JP3088380U - 組立型ブロック玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案の目的は、ブロック同士の連結が容易
で、ブロックを立体に組み立て後も自由に可動、変形さ
せられて、楽しみを倍加することができる組立型ブロッ
ク玩具を提供することにある。 【解決手段】 本考案の組立型ブロック玩具は、各面に
溝のある立方体ブロック（１）、直方体ブロック（２）
（３）、円柱ブロック（４）（５）、三角柱ブロック
（６）からなる各ブロック単体と、伸縮自在のジョイン
ト用ゴムリング（８）とからなり、前記ブロック単体同
士の各面に設けられた溝を直線上に一致させ、前記ブロ
ック単体同士の溝にゴムリング（８）を納めて前記ブロ
ック単体同士を引締めることにより、ブロック単体同士
を連結させ、組立構造物を形成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ブロックを連結することによって立体ができるブロック玩具に関し 、特に、ブロックを立体に組み立て後も自由に可動、変形させられて、楽しみが 倍加することができる組立型ブロック玩具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の組立型ブロック玩具におけるジョイント方法は、ブロックに穴をあけて ジョイント部分を差し込んだり、凹凸のある部品同士でかみ合ったり、布ファス ナーを使用して部品同士をジョイントするというものである。 しかし、従来公知のジョイント方法は、立体に組み立て後は可動がし難いこと から、ブロック玩具としての面白さに欠くこととなり、組立型ブロック玩具とし て自由に可動、変形させる利点を活かしていないことになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、ブロック同士の連結が容易で、ブロックを立体に組み立て後 も自由に可動、変形させられて、楽しみを倍加することができる組立型ブロック 玩具を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の組立型ブロック玩具は、各面に溝のある立方体ブロック（１）、直方 体ブロック（２）（３）、円柱ブロック（４）（５）、三角柱ブロック（６）か らなる各ブロック単体と、伸縮自在のジョイント用ゴムリング（８）とからなり 、前記ブロック単体同士の各面に設けられた溝を直線上に一致させ、前記ブロッ ク単体同士の溝にゴムリング（８）を納めて前記ブロック単体同士を引締めるこ とにより、ブロック単体同士を連結させ、組立構造物を形成するものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態について、以下に図面に基いて説明する。 本考案の組立型ブロック玩具は、図１〜６に示す立方体ブロック（１）、直方 体ブロック（２）（３）、円柱ブロック（４）（５）、三角柱ブロック（６）か らなるブロック単体と、該ブロック単体同士を組合わせて連結する図８に示す伸 縮自在のゴムリング（８）とからなる。 なお、前記ブロック単体は、本実施例では木工品から形成するが、これに限ら ず、プラスチック品、金属品等の変形しない材料から形成することができる。

【０００６】 前記立方体ブロック（１）は、図１に示すように、木工品から形成された立方 体の６面（前後、左右、上下）を有し、各面を４等分するジョイント用の溝（９ ）を凹設し、それぞれの面に正方形の小ブロック（１０）を形成する。 前記溝（９）は、前記ゴムリング（８）が嵌合できる幅と深さを持ち、直線に 形成される。

【０００７】 前記直方体ブロック（２）は、木工品から形成され、図２に示すように、前記 立方体ブロック（１）を２個結合した大きさで、長辺を２等分する中央溝（１１ ）と、長辺に沿って短辺を２等分する縦溝（１２）を形成し、さらに左右端面側 に前記立方体ブロック（１）の溝（９）と重合する位置に同様な溝（９）を形成 する。 前記中央溝（１１）及び縦溝（１２）は、前記溝（９）と同様に前記ゴムリン グ（８）が嵌合できる幅と深さを持ち、直線に形成される。 また、前記直方体ブロック（３）は、木工品から形成され、図３に示すように 、前記立方体ブロック（１）を３個直列結合した大きさで、長辺を２等分する中 央溝（１１）と、長辺に沿って短辺を２等分する縦溝（１２）を形成し、さらに 左右端面側に前記立方体ブロック（１）の溝（９）と重合する位置に同様な溝（ ９）を形成する。

【０００８】 前記円柱ブロック（４）は、木工品から形成され、図４に示すように、左右円 端面を４等分するように直交する十字溝（１３）と、前記円柱ブロック（４）の 円周面を軸方向に延長し、左右円端面の十字溝（１３）に連絡する円周溝（１４ ）を形成する。 前記十字溝（１３）及び円周溝（１４）は、前記溝（９）と同様に前記ゴムリ ング（８）が嵌合できる幅と深さを持ち、直線に形成される。 また、前記円柱ブロック（５）は、木工品から形成され、図５に示すように、 前記円柱ブロック（４）を２個直列結合した大きさで、左右円端面を４等分する ように直交する十字溝（１３）と、前記円柱ブロック（４）の円周面を軸方向に 延長し、左右円端面の十字溝（１３）に連絡する円周溝（１４）を形成する。

