JP3090619B2 - 埋設管の布設替装置及び布設替工法 - Google Patents
埋設管の布設替装置及び布設替工法Info
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- JP3090619B2 JP3090619B2 JP08201144A JP20114496A JP3090619B2 JP 3090619 B2 JP3090619 B2 JP 3090619B2 JP 08201144 A JP08201144 A JP 08201144A JP 20114496 A JP20114496 A JP 20114496A JP 3090619 B2 JP3090619 B2 JP 3090619B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋設管の布設替装
置及び布設替工法に関し、特に、既設管を排出しないで
新管に交換する埋設管の布設替装置及び布設替工法に関
する。
置及び布設替工法に関し、特に、既設管を排出しないで
新管に交換する埋設管の布設替装置及び布設替工法に関
する。
【0002】
【発明の背景】地下には水道管等の管渠が布設されてい
る。この管渠に亀裂や破損が生じたり、長期の使用によ
って劣化して、修復ができない場合には、新しい管渠に
布設替しなければならない。布設替工法として行われて
来たのが開削工法であるが、溝堀りを行うために地上環
境に影響を与える。
る。この管渠に亀裂や破損が生じたり、長期の使用によ
って劣化して、修復ができない場合には、新しい管渠に
布設替しなければならない。布設替工法として行われて
来たのが開削工法であるが、溝堀りを行うために地上環
境に影響を与える。
【0003】そこで、非開削工法によって布設替する工
法が提案されている。例えば、特開平6−288181
号公報には、布設替するためのシールド装置について説
明されている。
法が提案されている。例えば、特開平6−288181
号公報には、布設替するためのシールド装置について説
明されている。
【0004】しかしながら、このシールド装置は、既設
管を切断して、シールド装置内に取り込みながら布設替
を行うようになっているので、既設管の破片を搬送手段
によって排出しなければならない。排出された破片は、
大量のゴミとなるため、その処理が問題となる。
管を切断して、シールド装置内に取り込みながら布設替
を行うようになっているので、既設管の破片を搬送手段
によって排出しなければならない。排出された破片は、
大量のゴミとなるため、その処理が問題となる。
【0005】本発明の目的は、既設管を排出せずに新管
に布設替することができる埋設管の布設替装置及び布設
替工法を提供することにある。
に布設替することができる埋設管の布設替装置及び布設
替工法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カッタヘッドを有するシールド掘進機
と、既設管内に配置されて該既設管の内面に少なくとも
切れ目を入れるカッタ装置と、を有し、前記カッタヘッ
ドは、前記既設管の内径より小さい先端部から前記内径
より大きい末端部まで徐々に末広がりの形状をなすこと
を特徴とする。
に、本発明は、カッタヘッドを有するシールド掘進機
と、既設管内に配置されて該既設管の内面に少なくとも
切れ目を入れるカッタ装置と、を有し、前記カッタヘッ
ドは、前記既設管の内径より小さい先端部から前記内径
より大きい末端部まで徐々に末広がりの形状をなすこと
を特徴とする。
【0007】本発明によれば、カッタ装置によって既設
管に切れ目を入れて壊しやすくすることができる。そし
て、カッタヘッドが末広がりの形状をなしているので、
このカッタヘッドによって既設管を押し拡げて取り壊
し、その破片を地山に押し込むことができる。こうし
て、既設管が取り壊されると、覆工を行うことで新設管
の布設が完了する。本発明では、既設管の大きな破片が
地山に押し込められるので、この破片の排出後の処理の
問題が生じない。
管に切れ目を入れて壊しやすくすることができる。そし
て、カッタヘッドが末広がりの形状をなしているので、
このカッタヘッドによって既設管を押し拡げて取り壊
し、その破片を地山に押し込むことができる。こうし
て、既設管が取り壊されると、覆工を行うことで新設管
の布設が完了する。本発明では、既設管の大きな破片が
地山に押し込められるので、この破片の排出後の処理の
問題が生じない。
【0008】請求項1記載の発明は、前記カッタ装置
は、前記カッタヘッドの回転の中央部と軸受を介して連
結されることを特徴とする。
