JP3090640B2 - ハフマン符号化装置およびハフマン復号化装置 - Google Patents

ハフマン符号化装置およびハフマン復号化装置

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JP3090640B2 JP4647898A JP4647898A JP3090640B2 JP 3090640 B2 JP3090640 B2 JP 3090640B2 JP 4647898 A JP4647898 A JP 4647898A JP 4647898 A JP4647898 A JP 4647898A JP 3090640 B2 JP3090640 B2 JP 3090640B2
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憲司 平野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハフマン符号化装
置およびハフマン復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データは非常に多くの情報量を含ん
でいる。そのため、画像データをそのままの形で処理す
るのは、メモリ容量および通信速度の点で実用的ではな
い。そこで、画像データ圧縮技術が重要となる。
【0003】画像データ圧縮技術の国際標準の一つとし
てJPEG(Joint Photographic Expert Group)があ
る。JPEGでは、非可逆符号化を行うDCT(離散コ
サイン変換)方式と、二次元空間でDPCM(Differen
tial PCM) を行う可逆符号化方式が採用されている。以
下、DCT方式の画像データ圧縮を説明する。
【0004】図4はDCT方式の画像データ圧縮および
画像データ伸長を実行するためのシステムの基本構成を
示すブロック図である。
【0005】符号化側では、DCT処理部100が、入
力される原画像データに離散コサイン変換(以下、DC
Tと呼ぶ)処理を行い、DCT係数を出力する。このD
CT処理では、まず、図5に示すように、画像データを
複数の8×8画素ブロックに分割する。図6に示すよう
に、1つの8×8画素ブロック内には、64個の画素デ
ータPXY(X,Y=0,…,7)が含まれる。分割され
た各8×8画素ブロックに対して二次元DCT処理を行
うと、64個のDCT係数SUV(U,V=0,…,7)
が得られる。
【0006】DCT係数S00はDC係数と呼ばれ、残り
の63個のDCT係数はAC係数と呼ばれる。図6に示
すように、DCT処理されたブロックの左から右に進む
につれて高周波の水平周波数成分を多く含み、上から下
へ進むにつれて高周波の垂直周波数成分を多く含むこと
になる。
【0007】図4の量子化部200は、量子化テーブル
400を参照してDCT処理部100から出力されたD
CT係数に量子化を行い、量子化されたDCT係数を出
力する。この量子化により画質および符号化情報量が制
御される。図7に量子化部200から出力されるDCT
係数の一例を示す。図7において、“A”,“B”,
“C”,“D”,“E”,“F”は“0”以外の値を表
わしている。
【0008】図4のハフマン符号化装置300は、量子
化部200から出力されたDCT係数にハフマン符号化
処理を行い、圧縮画像データを出力する。DC係数の符
号化では、1つ前のブロックのDC係数と現在のブロッ
クのDC係数との差分値を求め、その差分値に対してハ
フマン符号が割り当てられる。
【0009】AC係数の符号化では、図8に示すよう
に、AC係数が、まず、ジグザグスキャンによって一次
元に配列される。この一次元に配列されたAC係数は、
連続する“0”の係数(無効係数)の長さを示すラン長
と、“0”以外の係数(有効係数)の値とを用いて符号
化される。有効係数はグループ分けされ、各有効係数に
グループ番号が割り当てられる。AC係数の符号化で
は、ラン長とグループ番号との組み合わせに対してハフ
マン符号が割り当てられる。上記のようにして、原画像
データが圧縮画像データに符号化される。
【0010】復号化側では、ハフマン復号化装置600
が、符号化テーブル500を参照して圧縮画像データに
ハフマン復号化処理を行い、量子化されたDCT係数を
出力する。逆量子化部700は、量子化テーブル400
を参照して量子化されたDCT係数に逆量子化を行い、