【０００９】 前記三角柱ブロック（６）は、木工品から形成され、図１に示す立方体ブロッ ク（１）を対角線により切断した大きさであり、三角形端面の斜辺を２等分し、 左右三角形端面に連絡する中心溝（１５）と、直交する溝（９）を連絡するよう に傾斜面に沿って傾斜溝（１６）を形成する。 前記中心溝（１５）及び傾斜溝（１６）は、前記溝（９）と同様に前記ゴムリ ング（８）が嵌合できる幅と深さを持ち、直線に形成される。 なお、三角形ブロック（６）の傾斜面同士を接合すれば、図１に示す立方体ブ ロック（１）となる。

【００１０】 本考案の組立型ブロックの遊び方について、以下に図面により説明する。 図１１は、組み立て前の分解状態を示す斜視図であり、立方体ブロック（１） を４個、直方体ブロック（２）を１個、円柱ブロック（４）を１個、三角柱ブロ ック（６）を２個使用して動物に組み立てる場合を説明する。 まず、後脚となる立方体ブロック（１）を上下に２個積み重ね、上下方向の溝 （９）にゴムリング（８）を掛け渡して立方体ブロック（１）を結合する。 なお、立方体ブロック（１）同士の可動、変形を行わない場合には、直方体ブ ロック（２）を利用しても良い。 つぎに、胴体と尻尾となる直方体ブロック（２）、立方体ブロック（１）、三 角柱ブロック（６）を直角方向に直列に並べて前記組み立てた立方体ブロック（ １）の上部に、先程と同様に左右方向の溝（９）にゴムリング（８）を掛け渡し て、直方体ブロック（２）、立方体ブロック（１）、三角柱ブロック（６）を組 み立てる。 さらに、頭と前脚となる三角柱ブロック（６）と立方体ブロック（１）を前記 直方体ブロック（２）の上下に積み重ね、上下方向の溝（９）にゴムリング（８ ）を掛け渡して三角柱ブロック（６）、立方体ブロック（１）を結合する。 最後に、顔となる円柱ブロック（４）を前記直方体ブロック（２）の上部に並 べて、左右方向の溝（９）にゴムリング（８）を掛け渡して、円柱ブロック（４ ）を組み立てる。

【００１１】 組み立てて完成したのが、図９の組立型ブロック玩具の組み立て状態を示す側 面図である。 組み立てて完成した組立構造物を分解する場合には、図７に示す先端が湾曲し た救出棒（７）を使用し、接合部をズラしてゴムリング（８）を浮かせて救出棒 （７）の先端を引っ掛けてゴムリング（８）を引き外すことができる。 このようにして色々な動物や建築物等の組立構造物を組み立てて遊ぶこともで きる。 さらに、例えば、図９に示すように動物が出来上がると、図１０の組み立て状 態を示す斜視図に示すように、頭を横向きにする等の可動、変形を行うことがで きる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の組立型ブロック玩具は、以下の効果を有する。 上記構成の組立型ブロック玩具は、多種複数のブロック単体を組み立てること によって多数の立体を構成することが可能となる。 ブロック単体のジョイントは、ゴムリングを使用することにより連結が容易で 、立体に組み立て後も自由に可動、変形させられて、楽しみが倍加することが可 能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】立方体ブロックの斜視図である。

【図２】直方体ブロック（２倍立方体）の斜視図であ
る。

【図３】直方体ブロック（３倍立方体）の斜視図であ
る。

【図４】円柱ブロックの斜視図である。

【図５】円柱ブロック（２倍）の斜視図である。

【図６】三角柱ブロックの斜視図である。

【図７】救出棒の斜視図である。

【図８】ゴムリングの斜視図である。

【図９】組み立て状態を示す側面図である。

【図１０】組み立て状態を示す斜視図である。

【図１１】分解の状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 立方体ブロック ２ 直方体ブロック（２倍立方体） ３ 直方体ブロック（３倍立方体） ４ 円柱ブロック ５ 円柱ブロック（２倍） ６ 三角柱ブロック ７ 救出棒 ８ ゴムリング ９ 溝 １０ 小ブロック １１ 中央溝 １２ 縦溝 １３ 十字溝 １４ 円周溝 １５ 中心溝 １６ 傾斜溝

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 各面に溝のある立方体ブロック（１）、
   直方体ブロック（２）（３）、円柱ブロック（４）
   （５）、三角柱ブロック（６）からなる各ブロック単体
   と、伸縮自在のジョイント用ゴムリング（８）とからな
   り、前記ブロック単体同士の各面に設けられた溝を直線
   上に一致させ、前記ブロック単体同士の溝にゴムリング
   （８）を納めて前記ブロック単体同士を引締めることに
   より、ブロック単体同士を連結させ、組立構造物を形成
   することを特徴とする組立型ブロック玩具。