JP3089034U - 温室用基礎 - Google Patents

温室用基礎

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greenhouse
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concrete
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輝生 嶋根
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GREEN TEC CO., LTD.
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】低コストでかつ簡単構造でありながら、鉛直荷
重・水平荷重のみならず、引きぬき荷重に対しても十分
な抵抗能力を有する温室用基礎を提供する。 【解決手段】地中に垂直に掘削した掘削孔4と、該掘削
孔内に軸線を垂直方向に向けて装入した一定長さの筒状
体1と、該筒状体内および筒状体外周面と掘削孔壁面間
に充填されたコンクリート或いはモルタル等の固結材6
と、筒状体上端に突出させたアンカー3とからなる。
これにより温室用基礎として、低コストでかつ簡単構造
でありながら、鉛直荷重・水平荷重のみならず、垂直方
向の引き抜き荷重に対する抵抗力を増し、施工が簡単で
工期を短縮でき、さらに温室内における基礎部分の施工
面積が狭く温室栽培を容易にし、しかもコンクリート材
など農耕地質とは異質の材料の使用量を最小限に抑える
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は温室用基礎に関し、低コストでかつ簡単構造でありながら、鉛直荷重 ・水平荷重のみならず、埋設土中における当該基礎周辺部との摩擦力を増すこと により垂直方向における十分な引きぬき荷重に対する抵抗能力を有する温室用基 礎を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
温室は、十分な日照を取り入れる必要上から平屋建てであり、しかも軽量であ ることから例えばパイプハウスなどのような軽微なものではプレキャストコンク リートを埋め込むものが多い。 また大型の温室にあってはフーチング基礎と呼 ばれる基礎構造とするものが多い。
【0003】 また温室は一般建築物に比して著しく軽量であるために、台風や突風による大 きな吹き上げ力の煽りをうけて基礎が垂直方向の引き抜き荷重を受けることが多 い。 そこで多くの場合には図2に具体例を示したように、地中部分に対し、温 室の柱脚部14より遥かに経大な掘削孔11を掘削するとともに、該掘削孔11 内底部に砕石等12を敷設させて、その上にコンクリートブロックからなる基礎 13が埋設され、該基礎13にアンカーボルトなどを取りつけて、これに前記柱 脚部14を取り付けるようにしたものや、あるいは図3にあらわしたように、基 礎13の経を比較的小さくするかわりに掘削孔11の深さを深くし、さらには基 礎13の下部13aを経大にして引きぬき抵抗を増すようにしたものが多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのものは、その何れの場合においても工数や材料費、さ らには工期が嵩み、また将来の温室撤去後における栽培の障害となるほか、コン クリート材など農耕地質とは異質の材料を大量に用いるために好ましくはない。 またそればかりではなく、強風に対する引き抜き抵抗に関しては、主に基礎の 自重と、これを覆う上部土の重量等によって対応する構造を執るものが殆どであ り、必然的に基礎体そのものを大掛かりな構造にせざるを得ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、上記した課題を解決し、低コストでかつ簡単構造でありなが ら、鉛直荷重・水平荷重のみならず、十分な引きぬき荷重に対する抵抗能力を有 する温室用基礎を開発したものであって、具体的には、請求項1の考案は、一定 の長さを有する筒状体と、該筒状体内に充填固化された固結材と、上記筒状体の 一端に突出させたアンカーとからなる温室用基礎に関する。
【0006】 また請求項2の考案は、地中にアースオーガー機械を用いて垂直に掘削した掘 削孔と、該掘削孔内に軸線を垂直方向に向けて装入した一定長さの筒状体と、該 筒状体内および筒状体外周面と掘削孔壁面間に充填された固結材と、筒状体上端 に突出させたアンカーとからなる温室用基礎に関する。
【0007】 さらに請求項3の考案は、筒状体が鋼管または塩ビ管であるところの請求項1 又は2に記載の温室用基礎に関する。 さらに請求項4の考案は、筒状体の地中 に埋設した部分の深さが、筒状体直径の少なくとも3倍以上7倍以内であるとこ ろの請求項1〜3に記載の温室用基礎に関する。 さらに請求項5の考案は、筒 状体内に充填された固結材がコンクリートであるところの請求項1〜4に記載の 温室用基礎に関する。
【0008】 さらに請求項6の考案は、筒状体外周面と掘削孔壁面間に充填された固結材が コンクリート又はモルタルであるところの請求項1〜4に記載の温室用基礎に関 する。
