのものである。位置決め部材6 7は、光軸C2に垂直な平面で構成された略十字形状の位置決め面67aと、位 置決め面67aの略中央に設けられた突起67bを有している。位置決め部材6 8、69も、位置決め部材67と同様な構成であり、各々位置決め面68aと突 起68b、位置決め面69aと突起69bを有している。また、位置決め面67 a、68a、69aは、光軸C2に垂直な同一平面上に設けられている。
【0030】 そして、これら位置決め部材67、68、69は、光軸C1及びC2を基準と してキャスティングエンジン5の位置決め部材57、58、59に対応する位置 、すなわち、突起67b、68b、69bが孔部57b、58b、59bに結合 されたときに光軸C1と光軸C2が同軸上に合せられる位置に設けられている。 また、これら位置決め部材67、68、69は、ランプボックス6をガイドレー ル71a、71bに案内させて挿入したときに、突起67b、68b、69bが 孔部57b、58b、59bに結合され得る位置に設けられている。
【0031】 球面状凸部64は、ランプドア8の閉鎖時にコイルスプリング81により押圧 される部分であり、表面が球面状に形成されている。この球面状凸部64は、位 置決め面67a、68a、69aの重心Gを通る光軸C2に平行な線上に設けら れている。
【0032】 次に、上記構成の画像表示プロジェクタ100のランプボックス5の装着手順 について、図5(a)乃至(c)を参照して説明する。まず、ランプドア8を開 いた状態で、ランプボックス6の投光面側をランプ収納空間7の方へ向け、ラン プボックス6を投光面側からランプハウス70内へ挿入する(図5(a))。こ のとき、ランプボックス6は、段差部66a、66bがランプハウス70のガイ ドレール71a、71bに案内されることで、投光光学系の光軸C2に沿った方 向にスライドされて、ランプハウス8内に挿入される。
【0033】 次に、ランプボックス6をランプハウス70の奥まで挿入し、ランプボックス 6の突起67b、68b、69bをキャスティングエンジン5の孔部57b、5 8b、59bに嵌め込んで、ランプボックス6の位置決め面67a、68a、6 9aをキャスティングエンジン5の位置決め面57a、58a、59aに当てる (図5(b))。これにより、ランプボックス6の投光光学系の光軸C2が、キ ャスティングエンジン5の入射光学系の光軸C1と同軸上に合せられた状態にな る。
【0034】 そして、ランプドア8を閉じる(図5(c))。これにより、ランプボックス 6の球面状凸部64がコイルスプリング81により押圧され、ランプボックス6 がキャスティングエンジン5側へ押し付けられて固定される。このとき、位置決 め面67a、68a、69aは光軸C2に垂直な同一平面上にあり、球面状凸部 84はそれらの重心を通る光軸C2に平行な線上にあるため、各位置決め面67 a、68a、69aは、同じ力で位置決め面57a、58a、59aに押し付け られる。このため、ランプボックス6は、姿勢が傾くことがなく、光軸C2が光 軸C1から傾くことなく固定される。
【0035】 また、各位置決め面67a、68a、69aが光軸C2に垂直であると共に、 各位置決め面57a、58a、59aが光軸C1に垂直であるため、各位置決め 面67a、68a、69aは、光軸C1、C2に垂直な方向へずれ込むことがな い。このため、ランプボックス6は、光軸C2が光軸C1から位置ずれを起こす ことなく固定される。
【0036】 さらに、球面状凸部64の球面部分がコイルスプリング81により押圧される ため、球面状凸部64とコイルスプリング81との間にずれがあっても、そのず れを吸収して押圧力が伝達される。このため、ランプボックス6は、安定した力 でキャスティングエンジン5に押し付けられ、光軸C2が光軸C1から傾いたり 位置ずれを起すことなく固定される。
【0037】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態において、キャスティングエンジン5の位置決め部材57 、58、59を位置決め面と突起で構成し、ランプボックス6の位置決め部材6 7、68、69を位置決め面と孔部で構成してもよい。また、突起及び孔部は、 位置決め面の略中央に限られず、位置決め面とは別の箇所に設けてもよい。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、ランプボックスは、ランプドア を閉じることにより、球面状凸部がコイルスプリングにより押圧され画像投射ユ ニットに押し付けられて固定されるため、容易に装着することができる。また、 コイルスプリングにより押圧される球面状凸部は、ランプボックス側の3箇所の 位置決め面の重心を通る投光光学系の光軸に平行な線上にあるため、ランプボッ クスは、投光光学系の光軸が傾くことなく装着できる。また、ランプボックス側 及び画像投射ユニット側の各位置決め面は、投光光学系及び光入射光学系の光軸 に垂直であるため、ランプボックスは、投光光学系の光軸が光入射光学系の光軸 から垂直な方向へ位置ずれを起すことなく装着できる。また、球面状凸部をコイ ルスプリングにより押圧するため、ランプボックスは、安定した力で画像投射ユ ニットに押し付けられ、投光光学系の光軸が傾いたり位置ずれを起すことなく装 着できる。
【0039】 請求項2の考案によれば、ランプボックスは、ランプドアを閉じることにより 、凸部が弾性変位部材により押圧され画像投射ユニットに押し付けられて固定さ れるため、容易に装着することができる。また、ランプボックス背面側の凸部が 弾性変位部材により押圧されるため、ランプボックスは、安定した力で画像投射 ユニットに押し付けられ、投光光学系の光軸が傾いたり位置ずれを起すことなく 装着できる。
