JP3091590U - シリコンウェハの研磨用定位リングの構造 - Google Patents

シリコンウェハの研磨用定位リングの構造

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JP3091590U JP2002004541U JP2002004541U JP3091590U JP 3091590 U JP3091590 U JP 3091590U JP 2002004541 U JP2002004541 U JP 2002004541U JP 2002004541 U JP2002004541 U JP 2002004541U JP 3091590 U JP3091590 U JP 3091590U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触の効果を向上することが可能なシリコン
ウェハの研磨に用いる定位リングの構造を提供する。 【解決手段】 リング本体は長期の使用と研磨または化
学薬品による腐食に耐えうるプラスチック結晶体で作ら
れている正円形のリングであり、内径が研磨するウェハ
の外径に対応し、ウェハをはめ込んでその同心軸を中心
として旋回するものである。リング外壁にそった上部に
は同材質の適当な幅と高さを持つ突出部があり、突出部
には等間隔で複数の開口部6がある。それぞれの開口部
6にねじ受けソケット5がはめ込まれている。排水口3
はリング本体の外壁を貫くように等間隔で複数設けられ
ている。リング本体の底部は外周から内周方向に向かっ
て上向きの傾斜を持っているため、接触の効果を向上す
ることが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シリコンウェハの研磨用定位リングの構造に関し、定位リングは本 体の底部に外周から内周方向に向かって40±20ミクロンの上向きの傾斜を持 ち、接触がより良好に達成される。
【0002】
【従来の技術】
最初に請願した考案(第88208247号)の構造は、図5および図6の通 りである。定位リング1のリング本体2は、長期の使用と研磨または化学薬品に よる腐食に耐えうるプラスチック結晶ポリフェニレンサルファイド(Polyphenyl ene Sulfide PPS)からなる正円形であり、研磨するウェハの外形にぴったり 隙間無く固定できるようになっており(ここでは図示されていない)、リングの 回転中心軸が同時にウェハの中心となり、回転の際に中心のずれが生じることは ない。リングの上部には外壁を横に貫き等角度に配列されている複数の排水口3 があり、ここから水が出るようになっている。実用試験では、排水口3の間隔は 90°であり4個設けられている。リング外壁にそった上部には同素材の適当な 幅と高さを持つ突出部4があり、突出部4には等間隔で複数の開口部6があり、 それぞれの開口部6にねじ受けソケット5がはめ込まれている。実用試験におけ る開口部6は間隔が30°であり、合計12箇所設けられ、それぞれの位置にね じ受けソケット5をはめ込むことができるようになっている。リングに取り付け られるソケット5の位置は正確でなければならず、これにより回転動力源との接 続を行い(ここでは図示されていない)、コンピュータによる回転中心軸の測定 を正確に行なうことが可能になっている。
【0003】 二番目に請願した考案(第88208248号)の構造は、図7および図8の 通りである。定位リング1のリング主要部分2は非金属製のリング本体7と金属 リング8からなり、ねじ穴9が直接金属リング8の上に設けられることができる ようになっている。したがって、一番目の考案ではねじ受けソケット5を開口部 6にはめ込む際に生じる誤差が難点であったが、二番目の考案はこの問題点を解 決し、回転動力の定位をより正確にすることが可能である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案の目的は、上記の考案のリング底面に外周から内周方向に向か ってわずかな上向きの傾斜を持たせ、接触をより良好にするシリコンウェハの研 磨用定位リングの構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項記載のシリコンウェハの研磨用定位リングの構造によると、リ ング本体は長期の使用と研磨または化学薬品による腐食に耐えうるプラスチック 結晶体で作られている正円形のリングであり、内径が研磨するウェハの外径に対 応し、ウェハをはめ込んでその同心軸を中心として旋回するものである。リング 外壁にそった上部には同材質の適当な幅と高さを持つ突出部があり、突出部には 等間隔で複数の開口部がある。それぞれの開口部にねじ受けソケットがはめ込ま れている。排水口はリング本体の外壁を貫くように等間隔で複数設けられている 。リング本体の底部が外周から内周方向に向かって上向きの傾斜を持っているた め、接触の効果を向上することが可能である。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 本考案のその他の目的、構造および働きは下記の通りである。(図解参照)こ れらはともに実験に用いた実施例である。 図1および図2に示すように、本考案の第1実施例による定位リング1のリン グ本体2は、長期の使用と研磨または化学薬品による腐食に耐えうるプラスチッ ク結晶からなる正円形であり、研磨するウェハの外形に隙間無く固定できるよう になっており、リングの回転中心軸を同時にウェハの中心として回転するもので ある。リング2の上部には外壁を横に貫き90°度に配列されている4個の排水 口3があり、ここから水が出るようになっている。リング2の外壁にそった上部 には、同材質の適当な幅と高さを持つ突出部4があり、突出部4には30°間隔 で合計12箇所の開口部6がある。それぞれの開口部6にねじ受けソケット5が はめ込まれ、これにより回転動力源との接続が行われ、コンピュータによる回転 中心軸の測定ができるようになっている。また、定位リング1のリング本体2の 底部は外周12から内周13方向に向かって40±20ミクロンの上向きの傾斜 14を持ち、接触の効果を向上するように設計されている。
【0007】 図3および図4に示すように、本考案の第2実施例による定位リング1の主要 部分2は、リング本体7と金属リング8から成っている。非金属のリング本体7 は長期の使用と研磨または化学薬品による腐食に耐えうるポリフェニレンサルフ ァイド(Polyphenylene Sulfide PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(Poly ether-etherketon PEEK)または半結晶熱可塑性ポリエステル(Semi-crysta line thermoplastic polyester)などを用いることもできる。非金属製リング本 体7の内径は、研磨するウェハの外形に隙間なく固定できるようになっており( ここでは図示されていない)、リング7の回転中心軸が同時にウェハの中心とな る。リング本体7の上部には外壁を貫く複数の排水口3があり、これを金属リン グ8の壁面を貫く排水口3と連結し、排水を行う。リング本体7の底部は外周1 2から内周13方向に向かって40±20ミクロンの上向きの傾斜14を持ち、 接触の効果を向上している。また、リング本体7の外周12の上段には左回りの 正のねじ切り10があり、これを金属リング8の負のねじ切り11に合わせては め込むことにより、金属リング8部分がリング本体2よりも若干高くなり、突出 部4が形成されている。突出部4には等間隔の複数のねじ穴9があり、これによ り回転動力源との接続および定位が行われる(ここでは図示されていない)。本 実施例におけるねじ穴9は間隔が30°であり、合計12箇所設けられている。 また、金属リング8に設けられている排水口3とリング本体7に設けられている 排水口3とを一致連結することにより排水を行なう。金属リング8の突出部4の 下部内壁にはリング本体7外壁に付けられた左回りのねじ切り10に対応するよ うに作られている負のねじ切り11があり、これにより金属リング8とリング本 体7とを組み合わせ、定位リング全体2が構成される。このような仕組みにより 金属リング8が右旋回によりリング本体7の回転を促す際に、両者の間に位置の ずれが生じることはない。金属リング8は化学薬品による腐食の起こらないステ ンレス製である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるシリコンウェハの研
磨用定位リングの構造を示すの斜視図である。
【図2】図1をII−II線で切断した断面図である。
【図3】本考案の第2実施例によるシリコンウェハの研
磨用定位リングの構造を示す斜視図である。
【図4】図3をIV‐IV線で切断した断面図である。
【図5】従来のシリコンウェハの研磨に用いる定位リン
グの構造体を示す斜視図である。
【図6】図5をVI−VI線で切断した断面図である。
【図7】従来のシリコンウェハの研磨に用いる定位リン
グの構造体を示す斜視図である。
【図8】図7をVIII−VIII線で切断した断面図
である。
【符号の説明】
1 定位リング 2 リング結合体 3 排水口 4 周囲の突出部 5 ねじ受けソケット 6 開口部 7 リング本体 8 金属リング 9 ねじ穴 10 正ねじ切り 11 負ねじ切り 12 外周 13 内周 14 傾斜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 陳 水生 台湾新竹市松嶺路47号 (72)考案者 陳 添丁 台湾新竹市松嶺路47号

