JP3089177U - ローターの回転軸の構造 - Google Patents

ローターの回転軸の構造

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JP3089177U JP2002001975U JP2002001975U JP3089177U JP 3089177 U JP3089177 U JP 3089177U JP 2002001975 U JP2002001975 U JP 2002001975U JP 2002001975 U JP2002001975 U JP 2002001975U JP 3089177 U JP3089177 U JP 3089177U
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JP
Japan
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rotating shaft
shaft
lower wall
rotor
outer periphery
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JP2002001975U
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銀樹 洪
慶昇 洪
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転軸を組立てる時に軸受の組立軸孔の周壁
に対して傷を付けることがないローターの回転軸の構造
を提供する。 【解決手段】 回転軸1の一端はローターの軸座2に固
設され、他端には円弧部11が形成されると共に、上記
他端に位置される回転軸には係止溝12が凹設される。
上記係止溝からなる環状溝には下壁13および上壁14
が形成される。上記上壁、下壁と回転軸の外周とは斜
面、円弧面取り角に形成されることができ、斜面と回転
軸とは鈍角になるように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ローターの回転軸の構造に関するもので、特に、ローターが軸受を 組立てる時、軸受を傷付けることがないローターの回転軸の構造に係るものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】 図1および2に示す従来のローターの回転軸の構造において、ローターの回転 軸91には係止溝92が形成され、係止溝92は座金93が嵌入されるのに用い られることができるため、回転軸91に結合された軸受94は脱出することがな くなると共に、回転軸91は軸管95の中に枢着されて回転するように位置決め される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来のローターの回転軸の構造にあっては、その回転軸91に形成さ れた係止溝92が回転軸91の外周の環状溝を深く食い込んでいるため、係止溝 92の周壁と回転軸91の外周とはほぼ90°の角度に形成される。そのために 、回転軸91を組立てる時、先に軸受94をしまりばめの方式で軸管95の中に 固定させ、それから回転軸91を軸受の組立軸孔に嵌入させても、或いは先に回 転軸91を軸受94の組立軸孔に嵌入させ、それから軸受94を軸管95に固定 させても、係止溝92の周壁と回転軸91の表面に形成された90°に近い角度 によって軸受94の組立軸孔の周壁を多少なりとも傷付ける。特に、回転軸91 を抜き取って新たに嵌入する場合、さらに軸受94が銅軸受、含油軸受または自 動給油軸受等の硬度が比較的軟らかい材質で製造されている時、軸受94の組立 軸孔の周壁が傷付けられたりするという問題点があった。
【0005】 本考案は、このような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とする ところは、回転軸を組立てる時に軸受の組立軸孔の周壁に対して傷を付けること がないローターの回転軸の構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるローターの回転軸の構造は、以下の ようになるものである。すなわち、 本考案のローターの回転軸の構造は、回転軸の一端がローターの軸座に固設さ れ、他端には円弧部が形成されると共に、上記他端に位置される回転軸には係止 溝が凹設され、上記係止溝からなる環状溝には下壁および上壁が形成される。上 記上壁には斜面が形成されて回転軸の外周とは鈍角になるように形成される。
【0007】 また、本考案のローターの回転軸の構造は、回転軸の一端がローターの軸座に 固設され、他端には円弧部が形成されると共に、上記他端に位置される回転軸に は係止溝が凹設され、上記係止溝からなる環状溝には下壁および上壁が形成され 、そして、上記上壁には斜面が形成されて回転軸の外周とは円弧面取り角になる ように形成することもできる。
