JP3090568B2 - 流水管の夾雑物除去装置 - Google Patents
流水管の夾雑物除去装置Info
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- JP3090568B2 JP3090568B2 JP06033104A JP3310494A JP3090568B2 JP 3090568 B2 JP3090568 B2 JP 3090568B2 JP 06033104 A JP06033104 A JP 06033104A JP 3310494 A JP3310494 A JP 3310494A JP 3090568 B2 JP3090568 B2 JP 3090568B2
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- flowing
- filter
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/24—Preventing accumulation of dirt or other matter in the pipes, e.g. by traps, by strainers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、流水管を流れる流水中
に含まれる夾雑物を除去するための夾雑物除去装置に関
する。
に含まれる夾雑物を除去するための夾雑物除去装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、流水管、例えば、ダクタイル鋳
鉄管等においては、管内面に錆止めのためにモルタルラ
イニングが施されており、各家庭等に供給する水質を保
障している。
鉄管等においては、管内面に錆止めのためにモルタルラ
イニングが施されており、各家庭等に供給する水質を保
障している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、流水管の上流側、すなわち本管か
ら必要に応じて枝管を取り出すため、この流水管に孔穿
け工事、さらには流水管の切断工事が施される。これら
工事過程において金属粉が発生し、さらに流水管の穿
孔、切断工事で金属部分が露出し、この部分に錆が発生
するため、これら金属粉や錆粉が流水管内を流れるとい
う問題があった。
来の技術にあっては、流水管の上流側、すなわち本管か
ら必要に応じて枝管を取り出すため、この流水管に孔穿
け工事、さらには流水管の切断工事が施される。これら
工事過程において金属粉が発生し、さらに流水管の穿
孔、切断工事で金属部分が露出し、この部分に錆が発生
するため、これら金属粉や錆粉が流水管内を流れるとい
う問題があった。
【０００４】また、この穿孔、配管工事は地中で行われ
ることが殆どであり、砂等が流水管内に侵入することも
あり、水質の保障が困難であった。
ることが殆どであり、砂等が流水管内に侵入することも
あり、水質の保障が困難であった。
【０００５】そこで、流水中のこのような夾雑物を除去
するためのフィルター部材を備えた装置等が開発されて
いる。しかし、この装置を長年使用すると、フィルター
部材に目詰りが発生し、流水管内の流水の流れに支障を
きたすため、定期的にフィルター部材の交換作業を行う
必要がある。この交換作業は、流水管内の流水を一旦止
めて、装置を分解して行わなければならず、非常に手間
がかかるといった問題があった。
するためのフィルター部材を備えた装置等が開発されて
いる。しかし、この装置を長年使用すると、フィルター
部材に目詰りが発生し、流水管内の流水の流れに支障を
きたすため、定期的にフィルター部材の交換作業を行う
必要がある。この交換作業は、流水管内の流水を一旦止
めて、装置を分解して行わなければならず、非常に手間
がかかるといった問題があった。
【０００６】さらに、水道管の本管では水が一方向に向
けて絶えず供給されるが、網目状に分岐した支管内では
水の使用状態および供給状態によっては逆流が発生し、
支管等の流水管内では双方向に流れが生じる可能性があ
る。そのため、フィルター部材を流水管内に設置しただ
けでは、それまでフィルター部材で捕捉されて蓄積され
た夾雑物が逆流と同時に流れ出すため、フィルターの機
能を果さなくなる事態が起こる。
けて絶えず供給されるが、網目状に分岐した支管内では
水の使用状態および供給状態によっては逆流が発生し、
支管等の流水管内では双方向に流れが生じる可能性があ
