JP3089269U - トンネル内での列車乗客用静止画または動画提供装置 - Google Patents
トンネル内での列車乗客用静止画または動画提供装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル内で移動する列車の乗客に対して
静止画または動画を提供する装置を提供すること。 【解決手段】複数の垂直設置発光棒11、12、13、
14を含んで構成されている。これら発光棒11、1
2、13、14はトンネル24の側壁に所定の間隔で並
べられて配置される。それぞれの発光棒11、12、1
3、14は制御下で発光し、種々な画像を提供する。そ
の提供形態は画像提供開始時間及び列車速度等に応じて
調節される。発光棒11、12、13、14に対する乗
客の相対的移動は本考案の可視静止画像または可視動画
の提供システムの基本的概念として想定され、活用され
る。画像内容は同一列車の車窓毎に変えることもでき
る。
静止画または動画を提供する装置を提供すること。 【解決手段】複数の垂直設置発光棒11、12、13、
14を含んで構成されている。これら発光棒11、1
2、13、14はトンネル24の側壁に所定の間隔で並
べられて配置される。それぞれの発光棒11、12、1
3、14は制御下で発光し、種々な画像を提供する。そ
の提供形態は画像提供開始時間及び列車速度等に応じて
調節される。発光棒11、12、13、14に対する乗
客の相対的移動は本考案の可視静止画像または可視動画
の提供システムの基本的概念として想定され、活用され
る。画像内容は同一列車の車窓毎に変えることもでき
る。
Description
【0001】
本考案は移動中の列車の乗客に静止画あるいは動画を提供する装置に関する。 列車で移動する乗客は車窓から外の景色を眺める。しかし、夜間であったり、ト ンネル内では外の景色は楽しめない。このことは、地下鉄の場合にも該当する。 地下鉄の乗客は暗いトンネル壁の絵を楽しむだけである。
【0002】
従来の移動列車乗客への画像提供装置には、それぞれバックライトで照らされ て静止画の瞬時的なディスプレーを提供できる複数のLCDパネルを使用するも のが存在する。また、表示タイミングを計るために速度センサーを利用するもの も存在する。
【0003】 そのような従来装置は価格が高い。なぜなら複数の高価なLCDパネルが使用 されるからである。さらに、画像のサイズはLCDパネルのサイズや、今日のL CD技術のレベルによって規制される。すなわち、列車の窓よりはずっと小さい ものとなる。さらに、画像は歪んで見える。なぜなら、列車は移動しており、残 像が残るからである。この歪みは列車速度とバックライトの点灯時間に関係する 。列車速度が速くなると歪みが激しくなる。点灯時間が短いと画像が暗くなる。 またこのような従来技術に係る装置は同じ静止画像あるいは動画を乗客全員に見 せる。
【0004】 英国のモーションポスターカンパニーは別タイプの装置を紹介する。この装置 はトンネルの側壁に固定された連続プリントシートを利用し、列車の窓がシート と整合状態になると点灯させる。しかし、この装置では動画の頻繁な変更が困難 であり、前述の歪みが発生し、列車の乗客全員に同じ動画を見せる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本考案の目的は移動中の列車の乗客に静止画または動画を表示する装置の提供 である。
【0006】
大抵の列車、特に都市部の列車、例えば地下鉄経路では、型式が同じであり、 同じ長さ、位置、サイズ、及び形状の窓を有している。この情報は列車の速度等 の情報と共に列車速度/ポジションセンサーで入手され、トンネルの側壁に提供 される発光棒により利用される。このシステムはそれぞれの車窓の開始ポジショ ン時間を検出し、列車速度に応じて発光を調整し、車窓から外を眺める乗客に対 して可視画像を提供する。
【0007】 乗客から見れば、1本の発光棒は瞬時に窓を通過する。人間の目の認知能力の 限界、窓枠サイズの制限、及び発光棒の高速移動のために、乗客は1枚の平坦な 画像を見ることができる。
【0008】 画像の垂直可視サイズは発光棒の高さにより決まる。画像の水平可視サイズは 表示時間が決定する。原則として、画像の可視サイズは窓枠によってのみ限定さ れる。
【0009】 いくつかの発光棒は乗客窓を連続的に通過して動画を表示し、短編映画を提供 することができる。すべての発光棒が同一画像を表示する場合には乗客は安定し た静止画を見ることができる。
【0010】 全画像表示時間は設置された発光棒の数、間隔及び列車速度によって決定され る。
【0011】 それぞれの発光棒はいくつかの画像データを保存しており、異なる画像を異な る列車窓に異なる時間帯に表示し、乗客を飽きさせない。原則として、1本の発 光棒の画像数は発光棒内の画像メモリーのサイズによってのみ決定される。
