JP3087678U - 写真撮影システム - Google Patents

写真撮影システム

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JP3087678U
JP3087678U JP2002000424U JP2002000424U JP3087678U JP 3087678 U JP3087678 U JP 3087678U JP 2002000424 U JP2002000424 U JP 2002000424U JP 2002000424 U JP2002000424 U JP 2002000424U JP 3087678 U JP3087678 U JP 3087678U
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彰宏 赤松
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株式会社メイクソフトウェア
彰宏 赤松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯のバリエーションの広い撮影システムを
提供する。 【解決手段】 撮影BOX(A)159または撮影BO
X(B)161は、撮影を行なうと、撮影した画像を特
定するためのIDが記録された磁気カードをユーザに対
して発行する。ユーザは、磁気カードを落書きBOX1
63に挿入する。IDに対応づけられてサーバ100に
記録された画像が落書きBOXに送信される。ユーザは
落書きBOX163において画像の入力やプリントを行
なうことができる。また、撮影BOXでは撮影のための
対価が徴収され、落書きBOXではプリントのための対
価が徴収される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、写真撮影システムに関し、特に撮影装置とプリント装置とが別の 場所に設置される写真撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、写真を撮影し、シールなどにプリントする写真自動販売機が知られ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の写真自動販売機においては、写真をその場でプリントできるものの、遊 戯のバリエーションが少ないという問題があった。
【0004】 この考案は上述の問題点を解決するためになされたものであり、遊戯のバリエ ーションの広い写真撮影システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの考案のある局面に従うと、写真撮影システムは、 被写体を撮影する撮影手段を備える撮影装置と、プリント手段を備えるプリント 装置とからなる写真撮影システムであって、撮影装置とプリント装置とを異なる 場所に設置することができるように、撮影装置とプリント装置とが別ユニットと して構成されていることを特徴とする。
【0006】 この考案に従うと、撮影装置とプリント装置とを異なる場所に設置することが できる。これにより、撮影を終えたユーザが撮影装置内で長時間留まることがな くなる。これにより、顧客の回転率を向上させることができる。また、撮影装置 とプリント装置とを別ユニットとすることができるため、一方の装置のみを販売 /購入したり、新しいものに取り替えることができるため、便利である。
【0007】 上記目的を達成するためこの考案の他の局面に従うと、写真撮影システムは、 被写体を撮影する撮影装置とプリント装置とからなり、撮影装置は、撮影のため の対価を受領する撮影対価受領手段と、撮影対価受領手段による対価の受領によ り、被写体を撮影する撮影手段とを備え、プリント装置は、プリントのための対 価を受領するプリント対価受領手段と、プリント対価受領手段による対価の受領 により、撮影装置により撮影された画像を印刷媒体にプリントするプリント手段 とを備える。
【0008】 この考案に従うと、撮影対価受領手段により撮影のための対価が受領され、プ リント対価受領手段によりプリントのための対価が受領される。これにより、ユ ーザは撮影のための対価とプリントのための対価とを分けて支払うことができる ため、撮影およびプリントのどちらか一方のサービスのみを受けることが可能で ある。これにより、たとえば撮影に失敗した場合などにおいては、ユーザはプリ ントのための対価を支払わずに済むため、経済的である。
【0009】 また、撮影のための対価を撮影対価受領手段により受領するため、ユーザによ る不必要な撮影(たとえば1人のユーザが大量の写真を撮影するなど)を防ぐこ とができる。
【0010】 好ましくは、写真撮影システムの撮影装置とプリント装置とは異なる場所に設 置される。
【0011】 このように、撮影装置とプリント装置とを異なる場所に設置することにより、 撮影を終えたユーザが撮影装置内で長時間留まることがなくなる。これにより、 顧客の回転率を向上させることができる。また、撮影装置とプリント装置とを別 ユニットとすることができるため、一方の装置のみを販売/購入したり、新しい ものに取り替えることができるため、便利である。
【0012】 好ましくは写真撮影システムは、撮影手段により撮影された画像をIDととも に記憶するサーバをさらに備え、プリント装置は、サーバを介して撮影装置によ り撮影された画像を取得し、プリントを行なう。
【0013】 このように写真撮影システムにサーバを設け、プリント装置がサーバを介して 画像を取得するように構成すると、大量の画像をサーバに蓄積することができ、 写真撮影システムの操作性を向上させることができる。
【0014】 好ましくは写真撮影システムは、撮影装置において、撮影手段により撮影され た画像に対応するIDを情報記録媒体に記録する記録手段をさらに備え、プリン ト装置において、記録手段により記録された情報記録媒体からIDを読取る読取 手段をさらに備える。また、プリント手段は読取手段により読取られたIDに基 づいて対応する画像をプリントする。
【0015】 このように情報記録媒体にIDを書込み、それを用いて画像のプリントを行な うことで、ユーザは自分が撮影した画像を間違いなく取得することができる。ま た、ユーザは磁気カードを持つことで、撮影から時間を置いてプリントを行なう ことができる。また、撮影順にプリントを行なう必要がなくなるため、ユーザは 時間を気にせずに写真の撮影/プリントを行なうことができ、便利である。
【0016】 好ましくはプリント装置は、ユーザからID情報を入力する入力手段をさらに 備え、プリント手段は、入力手段に入力されたIDに基づいて対応する画像をプ リントする。
【0017】 このようにユーザからID情報を入力するように構成すると、上述の情報記録 媒体の場合と同様にユーザは自己の画像を間違いなく、好きな時間にプリントす ることができる。また、ユーザは情報記録媒体などを所持しなくてもよいため、 便利である。
【0018】 好ましくはプリント手段は複数設けられる。 このように、プリント手段を複数設けると、たとえばユーザが自己の好みに応 じたプリント手段を選択したり、カメラの特性に合ったプリント手段を用いたり 、1つのプリント手段が故障した状態(または消耗品がなくなった状態)となっ たときに、他のプリント手段を動作させたりすることができるため、撮影システ ムの使い勝手を向上させることができる。
【0019】 好ましくは写真撮影システムは、撮影装置により撮影された画像に合成すべき 画像を入力する画像入力手段をさらに備える。
【0020】 このように画像入力手段を備えることで、ユーザは自己の好みの画像を入力す ることができ、遊戯のバリエーションが広がる。
【0021】 好ましくは撮影装置およびプリント装置の少なくとも一方は、外部メディアか ら画像を読取る手段をさらに備える。
【0022】 このように外部メディアから画像を読取る手段をさらに備えることで、ユーザ は写真撮影システムに外部からの画像を入力することができるため、遊戯のバリ エーションが広がる。
【0023】 また、印刷媒体は上述のいずれかに記載の写真撮影システムによりプリントさ れる。
【0024】
【考案の実施の形態】
[第1の実施の形態] 図1は、本考案の第1の実施の形態における撮影システムの構成を示す図であ る。
【0025】 図を参照して、撮影システムは、システム利用者(ユーザ)の撮影を行なう撮 影BOX(A)159および撮影BOX(B)161と、撮影された画像のデー タなどを蓄積するファイルサーバ155と、ファイルサーバ155から適宜画像 を読出して表示し、その画像に重ね合せる画像をユーザが入力し、ユーザが入力 した画像と撮影された画像とを合成してプリント出力する落書きBOX163と 、各装置を接続するためのHUB(ハブ)157とから構成される。
【0026】 ファイルサーバ155において画像のデータは画像を特定するIDとともに記 録される。落書きBOXでユーザは、自己のIDを入力することで、自己の画像 を呼出すことができる。これにより、ユーザは画像の撮影からすぐに画像入力、 プリントを行なわずに、時間を置いてこれらの作業を行うこともできる。
【0027】 また、撮影システムは、インターネット(またはその他の有線、無線の通信手 段)153を介して、外部サーバ151に接続される。これにより、撮影された 画像を外部に送信することが可能となる。
【0028】 撮影システムにおいて、写真を撮影する撮影BOX159,161と、ユーザ が画像を入力し、プリントを行なう落書きBOX163とは離れた位置にあるた め、撮影の終わったユーザが長時間撮影BOX内に留まることがなくなる。これ により、効率的に写真撮影、画像入力およびプリントを行うことが可能である。
【0029】 すなわち、従来の撮影システムでは、撮影を行なう装置と落書きおよびプリン トを行なう装置とが同じ筐体内に設けられていたため、写真を撮影したユーザが 画像を入力し、プリントする間、他の者が次の撮影を行うことができないという 問題があった。本実施の形態におけるシステムでは、撮影BOXと落書きBOX とを別の位置に置いているため、撮影、画像入力およびプリントの処理を流れ作 業的に行うことができる。
【0030】 なお、ファイルサーバ155、撮影BOX(A)159、撮影BOX(B)1 61および落書きBOX163には無停電電源装置(UPS)を備えることが望 ましい。突然の停電によりデータが消失したりすることを防ぐためである。また 、同様にファイルサーバ155にはデータをバックアップするためのバックアッ プシステムを接続することが望ましい。
【0031】 図2は、図1の撮影BOX(A)159の外観を示す図である。 図2を参照して、撮影BOX(A)159は、撮影スペースを形成する壁29 0と、撮影を行なうカメラ本体260とから構成される。カメラ本体260の底 部にはキャスタが取付けられているため、ユーザはカメラ本体260を任意の位 置に移動して撮影を行うことができる。