は、前記カッタヘッドの回転の中央部と軸受を介して連
結されることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、カッタ装置がカッタヘッ
ドに連結されているので、シールド掘進機とともにカッ
タ装置が進行する。したがって、カッタ装置のみを単独
で動かす必要がない。また、軸受が設けられるので、カ
ッタヘッドが回転してもカッタ装置は回転しないように
できる。
ドに連結されているので、シールド掘進機とともにカッ
タ装置が進行する。したがって、カッタ装置のみを単独
で動かす必要がない。また、軸受が設けられるので、カ
ッタヘッドが回転してもカッタ装置は回転しないように
できる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の布
設替装置において、前記軸受は、球面軸受であることを
特徴とする。
設替装置において、前記軸受は、球面軸受であることを
特徴とする。
【0011】本発明によれば、カッタ装置とカッタヘッ
ドとが球面軸受を介して連結されているので、連結部分
が曲がるようになっている。したがって、既設管がカー
ブを描いているときでも、そのカーブに対応して進行す
ることができる。
ドとが球面軸受を介して連結されているので、連結部分
が曲がるようになっている。したがって、既設管がカー
ブを描いているときでも、そのカーブに対応して進行す
ることができる。
【0012】請求項3又は4記載の発明は、前記シール
ド掘進機は、隔壁を有する泥水式シールド掘進機であ
り、前記カッタ装置は、前記既設管の内面との間を止水
するシール部材を有し、前記隔壁と前記シール部材との
間の空間が泥水で満たされることを特徴とする。
ド掘進機は、隔壁を有する泥水式シールド掘進機であ
り、前記カッタ装置は、前記既設管の内面との間を止水
するシール部材を有し、前記隔壁と前記シール部材との
間の空間が泥水で満たされることを特徴とする。
【0013】本発明では、泥水式シールド掘進機が用い
られる。泥水は、カッタヘッドとカッタ装置との間の空
間に満たされるようになる。そして、満たされた泥水で
地山の崩落を防ぐことができる。
られる。泥水は、カッタヘッドとカッタ装置との間の空
間に満たされるようになる。そして、満たされた泥水で
地山の崩落を防ぐことができる。
【0014】本発明において、前記カッタヘッドは、球
面状に湾曲して形成されてもよい。
面状に湾曲して形成されてもよい。
【0015】これによれば、球面状をなすカッタヘッド
は、構造的に強度の高いものとなっている。
は、構造的に強度の高いものとなっている。
【0016】本発明において、前記カッタヘッドは、螺
旋方向に沿って配列される複数のローラビットを備えて
もよい。
旋方向に沿って配列される複数のローラビットを備えて
もよい。
【0017】これによれば、螺旋を描くように配列され
たローラビットによって、ネジを螺入させるように既設
管を押し拡げることができる。
たローラビットによって、ネジを螺入させるように既設
管を押し拡げることができる。
【0018】請求項5又は6記載の発明は、前記カッタ
装置は、水圧にて前記既設管を切るジェットカッタであ
り、噴射部がトンネル軸方向及び周方向に移動可能であ
ることを特徴とする。
装置は、水圧にて前記既設管を切るジェットカッタであ
り、噴射部がトンネル軸方向及び周方向に移動可能であ
ることを特徴とする。
【0019】本発明によれば、ジェットカッタの噴射部
が自在に動くので、トンネル軸方向であっても周方向で
あっても、自由に切れ目を入れることができる。特に、
トンネルの軸方向において既設管に切れ目を入れると、
カッタヘッドによって押し拡げやすくなる。
が自在に動くので、トンネル軸方向であっても周方向で
あっても、自由に切れ目を入れることができる。特に、
トンネルの軸方向において既設管に切れ目を入れると、
カッタヘッドによって押し拡げやすくなる。
【0020】請求項7又は8記載の発明は、既設管を取
り壊して破片を地山に押し込みながら新設管を布設する
ことを特徴とする。
り壊して破片を地山に押し込みながら新設管を布設する
ことを特徴とする。
【0021】本発明によれば、上述したようにして埋設
管の布設替を行うことができる。
管の布設替を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る布
設替装置を用いた埋設管の布設替工法を示す図である。
図2は、図1におけるII−II線断面図である。
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る布
設替装置を用いた埋設管の布設替工法を示す図である。
