JP3088810B2 - 排ガス乾式処理装置 - Google Patents
排ガス乾式処理装置Info
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- JP3088810B2 JP3088810B2 JP03329969A JP32996991A JP3088810B2 JP 3088810 B2 JP3088810 B2 JP 3088810B2 JP 03329969 A JP03329969 A JP 03329969A JP 32996991 A JP32996991 A JP 32996991A JP 3088810 B2 JP3088810 B2 JP 3088810B2
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- duct
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば都市ゴミ焼却設
備等に適用され、とりわけ排ガス中に含まれているＨＣ
Ｌ，ＳＯｘ，ＨＦ等の酸性ガス成分を取除く際に用いら
れる排ガス乾式処理装置の改良に関する。
備等に適用され、とりわけ排ガス中に含まれているＨＣ
Ｌ，ＳＯｘ，ＨＦ等の酸性ガス成分を取除く際に用いら
れる排ガス乾式処理装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の排ガス乾式処理装置とし
ては、例えば図３に示したものが知られている（特公昭
６２−２５４０６号の第９図参照）。当該排ガス乾式処
理装置１００は、酸性ガス成分を含んだ排ガス流Ａが通
流される排ガスダクト１０１と、これの外周に設けられ
た円周マニホールド１０２と、これの内部で排ガスダク
ト１０１の円周に均等に配設された多数の孔１０３と、
円周マニホールド１０２に連通されて処理剤を含んだ処
理剤輸送空気流Ｂを供給する処理剤輸送空気配管１０４
と、から構成されている。而して、この様なものは、処
理剤輸送空気流Ｂが処理剤輸送空気配管１０４、円周マ
ニホールド１０２を経て孔１０３から排ガスダクト１０
１の半径方向に供給される。処理剤輸送空気流Ｂの流速
は、排ガス流Ａの流速よりも大きくしてある。ところ
が、この様なものは、ただ単に排ガスダクトの円周より
半径方向に処理剤を含んだ処理剤輸送空気流を吹込むだ
けであるので、酸性ガス成分と処理剤を充分且つ均一に
反応させる事ができず、排ガス中の酸性ガス成分を大幅
に減少する事ができなかった。
ては、例えば図３に示したものが知られている（特公昭
６２−２５４０６号の第９図参照）。当該排ガス乾式処
理装置１００は、酸性ガス成分を含んだ排ガス流Ａが通
流される排ガスダクト１０１と、これの外周に設けられ
た円周マニホールド１０２と、これの内部で排ガスダク
ト１０１の円周に均等に配設された多数の孔１０３と、
円周マニホールド１０２に連通されて処理剤を含んだ処
理剤輸送空気流Ｂを供給する処理剤輸送空気配管１０４
と、から構成されている。而して、この様なものは、処
理剤輸送空気流Ｂが処理剤輸送空気配管１０４、円周マ
ニホールド１０２を経て孔１０３から排ガスダクト１０
１の半径方向に供給される。処理剤輸送空気流Ｂの流速
は、排ガス流Ａの流速よりも大きくしてある。ところ
が、この様なものは、ただ単に排ガスダクトの円周より
半径方向に処理剤を含んだ処理剤輸送空気流を吹込むだ
けであるので、酸性ガス成分と処理剤を充分且つ均一に
反応させる事ができず、排ガス中の酸性ガス成分を大幅
に減少する事ができなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の問題
点に鑑み、これを解決する為に創案されたもので、その
目的とする処は、排ガス中の酸性ガス成分を大幅に減少
できる排ガス乾式処理装置を提供するにある。
点に鑑み、これを解決する為に創案されたもので、その
目的とする処は、排ガス中の酸性ガス成分を大幅に減少
