JP3087714U

JP3087714U - テーブルマット

Info

Publication number: JP3087714U
Application number: JP2001008428U
Authority: JP
Inventors: 藤公佐
Original assignee: 株式会社イベント工学研究所; 佐藤公
Priority date: 2001-12-26
Filing date: 2001-12-26
Publication date: 2002-08-16
Anticipated expiration: 2007-12-26

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】ホテルやレストラン側のテーブルマットの経
費負担を少なく抑える。【解決手段】テーブル上に敷かれて用いられるシート
１からなり、このシート１の表面または／および裏面に
広告情報５とともにサービスを提供するサービス情報が
表示されていることを特徴とし、シートが紙、樹脂また
は布製である。このシートは、ランチョンマット、ティ
ーマット、コーヒーマット又はコースター等である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ホテルやレストランなどにおいてテーブルの上に敷かれて用いられるテーブルマットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、ホテルやレストランのテーブルには飲食する一人分のナイフ、フォーク、皿などを載せるためのランチョンマットが敷かれている。このランチョンマットは、前記ナイフなどを常に清潔な状態にて載置するために、使い捨てが容易な紙製のものが主流となっているが、グレードの高いホテルなどのレストランなどでは、洗濯が繰り返し可能で丈夫な布製のものや、撥水加工されてサッと拭けば汚れが容易に落ちるものなどが用いられている。

【０００３】また、これらの紙製や布製のランチョンマットには、一般に種々のデザインが施され、例えばホテルやレストランなどの名称、サービス情報を印刷したり、織り込んだりしたものや、織柄自体が通常とは異なる特殊な生地を用いたりしたものがある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来のランチョンマットは、使用者一人につき一枚を使い捨てまたは交換する必要があるため、ホテルやレストラン側にとっては使い捨てのものでは経費の無駄使いとなり、一方、再利用可能な布製などのランチョンマットでは、洗濯代など無用の経費が嵩み、その取扱い、収納が面倒になるほか、次第に品質が劣化し外観が悪くなり、この場合には新しいものと交換する必要があるという問題があった。

【０００５】本考案は前記のような問題を解決するものであり、ホテルやレストラン側にとって経費負担とならずに、常に新しく清潔な状態にてナイフ、皿、カップなどの載置に利用できるテーブルマットを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的達成のために、請求項１の考案にかかるテーブルマットは、テーブル上に敷かれて用いられるシートからなり、シートの表面または／および裏面に広告情報が表示されてなることを特徴とする。これにより、広告情報を載せたスポンサーがそのテーブルマットの経費を負担することで、ホテルやレストランなどのサービス提供者側の費用負担を軽減でき、一方、スポンサーは自社製品、自社サービスなどの広告による収益増加を期待することができる。

【０００７】また、請求項２の考案にかかるテーブルマットは、テーブル上に敷かれて用いられるシートからなり、シートの表面または／および裏面に広告情報とともにサービスを提供するサービス情報が表示されていることを特徴とする。これによりホテルやレストラン側では、スポンサーの広告だけでなく、自社のサービス内容を顧客に承知させまたは宣伝することができる。

【０００８】また、請求項３の考案にかかるテーブルマットは、前記シートが使い捨ての紙であることを特徴する。これにより、常に新しい広告表示によるテーブルマットの交換および使用が可能になる。

【０００９】また、請求項４の考案にかかるテーブルマットは、前記シートの汚れが容易に落ち易い樹脂シートまたは布地であることを特徴とする。これにより、前記広告効果が得られるほか、繰り返し使用が可能な高級感のあるテーブルマットの提供が可能になる。

【００１０】また、請求項５の考案にかかるテーブルマットは、前記シートがランチョンマットであることを特徴とする。これにより、前記広告効果が得られるほか、ナイフ、フォークを常に清潔な状態に安定にテーブル上に載置できる。

【００１１】また、請求項６の考案にかかるテーブルマットは、前記シートがティーマットまたはコーヒーマットであることを特徴とする。これにより、前記広告効果が得られるほか、コーヒーやティーのカップやスプーンを清潔な状態にて安定にテーブル上に載置できる。

【００１２】また、請求項７の考案にかかるテーブルマットは、前記シートがコースターであることを特徴とする。これにより、前記広告効果が得られるほか、ジュースなどの飲物のグラスをテーブル上に安定に載置できる。

【００１３】さらに、請求項８の考案にかかるテーブルマットは、前記シートにはアンケート用紙部またははがき部が設けられていることを特徴とする。これにより広告効果が得られるほか、情報の収集が図れるし、顧客ははがき部において通信に利用できる。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図について説明する。図１はホテルで用いられるテーブルマットとしてのランチョンマットＬを示す正面図である。このランチョンマットＬは紙、布地、合成樹脂などのシート１からなり、紙では柔らかさ、厚み、色彩、テーブルに対する摩擦の大きさなどについて、布地では織柄や色あいなどについて、また、合成樹脂シートなどでは手触り感や色彩などについてそれぞれ、工夫、趣向がこらされる。布地では、綿１００％のムラ糸抜糸生地が高級感が得られる。

【００１５】また、前記ランチョンマットＬはテーブルサイズやメニュー内容にもよるが、例えば４３ｃｍ×３０ｃｍに形成され、片隅に例えばホテル名を識別可能にするロゴマーク２が印刷や織込み、あるいは刺繍などによって表示されている。布地では刺繍によって前記ロゴマーク２を立体表示でき、また、手染めによれば優しく落着いた色あいと味わいを使用者に与えることができる。