【0032】 図3は、カメラ本体260の斜視図である。図を参照して、カメラ本体260 は、ユーザを撮影するためのカメラ253と、カメラ253により撮影されてい る画像をリアルタイムで表示するディスプレイ(ライブモニタ)261と、撮影 された画像のIDを記録した磁気カードを出力する磁気カードリーダ/ライタ2 63と、コイン投入口255と、コイン返却口283とを備えている。また、図 示しない操作部(リモコン)がカメラ本体260に接続されており、当該操作部 によりユーザはシャッタを切ったり、画像の撮直しを行ったりすることができる 。
【0033】 前述の通り、ユーザは撮影BOXで撮影を行なった後、別の位置に設けられて いる落書きBOXに移動し、そこで自己の画像をファイルサーバ155から読出 し、落書き画像の入力や、撮影された画像と落書き画像とが合成された画像のプ リントを行なう。したがって、撮影された画像と読出す画像とを一致させる必要 があるが、ここではそれを磁気カードに記録されたIDにより行なっている。
【0034】 すなわち、撮影毎に画像を特定するためのIDがファイルサーバ155または 撮影BOXにて発行される。撮影BOXでそのIDが記録された磁気カードが発 行される。ファイルサーバにおいて、画像とIDとは対応付けられて記録される 。落書きBOXにおいて磁気カードが挿入されると、その磁気カードに記録され たIDに対応する画像がファイルサーバ155から読出され、ユーザは落書き画 像の入力や、プリントを行うことが可能となる。
【0035】 図4〜図7は、カメラ本体260の操作例を示す斜視図である。 図に示されるように、ユーザはカメラ253およびディスプレイ261が設置 された部材を上位置で固定したり(図4,5)、下位置で固定したり(図6,7 )することができる。また、ユーザはカメラ253およびディスプレイ261が 設置された部材を回転させたり、カメラ253を上に向けたり(図6,7)、下 に向けたりすることができる。これにより、ユーザは自分の好みの方向、画角で 撮影を行うことができる。
【0036】 図8は、カメラ本体260のハードウェア構成を示すブロック図である。 図を参照して、カメラ本体260は、カメラ253と、コイン投入口に投入さ れたコインを検出するコイン検出部255aと、リモコンなどにより構成される 操作部257と、ディスプレイ261と、磁気カードリーダ/ライタ263と、 計時を行なうタイマ269と、各種カウントを行なうカウンタ271と、装置全 体の制御を行なう制御部273と、撮影された画像をデジタルデータとして一時 記憶する画像記憶部277と、HUB157に接続を行なうためのLAN(Loca l Area Network)カード275とから構成される。
【0037】 図9および図10は、撮影BOX(A)159で行なわれる撮影処理を示すフ ローチャートである。
【0038】 図9および図10を参照して、撮影BOX(A)に電源が投入されたのであれ ば、ステップS801で制御部273においてエラーチェックを行なう。エラー があった場合には、エラー画面(筐体異常、カメラ異常、コインカウンタ異常、 磁気カードリーダ/ライタ異常など)を表示する。
【0039】 エラーチェックによりエラーがないと判定された場合には、ステップS803 で、ファイルサーバ155と通信を行ない、日付を確認し、その設定を行なう。 ステップS805で、装置の管理者に磁気カードリーダ/ライタ263のクリー ニングを行なう旨の指示がなされ、装置管理者はクリーニングのためのカードを 用いて、磁気カードリーダ/ライタ263のクリーニングを行なう。また、この ときにクリーニングカードのチェックおよび磁気カードリーダ/ライタ263の 動作チェックなどが行なわれる。
【0040】 ステップS807でコインの受付が開始され、ステップS809以降で写真撮 影のための対価である、投入されたコインの枚数の判定が行なわれる。この実施 の形態においては、たとえば撮影のための対価を100円〜800円まで100 円単位で設定可能であるものとする。また、装置管理者は設定をデフォルトに戻 すこともでき、デフォルトにおいては撮影のための対価は100円であるものと する。さらに、撮影のための対価を0円に設定することも可能であり、この設定 を「フリープレイ」と称する。
【0041】 ステップS811でデモ画面1〜4がディスプレイ261に順に表示される。 各デモ画面は表示に10秒の時間を要するものとする。
【0042】 ステップS813で操作部257に含まれるテストスイッチが押下されたかが 判定され、YESであれば装置のテストを行なうテストモードに移行する。テス トスイッチが押されていなければ、ステップS815でサービススイッチが押下 されたかが判定され、YESであれば図10のステップS819へ進み、NOで あれば図10のステップS817へ進む。ここに、サービススイッチとは、装置 のテストなどのために用いられるスイッチであり、コインを投入しなくても撮影 を可能とするためのスイッチである。
【0043】 ステップS817においては、コインの受付を終了し、撮影のための対価に相 当するコインが投入されたのであれば、ステップS819以降で、撮影の残り時 間が0以下となるか、または操作部257に含まれる撮影ボタンが押下されたか が判定される。
【0044】 なお、撮影のための時間はテストモードにおいて装置管理者が設定可能であり 、たとえば150秒、180秒(デフォルト値)、210秒、240秒または無 制限などの時間を設定することが可能である。
【0045】 ステップS821においては撮影ボタンの押下待ち画面が表示される。 ステップS823において、残り時間が0秒になったかが判定され、NOであ ればステップS825へ進み、YESであればステップS831へ進む。
【0046】 ステップS825においては、撮影を行なうまでの時間のカウントダウンが行 なわれ(このとき同時に図示しないスピーカなどから音声を出力してもよい)、 ステップS827で撮影が行なわれる。
【0047】 ステップS829で撮影した枚数が8枚以上となったのであれば、ステップS 831へ進み、NOであればステップS819からの処理を行なう。
【0048】 ステップS831で撮影により得られたデータをファイルサーバ155へ送信 し、ステップS833でデータの送信が終了するまで待機する。
【0049】 ステップS835でデータの送信が終了したと判定されたのであれば、ステッ プS837で、撮影された画像に対応するIDを磁気カードに記録し、排出する 。ステップS839で撮影終了画面が表示され、ステップS807で次の顧客を 待つ。
【0050】 なお、ファイルサーバ155に対するデータの送信が失敗したのであれば、そ の旨通知しカードは排出しないようにすることが望ましい。また、本実施の形態 においては撮影BOX(A)内に多数の磁気カードを保存し、各カードにID情 報を書込みユーザに提供することとしているが、カードの残りがない場合におい ても、その旨のメッセージを表示することが望ましい。
【0051】 図11は、図1の撮影BOX(B)161の外観を示す図であり、図12は、 撮影BOX(B)161のカメラなどが設けられている部分の正面図である。
【0052】 図11および12を参照して、撮影BOX(B)161は、撮影スペースを形 成する壁290と、ユーザを撮影するためのカメラ253と、カメラ253によ り撮影されている画像をリアルタイムで表示するディスプレイ(ライブモニタ) 261と、撮影された画像のIDを記録した磁気カードを出力する磁気カードリ ーダ/ライタ263と、コイン投入口255と、コイン返却口283とを備えて いる。
【0053】 また、撮影BOX(B)161には、照明装置(照明およびストロボ)251 と、カメラ253およびディスプレイ261を上下に移動させるためのレール部 材281と、操作説明やメニューなどを表示するディスプレイ279と、シャッ タボタンやキャンセルボタンを含む操作部257と、撮影された画像と呼出す画 像とを一致させるためのIDをバーコードとしてプリントするバーコードプリン タ265と、撮影により得られた画像をCD−ROM、ICカード、ハードディ スクカード、フレキシブルディスクなどの外部メディアに書込むためのメディア 書込部267とを備えている。
【0054】 撮影BOX(B)161においては、撮影された画像をユーザがメディアに記 録して持帰ることができる。これにより、ユーザは自宅のパソコンや端末装置な どで画像を加工したり、プリントしたりすることができる。
【0055】 図13は、撮影BOX(B)161のハードウェア構成を示すブロック図であ る。
【0056】 図を参照して、撮影BOX(B)161は、照明装置251と、カメラ253 と、コイン投入口に投入されたコインを検出するコイン検出部255aと、ディ スプレイ261と、磁気カードリーダ/ライタ263と、計時を行なうタイマ2 69と、各種カウントを行なうカウンタ271と、装置全体の制御を行なう制御 部273と、撮影された画像をデジタルデータとして一時記憶する画像記憶部2 77と、HUB157に接続を行なうためのLANカード275とを備えている 。
【0057】 また、撮影BOX(B)161には、前述の通り、操作説明やメニューなどを 表示するディスプレイ279と、シャッタボタンやキャンセルボタンを含む操作 部257と、撮影された画像と呼出す画像とを一致させるためのIDをバーコー ドとしてプリントするバーコードプリンタ265と、撮影により得られた画像を CD−ROM、ICカード、ハードディスクカード、フレキシブルディスクなど のメディアに書込むためのメディア書込部267とが備えられている。
【0058】 図14は、撮影BOX(B)での処理を示すフローチャートである。 図14を参照して、ステップS851でディスプレイ279を介してユーザに コインを入れる旨の指示がなされる。コインの投入があれば、ステップS853 でユーザに対しモード選択の指示がなされる。ユーザが選択できるモードには「 ノーマルモード」と「こだわりモード」とがあり、「こだわりモード」において はユーザはライティングの方法(どの方向から光を当てるか、どの程度の強さの 光を当てるかなど)を選択して撮影を行なうことができる。
【0059】 ノーマルモードが選択されたときには、ステップS855において、ユーザに 撮影ボタン(シャッタボタン)を押す旨指示がなされ、ステップS857で撮影 ボタンの押下に応答して撮影がなされる。
【0060】 ステップS859で撮影が終了したかが判定され、NOであればステップS8 55へ戻り、YESであればステップS869で画像はファイルサーバ155へ 送られ、磁気カードなどにID情報が記憶され、それが排出される。
【0061】 こだわりモードが選択されたときには、ステップS861でユーザによるライ ティングの選択が行なわれ、ステップS863で撮影ボタンを押下する旨の指示 がなされ、ステップS865でその画像をキープするか否かの選択がユーザによ りなされる。キープする場合には、ステップS867へ進み、キープしない場合 には再撮影が行なわれる。
【0062】 ステップS867において撮影が終了したかが判定され、YESであればステ ップS869へ進み、NOであればステップS861へ戻る。
【0063】 本実施の形態においては、ノーマルモードにおいてユーザは3分間の間に最大 8枚の写真を撮影することができ、こだわりモードにおいては、3分間の間に最 大4枚の写真を撮影することができるものとする。
