JP3092092B2 - 懸架装置 - Google Patents

懸架装置

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JP3092092B2 JP03321120A JP32112091A JP3092092B2 JP 3092092 B2 JP3092092 B2 JP 3092092B2 JP 03321120 A JP03321120 A JP 03321120A JP 32112091 A JP32112091 A JP 32112091A JP 3092092 B2 JP3092092 B2 JP 3092092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アクティブサスペン
ション等の車輛の懸架系への利用に最適となる懸架装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブサスペンション等の車輛の懸
架系に利用される懸架装置としては、従来から種々の提
案があるが、例えば、図5に示す懸架装置にあっては、
車輛の四輪各部(図中には一輪部のみ示す)におけるロ
アーアームA(図中Tはタイヤを示す)と車体Bとの間
に懸架ばねS,減衰バルブとしての絞りO及びガスばね
Gの配在下に配設された単動シリンダ1を有してなる。
【0003】そして、該単動シリンダ1は、油圧源2か
らの油圧の制御弁3を介しての供給及び該単動シリンダ
1からの油圧の制御弁3を介してのタンク4への排出に
よって、そのシリンダ圧力が高低制御されるとしてい
る。
【0004】そしてまた、制御弁3は、車体Bに配設の
車輛センサC1からの信号に基づいて所定の信号を出力
するコントローラCによって制御されるとしている。
【0005】それ故、上記した従来の懸架装置によれ
ば、路面を走行中の車輛の状況に応じて制御弁3を切換
作動するように設定することで、車輛の姿勢を走行路面
の状況に応じて所謂アクティブに制御することが可能に
なる。
【0006】そして、ガスばねG及び絞りOが設定通り
に作動することで、単動シリンダ1がショックアブソー
バ機能を発揮し、車輛における乗り心地が制御されるこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例としての懸架装置にあっては、該懸架装置の汎
用性の向上を期待できない不都合がある。
【0008】即ち、上記従来の懸架装置にあっては、単
動シリンダ1におけるシリンダ圧力を直接制御すること
で車高制御が可能なように構成されているので、制御油
圧が高圧傾向に設定され易くなると共に、ガスばねG及
び絞りOの作動によるショックアブソーバ機能の発揮に
際しても、制御弁3を介しての作動油の給排が必要にな
る。
【0009】それ故、油圧源2は大流量を賄える大型の
ものとされることになり、そのために、油圧源2の駆動
に伴う消費エネルギーが大きくなると共に、油圧源2は
勿論のこと管路の大型化等が招来されて、装置全体の大
型化や重量の増大化が招来される。
【0010】また、制御弁3は、その短時間の切換作動
の繰り返しによって単動シリンダ1におけるシリンダ圧
力を高低制御するが、そのために、制御弁3に極めて精
緻な作動が要求されることになり、従って、制御弁3自
体が高価なものとなり、該懸架装置の製品コストの低廉
化を妨げる。
【0011】その結果、大衆車等の汎用される車輛にお
ける懸架系として該懸架装置を利用することが期待でき
なくなり、その汎用性を期待できないことになる。
【0012】この発明は、前記した事情に鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、アクティ
ブサスペンション等の車輛の懸架系への利用が可能にな
るのは勿論のこと、重量の増大化やコストの上昇化が招
来されずして、その汎用性の向上を期待するに最適とな
る懸架装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明に係る懸架装置の基本的な構成を、懸
架ばねの介装下に車輛の四輪各部に配設されて上端が車
体側に回転可能に連結されるショックアブソーバを有し
てなると共に、該ショックアブソーバの下端が先端に車
輪を保持するロアーアームに併設のガイドレールに副っ