【００１６】また、前記ランチョンマットＬにはサービスを提供するホテル名３が印刷、織込み、刺繍などによって表示され、ホテルの宣伝効果を上げることができる。なお、図示しないがこのランチョンマットＬの余白部４のいずれかに、このホテルのサービス情報を表示することは任意であり、これらのホテル名やサービス情報を紙や生地とは異なる色彩で表わしてもよい。

【００１７】そして、この考案で重要なことは、ランチヨンマットＬにはホテルやレストランの事業には関係のない広告情報５が四隅のいずれかに、例えば葉書サイズにて表してあることである。この広告情報は、製品やサービスを提供する企業がその製品およびサービスなどを宣伝するものであり、ある程度顧客の目に触れ易いデザイン、色彩、模様とすることが望まれる。

【００１８】図２はレストランで用いられるランチョンマットＬを示す正面図であり、これにはレストランのロゴマーク２Ａ、レストラン名３Ａおよび広告情報５Ａが、前記同様に紙への印刷や生地への織込みなどにより表示されている。また、余白部４Ａには必要に応じてレストランのサービス情報などが表示される。

【００１９】かかる構成になるランチョンマットＬでは、ホテルの案内テーブルで、あるいは街のレストランなどで食事をするとき、そのランチョンマットＬに表示された広告情報が比較的長い時間に亘って顧客の目に触れることとなり、その広告情報を提供する企業等の商品やサービスの宣伝効果が能率的に達せられる。さらに、紙や生地にデザイン的な面白さを、例えば花柄６などを付ければ、ランチョンマットＬを商品として販売または無料提供することもできる。

【００２０】一方、これらのランチョンマットＬはその広告情報を提供する企業がスポンサーとなって、そのランチョンマットＬの製作費用を負担することになるため、ホテルやレストランなどではこれらのランチョンマットＬの製作経費が全く掛からないか、僅か掛かる程度に節減できる。また、有名ホテルやレストランでは契約条件によって宣伝広告費を収益することも可能になる場合がある。

【００２１】なお、本考案は、ランチョンマットＬに、アンケート用紙部やはがき部（図示省略）を設けてもよい。このようにすると広告効果の他に、情報の収集が図れるし、顧客ははがき部において通信に利用できるので好ましい。

【００２２】また、前記実施の形態では、ランチョンマットＬを例にして説明したが、ティーマット、コーヒーマットやコースターなどのテーブルマットにも本考案は応用できることはいうまでもない。ティーマット、コーヒーマットおよびコースターでは、カップや皿などの飲食器を見栄えよくかつ安定にテーブル上に設置することができる。

【００２３】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、シートの表面または／および裏面に広告情報を表示するようにしたので、広告情報を載せたスポンサーがそのテーブルマットの経費を負担することになり、ホテルやレストランなどのサービス提供者側の費用負担を軽減でき、一方、スポンサーは自社製品、自社サービスなどの広告による収益増加を期待することができる。

【００２４】また、シートの表面または／および裏面に広告情報とともにサービスを提供するサービス情報を表示するようにしたので、ホテルやレストラン側では、スポンサーの広告だけでなく、自社のサービス内容を顧客に承知させまたは宣伝することができる。

【００２５】また、前記シートを使い捨ての紙とした場合には、常に新しい広告表示によるテーブルマットの使用が可能になる。また、前記シートを汚れが容易に落ち易い樹脂シートまたは布地とした場合には、前記広告効果が得られるほか、繰り返し使用が可能な高級感のあるテーブルマットの提供が可能になる。さらに、前記シートをランチョンマットとした場合には、前記広告効果が得られるほか、ナイフやフォークを常に清潔な状態に安定にテーブル上に載置できる。

【００２６】また、前記シートをティーマットまたはコーヒーマットとすることで、前記同様の広告効果が得られるほか、コーヒーやティーのカップやスプーンを清潔な状態にて安定にテーブル上に載置できる。さらに、前記シートをコースターとした場合には、前記広告効果が得られるほか、ジュースなどの飲物のグラスをテーブル上に安定に載置できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の一形態によるテーブルマットを
示す正面図である。

【図２】本考案の実施の他の形態によるテーブルマット
を示す正面図である。

【符号の説明】

１シート５、５Ａ広告情報Ｌランチョン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】テーブル上に敷かれて用いられるシート
からなり、このシートの表面または／および裏面に広告
情報が表示されてなることを特徴とするテーブルマッ
ト。
【請求項２】テーブル上に敷かれて用いられるシート
からなり、このシートの表面または／および裏面に広告
情報とともにサービスを提供するサービス情報が表示さ
れていることを特徴とするテーブルマット。
【請求項３】前記シートが、使い捨ての紙であること
を特徴する請求項１または請求項２に記載のテーブルマ
ット。
【請求項４】前記シートが、汚れが容易に落ち易い樹
脂シートまたは布地であることを特徴とする請求項１ま
たは請求項２に記載のテーブルマット。
【請求項５】前記シートが、ランチョンマットである
ことを特徴とする請求項１または請求項２に記載のテー
ブルマット。
【請求項６】前記シートが、ティーマットまたはコー
ヒーマットであることを特徴とする請求項１または請求
項２に記載のテーブルマット。
【請求項７】前記シートが、コースターであることを
特徴とする請求項１または請求項２に記載のテーブルマ
ット。
【請求項８】前記シートには、アンケート用紙部また
ははがき部が設けられていることを特徴とする請求項１
または請求項２に記載のテーブルマット。