【0064】 図15は、落書きBOX163の外観を示す図である。 図を参照して、落書きBOX163には、撮影BOXにより発行された磁気カ ードからIDを読取る、磁気カードリーダ/ライタ357と、撮影BOX(B) により発行されたバーコードを読取るバーコードリーダ359と、ユーザの用意 したメディアを読取るメディア読取部361と、コイン投入口255と、コイン 返却口283と、ファイルサーバ155から読出された画像およびユーザにより 入力された落書き画像を表示するディスプレイ351a,351bと、ディスプ レイの上に重ねて設けられるタッチパネル352a,352bと、タッチパネル への入力を行なうためのタッチペン353a,353bと、画像が印刷されたシ ール、カードなどの印刷媒体を出力するプリンタ355a,355bと、それぞ れのプリンタに対応した取出口とが設けられている。
【0065】 落書きBOX163には、2つのディスプレイおよびタッチパネルが設けられ ているため、2人のユーザが同時に画像の入力や確認を行うことができる。
【0066】 図16は、落書きBOX163のハードウェア構成を示すブロック図である。 図を参照して、落書きBOX163には、撮影BOXにより発行された磁気カ ードからIDを読取る、磁気カードリーダ/ライタ357と、撮影BOX(B) により発行されたバーコードを読取るバーコードリーダ359と、ユーザの用意 したメディアから情報を読取るメディア読取部361と、コイン投入口255に 投入されたコインを検出するコイン検出部255aと、ファイルサーバ155か ら読出された画像およびユーザにより入力された落書き画像を表示するディスプ レイ351a,351bと、ディスプレイの上に重ねて設けられるタッチパネル 352a,352bと、タッチパネルへの入力を行なうためのタッチペン353 a,353bと、計時を行なうタイマ269と、各種カウントを行なうカウンタ 271と、装置全体の制御を行なう制御部363と、ファイルサーバ155より 読出した画像をデジタルデータとして一時記憶する画像データ記憶部369と、 タッチパネル352a,352bにより入力された画像をデジタルデータとして 一時記憶するペン画像記憶部367と、HUB157に接続を行なうためのLA Nカード275と、画像データ記憶部369およびペン画像記憶部367のデー タを合成する画像合成部365と、取出口のそれぞれに対応する2台のプリンタ 355a,355bと、合成された画像をプリンタ355aまたは355bのど ちらでプリントするかを決定するプリンタ制御部371とが設けられている。
【0067】 2台のプリンタはそれぞれ異なる機種である。カメラとプリンタの相性を考え 、たとえば撮影BOX(A)で撮影された画像であれば、プリンタ355aでプ リントを行ない、撮影BOX(B)で撮影された画像であれば、プリンタ355 bでプリントを行なうなどすることで、カメラと相性のよいプリンタでプリント を行うことができる。この場合、撮影を行なったカメラを特定するための情報を 、画像とともに記録することが好ましい。
【0068】 また、ユーザの好みに応じてプリンタを使い分けるようにしてもよい。さらに 、一台のプリンタのみで高品質のプリントができる場合に、そのプリンタが選択 されたときにはプリント料金を高くするようにしてもよい。
【0069】 図17は、プリンタ355aの構成の具体例を示す図である。 図17を参照して、プリンタ355aは、2つの記録ヘッド385a,385 bを備えている。記録ヘッド385bは、イエロー、シアンおよびマゼンタの3 色の昇華性のインクが付与されたインクフィルム上のインクを熱により印刷媒体 Pにプリントするための記録ヘッドである。
【0070】 一方、記録ヘッド385aは、金や銀などのメタリック色の顔料インクが付与 されたインクフィルムのインクを熱により印刷媒体Pに印刷するための記録ヘッ ドである。
【0071】 プリンタ355aには、画像データを入力するための入力端子380と、画像 データをバッファリングするためのバッファ381a,381bと、バッファに 記録された画像データに基づきそれぞれの記録ヘッドを制御するためのヘッド制 御部383a,383bとが設けられている。また、プリンタ355aには印刷 媒体Pを図面の右から左に搬送するためのロール387が設けられている。この 実施の形態においては、プリンタ内部に蓄積された印刷媒体Pのうちの1枚が図 面の右から左に搬送され、搬送に伴い記録ヘッド385bによるプリント、記録 ヘッド385aによるプリントの順にプリントが行なわれる。
【0072】 図18は、落書きBOXで行なわれる磁気カードの挿入からゲーム(画像入力 、プリントなど)スタートまでの処理を示すフローチャートである。
【0073】 図を参照して、ステップS701でカードが装置に挿入されると、ステップS 703でカード自体のチェックが行なわれる。エラーがあれば、その旨ステップ S725で画面などに表示を行ない、一定時間経過すると、ステップS727で ログにエラー情報を記録する。ステップS723でカードを排出して、ステップ S701に戻る。
【0074】 カードにエラーがなければ、ステップS705で、磁気カードに書きこまれた IDに対応する画像の取得をサーバから行なう。ステップS707で、画像がサ ーバ上にあるかが判定され、なければ(または記録されてから所定時間が経過し ていれば)、その旨ステップS717で画面などに表示を行ない、一定時間経過 すると、ステップS719でログにエラー情報を記録する。ステップS721で カードを排出して、ステップS701に戻る。
【0075】 IDに対応する画像がサーバ上にあれば、ステップS709でコインを受付け 、ステップS711でコインが入れられたか判定する。コインが1枚も入れられ ない状態で、所定時間が経過すると、タイムアウトと判定し、ステップS723 へ進む。
【0076】 1枚でもコインが入れられると、ステップS713へ進み(これ以降はタイム アウトの判定を行なわない)、残りのコインを受付ける。所定のコインの投入が あったのであれば、ステップS715で磁気カードの磁気情報を消去し、カード を回収する(すなわちユーザには返却しない)。
【0077】 このフローチャートではユーザにカードを返却しないので、カードを再利用す ることを容易に行なえるという効果がある。
【0078】 図19は、図18のステップS715の処理の後に行なわれる処理を示すフロ ーチャートである。
【0079】 図19を参照して、ステップS717で、ユーザに対して加工を行なう撮影画 像を選択させる。ここでは、8枚の撮影された画像の中から、ユーザが最大4枚 の画像を選択できるものとする。
【0080】 ステップS719で、ユーザが使用するプリンタを選択する。ここでは、ユー ザはプリンタ355aまたはプリンタ355bのいずれかを選択できるものとす る。プリンタ355aが選択された場合には、ステップS721において画像の 明るさ調整および写真の回転の処理が行なわれる。ステップS723で金色や銀 色などの色を含む画像がユーザから入力される。ステップS729でユーザは好 みのレイアウトを選択し、ステップS731で画像の合成とプリントアウトが行 なわれる。
【0081】 ステップS719でプリンタ355bが選択された場合には、ステップS72 5で明るさ調整や写真の回転が行なわれる。次に、ステップS727で金色や銀 色を含まない通常の色のみによる画像入力が行なわれ、ステップS729へ進む 。
【0082】 すなわち、本実施の形態においてはユーザは金色や銀色の色彩を用いた画像の 入力を行なうか否かを選択することができる。また、プリンタ355aは2つの ヘッドを有する高価なプリンタであり、プリンタ355bは1つのヘッドにより プリントを行なう従来型のプリンタであるため、プリンタ355aが選択された ときには追加料金を徴収する、または最終的に必要となる料金を高くするなどの 処理を行なうことが望ましい。
【0083】 図20は、図18に示されるフローチャートの変形例を示すフローチャートで ある。
【0084】 図20を参照して、ステップS751でデモ画面を表示する。ステップS75 3でユーザから特定の入力(たとえば特定のキー操作や、特定のタッチパネルの 操作など)が行なわれたかが判定され、YESであればステップS755へ進む 。ステップS755においては、パスワードを入力する旨ディスプレイに表示が 行なわれる。
【0085】 ステップS757でユーザからパスワードが入力されたのであれば、ステップ S759でパスワードのチェックが行なわれる。パスワードが正当なものであれ ば、ステップS761において、ファイルサーバ155に対して画像を送信する 旨の指示が出される。ファイルサーバに画像が存在すれば(S763)、ステッ プS765へ進みコインの投入をする旨ユーザに指示がなされる。
【0086】 ステップS767でコインが投入されないまま所定時間が経過したか(タイム アウトとなったか)が判定され、タイムアウトであれば、ステップS771でそ の旨表示し、ステップS751へ戻る。
【0087】 コインが投入された場合には(S769)、図19に示される処理を行なう。 また、ステップS759でパスワードが不正である場合や、ステップS763 で画像がファイルサーバにない場合には、ステップS771でその旨表示し、ス テップS751へ戻る。
【0088】 図21は、ファイルサーバ155のハードウェア構成を示すブロック図である 。
【0089】 図を参照して、ファイルサーバ155は、装置全体の制御を行なうCPU45 9と、ディスプレイなどよりなる表示部451と、フレキシブルディスクドライ ブ453と、CD−ROMドライブ455と、LANカード457と、キーボー ド、マウスなどよりなる入力部461と、ROM463と、RAM465と、ハ ードディスクドライブ467とから構成される。
【0090】 画像データはIDとともに、ハードディスクドライブ467に記録される。 [処理の変形例] 図22は、撮影BOX(A)または(B)で行なわれる処理の変形例を示すフ ローチャートである。
【0091】 図を参照して、ステップS501で、デモ画面をディスプレイに表示し、コイ ンが投入されるまで(ステップS503)待機する。コイン(ここでは100円 とする)が投入されたのであれば、ステップS505で撮影を行なう。
【0092】 ステップS507で、撮影により得られた画像データは、画像ファイルとして 画像記憶部277に一時的に保存される。ステップS509で所定回数(たとえ ば4回)の撮影が終了したかが判断され、終了していなければステップS505 からの処理を行ない、終了していればステップS511へ進む。
【0093】 ステップS511においては、撮影された複数の画像を特定することができる 一つのID情報を作成する。ステップS513で、ID情報と共に画像ファイル がファイルサーバ155に送られる。
【0094】 ステップS515で磁気カードリーダ/ライタを用いて、ID情報を記録した 磁気カードがユーザに提供される。
【0095】 なお、磁気カードは装置内部に多数蓄えておき、上述のようにユーザに提供す るようにしてもよいし、ユーザが持ってきた磁気カードにID情報を書きこむよ うにしてもよい。