図2は、図1におけるII−II線断面図である。
【0023】図1に示すように、布設替装置1は、シー
ルド掘進機10と、カッタ装置20と、高圧ポンプ30
と、を含み、既設管100を新設管200に布設替する
ために用いられる。新設管200は、セグメント202
を組み立てて構築される。
ルド掘進機10と、カッタ装置20と、高圧ポンプ30
と、を含み、既設管100を新設管200に布設替する
ために用いられる。新設管200は、セグメント202
を組み立てて構築される。
【0024】シールド掘進機10は、シールド殻12、
ジャッキ14、エレクタ16及びカッタヘッド40を含
む。シールド殻12、ジャッキ14及びエレクタ16
は、周知であるので詳しい説明を省略する。また、この
シールド掘進機10は、送泥管18a及び排泥管18b
を有し、隔壁19よりも前方に泥水300を満たして地
山の崩壊を防ぐ泥水式のものである。
ジャッキ14、エレクタ16及びカッタヘッド40を含
む。シールド殻12、ジャッキ14及びエレクタ16
は、周知であるので詳しい説明を省略する。また、この
シールド掘進機10は、送泥管18a及び排泥管18b
を有し、隔壁19よりも前方に泥水300を満たして地
山の崩壊を防ぐ泥水式のものである。
【0025】カッタヘッド40は、既設管100の内径
よりも径の小さい先端部40aと、既設管100の内径
よりも径の大きい末端部40bと、を有し、徐々に末広
がりの形状をなしている。このことによって、図1に示
すように、既設管100を取り壊しながら押し拡げるこ
とができる。しかも、先端部40aと末端部40bとの
間の中間部40cは、球面状に湾曲しているので、平面
状のものよりも構造的に強度の高いものになっている。
よりも径の小さい先端部40aと、既設管100の内径
よりも径の大きい末端部40bと、を有し、徐々に末広
がりの形状をなしている。このことによって、図1に示
すように、既設管100を取り壊しながら押し拡げるこ
とができる。しかも、先端部40aと末端部40bとの
間の中間部40cは、球面状に湾曲しているので、平面
状のものよりも構造的に強度の高いものになっている。
【0026】カッタヘッド40は、複数のローラビット
42を有する。ローラビット42自体は、周知のもので
あるが、本実施形態では図2に破線で示すように、螺旋
を描くように配列されている。したがって、複数のロー
ラビット42によって、ネジを螺入するように既設管1
00内にカッタヘッド40を進入させることができる。
42を有する。ローラビット42自体は、周知のもので
あるが、本実施形態では図2に破線で示すように、螺旋
を描くように配列されている。したがって、複数のロー
ラビット42によって、ネジを螺入するように既設管1
00内にカッタヘッド40を進入させることができる。
【0027】また、カッタヘッド40の中間部40cに
は、複数のスリット44が半径方向に沿って形成されて
いるので、送泥管18aから送られた泥水300を、さ
らにカッタヘッド40の前方に流出させることができる
とともに、掘削土砂及び既設管100の小さな破片を取
り込むことができる。
は、複数のスリット44が半径方向に沿って形成されて
いるので、送泥管18aから送られた泥水300を、さ
らにカッタヘッド40の前方に流出させることができる
とともに、掘削土砂及び既設管100の小さな破片を取
り込むことができる。
【0028】カッタヘッド40は、連結シャフト48を
介してカッタ装置20と連結されている。詳しくは、カ
ッタヘッド40の先端部40aの中央には、球面軸受4
6が設けられており、この球面軸受46が連結シャフト
48の一端の球状部48aを回動自在に保持している。
連結シャフト48の他端の球状部48bは、カッタ装置
20に設けられた球面軸受22によって保持される。
介してカッタ装置20と連結されている。詳しくは、カ
ッタヘッド40の先端部40aの中央には、球面軸受4
6が設けられており、この球面軸受46が連結シャフト
48の一端の球状部48aを回動自在に保持している。
連結シャフト48の他端の球状部48bは、カッタ装置
20に設けられた球面軸受22によって保持される。
【0029】言い換えると、球面対偶を介してカッタヘ
ッド40とカッタ装置20とが連結されている。したが
って、カッタヘッド40及びカッタ装置20は、ある程
度の範囲で、自由に方向を変えられる。したがって、既
設管100が曲がっていても、そのカーブに適応するよ
うに、カッタヘッド40及びカッタ装置20の方向を変
えることができる。
ッド40とカッタ装置20とが連結されている。したが
って、カッタヘッド40及びカッタ装置20は、ある程