【0012】 画像が電子的に保存される限り、有線あるいは無線で表示コンテンツをいつで も更新し、装置のフレキシビリティを増大させ、緊急情報やコマーシャルの表示 にも対応させることができる。
【0013】
図1は列車トンネル24の内部を示す断面斜視図である。本考案の画像表示装 置はトンネルの内壁に設置された複数の発光棒11、12、13、14を含んで いる。列車速度/ポジションセンサー21は列車輪の高さに設置されている。発 光棒は信号ケーブル22で列車速度/ポジションセンサー21と連結されている 。
【0014】 図4Aから図4Cはトンネル内を通過する列車の乗客が“認知”する文字“S ”の提供過程を図示している。乗客は車窓に対しては静止状態であり、発光棒1 1に対しては移動する。車窓は発光棒に対して相対移動する。発光棒11から発 せられる光は、発光セルを制御下で点滅させることにより(本例では左側から) 徐々に、車窓と列車の相対速度に合わせて“S”の文字を表わすように変化する 。乗客である観察者の目に残る残像効果(現象)によって観察者は文字“S”を 認識する。すなわち、文字“S”を見て、発光棒自体あるいは発光セルの点滅状 態自体を見ることはない。文字“S”の位置は、列車速度/ポジションセンサー 21からの情報によって車窓サイズ及び高さに合わせて提供される。
【0015】 図3は乗客が画像表示装置を通過する際に観察する画像例である。それぞれの 発光棒は異なる画像を別々の車窓に映し出す。このような調整は可能である。な ぜなら、列車のタイプによる窓のポジションやサイズは統一されており、列車速 度/ポジションセンサー21によって列車の通過開始時と速度とが検出されるか らである。画像31は窓54に表示され、画像32は窓53に表示され、画像3 3はドア窓52に表示される。画像33のサイズは画像31や画像32とは異な って提供される。
【0016】 図5Aから図5Dは画像表示装置の作動の異なる段階を示している。図5Aは 列車が画像表示装置に接近する状況を示す。列車ポジションはまだ検出されてい ない。発光棒は無点灯状態である。
【0017】 図5Bは列車速度とポジションが検出されている状況を示す。発光棒11は窓 51のために最初の画像を表示開始する。発光棒12、13、14その他は無点 灯状態である。
【0018】 図5Cは発光棒12が窓51のために第2画像を表示開始した状況を示す。発 光棒11は窓51用の第1画像表示を終了している。発光棒13、14は無点灯 状態である。
【0019】 図5Dは発光棒14が列車の最後の窓に対する第4画像表示を終了した状況を 図示する。発光棒11、12、13は無点灯状態である。他の発光棒は列車のポ ジションに応じた画像を表示継続している。列車は列車速度/ポジションセンサ ー21を通過している。センサー21は測定済みの列車速度及び加速度と画像表 示装置全体の長さに基いて発光棒に速度情報を提供し続ける。
【0020】 画像提供装置の全長が列車よりも長く、列車速度が変化するような場合には、 複数の列車速度/ポジションセンサーを列車の長さよりも短い間隔で設置できる 。
【0021】 列車速度/ポジションセンサーの構造と作動原理は図6に図示されている。列 車速度/ポジションセンサー21は光線発信装置63を有している。光線発信装 置63からの光線は列車輪のレベルでトンネルを横断する。トンネル24の反対 側壁に設置された鏡70は光線を反射して光レシーバ64に戻す。列車61が画 像表示装置を通過するとき、列車輪62は所定の時間だけ光線を妨害する。クロ ック装置65とカウンター66はその妨害時間を計測する。列車速度値はその測 定値で列車輪サイズを割れば得られる。プロセッサー67がこの計算を実行する 。列車速度/ポジションセンサーは2種類の基本信号を出力する。信号68は列 車の到達瞬間時データを提供する信号であり、信号69は列車速度に対応する画 素クロック(pixel clock)である。図7は発光棒のブロック図である。レシーバ 76は信号68と69を受信する。形状メモリー75は画素単位でそれぞれの車 窓の開始部と水平サイズのデータを保存しており、画素単位で列車開始部に対す る発光棒の発光開始データを保存している。この瞬間に提供される画像数とコラ ム数はこのような情報とカウントされた総画素数を基にして計算される。
【0022】 画像メモリー74は画像ビットマップを保存する。モジュレータ73は現行画 像のコラムを読み取り、光度情報をドライバー72を介して提供する。それぞれ のドライバー72は複数の発光セルを作動させて発光コラム71を形成する。
【0023】 発光棒の実際の数は望む映像時間と、発光棒同士の間隔による。例えば、間隔 が1152mmであれば、60km/hで進行する列車に対しては100本の発 光棒で6.9秒の映像時間が提供される。全長は100mを超える。