DCT係数を出力する。逆DCT処理部800は、DC
T係数に逆DCT処理を行い、再生画像データを出力す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、JPE
G方式では、8×8の64個のデータからなるブロック
を1つの処理単位として取り扱う。たとえば、符号化側
では、図9に示すように、量子化部200(図4参照)
から出力された量子化されたDCT係数がデータとして
バンクメモリ21に記憶される。
【0012】バンクメモリ21に記憶されたデータは、
図10に示すように、クロック信号CLKに同期してジ
グザグスキャンの順に読み出され、11ビットのデータ
バスDB0を介してハフマン符号化部22に順次転送さ
れる。
【0013】図10の例では、8個のデータ“D0”,
“D1”,“0”,“D2”,“0”,“0”,“D
3”,“D4”が順次転送される。ここで、“0”は無
効係数を示し、“D0”,“D1”,“D2”,“D
3”,“D4”は有効係数を示す。
【0014】AC係数の符号化では、ハフマン符号化部
22は、バンクメモリ21から順次転送されるデータに
基づいて連続する“0”の数を示すラン長および有効係
数を検出し、ラン長および有効係数の組み合わせに基づ
いてハフマン符号化を行う。
【0015】上記のように、従来のハフマン符号化装置
300では、バンクメモリ21からハフマン符号化部2
2へ1個ずつデータが転送されるので、データの処理に
要するサイクル数を低減することができない。上記の例
では、8個のデータを処理するために要する時間はクロ
ック信号CLKの8サイクル分となる。したがって、ハ
フマン符号化装置300における処理の高速化が図れな
い。同様に、ハフマン復号化装置600においても、処
理の高速化が図れない。
【0016】本発明の目的は、処理の高速化が図られた
ハフマン符号化装置を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、処理の高速化が図ら
れたハフマン復号化装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係るハフマン符号化装置は、DCT係数を
ハフマン符号に符号化するハフマン符号化装置であっ
て、複数のDCT係数を記憶する記憶手段と、記憶手段
に記憶されたDCT係数を複数個ずつ読み出す読み出し
手段と、読み出し手段により記憶手段から複数個ずつ
み出されるDCT係数において有効係数が現れるまで連
続する無効係数の数を計数し、連続する無効係数の数お
よび有効係数の組み合わせからなるデータを順次出力す
る計数手段と、計数手段から順次出力されるデータに基
づいてハフマン符号化処理を行い、ハフマン符号を生成
する符号化手段とを備えたものである。
【0019】本発明に係るハフマン符号化装置において
は、記憶手段に記憶されたDCT係数が読み出し手段に
より複数個ずつ読み出される。記憶手段から読み出され
るDCT係数において有効係数が現れるまで連続する無
効係数の数が計数手段により計数され、連続する無効係
数の数および有効係数の組み合わせからなるデータが順
次出力される。計数手段から順次出力されるデータに基
づいて符号化手段によりハフマン符号化処理が行われ、
ハフマン符号が生成される。
【0020】このように、記憶手段からDCT係数が複
数個ずつ読み出されるので、記憶手段から計数手段への
DCT係数の転送に要するサイクル数が少なくなる。ま
た、記憶手段から読み出されるDCT係数において無効
係数が連続する場合に計数手段から出力されるデータの
数が少なくなるので、計数手段から符号化手段へのデー
タの転送に要するサイクル数が少なくなり、かつ符号化
手段の処理の負担が軽減される。したがって、ハフマン
符号化装置における処理が高速化され、性能が向上す
る。
【0021】(2)第2の発明 第2の発明に係るハフマン符号化装置は、DCT係数を
ハフマン符号に符号化するハフマン符号化装置であっ
て、複数のDCT係数を記憶する記憶手段と、記憶手段
に記憶されたDCT係数を複数個ずつ読み出す読み出し
手段と、読み出し手段により記憶手段から複数個ずつ読
み出されるDCT係数をそれぞれ転送する複数組のデー
タバスと、入力されたデータを格納するとともに入力順
に出力する複数のデータ格納手段と、複数組のデータバ
スにより複数個ずつ転送されるDCT係数において有効
