JP3091027B2 - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JP3091027B2
JP3091027B2 JP24631192A JP24631192A JP3091027B2 JP 3091027 B2 JP3091027 B2 JP 3091027B2 JP 24631192 A JP24631192 A JP 24631192A JP 24631192 A JP24631192 A JP 24631192A JP 3091027 B2 JP3091027 B2 JP 3091027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレーザ装置に関し、特
にレーザ増幅器に入力するレーザ光の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図はこの種の例えば銅蒸気レーザにお
けるレーザ装置の構成を示す模式図である。図におい
て、1は複数の発振波長をもつレーザ光2を発振するレ
ーザ発振器で2aは必要波長の必要レーザ光を2bは不
要波長の不要レーザ光を示している。3,4は発振器1
の後方にそれぞれ光軸調整ミラー5を介して複数が直列
に配置されレーザ光2を段階的に増幅するレーザ増幅器
内4が最終段レーザ増幅器、6は最終段レーザ増幅
器4の後方に配置されレーザ光2から2a,2bの選択
をするダイクロイックミラー又は波長選択素子でなる波
長選択手段、2cは選択された最終のレーザ光である。
なお、光軸調整ミラー5の概略構成は図に示すとおり
で5aは全反射ミラー、5bはビームスプリッタ、5c
はモニター用パワーメータである。
【0003】次に動作について説明する。レーザ発振器
1から発振したレーザ光2は光軸調整ミラー5を介して
各レーザ増幅器3に入力し段階的に増幅される。最終段
レーザ増幅器4より出力されたレーザ光2は使用目的に
よりダイクロイックミラー又は波長選択素子の波長選択
手段6により最終レーザ光2cが出力するものである。
なお、多段増幅する場合にはレーザ発振器1,レーザ増
幅器3最終段レーザ増幅器4のパルスタイミングを各
段において所定の時間のみ遅らせてレーザ増幅する。又
一般的にはレーザ発振器1は小口径、レーザ増幅器3,
最終段レーザ増幅器4は大口径のレーザ装置が用いられ
る。よって各段階には光学部品として口径変更,光軸調
整可能な部品が備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のレーザ装置について、複数段の構成による多段
増幅システムの場合、レーザ発振器から発振されるレー
ザ光及び前段のレーザ増幅器の光の性質がそのまま増幅
される特性がある。又、光の偏光には垂直偏光と水平偏
光がありレーザ発振器から発振されるレーザ光及び前段
のレーザ増幅器から出力されるレーザ光には両方の偏光
が含まれその含有率は常に変化しており、各段の光学部
品の反射率、透過率は一般に偏光方向に依存する。又、
不要レーザ光との間には時間れで10〜15nsec
程度の発振遅れがある。さらに、レーザ発振器やレーザ
増幅器では、方向や波長、偏光方向が入り混じった自然
発生光も含まれる。今、レーザ発振器から発振したレー
ザ光がレーザ増幅器へ導入されると、レーザ増幅器では
不要レーザ光と自然発生光も増幅されるために各光学部
品に過大なレーザ光が照射されることにより光学損失が
増加する。又、偏光成分比率変化したものとなる。
このため各段増幅量増加にともない増幅されたレーザ光
の変化が大きくなり最終レーザ光の出力の不安定となっ
て現れる。又、効率よく増幅するにはレーザ増幅器のパ
ルスタイミングを入射光のパルスタイミングに一致させ
る必要があるが、レーザ増幅器のパルスタイミングを不
要レーザ光に一致させてしまうかまたはその中途半端な
値に合わせ不要光を多く発生、増幅してしまうおそれが
ある。このようにレーザ出力の不安定性,増幅効率の低
下,光学部品の短寿命につながるなど問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、レーザ出力が安定するとともに
増幅効率も向上しさらに光学部品の寿命が延びるレーザ
装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るレーザ装
置は、複数の発振波長を有するレーザ光を発振するレー
ザ発振器と、レーザ発振器の後方に複数配置されレーザ
光を段階的に増幅するレーザ増幅器と、レーザ発振器と
レーザ増幅器の間に設けられ、レーザ光の偏光方向を直
線偏光に固定する偏光手段と、レーザ発振器及びレーザ
増幅器のレーザ光出力側に位置し、レーザ光の発振波長
の内必要波長をそれぞれ選択する波長選択手段と、レー
ザ増幅器の出力を検出するモニター用パワーメータとを
備えたものである。 また、請求項2に係るレーザ装置
は、上記において、レーザ発振器の出力窓をブリュース
タ角に保つことにより偏光手段を構成したものである。
【0007】
【作用】この発明におけるレーザ装置は、波長選択手段
によってレーザ光の内必要波長を選択するとともに、
光手段によってレーザ光が直線偏光に固定され光学部
での反射率,透過率を固定するので、効率よく安定して
レーザ光を増幅する。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下この発明の実施例1を図について説明する。図1は
この発明における実施例1のレーザ装置の構成を示す模