【0024】 その場合の画像速度は14.5画像/秒である。80km/hの列車に対しては 5.2秒の映像時間であり、19.3画像/秒となる。
【0025】 列車の両側に映像を提供するには、別の列の発光棒をトンネル壁の反対側に設 置する。この別の列は自身の列車速度/ポジションセンサーを有することも、両 方の画像装置で共通の列車速度/ポジションセンサーを利用することもできる。
【図1】 図1は本願発明の画像表示装置の設置の基本
形態を示すトンネル内の斜視図である。
形態を示すトンネル内の斜視図である。
【図2】 図2はトンネル内の画像表示装置を通過する
列車を図示したトンネルの断面図である。
列車を図示したトンネルの断面図である。
【図3】 図3は列車がトンネル内で画像表示装置を通
過する際に乗客が観察する画像の例である。
過する際に乗客が観察する画像の例である。
【図4A】図4Aは文字“S”を提供する発光棒の提供
状態を示す概略図である。
状態を示す概略図である。
【図4B】図4Bは文字“S”を提供する発光棒の提供
状態を示す概略図である。
状態を示す概略図である。
【図4C】図4Cは文字“S”を提供する発光棒の提供
状態を示す概略図である。
状態を示す概略図である。
【図5A】図5Aは異なる段階の画像表示装置を図示す
る平面図である。
る平面図である。
【図5B】図5Bは異なる段階の画像表示装置を図示す
る平面図である。
る平面図である。
【図5C】図5Cは異なる段階の画像表示装置を図示す
る平面図である。
る平面図である。
【図5D】図5Dは異なる段階の画像表示装置を図示す
る平面図である。
る平面図である。
【図6】 図6は本願発明の列車速度/ポジションセン
サーの構造と作動原理を示すブロック図である。
サーの構造と作動原理を示すブロック図である。
【図7】 図7は本願発明の発光棒のブロック図であ
る。
る。
11、12、13、14・・・発光棒 21・・・列車速度/ポジションセンサー 22・・・信号ケーブル 24・・・列車トンネル 31、32、33・・・画像 51、52、53、54・・・窓
Claims (1)
- 【請求項1】列車トンネルの側壁に提供される画像装置
であって、 列車速度/ポジションセンサーと、 列車の移動方向に沿って所定の間隔にて列車の車窓の高
さに平行列状に設置された複数の垂直発光棒と、 前記列車速度/ポジションセンサーと前記発光棒とを連
結する信号ケーブルと、を含んで構成されており、 前記それぞれの発光棒は制御回路と、特定の間隔で縦方
向に並べられた複数の発光セルとを有しており、該発光
セルは全色彩光を発光できる複数のLEDで成り、 前記信号ケーブルは列車速度と列車ポジションにより調
節される前記発光棒の制御された発光を時間的に同期調
整処理するための情報信号を該発光棒に送信することを
特徴とする画像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002059U JP3089269U (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | トンネル内での列車乗客用静止画または動画提供装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002059U JP3089269U (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | トンネル内での列車乗客用静止画または動画提供装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089269U true JP3089269U (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=43240533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002059U Expired - Fee Related JP3089269U (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | トンネル内での列車乗客用静止画または動画提供装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089269U (ja) |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002002059U patent/JP3089269U/ja not_active Expired - Fee Related
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