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング本体と、ねじ受けソケットと、排
    水口とを備えるシリコンウェハの研磨用定位リングの構
    造であって、 前記リング本体は長期の使用と研磨または化学薬品によ
    る腐食に耐えうるプラスチック結晶体で作られている正
    円形のリングであり、内径が研磨するウェハの外径に対
    応し、ウェハをはめ込んでその同心軸を中心として旋回
    し、外壁にそった上部には同材質の適当な幅と高さを持
    つ突出部があり、突出部には等間隔で複数の開口部があ
    り、それぞれの開口部にねじ受けソケットがはめ込ま
    れ、 前記ねじ受けソケットは前記リング本体の上部に取り付
    けられた突出部に等間隔で設けられた開口部にはめ込む
    ように作られ、 前記排水口は前記リング本体の外壁を貫くように等間隔
    で複数設けられていることを特徴とするシリコンウェハ
    の研磨用定位リングの構造。
  2. 【請求項2】 前記リング本体上部に取り付けられた突
    出部は30°の等間隔で合計12の開口部を有すること
    を特徴とする請求項1記載のシリコンウェハの研磨用定
    位リングの構造。
  3. 【請求項3】 90°の等間隔で合計4つの排水口を有
    することを特徴とする請求項1記載のシリコンウェハの
    研磨用定位リングの構造。
  4. 【請求項4】 リング本体を備えるシリコンウェハの研
    磨用定位リングの構造であって、 前記リング本体は長期の使用と研磨または化学薬品によ
    る腐食に耐えうるプラスチック結晶体で作られた正円形
    のリングであり、内径は研磨するウェハの外径に対応
    し、ウェハをはめ込んでその同心軸を中心として旋回す
    るものであり、外壁にそった上部には適当な幅と高さを
    持つ突出部があり、突出部には前記リング本体の外壁を
    貫くように等間隔で設けられている複数の排水口があ
    り、排水口により排水を行い、前記リング本体は本体と
    金属リングとを左周りのねじ切りにより結合したもので
    あり、したがって、右回りの旋回による研磨の際に本体
    と金属リングとのずれが起こることはなく、前記リング
    本体の上部に取り付けられている金属リングの突出部に
    は等間隔で設けられている複数のねじ穴があり、ねじ穴
    により回転動力との接合定位が行われ、 前記リング本体の底部は外周から内周方向に向かって4
    0±20ミクロンの上向きの傾斜を持ち、接触の効果を
    向上するように設計されていることを特徴とするシリコ
    ンウェハの研磨用定位リングの構造。
  5. 【請求項5】 前記リング本体上部に取り付けられた突
    出部は30°の等間隔で合計12の開口部を有すること
    を特徴とする請求項4記載のシリコンウェハの研磨用定
    位リングの構造。
  6. 【請求項6】 外壁に複数の排水口を有し、排水口はリ
    ング本体の排水口と金属リングの排水口とを接続したも
    のであることを特徴とする請求項4記載のシリコンウェ
    ハの研磨用定位リングの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116554A (ja) * 2006-11-22 2013-06-13 Applied Materials Inc 保持リング、保持リングに負荷をかけるフレキシブル膜及び保持リングアセンブリ
JP2015037143A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 シーエヌユーエス カンパニー,リミテッド 化学機械的研磨装置用リテーナリング構造物

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