【0096】 また、磁気カードをプリペイドカードと兼用させるようにし、コイン投入のス テップ(S503)を省くようにしてもよい。
【0097】 図23および図24は、落書きBOXで行なわれる処理の変形例を示すフロー チャートである。
【0098】 図を参照して、ステップS601で、デモ画面をディスプレイに表示し、コイ ンが投入されるまで(ステップS603)待機する。コイン(ここでは300円 とする)が投入されたのであれば、ステップS605に進む。
【0099】 ステップS605において、ユーザの磁気カードに記録されたID情報、バー コードに記録されたID情報や、または後述するシールに記録されたID情報を 読取る。なお、ID情報の読取りは、コインの投入前に行なってもよい。
【0100】 バーコードまたはシールに記録されたID情報が正当なものであれば(S60 7でYES)、ステップS613に進む。また、磁気カードが正当なものであれ ば(S609でYES)、ステップS611に進み、磁気カードからID情報を 読取る。
【0101】 ステップS609でNOであれば、ステップS605へ戻る。 ステップS613では、ID情報に対応する画像ファイルをファイルサーバ1 55から読出す。ステップS615(図24)で、読出された画像ファイルはデ ィスプレイ351a,351bに表示される。そして、タッチペン353a,3 53bおよびタッチパネル352a,bを用いて、ユーザは、画像ファイルに重 ねて表示すべきペン画像を作成する。
【0102】 ステップS617で、ユーザからファイルサーバ155に記録された画像を削 除するかの指示を受付け、削除する場合にはステップS619で削除を行なう。
【0103】 また、ステップS621で画像ファイルを第三者に閲覧させるようにしてよい かの指示をユーザから受付け、閲覧させるようにしてもよい場合にはステップS 623でインターネット153を介して画像公開用の外部サーバ151に画像デ ータを送信(投稿)する。
【0104】 ステップS625で、画像ファイルの画像とペン画像とが合成された画像が、 プリントされる。なお、このプリントの際には、印刷媒体に合成画像とともにI D情報がプリントされる。ID情報は、文字、数字、図形、バーコードなどを用 いてプリントされる。
【0105】 図25は、図24のステップS625でプリントされる印刷媒体の具体例を示 す平面図である。
【0106】 ここではシールを12分割し、各部分に画像がプリントされている。また、シ ールの右上と左上に、ID情報がプリントされている。右上のID情報と左上の ID情報とが1つとなってはじめて、落書きBOXに認識されるID情報となる 。
【0107】 すなわち、シールをたとえば真中から左右に切り分けたときには、ID情報は 2つに分かれてしまい、両者を見なければ、画像を呼び出すことができなくなる 。これにより、画像が不正に使用されることなどを防ぐことができる。
【0108】 以上のように、本実施の形態においては、写真を撮影する撮影BOXと、ユー ザが画像を入力し、プリントを行なう落書きBOXとが離れた位置にあるため、 撮影の終わったユーザが長時間撮影BOX内に留まることがなくなる。これによ り、効率的に写真撮影、画像入力およびプリントを行うことが可能である。
【0109】 また、IDを用いて撮影された画像を特定することができるため、自己の画像 と異なる画像が落書きBOXにおいて呼出されることを防ぐことができる。さら に、IDを用いることにより、撮影順に落書きBOXで画像の入力およびプリン トを行なう必要がなくなり、ユーザは好きな時間に(例えば、撮影から数日経過 したあとで)落書きBOXで画像を入力したり、プリントすることができる。
【0110】 さらに、ユーザは一旦プリントを行なった後でもIDにより再び画像を呼出し て、画像の入力およびプリントを行うことができる。特に、タッチペンで入力さ れた画像と、撮影により得られた画像とを分けて記録しておくことで、容易にタ ッチペンで入力された画像のみを消去して、再びタッチペンで新たな画像を入力 することが可能となる。このようにすると、ユーザは同一の撮影画像に対して異 なる画像をタッチペンで入力し、プリントを行うことができるようになる。
【0111】 なお、装置により付与された情報の他に、ユーザが指定したパスワードなどの 情報(または、携帯電話の電話番号など)をID情報とすることもできる。また 、ユーザのバイオメトリクス情報(指紋、網膜、顔、署名などから得られる情報 )をIDとすることもできる。
【0112】 また、上述の実施の形態においては、コインまたはプリペイドカードにより遊 戯の対価を徴収するようにしたが、紙幣、デビットカード、クレジットカード、 メダルを用いて対価を徴収するようにしてもよい。
【0113】 [第2の実施の形態] 図26は、本考案の第2の実施の形態における撮影システムの構成を示す図で ある。
【0114】 図26を参照して、撮影システムは、被写体を撮影するための撮影機200と 、撮影機200により撮影された画像をその画像を特定するためのデータ(ID )とともに保持するサーバ100と、サーバ100に記録された画像に対して氏 名、住所、誕生日などの情報を付加するためのデータ入力機600と、サーバ1 00に記録された画像をプリントするプリント機A700と、サーバ100に記 録された画像を呼出すための情報が記録されたカードなどにデータや画像をプリ ントするプリント機B800と、サーバ100に記録された画像を表示する表示 機501とから構成されている。
【0115】 また、サーバ100はマスタサーバ300aを介して、他の店舗のサーバ30 0に接続されており、相互に画像データなどの情報を交換することが可能である 。さらに、通信網を介して、サーバ100から画像データを携帯電話や携帯端末 などの機器に送信することも可能である。
【0116】 ユーザが撮影機200により撮影を行なうと、その画像データはサーバ100 に送信され、サーバ100に記録される。また、このときユーザに対してその画 像を特定するためのバーコード情報が記載されたカード(または紙片)が発行さ れる。ユーザは、たとえばプリント機A700のところへ行き、そのバーコード を読取らせることで、サーバ100から自己の画像を取出し、画像を加工(また は撮影画像に重合せる画像を入力)したりプリントさせることができる。
【0117】 なお、サーバ100は撮影機200やプリント機の内部に設けることもできる 。またサーバ100や撮影機200などの間は、専用の通信ケーブルなどで結ぶ ようにしてもよいし、インターネットその他の回線を介して撮影機やプリント機 を接続することも可能である。また、無線LANなどを用いてもよい。
【0118】 図27は、図26の撮影機200の構成を示す図である。 図27を参照して、撮影機200においては、筐体10の内部または表面に各 種装置が配備されている。説明の便宜上筐体10において使用者(ユーザ)7と 対向する側を前側とする。すなわち、図27の筐体10に関して紙面の左側が筐 体10の前側、右側を筐体10の後側とする。なお、被写体70としては、任意 の物体を選択することができるが、本実施の形態では、使用者7の全身が被写体 70であるものとする。
【0119】 被写体70の背後には、外部からの光を遮断するカーテン12が配備される。 カーテン12は、筐体10の前面の上部および下部から前方へ突出した支持フレ ーム13,14によって支持される。カーテン12の内面には、画像の合成手法 に応じた色彩が施される。たとえば、クロマキー合成であれば、カーテン12の 内面全体に青色、緑色などのクロマキー色が施される。
【0120】 撮影機の筐体10内には、被写体70を撮影するビデオカメラ(またはデジタ ルカメラ)30(以下カメラ30という)と、カメラ30から画像信号を受信し て画像を合成する制御部5と、制御部5からの画像信号を受信して画像を表示す るディスプレイ60と、バーコードなどの情報を印刷するプリンタ65とが配備 される。
【0121】 本実施の形態においては、使用者7がディスプレイ60から見る合成画像は、 被写体70の像と、制御部5に予め記憶された記憶画像とを合成したものである 。
【0122】 カメラ30が被写体70を撮影し、使用者7がディスプレイ60に表示された 画像を見るために、筐体10の前面上部が開口しており、該開口部には、ガラス 、プラスチックなどの透明板11が配置される。透明板11の後方にはハーフミ ラー61が配備され、ハーフミラー61の下方には、ディスプレイ60が配備さ れる。
【0123】 ディスプレイ60およびハーフミラー61は、ディスプレイ60の発する光が ハーフミラー61において反射して使用者7に達するように配備される。
【0124】 したがって、使用者7は、ディスプレイ60に表示される画像を見ることにな る。そのために、ディスプレイ60には、所定画像が表示される必要がある。そ れには、制御部5が所定画像信号をディスプレイ60に送信すればよい。
【0125】 ハーフミラー61の後方には、カメラ30が配備される。カメラ30は、被写 体70すなわち使用者7の全身を撮影できるように配備される。なお、撮影機の 配置スペースの観点から、カメラ30と被写体70との間の距離は短い方が望ま しい。この条件で、使用者7の全身を撮影するために、カメラ30には、広角レ ンズが配置されることが望ましい。カメラ30は、制御部5に接続され、被写体 70の撮影信号を制御部5に送信する。
【0126】 筐体10内部の前面近くには、撮影された画像を特定するためのバーコード情 報をカードや紙などの媒体に印刷するプリンタ65が配備され、筐体10前面の プリンタ65に隣接する位置には、プリンタ65で印刷された媒体67を筐体1 0の外部に送り出す取出し口66が形成される。媒体の材料には、紙、プラスチ ック類などが使用される。
【0127】 筐体10の前面で、かつ使用者7が操作しやすい位置に、操作部20が配備さ れる。操作部20は、使用者7が各種操作を行なうボタン、レバーなどを有して おり、使用者7の操作に基づき操作信号を生成して制御部5に送信する。
【0128】 また、筐体10の前面で、かつ使用者7がコイン(対価の一種)を投入しやす い位置に、コイン投入口(図示せず)が設けられ、筐体10内部のコイン投入口 に隣接した位置に、投入したコインを検出するコイン検出部25(図28参照) が配備される。コイン検出部25は、制御部5に対して検出信号を送信する。
【0129】 また、筐体10前面の適所には、制御部5からサウンド信号を受信して、サウ ンドを出力するスピーカ63(図28参照)が配備される。
【0130】 また、筐体10には被写体70を前方から照明するためのフラッシュF1と、 被写体70を後方から照明するためのフラッシュF2と、カーテン12を背後か ら照明するためのフラッシュF3とが設けられている。フラッシュF1〜F3は 、カメラ30による撮影に同期して発光するように制御される。
【0131】 図28は、制御部5の主な構成を示すブロック図である。 制御部5は、各種制御を実行するパーソナルコンピュータ50(以下、「パソ コン50」と称する。)を備える。パソコン50は、操作部20から操作信号を 受信し、コイン検出部25から検出信号を受信する。また、パソコン50は、複 数の画像データおよびサウンドデータを記憶する記憶装置500を備える。パソ コン50は、指定した画像データを記憶装置500から読出してグラフィックI /F(インターフェイス)回路51に転送し、指定したサウンドデータを記憶装 置500から読出してサウンドI/F回路52に転送する。