できる排ガス乾式処理装置を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の排ガス乾式処理
装置は、基本的には、酸性ガス成分を含んだ排ガス流が
通流される排ガスダクトと、排ガスダクトの曲部に設け
られて排ガス流の下流側に向けて処理剤を含んだ処理剤
輸送空気流を供給する処理剤輸送空気配管と、処理剤輸
送空気配管から下流側にダクト径の２倍以上の距離だけ
離間した排ガスダクト内に設けられて処理剤輸送空気流
が供給された排ガス流を加速して酸性ガス成分と処理剤
の化学反応を促進する反応促進体と、から構成した事に
特徴が存する。
装置は、基本的には、酸性ガス成分を含んだ排ガス流が
通流される排ガスダクトと、排ガスダクトの曲部に設け
られて排ガス流の下流側に向けて処理剤を含んだ処理剤
輸送空気流を供給する処理剤輸送空気配管と、処理剤輸
送空気配管から下流側にダクト径の２倍以上の距離だけ
離間した排ガスダクト内に設けられて処理剤輸送空気流
が供給された排ガス流を加速して酸性ガス成分と処理剤
の化学反応を促進する反応促進体と、から構成した事に
特徴が存する。
【０００５】
【作用】酸性ガス成分を含んだ排ガス流は、排ガスダク
ト内に通流され、曲部に達すると、乱れが生じる。処理
剤を含んだ処理剤輸送空気流は、処理剤輸送空気配管か
ら供給され、酸性ガス成分を含んだ排ガス流に混入され
る。この時、処理剤輸送空気流は、乱れが生じた排ガス
流に供給されると共に、下流側に向けて供給されるの
で、良好に混入される。排ガス流に処理剤輸送空気流が
供給されると、排ガス流中の酸性ガス成分と処理剤輸送
空気流中の処理剤が化学反応して酸性ガス成分がある程
度除去される。処理剤輸送空気流が供給された排ガス流
は、処理剤輸送空気配管から下流側に離間した排ガスダ
クト内に設けられた反応促進体に依り加速されて酸性ガ
ス成分と処理剤との化学反応が促進され、酸性ガス成分
が更に除去される。
ト内に通流され、曲部に達すると、乱れが生じる。処理
剤を含んだ処理剤輸送空気流は、処理剤輸送空気配管か
ら供給され、酸性ガス成分を含んだ排ガス流に混入され
る。この時、処理剤輸送空気流は、乱れが生じた排ガス
流に供給されると共に、下流側に向けて供給されるの
で、良好に混入される。排ガス流に処理剤輸送空気流が
供給されると、排ガス流中の酸性ガス成分と処理剤輸送
空気流中の処理剤が化学反応して酸性ガス成分がある程
度除去される。処理剤輸送空気流が供給された排ガス流
は、処理剤輸送空気配管から下流側に離間した排ガスダ
クト内に設けられた反応促進体に依り加速されて酸性ガ
ス成分と処理剤との化学反応が促進され、酸性ガス成分
が更に除去される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図１は、本発明の排ガス乾式処理装置の実施例
を示す概略図。図２は、本発明の排ガス乾式処理装置を
都市ゴミ焼却設備に適用した実施例を示す概略図であ
る。排ガス乾式処理装置１は、排ガスダクト２、処理剤
輸送空気配管３、反応促進体４とからその主要部が構成
されている。排ガスダクト２は、酸性ガス成分を含んだ
排ガス流Ａが通流されるもので、この例では、断面形状
が円形又は多角形にしてあり、少なくとも一つの曲部５
を備えている。曲部５の曲がり角度は、９０°にしてあ
る。排ガス流Ａは、ＨＣＬ，ＳＯｘ，ＨＦ等の酸性ガス
成分を含んでいる。処理剤輸送空気配管３は、排ガスダ
クト２の曲部５に設けられて下流側に向けて処理剤を含
んだ処理剤輸送空気流Ｂを供給するもので、この例で
は、排ガスダクト２の曲部５の一つに着脱可能に設けら
れて居り、吹出口が排ガスダクト２内に連通されて水平
又は真下又は斜め下に、好ましくは下流側の中心部に向
けられている。処理剤は、排ガス流Ａの酸性ガス成分と
の反応上必要な量以上の粉末状又は顆粒状の消石灰にし
ている。処理剤輸送空気流Ｂは、消石灰を輸送できる空
気量及び空気流速を有している。この部分を処理剤注入
ゾーンＣと呼ぶ事にする。処理剤輸送空気配管３の上流
