JP3090553U - 箸 袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティーにおける席順が出席者に分かり易
く、しかも、従来のように名前を記入した特別のカード
を製作しない方法であって、狭いテーブルであっても邪
魔にならない席順表示方法を提供する。 【解決手段】 本考案では食事する際に使用する箸３を
収容する為の箸袋４を利用したものであり、該箸袋４の
正面に出席者の名前を記入しておき、席の手前に配置す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、各種パーテー等においての席を定める札としての機能を備えた箸袋 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

結婚披露宴などに代表される各種パーティーでは、出席者の席は主催者側にお いて前以て定められていて、この席を各出席者に知らせる方法として席札と称さ れるカードが使用されている。カードには名前が記入されて、透明なプラスチッ クケースに入った状態でテーブルの所定の位置に配置されている。

【０００３】 ところで、出席者はテーブルに置かれている上記カードを見て自分の席を確認 することが出来るが、一旦、自分の席を確認した後は、テーブルに置かれている カードは邪魔になるだけである。そしてパーティーが終るならば、これら全ての カードは廃棄処分されてしまい、特別に製作する手間だけでなく、後始末する手 間も必要となる。また、料理が載っている狭いテーブルに席札となるカードを置 くことはスペース的にも問題がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このように、従来のパーティーにおける席順を定めるカードには上記のごとき 問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であって、名前を記入 した席札としてのカードを用いないで席を知らしめるようにした箸袋を提供する 。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

本考案に係る箸袋は単に箸を収容するだけでなく、正面に名前を記入している 。名前を記入することで従来の名前入りカードとして機能することが出来る。パ ーティーでは食事をする為の箸が必ず準備される訳で、本考案では必需品である 該箸を収容する袋に出席者の名前が記入されている。従って、箸袋に記入されて いる名前を見て自分の席を確認することが出来る。ここで、箸袋の具体的な形態 は限定しないことにし、又収容される箸の種類も任意である。以下、本考案に係 る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

【０００６】

【実施例】

図１はパーティーのテーブル１に各出席者の料理２ａ，２ｂ…が並べられ、そ して手前には箸３が置かれている。上記テーブル１は横長形態であるが、円形の テーブルであっても同じであり、従来のテーブル配置であるならば各料理２ａ， ２ｂ…の奥に名前を記入した席札であるカードが配置されている。テーブルを準 備する作業員は料理の他にカードの配置も必要となる。

【０００７】 そこで本考案では従来の席札となるカードに代わって箸袋が使用される。そし て該箸袋には名前が記入されていて、出席者は一目で自分の席を知ることが出来 る。箸はパーティーの席では食事をする上で必要なものであり、箸袋に名前を記 入することで、席札としてのカードの製作及び配置の手間が要らなくなる。図２ は本考案の箸袋を示す実施例であり、箸袋４は１枚の紙を折畳んで形作っている 。すなわち、長方形の紙を三つ折りして筒状とし、該筒内に収容した箸３が外れ ないように、両端部を裏側へ折り曲げている。

【０００８】 そして、一般には高級な和紙から成る箸袋４の正面には「寿○○○○○様」と 大きく記入され、下側に小さく○○○○（株）と記入されている。上記名前の頭 に表示されている「寿」は新郎・新婦の結婚を祝う意味として表示している。そ こで「祝」の文字を頭に表示する場合もあり、勿論、名前だけ表示することも出 来る。

【０００９】 箸袋４は図２に示す形態に限定するものではなく、図３も本考案に係る実施例 である。この箸袋５は１枚の紙を折畳んで形作ったものではなく、完全な袋を形 成し、該袋内に箸３が収容されている。そして、正面には「鶴○○○○○様」と 大きく記入され、下側に小さく○○○○（株）と記入されている。上記名前の頭 に表示されている「鶴」はテーブルの名称を表わしている。

【００１０】 これら出席者の名前及び会社名はパソコンを使用して簡単に記入することが出 来る。勿論、図２に示すような和紙を使用した箸袋の場合には、筆で手書した方 が趣はある。そして、図３に示す上記箸袋５は箸３を完全に収容した袋を形成し ている為に、該箸袋５の一方側にはミシン目６が設けられ、このミシン目６を切 裂くことで箸３を取出すことが出来る。勿論、箸袋の一端部を切欠いて箸３の頭 部を露出することもある。

【００１１】 ところで、本考案の箸袋に収容される箸３は、手軽な割箸とする場合、又は塗 り箸とする場合があり、箸の種類及びその形態は限定しない。塗り箸を使用する ならば、持ち帰ることが出来る。以上述べたように、本考案に係る箸袋は、その 正面に出席者の名前を記入したものであり、次のような効果を得ることが出来る 。

【００１２】

【考案の効果】

本考案に係る箸袋はパーティーに出席する人の名前を記入したものであり、こ の箸袋にて席順を表示することが出来る。従って従来のような席札としてのカー ドを必要とせず、数多くの料理が載って混雑するテーブルに席札カードが無いこ とで、その分だけスペースの余裕が出来、また自分の席が分かった後では何の用 もない席札カードが要らないことは経費的にも安くなる。

【００１３】 そして、作業員にしても席札カードをテーブルに配置する手間が省ける。箸は 料理の手前に配置される為に、この箸を収容した箸袋正面に名前が記入されるこ とで、各出席者は自分の名前がある席を捜し易くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】パーティーでのテーブル状態。

【図２】本考案の箸袋。

【図３】本考案の箸袋。

【符号の説明】

１ テーブル ２ 料理 ３ 箸 ４ 箸袋 ５ 箸袋 ６ ミシン目

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パーティーにおける席順を定める為に、
   箸を収容する箸袋の正面に出席者の名前を記入したこと
   を特徴とする箸袋。
2. 【請求項２】 パーティーにおける席順を定める為に、
   箸を収容する箸袋は１枚の紙を三つ折りすると共に両端
   部を裏側へ折り込んだもので、正面には出席者の名前を
   記入したことを特徴とする箸袋。
3. 【請求項３】 箸袋に収容する箸を塗り箸とした請求項
   １、又は請求項２記載の箸袋。