係数が現れるまで連続する無効係数の数を計数し、連続
する無効係数の数および有効係数の組み合わせからなる
データを複数のデータ格納手段に順に入力する計数手段
と、複数のデータ格納手段からそれぞれ出力されるデー
タを順に選択して出力する選択手段と、選択手段から出
力されるデータに基づいてハフマン符号化処理を行い、
ハフマン符号を生成する符号化手段とを備えたものであ
る。
【0022】本発明に係るハフマン符号化装置において
は、記憶手段に記憶されたDCT係数が読み出し手段に
より複数個ずつ読み出され、複数組のデータバスにより
それぞれ転送される。複数組のデータバスにより転送さ
れるDCT係数において有効係数が現れるまで連続する
無効係数の数が計数手段により計数され、連続する無効
係数の数および有効係数の組み合わせからなるデータが
複数のデータ格納手段に順に入力される。複数のデータ
格納手段からそれぞれ出力されるデータが選択手段によ
り順に選択されて出力され、選択手段から出力されるデ
ータに基づいて符号化手段によりハフマン符号化処理が
行われ、ハフマン符号が生成される。
【0023】このように、記憶手段から複数個ずつ読み
出されたDCT係数が複数個ずつ計数手段に転送される
ので、記憶手段から計数手段へのDCT係数の転送に要
するサイクル数が少なくなる。また、記憶手段から読み
出されるDCT係数において無効係数が連続する場合に
選択手段から出力されるデータの数が少なくなるので、
選択手段から符号化手段へのデータの転送に要するサイ
クル数が少なくなり、かつ符号化手段の処理の負担が軽
減される。したがって、ハフマン符号化装置における処
理が高速化され、性能が向上する。
【0024】(3)第3の発明 第3の発明に係るハフマン復号化装置は、ハフマン符号
をDCT係数に復号化するハフマン復号化装置であっ
て、入力されるハフマン符号にハフマン復号化処理を行
い、連続する無効係数の数および有効係数の組み合わせ
からなるデータを順次出力する復号化手段と、復号化手
段から出力されるデータに基づいてDCT係数を生成
し、生成されたDCT係数を複数個ずつ出力する生成手
段と、複数のDCT係数を記憶するための記憶手段と、
生成手段から複数個ずつ出力されるDCT係数を複数個
ずつ記憶手段に書き込む書き込み手段とを備えたもので
ある。
【0025】本発明に係るハフマン復号化装置において
は、入力されるハフマン符号に復号化手段によりハフマ
ン復号化処理が行われ、連続する無効係数の数および有
効係数の組み合わせからなるデータが順次出力され、出
力されるデータに基づいて生成手段によりDCT係数が
生成され、生成されたDCT係数が複数個ずつ出力され
る。生成手段から出力されるDCT係数は書き込み手段
により複数個ずつ記憶手段に書き込まれる。
【0026】このように、連続する無効係数の数が多い
場合に復号化手段から出力されるデータの数が少なくな
るので、復号化手段から生成手段へのデータの転送に要
するサイクル数が少なくなり、かつ復号化手段の処理の
負担が軽減される。また、生成手段からDCT係数が複
数個ずつ出力され、出力されたDCT係数が複数個ずつ
記憶手段に書き込まれるので、生成手段から記憶手段へ
のDCT係数の転送に要するサイクル数が少なくなる。
したがって、ハフマン復号化装置における処理が高速化
され、性能が向上する。
【0027】(4)第4の発明 第4の発明に係るハフマン復号化装置は、ハフマン符号
をDCT係数に復号化するハフマン復号化装置であっ
て、入力されるハフマン符号にハフマン復号化処理を行
い、連続する無効係数の数および有効係数の組み合わせ
からなるデータを順次出力する復号化手段と、入力され
たデータを格納するとともに入力順に出力する複数のデ
ータ格納手段と、復号化手段から出力されるデータを選
択して複数のデータ格納手段に順に入力する選択手段
と、複数のデータ格納手段から出力されるデータに基づ
いてDCT係数を生成し、生成されたDCT係数を複数
個ずつ出力する生成手段と、生成手段から複数個ずつ出
力されるDCT係数をそれぞれ転送する複数組のデータ
バスと、複数のDCT係数を記憶するための記憶手段
と、複数組のデータバスにより複数個ずつ転送されるD
CT係数を複数個ずつ記憶手段に書き込む書き込み手段
とを備えたものである。
【0028】本発明に係るハフマン復号化装置において
は、入力されるハフマン符号に復号化手段によりハフマ
