JP3091272B2 - 疑似体験装置の動揺機構 - Google Patents

疑似体験装置の動揺機構

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JP3091272B2
JP3091272B2 JP03252143A JP25214391A JP3091272B2 JP 3091272 B2 JP3091272 B2 JP 3091272B2 JP 03252143 A JP03252143 A JP 03252143A JP 25214391 A JP25214391 A JP 25214391A JP 3091272 B2 JP3091272 B2 JP 3091272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は疑似体験装置等に用い
られる動揺機構に関する。
【0002】
【従来技術】観客の乗った動揺台をスクリーンに映し出
される映像に対応して、前後、左右に傾けあるいは上下
に揺れ動かし、リアルな臨場感をかもしだす疑似体験装
置が開発されている。
【0003】この動揺台を駆動するために、複数の油圧
シリンダを動揺台の下面に配置し、映像の変化に対応し
てコンピュータ制御によりそれぞれの油圧シリンダを互
いに同期させつつ伸縮させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら油圧シリンダと
しては、伸長と収縮の両方向の作動を油圧的に行う往復
動型が使用されている。この場合、ピストンロッドがシ
リンダから一方向に突出している片ロッドタイプの油圧
シリンダは、全長が短くできるというメリットはあるも
のの、伸長時と収縮時とでは、ピストンロッドの断面積
に相当する分だけピストンの受圧面積が相違し、シリン
ダ推力を同一にするには、伸長側と収縮側とで供給する
油圧を受圧面積に応じて変える必要があり、油圧制御の
ための機構が複雑化する。また、伸長側と収縮側の油室
はそれぞれ圧力源とタンクとに2本のホースで接続する
ため、動揺台をたとえば6本の油圧シリンダで支持する
といった場合には、配管本数が増えるばかりか配管の交
錯等に対する配慮もしなければならない。
【0005】これに対して、ピストンロッドをシリンダ
の両側に突出させる両ロッドタイプでは油圧制御が簡素
化できるが、油圧シリンダの全長が長くなり、取り付け
上の制約を生じるし、配管系統については、片ロッドタ
イプと同様の問題が残る。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
提案されたもので、油圧シリンダに対する制御の簡略化
を図るとともに、配管構造の簡素化を実現した動揺機構
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、動揺台を複数
の油圧アクチュエータで支持し、これら油圧アクチュエ
ータを伸縮させて動揺台を上下あるいは傾斜させるよう
にした疑似体験装置の動揺機構において、前記動揺台の
下面の少なくも3箇所に配置したラムシリンダと、この
ラムシリンダの伸長方向の油圧付勢力を制御する圧力制
御手段と、これらラムシリンダの内方において動揺台を
下方に付勢する引っ張り力付与手段とを備えた。
【0008】
【作用】動揺台は、その自重、搭乗者の合計体重及び、
引っ張り力付与手段による下方への付勢力に対して、複
数のラムシリンダの垂直上方への付勢力がバランスする
姿勢に制御される。
【0009】したがって各ラムシリンダの油圧付勢力を
制御するだけで、動揺台の姿勢を自由に制御することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1、図2に示すように、機台1の上方に
位置する動揺台2は、機台1に対して、その中心に配置
した引っ張り力付勢手段としての、油圧シリンダ3に自
在継手5を介して回動自由に連結される。動揺台2の下
面には、この油圧シリンダ3を中心とする同一円周上
に、均等な間隔をもって、それぞれ2本づつ、計3組の
ラムシリンダ4が配置され、動揺台2はこれらラムシリ
ンダ4の伸長方向への油圧付勢力によって支持される。
【0012】各組のラムシリンダ4の先端は動揺台2の
下面の油圧シリンダ3を中心とする同一円周上にほぼ等
間隔の位置に自在継手6を介して連結される一方、その
脚部は、機台1に対して、同じく同一円周上において、
それぞれほぼ3分割した位置で、しかも相い隣り合う組
みのラムシリンダ4が互いに同一となる位置に自在継手
6を介して連結される。つまり、各組のラムシリンダ4
は互いに脚部を広げて傾けた状態で、動揺台2を3点で
支持するように構成される。
【0013】図3に前記油圧シリンダ3とラムシリンダ
4に油圧供給して伸縮駆動するための油圧回路を示す。
【0014】21は、油圧ポンプ20からの圧油を蓄圧
するアキュームレータで、油圧シリンダ3のロッド側の
油室と連通して収縮側に付勢する。なお、ピストン側の
油室は大気に解放されている。
【0015】各組のラムシリンダ4に対する油圧の供給
回路は互いに同一的に構成されていて、油圧ポンプ20
からの圧油を蓄圧するアキュームレータ23がそれぞれ
配置されるとともに、これらアキュームレータ23から
の圧油を、それぞれの電磁比例型の圧力制御弁24(S
V1〜6)によってコントロールする。圧力制御弁24
によって制御された圧油は、ラムシリンダ4を伸長方向
に付勢する。
【0016】図示しないコンピュータからの信号により