て移動する走行部材に連結されてなり、かつ、該走行部
材が適宜の駆動手段で移動するように形成されてなると
するものである。
【0014】そして、具体的には、駆動手段が複動シリ
ンダを有してなると共に、該複動シリンダを作動させる
油圧給排機構を有してなり、複動シリンダの先端が走行
部材に連結されてなると共に、該複動シリンダの後端が
車体側あるいはロアーアームの基端側のいずれかに連結
されてなるとし、あるいは、駆動手段が走行部材に連結
されるチェーンあるいはワイヤからなる無限牽引部材を
有してなると共に、該無限牽引部材を走行させる駆動モ
ータを有してなり、無限牽引部材が四輪各部にそれぞれ
配設の走行部材にそれぞれの駆動モータを介してそれぞ
れ連結されあるいは四輪の左右部にそれぞれ配設の走行
部材に一の駆動モータを介して連結されてなるとするも
のである。
【0015】
【作用】それ故、車輛の通常走行時には、ショックアブ
ソーバが伸縮して、所定の減衰作用及びガスばね作用を
発揮する。
【0016】車輛が旋回等して車輛姿勢が変化する際に
は、車体に配設の車輛センサからの信号がコントローラ
に入力され、コントローラが該入力信号を予め設定され
ている基準に基づいて処理し、これを駆動手段に指令信
号として出力する。
【0017】例えば、駆動手段が複動シリンダ及びこれ
を伸縮駆動する油圧給排機構を有してなる場合には、油
圧給排機構における制御弁にコントローラからの指令信
号が入力され、該制御弁の作動によって複動シリンダが
伸縮されることになる。
【0018】その結果、例えば、複動シリンダが収縮傾
向になるときには、走行部材がガイドレールに副ってロ
アーアームの基端側に引き寄せられることになり、逆に
複動シリンダが伸長傾向になるときには、走行部材がガ
イドレールに副って車輪側に押し進めることになる。
【0019】そして、走行部材の移動でショックアブソ
ーバの下端がロアーアームに副って移動され、このと
き、ショックアブソーバの上端は車体側に回転可能に連
結されている。
【0020】走行部材を移動させてショックアブソーバ
の下端をロアーアームの車輪側に押し進める場合には、
該ショックアブソーバが伸長傾向におかれるのと同等
に、車体を上昇させる傾向になり、走行部材を移動させ
てショックアブソーバの下端をロアーアームの基端側に
引き寄せる場合には、該ショックアブソーバが収縮傾向
におかれるのと同等になり、車体を下降させる傾向にな
る。
【0021】その結果、走行中の車輛の姿勢が変化され
る状況にあるときには、コントローラから時々刻々と指
令信号が入力されるので、車輛の姿勢が路面状況に応じ
て適切に修正されることになって、車輛における操縦安
定性や乗り心地の改善が可能になる。
【0022】尚、駆動手段が走行部材に連結されるチェ
ーンあるいはワイヤからなる無限牽引部材を有してなる
と共に、該無限牽引部材を走行させる駆動モータを有し
てなる場合には、無限牽引部材を巻装させる駆動モータ
にコントローラからの指令信号が入力されることにな
る。
【0023】
【実施例】以下、図示したところに基づいてこの発明を
説明すると、この発明の一実施例に係る懸架装置は、図
1に示すように、車輪の四輪各部(図中には一輪部のみ
を示す)に配設されるショックアブソーバ10と、該シ
ョックアブソーバ10の下端のロアーアームA上の位置
を制御する適宜の駆動手段20と、を有してなる。
【0024】ショックアブソーバ10は、図2にも示す
ように、懸架ばねSの介装下に所定位置に配設されてな
るもので、上端が車体B側に連結されると共に、下端が
走行部材30に連結されてなるとする。
【0025】上記ショックアブソーバ10は、その上
端、即ち、この実施例にあっては、シリンダ11内に先
端側が出没可能に挿通されたピストンロッド12の基端
がインシュレータ13を介して車体B側に回転可能に連
結され、シリンダ11の下端がそこに連設のアイ14を
介して走行部材30に連設のブラケット31に回転可能
に連結されている。
【0026】尚、ピストンロッド12の基端を車体B側
に回転可能に連結するについて、図示する実施例では、
インシュレータ13を構成する剛性部材13aを車体B
側に所謂一点構造で連結すると共に、インシュレータ1
3を構成する弾性部材13bの撓みで回転可能となるよ
うに構成されてなるとするが、これに代えて、ピストン