【0008】 このほか、本考案のローターの回転軸の構造は、以下のように構成することも できる。 1.上記上壁の斜面と回転軸の外周が形成した鈍角は100°〜130°である 。 2.上記下壁には斜面が形成されて回転軸の外周とは鈍角になるように形成され る。 3.上記下壁の斜面と回転軸の外周が形成した鈍角は100°〜130°である 。 4.上記回転軸の下壁における直径は回転軸の直径より小さくなるように形成さ れる。 5.上記下壁と回転軸の外周とは円弧面取り角になるように形成される。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案による実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0010】
【実施例1】 図3および4は、本考案の実施例1における斜視図と断面図である。回転軸1 の一端はローターの軸座2に固設される。回転軸1の他端の端面と回転軸1の外 周10とには円弧部11が形成されると共に、円弧部11に近い一端に位置され る回転軸1には係止溝12が凹設される。係止溝12は回転軸1の外周10に凹 入された環状溝に形成される。
【0011】 係止溝12には下壁13および上壁14が形成される。下壁13は回転軸1の 中心線とはほぼ垂直に近い平面に形成されるため、C形リングなどの係止部材3 が上記係止溝12に嵌入した時、下壁13は係止部材3によって当接され、それ によって係止部材3が脱出するのを防止することができる。最良な実施例として 、下壁13の直径rは回転軸1の直径Rより小さくなるのが好ましい。
【0012】 係止溝12の上壁14と回転軸1の外周10が形成した角度θは90°より大 きい鈍角である。角度θは、好ましくは、100°〜130°であり、それによ って軸受を回転軸1の端面に嵌入したり、抜き取ったりする時、上記軸受の組立 軸孔の周壁を傷付ける問題を最小限に抑えることができる。
【0013】
【実施例2】 図5は本考案の実施例2における断面図で、係止溝12の上壁14は係止溝1 2の底部に連接された水平面141を含む。水平面141と回転軸1の中心線と は垂直または垂直に近似するように形成される。係止溝12の上壁14には他に 回転軸1の中心線と垂直にはならない斜面142が形成される。斜面142と回 転軸1の外周10との角度θは90°より大きい鈍角に形成され、角度θは、好 ましくは、100°〜135°である。回転軸1そのものには円弧部11が形成 され、さらに下壁13の直径rは回転軸1の直径Rより小さくなるように形成す ることができる。
【0014】
【実施例3】 図6は本考案の実施例3における断面図で、係止溝12の下壁13は係止溝1 2の底部に連接された水平面131を含む。水平面131と回転軸1の中心線と は垂直または垂直に近似するように形成される。このほか、係止溝12の下壁1 3には回転軸1の中心線と垂直にはならない斜面132が形成される。斜面13 2と回転軸1の外周10との角度θ2は90°より大きな鈍角に形成され、角度 θ2は、好ましくは、100°〜135°である。さらに、係止溝12の上壁1 4も係止溝12の底部に連接された水平面141を含む。水平面141と回転軸 1の中心線とは垂直または垂直に近似するように形成される。係止溝12の上壁 14にはこの他に回転軸1の中心線と垂直にはならない斜面142が形成される 。斜面142と回転軸1の外周10との角度θ1は90°より大きい鈍角に形成 され、角度θ1は、好ましくは、100°〜135°である。回転軸1そのもの にも円弧部11が形成される。
【0015】
【実施例4】 図7は本考案の実施例4における断面図で、係止溝12の環状溝には下壁13 および上壁14が形成される。下壁13および上壁14と回転軸1の外周10と の接触部分には円弧面取り角15が形成される。さらに、回転軸1そのものにも 円弧部11が形成される。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、回転軸に凹設された係止溝に下壁が形成され、下壁は回転軸 の中心線と垂直または垂直に近似した水平面に形成されるため、係止部材が係止 溝に係止された時、下壁に係止部材が当接することによって係止部材が脱出する のを防止することができる。さらに、上壁と回転軸の外周が形成した角度は鈍角 または円弧面取り角に形成されることができると共に、下壁と回転軸の外周とが 形成する角度は鈍角または円弧面取り角に形成されたり、或いは下壁の直径を回 転軸の直径より小さくなるように形成したりすることができる。それにより、軸 受を回転軸の端面に嵌入したり、抜き取ったりする時、或いは回転軸を軸受の組 立軸孔に嵌入したり、抜き取ったりする時、軸受の組立軸孔の周壁を傷付ける問 題を最小限に抑えることができるため、モーターの回転寿命を延ばすことができ るという利点がある。