る。そのため、フィルター部材を流水管内に設置しただ
けでは、それまでフィルター部材で捕捉されて蓄積され
た夾雑物が逆流と同時に流れ出すため、フィルターの機
能を果さなくなる事態が起こる。
【０００７】本発明は、このような問題点に着目されて
なされたもので、フィルター部材の一部にのみ夾雑物を
効果的に集め、フィルター部材の目詰りを長期間防ぐと
ともに、捕捉した夾雑物を逆流によって流出させない流
水管の夾雑物除去装置を提供することを課題とする。
なされたもので、フィルター部材の一部にのみ夾雑物を
効果的に集め、フィルター部材の目詰りを長期間防ぐと
ともに、捕捉した夾雑物を逆流によって流出させない流
水管の夾雑物除去装置を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の流水管の夾雑物
除去装置は、流水管内を流れる夾雑物を捕捉するための
流水管に張設されるフィルターメッシュを有するフィル
ター部材であって、このフィルター部材のフィルターメ
ッシュは流水管をほぼ斜めに横切るように配設されてお
り、そのフィルターメッシュの最下流部分におけるフィ
ルターメッシュ上流側には、夾雑物用ポケットが形成さ
れ、さらにこの夾雑物用ポケット近傍のフィルターメッ
シュの下流側には、流体の流れによって開閉する逆流防
止装置が形成されていることを特徴としている。
除去装置は、流水管内を流れる夾雑物を捕捉するための
流水管に張設されるフィルターメッシュを有するフィル
ター部材であって、このフィルター部材のフィルターメ
ッシュは流水管をほぼ斜めに横切るように配設されてお
り、そのフィルターメッシュの最下流部分におけるフィ
ルターメッシュ上流側には、夾雑物用ポケットが形成さ
れ、さらにこの夾雑物用ポケット近傍のフィルターメッ
シュの下流側には、流体の流れによって開閉する逆流防
止装置が形成されていることを特徴としている。
【０００９】
【作用】流水管を流れる夾雑物は、フィルター部材のフ
ィルターメッシュに衝突し、水流に押されるようにフィ
ルターメッシュを伝って下流へと順次流され、夾雑物用
ポケットに捕捉される。この間、逆流防止装置は下流側
へ開放されているため、夾雑物はこの夾雑物用ポケット
に効果的に集められる。その後、流水方向が逆になった
としても、開放状態にあった逆流防止装置が夾雑物用ポ
ケット近傍のフィルターメッシュの上流側を覆い、前記
夾雑物用ポケット内への水の導通を遮断するため、捕捉
された夾雑物の逆流を防ぐことができる。
ィルターメッシュに衝突し、水流に押されるようにフィ
ルターメッシュを伝って下流へと順次流され、夾雑物用
ポケットに捕捉される。この間、逆流防止装置は下流側
へ開放されているため、夾雑物はこの夾雑物用ポケット
に効果的に集められる。その後、流水方向が逆になった
としても、開放状態にあった逆流防止装置が夾雑物用ポ
ケット近傍のフィルターメッシュの上流側を覆い、前記
夾雑物用ポケット内への水の導通を遮断するため、捕捉
された夾雑物の逆流を防ぐことができる。
【００１０】
【実施例】本発明の基本的な第１実施例を図１ないし図
３で説明すると、１’は流水管１の一部をなす継手状の
流水管であり、下方から基台４で支持されている。この
流水管１’内には、図１に破線で示される如く、略楕円
形状をしたフィルター部材２がその楕円の短軸が流水管
１’を水平方向に横切るように、また上流（図の左側）
方向に楕円の長軸が傾くように配設されている。このフ
ィルター部材２は流水管１、１’を流れる水が全てその
フィルターメッシュ３を通過しないと下流へ流れないよ
うに、流水管１’内の全周を覆っている。
３で説明すると、１’は流水管１の一部をなす継手状の
流水管であり、下方から基台４で支持されている。この
流水管１’内には、図１に破線で示される如く、略楕円
形状をしたフィルター部材２がその楕円の短軸が流水管
１’を水平方向に横切るように、また上流（図の左側）
方向に楕円の長軸が傾くように配設されている。このフ
ィルター部材２は流水管１、１’を流れる水が全てその
フィルターメッシュ３を通過しないと下流へ流れないよ
うに、流水管１’内の全周を覆っている。
【００１１】図２には、フィルター部材２単体が示され
ており、流水管１’を傾斜して横切るべく楕円形状に形
成されたフィルターメッシュ３の周縁の一部を補強する
保持枠５を有している。この保持枠５は、フィルター部
材２が流水管１’内に固定された際に流水管１’内の水
