JP3088731U - 物干しハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】物を干し掛けてもよいハンガー本体部２と移動
可能な物干掛部３とを備えてなる物干しハンガーであっ
て、ハンガー本体部２には物干掛部３を移動させること
ができる移動部２１が設けられ、物干掛部３を移動させ
てハンガー本体部２の先端部２５とで干し掛する物を狭
持させることができる物干しハンガー１。 【効果】ハンガーに掛けた濡れたタオル等を干したり掛
けたりしておくときに、風で飛ばないように、洗濯ばさ
みやクリップなどで止めておく必要がなく、又、壁に接
触して、せっかく洗濯したタオル等を汚してしまうこと
を回避できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハンガー（Ｈａｎｇｅｒ）に関し、特に、洗濯ばさみなどで止めな くても干し物が風などで飛ばず、又、濡れた干し物などを壁際に掛けても汚れな い等の利点がある物干しハンガーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

針金製ハンガー（以下、単に、ハンガー又はハリガネハンガーという場合もあ る。）に、例えば、濡れたタオルを掛けて乾燥させる場合、例えば、図６に示す ように、ハリガネハンガー６０に掛けた濡れたタオル６１が、風で飛ばないよう に、洗濯ばさみやクリップ６２などで止めておく必要がある。 又、こうして洗濯後のタオル６１などをハリガネハンガーに干し壁際に掛けて おくと、濡れたタオル６１が壁に接触して、壁が汚れているような場合には、せ っかく洗濯したタオル６１を汚してしまうことがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来例における問題点を解決し得る技術を提供することを目的 としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、物を干し掛けてもよいハンガー本体部と移動可能な物干掛部とを備 えてなる物干しハンガーであって、当該ハンガー本体部には当該物干掛部を移動 させることができる移動部が設けられ、当該物干掛部を移動させて当該ハンガー 本体部の先端部とで干し掛する物を狭持させることができる物干しハンガーに係 わるものである。 本考案は、好ましい実施態様として、ハンガー本体部は、物干掛部を止めてお くことができる止め部を有してなり、又、物干しハンガーが、針金製ハンガーで あることを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の実施例を示すハンガーの構成図、図２は、物干掛部を移動さ せた様子を示す本考案の実施例を示すハンガーの構成図、図３は、同ハンガーの 使用態様の一例を示す説明図、図４は、同ハンガーの他の使用態様の一例を示す 説明図、図５は、本考案の他の実施例を示すハンガーの構成図である。

【０００７】 図１に示すように、ハンガー１は、ハンガー本体部２と物干掛部３とを備えて なっている。 物干掛部３は、リング部３０と物干掛本体部３１とを有してなる。リング部３ ０は、当該物干掛本体部３１の両端に設けられている。 ハンガー本体部２には、物干掛部３のリング部３０を止めておくことができる 止め部２０が設けられている。 リング部３０は、例えば、円輪よりなる。 止め部２０は、例えば、図示のように、半円形状の凹みにより構成されている 。 ハンガー本体部２には、止め部２０の端部から突き出した物干掛部３０の移動 部２１が設けられており、当該移動部２１は、リング部３０により物干掛部３０ を移動させることができる。 ハンガー１のハンガー本体部２は、引掛フック部２２を有し、当該引掛フック 部２２により、ハンガー１を、例えば、ベランダやフェンスの手摺に引掛けたり 、或いは、壁面の長押し等に引掛けたりすることができる。 又、ハンガー本体部２は、左右肩部２３や当該肩部の支持部２４を有してなっ ている。

【０００８】 図２に示すように、物干掛部３０は、ハンガー本体部２の移動部２１において 移動させることができる。 このように、物干掛部３０を移動させて、図３及び図４に示すように、物干掛 部３０に、例えば、タオル６１を掛けると、当該タオル６１の自重で、当該物干 掛部３０と当該当該ハンガー本体部２の先端部２５とで、当該タオル６１を挟み 込むことができ、風で飛ばないように洗濯ばさみやクリップ６２などで止めてお く必要がなくなる。

【０００９】 上記のように、物干掛部３０を移動させて、当該物干掛部３０と当該当該ハン ガー本体部２の先端部２５とでタオル６１を挟み込むと、風で飛ばないように洗 濯ばさみやクリップ６２などで止めておく必要がなくなると共に、図４に示すよ うに、タオル６１を壁４から離隔することができ、例えば、風でタオル６１が揺 れても、タオル６１は壁４に接触せず、仮に、壁４が汚れていても、タオル６１ が汚されることが回避される。

【００１０】 本考案は前記実施例例に限定されず、各種変更が可能であり、例えば、前記実 施例の図１では、リング部３０が円輪よりなるものを例示したが、図５に示すよ うに、菱形などであってもよい。 本考案のハンガー本体部２には、その左右肩部２３を利用して衣服を掛けたり することが出来るし、又、その先端部２５にタオルなどを干し、掛けてもよいこ とは勿論である。更に、前記実施例の図１では、物干掛部３０の物干掛本体部３ １を２本線で構成してなる例を示したが、図５に示すように、１本線で構成して もよい。 本考案のハンガーは、タオル、靴下、ハンカチなどの各種洗濯物を干すのに、 又、掛けておくのに使用することができ、衣服掛などとしても使用できるので重 宝である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によれば、ハンガーに掛けた濡れたタオル等を干したり掛けたりしてお くときに、風で飛ばないように、洗濯ばさみやクリップなどで止めておく必要が なく、又、壁に接触して、せっかく洗濯したタオル等を汚してしまうことを回避 できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の実施例を示すハンガーの構成
図である。

【図２】図２は、物干掛部を移動させた様子を示す本考
案の実施例を示すハンガーの構成図である。

【図３】図３は、同ハンガーの使用態様の一例を示す説
明図である。

【図４】図４は、同ハンガーの他の使用態様の一例を示
す説明図である。

【図５】図５は、本考案の他の実施例を示すハンガーの
構成図である。

【図６】図６は、従来例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ ハンガー ２ ハンガー本体部 ３ 物干掛部 ４ 壁 ２０ 止め部 ２１ 移動部 ２２ 引掛フック部 ２３ 左右肩部 ２４ 肩部の支持部 ３０ リング部 ３１ 物干掛本体部 ６０ ハリガネハンガー ６１ タオル ６２ 洗濯ばさみやクリップ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 物を干し掛けてもよいハンガー本体部と
   移動可能な物干掛部とを備えてなる物干しハンガーであ
   って、当該ハンガー本体部には当該物干掛部を移動させ
   ることができる移動部が設けられ、当該物干掛部を移動
   させて当該ハンガー本体部の先端部とで干し掛する物を
   狭持させることができることを特徴とする物干しハンガ
   ー。
2. 【請求項２】 ハンガー本体部は、物干掛部を止めてお
   くことができる止め部を有してなることを特徴とする、
   請求項１に記載の物干しハンガー。
3. 【請求項３】 物干しハンガーが、針金製ハンガーであ
   ることを特徴とする、請求項１又は２に記載の物干しハ
   ンガー。