には、図略しているが、消石灰を貯溜して置く貯留槽、
一定量の消石灰を供給する定量フィーダ及び輸送空気用
ファンが設けられている。反応促進体４は、処理剤輸送
空気配管３から下流側に離間した排ガスダクト２内に設
けられて処理剤輸送空気流Ｂが供給された排ガス流Ａを
加速して酸性ガス成分と処理剤との化学反応を促進する
もので、この例では、両錐体形状を呈し、処理剤輸送空
気配管３から下流側にダクト径Ｒの２倍以上の距離Ｌ
（Ｌ≧２×Ｒ）だけ離間してあり、排ガスダクト２の中
心部に複数個の取付金具６に依り固定してある。反応促
進体４は、排ガスダクト２の断面形状が円形の場合には
両円錐形状に、四角形の場合には両四角錐形状に、四角
形で長方形の場合には両三角柱形状にする事が好まし
い。この部分を反応促進ゾーンＤと呼ぶ事にする。図２
に於て、例えば都市ゴミを焼却させる場合、処理剤注入
ゾーンＣの上流には、排ガス流Ａの熱エネルギーを回収
する廃熱ボイラ等、温度を下げるのに水噴射装置等、酸
性ガス成分の除去が非常に厳しい場合に設ける消石灰ス
ラリ吹込反応塔７等が一つ又は二つ以上組合わせて設け
られている。反応促進ゾーンＤの下流には、排ガス流Ａ
に含まれている煤塵、処理剤である消石灰と酸性ガス成
分が反応して生成された反応物及び一部の未反応の消石
灰を除去する装置として電気集塵機又はバグフィルタ８
等が設けられている。バグフィルタ８の下流側には、誘
引ファン９、煙突１０が設けられている。次に、この様
な構成に基づいて作用を述解する。ＨＣＬ，ＳＯｘ，Ｈ
Ｆ等の酸性ガス成分を含んだ排ガス流Ａは、排ガスダク
ト２内に通流され、曲部５に達すると、乱れが生じる。
処理剤である消石灰を含む処理剤輸送空気流Ｂは、処理
剤注入ゾーンＣで、処理剤輸送空気配管３から下流側の
中心部に向けて、排ガス流Ａの流速を１とした場合、流
速が１以上になる様に注入される。処理剤輸送空気流Ｂ
は、排ガス流Ａに乱れを生じる排ガスダクト２の曲部５
で、下流側に向けて、排ガスＡの流速より大きい速度で
吹出すので、抵抗なく吹出せると共に、処理剤が排ガス
ダクト２内で滞留される事がなく、排ガス流Ａに良く混
入されて処理剤を含む排ガス流となる。処理剤注入ゾー
ンＣから反応促進ゾーンＤ迄の間では、ＨＣＬ，ＳＯ
ｘ，ＨＦ等の酸性ガス成分と処理剤である消石灰とが次
の化学反応式の様に反応し、酸性ガス成分がある程度低
減される。 Ｃａ（ＯＨ）2 ＋２ＨＣＬ → ＣａＣＬ2 ＋２Ｈ2 Ｏ Ｃａ（ＯＨ）2 ＋ＳＯ2 ＋１／２Ｏ2 → ＣａＳＯ4 ＋Ｈ2 Ｏ Ｃａ（ＯＨ）2 ＋２ＨＦ → ＣａＦ2 ＋２Ｈ2 Ｏ そして、処理剤を含んだ排ガス流は、反応促進ゾーンＤ
に移行する。反応促進ゾーンＤは、処理剤注入ゾーンＣ
から距離Ｌだけ離れているので、その間で拡散された処
理剤を含んだ排ガス流は、反応促進体４に依り通過断面
積が狭められた所で最大流速となり、排ガス流Ａの流速
を１とした場合、１．２以上にされる。処理剤を含む排
ガス流は、反応促進体４に依ってこれの前半部、最大流
速付近及び反応促進体４の直後近辺に於て、衝突現象が
起こって非常に大きな乱れが生じ、この為に反応促進ゾ
ーンＤ以降でもその効果が持続する。酸性ガス成分と処
理剤である消石灰とは、反応促進体４に依って更に充分
且つ均一に反応されて排ガス中のＨＣＬ，ＳＯｘ，ＨＦ
等の酸性ガス成分が大幅に減少されると共に、処理剤で
ある消石灰の注入量を極力少なくできる。反応促進ゾー
ンＤの下流側にある煤塵、反応物及び未反応の消石灰を
除去する装置として、バグフィルタ８を設ける場合に
は、バグフィルタ８の圧力損失の上昇を押えると共に、
フィルタの洗浄周期を広げ、然もフィルタに堆積した未
反応の消石灰に依り酸性ガス成分を一層低減できる様
に、消石灰粉末と共に反応助剤を処理剤輸送空気流Ｂに
含ませて処理剤輸送空気配管３から注入する事もでき
る。消石灰粉末と共に活性炭等の吸着剤を処理剤輸送空
気流Ｂに含ませて処理剤輸送空気配管３から注入する事
に依り、排ガス流Ａに極く微量含まれているダイオキシ
