JP3090409U - シート状広告体 - Google Patents
シート状広告体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案の目的は、屋内外の広告バナーであ
っても、シワや撓みの少ない構造であり、かつ施工作業
に負担が掛からず、リサイクルしやすいシート状広告体
を提供することにある。 【解決手段】 ポリエステル布帛製の広告基材と樹脂製
の支持部材からなるシート状広告体において、前記樹脂
がガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂であり、前記の樹
脂製支持部材におけるガラス繊維の含有率が15〜35
重量%であるであることを特徴とするシート状広告体で
ある。
っても、シワや撓みの少ない構造であり、かつ施工作業
に負担が掛からず、リサイクルしやすいシート状広告体
を提供することにある。 【解決手段】 ポリエステル布帛製の広告基材と樹脂製
の支持部材からなるシート状広告体において、前記樹脂
がガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂であり、前記の樹
脂製支持部材におけるガラス繊維の含有率が15〜35
重量%であるであることを特徴とするシート状広告体で
ある。
Description
【0001】
本考案は、屋内外バナーとして用いられるシート状広告体に関し、更に詳しく は、軽量で耐久性に優れ環境にも優しいシート状広告体に関する。
【0002】
従来、ポリエステルや綿等の基材に印刷を施した懸垂幕、横断幕等のシート状 広告体が知られている。 このようなシート状広告体は、店頭、展示場など比較的見通しが利き障害物の ない屋外に吊されるので風雨など過酷な自然条件に曝されることになる。 また、使用期間が短く一ヶ月程度で新しいシート状広告体に取り替えられるの で商品サイクルとしては短くその都度廃棄処分されるのが特徴である。
【0003】 一方、これらのシート状広告体の端部には基材を吊り下げたり、引っ張ったり 、あるいは支えたりするための支持部材が取り付けられている。支持部材の材質 は金属や塩化ビニル(以下、「塩ビ」と記載)が通常用いられている。 しかし、塩ビは廃棄処分に当たって燃焼時に有毒ガスを発生させるため焼却処 理ができず、廃棄費用がかかり、リサイクルもしにくい。また、数メートルを超 える大型のシート状広告体であると支持部材が撓み、ひいては基材にしわが入る 等の問題が発生し、強度面でも充分とは言えないものであった。 金属製の支持部材は、強度に問題はないが重いために搬送時や施工時に作業が しにくく、廃棄時にもリサイクルしにくいという問題があった。
【0004】
このようなことから、屋内外広告バナーとして適切な強度があり軽量でしかも 環境に優しいシート状広告体は提供されていないのが現状である。 本考案の目的は、屋内外広告バナーとしてシワや撓みの少ない構造であり、か つ施工作業に負担が掛からずリサイクルしやすいシート状広告体を提供すること にある。
【0005】
本考案は、上記課題を解決するため次のような手段を実施するものである。 すなわち、(1)、ポリエステル布帛を含む広告基材と樹脂を含む支持部材か らなるシート状広告体において、前記支持部材がガラス繊維強化ポリオレフィン 樹脂からなることを特徴とするシート状広告体に存する。
【0006】 そして、(2)、前記ポリオレフィン樹脂がポリプロピレン樹脂であることを 特徴とする(1)のシート状広告体に存する。
【0007】 そしてまた、(3)、前記支持部材に対するガラス繊維の含有率が15〜35 重量%であることを特徴とする(2)のシート状広告体に存する。
【0008】 そしてまた、(4)、前記ガラス繊維強化ポリプロピレンの曲げ弾性率がJI S K7171法で3500MPa以上であることを特徴とする(3)のシート 状広告体に存する。
【0009】 そしてまた、(5)、前記ガラス繊維強化ポリプロピレンの衝撃強度がJIS K7110法で70J/m2以上であることを特徴とする(3)のシート状広 告体に存する。
【0010】 そしてまた、(6)、前記ポリエステル布帛を含む広告基材の引っ張り強度が JIS L1096Aストリップ法で縦横共に100kg以上であることを特徴 とする(1)のシート状広告体に存する。
【0011】 そしてまた、(7)、前記広告基材に対するポリエステル布帛の比率が100 %であることを特徴とする(6)のシート状広告体に存する。
【0012】 そしてまた、(8)、前記広告基材に画像がインクジェット記録されているこ とを特徴とする(7)のシート状広告体に存する。
【0013】 そしてまた、(9)、前記広告基材がインク受容層を有することを特徴とする (8)のシート状広告体に存する。
【0014】
以下、本考案の実施の形態について詳しく説明する。 本考案のシート状広告体は例えば図1に示すような構造のものである。 1は広告基材、2は支持部材である。 支持部材は棒状であっても筒状であってもよい。
【0015】 本考案において樹脂を含む支持部材の材質としてはガラス繊維強化ポリオレフ ィンが採用される。 ポリオレフィン樹脂は、焼却時に有毒ガスを発生しないため環境に優しいが、 それのみでは屋外に使用しても強度に問題がある。 従来、樹脂の強度を増す方法として繊維を用いた強化方法が普及している。 繊維の種類としてはガラス繊維、炭素繊維などが一般的である。 本考案では、加工性やコストの点からガラス繊維を採用している。
【0016】 本考案においてガラス繊維の含有率は、撓み強度、折れ強度の点で樹脂製支持 部材の15〜35重量%であるのが好ましい。 なお、ガラス繊維強化ポリオレフィンは公知の方法で製造可能である。 ポリオレフィンとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、及び ポリスチレンなどがある。 成形性、軽量性、コストの面で優れているためポリプロピレン樹脂が好ましい 。 本考案のガラス繊維強化ポリプロピレンは、撓みが少なく、強度に優れており しかも軽いためシート状広告体の支持部材として適している。特にガラス繊維強 化ポリプロピレンの曲げ弾性率がJIS K7171法で3500MPa以上で あると支持部材が撓みにくいため好ましく、また衝撃強度がJIS K7110 法で70J/m2以上であると、衝撃を受けても割れにくいため好ましい。 また、金属製のもののように錆びることもなく、軽いため作業性もよい。さら に、リサイクル可能である。リサイクル方法としてはマテリアルリサイクルが採 用でき、例えば、コンクリートに混合させてコンクリート二次製品としての利用 が可能である。