【0009】 上記した構成において、請求項1の考案にあっては、地中に埋設した筒状の基 礎にアンカーを介して温室の柱脚部を取りつける。 また請求項2の考案にあっ ては、地中に一定深さの掘削孔を掘削するとともに、孔底に砕石等を敷設し、そ の上に筒状体を、軸線を垂直方向に向けて設置し、さらに該筒状体内に生コンク リート等の固結材を充填するとともに、筒状体外周面と掘削孔壁面間にも生コン クリートやモルタル等の固結材を充填して、それぞれ一定時間放置して固結化さ せる。 さらに、固化した筒状体の上端に突出したアンカーボルトに鉄製の柱脚 部を取りつけて固定させる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下において本考案の具体的な内容を図1にあらわした実施例をもとに説明す ると、図において1は筒状体、2は筒状体1内に充填固化された固結材、6は筒 状体1の外周面と掘削孔4の孔壁面との間に充填された固結材をあらわす。 筒 状体1は、望ましくは外径:210mm〜320mm(外径)で、地中部埋設深 さは筒状体1の直径の少なくとも3倍以上7倍以内とする。 また将来のリサイ クル環境のことを考慮すると、このほかにも例えばクラッシャー機械等にかけて 潰すことにより、内部のコンクリートを取り出して再製しやすくするという観点 からみれば塩化ビニル(塩ビ)製の管状体であってもよい。
【0011】 また筒状体1内に充填される固結材2としては、筒状体1との集合で重量を増 すことと、施工が簡単で低コストであること、さらに比較的短時間で固まりやす いこと、等の条件を満たすものであれば格別種類は問わないが、一般的にはコン クリート材の使用が好ましい。
【0012】 さらに筒状体1の外周面と掘削孔4の孔壁面との間に充填される固結材6とし ては、上記した固結材2と同種のもののほかに、同じく安価で短時間で固まりや すく、施工が容易であること等のほか、特に掘削した掘削孔4の孔壁面との馴染 み性に優れ、しかも筒状体1の引き抜き抵抗を十分に発揮できるものであればよ く、そのような材料としては、前記したコンクリートのほかにモルタルの使用が 好ましい。
【0013】 つぎに、上記した温室用基礎の施工手順について説明すると、請求項1の考案 にあっては、筒状の基礎を、軸線を垂直方向に向けて地中に埋設固定させるとと もに、筒状体1の地上に突出した地表面付近の外周面に防錆処理を施した後、そ の上端部分に有するアンカーボルト3に温室の柱脚部7を取りつける。 なお上 記した防錆処理とアンカーボルト3の取り付けとは、何れが先であってもよい。
【0014】 また請求項2の考案にあっては、アースオーガー掘削機により地中に一定深さ の掘削孔4を掘削するとともに、孔底に砕石等5を敷設し、その上に筒状体1を 、軸線を垂直方向に向けて設置し、さらに該筒状体1内に生コンクリート等の固 結材2を充填するとともに、筒状体1の外周面と掘削孔4の孔壁面間にも生コン クリートやモルタル等の固結材6を充填して、それぞれ一定時間放置して固結化 させることにより周辺土との一体化を図ることで、埋設土中における当該筒状体 1による基礎周辺部との摩擦力を増すことにより垂直方向における十分な引きぬ き荷重に対する抵抗能力を保持させ、さらに固化した筒状体1の上部にあって、 地上に突出したアンカーボルト3に鉄骨製の柱脚部7を取りつけて固定させる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上記した通り、温室用基礎として、一定の長さを有する鋼管等の筒状 体と、該筒状体内に充填固化されたコンクリート等の固結材と、上記筒状体の一 端に突出させたアンカーボルトとからなるものである。 基礎の完成後は、地中 に垂直に掘削した掘削孔と、該掘削孔内に軸線を垂直方向に向けて装入した一定 長さの筒状体と、該筒状体内および筒状体外周面と掘削孔壁面間に充填されたコ ンクリート或いはモルタル等の固結材と、筒状体上端に突出させたアンカーボル トとからなるものである。 したがって温室用基礎として、低コストでかつ簡単 構造でありながら、鉛直荷重・水平荷重のみならず、強風による浮き上がり力に 対しても、基礎周辺部の摩擦力を増すことができ、十分な垂直方向への引きぬき 抵抗能力を有する。
【0016】 また施工が簡単で、しかも工期を短縮できるとともに、温室内における基礎部 分の施工面積が狭いために温室栽培を有効におこなうことができる。 またコン クリート材など農耕地質とは異質の材料の使用量を最小限に抑えることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である温室用基礎の要部を拡
大してあらわした縦断面図。
【図2】従来の温室用基礎の一例をあらわした要部拡大
縦断面図。
【図3】従来の温室用基礎の別の例をあらわした要部拡
大縦断面図。
【符号の説明】
1 筒状体 2 固結材 3 アンカーボルト 4 掘削孔 5 砕石等 6 固結材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の長さを有する筒状体と、該筒状体内
    に充填固化された固結材と、上記筒状体の一端に突出さ
    せたアンカーとからなる温室用基礎。
  2. 【請求項2】地中にアースオーガー機械を用いて垂直に
    掘削した掘削孔と、該掘削孔内に軸線を垂直方向に向け
    て装入した一定長さの筒状体と、該筒状体内および筒状
    体外周面と掘削孔壁面間に充填された固結材と、筒状体
    上端に突出させたアンカーとからなる温室用基礎。
  3. 【請求項3】筒状体が鋼管または塩ビ管であるところの
    請求項1又は2に記載の温室用基礎。
  4. 【請求項4】筒状体の地中に埋設した部分の深さが、筒
    状体直径の少なくとも3倍以上7倍以内であるところの
    請求項1〜3に記載の温室用基礎。
  5. 【請求項5】筒状体内に充填された固結材がコンクリー
    トであるところの請求項1〜4に記載の温室用基礎。
  6. 【請求項6】筒状体外周面と掘削孔壁面間に充填された
    固結材がコンクリート又はモルタルであるところの請求
    項1〜4に記載の温室用基礎。
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