ロッド12の基端と車体B側とを所謂球面軸受け構造に
構成することで回転可能に連結するとしても良い。
【0027】因に、ショックアブソーバ10は、図示し
ないが、内部に減衰バルブ及びガスばねを有していて、
ピストンロッド12がシリンダ11内に出没されるその
伸縮作動時に、所定の減衰作用とばね作用を発揮するよ
うに構成されている。
【0028】走行部材30は、図2に示すように、先端
に車輪T(図1参照)を保持するロアーアームAに併設
のガイドレール32に連繋されてなり、上記適宜の駆動
手段20の駆動で該ガイドレール32に副って移動する
ように設定されている。
【0029】駆動手段20は、この実施例にあっては、
複動シリンダ40と該複動シリンダ40を伸縮駆動する
油圧給排機構50とを有してなる。
【0030】複動シリンダ40は、その先端、即ち、シ
リンダ体41内に先端側が出没可能に挿通されたロッド
体42の基端がそこに連設のブラケット43を介して上
記走行部材30に連設のブラケット33に回転可能に連
結されてなると共に、その後端、即ち、シリンダ体41
のボトム端がそこの連設のアイ45を介して車体B側に
回転可能に連結されてなるとしている。
【0031】尚、複動シリンダ40の後端は、図示する
実施例にあっては、これが車体B側に連結されるとして
いるが、これに代えて、ロアーアームAの基端側に連結
されるとしても良い。
【0032】因に、複動シリンダ40は、上記ロッド体
42の先端に連設されてシリンダ体41内で摺動するピ
ストン46を有しており、該ピストン46によって区画
されるロッド側油室R1とピストン側油室R2とを有し
てなる。
【0033】そして、ロッド側油室R1及びピストン側
油室R2には、シリンダ体41に外側から連設された配
管部47,48を介して、それぞれ油圧給排機構50か
らの油圧の供給及び油圧給排機構50へ向けての油圧の
排出が可能とされている。
【0034】尚、上記ピストン46部分及びロッド体4
2には、適宜にバンプ部材46a,42aが付設されて
いて、最圧縮時及び最伸長時にピストン46が他部に衝
突することを事前に防止し得るように配慮されている。
【0035】油圧給排機構50は、油圧源2と、制御弁
3と、タンク4と、を有してなり、制御弁3には車体B
に配設されて車輛の状況を検出する車輛センサC1から
の信号に基づいて所定の信号を出力するコントローラC
が接続されている。
【0036】そして、制御弁3は、コントローラCから
の指令信号で作動し、その作動時には油圧源2からの油
圧を配管部47,48を介して複動シリンダ40に供給
し、あるいは配管部47,48を介しての複動シリンダ
40からの油圧をタンク4に排出するように構成されて
いる。
【0037】以上のように形成されたこの実施例に係る
懸架装置にあっては、車輛の通常走行時には、ショック
アブソーバ10が適宜に伸縮して、例えば、路面からの
振動を車体B側に伝達しないように機能する。
【0038】一方、車輛が旋回等してロール現象が招来
される事態になると、これが車体Bに配設の車輛センサ
C1に検知されることになり、しかも、この検知信号が
コントローラCに入力される。
【0039】コントローラCでは、予め設定されている
基準に基づいて上記入力信号を処理し、これを制御弁3
に指令信号として出力する。
【0040】制御弁3は、コントローラCからの信号に
基づいて、所定の作動、即ち、複動シリンダ40を伸長
させあるいは収縮させるように切換作動する。
【0041】その結果、複動シリンダ40は、例えば、
収縮傾向になるときに走行部材30をガイドレール32
に副ってロアーアームAの基端側に引き寄せ、伸長傾向
になるときに走行部材30をガイドレール32に副って
車輪T側に押し進めることになる。
【0042】該走行部材30の移動は、ショックアブソ
ーバ10の下端をロアーアームAに副って移動させるこ
とになり、このとき、ショックアブソーバ10の上端は
車体B側に回転可能に連結されているだけで移動しな
い。
【0043】そして、例えば、ショックアブソーバ10
の下端をロアーアームAの車輪側に押し進める場合に
は、該ショックアブソーバ10が伸長傾向におかれるの
と同等に、車体Bを上昇させる傾向になる。
【0044】また、ショックアブソーバ10の下端をロ
アーアームAの基端側に引き寄せる場合には、該ショッ
クアブソーバ10が収縮傾向におかれるのと同等にな