【0132】 グラフィックI/F回路51は、パソコン50から受取った記憶画像データを 所定の記憶画像信号に変換して画像合成装置54および表示選択回路55に送信 する。サウンドI/F回路52がパソコン50から受取ったサウンドデータは所 定のサウンド信号に変換されてスピーカ63に送信されることにより、スピーカ 63からサウンドが出力される。
【0133】 本実施の形態の場合、記憶装置500に画像データとして記憶される画像には 、デモンストレーション画像(以下、「デモ画像」と称する。)、および印刷さ れるべき複数の装飾画像が含まれる。
【0134】 カメラ30からの被写体70の画像信号は、画像補正装置53によって受信さ れ、画像補正装置53は、被写体70の画像を補正する。なぜなら、カメラ30 と被写体70が図1に示すような配置である場合、カメラ30によって撮影され た被写体70の画像は、頭部が大きくかつ足部が小さい台形に歪んだ形状となる からである。画像補正装置53によって補正された被写体70の画像信号は、画 像合成装置54に送信される。
【0135】 画像合成装置54は、被写体70の画像信号を第1画像信号として受信し、グ ラフィックI/F回路51からの記憶画像の画像信号を第2画像信号として受信 して、第1画像と第2画像とを合成する。なお、画像の合成手法は、実用新案登 録第3043855号、実用新案登録第3051776号などに詳述されている ため、ここではその詳細な説明を省略する。画像合成装置54は、複数の合成手 法を備え、パソコン50からの指示により1つの合成手法を選択することが望ま しい。合成された画像信号は、表示選択回路55およびプリンタ65に送信され る。
【0136】 表示選択回路55は、画像合成装置54からの合成画像信号と、グラフィック I/F回路51からの記憶画像信号を受信し、パソコン50からの制御信号に基 づいて一方の画像信号を選択して、ディスプレイ60に送信する。ディスプレイ 60は、表示選択回路55からの画像信号を受信して画像を表示する。
【0137】 また、制御部5は、パソコン50からの制御信号に基づいて、プリンタ65を 制御するプリンタコントローラ56を備える。プリンタ65は、プリンタコント ローラ56の制御により、バーコードの画像データを生成し、媒体に印刷する。
【0138】 また、制御部5は、コイン投入数などをカウント表示する各種のカウンタ58 と、外部装置との間で通信を行なう通信部59を備える。
【0139】 次に、上記構成の撮影機200の動作について説明する。 使用者7がコインを投入するまでは、パソコン50からの指示により、表示選 択回路55は、グラフィックI/F回路51側を選択している。パソコン50は 、記憶装置500に予め記憶されたデモ画像のデータを読出してグラフィックI /F回路51に転送することにより、デモ画面がディスプレイ60に表示される 。パソコン50は、記憶装置500に予め記憶されたBGM(バックグウランド ミュージック)データを読出してサウンドI/F回路52に転送することにより 、スピーカ63からBGMが流される。
【0140】 使用者7がコインを投入して、コイン検出部25からの検出信号をパソコン5 0が受信すると、パソコン50は、適当なタイミングで、記憶装置500に予め 記憶された画像データおよびサウンドデータを読出し、読出した画像データを、 グラフィックI/F回路51および表示選択回路55を介してディスプレイ60 に送信するとともに、読出したサウンドデータを、サウンドI/F回路52を介 してスピーカ63に送信し、ディスプレイ60上の画像およびスピーカ63から の音声により使用者7に適宜指示を与える。
【0141】 図29は、プリント機Aの外観を示す図である。図を参照して、プリント機A には、同時に2人のユーザによる処理が可能となるように、2つのディスプレイ 301a,301bと、それぞれのディスプレイにおいて表示された画像に書込 などを行なうためのタッチペン303a,303bとが設けられている。
【0142】 また、プリント機Aの内部にはプリンタ123と、パーソナルコンピュータな どにより構成される制御部101と、ユーザが提示したバーコードを読取るバー コードリーダ105とが備えられている。
【0143】 図30は、プリント機AまたはBの構成を示すブロック図である。図を参照し て、プリント機は、装置全体の制御を行なう制御部101と、投入されたコイン の検出を行なうコイン検出部103と、バーコードの読取を行なうバーコードリ ーダ105と、外部機器(特にサーバ)との間で通信を行なうための通信部10 7と、図29で説明したディスプレイ301と、ディスプレイの上に形成され、 タッチペン303による入力を可能とする入力部111と、サウンドI/F11 7と、スピーカ115と、画像合成装置119と、プリンタコントローラ121 と、プリンタ123とから構成されている。
【0144】 バーコードリーダ105により読取られたバーコードは、制御部101によっ て解析され、解析された情報をもとにサーバから通信部107を介して画像デー タが読取られる。読取られた画像は、ディスプレイ301に表示され、ユーザに よりタッチペン303を用いた画像の加工(または撮影画像に重ね合わされる画 像の入力)が可能となる。画像は画像合成装置119において合成され、プリン タコントローラ121を介してプリンタ123に出力され、シールやカードや葉 書きなどとしてユーザに提供される。
【0145】 また、加工が行なわれた画像(またはタッチペン113により入力された画像 )のデータは、バーコードのデータと対応づけてサーバに記録される。このとき 、加工が行なわれていないオリジナルの画像に上書きされるようにしてもよいし 、オリジナルの画像と加工が行なわれた画像を両方記録するようにしてもよい。
【0146】 さらに、第1の実施の形態と同様に、撮影画像と、それに重ね合せる画像(す なわち、ユーザにより入力された画像)とを分けて記録するようにしてもよい。
【0147】 図31は、表示機501またはデータ入力機600の構成を示すブロック図で ある。図を参照して、表示機またはデータ入力機は、装置全体の制御を行なう制 御部201と、外部との間で通信を行なう通信部205と、バーコードを読取る バーコードリーダ203と、ユーザからの入力を受付ける入力部209と、画像 の表示などを行なうディスプレイ207とを備えている。
【0148】 表示機においては、通信部205を介してサーバ100から画像データが入力 され、入力された画像データがディスプレイ207に表示される。これにより、 撮影された画像が一般公開される。なお、このとき撮影機200により撮影され た画像をすべて表示するようにしてもよいが、撮影機200を用いたユーザが画 像の一般公開のする/しないを選択することにより、「する」が選択された画像 のみを順次ディスプレイ207に表示するように構成してもよい。
【0149】 また、ユーザはバーコードリーダ203を介してバーコードを読取らせること により、そのバーコードに対応した画像データをサーバ100より呼出し、ディ スプレイ207に表示させることができる。これにより、ユーザは自己の撮影し た画像を容易に確認することができる。
【0150】 データ入力機においては、ユーザはバーコードリーダ203を用いてバーコー ドの読取を行なわせる。これにより、サーバ100から通信部205を介して画 像データを呼出すことができる。ユーザは、この画像データに対して入力部20 9を介して氏名、撮影日時、誕生日などのデータを付加することができる。付加 されたデータは、通信部205を介してバーコードに対応づけてサーバ100に 記憶される。
【0151】 図32は、本システムにおける画像の撮影から印刷までの一連の手順を示すフ ローチャートである。
【0152】 図32を参照して、ステップS101においてユーザが撮影機にコインを投入 し、ステップS103で画像の撮影を行なう。ステップS105で撮影された画 像はサーバに記録される。撮影機においては、ステップS107で画像を特定す るための情報(バーコード)を記録した媒体が出力される。ユーザは、この出力 された媒体を持って、印刷装置(プリント機)の場所に向かう。ステップS11 1において、ユーザはプリント機にコインを投入し、ステップS113で媒体を 介して装置に画像を特定するための情報を入力する。
【0153】 これにより、サーバからその情報に対応した画像が呼出される。ステップS1 15でユーザは呼出された画像に対しタッチペンを用いて画像の加工または画像 の入力(お絵描き)を行なう。ステップS117において、ユーザは印刷のレイ アウトを選択する。これにより、ステップS119で印刷が行なわれる。
【0154】 このように、本実施の形態においてはバーコードなどの情報が記録された媒体 を用いて画像の特定を行なうようにしているため、撮影機とプリント機とを離し て設置することができる。これにより、装置を設置するスペースを有効活用する ことができる。また、撮影機やプリント機などは単体として機能するため、1つ の装置が故障したり古くなったりしたときには、その装置のみを交換すればよく 、コストパフォーマンスが良くなる。
【0155】 さらに、たとえば1つの店舗において撮影機のみを設け、別の店舗においてプ リント機などを設置するようにすることができる。
【0156】 なお、本実施の形態においては画像の特定のためにバーコードが書かれた媒体 を用いることとしたが、たとえば画像を特定するための情報を磁気カードなどの 媒体に磁気的に記録するようにしてもよい。さらに媒体として、CD−R、PD 、DVD、MOなどの光ディスク、フラッシュメモリカードなどを用いてもよい 。また、媒体に撮影日時、媒体の有効期限などを書込むようにしてもよい。
【0157】 また、バーコードとしては1次元のものを使ってもよいし、2次元バーコード を使ってもよい。
【0158】 また、磁気カードなどの媒体を用いる場合、撮影機内に磁気カードなどを多数 ストックし、ユーザに供給するようにしてもよいし、専用の販売機で磁気カード を提供することもできる。このような磁気カードはシステム使用のための対価を 支払うためのプリペイドカードと兼用することもできる。
【0159】 また、磁気カードに複数の種類を持たせ(たとえばカード間で異なるキャラク タをプリントしておくなど)、その種類に応じて撮影時に合成する画像などを変 化させるようにしてもよい。
【0160】 また、サーバに画像を記録せず、フレキシブルディスクなどの磁気記録媒体、 CD−R、PD、DVD、MOなどの光ディスク、フラッシュメモリカードなど に画像を記録し、それをユーザに提供するようにしてもよい。この場合、撮影機 とプリント機とを接続する必要がなくなる。
【0161】 図33は、このようにフレキシブルディスクなどの記録媒体に画像を記憶する 場合のシステムの処理を示すフローチャートである。