ン復号化処理が行われ、連続する無効係数の数および有
効係数の組み合わせからなるデータが順次出力される。
復号化手段から出力されるデータは、選択手段により選
択されて複数の格納手段に順に入力される。複数のデー
タ格納手段から出力されるデータに基づいて生成手段に
よりDCT係数が生成され、生成されたDCT係数が複
数個ずつ出力され、複数組のデータバスによりそれぞれ
転送される。複数組のデータバスにより転送されるDC
T係数は、書き込み手段により複数個ずつ記憶手段に書
き込まれる。
【0029】このように、連続する無効係数の数が多い
場合に復号化手段から出力されるデータの数が少なくな
るので、復号化手段から選択手段へのデータの転送に要
するサイクル数が少なくなり、かつ復号化手段の処理の
負担が軽減される。また、生成手段からDCT係数が複
数個ずつ出力され、出力されたDCT係数が複数個ずつ
記憶手段に転送されるので、生成手段から記憶手段への
DCT係数の転送に要するサイクル数が少なくなる。し
たがって、ハフマン復号化装置における処理が高速化さ
れ、性能が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
けるハフマン符号化装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0031】図1に示すように、ハフマン符号化装置
は、バンクメモリ1、アドレス発生部2、データカウン
タ部3、FIFO(ファースト・イン・ファースト・ア
ウト・メモリ;先入れ先出しメモリ)4a,4b、セレ
クタ5およびハフマン符号化部6を含む。
【0032】バンクメモリ1は、量子化部(図4参照)
から出力された8×8の量子化されたDCT係数をデー
タとして記憶する。アドレス発生部2は、クロック信号
CLKに同期してバンクメモリ1からジグザグスキャン
の順にデータを読み出すためのアドレスを発生する。バ
ンクメモリ1の各アドレスにはデータが2個ずつ格納さ
れる。それにより、クロック信号CLKの1クロックで
2個のデータを同時に読み出すことが可能となってい
る。
【0033】バンクメモリ1から同時に読み出された2
個のデータのうち一方は11ビットのデータバスDB1
を介してデータカウンタ部3に転送され、他方は11ビ
ットのデータバスDB2を介してデータカウンタ部3に
転送される。
【0034】データカウンタ部3は、バンクメモリ1か
ら与えられるデータが“0”(無効係数)であるか否か
を判定し、データが“0”である場合には連続する
“0”の数を有効係数(“0”以外の係数)が与えられ
るまでカウントし、連続する“0”の数を示すラン長お
よび有効係数を1組のデータとしてFIFO4a,4b
に交互に書き込む。データカウンタ部3は、バンクメモ
リ1から与えられた2つのデータが共に“0”でない場
合にはラン長をそれぞれ“0”とし、ラン長および有効
係数を1組のデータとしてFIFO4a,4bにそれぞ
れ書き込む。FIFO4a,4bに書き込まれたデータ
は順次シフトされて出力される。
【0035】セレクタ5は、FIFO4a,4bから出
力されるデータを交互に選択し、データバスDB3を介
してハフマン符号化部6に与える。ハフマン符号化部6
は、AC係数の符号化時に、セレクタ5から与えられる
ラン長および有効係数の組み合わせからなるデータに基
づいてハフマン符号化処理を行い、ハフマン符号を含む
圧縮画像データを出力する。
【0036】本実施例では、バンクメモリ1が記憶手段
に相当し、アドレス発生部2が読み出し手段に相当し、
データカウンタ部3が計数手段に相当し、ハフマン符号
化部6が符号手段に相当する。また、FIFO4a,4
bがデータ格納手段に相当し、セレクタ5が選択手段に
相当する。
【0037】図2は図1のハフマン符号化装置の動作の
一例を示す図であり、(a)はクロック信号CLKおよ
びデータバスDB1,DB2上のデータを示し、(b)
はFIFO4a,4bの内容を示し、(c)はデータバ
スDB3上のデータを示す。
【0038】ここでは、8個のデータを処理する場合を
考える。バンクメモリ1からジグザグスキャンによりD
CT係数のデータ“D0”,“D1”,“0”,“D
2”,“0”,“0”,“D3”,“D4”が読み出さ
れる。データ“D0”,“D1”,“D2”,“D
3”,“D4”は有効係数であり、“0”は無効係数で
ある。