【0017】 本考案のシート状広告体に使われる広告基材としてはポリエステルを含む布帛 が採用される。 布帛であるため、縫製縫合が容易であり、縫合部分が殆ど目立たない。 また、大型のシート状広告体を屋外で使用する場合、風圧に耐えられるように JIS L1096A(ストリップ法)の引っ張り強度が、縦横共に100kg 以上であるのが好ましい。 また、耐久性、寸法安定性の点で本考案の広告基材はポリエステル100%の 布帛であるのが好ましい。 本考案における布帛の組織としては、織物、編物を問わずあらゆる組織が含ま れる。 織物、編物であると、樹脂シートのような反射が少ないため、広告画像をどの 角度から見てもきれいに見ることが出来る。
【0018】 さて、最近、写真調に印刷されたシート状広告体に対する需要が高まっている 。 本考案のシート状広告体は、写真調の画像が容易に得られるようにインクジェ ット方式で印刷されたものが好ましい。 広告基材にインクジェット記録することで、インクが広告基材に定着し、写真 調の画像を有するシート状広告体(例えば、フルカラー印刷を施した懸垂幕、横 断幕等)となる。 なお、画像を記録する装置としては市販のインクジェットプリンタを使用する ことができる。 本考案のシート状広告体はこの写真調の画質を鮮明に再現するために、インク 受容層を設けるのが好ましい。 インク受容層を形成させるインク受容剤には、通常、バインダー、保水性また は吸水性微粒子、カチオン系樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、乾燥防止剤、粘 度調整剤、pH調整剤等が含まれている。 上記のインク受容剤は広告基材に5〜50g/m2付与されるのが好ましい。
【0019】 ここで、インクジェット記録用として使用されるインクとしては、有機顔料や 無機顔料、染料を水または有機溶剤に溶解または分散させたインクが挙げられる 。 なお、本考案のシート状広告体に使用されるポリエステル布帛は広告期間を終 えた後に回収され再度溶融紡糸されて繊維製品にリサイクルされる所謂ケミカル リサイクルが可能である。
【0020】
本考案によれば、軽量で強度に優れリサイクルにも配慮した懸垂幕、横断幕等 の大型のシート状広告体を提供することが可能となる。 特にインクジェットプリントされた本考案のシート状広告体は、写真調の画像が 印刷可能であり大型のシート状広告体の場合迫力満点のものを提供できる。
【図1】図1は、本考案のシート状広告体を示した概略
図である。
図である。
1 広告基材 2 支持部材 3 シート状広告体
Claims (9)
- 【請求項1】ポリエステル布帛を含む広告基材と樹脂を
含む支持部材からなるシート状広告体において、前記支
持部材がガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂からなるこ
とを特徴とするシート状広告体。 - 【請求項2】前記ポリオレフィン樹脂がポリプロピレン
樹脂であることを特徴とする請求項1記載のシート状広
告体。 - 【請求項3】前記支持部材に対するガラス繊維の含有率
が15〜35重量%であることを特徴とする請求項2記
載のシート状広告体。 - 【請求項4】前記ガラス繊維強化ポリプロピレンの曲げ
弾性率がJIS K7171法で3500MPa以上で
あることを特徴とする請求項3記載のシート状広告体。 - 【請求項5】前記ガラス繊維強化ポリプロピレンの衝撃
強度がJIS K7110法で70J/m2以上である
ことを特徴とする請求項3記載のシート状広告体。 - 【請求項6】前記ポリエステル布帛を含む広告基材の引
っ張り強度がJISL1096Aストリップ法で縦横共
に100kg以上であることを特徴とする請求項1記載
のシート状広告体。 - 【請求項7】前記広告基材に対するポリエステル布帛の
比率が100%であることを特徴とする請求項6記載の
シート状広告体。 - 【請求項8】前記広告基材に画像がインクジェット記録
されていることを特徴とする請求項7に記載のシート状
広告体。 - 【請求項9】前記広告基材がインク受容層を有すること
を特徴とする請求項8に記載のシート状広告体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003256U JP3090409U (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | シート状広告体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003256U JP3090409U (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | シート状広告体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090409U true JP3090409U (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=43241630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003256U Expired - Fee Related JP3090409U (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | シート状広告体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090409U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010176560A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Seiren Co Ltd | 布製広告物のリサイクル方法及び布製広告物のリサイクル管理システム |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002003256U patent/JP3090409U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010176560A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Seiren Co Ltd | 布製広告物のリサイクル方法及び布製広告物のリサイクル管理システム |
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