【0162】 図を参照して、ステップS201で、ユーザは記録媒体を予め準備しておく。 ステップS203で撮影機に対してユーザはコインを投入する。ステップS20 5でユーザは記録媒体を撮影機に設けられたディスクドライブに入れる。
【0163】 ステップS207で撮影が行なわれると、撮影機はステップS209で画像デ ータをユーザの記録媒体に書込む。ユーザは、ステップS211で記録媒体を取 出し、プリント機の設置されている場所へ行く。
【0164】 ステップS213でユーザはプリント機にコインを投入し、ステップS205 で記録媒体をセットする。プリント機においては、ステップS217で記録媒体 から撮影画像の読込が行なわれる。ステップS219でユーザが画像の加工を行 ない、ステップS221で印刷のレイアウトを選択すると、ステップS223で 画像の印刷が行なわれる。
【0165】 [他の実施の形態] 図34は、撮影機の他の形態を示す図である。この形態においては、カメラに レリーズ401またはフットスイッチ403が設けられており、ユーザはこれを 操作することで好みの画像を撮影することができる。
【0166】 図35は、プリント機の他の形態を示す外観図である。図29の例においては ディスプレイ301a,301bを左右に並べることとしたが、本実施の形態に おいては、ディスプレイ301a,301bを筐体の前部分と後部分とに設ける ようにしている。これにより、2人のユーザが向かい合って画像の加工または入 力を行なうことができる。なお、このときプリンタから出力された写真を排出す る場所は筐体の前面にあってもよいし、後面にあってもよいし、側面にあっても よい。
【0167】 また、撮影機をユーザの自宅のパソコンとデジタルカメラなどで構成すること もできる。
【0168】 図36は、撮影機をユーザの自宅のパソコンとデジタルカメラとで構成した場 合のシステムの処理を示すフローチャートである。
【0169】 まず、ステップS401でユーザはパソコンを用いて、デジタルカメラで撮影 された画像をサーバ100にアップロードする。このとき、ステップS403で サーバ100から受付番号がユーザのパソコンに対して送信される。
【0170】 その後店舗でステップS405において受付番号に基づきバーコードがプリン トされる。ステップS407においてユーザはバーコードを店舗のプリント機で 読取らせることにより、任意の媒体に画像をプリントすることができる。
【0171】 なお、上述の実施の形態においては、画像を特定するための情報として撮影機 により特定されたバーコードなどを用いることとしたが、ユーザがIDやパスワ ードなどを決定し、撮影機に入力することで画像を特定するための情報とするよ うにしてもよい。すなわち、ユーザは撮影時に撮影機にIDやパスワードなどを 入力し、プリント時にはプリント機にこれらのIDやパスワードなどを入力する ことにより画像を呼出しプリントを行なうものである。
【0172】 また、指紋認証、文字認識、暗号技術を用いることにより、撮影機で撮影され た画像とプリント機でプリントされる画像とを対応づけるようにしてもよい。
【0173】 [第3の実施の形態] 図37は、本考案の第3の実施の形態における撮影システムの全体構成を示す 図である。
【0174】 図を参照して、撮影システムは、撮影機501,503と、円筒形の撮影機5 05と、データ入力機507,509と、印刷機511と、画像閲覧機513と 、画像入力機515と、店舗内サーバ521とを備えており、それらはHUB5 19を介してLANで接続されている。また、店舗内サーバ521は、ルータ5 23を介して外部ネットワーク(例えばインターネットなどの電気通信回線)に 接続されている。
【0175】 また、通信により、店舗内サーバ521は、携帯電話525やPDA(Persona l Digital Assistant)527や持ち運び可能な画像入力機517へ画像その他の 情報を送信したり、逆に情報を受取ったりすることができる。
【0176】 ネットワークには、画像データの配信管理を行なうシステムサーバ555、パ ーソナルコンピュータ561、およびルータ557を介した他店舗サーバ559 が接続されている。また、ネットワークを介して携帯電話551やPDA553 へ情報を送信することも可能である。
【0177】 本実施の形態における撮影システムにおいても、写真を撮影する撮影機、ユー ザが画像を入力するデータ入力機、プリントを行なう印刷機、画像の閲覧を行な う閲覧機が離れた位置にあるため、撮影の終わったユーザが長時間同じ場所に留 まることがなくなる。これにより、効率的に写真撮影、画像入力およびプリント を行うことが可能である。
【0178】 図38は、撮影機501の外観構成を示す図である。撮影機501は、第1の 実施の形態における撮影BOXと同様にカメラ253を備えている。カメラ25 3は、時計方向および反時計方向に回動自在に取付けられており、また、レール 上を上下に異動することができる。これにより、カメラの所望の向き、所望の位 置で写真を撮影することが可能である。また、被写体を照らすためのフラッシュ Fが撮影機501の前面に複数設けられている。
【0179】 また、第1の実施の形態における撮影BOX(B)と同様に、撮影機501に は、IDをカードに記録を行なうための磁気カードリーダ/ライタ263と、I Dをバーコードとしてプリントするバーコードプリンタ265と、撮影により得 られた画像をCD−ROM、ICカード、ハードディスクカード、フレキシブル ディスクなどのメディアに書込むためのメディア書込部267とが備えられてい る。
【0180】 図39は、円筒形撮影機505の構成を示す図である。円筒形撮影機505は 、内部に円筒軸を中心軸として360度回転可能なカメラ253を備えている。 ユーザは、カメラ253を回転させることで、好みの位置で写真を撮影すること ができる。特に、円筒形に構成される壁の内面の各所に様々な色彩、模様、背景 を付し、ユーザが好みのものをバックに写真を撮影できるようにすると効果的で ある。
【0181】 なお、図示しないが、円筒形撮影機505にも、IDをカードに記録するため の磁気カードリーダ/ライタと、IDをバーコードとしてプリントするバーコー ドプリンタと、撮影により得られた画像をCD−ROM、ICカード、ハードデ ィスクカード、フレキシブルディスクなどのメディアに書込むためのメディア書 込部とが備えられている。
【0182】 図40は、図37のデータ入力機507の外観構成を示す図である。データ入 力機507には、第1の実施の形態における落書きBOXと同様に、撮影機によ り発行された磁気カードからIDを読取る、磁気カードリーダ/ライタ357と 、撮影機により発行されたバーコードを読取るバーコードリーダ359と、ユー ザの用意したメディアを読取るメディア読取部361と、サーバ521から読出 された画像およびユーザにより入力された落書き画像を表示するディスプレイと 、ディスプレイの上に重ねて設けられるタッチパネルと、タッチパネルへの入力 を行なうためのタッチペンとが設けられている。
【0183】 ただし、データ入力機507には、第1の実施の形態における落書きBOXと 異なり、プリンタが設けられていない。すなわち、データ入力機507において はユーザは重ね合せる画像その他のデータの入力を行なうのみである。
【0184】 図41は、図37の画像閲覧機513の外観を示す斜視図である。画像閲覧機 は第2の実施の形態における表示機501に対応する機械である。ただし、本実 施の形態においては画像閲覧機には4方向にディスプレイが設けられており、4 人で同時に(同じ画像または異なる画像を)閲覧することができる。
【0185】 図42は、図37の印刷機511の構成を示す斜視図である。図を参照して、 印刷機511には、第1の実施の形態における落書きBOX163と同様に、撮 影機により発行された磁気カードからIDを読取る、磁気カードリーダ/ライタ 357と、撮影機により発行されたバーコードを読取るバーコードリーダ359 と、ユーザの用意したメディアを読取るメディア読取部361と、画像が印刷さ れたシール、カードなどの印刷媒体を出力するプリンタ355a,355bと、 印刷媒体の取出口とが設けられている。
【0186】 ただし、印刷機511には、第1の実施の形態における落書きBOX163と 異なり、画像を表示するディスプレイやタッチパネルは設けられていない。すな わち、ユーザはこの印刷機で印刷を行なうのみである。
【0187】 図43は、図37の持ち運び可能な画像入力機517の斜視図である。 ユーザはこのような持ち運び可能な画像入力機517を用いても撮影された画 像に重ね合せる画像を入力することができる。
【0188】 図44は、図37の画像入力機515の構成を示す斜視図である。 図を参照して、画像入力機には、撮影機により発行された磁気カードからID を読取る、磁気カードリーダ/ライタ357と、撮影機により発行されたバーコ ードを読取るバーコードリーダ359と、ユーザの用意したメディアを読取るメ ディア読取部361と、コイン投入口255と、コイン返却口283と、ファイ ルサーバ155から読出された画像およびユーザにより入力された落書き画像を 表示するディスプレイ351と、ディスプレイの上に重ねて設けられるタッチパ ネル352と、タッチパネルへの入力を行なうためのタッチペン353a,35 3bと、画像が印刷されたシール、カードなどの印刷媒体を出力するプリンタ3 55とが設けられている。
【0189】 図45は、データ入力機の他の形態を示す図である。 図を参照して、データ入力機には、撮影機により発行された磁気カードからI Dを読取る、磁気カードリーダ/ライタ357と、撮影機により発行されたバー コードを読取るバーコードリーダ359と、ユーザの用意したメディアを読取る メディア読取部361と、コイン投入口と、コイン返却口と、サーバから読出さ れた画像およびユーザにより入力された落書き画像を表示するディスプレイと、 ディスプレイの上に重ねて設けられるタッチパネルと、タッチパネルへの入力を 行なうためのタッチペンとが設けられている。
【0190】 また、図46に示されるように、図35と同様に、データ入力機を対面型とす ることもできる。
【0191】 なお、メディア読取部は、撮影機に設けるようにしてもよい。 なお、他の考案として以下の構成が考えられる。
【0192】 (1) ユーザから画像を特定するためのID情報を入力する入力手段と、 前記入力されたID情報に基づいて、対応する画像をサーバから受信する受信 手段と、 前記受信された画像を印刷媒体にプリントする第1プリント手段と、 前記ID情報を2以上の情報に分割する分割手段と、 前記印刷媒体に、前記分割手段により分割された2以上の情報をそれぞれ異な る位置にプリントする第2プリント手段とを備えた、プリント装置。
【0193】 (2) ユーザから画像を特定するためのID情報が記録されたカードを受 領する受領手段と、 前記受領されたカードからID情報を読出す読出手段と、 前記読出されたID情報に基づいて、対応する画像をサーバから受信する受信 手段と、 前記受信された画像を印刷媒体にプリントするプリント手段と、 前記受領されたカードを返却せずに回収する回収手段とを備えた、プリント装 置。