【0039】図2(a)に示すように、データ“D
0”,“D1”が同時に読み出され、データ“0”,
“D2”が同時に読み出され、データ“0”,“0”が
同時に読み出され、データ“D3”,“D4”が同時に
読み出される。データ“D0”,“0”,“0”,“D
3”はデータバスDB1を介してデータカウンタ部3に
転送され、データ“D1”,“D2”,“0”,“D
4”はデータバスDB2を介してデータカウンタ部3に
転送される。バンクメモリ1からデータカウンタ部3へ
の8個のデータの転送時間はクロック信号CLKの4サ
イクル分となる。
【0040】データカウンタ部3は、データバスDB1
を介して与えられるデータ“D0”が有効係数であり、
データバスDB2を介して与えられるデータ“D1”も
有効係数であるので、FIFO4aにラン長“0”およ
び有効係数“D0”を1組のデータとして書き込み、F
IFO4bにラン長“0”および有効係数“D1”を1
組のデータとして書き込む。
【0041】次に、データカウンタ部3は、データバス
DB1を介して与えられるデータが“0”であるので、
ラン長を“1”とカウントし、データバスDB2を介し
て与えられるデータ“D2”が有効係数であるので、ラ
ン長“1”および有効係数“D2”を1組のデータとし
てFIFO4aに書き込む。
【0042】さらに、データカウンタ部3は、データバ
スDB1を介して与えられるデータが“0”であるの
で、ラン長を“1”とカウントし、データバスDB2を
介して与えられるデータが“0”であるので、ラン長を
“2”とカウントする。次に、データカウンタ部3は、
データバスDB1を介して与えられるデータ“D3”が
有効係数であり、データバスDB2を介して与えられる
データ“D4”が有効係数であるので、ラン長“2”お
よび有効係数“D3”を1組のデータとしてFIFO4
bに書き込み、ラン長“0”および有効係数“D4”を
1組のデータとしてFIFO4aに書き込む。
【0043】これにより、図2(b)に示すように、F
IFO4aには、ラン長/有効係数として“0/D
0”,“1/D2”,“0/D4”が順次書き込まれ、
FIFO4bには、ラン長/有効係数として“0/D
1”,“2/D3”が順次書き込まれる。
【0044】セレクタ5は、FIFO4a,4bから出
力されるデータを交互に選択し、データバスDB3を介
してハフマン符号化部6に転送する。これにより、図2
(c)に示すように、ハフマン符号化部6にはラン長と
有効係数との組み合わせを示すデータ“0/D0”,
“0/D1”,“1/D2”,“2/D3”,“0/D
4”が順に与えられる。この場合、セレクタ5からハフ
マン符号化部6へのデータの転送時間はクロック信号C
LKの5サイクル分となる。
【0045】このように、バンクメモリ1からデータカ
ウンタ部3への8個のデータの転送は4サイクルで行わ
れ、セレクタ5からハフマン符号化部6へのデータの転
送は5サイクルで行われる。したがって、上記の例で
は、8個のデータを5サイクルで処理することが可能と
なる。
【0046】本実施例のハフマン符号化装置では、バン
クメモリ1からデータカウンタ部3に同時に2個のデー
タが転送されるので、バンクメモリ1からデータカウン
タ部3へのデータの転送に要するサイクル数が少なくな
る。また、バンクメモリ1から読み出されるデータにお
いて“0”が連続する場合にセレクタ5から出力される
データの数が少なくなるので、セレクタ5からハフマン
符号化部6へのデータの転送に要するサイクル数が少な
くなり、かつハフマン符号化部6の処理の負担が軽減さ
れる。本実施例において、データの処理に要するサイク
ル数は、従来のハフマン符号化装置に比べて最小で2分
の1になる。したがって、ハフマン符号化装置における
処理が高速化され、性能が向上する。
【0047】なお、上記実施例では、バンクメモリ1か
らデータカウンタ部3へのデータバスの幅を従来の2倍
に拡張し、バンクメモリ1から同時に2個のデータを読
み出す場合を説明したが、バンクメモリ1からデータカ
ウンタ部3へのデータバスの幅を従来のn倍に拡張し、
バンクメモリ1から同時にn個のデータを読み出すよう
に構成してもよい。ここで、nは任意の整数である。こ
の場合、データの処理に要するサイクル数は、従来のハ
フマン符号化装置に比べて最小でn分の1になる。
【0048】図3は本発明の第2の実施例におけるハフ