度の範囲で、自由に方向を変えられる。したがって、既
設管100が曲がっていても、そのカーブに適応するよ
うに、カッタヘッド40及びカッタ装置20の方向を変
えることができる。
【0030】図3は、カッタ装置20の全体斜視図であ
る。同図に示すように、カッタ装置20は、複数の車輪
22を有して既設管100の内側を走行できるようにな
っている。ただし、連結シャフト48を介して、シール
ド掘進機10によって押されて走行するので、駆動手段
は備えていない。
る。同図に示すように、カッタ装置20は、複数の車輪
22を有して既設管100の内側を走行できるようにな
っている。ただし、連結シャフト48を介して、シール
ド掘進機10によって押されて走行するので、駆動手段
は備えていない。
【0031】また、カッタ装置20は、既設管100の
内径よりもやや小さい径の円柱状をなし、外周に設けら
れたシール部材23によって、既設管100の内周面と
の隙間を液密に塞いでいる。こうして、止水を図ること
で、上記送泥管18aから送られた泥水300は、シー
ル部材23と隔壁19との間の空間に満たされる。
内径よりもやや小さい径の円柱状をなし、外周に設けら
れたシール部材23によって、既設管100の内周面と
の隙間を液密に塞いでいる。こうして、止水を図ること
で、上記送泥管18aから送られた泥水300は、シー
ル部材23と隔壁19との間の空間に満たされる。
【0032】カッタ装置20は、噴射部24を有する。
この噴射部24は、ホース32によって高圧ポンプ30
に接続され、高圧の液体を吐出できる。したがって、カ
ッタ装置20は、いわゆるジェットカッタである。ここ
で、噴射部24は、シール部材23よりも、カッタヘッ
ド40の側に配置されている。したがって、噴射部24
から吐出される高圧の液体は、シール部材23によって
外部に漏れ出さないようになっている。
この噴射部24は、ホース32によって高圧ポンプ30
に接続され、高圧の液体を吐出できる。したがって、カ
ッタ装置20は、いわゆるジェットカッタである。ここ
で、噴射部24は、シール部材23よりも、カッタヘッ
ド40の側に配置されている。したがって、噴射部24
から吐出される高圧の液体は、シール部材23によって
外部に漏れ出さないようになっている。
【0033】また、噴射部24は、カッタ装置20にお
いてトンネル軸方向に沿って形成されたスリットに沿っ
て移動できるようになっている。なお、噴射部24の移
動手段及びスリットの止水手段には周知の技術が適用さ
れる。こうして、噴射部24を移動させることで、この
方向に沿って既設管100に切れ目を入れられる。
いてトンネル軸方向に沿って形成されたスリットに沿っ
て移動できるようになっている。なお、噴射部24の移
動手段及びスリットの止水手段には周知の技術が適用さ
れる。こうして、噴射部24を移動させることで、この
方向に沿って既設管100に切れ目を入れられる。
【0034】さらに、カッタ装置20において、噴射部
24が設けられる中間部26は、トンネル軸を中心とし
て周方向に回転する。したがって、噴射部24が中間部
26とともに回転するので、この方向に沿って既設管1
00に切れ目を入れられる。
24が設けられる中間部26は、トンネル軸を中心とし
て周方向に回転する。したがって、噴射部24が中間部
26とともに回転するので、この方向に沿って既設管1
00に切れ目を入れられる。
【0035】本実施形態に係る布設替装置は、上記のよ
うに構成されており、以下布設替工法について説明す
る。
うに構成されており、以下布設替工法について説明す
る。
【0036】この布設替工程では、既設管100に切れ
目を入れる工程と、既設管100を取り壊す工程と、新
設管200を布設する工程と、を含む。
目を入れる工程と、既設管100を取り壊す工程と、新
設管200を布設する工程と、を含む。
【0037】既設管100に切れ目を入れる工程は、図
1に示す状態で行われる。つまり、既設管100内に、
カッタ装置20及び高圧ポンプ30を位置させ、既設管
100の後端にカッタヘッド40を向けてシールド掘進
機10を位置させて、布設替装置1を配置する。また、
シールド掘進機10は、停止させておく。
1に示す状態で行われる。つまり、既設管100内に、
カッタ装置20及び高圧ポンプ30を位置させ、既設管
100の後端にカッタヘッド40を向けてシールド掘進
機10を位置させて、布設替装置1を配置する。また、
シールド掘進機10は、停止させておく。
【0038】そして、カッタ装置20の噴射部24をト
ンネル軸方向に動かして、噴射部24から吐出される高
圧の液体によって、この方向に切れ目を入れる。また、