ンや水銀等を更に低減する事もできる。
明する。図１は、本発明の排ガス乾式処理装置の実施例
を示す概略図。図２は、本発明の排ガス乾式処理装置を
都市ゴミ焼却設備に適用した実施例を示す概略図であ
る。排ガス乾式処理装置１は、排ガスダクト２、処理剤
輸送空気配管３、反応促進体４とからその主要部が構成
されている。排ガスダクト２は、酸性ガス成分を含んだ
排ガス流Ａが通流されるもので、この例では、断面形状
が円形又は多角形にしてあり、少なくとも一つの曲部５
を備えている。曲部５の曲がり角度は、９０°にしてあ
る。排ガス流Ａは、ＨＣＬ，ＳＯｘ，ＨＦ等の酸性ガス
成分を含んでいる。処理剤輸送空気配管３は、排ガスダ
クト２の曲部５に設けられて下流側に向けて処理剤を含
んだ処理剤輸送空気流Ｂを供給するもので、この例で
は、排ガスダクト２の曲部５の一つに着脱可能に設けら
れて居り、吹出口が排ガスダクト２内に連通されて水平
又は真下又は斜め下に、好ましくは下流側の中心部に向
けられている。処理剤は、排ガス流Ａの酸性ガス成分と
の反応上必要な量以上の粉末状又は顆粒状の消石灰にし
ている。処理剤輸送空気流Ｂは、消石灰を輸送できる空
気量及び空気流速を有している。この部分を処理剤注入
ゾーンＣと呼ぶ事にする。処理剤輸送空気配管３の上流
には、図略しているが、消石灰を貯溜して置く貯留槽、
一定量の消石灰を供給する定量フィーダ及び輸送空気用
ファンが設けられている。反応促進体４は、処理剤輸送
空気配管３から下流側に離間した排ガスダクト２内に設
けられて処理剤輸送空気流Ｂが供給された排ガス流Ａを
加速して酸性ガス成分と処理剤との化学反応を促進する
もので、この例では、両錐体形状を呈し、処理剤輸送空
気配管３から下流側にダクト径Ｒの２倍以上の距離Ｌ
（Ｌ≧２×Ｒ）だけ離間してあり、排ガスダクト２の中
心部に複数個の取付金具６に依り固定してある。反応促
進体４は、排ガスダクト２の断面形状が円形の場合には
両円錐形状に、四角形の場合には両四角錐形状に、四角
形で長方形の場合には両三角柱形状にする事が好まし
い。この部分を反応促進ゾーンＤと呼ぶ事にする。図２
に於て、例えば都市ゴミを焼却させる場合、処理剤注入
ゾーンＣの上流には、排ガス流Ａの熱エネルギーを回収
する廃熱ボイラ等、温度を下げるのに水噴射装置等、酸
性ガス成分の除去が非常に厳しい場合に設ける消石灰ス
ラリ吹込反応塔７等が一つ又は二つ以上組合わせて設け
られている。反応促進ゾーンＤの下流には、排ガス流Ａ
に含まれている煤塵、処理剤である消石灰と酸性ガス成
分が反応して生成された反応物及び一部の未反応の消石
灰を除去する装置として電気集塵機又はバグフィルタ８
等が設けられている。バグフィルタ８の下流側には、誘
引ファン９、煙突１０が設けられている。次に、この様
な構成に基づいて作用を述解する。ＨＣＬ，ＳＯｘ，Ｈ
Ｆ等の酸性ガス成分を含んだ排ガス流Ａは、排ガスダク
ト２内に通流され、曲部５に達すると、乱れが生じる。
処理剤である消石灰を含む処理剤輸送空気流Ｂは、処理
剤注入ゾーンＣで、処理剤輸送空気配管３から下流側の
中心部に向けて、排ガス流Ａの流速を１とした場合、流
速が１以上になる様に注入される。処理剤輸送空気流Ｂ
は、排ガス流Ａに乱れを生じる排ガスダクト２の曲部５
で、下流側に向けて、排ガスＡの流速より大きい速度で
吹出すので、抵抗なく吹出せると共に、処理剤が排ガス
ダクト２内で滞留される事がなく、排ガス流Ａに良く混
入されて処理剤を含む排ガス流となる。処理剤注入ゾー
ンＣから反応促進ゾーンＤ迄の間では、ＨＣＬ，ＳＯ
ｘ，ＨＦ等の酸性ガス成分と処理剤である消石灰とが次
の化学反応式の様に反応し、酸性ガス成分がある程度低
減される。 Ｃａ（ＯＨ）2 ＋２ＨＣＬ → ＣａＣＬ2 ＋２Ｈ2 Ｏ Ｃａ（ＯＨ）2 ＋ＳＯ2 ＋１／２Ｏ2 → ＣａＳＯ4 ＋Ｈ2 Ｏ Ｃａ（ＯＨ）2 ＋２ＨＦ → ＣａＦ2 ＋２Ｈ2 Ｏ そして、処理剤を含んだ排ガス流は、反応促進ゾーンＤ
に移行する。反応促進ゾーンＤは、処理剤注入ゾーンＣ
から距離Ｌだけ離れているので、その間で拡散された処