り、従って、車体Bを下降させる傾向になる。
【0045】その結果、走行中の車輛の姿勢が変化され
る状況にあるときには、コントローラCから時々刻々と
指令信号が制御弁3に入力されるので、車輛の姿勢が路
面状況に応じて適切に修正されることになって、車輛に
おける操縦安定性や乗り心地の改善が可能になる。
【0046】そして、この実施例による場合には、車輛
の姿勢制御にあって車体Bを支えるショックアブソーバ
10におけるシリンダ圧力を油圧の給排で直接制御する
ものでないから、油圧源2,制御弁3及びタンク4等を
含んで構成される油圧給排機構50を従来例のように大
型のものにする必要がなく、該懸架装置の構成をより小
型化の方向へ位置着けることが可能になる利点がある。
【0047】図3に示す懸架装置は、この発明の他の実
施例に係るものであって、ショックアブソーバ10の下
端を連結させてガイドレール32(図2参照)に副って
走行する走行部材30を移動させる駆動手段20が走行
部材30に連結されるチェーンあるいはワイヤからなる
無限牽引部材60を有してなると共に、該無限牽引部材
60を走行させる駆動モータ70を有してなるとするも
のである。
【0048】そして、この実施例にあっては、無限牽引
部材60が四輪各部にそれぞれ配設の走行部材30にそ
れぞれの駆動モータ70を介してそれぞれ連結されてな
るとし、四輪各部に配設された各ショックアブソーバ1
0が独立して車高調整を実行し得るように構成したもの
である。
【0049】因に、無限牽引部材60は、これが走行部
材30に連設のブラケット33に連結されると共に、駆
動モータ70及びロアーアームAの先端側に保持された
プーリー61に巻装されている。
【0050】駆動モータ70は、正逆転を可能にするよ
うに構成されてなるもので、コントローラCからの指令
信号で正逆転が選択される。
【0051】そして、該駆動モータ70は、図示しない
が、適宜に減速機等を有して、無限牽引部材60の走行
速度を適正に保つように設定されている。
【0052】尚、コントローラCには、前記した実施例
の場合と同様に、車体Bに配設されて車輛の状況を検出
する車輛センサC1からの信号が入力されるように構成
されている。
【0053】それ故、この実施例にあっては、走行中の
車輛における姿勢の変化状況に基づいてコントローラC
から出力される指令信号で駆動モータ70が選択的に正
逆転されることになり、該駆動モータ70の駆動で無限
牽引部材60が所定の方向に牽引されることになる。
【0054】無限牽引部材60の牽引で走行部材30が
ガイドレール32に副ってロアーアーAの基端側あるい
は先端側のいずれかに移動することになり、このときシ
ョックアブソーバ10の下端の支点が移動されて該ショ
ックアブソーバ10の仰角が変更されることになる。
【0055】その結果、ショックアブソーバ10が見掛
け上、伸長傾向あるいは収縮傾向のいずれかにおかれる
ことになり、車輛が走行する路面の状況に応じて四輪各
部における車高変化が適正に修正されることになって、
車輛における操縦安定性や乗り心地の改善されることに
なる。
【0056】そして、この実施例による場合には、車高
制御系に油圧を利用しないので、油圧利用に伴う油圧源
2,制御弁3及びタンク4等の機器類の装備や配管の設
置等が不要になり、該懸架装置における部品点数の大幅
な削減が可能になり、該懸架装置の重量の大幅な低減化
及び製品コストの大幅な低廉化が可能になる。
【0057】図4に示す実施例は、この発明の他の実施
例を示すものであるが、前記図3に示す実施例に比較し
て、駆動手段20における駆動モータ70の設置個数を
半減できるように構成されてなる。
【0058】即ち、駆動手段20を構成するチェーンあ
るいはワイヤからなる無限牽引部材60は、車輛のフロ
ント側とリヤ側において、それぞれの左右部に配設の走
行部材30に連結される一方で、間に配設の1つの駆動
モータ70に巻装されてなるとするものである。
【0059】尚、無限牽引部材60の走行部材30への
連設構造及び無限牽引部材60の駆動モータ70等への
巻装構造については、前記図3に示す実施例の場合と同
様であり、駆動モータ70も正逆転可能に構成され、コ
ントローラCからの指令信号で正逆転が選択される等に
構成されている。
【0060】それ故、この実施例による場合には、駆動