【0017】 本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実 施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施形態は例示的な ものであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の構造における分解斜視図である。
【図2】 従来の構造における組立てられた状態の断面
図である。
【図3】 本考案の実施例1における斜視図である。
【図4】 本考案の実施例1における断面図である。
【図5】 本考案の実施例2における断面図である。
【図6】 本考案の実施例3における断面図である。
【図7】 本考案の実施例4における断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 10 外周 11 円弧部 12 係
止溝 13 下壁 131 水
平面 132 斜面 14
上壁 141 水平面 142
斜面 15 円弧面取り角 2 軸
座 3 係止部材 R 回転軸の直径 r 下壁
の直径

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(1)の一端はローターの軸座
    (2)に固設され、他端には円弧部(11)が形成され
    ると共に、上記他端に位置される回転軸(1)には係止
    溝(12)が凹設され、上記係止溝(12)からなる環
    状溝には下壁(13)および上壁(14)が形成される
    ローターの回転軸の構造において、上記上壁(14)に
    は斜面(142)が形成されて回転軸(1)の外周とは
    鈍角になるように形成されることを特徴とするローター
    の回転軸の構造。
  2. 【請求項2】 上記上壁(14)の斜面(142)と回
    転軸(1)の外周(10)が形成した鈍角は100°〜
    130°であることを特徴とする請求項1記載のロータ
    ーの回転軸の構造。
  3. 【請求項3】 上記下壁(13)には斜面(132)が
    形成されて回転軸(1)の外周とは鈍角になるように形
    成されることを特徴とする請求項1記載のローターの回
    転軸の構造。
  4. 【請求項4】 上記下壁(13)の斜面(132)と回
    転軸(1)の外周(10)とが形成する鈍角は100°
    〜130°であることを特徴とする請求項3記載のロー
    ターの回転軸の構造。
  5. 【請求項5】 上記回転軸(1)の下壁(13)におけ
    る直径は回転軸(1)の直径より小さくなるように形成
    されることを特徴とする請求項1記載のローターの回転
    軸の構造。
  6. 【請求項6】 上記下壁(13)と回転軸(1)の外周
    (10)とは円弧面取り角(15)になるように形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載のローターの回転軸
    の構造。
  7. 【請求項7】 回転軸(1)一端はローターの軸座
    (2)に固設され、他端には円弧部(11)が形成され
    ると共に、上記他端に位置される回転軸(1)には係止
    溝(12)が凹設され、上記係止溝(12)からなる環
    状溝には下壁(13)および上壁(14)が形成される
    ローターの回転軸の構造において、上記上壁(14)に
    は斜面(142)が形成されて回転軸(1)の外周とは
    円弧面取り角になるように形成されることを特徴とする
    ローターの回転軸の構造。
  8. 【請求項8】 上記下壁(13)には斜面(132)が
    形成されて回転軸(1)の外周とは鈍角になるように形
    成されることを特徴とする請求項7記載のローターの回
    転軸の構造。
  9. 【請求項9】 上記下壁(13)の斜面(132)と回
    転軸(1)の外周(10)が形成した鈍角は100°〜
    130°であることを特徴とする請求項8記載のロータ
    ーの回転軸の構造。
  10. 【請求項10】 上記回転軸(1)の下壁(13)にお
    ける直径は回転軸(1)の直径より小さくなるように形
    成されることを特徴とする請求項7記載のローターの回
    転軸の構造。
  11. 【請求項11】 上記下壁(13)と回転軸(1)の外
    周(10)とは円弧面取り角(15)になるように形成
    されることを特徴とする請求項7記載のローターの回転
    軸の構造。
JP2002001975U 2002-04-09 2002-04-09 ローターの回転軸の構造 Expired - Lifetime JP3089177U (ja)

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