流抵抗にならない程度の薄板であり、かつ流水管１’内
面にその外面が隙間なく当接できるような構造になって
いる。
ており、流水管１’を傾斜して横切るべく楕円形状に形
成されたフィルターメッシュ３の周縁の一部を補強する
保持枠５を有している。この保持枠５は、フィルター部
材２が流水管１’内に固定された際に流水管１’内の水
流抵抗にならない程度の薄板であり、かつ流水管１’内
面にその外面が隙間なく当接できるような構造になって
いる。
【００１２】そのため、このようなフィルターメッシュ
３、保持枠５、さらには流水管１’の配置関係は、フィ
ルターメッシュ３と保持枠５との最下流域に鋭角状の夾
雑物用ポケット６を構成する（図３）。またこの実施例
では、夾雑物用ポケット６の裏側、すなわち最下流域の
フィルターメッシュ３の下流側を一部覆うような逆流防
止装置としての逆流防止板７が、回転軸１８を介して保
持枠５に軸支されている。
３、保持枠５、さらには流水管１’の配置関係は、フィ
ルターメッシュ３と保持枠５との最下流域に鋭角状の夾
雑物用ポケット６を構成する（図３）。またこの実施例
では、夾雑物用ポケット６の裏側、すなわち最下流域の
フィルターメッシュ３の下流側を一部覆うような逆流防
止装置としての逆流防止板７が、回転軸１８を介して保
持枠５に軸支されている。
【００１３】また、保持枠５の内周面１２における前記
回転軸１８近傍には、逆流防止板７が流水方向に平行
か、あるいはそれ以下しか開放しないように、ストッパ
ーとしての突出片１９が形成されているため、この逆流
防止板７は水の逆流による水圧によって容易に閉じるよ
うになっている。流水管１’には、貫通孔９が穿設され
ており、この貫通孔９は開閉弁１０を有する排水管１１
に接続されている。また、１７は夾雑物Ｔを逐次蓄積し
ておく沈下スペースである。
回転軸１８近傍には、逆流防止板７が流水方向に平行
か、あるいはそれ以下しか開放しないように、ストッパ
ーとしての突出片１９が形成されているため、この逆流
防止板７は水の逆流による水圧によって容易に閉じるよ
うになっている。流水管１’には、貫通孔９が穿設され
ており、この貫通孔９は開閉弁１０を有する排水管１１
に接続されている。また、１７は夾雑物Ｔを逐次蓄積し
ておく沈下スペースである。
【００１４】この実施例の作用を図３に基づいて説明す
ると、図面左側が上流域となり右側が下流域となる。流
水内の夾雑物Ｔは流水中を流水を受けながら流れ、フィ
ルター部材２に到達する。この夾雑物の流れは、種々条
件によって異なるが、その一部は流水管１、１’の底面
に沿って流れ、その他は流水管１、１’中を浮遊して流
れる。流水管１’中を浮遊して流れる夾雑物Ｔは、フィ
ルターメッシュ３に衝突すると、このフィルターメッシ
ュ３の衝突面が流水管の下方を向いて下流方向に延びて
いるため、その水流に押されるようにフィルターメッシ
ュ３を伝って下流へと順次流され、夾雑物Ｔは最下流部
分に位置する夾雑物用ポケット６に到達し、一時的に捕
捉される。この時、逆流防止板７は水流に押されてほぼ
水平状態になり、開放されたままになっている。また、
流水管１、１’の底面に沿って流れる夾雑物Ｔはそのま
ま水流に押されるように夾雑物用ポケット６に一時的に
捕捉され、この夾雑物はその重量で沈下スペースへと落
下する。
ると、図面左側が上流域となり右側が下流域となる。流
水内の夾雑物Ｔは流水中を流水を受けながら流れ、フィ
ルター部材２に到達する。この夾雑物の流れは、種々条
件によって異なるが、その一部は流水管１、１’の底面
に沿って流れ、その他は流水管１、１’中を浮遊して流
れる。流水管１’中を浮遊して流れる夾雑物Ｔは、フィ
ルターメッシュ３に衝突すると、このフィルターメッシ
ュ３の衝突面が流水管の下方を向いて下流方向に延びて
いるため、その水流に押されるようにフィルターメッシ
ュ３を伝って下流へと順次流され、夾雑物Ｔは最下流部
分に位置する夾雑物用ポケット６に到達し、一時的に捕
捉される。この時、逆流防止板７は水流に押されてほぼ
水平状態になり、開放されたままになっている。また、
流水管１、１’の底面に沿って流れる夾雑物Ｔはそのま
ま水流に押されるように夾雑物用ポケット６に一時的に
捕捉され、この夾雑物はその重量で沈下スペースへと落
下する。
【００１５】そのため、フィルターメッシュ３には夾雑
物Ｔが多量に残留することがなく、そのほとんどが夾雑
物用ポケット６に収容され、さらに沈下スペース１７へ
と運ばれることになる。ここで所定時間後、開閉弁１０