マン復号化装置の構成を示すブロック図である。
【0049】図3に示すように、ハフマン復号化装置
は、ハフマン復号化部11、セレクタ12、FIFO1
3a,13b、データカウンタ部14、バンクメモリ1
5およびアドレス発生部16を含む。
【0050】ハフマン復号化部11は、AC係数の復号
化時に、圧縮画像データに含まれるハフマン符号にハフ
マン復号化処理を行い、ラン長および有効係数の組み合
わせからなるデータをデータバスDB4を介してセレク
タ12に転送する。セレクタ12は、ハフマン復号化部
11から与えられるデータをFIFO13a,13bに
交互に書き込む。FIFO13a,13bに書き込まれ
たデータは順次シフトされて出力される。
【0051】データカウンタ部14は、FIFO13
a,13bから与えられる各データのラン長および有効
係数に基づいて量子化されたDCT係数を生成し、生成
されたDCT係数を2個ずつ同時に出力する。
【0052】データカウンタ部14から同時に出力され
た2個のデータのうち一方は11ビットのデータバスD
B5を介してバンクメモリ15に転送され、他方は11
ビットのデータバスDB6を介してバンクメモリ15に
転送される。
【0053】アドレス発生部16は、クロック信号CL
Kに同期してバンクメモリ15にジグザグスキャンの順
にデータを書き込むためのアドレスを発生する。この場
合、バンクメモリ15の各アドレスにはデータが2個ず
つ書き込まれる。それにより、クロック信号CLKの1
クロックで2個のデータを同時に書き込むことが可能と
なっている。バンクメモリ15は、データカウンタ部1
4から与えられた8×8の量子化されたDCT係数をデ
ータとして記憶する。バンクメモリ15に記憶されたデ
ータは、逆量子化部700(図4参照)に与えられる。
【0054】本実施例では、ハフマン復号化部11が復
号化手段に相当し、データカウンタ部14が生成手段に
相当し、バンクメモリ15が記憶手段に相当し、アドレ
ス発生部16が書き込み手段に相当する。また、セレク
タ12が選択手段に相当し、FIFO13a,13bが
データ格納手段に相当する。
【0055】本実施例のハフマン復号化装置では、第1
の実施例のハフマン符号化装置と逆の処理が行われる。
ラン長の値が大きい場合にはハフマン復号化部11から
出力されるデータの数が少なくなるので、ハフマン復号
化部11からセレクタ5へのデータの転送に要するサイ
クル数が少なくなり、かつハフマン復号化部11の処理
の負担が軽減される。また、データカウンタ部14から
バンクメモリ15に同時に2個のデータが転送されるの
で、データカウンタ部14からバンクメモリ15へのデ
ータの転送に要するサイクル数が少なくなる。本実施例
においても、データの処理に要するサイクル数は、従来
のハフマン復号化装置に比べて最小で2分の1になる。
したがって、ハフマン復号化装置における処理が高速化
され、性能が向上する。
【0056】なお、上記実施例では、データカウンタ部
14からバンクメモリ15へのデータバスの幅を2倍に
拡張し、バンクメモリ15に同時に2個のデータを書き
込む場合を説明したが、データカウンタ部14からバン
クメモリ15へのデータバスの幅をn倍に拡張し、バン
クメモリ15に同時にn個のデータを書き込むように構
成してもよい。この場合、データの処理に要するサイク
ル数は、従来のハフマン復号化装置に比べて最小でn分
の1になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるハフマン符号化
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のハフマン符号化装置の動作の一例を示す
図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるハフマン復号化
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】DCT方式の画像データ圧縮および画像データ
伸長を実行するためのシステムの基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】画像データのブロック化を示す図である。
【図6】8×8画素ブロックおよびDCT処理されたブ
ロックを示す図である。
【図7】量子化されたDCT係数の一例を示す図であ
る。