カッタ装置20の中間部26(図3参照)を、周方向に
動かすことで、この方向に噴射部24を動かして、周方
向にも切れ目をいれる。特に、トンネル軸方向の切れ目
を入れることで、既設管100を取り壊しやすくするこ
とができる。
ンネル軸方向に動かして、噴射部24から吐出される高
圧の液体によって、この方向に切れ目を入れる。また、
カッタ装置20の中間部26(図3参照)を、周方向に
動かすことで、この方向に噴射部24を動かして、周方
向にも切れ目をいれる。特に、トンネル軸方向の切れ目
を入れることで、既設管100を取り壊しやすくするこ
とができる。
【0039】なお、切れ目は、カッタヘッド40による
既設管100の取り壊しがスムーズに行われる程度のも
のでよいが、既設管100を切断してもよい。
既設管100の取り壊しがスムーズに行われる程度のも
のでよいが、既設管100を切断してもよい。
【0040】こうして、既設管100に切れ目を入れる
と、次に、ジャッキ14によってセグメント202にて
反力をとって、シールド掘進機10を進行させる。この
とき、同時に、カッタヘッド40を回転させて、既設管
100を押し拡げて取り壊し、その破片102を地山に
押し込む。
と、次に、ジャッキ14によってセグメント202にて
反力をとって、シールド掘進機10を進行させる。この
とき、同時に、カッタヘッド40を回転させて、既設管
100を押し拡げて取り壊し、その破片102を地山に
押し込む。
【0041】詳しくは、既設管100を取り壊したとき
に生ずる大きな破片102及び鋼線などを地山に押し込
め、小さな破片(図示せず)については、掘削土砂とと
もにシールド掘進機10内に取り込み、排泥管18bな
どの排出装置によってシールド掘進機10外に排出す
る。したがって、小さな破片については、排出処理を容
易に行うことができ、大きな破片102や既設管100
を構成する補強材等が地山に押し込められて、裏込め注
入材の硬化作用とあいまって、地山が補強されるという
作用を奏する。
に生ずる大きな破片102及び鋼線などを地山に押し込
め、小さな破片(図示せず)については、掘削土砂とと
もにシールド掘進機10内に取り込み、排泥管18bな
どの排出装置によってシールド掘進機10外に排出す
る。したがって、小さな破片については、排出処理を容
易に行うことができ、大きな破片102や既設管100
を構成する補強材等が地山に押し込められて、裏込め注
入材の硬化作用とあいまって、地山が補強されるという
作用を奏する。
【0042】なお、この工程を行うときには、シールド
掘進機10の送泥管18aから泥水300を送り込んで
おき、隔壁19からシール部材23に至る領域を泥水3
00で満たしておいて地山を安定させておく。また、シ
ールド掘進機10が進行すると、連結シャフト48によ
ってカッタ装置20も押されて、次に切れ目を入れる位
置に移動する。
掘進機10の送泥管18aから泥水300を送り込んで
おき、隔壁19からシール部材23に至る領域を泥水3
00で満たしておいて地山を安定させておく。また、シ
ールド掘進機10が進行すると、連結シャフト48によ
ってカッタ装置20も押されて、次に切れ目を入れる位
置に移動する。
【0043】こうして、既設管100の一部を取り壊す
と、シールド掘進機10の内部で、エレクタ16によっ
てセグメント202を組み立てて、新設管200を布設
する。
と、シールド掘進機10の内部で、エレクタ16によっ
てセグメント202を組み立てて、新設管200を布設
する。
【0044】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、取り壊された既設管100の破片102は、地山に
押し込まれるので、処理の問題が生じることなく新設管
200を布設することができる。
ば、取り壊された既設管100の破片102は、地山に
押し込まれるので、処理の問題が生じることなく新設管
200を布設することができる。
【0045】
【図1】本発明に係る布設替装置を用いた埋設管の布設
替工法を示す図である。
替工法を示す図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】実施形態におけるカッタ装置を示す図である。
1 布設替装置 10 シールド掘進機 19 隔壁 20 カッタ装置 21 球面軸受 23 シール部材 24 噴射部 26 中間部 30 高圧ポンプ 40 カッタビット 40a 先端部 40b 末端部 42 ローラビット 46 球面軸受 48 連結シャフト 100 既設管 102 破片 200 新設管 300 泥水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 301 - 311