を開放することにより、ポケット６および沈下スペース
１７に溜まった夾雑物Ｔは流水管１’内の水圧により排
水管１１を通って外部に放出される。
物Ｔが多量に残留することがなく、そのほとんどが夾雑
物用ポケット６に収容され、さらに沈下スペース１７へ
と運ばれることになる。ここで所定時間後、開閉弁１０
を開放することにより、ポケット６および沈下スペース
１７に溜まった夾雑物Ｔは流水管１’内の水圧により排
水管１１を通って外部に放出される。
【００１６】この逆流防止板７は、前述のように、通常
は水流により回転軸１８を中心に突出片１９で規定され
る所定角度開放されているため、水流がこの逆流防止板
７に邪魔されることなく夾雑物用ポケット６を通過する
ことになり、夾雑物はこの夾雑物用ポケット６に効果的
に集められることになる。流水管１内の流水方向が変化
し、逆流になると、水圧によって前記逆流防止板７がそ
の前まで下流側であった夾雑物用ポケット６の上流側を
覆うため、前記夾雑物ポケット６内に水が侵入せず、捕
捉され溜まった夾雑物Ｔが下流側へ逆流出することを阻
止できる。
は水流により回転軸１８を中心に突出片１９で規定され
る所定角度開放されているため、水流がこの逆流防止板
７に邪魔されることなく夾雑物用ポケット６を通過する
ことになり、夾雑物はこの夾雑物用ポケット６に効果的
に集められることになる。流水管１内の流水方向が変化
し、逆流になると、水圧によって前記逆流防止板７がそ
の前まで下流側であった夾雑物用ポケット６の上流側を
覆うため、前記夾雑物ポケット６内に水が侵入せず、捕
捉され溜まった夾雑物Ｔが下流側へ逆流出することを阻
止できる。
【００１７】次に、本発明の第２実施例を図４ないし図
６で説明すると、１’は流水管１の一部をなす継手状の
流水管であり、下方から基台４で支持されている。この
流水管１’内にはフィルター部材２が図１に示される如
く鉛直上方向から見た流水管１’をほぼ斜めに横切るよ
うに配設されている。このフィルター部材２は、流水管
１、１’を流れる水が全てそのフィルターメッシュ３を
通過しないと下流へ流れないように、流水管１’内の全
周を覆っている。
６で説明すると、１’は流水管１の一部をなす継手状の
流水管であり、下方から基台４で支持されている。この
流水管１’内にはフィルター部材２が図１に示される如
く鉛直上方向から見た流水管１’をほぼ斜めに横切るよ
うに配設されている。このフィルター部材２は、流水管
１、１’を流れる水が全てそのフィルターメッシュ３を
通過しないと下流へ流れないように、流水管１’内の全
周を覆っている。
【００１８】この実施例のフィルター部材２は、図５に
示すように、フィルターメッシュ３と、その周縁部を固
定する保持枠５とによって構成されるが、前述の実施例
との相違点としては、フィルターメッシュ３が保持枠５
の中央に張設されている点である。
示すように、フィルターメッシュ３と、その周縁部を固
定する保持枠５とによって構成されるが、前述の実施例
との相違点としては、フィルターメッシュ３が保持枠５
の中央に張設されている点である。
【００１９】また、このフィルターメッシュ３、保持枠
５、さらには流水管１’の配置関係は、フィルターメッ
シュ３と保持枠５との最下流域に鋭角状の夾雑物用ポケ
ット６を左右それぞれに構成する。さらに、夾雑物用ポ
ケット６の裏側、すなわち最下流域のフィルターメッシ
ュ３の下流側には所定角度開放可能な逆流防止板７が保
持枠５の左右にそれぞれ軸支されている。８はこの夾雑
物用ポケット６の近傍に位置する保持枠５に穿設された
排出用の孔部である。また、流水管１’には保持枠５の
左右それぞれの孔部８に対応する位置に貫通孔９が穿設
されており、この貫通孔９は開閉弁１０を有する排水管
１１に接続されている。
５、さらには流水管１’の配置関係は、フィルターメッ
シュ３と保持枠５との最下流域に鋭角状の夾雑物用ポケ
ット６を左右それぞれに構成する。さらに、夾雑物用ポ
ケット６の裏側、すなわち最下流域のフィルターメッシ
ュ３の下流側には所定角度開放可能な逆流防止板７が保
持枠５の左右にそれぞれ軸支されている。８はこの夾雑
物用ポケット６の近傍に位置する保持枠５に穿設された
排出用の孔部である。また、流水管１’には保持枠５の
左右それぞれの孔部８に対応する位置に貫通孔９が穿設
されており、この貫通孔９は開閉弁１０を有する排水管
１１に接続されている。
【００２０】この実施例の作用を図６に基づいて説明す
ると、先の実施例と同様に、夾雑物Ｔはフィルターメッ