【図8】ジグザグスキャンを説明するための図である。
【図9】従来のハフマン符号化装置の概略図である。
【図10】図9のハフマン符号化装置の動作の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1,15 バンクメモリ 2,16 アドレス発生部 3,14 データカウンタ部 4a,4b,13a,13b FIFO 5,12 セレクタ 6 ハフマン符号化部 11 ハフマン復号化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DCT係数をハフマン符号に符号化する
    ハフマン符号化装置であって、 複数のDCT係数を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたDCT係数を複数個ずつ読み
    出す読み出し手段と、 前記読み出し手段により前記記憶手段から複数個ずつ
    み出されるDCT係数において有効係数が現れるまで連
    続する無効係数の数を計数し、連続する無効係数の数お
    よび有効係数の組み合わせからなるデータを順次出力す
    る計数手段と、 前記計数手段から順次出力されるデータに基づいてハフ
    マン符号化処理を行い、ハフマン符号を生成する符号化
    手段とを備えたことを特徴とするハフマン符号化装置。
  2. 【請求項2】 DCT係数をハフマン符号に符号化する
    ハフマン符号化装置であって、 複数のDCT係数を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたDCT係数を複数個ずつ読み
    出す読み出し手段と、 前記読み出し手段により前記記憶手段から複数個ずつ読
    み出されるDCT係数をそれぞれ転送する複数組のデー
    タバスと、 入力されたデータを格納するとともに入力順に出力する
    複数のデータ格納手段と、 前記複数組のデータバスにより複数個ずつ転送されるD
    CT係数において有効係数が現れるまで連続する無効係
    数の数を計数し、連続する無効係数の数および有効係数
    の組み合わせからなるデータを前記複数のデータ格納手
    段に順に入力する計数手段と、 前記複数のデータ格納手段からそれぞれ出力されるデー
    タを順に選択して出力する選択手段と、 前記選択手段から出力されるデータに基づいてハフマン
    符号化処理を行い、ハフマン符号を生成する符号化手段
    とを備えたことを特徴とするハフマン符号化装置。
  3. 【請求項3】 ハフマン符号をDCT係数に復号化する
    ハフマン復号化装置であって、 入力されるハフマン符号にハフマン復号化処理を行い、
    連続する無効係数の数および有効係数の組み合わせから
    なるデータを順次出力する復号化手段と、 前記復号化手段から出力されるデータに基づいてDCT
    係数を生成し、生成されたDCT係数を複数個ずつ出力
    する生成手段と、 複数のDCT係数を記憶するための記憶手段と、 前記生成手段から複数個ずつ出力されるDCT係数を複
    数個ずつ前記記憶手段に書き込む書き込み手段とを備え
    たことを特徴とするハフマン復号化装置。
  4. 【請求項4】 ハフマン符号をDCT係数に復号化する
    ハフマン復号化装置であって、 入力されるハフマン符号にハフマン復号化処理を行い、
    連続する無効係数の数および有効係数の組み合わせから
    なるデータを順次出力する復号化手段と、 入力されたデータを格納するとともに入力順に出力する
    複数のデータ格納手段と、 前記復号化手段から出力されるデータを選択して前記複
    数のデータ格納手段に順に入力する選択手段と、 前記複数のデータ格納手段から出力されるデータに基づ
    いてDCT係数を生成し、生成されたDCT係数を複数
    個ずつ出力する生成手段と、 前記生成手段から複数個ずつ出力されるDCT係数をそ
    れぞれ転送する複数組のデータバスと、 複数のDCT係数を記憶するための記憶手段と、 前記複数組のデータバスにより複数個ずつ転送されるD
    CT係数を複数個ずつ前記記憶手段に書き込む書き込み
    手段とを備えたことを特徴とするハフマン復号化装置。
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