JP3090939U - 貨物車荷台を覆う幌フレームの昇降装置 - Google Patents

貨物車荷台を覆う幌フレームの昇降装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック荷台の左右に配した複数のリフター
を同時に作動させ、幌フレーム全体を同時に昇降または
下降させる幌昇降装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 幌フレーム1の支柱1aを支持する枠フ
レーム6を荷台の左右両側に設け、この枠フレーム6内
に配した昇降フレーム8で前記支柱1aを支持して、こ
の昇降フレーム8をリフター4で昇降させるようにする
と共に、左右両側に配された複数のリフター4が同時に
作動するように連結手段を介して連結したトラック荷台
を覆おう幌フレームの昇降装置。前記連結手段が、シャ
フト3の端部に設けたギア21を回転させ、該ギア21
に掛けたチェーン22によって対面側のシャフト3の端
部に設けたギア23を回転させるものであることを特徴
とする幌フレームの昇降装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はトラック等貨物車の荷台に設置される幌のフレームに組込まれて幌全 体の高さ調整を行う昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる幌昇降装置としてウインチを用いてワイヤを巻き取りまたは繰り出して 4隅に立てた支柱を上げ下げするものが実開平―81322号公報に、また支柱 を伸縮するシリンダとして該支柱を上げ下げするものが実開平3―22924号 公報に開示されている。然しながら前者のものはワイヤと滑車で幌フレーム全体 を昇降させるものであり、ワイヤ切れ、滑車のトラブルなどの恐れがあり、また 後者のものは幌フレームの支柱全てをシリンダ構造とするものであるから高価と なるなど問題があった。
【0003】 さらにジャッキ構造の昇降装置を用いて幌フレームを昇降させるものが特開平 9―48247号公報に開示されている。このものは荷台の両側のあおりに沿っ て水平に敷設されるレールをパンタグラフ型のジャッキで昇降させるものである が、昇降装置は右と左が独立しており、同時にリフトアップすることが出来ない ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の幌昇降装置はかかる問題を解消するもので、荷台の左右両側に配した 複数のリフターを同時に作動させ、幌フレーム全体を同時に昇降または下降させ る幌昇降装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
逆U字型の幌フレームの支柱を支持する枠フレームを荷台の左右両側に設け、 この枠フレーム内に配した昇降フレームで前記支柱を支持して、この昇降フレー ムをリフターで昇降させるようにしたものである。また左右のリフターが同時に 作動するように連結手段で連結したことを特徴とする貨物車荷台を覆おう幌フレ ームの昇降装置を提供する。
【0006】 そして前記連結手段が、シャフト3の端部に設けたギア21を回転させ、該ギ ア21に掛けたチェーン22によって対面側のシャフト3の端部に設けたギア2 3を回転させるものであり、前記リフター4がシャフト3と該シャフトに刻設し た右ネジ及び左ネジに各軸着された2個のナット13が近接または離間すること によりハ字型リンク11、16を作動させるようにしたジャッキであり、前記ネ ジを刻設したシャフト3が手動または電動で操作されるものである幌フレームの 昇降装置を提供する。
【0007】 また前記リフター4がピストンとシリンダから成る油圧ジャッキ35であり、 連結手段が分岐パイプ34であることを特徴とする幌フレームの昇降装置を提供 する。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案第1実施 例の幌昇降装置の全体斜視図、図2は昇降装置であるリフターの斜視図、図3は 第2実施例のリフターを油圧ジャッキとした全体斜視図、図4は油圧でリフター を作動させる方式のシステム図である。
【0009】 本考案の幌昇降装置は、図1に示すように荷台を覆う幌フレーム1全体を昇降 装置、すなわちハンドル2を回転させることによりネジを刻設したシャフト3を 回転させジャッキ構造のリフター4を伸縮させて幌フレーム1を昇降または下降 するようにしたものである。
【0010】 図1に示すように荷台の左右両側に設けられるあおり5の上に立設固定する矩 形の枠フレーム6は、鉄製の角フレームで形成され、その下辺を構成する底辺フ レーム6bに幌フレームの支柱1aを昇降させるリフター4を2個、間隔を空け て組み込んである。そしてこのリフター4の上方に設けた取付板7に組み付けら れる昇降フレーム8は、枠フレーム6の両側近傍まで長手方向に伸びて自由に上 下できるようになっている。また幌フレームの支柱1aをガイド支持する複数の ガイドパイプ9が枠フレーム6の上辺から各垂設され、その下端が枠フレーム6 の上辺6aに併設した中間フレーム10に溶接固定されている。