【0194】 (3) ユーザから画像を特定するためのID情報を入力する入力手段と、 前記入力されたID情報に基づいて、対応する画像をサーバから受信する受信 手段と、 画像を印刷媒体にプリントする第1プリント手段と、 画像を印刷媒体にプリントするプリント手段であって、前記第1プリント手段 とは異なる特性を有する第2プリント手段と、 前記受信された画像を前記第1プリント手段でプリントするか、前記第2プリ ント手段でプリントするかを選択する選択手段とを備え、 前記選択手段の選択結果に基づき、前記第1プリント手段または前記第2プリ ント手段で前記受信された画像のプリントを行うことを特徴とする、プリント装 置。
【0195】 (4) 前記選択手段は、ユーザの入力に基づいて選択を行なう、(3)に 記載のプリント装置。
【0196】 (5) 画像が撮影されたカメラの種類を特定する特定手段をさらに備え、 前記選択手段は、前記特定手段により特定されたカメラの種類に基づいて選択 を行なう、(3)に記載のプリント装置。
【0197】 (6) ユーザから画像を特定するためのID情報が記録されたカードを受 領する受領手段と、 前記受領されたカードからID情報を読出す読出手段と、 前記読出されたID情報に基づいて、対応する画像をサーバから受信する受信 手段と、 前記受信された画像を印刷媒体にプリントするプリント手段と、 前記プリントのための対価を受領する対価受領手段とを備え、 前記ID情報が記録されたカードは対価支払いの機能を有しており、 前記対価受領手段は、前記ID情報が記録されたカードを用いて前記プリント のための対価を受領する、プリント装置。
【0198】 (7) ユーザから、画像を特定するためのID情報を記録するカードを受 領する受領手段と、 被写体を撮影するためのカメラと、 前記カメラにより撮影された画像を前記ID情報とともにデータとして記録す る記録手段と、 前記撮影のための対価を受領する対価受領手段とを備え、 前記ID情報を記録するカードは対価支払いの機能を有しており、 前記対価受領手段は、前記ID情報を記録するカードを用いて前記撮影のため の対価を受領する、撮影装置。
【0199】 (8) ユーザから画像を特定するためのID情報が記録されたカードを受 領する受領手段と、 前記受領されたカードからID情報を読出す読出手段と、 前記読出されたID情報に基づいて、対応する画像をサーバから受信する受信 手段と、 前記受信された画像を表示する表示手段と、 前記表示された画像に合成する画像をユーザから入力する入力手段と、 画像合成のための対価を受領する対価受領手段とを備え、 前記ID情報が記録されたカードは対価支払いの機能を有しており、 前記対価受領手段は、前記ID情報が記録されたカードを用いて前記画像合成 のための対価を受領する、画像入力装置。
【0200】 (9) 被写体を撮影する撮影装置と、前記撮影装置とは異なる場所に設置 されるプリント装置とからなる写真撮影システムであって、 前記撮影装置は、 撮影のための対価を受領する対価受領手段と、 前記対価受領手段による対価の受領が行なわれた後に、被写体を撮影するカメ ラと、 前記カメラにより撮影された画像を、画像を特定するためのID情報とともに サーバへ送信する送信手段とを備え、 前記プリント装置は、 前記プリントのための対価を受領する対価受領手段と、 ユーザから画像を特定するためのID情報を入力する入力手段と、 前記入力されたID情報に基づいて、対応する画像を前記サーバから受信する 受信手段と、 前記対価受領手段による対価の受領が行なわれた後に、前記受信された画像を 印刷媒体にプリントするプリント手段とを備えた、写真撮影システム。
【0201】 (10) 被写体を撮影するためのカメラと、 前記カメラにより撮影された画像をデータとして保持する保持手段と、 前記保持手段により保持されたデータを特定するための情報をユーザに対して 出力する出力手段とを備えた、撮影装置。
【0202】 (11) 前記出力手段は、バーコードがプリントされた媒体を出力する、 (10)に記載の撮影装置。
【0203】 (12) 前記出力手段は、磁気記録媒体、光ディスクまたはメモリカード に情報を記録して出力する、(10)に記載の撮影装置。
【0204】 (13) 被写体を撮影するためのカメラと、 前記カメラにより撮影された画像をデータとして保持する保持手段と、 前記保持手段により保持されたデータを特定するための情報をユーザから受取 る受取手段とを備えた、撮影装置。
【0205】 (14) 保持手段により保持されたデータを特定するための情報を読取る 読取手段と、 前記読取手段により読取られたデータを特定するための情報に基づいて、所定 の画像を読出す読出手段と、 前記読出手段により読出された画像をプリントするプリント手段とを備えた、 プリント装置。
【0206】 (15) 保持手段により保持されたデータを特定するための情報を読取る 読取手段と、 前記読取手段により読取られたデータを特定するための情報に基づいて、所定 の画像を読出す読出手段と、 前記読出手段により読出された画像を加工する加工手段とを備えた、画像加工 装置。
【0207】 (16) 保持手段により保持されたデータを特定するための情報を読取る 読取手段と、 前記読取手段により読取られたデータを特定するための情報に基づいて、所定 の画像を読出す読出手段と、 前記読出手段により読出された画像に、入力された情報を付加する手段とを備 えた、画像加工装置。
【0208】 (17) 撮影装置とプリント装置とからなる撮影システムであって、 前記撮影装置と前記プリント装置とは別の場所に設けられ、 前記撮影装置により撮影された画像を、その画像を特定するための情報ととも に保持し、 前記プリント装置において、前記画像を特定するための情報に基づいて画像を 読出し、プリントを行なうことを特徴とする、撮影システム。
【0209】 (18) 被写体を撮影する撮影装置と、 前記撮影装置とは異なる場所に設置され、前記撮影装置から撮影画像データを 受取り、それを表示し、ユーザによる画像の入力を受付ける画像入力装置と、 前記撮影装置および前記画像入力装置とは異なる場所に設置され、前記画像入 力装置から画像データを受取り、プリントするプリント装置とを備えた、写真撮 影システム。
【0210】 (19) 前記撮影装置で撮影された被写体の画像を特定するためのIDを 記憶する記憶手段をさらに備え、 前記画像入力装置および前記プリント装置においてIDを入力し、前記記憶手 段に記憶されたIDと照会することで、受取る画像データを特定することを特徴 とする、(18)に記載の写真撮影システム。
【0211】 (20) (18)または(19)に記載の写真撮影システムによりプリン トされた、印刷媒体。
【0212】 なお、上述の実施の形態においてプリンタの印刷媒体がなくなったときやイン クフィルム(インクリボンなど)がなくなったときには、警告処理を行ない、ユ ーザに対してプレイを中断し、装置の保守を行なう者に対しその旨通知すること が望ましい。
【0213】 また、第1の実施の形態における落書きBOXにおいては2台のプリンタを用 いることとしたが、1台のプリンタが故障、用紙切れなどにより使用不可能とな ったときには、他方のプリンタでプリントを行なうようにすることが可能である 。
【0214】 また、図15の例では、装置の正面に対してプリンタを右方向に設けることと したが、店舗内のレイアウトなどに応じてプリンタを左方向にも取付け可能とな るようにしてもよい。また、ユーザが右にプリンタを取付けるか、左にプリンタ を取付けるかを自分で選択できるように装置を構成することが望ましい。
【0215】 なお、撮影装置としてはCCDデジタルカメラ、CMOSデジタルカメラ、ビ デオカメラ、一眼レフデジタルカメラなどを用いることができる。
【0216】 また、プリンタとしてはレーザプリンタ、インクジェットプリンタ、LEDプ リンタ、昇華型熱転写プリンタ、溶融型熱転写プリンタ、サーマルプリンタなど を用いることができる。
【0217】 また、ID情報、プログラム、データなどを記録するための記録媒体としては 、磁気カード、フレキシブルディスクその他の磁気記録媒体、CD−R、PD、 DVD、MOなどの光ディスク、コンパクトディスク、スマートメディア、SD カード、メモリスティックなどの小型フラッシュメモリカードを用いることがで きる。
【0218】 また、画像に対応するID情報は、紙やシールなどの媒体へ仮名、英字、数字 、記号などとして印字したり、バーコードとして印字するようにしてもよい。
【0219】 また、撮影装置とプリント装置との間を接続するためには、LANを用いても よいし、WAN、公衆回線、SCSI、IDE、USB、IEEE1394、パ ラレル、RS−232C、IrDA、Bluetoothなどのインターフェイスを用い るようにしてもよい。
【0220】 また、上述の実施の形態においてはIDを用いて画像を取得することとしたが 、暗号技術、指紋認証、文字認識、パスワード入力などにより画像を特定するよ うにしてもよい。また、IDは、英数字、仮名、記号などを用いることができ、 ユーザが決定してもよいし、システム側で決定してもよい。
【0221】 なお、ID情報は撮影した画像ファイルのファイル名に関連付けて作成しても よい。
【0222】 ID情報としては、たとえば撮影日、プレイ回数、撮影回数、機械番号、プリ ンタ番号、サーバ番号、暗証番号などを用いることができる。
【0223】 また、ID情報は撮影毎の画像を特定するための情報としてもよいし、複数回 の撮影を1つにまとめた群を特定するための情報としてもよい。
【0224】 なお、上述の実施の形態において画像を外部サーバに送信したり、外部サーバ からデータまたはプログラムをファイルサーバ側に送信するためには、各機器を 常時ネットワークに接続させておくことが望ましい。
【0225】 常時接続の方法としては、たとえばOCNエコノミーなどの専用線サービス、 NTTが提供する定額制のフレッツISDN、フレッツADSL、Bフレッツ、 その他接続業者が提供するxDSLサービス(たとえばYahooが提供するYahooBB など)、CATVを利用した接続、衛星を使った接続サービス、無線を使った接 続サービス(たとえばケイオプティコムが提供するEOサービスなど)が挙げら れる。
【0226】 しかし、常時接続した状態では、第三者からのサーバへのアタックの危険性が 高くなり、画像の改ざんや漏洩などが問題となる。そのために、セキュリティ対 策をシステム上に構築するのが望ましい。
【0227】 セキュリティ対策としては、プロキシサーバなどのアプリケーションによるゲ ートウェイ、ルータなどネットワーク端末でのパケットフィルタリング、サーキ ットレベルでのゲートウェイなど、それらを少なくとも1つ組合わせたファイア ウォールをシステム上に構築する方法や、暗号・認証技術として知られているイ ンターネットVPN(Virtual Private Network)技術などが挙げられる。
【0228】 また、システム上の異常を事前に認知できるように、プロトコルSNMP(Si mple Network Management Protocol)を使った異常警告システム、遠隔監視シス テムを採用することが、さらに望ましい。