シュ３に衝突し、夾雑物用ポケット６に収容されるが、
この実施例においては双方いずれの方向からくる水流に
対しても夾雑物を捕捉し、収容することができる。ま
た、逆流防止板７が左右に形成されているため、ぞれぞ
れの夾雑物ポケット６に収容された夾雑物が流水方向の
変化によって流出することはない。
ると、先の実施例と同様に、夾雑物Ｔはフィルターメッ
シュ３に衝突し、夾雑物用ポケット６に収容されるが、
この実施例においては双方いずれの方向からくる水流に
対しても夾雑物を捕捉し、収容することができる。ま
た、逆流防止板７が左右に形成されているため、ぞれぞ
れの夾雑物ポケット６に収容された夾雑物が流水方向の
変化によって流出することはない。
【００２１】以上、各実施例を説明したが、本発明の要
旨の範囲内における種々の変更も本発明に含まれ、例え
ば、逆流防止板７の開閉機構は、水流方向の変化に際し
て下流側となる夾雑物ポケット６を覆うように取付けら
れていれば、どのような開閉機構であってもよい。例え
ば、合成樹脂製もしくはゴム製の薄板の片辺をフィルタ
ーメッシュ３に固定し、流体の流れで開閉できるように
してもよい。
旨の範囲内における種々の変更も本発明に含まれ、例え
ば、逆流防止板７の開閉機構は、水流方向の変化に際し
て下流側となる夾雑物ポケット６を覆うように取付けら
れていれば、どのような開閉機構であってもよい。例え
ば、合成樹脂製もしくはゴム製の薄板の片辺をフィルタ
ーメッシュ３に固定し、流体の流れで開閉できるように
してもよい。
【００２２】
【発明の効果】流水管を流れる夾雑物は、フィルター部
材のフィルターメッシュに衝突し、水流に押されるよう
にフィルターメッシュを伝って下流へと順次流され、夾
雑物用ポケットに捕捉される。この間、逆流防止装置は
下流側へ開放されているため、夾雑物はこの夾雑物用ポ
ケットに効果的に集められる。その後、流水方向が逆に
なったとしても、開放状態にあった逆流防止装置が夾雑
物用ポケット近傍のフィルターメッシュの上流側を覆
い、前記夾雑物用ポケット内への水の導通を遮断するた
め、捕捉された夾雑物の逆流を防ぐことができる。
材のフィルターメッシュに衝突し、水流に押されるよう
にフィルターメッシュを伝って下流へと順次流され、夾
雑物用ポケットに捕捉される。この間、逆流防止装置は
下流側へ開放されているため、夾雑物はこの夾雑物用ポ
ケットに効果的に集められる。その後、流水方向が逆に
なったとしても、開放状態にあった逆流防止装置が夾雑
物用ポケット近傍のフィルターメッシュの上流側を覆
い、前記夾雑物用ポケット内への水の導通を遮断するた
め、捕捉された夾雑物の逆流を防ぐことができる。
【００２３】また、この夾雑物除去装置は、双方向流水
管に適用すると、流水の流れ変化によって、流水管内の
夾雑物が時間の経過とともに、捕捉され、水が清流化さ
れる。
管に適用すると、流水の流れ変化によって、流水管内の
夾雑物が時間の経過とともに、捕捉され、水が清流化さ
れる。
【００２４】
【図１】本発明第１実施例のフィルター部材の装着され
た流水管の斜視図である。
た流水管の斜視図である。
【図２】図１のフィルター部材の斜視図である。
【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図４】本発明第２実施例のフィルター部材の装着され
た流水管の斜視図である。
た流水管の斜視図である。
【図５】図４のフィルター部材の斜視図である。
【図６】図４のＢ−Ｂ断面図である。
【符号の説明】 １、１’ 流水管 ２ フ
ィルター部材 ３ フィルターメッシュ ４ 基
台 ５ 保持枠 ６ 夾
雑物用ポケット ７ 逆流防止板（逆流防止装置） ８ 孔
部 ９ 貫通孔 １０ 開
閉弁 １１ 排出管（排出部） １２
内周面 １７ 沈下スペース １８
回転軸 １９ 突出片
ィルター部材 ３ フィルターメッシュ ４ 基
台 ５ 保持枠 ６ 夾
雑物用ポケット ７ 逆流防止板（逆流防止装置） ８ 孔
部 ９ 貫通孔 １０ 開
閉弁 １１ 排出管（排出部） １２
内周面 １７ 沈下スペース １８