理剤を含んだ排ガス流は、反応促進体４に依り通過断面
積が狭められた所で最大流速となり、排ガス流Ａの流速
を１とした場合、１．２以上にされる。処理剤を含む排
ガス流は、反応促進体４に依ってこれの前半部、最大流
速付近及び反応促進体４の直後近辺に於て、衝突現象が
起こって非常に大きな乱れが生じ、この為に反応促進ゾ
ーンＤ以降でもその効果が持続する。酸性ガス成分と処
理剤である消石灰とは、反応促進体４に依って更に充分
且つ均一に反応されて排ガス中のＨＣＬ，ＳＯｘ，ＨＦ
等の酸性ガス成分が大幅に減少されると共に、処理剤で
ある消石灰の注入量を極力少なくできる。反応促進ゾー
ンＤの下流側にある煤塵、反応物及び未反応の消石灰を
除去する装置として、バグフィルタ８を設ける場合に
は、バグフィルタ８の圧力損失の上昇を押えると共に、
フィルタの洗浄周期を広げ、然もフィルタに堆積した未
反応の消石灰に依り酸性ガス成分を一層低減できる様
に、消石灰粉末と共に反応助剤を処理剤輸送空気流Ｂに
含ませて処理剤輸送空気配管３から注入する事もでき
る。消石灰粉末と共に活性炭等の吸着剤を処理剤輸送空
気流Ｂに含ませて処理剤輸送空気配管３から注入する事
に依り、排ガス流Ａに極く微量含まれているダイオキシ
ンや水銀等を更に低減する事もできる。
【０００７】尚、反応促進体４は、先の実施例では、両
錐体形状のものであったが、これに限らず、例えば、ベ
ンチュリ形状のものでも良い。曲部５の曲がり角度は、
先の実施例では、９０°であったが、これに限らず、例
えば４５°でも良い。
錐体形状のものであったが、これに限らず、例えば、ベ
ンチュリ形状のものでも良い。曲部５の曲がり角度は、
先の実施例では、９０°であったが、これに限らず、例
えば４５°でも良い。
【０００８】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 （１） 排ガス抱くと、処理剤輸送空気配管、反応促進
体とで構成し、とりわけ排ガスダクトの曲部に下流側に
向けて処理剤輸送空気配管を設けると共に、ここから下
流側に離間して反応促進体を設けたので、排ガス中の酸
性排ガス成分を大幅に減少できる。 （２） 処理剤輸送空気配管と反応促進体とをダクト径
の２倍以上の距離だけ離間させた場合は、処理剤を含む
排ガス流が充分に拡散されて酸性ガス成分と処理剤との
化学反応を行なう余裕が与えられ、排ガス中の酸性ガス
成分がより一層大幅に減少できる。 （３） 排ガス流に乱れが生じる排ガスダクトの曲部を
利用してここに処理剤輸送空気配管を設けて下流側に向
けて処理剤輸送空気流を供給する様にしたので、排ガス
流に処理剤輸送空気流を良好に混入する事ができる。 （４） 乱れが生じた排ガス流に処理剤を含んだ処理剤
輸送空気流を供給して酸性ガス成分と処理剤を反応させ
る事に依り酸性ガス成分をある程度除去すると共に、処
理剤を含んだ排ガス流を加速させて大きな乱れを生じさ
せる事に依り酸性ガス成分と処理剤との反応を促進させ
て酸性ガス成分を更に除去する様にしたので、処理剤の
注入量を極力少なくする事ができる。
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 （１） 排ガス抱くと、処理剤輸送空気配管、反応促進
体とで構成し、とりわけ排ガスダクトの曲部に下流側に
向けて処理剤輸送空気配管を設けると共に、ここから下
流側に離間して反応促進体を設けたので、排ガス中の酸
性排ガス成分を大幅に減少できる。 （２） 処理剤輸送空気配管と反応促進体とをダクト径
の２倍以上の距離だけ離間させた場合は、処理剤を含む
排ガス流が充分に拡散されて酸性ガス成分と処理剤との
化学反応を行なう余裕が与えられ、排ガス中の酸性ガス
成分がより一層大幅に減少できる。 （３） 排ガス流に乱れが生じる排ガスダクトの曲部を
利用してここに処理剤輸送空気配管を設けて下流側に向
けて処理剤輸送空気流を供給する様にしたので、排ガス
流に処理剤輸送空気流を良好に混入する事ができる。 （４） 乱れが生じた排ガス流に処理剤を含んだ処理剤
