JP3088434U - 洗面台の排水管カバー位置決め構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 洗面台の排水管カバーの位置決め構造の提
供。 【解決手段】 排水管カバー３０と位置決め装置４０を
具え、該排水管カバーは洗面台下方に設けられ、該排水
管カバーに収容空間３１と穿孔３２が設けられ、該穿孔
が該収容空間に連通し、該位置決め装置が支持ロッドを
具え、該支持ロッドの一端に固定端４２が設けられ、該
固定端が壁面２１に固定され、該支持ロッドの別端に連
結手段が設けられ、該連結手段は該排水管カバーの穿孔
を貫通する調節スクリューロッドと一つのネジ部品が組
み合わされ、排水管カバーを該洗面台の下方に位置決め
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の排水管カバーの位置決め構造に係り、さらに詳しくは、便利で 、しっかりと排水管カバーを洗面台の下方に位置決めでき、且つ環境と排水管カ バーの外観に影響を与えない洗面台の排水管カバーの位置決め構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に洗面台は浴室の壁面に固定され、洗面台の下方に排水管が設けられ、汚 水の排出を行い、該排水管の設置は浴室の外観を損なうため、通常は洗面台の下 方に排水管カバーを設けて、該排水管を遮蔽し、外観を良くする目的を達成して いる。従来の排水管カバーの構造は、図１、２に示されるように、カバー９０を 具え、該カバー９０の両側に凸耳９１が設けられ、凸耳９１に位置決め孔９２が 設けられ、該カバー９０は洗面台９３の下方に位置決めされ、並びに該凸耳９１ の位置決め孔９２に対応する壁面がさん孔され、カバー９０の凸耳９１がボルト で壁面の孔部分にネジ止めされる。このような周知のカバーの固定方式は、まず 壁面に孔を開けなければならず、専門業者或いは特定の工具により施工操作する 必要があり、使用者が自分で操作しにくく、且つ浴室壁面に孔をあける時に環境 を破壊し、騒音を発生したり壁面構造を損壊し、ゆえに理想的なカバー固定方式 ではなかった。さらに、該凸耳９１のネジ止め部分は壁面上に露出し、外観上、 マイナス効果を有し、且つ時間がたつにつれて凸耳９１が断裂したりネジ止め部 分にサビが発生し、使用と外観に更に影響を与えた。このため、このような洗面 台の排水管カバー位置決め構造の欠点を改善した、施工操作に便利で外観のよい 洗面台の排水管カバー位置決め構造が求められている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一種の洗面台の排水管カバー位置決め構造を提供することを課題とし 、それは排水管カバーが内蔵連結位置決め方式で固定でき、且つ排水管カバー自 身にどのような突出部材も必要とせず、浴室環境の外観を増進する構造であるも のとする。