回転軸 １９ 突出片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−132204（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−132205（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−118662（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−100014（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−105659（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭63−11043（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 35/02 F16L 55/24 B01D 29/01 - 29/05
Claims (7)
- 【請求項１】 流水管内を流れる夾雑物を捕捉するため
の流水管に張設されるフィルターメッシュを有するフィ
ルター部材であって、このフィルター部材のフィルター
メッシュは流水管をほぼ斜めに横切るように配設されて
おり、そのフィルターメッシュの最下流部分におけるフ
ィルターメッシュ上流側には、夾雑物用ポケットが形成
され、さらにこの夾雑物用ポケット近傍のフィルターメ
ッシュの下流側には、流体の流れによって開閉する逆流
防止装置が形成されていることを特徴とする流水管の夾
雑物除去装置。 - 【請求項２】 流水管内を流れる夾雑物を捕捉するため
の流水管に張設されるフィルターメッシュを有するフィ
ルター部材であって、このフィルター部材は鉛直方向か
ら見た流水管をほぼ斜めに横切るように配設されてお
り、流水管内の水の流れ方向の変化によってそのフィル
ターメッシュの最下流となる部分におけるフィルターメ
ッシュの上流側には、夾雑物用ポケットがそれぞれ形成
され、さらにこれら夾雑物用ポケット近傍のフィルター
メッシュの下流側には、流体の流れによって開閉する逆
流防止装置が形成されていることを特徴とする流水管の
夾雑物除去装置。 - 【請求項３】 逆流防止装置が、一方向の流水に対して
のみ所定角度開放可能な逆流防止板であり、フィルター
メッシュ裏側から覆うように軸支されている請求項１ま
たは２に記載の流水管の夾雑物除去装置。 - 【請求項４】 逆流防止板が、フィルターメッシュとそ
の周縁の一部を補強する保持枠に軸支されている請求項
３に記載の流水管の夾雑物除去装置。 - 【請求項５】 逆流防止板が、保持枠と同形の半月状の
板で形成されている請求項３または４に記載の流水管の
夾雑物除去装置。 - 【請求項６】 逆流防止装置が、流体の流れによって変
形する、合成樹脂製もしくはゴム製の薄板である請求項
１ないし５のいずれかに記載の流水管の夾雑物除去装
置。 - 【請求項７】 フィルターメッシュの最下流部分に形成
される夾雑物用ポケットが、開閉弁を介して排出部に導
通されている請求項１ないし６のいずれかに記載の流水
管の夾雑物除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06033104A JP3090568B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 流水管の夾雑物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06033104A JP3090568B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 流水管の夾雑物除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213822A JPH07213822A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3090568B2 true JP3090568B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=12377360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06033104A Expired - Fee Related JP3090568B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 流水管の夾雑物除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3090568B2 (ja) |
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