輸送空気流を供給して酸性ガス成分と処理剤を反応させ
る事に依り酸性ガス成分をある程度除去すると共に、処
理剤を含んだ排ガス流を加速させて大きな乱れを生じさ
せる事に依り酸性ガス成分と処理剤との反応を促進させ
て酸性ガス成分を更に除去する様にしたので、処理剤の
注入量を極力少なくする事ができる。
【図１】本発明の排ガス乾式処理装置の実施例を示す概
略図。
略図。
【図２】本発明の排ガス乾式処理装置を都市ゴミ焼却設
備に適用した実施例示す概略図。
備に適用した実施例示す概略図。
【図３】従来の排ガス乾式処理装置を示す概略図。
１ 排ガス乾式処理装置 ２ 排ガスダクト ３ 処理剤輸送空気配管 ４ 反応促進体 ５ 曲部 Ａ 排ガス流 Ｂ 処理剤輸送空気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西垣 正秀 大阪府大阪市北区堂島浜１丁目３番23号 株式会社タクマ内 (56)参考文献 特開 昭62−210035（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−79835（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−103121（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01D 53/40 B01D 53/34
Claims (1)
- 【請求項１】 酸性ガス成分を含んだ排ガス流が通流さ
れる排ガスダクトと、排ガスダクトの曲部に設けられて
排ガス流の下流側に向けて処理剤を含んだ処理剤輸送空
気流を供給する処理剤輸送空気配管と、処理剤輸送空気
配管から下流側にダクト径の２倍以上の距離だけ離間し
た排ガスダクト内に設けられて処理剤輸送空気流が供給
された排ガス流を加速して酸性ガス成分と処理剤の化学
反応を促進する反応促進体と、から構成した事を特徴と
する排ガス乾式処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03329969A JP3088810B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 排ガス乾式処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03329969A JP3088810B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 排ガス乾式処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05137950A JPH05137950A (ja) | 1993-06-01 |
| JP3088810B2 true JP3088810B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=18227295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03329969A Expired - Lifetime JP3088810B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 排ガス乾式処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3088810B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP03329969A patent/JP3088810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05137950A (ja) | 1993-06-01 |
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