【0040】 請求項3の考案によれば、弾性変位部材により押圧される凸部は、投光光学系 の光軸上付近、又はランプボックス側の複数箇所の位置決め部材の重心を通る投 光光学系の光軸に平行な線上付近にあるため、ランプボックスは、投光光学系の 光軸が傾くことなく装着できる。また、球面状凸部をコイルスプリングにより押 圧するため、ランプボックスは、投光光学系の光軸が傾いたり位置ずれを起すこ となく装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係るランプ装着構造を
適用した画像表示プロジェクタの概略構成を示す斜視
図。
【図2】 同プロジェクタの内部構成を示す斜視図。
【図3】 同プロジェクタのキャスティングエンジンの
構成を示す斜視図。
【図4】 (a)は同プロジェクタのランプボックスの
構成を示す側面図、(b)は同正面図。
【図5】 (a)(b)(b)は、同プロジェクタのラ
ンプボックスの装着手順を示す図。
【符号の説明】
1 外装ケース 1a 上カバー 1b 下ケース 5 キャスティングエンジン(画像投射ユニット) 6 ランプボックス 7 ランプ収納空間 8 ランプドア 51 光トンネル(光入射光学系) 52 ダブレットレンズ(光入射光学系) 57、58、59 位置決め部材 57a、58a、59a 位置決め面 57b、58b、59b 孔部 61 ランプ(投光光学系) 62 リフレクタ(投光光学系) 64 球面状凸部 67、68、69 位置決め部材 67a、68a、69a 位置決め面 67b、68b、69b 突起 81 コイルスプリング(弾性変位部材) 100 画像表示プロジェクタ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプから出射される光により画像を投
    射する画像投射ユニットと、前記ランプを保持するラン
    プボックスと、前記画像投射ユニットが内蔵され、かつ
    前記ランプボックスがランプボックスの投光側を前記画
    像投射ユニットの光入射側に対向して挿入されて装着さ
    れるランプ収納空間を有する外装ケースと、前記ランプ
    ボックスを前記ランプ収納空間に挿入し装着するための
    開口を開閉するランプドアとを備え、 前記ランプボックス及び画像投射ユニットは、互いに対
    向する面に前記ランプボックスの投光光学系の光軸と前
    記画像投射ユニットの光入射光学系の光軸を合わすため
    の相互に結合される位置決め部材を有して成る画像表示
    プロジェクタのランプ装着構造において、 前記ランプボックス側の位置決め部材は、該ボックスの
    投光側であって前記投光光学系の光軸に垂直な平面内の
    少なくとも3箇所の分散した位置に形成され、各位置決
    め部材は、前記投光光学系の光軸に垂直な位置決め面
    と、該位置決め面に設けられた突起又は孔部とを有し、 前記画像投射ユニット側の位置決め部材は、前記ランプ
    ボックス側の位置決め部材に対応する箇所に形成され、
    各位置決め部材は、前記光入射光学系の光軸に垂直であ
    って、前記ランプボックス側の位置決め面に当接される
    位置決め面と、該位置決め面に設けられ前記突起又は孔
    部と結合される孔部又は突起を有し、 前記ランプボックスは、該ボックスの背面側であって、
    前記3箇所の位置決め部材の重心を通る前記投光光学系
    の光軸に平行な線上に球面状凸部を有し、 前記ランプドアは、該ランプドアを閉じたとき前記球面
    状凸部を押圧するコイルスプリングを有し、この押圧に
    より前記ランプボックスを前記画像投射ユニットに前記
    各位置決め部材を介して押し付けることを特徴とする画
    像表示プロジェクタのランプ装着構造。
  2. 【請求項2】 ランプから出射される光により画像を投
    射する画像投射ユニットと、前記ランプを保持するラン
    プボックスと、前記画像投射ユニットが内蔵され、かつ
    前記ランプボックスがランプボックスの投光側を前記画
    像投射ユニットの光入射側に対向して挿入されて装着さ
    れるランプ収納空間を有する外装ケースと、前記ランプ
    ボックスを前記ランプ収納空間に挿入し装着するための
    開口を開閉するランプドアとを備え、 前記ランプボックス及び画像投射ユニットは、互いに対
    向する面に前記ランプボックスの投光光学系の光軸と前
    記画像投射ユニットの光入射光学系の光軸を合わすため
    の相互に結合される位置決め部材を有して成る画像表示
    プロジェクタのランプ装着構造において、 前記ランプボックスは、該ボックスの背面側に凸部を有
    し、 前記ランプドアは、該ランプドアを閉じたとき前記凸部
    を押圧する弾性変位部材を有し、この押圧により前記ラ
    ンプボックスを前記画像投射ユニットに前記各位置決め
    部材を介して押し付けることを特徴とする画像表示プロ
    ジェクタのランプ装着構造。
  3. 【請求項3】 前記ランプボックス側の位置決め部材
    は、前記投光光学系の光軸に垂直な平面内の複数箇所に
    形成され、 前記凸部は、球面状凸部であり、前記投光光学系の光軸
    上付近、又は前記複数箇所の位置決め部材の重心を通る
    前記投光光学系の光軸に平行な線上付近に設けられ、 前記弾性変位部材は、コイルスプリングであることを特
    徴とする請求項2に記載の画像表示プロジェクタのラン
    プ装着構造。
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