【０００４】 本考案はさらに、一種の洗面台の排水管カバー位置決め構造を提供することを 課題とし、それは施工操作に便利で且つ壁面構造の破壊を減少する構造であるも のとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、洗面台の排水管カバー位置決め構造において、排水管カバ ーと位置決め装置を具え、該排水管カバーが洗面台の下方に設けられ、該排水管 カバーに収容空間と孔が設けられ、該孔が該収容空間に連通し、該位置決め装置 が支持ロッドを具え、該支持ロッドが該収容空間に収容され、該支持ロッドの一 端が固定端とされ、該固定端が壁面に固定され、該支持ロッドの別端に連結手段 が設けられ、該連結手段が該排水管カバーの孔に連結されて該排水管カバーを位 置決めすることを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項２の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、連結手段にネジ孔が設けられ、該排水管カバーの孔を貫通する調整スクリ ューロッドとネジ部品を組み合わせて螺設するのに用いられることを特徴とする 、洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項３の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、洗面台が壁面にネジ止めされ、該支持ロッドの固定端が洗面台と壁面のネ ジ止め部分にネジ止めされることを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め 構造としている。 請求項４の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、支持ロッドの固定端が拡張状を呈し、且つ該固定端に位置決め孔が設けら れたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項５の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、固定端と支持ロッドの間がある折り曲げ角度を呈することを特徴とする、 洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項６の考案は、請求項２に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、孔がネジ部品を収容する位置決め溝を具えたことを特徴とする、洗面台の 排水管カバー位置決め構造としている。 請求項７の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、ネジ部品がナットとされたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置 決め構造としている。 請求項８の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、位置決め装置が二つの支持ロッドを具え、該二つの支持ロッドがＶ状を呈 するように連結手段に連結されたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置 決め構造としている。 請求項９の考案は、請求項７に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造にお いて、支持ロッドの連結手段との連結端に折り曲げ部が設けられたことを特徴と する、洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項１０の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造に おいて、調整スクリューロッドの末端に切欠きが設けられたネジ回し等の工具に よる回転調整に便利であることを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構 造としている。 請求項１１の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造に おいて、調整スクリューロッドと排水管カバーの穿孔との間にパッキングが設け られたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項１２の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造に おいて、調整スクリューロッドと排水管カバーの穿孔との間にワッシャが設けら れたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造としている。 請求項１３の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造に おいて、支持ロッドに弾性手段が連結されたことを特徴とする、洗面台の排水管 カバー位置決め構造としている。 請求項１４の考案は、請求項１３に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造 において、弾性手段がスプリングロッドとされたことを特徴とする、洗面台の排 水管カバー位置決め構造としている。 請求項１５の考案は、請求項１３に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造 において、弾性手段が引張りバネとされたことを特徴とする、洗面台の排水管カ バー位置決め構造としている。 請求項１６の考案は、請求項１に記載の洗面台の排水管カバー位置決め構造に おいて、連結手段がフックとされて前記孔を係止することを特徴とする、洗面台 の排水管カバー位置決め構造としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図３から図６に示されるように、本考案の洗面台の排水管カバー位置決め構造 １０は、洗面台２０に連結され、該洗面台２０は壁面２１にネジ止めされ、該洗 面台の排水管カバー位置決め構造１０は、排水管カバー３０と位置決め装置４０ を具え、該排水管カバー３０は洗面台２０の下方に設けられ、その後縁に収容空 間３１が設けられ、該収容空間３１は洗面台２０の排水管を収容し並びに遮蔽す るのに用いられ、該排水管カバー３０の底縁に穿孔３２と位置決め溝３３が設け られ、該穿孔３２は該収容空間３１及び位置決め溝３３の間を連通させる。該位 置決め装置４０は二つの支持ロッド４１を具え、該支持ロッド４１の一端は拡張 状の固定端４２とされ、該固定端４２に並びに位置決め孔４２１が設けられ、且 つ該固定端４２と支持ロッド４１の間が折り曲げられてある角度を呈し（図４参 照）、該支持ロッド４１の別端には折り曲げ部４３が設けられ、該折り曲げ部４ ３は支持ロッド４１の該端を容易に連結手段４４に接近させ固定させ、並びにこ の二つの支持ロッド４１をＶ状に連結させ、該連結手段４４にネジ孔４４１が設 けられ、該ネジ孔４４１に調整スクリューロッド４５が螺設され、該調整スクリ ューロッド４５の末端に切欠き４５１が設けられ、ネジ回し等の工具を組み合わ せて回転調整するのに供され、該調整スクリューロッド４５に一つのパッキング ４６、ワッシャ４６及びナット４８が組み合わされ、該排水管カバー３０に対す る螺設位置決めを行う。

【０００７】 本考案の洗面台の排水管カバー位置決め構造を組み合わせる時には、まず該支 持ロッド４１の固定端４２の位置決め孔４２１を洗面台２０と壁面２１のネジ止 め部分にネジ止めし、続いて調整スクリューロッド４５を該排水管カバー３０底 縁の穿孔３２に通して該位置決め溝３３に凸伸させ、該ナット４８は該位置決め 溝３３内に位置して、調整スクリューロッド４５と螺設する。該調整スクリュー ロッド４５の凸伸長さを回転調整とナット４８の螺設により、該排水管カバー３ ０と洗面台２０の連結の緊張状況を調節できる。

【０００８】 これにより、本考案の洗面台の排水管カバー位置決め構造は該支持ロッド４１ の一端がもともとある洗面台２０と壁面２１のネジ止め部分にネジ止めされ、且 つ別端が該連結手段４４、調整スクリューロッド４５及びナット４８の設置によ り該排水管カバー３０を支持位置決めし、壁面２１に固定孔を開ける必要がなく 、且つ該排水管カバー３０より固定手段を凸伸させる必要がなく、壁面２１に固 定でき、さらに、該排水管カバー３０と該調整スクリューロッド４５、ナット４ ８の螺設部分は排水管カバー３０の底縁に設けられ、適当に内蔵され、全体の外 観を良くする。

【０００９】 図７、８に示されるのは本考案のもう一つの実施例である。そのうち、位置決 め装置４０は略Ｙ形の位置決め手段とされ、それは支持ロッド４１及び該支持ロ ッド４１下方のスプリングロッド５１を具え、該スプリングロッド５１の下方に フックが設けられ、該排水管カバー３０の底縁に位置決め溝３４が設けられ、該 スプリングロッド５１のフックが該排水管カバー３０の位置決め溝３４に係止さ れる。また、図９に示されるのは本考案のさらにもう一つの実施例であり、その うち位置決め装置４０は支持ロッド４１と該支持ロッド４１下方の引張りバネ５ ２、フックロッド５３を具え、その引張りバネ５２は排水管カバー３０の両側に 掛けられ、排水管カバー３０を保持し、該フックロッド５３は該排水管カバー３ ０の位置決め溝３４に係止される。