Claims (8)
- 【請求項1】 カッタヘッドを有するシールド掘進機
と、既設管内に配置されて該既設管の内面に少なくとも
切れ目を入れるカッタ装置と、を有し、 前記カッタヘッドは、前記既設管の内径より小さい先端
部から前記内径より大きい末端部まで徐々に末広がりの
形状をなし、 前記カッタ装置は、前記カッタヘッドの回転の中央部と
軸受を介して連結される ことを特徴とする埋設管の布設
替装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の布設替装置において、前記軸受は、球面軸受けである ことを特徴とする埋設管
の布設替装置。 - 【請求項3】 カッタヘッドを有するシールド掘進機
と、既設管内に配置されて該既設管の内面に少なくとも
切れ目を入れるカッタ装置と、を有し、 前記カッタヘッドは、前記既設管の内径より小さい先端
部から前記内径より大きい末端部まで徐々に末広がりの
形状をなし、 前記シールド掘進機は、隔壁を有する泥水式シールド掘
進機であり、 前記カッタ装置は、前記既設管の内面との間を止水する
シール部材を有し、 前記隔壁と前記シール部材との間の空間が泥水で満たさ
れる ことを特徴とする埋設管の布設替装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の布設替装置
において、 前記シールド掘進機は、隔壁を有する泥水式シールド掘
進機であり、 前記カッタ装置は、前記既設管の内面との間を止水する
シール部材を有し、 前記隔壁と前記シール部材との間の空間が泥水で満たさ
れることを特徴とする埋設管の布設替装置。 - 【請求項5】 カッタヘッドを有するシールド掘進機
と、既設管内に配置されて該既設管の内面に少なくとも
切れ目を入れるカッタ装置と、を有し、 前記カッタヘッドは、前記既設管の内径より小さい先端
部から前記内径より大きい末端部まで徐々に末広がりの
形状をなし、 前記カッタ装置は、水圧にて前記既設管を切るジェット
カッタであり、噴射部がトンネル軸方向及び周方向に移
動可能である ことを特徴とする埋設管の布設替装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
の布設替装置において、前記カッタ装置は、水圧にて前記既設管を切るジェット
カッタであり、噴射部がトンネル軸方向及び周方向に移
動可能である ことを特徴とする埋設管の布設替装置。 - 【請求項7】 カッタヘッドを有するシールド掘進機
と、既設管内に配置されて該既設管の内面に少なくとも
切れ目を入れるカッタ装置と、を有し、 前記カッタヘッドは、前記既設管の内径より小さい先端
部から前記内径より大きい末端部まで徐々に末広がりの
形状をなす布設替装置を用い、 既設管を取り壊して破片を地山に押し込みながら新設管
を布設することを特徴とする埋設管の布設替工法 。 - 【請求項8】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
の布設替装置を用いる布設替工法であって、 既設管を取り壊して破片を地山に押し込みながら新設管
を布設することを特徴とする埋設管の布設替工法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08201144A JP3090619B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 埋設管の布設替装置及び布設替工法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08201144A JP3090619B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 埋設管の布設替装置及び布設替工法 |
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JPH1025993A JPH1025993A (ja) | 1998-01-27 |
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- 1996-07-11 JP JP08201144A patent/JP3090619B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1025993A (ja) | 1998-01-27 |
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