JP3088063U - ブレスレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時人が肌に接触する部分にトルマリン石を
確実に保持させることを可能とするブレスレットの開発
を行うことを目的としている。 【解決手段】 複数の金属製の構成部材１１を鎖状に形
成される構成部材１１のうち、人の腕の皮膚が接触する
裏面部に、トルマリン石１２を嵌着する。すなわち、ト
ルマリン石１２が嵌着されるブレスレット１０の構成部
材１１の裏面部には、図１に示すように平面円形に開口
される凹部１３が形成され、該凹部１３は直径８〜１２
ｍｍ程度、深さが１〜３ｍｍ程度とされる。トルマリン
石１２はこの凹部１３の大きさに対応する状態に切断加
工され、凹部１３に対して接着剤を用いて嵌着させるよ
うにしている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、トルマリン石の効能を常時得ることを可能とするブレスレットに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

最近トルマリン石について、その効能が注目されている。トルマリン石は電気 を発生させることから電気石とも呼称され、常温においてマイナスイオン、中間 赤外線あるいは微弱電流を発生することから、例えば浄水装置におけるイオン変 換するための補助材として用いられている。さらに最近では、化粧品としてのク リームやパウダーの中にトルマリン石の粉砕物を混合し、トルマリン石が持つマ イナスイオン効果により、肌がしっとりとする化粧品の開発も行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このようにトルマリン石には、上記のような様々な効能を有するところである が、出願人はこうしたトルマリン石の効能を人が常時身につける物、あるいは肌 に触れる物に応用できないか考えたところである。特にトルマリン石は、人の体 温３６〜３８℃程度において、効率的にマイナスイオンや中間赤外線を放出する ことが知られており、出願人はこうした着想の下に、常時人が肌に触れる状態で 身につける腕時計やブレスレットにトルマリン石を応用すべく試行錯誤を行った ところである。

【０００４】 このため出願人は、ブレスレットの構成部材をトルマリン石とすることを試み たが、トルマリン石は硬度が低く、また脆性を有するため、こうした部材の構成 部材とするには無理があることが確認された。

【０００５】 こうした試行錯誤の中で出願人は、常時人が肌に接触する部分にトルマリン石 を確実に保持させることを可能とするブレスレットの開発を行うことを目的とし て本考案を行うに至ったものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

すなわち、本考案はブレスレット装着時における腕の皮膚の部分が接触するブ レスレット構成部材の裏面部に平面円形に開口される凹部を形成し、該凹部に薄 板状に切断し、研磨された平面円形からなるトルマリン石を嵌着したことを特徴 とするブレスレットとしたものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１ないし図４は本考案の実施形態に係るブレスレットを示す。このブレスレ ット１０は、図２に示すように複数の金属製の構成部材１１を鎖状に連接して形 成され、連接される構成部材１１のうちのいくつかには、図３のブレスレット１ ０の裏面部に示すようにトルマリン石１２が嵌着される。

【０００８】 すなわち、トルマリン石１２が嵌着されるブレスレット１０の構成部材１１の 裏面部には、図１に示すように平面円形に開口される凹部１３が形成され、該凹 部１３は直径８〜１２ｍｍ程度、深さが１〜３ｍｍ程度とされる。トルマリン石 １２はこの凹部１３の大きさに対応する状態に切断加工され、凹部１３に対して 接着剤を用いて嵌着させるようにしている。

【０００９】 トルマリン石１２は硬度が低く、脆弱なため、予め図４に示すように円柱形に 原石６を加工した上で、これを精密カッターあるいはレーザカッターにより、凹 部４の深さに対応する０．４〜１．３ｍｍ程度の薄板状に切断して形成される。 すなわち、出願人においては、薄板状に切断する際において何度も試行錯誤を行 ったところ、例えば角柱のものをカッターで薄板状に切断した場合、一ヶ所に応 力集中が生じてしまい、破損する事故が多かった。これに対し、一旦原石６を円 柱形に加工し、これをカッターで円柱の軸線に交差する方向に切断すると応力集 中が生じず、破損しにくく、薄板状となることが判明した。

【００１０】 こうして切断されたトルマリン石１２は、研磨した後、構成部材１１の凹部１ ３に嵌着するようにしている。凹部１３に対する嵌着は、予め凹部１３に対して 接着剤を塗布して行われ、これにより凹部１３に対して密に薄板状のトルマリン 石１２が嵌着されることとなる。

【００１１】 なお、トルマリン石１２の研磨は、凹部１３に嵌着した後に行うこととしても よく、むしろトルマリン石１２は脆弱なため、そうした方法を採用する方が得策 とされる。またトルマリン石１２については、全体の脆性が低いため、例えば一 旦粉体にした上、これを例えば若干の焼結補助剤を添加して図４に示すように円 柱形に焼結し、硬度を上げるようにして、これを薄板状に切断することとしても よい。

【００１２】 こうして腕に装着した状態において、腕の皮膚の部分が接触する構成部材１１ の裏面部に、トルマリン石１２が人の肌に温められて、該トルマリンよりマイナ スイオン、微弱電流が発生することとなる。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、常時人が肌に接触する部分にトルマリン石を 確実に保持させることを可能とするブレスレットの提供ができるという効果があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】ブレスレットの構成部材の裏面部において、薄
板状のトルマリン石を嵌着する状態を示す斜視図であ
る。

【図２】ブレスレットの正面図である。

【図３】ブレスレットの裏面図である。

【図４】棒状のトルマリン石を薄板状に切断する状態を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１３ 凹部 １２ トルマリン石 ６ 原石 １０ ブレスレット １１ 構成部材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブレスレット装着時における腕の皮膚の
   部分が接触するブレスレット構成部材の裏面部に平面円
   形に開口される凹部を形成し、該凹部に薄板状に切断
   し、研磨された平面円形からなるトルマリン石を嵌着し
   たことを特徴とするブレスレット。
2. 【請求項２】 上記トルマリン石は凹部に対して接着剤
   を塗布して嵌着させることとしてなる請求項１に記載の
   ブレスレット。