【0011】 幌を被せる幌フレーム1は、逆U字状に独立して形成され、その支柱1aは前 記複数本のガイドパイプ9内に各挿通され、その下端が前記昇降フレーム8に溶 接固定されている。
【0012】 前記リフター4の第1実施例のものは、前述の特開平9―48247号公報と 略同様のジャッキ構造のリフターであって、図2に示すようにハ字状に広がる一 対のリンク11の上端11aを前記昇降フレーム8に取付け固定する取付板7の 下方に設けた連結片12に連結し、該リンク11の下端11bをネジシャフトの ネジ部に軸着するナット13から突設する連結辺14に連結する。そしてこのナ ット13の下方に突設する連結片15に逆ハ字状に広がる一対のリンク16の上 端16aを各連結し、さらにこのリンク16の下端16bを枠フレーム6の底辺 フレーム6bに取り付ける取付板17から突設した連結片18に各連結したもの である。
【0013】 そして前記上下の一対のリンク11、16の中間に配されるナット13に右ネ ジを切った後部シャフトAと左ネジを切った中間シャフトBのネジ部を各軸着し て前記特開平9―48247号公報と同様の作動で、シャフト3を右回転または 左回転操作をしたときに、シャフト3の右ネジ及び左ネジに各歯合するナット1 3が近接または離間し、上下のリンク11、16を伸縮させることによりリフタ ー4が上動または下降する。そして昇降フレーム8を介して幌フレーム1の支柱 1aを昇降させるものである。
【0014】 さらに詳述すれば、前記シャフト3は3本に分かれている。すなわちハンドル 4を嵌合装着する角ナット19を一端に、他端に右ネジを切った後部シャフトA と、2つのリフターの中間に配され、その一端に右ネジ、他端に左ネジを切った 中間シャフトBと、一端に右ネジを、他端にギヤ21を設けた前部シャフトCと から成る。そして後部シャフトAと中間シャフトBとは、図2に示すように後部 シャフトAの右ネジと中間シャフトBの左ネジとをリフターの上下リンク11、 16のリンク端部に連結させたナット13にねじ込んで、その端面同士をジョイ ント20に挿通し接合させ溶接固定している。また中間シャフトBと前部シャフ トCも同様にネジを刻設した端部を対向させ、ナット13にねじ込んでその端面 同士をジョイント20に挿通し接合させ溶接固定している。かくしてシャフトA 、B、Cの端面同士がジョイント20を介して接合し、溶接固定されて一本の右 ネジ及び左ネジを刻設したシャフト3に形成される。
【0015】 尚、対向する荷台左側の枠フレーム6に組み込まれる2個のリフター4および ネジを刻設したシャフト3の構成は前述のものと同一であり、シャフトAに相当 するシャフトDのみがその端面にハンドルを装着する角ナット19を有さず、枠 フレーム6の側面に軸支される構造になっている。
【0016】 荷台左右両側に配したリフターを同期させる連結手段は、前部シャフトCの端 部に設けたギア21を回転させ、該ギア21に掛けたチェーン22によって対面 側のシャフトCの端部に設けたギア23を回転させ同様に配した2個のリフター 4を作動させる。またスプリング24によって付勢されるテンションプーリ25 がチェーン22の張りを調整している。
【0017】 この実施例のものを用いて幌フレームを昇降させるには、左側の枠フレーム6 内に設けたシャフト3の端部にハンドル2を装着し、ハンドル2を右回転または 左回転することにより行う。すなわちシャフト3が右回転または左回転してリフ ターのリンク端に連結させたナット13の内ネジとシャフト3の右ネジ、左ネジ に歯合しており、相対するナット13を近接または離間させてリフターを上動ま たは下降させる。従ってリフター上部に組み込んだ昇降フレーム8もまた上動、 下降して幌フレーム1全体を昇降させる。そして前記連結手段を介して他側のシ ャフト3も連動するので同時に右側のリフター4も各作動し、幌フレームの左右 の支柱1aを上動または下動させることができる。またこのものはハンドルを用 いて手動で操作するようにしたが、ハンドルに代えて電動モーターとし運転席か ら操作スイッチで作動させるようにしても良い。
【0018】 図3及び図4に示す第2実施例のものは第1実施例のリフター4をピストン、 シリンダで構成される油圧ジャッキで作動するようににしたものである。すなわ ち運転席の操作パネル30の操作スイッチを操作して油圧ポンプ33を作動し、 分岐装置32を介して複数の油圧ジャッキ35を作動させ昇降フレーム8を昇降 させるものである。
【0019】 すなわち、この第2実施例の油圧ジャッキシステムは、図4に示すように運転 席に配される操作パネル30と、オイルタンク31とオイル分岐装置32に各連 結する油圧ポンプ33と、そしてオイル分岐装置32から分岐される分岐パイプ 34を介して各連結する複数個の油圧ジャッキ35から主として構成され、運転 席に設けた操作パネル30の操作スイッチ35を上動または下動させることによ り油圧ポンプ33を作動させ、枠フレーム6内に配される複数個の油圧ジャッキ 35を作動させて昇降フレーム8を昇降するようにしたものである。この油圧ジ ャッキ35を詳述すれば、枠フレームに立設する複数のシリンダ内へ挿通される ピストンを油圧で作動して昇降フレーム8を押し上げるようにしたものである。