各圧力制御弁24が作動し、たとえばスクリーンに映し
出される映像と同期して各ラムシリンダ4の付勢力を変
化させ、動揺台2を動揺させる。
【0017】25はラムシリンダ4の圧力解放時のサー
ジ圧力を吸収するアキュームレータ、また26は圧力制
御弁24の自励振動による圧力脈動を吸収するアキュー
ムレータである。
【0018】なお、27はアキュームレータ23の圧力
解放時に高圧側と低圧側との回路28と29を短絡する
切換弁、30は高圧回路28からアキュームレータ2
1、23に送り込む圧力を所定圧に維持する圧力制御
弁、31は戻り油を蓄えるタンクである。
【0019】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0020】油圧ポンプ20から各アキュームレータ2
1と23に常に所定の圧力となるように圧油が送り込ま
れる。
【0021】油圧シリンダ3はアキュームレータ21か
らの圧油の供給により収縮方向の作動力が働き、動揺台
2を下方に向けて付勢する。
【0022】これに対して各圧力制御弁24によって制
御された油圧が導かれるラムシリンダ4は伸長方向に付
勢され、動揺台2をこの油圧シリンダ3の引っ張り力
と、動揺台2の搭乗者及び自重に対抗して押し上げ、こ
れらがバランスする位置へと動揺台2を移動させる。
【0023】動揺台2は中央の油圧シリンダ3を中心に
して、その同心円上の等間隔位置にラムシリンダ4が配
置されているため、各ラムシリンダ4が発揮する支持力
に応じて水平面に対して傾斜する。
【0024】動揺台2に作用する各ラムシリンダ4の荷
重は、各圧力制御弁24の制御弁圧力によって変化し、
これによって動揺台2の傾き、あるいは上下位置を自由
に制御することができる。なお、各ラムシリンダ4や油
圧シリンダ3は、アキュームレータ21,23の働き
で、荷重変化に対応して弾性的に伸縮作動する。
【0025】このようにして動揺台2の姿勢を、たとえ
ばスクリーンに写し出される映像に応じて自由にコント
ロールすることにより、動揺台2の搭乗者に臨場感に溢
れたリアルな体験をもたらすことができのであるが、こ
の姿勢制御は、ラムシリンダ4に供給する油圧を圧力制
御弁24によって制御するだけでよいため、従来の両方
向作動型の油圧シリンダに比較して制御が非常に簡単に
なるのである。また、6本のラムシリンダ4に対する油
圧配管も片効きのために6本で済み、配管構成も簡略化
できる。
【0026】図5は他の実施例を示すもので、動揺台2
の下面中央に油圧シリンダ3を配置する代わりに機台1
の中央にテンシュンローラ10を取り付け、動揺台2に
連結したワイヤ11をテンシュンローラ10を経由し
て、機台1の外部に配置した油圧シリンダ3に連結する
ことにより、動揺台2にラムシリンダ4に対抗して下方
への付勢力を及ぼすように構成したものである。
【0027】この場合には、スペースや配管上の制約に
対する油圧シリンダ3の配置の自由度が増し、生産性や
組立性が改善される。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動揺台の
下面の少なくも3箇所に配置したラムシリンダと、この
ラムシリンダの伸長方向の油圧付勢力を制御する圧力制
御手段と、これらラムシリンダの内方において動揺台を
下方に付勢する引っ張り力付与手段とを備えたので、動
揺台を駆動するための油圧制御機構が簡略化でき、かつ
油圧配管の簡素化も図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】油圧回路図である。
【図5】他の実施例の概略正面図である。
【符号の説明】
2 動揺台 3 油圧シリンダ 4 ラムシリンダ 21 アキュームレータ 23 アキュームレータ 24 圧力制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63G 31/00 G09B 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動揺台を複数の油圧アクチュエータで支
    持し、これら油圧アクチュエータを伸縮させて動揺台を
    上下あるいは傾斜させるようにした疑似体験装置の動揺
    機構において、前記動揺台の下面の少なくも3箇所に配
    置したラムシリンダと、このラムシリンダの伸長方向の
    油圧付勢力を制御する圧力制御手段と、これらラムシリ
    ンダの内方において動揺台を下方に付勢する引っ張り力
    付与手段とを備えたことを特徴とする疑似体験装置の動
    揺機構。
JP03252143A 1991-09-30 1991-09-30 疑似体験装置の動揺機構 Expired - Fee Related JP3091272B2 (ja)

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JP5579974B2 (ja) * 2008-08-28 2014-08-27 日本無線株式会社 動揺試験装置リミットセンサー
KR102216732B1 (ko) * 2018-12-05 2021-02-16 한국로봇융합연구원 하중보상 메커니즘을 적용한 모션 플랫폼의 제어방법
JP2024025543A (ja) * 2022-08-12 2024-02-26 株式会社鷺宮製作所 補助支持装置およびこれを備える試験装置

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