モータ70の配設を車輛におけるフロント側及びリヤ側
の2か所と半減することが可能になり、前記図3に示す
実施例に比較して一層の経済化を図れる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車輛
の姿勢制御にあってショックアブソーバにおけるシリン
ダ圧力を油圧の給排で直接制御するものでないから、複
動シリンダを駆動する駆動手段に油圧源等を有する油圧
給排機構を設けるとしても従来のように大型に設定され
る必要がなく、該懸架装置の構成をより小型軽量化の方
向へ位置づけることが可能になり、また、油圧給排機構
を利用しない場合には、油圧利用に伴う油圧源や制御弁
及びタンク等の機器類の装備や配管の設置等が不要にな
り、該懸架装置における部品点数や全体重量の大幅な削
減が可能になり、結果として、該懸架装置の製品コスト
の大幅な低廉化が可能になると共に車輛への搭載性が向
上され、大衆車等の汎用される車輛におけるアクティブ
サスペンション等の懸架系への利用が期待でき、その汎
用性の向上を期待するに最適となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る懸架装置を示す概略
図である。
【図2】走行部材を介してのショックアブソーバと複動
シリンダとの連繋状態を示す部分断面正面図である。
【図3】この発明の他の実施例に係る懸架装置を示す概
略図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例に係る懸架装置を
示す概略図である。
【図5】従来例としての懸架装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 ショックアブソーバ 20 駆動手段 30 走行部材 32 ガイドレール 40 複動シリンダ 50 油圧給排機構 60 無限牽引部材 70 駆動モータ A ロアーアーム B 車体 S 懸架ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−103514(JP,A) 特開 昭60−176803(JP,A) 特開 昭63−212181(JP,A) 特開 昭63−195011(JP,A) 実開 昭63−156805(JP,U) 実開 昭63−75412(JP,U) 実開 昭62−92906(JP,U) 実開 昭62−67814(JP,U) 実開 平2−33106(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 3/20 B60G 17/015

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸架ばねの介装下に車輛の四輪各部に配
    設されて上端が車体側に回転可能に連結されるショック
    アブソーバを有してなると共に、該ショックアブソーバ
    の下端が先端に車輪を保持するロアーアームに併設のガ
    イドレールに副って移動する走行部材に連結されてな
    り、かつ、該走行部材が適宜の駆動手段で移動するよう
    に形成されてなることを特徴とする懸架装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段が複動シリンダを有してなると
    共に、該複動シリンダを作動させる油圧給排機構を有し
    てなり、複動シリンダの先端が走行部材に連結されてな
    ると共に、該複動シリンダの後端が車体側あるいはロア
    ーアームの基端側のいずれかに連結されてなる請求項1
    記載の懸架装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段が走行部材に連結されるチェー
    ンあるいはワイヤからなる無限牽引部材を有してなると
    共に、該無限牽引部材を走行させる駆動モータを有して
    なり、無限牽引部材が四輪各部にそれぞれ配設の走行部
    材にそれぞれの駆動モータを介してそれぞれ連結されあ
    るいは四輪の左右部にそれぞれ配設の走行部材に一の駆
    動モータを介して連結されてなる請求項1記載の懸架装
    置。
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