【0020】 前記操作スイッチ35は、3点式のスイッチであって中立位置がOFFであり 、上方または下方へ倒したときはONとなる。従ってこのスイッチを上に押し続 けると油圧ポンプ33がその間作動して油圧ジャッキ35のピストンを押し上げ る。そして操作スイッチ35をOFF位置に戻すとその位置に昇降フレームを止 めることができる。また昇降フレーム8にはその上限または下限位置を決める検 出スイッチ36が設けてあり、その作動片36aが枠フレーム6に触れたときに 押し込まれ検出スイッチ36がONとなり、操作スイッチを押し続けても油圧ポ ンプの作動回路をOFFとするようになっている。尚、図上、Wは配線コード、 Pは配管パイプであり、37は電源バッテリである。
【0021】 また以上のシステム作動をモニターするためパイロットランプ群38が操作パ ネル30には設けてあり、電源回路、ポンプ回路、オイル量、検出スイッチ作動 などをモニターしている。
【0022】
【考案の効果】
逆U字型の幌フレームの支柱を支持する枠フレームを荷台の左右両側に設け、 この枠フレーム内に配した昇降フレームで前記支柱を支持して、この昇降フレー ムをリフターで昇降させるようにしたものであり、さらに左右のリフターが同時 に作動するように連結手段で左右のネジシャフトを連結したからひとつの操作で 複数のリフターを同時に作動できる。
【0023】 また電動式、油圧式として運転席から操作できるようにしたので、車両走行中 に高さ方向の障害物、正面からの風圧、荷台側面の横からの突風などの場合、幌 フレームを下げてかかる障害を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の幌昇降装置の全体斜視図。
【図2】 リフターの斜視図。
【図3】 第2実施例のリフターを油圧ジャッキとした
全体斜視図。
【図4】 油圧でリフターを作動させるシステム説明図
である。
【符号の説明】 1 幌フレーム 2 ハンドル 3 シャフト 4 リフター 5 荷台のあおり 6 枠フレーム 7 取付板 8 昇降フレーム 9 ガイドパイプ 10 中間フレーム 11 一対のリンク 12 連結片 13 ナット 14 連結片 15 連結片 16 一対のリンク 17 取付板 18 連結片 19 角ナット 20 ジョイント 21 ギア 22 チェーン 23 ギア 24 スプリング 25 テンションプーリ 30 操作パネル 31 オイルタンク 32 分岐装置 33 油圧ポンプ 34 分岐パイプ 35 油圧ジャッキ 36 検出スイッチ 37 電源バッテリ 38 パイロットランプ群

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幌フレーム(1)の支柱(1a)を支持
    する枠フレーム(6)を荷台の左右両側に設け、この枠
    フレーム(6)内に配した昇降フレーム(8)で前記支
    柱(1a)を支持して、この昇降フレーム(8)をリフ
    ター(4)で昇降させるようにすると共に、左右両側に
    配された複数のリフター(4)が同時に作動するように
    連結手段を介して連結したことを特徴とする貨物車荷台
    を覆おう幌フレームの昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、シャフト(3)の端部
    に設けたギア(21)を回転させ、該ギア(21)に掛
    けたチェーン(22)によって対面側のシャフト(3)
    の端部に設けたギア(23)を回転させるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の幌フレームの昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記リフター(4)がシャフト(3)と
    該シャフトに刻設した右ネジ及び左ネジに各軸着された
    2個のナット(13)が近接または離間することにより
    ハ字型リンク(11、16)を作動させるようにしたジ
    ャッキであることを特徴とする請求項1記載の幌フレー
    ムの昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記ネジを刻設したシャフト(3)が手
    動または電動で操作されるようにした請求項2及び請求
    項3記載の幌フレームの昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記リフター(4)がピストンとシリン
    ダから成る油圧ジャッキ(35)であり、連結手段が分
    岐パイプ(34)であることを特徴とする請求項1記載
    の幌フレームの昇降装置。
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