【００１０】

【考案の効果】

総合すると、本考案は確実に実用新案登録の要件を具備している。なお、以上 の実施例は本考案の実施範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる 細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の洗面台の排水管カバー位置決め構造表示
図である。

【図２】周知の洗面台の排水管カバー位置決め構造表示
図である。

【図３】本考案の分解図である。

【図４】本考案の組合せ側面断面図である。

【図５】本考案の局部組合せ断面図である。

【図６】本考案の局部組合せ断面図である。

【図７】本考案のもう一つの実施例表示図である。

【図８】本考案のもう一つの実施例表示図である。

【図９】本考案のさらにもう一つの実施例表示図であ
る。

【符号の説明】

１０ 洗面台の排水管カバー位置決め構造 ２０ 洗面台 ２１ 壁面 ３０ 排水管カバー ３１ 収容空間 ３２ 穿孔 ３３ 位置決め溝 ３４ 溝 ４０ 位置決め装置 ４１ 支持ロッド ４２ 固定端 ４２１ 位置決め孔 ４３ 折り曲げ部 ４４ 連結手段 ４４１ ネジ孔 ４５ 調整スクリューロッド ４５１ 切欠き ４６ パッキング ４７ ワッシャ ４８ ナット ５１ スプリングロッド ５３ フックロッド

Claims (16)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面台の排水管カバー位置決め構造にお
   いて、排水管カバーと位置決め装置を具え、該排水管カ
   バーが洗面台の下方に設けられ、該排水管カバーに収容
   空間と孔が設けられ、該孔が該収容空間に連通し、該位
   置決め装置が支持ロッドを具え、該支持ロッドが該収容
   空間に収容され、該支持ロッドの一端が固定端とされ、
   該固定端が壁面に固定され、該支持ロッドの別端に連結
   手段が設けられ、該連結手段が該排水管カバーの孔に連
   結されて該排水管カバーを位置決めすることを特徴とす
   る、洗面台の排水管カバー位置決め構造。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、連結手段にネジ孔が設けられ、
   該排水管カバーの孔を貫通する調整スクリューロッドと
   ネジ部品を組み合わせて螺設するのに用いられることを
   特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、洗面台が壁面にネジ止めされ、
   該支持ロッドの固定端が洗面台と壁面のネジ止め部分に
   ネジ止めされることを特徴とする、洗面台の排水管カバ
   ー位置決め構造。
4. 【請求項４】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、支持ロッドの固定端が拡張状を
   呈し、且つ該固定端に位置決め孔が設けられたことを特
   徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造。
5. 【請求項５】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、固定端と支持ロッドの間がある
   折り曲げ角度を呈することを特徴とする、洗面台の排水
   管カバー位置決め構造。
6. 【請求項６】 請求項２に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、孔がネジ部品を収容する位置決
   め溝を具えたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー
   位置決め構造。
7. 【請求項７】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、ネジ部品がナットとされたこと
   を特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造。
8. 【請求項８】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、位置決め装置が二つの支持ロッ
   ドを具え、該二つの支持ロッドがＶ状を呈するように連
   結手段に連結されたことを特徴とする、洗面台の排水管
   カバー位置決め構造。
9. 【請求項９】 請求項７に記載の洗面台の排水管カバー
   位置決め構造において、支持ロッドの連結手段との連結
   端に折り曲げ部が設けられたことを特徴とする、洗面台
   の排水管カバー位置決め構造。
10. 【請求項１０】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバ
    ー位置決め構造において、調整スクリューロッドの末端
    に切欠きが設けられたネジ回し等の工具による回転調整
    に便利であることを特徴とする、洗面台の排水管カバー
    位置決め構造。
11. 【請求項１１】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバ
    ー位置決め構造において、調整スクリューロッドと排水
    管カバーの穿孔との間にパッキングが設けられたことを
    特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造。
12. 【請求項１２】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバ
    ー位置決め構造において、調整スクリューロッドと排水
    管カバーの穿孔との間にワッシャが設けられたことを特
    徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め構造。
13. 【請求項１３】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバ
    ー位置決め構造において、支持ロッドに弾性手段が連結
    されたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決
    め構造。
14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の洗面台の排水管カ
    バー位置決め構造において、弾性手段がスプリングロッ
    ドとされたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位
    置決め構造。
15. 【請求項１５】 請求項１３に記載の洗面台の排水管カ
    バー位置決め構造において、弾性手段が引張りバネとさ
    れたことを特徴とする、洗面台の排水管カバー位置決め
    構造。
16. 【請求項１６】 請求項１に記載の洗面台の排水管カバ
    ー位置決め構造において、連結手段がフックとされて前
    記孔を係止することを特徴とする、洗面台の排水管カバ
    ー位置決め構造。