式図である。図において、1ないし6は従来と同様であ
るためその説明は省略する。7はレーザ増幅器2のレー
ザ光出力側、すなわち光学部品5の前段に配置された波
長選択手段で例えばダイクロイックミラー又は波長選
択素子、8はレーザ発振器1とレーザ増幅器3との間、
すなわちレーザ発振器1の後方に設けられ発振したレー
ザ光2の偏光方向を直線偏光に固定する例えば偏光素子
でなる偏光手段である。
【0009】次に動作について説明する。レーザ発振器
1から発振されたレーザ光2は偏光素子8により偏光方
向を直線偏光に固定される。また、レーザ発振器1から
発振された各波長のレーザ光2はダイクロイックミラー
又は波長選択素子7により必要レーザ光2aと不要レー
ザ光2bに選択され、必要レーザ光2aだけが光学部品
5を介してレーザ増幅器3に導かれ増幅される。レーザ
増幅器3から出力されたレーザ光は増幅された必要レー
ザ光2aとレーザ増幅器3で自己発振した不要レーザ光
2dであるために再びダイクロイックミラー又は波長選
択素子7により不要レーザ光2dを除去し次段のレーザ
増幅器3へ導かれる。最終レーザ増幅器4の出力に於い
ても同様であり、ダイクロイックミラー又は波長選択素
子6により不要レーザ光2dは除去される。
【0010】このように偏光方向が固定されることによ
り光軸調整ミラー5などの光学部品の反射率,透過率が
固定され安定的な増幅効果が生じ、さらに必要レーザ光
2aのみを増幅させることによりそれぞれのレーザ増幅
器3,4の出力レーザを少なくすることができ光学部品
への光学損失も減少する。なお、偏光素子8はレーザ発
振器1の出力窓をブリュースタ角に保つことにより代用
できる。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複数の
発振波長を有するレーザ光を発振するレーザ発振器と、
レーザ発振器の後方に複数配置されレーザ光を段階的に
増幅するレーザ増幅器と、レーザ発振器とレーザ増幅器
の間に設けられレーザ光の偏光方向を直線偏光に固定す
る偏光手段と、レーザ発振器及びレーザ増幅器のレーザ
力側に位置しレーザ光の発振波長の内必要波長をそ
れぞれ選択する波長選択手段と、モニター用パワーメー
タとで構成したので、光学部品の反射率、透過率が固定
され、また、必要波長のレーザ光のみが増幅されること
になり、従って光学損失が減り増幅効率が向上するとと
もにレーザ出力が安定しさらに光学部品寿命が延びるレ
ーザ装置が得られる効果がある。
【0012】銅蒸気レーザのようなパルスレーザにおい
ては、パルス増幅するレーザ増幅器のパルスタイミング
を入射光のパルスタイミングに一致させることにより、
レーザ光を効率よく増幅できる。そのためモニター用パ
ワーメータの出力が最大になるようにレーザ増幅器のパ
ルスタイミングを制御するような場合、本発明では必要
レーザ光を選択して不要レーザ光や自然発生光を除去し
ているので、パルスタイミングを不要レーザ光に一致さ
せてしまったり、あるいは自然発生光のために目標があ
いまいになって中途半端な値に合わせてしまったりする
のを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1におけるレーザ装置の構
成を示す模式図である。
【図2】 従来のレーザ装置の構成を示す模式図であ
る。
【図3】 光軸調整ミラーの概略構成図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器、2 レーザ光、2a 必要レーザ光
(必要波長)、 2b 不要レーザ光(不要波長)、3 レーザ増幅器、5c モニター用パワーメータ、 6, 7 波長選択手段(ダイクロイックミラー又は波長
選択素子)、 8 偏光手段(偏光素子)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−261191(JP,A) 特開 昭55−93282(JP,A) 特開 平4−217233(JP,A) 特開 昭58−103192(JP,A) 特開 平4−162787(JP,A) 特開 昭61−58288(JP,A) 特開 平4−186786(JP,A) 特開 昭62−273510(JP,A) 特開 昭57−75486(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/10 H01S 3/23

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発振波長を有するレーザ光を発振
    するレーザ発振器と、該レーザ発振器の後方に複数配置
    されレーザ光を段階的に増幅するレーザ増幅器と、該
    レーザ発振器とレーザ増幅器の間に設けられ該レーザ光
    の偏光方向を直線偏光に固定する偏光手段と、該レーザ
    発振器及びレーザ増幅器のレーザ光力側に位置し
    ーザ光及び増幅されたレーザ光の発振波長の内必要波長
    をそれぞれ選択する波長選択手段と、該レーザ増幅器の
    出力を検出するモニター用パワーメータとを備えたこと
    を特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器の出力窓をブリュースタ角
    に保つことにより偏光手段を構成したことを特徴とする
    請求項1記載のレーザ装置。
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