【0229】 また、システムの故障による障害発生時にも画像データの破損を防ぐために、 システムにはバックアップ装置を設けることが望ましい。バックアップ装置とし ては、RAID0、RAID1、RAID2、RAID3、RAID4、RAI D5などのRAIDシステムが挙げられる。これらのシステムで使用されるハー ドディスクとしては、SCSIやIDEなどのインターフェイスを用いることが できる。
【0230】 また、停電や強制的に電源を切られた場合などのために、各装置には無停電電 源装置(UPS)を設け、電源OFF時の処理を正常に行なえるようになってい ることが望ましい。
【0231】 また、写真撮影、画像入力、印刷などの処理を実行するためのプログラムおよ び関連するデータはすべてサーバ上に記録するようにしてもよい。すなわち、写 真を撮影したり、画像を入力したり、プリントを行なう装置はハードディスクを 内蔵せず、必要なときにプログラムや関連するデータをサーバ上のハードディス クからダウンロードしてメモリに読込み、実行するのである。これにより、写真 撮影装置などの内部にハードディスクを用いないで済むため、各装置の内蔵ハー ドディスクの不具合で起きるトラブルを防止することができる。特に、サーバに おいては信頼性の高いハードディスクを用い、事故が生じないようにすると、ハ ードディスクのトラブルを事前に防ぐことができ、便利である。
【0232】 また、このようなシステムにおいてはサーバ側でソフトウェアやデータを更新 するだけで、すべての装置において最新ソフトを使えるというメリットもある。
【0233】 また、IPv6(IPバージョン6)の技術を用いると、各装置のカメラ、プ リンタ、表示装置などの機器にIPを割振ることで、サーバからこれらの機器を 直接制御することができる。既に、IPを割当てることが可能なネットワークプ リンタや、監視カメラ、防犯カメラの分野におけるネットワークカメラ(IPカ メラ)が現実化しているため、それらを写真自動販売機で用い、IP制御を行な うのである。
【0234】 また、上述の実施の形態においては撮影装置、画像入力装置(落書きBOX) 、プリント装置等を接続することとしたが、各装置を複数種類設け、ネットワー クに複数種類の撮影装置、複数種類の画像入力装置、複数種類のプリント装置を 接続するようにしてもよい。このようにすると、ユーザは自分の好みの装置を選 択して用いることができるため、遊戯のバリエーションが広がる。
【0235】 なお、店内における各機器の接続においては無線LANの技術を用いてもよい 。
【0236】 さらに、図2に示される撮影装置(撮影BOX(A))を、図47に示される 装置のように構成してもよい。図47においては、装置の天井部分に鏡Mが設け られている。このようにすると、カメラ253をユーザが上(鏡Mの方向)に向 けて撮影することにより、天井から下を見下ろした構図で撮影を行なうことがで きるため、撮影のバリエーションが広がる。
【0237】 また、この天井部分に設けられた鏡Mを凹面鏡にしたり、凸面鏡にしたりする ことで、画角を変えることができる。
【0238】 なお、撮影装置、画像入力装置、プリント装置のそれぞれに音声出力装置を設 け、それぞれで異なる音声を出力するようにしてもよい。出力する音声としては 、音楽、機器の操作説明、エラーの通知などが挙げられる。
【0239】 [「こだわりモード」についての説明] 上述の図14に関する説明において、写真撮影装置の「こだわりモード」で、 ユーザはライティングの方法(どの方向から光を当てるか、どの程度の強さの光 を当てるかなど)を選択して撮影を行なうことができる旨述べたが、以下にその 詳細を説明する。
【0240】 写真撮影装置においては、撮影時の照明を当てる方向と、カメラの設定値(た とえばシャッタスピードや絞り値)と(必要に応じて照明の強さと)の組合せが 複数記憶されており、これによりいくつかの撮影方法がユーザに対して提示可能 とされている(たとえば5種類)。
【0241】 さらに、写真撮影装置は、上述の複数の撮影方法のそれぞれで得られる撮影結 果をイメージできる画像を記憶しており、撮影前のユーザにそれらを提示し(具 体的にはディスプレイに表示するなど)、ユーザに所望の画像を選択させる。ユ ーザが画像の中から好みの画像を選択することにより、それに対応するライティ ングの方法やカメラの設定値が選択される。
【0242】 写真撮影装置は、その選択に基づき、どのライトをどの程度の明るさで発光さ せるのか、またはライトの駆動機構が付いている場合にはライトの照明方向をど の方向とするのかなどを決定する。これに基づき、ライトの制御が行なわれる。
【0243】 また、同時にユーザの選択に基づき、カメラに対してシャッタスピードや絞り 値などの設定が行なわれる。その後、設定された条件の下で撮影が行なわれる。
【0244】 ライティング方法における照明を当てる方向の設定方法として、たとえば以下 のものが考えられる。
【0245】 (1) カメラの位置を基準に、右側のみから光を当てるライト、左側のみか ら光を当てるライト、中央部のみから光を当てるライト、上側のみから光を当て るライトを装置に設け、それらの少なくとも1つを発光させることで、照明を行 なう。どのライトを点灯させるかにより、照明を当てる方向が設定される。
【0246】 (2) ライトの方向を変える駆動機構を設け、それを駆動させることで照明 を当てる方向が設定される。
【0247】 たとえば、ユーザが撮影対象である人物の右側のみから照明を当てる撮影方法 を選んだ場合には、右側からだけ光が当ることになり、グラビア写真のように趣 きのある撮影結果が得られる。
【0248】 また、設定可能なカメラの絞り値として、たとえばF2〜F9(たとえばF2 .8、F4、F5、F5.6、F7、F8、F9など)の範囲を用いることが考 えられる。カメラの絞り値を変えることにより、ライティングの方法が同じでも 、影の付き方の強弱、奥行き感などの異なる撮影結果が得られるため、さらに細 かい撮影を行なうことが可能となる。
【0249】 上述のように装置を構成することで、ライティングをユーザが任意に選択でき るという効果だけではなく、以下のような効果が得られる。すなわち、撮影結果 のイメージ画像を表示し、その中から所望のものをユーザに選択させ、ライティ ング方法などを決定することで、ユーザは直接にライティング方法を選択するの ではなく、間接的に選択を行うことができる。これにより、ユーザは専門的なラ イティングの知識がなくても自分の好みの設定を行なうことができる。
【0250】 すなわち、直接ライティングの方法をユーザが指定できるようにしても、どの ような写真ができるかユーザにとってわからないことが多い。しかしながら、本 構成によると、出来上がりの写真のイメージを選択することで設定ができるため 、専門知識のないユーザでも設定ができるのである。
【0251】 なお、撮影結果のイメージ画像としては、1人の被写体を表示したグラビア写 真風の画像、カップルでのムードのある画像、複数の友人同士の記念写真画像、 服装の色が映えるような画像など人数や服装に応じたものを用意することが考え られる。
【0252】 なお、ユーザがライティングの方法やカメラの設定値を直接入力できるように 装置を構成してもよい。
【0253】 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない と考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録 請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内 でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施の形態における撮影シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 撮影BOX(A)の外観を示す図である。
【図3】 カメラ本体260の斜視図である。
【図4】 カメラ本体260の操作例を示す第1の斜視
図である。
【図5】 カメラ本体260の操作例を示す第2の斜視
図である。
【図6】 カメラ本体260の操作例を示す第3の斜視
図である。
【図7】 カメラ本体260の操作例を示す第4の斜視
図である。
【図8】 カメラ本体260のハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図9】 撮影BOX(A)での処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】 図9に続くフローチャートである。
【図11】 撮影BOX(B)の外観を示す図である。
【図12】 撮影BOX(B)のカメラなどが設けられ
ている部分の正面図である。
【図13】 撮影BOX(B)のハードウェア構成を示
すブロック図である。
【図14】 撮影BOX(B)での処理を示すフローチ
ャートである。
【図15】 落書きBOXの外観を示す図である。
【図16】 落書きBOXのハードウェア構成を示すブ
ロック図である。
【図17】 プリンタ355aの構成を示す図である。
【図18】 落書きBOXで行なわれる処理を示すフロ
ーチャートである。
【図19】 図18に続くフローチャートである。
【図20】 図18のフローチャートの変形例を示すフ
ローチャートである。
【図21】 ファイルサーバのハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図22】 撮影BOX(A)または(B)で行なわれ
る処理の変形例を示すフローチャートである。
【図23】 落書きBOXで行なわれる処理の変形例を
示すフローチャートである。
【図24】 図23に続くフローチャートである。
【図25】 図24のステップS625でプリントされ
る印刷媒体の具体例を示す平面図である。
【図26】 本考案の第2の実施の形態における撮影シ
ステムの構成を示す図である。
【図27】 撮影機の構成を示す図である。
【図28】 図27の制御部の構成を示す図である。
【図29】 プリント機の外観を示す図である。
【図30】 プリント機の構成を示すブロック図であ
る。
【図31】 表示機またはデータ入力機の構成を示すブ
ロック図である。
【図32】 撮影システムの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図33】 他の実施の形態における撮影システムの処
理手順を示すフローチャートである。
【図34】 撮影機の他の構成を示す外観図である。
【図35】 プリント機の他の構成を示す外観図であ
る。
【図36】 撮影機をユーザのパソコンとデジタルカメ
ラとで構成した場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図37】 第3の実施の形態における撮影システムの
全体構成を示す図である。
【図38】 撮影機501の外観構成を示す図である。
【図39】 円筒形撮影機の構成を示す図である。
【図40】 データ入力機507の外観構成を示す図で
ある。
【図41】 画像閲覧機513の外観を示す斜視図であ
る。
【図42】 印刷機511の構成を示す斜視図である。
【図43】 持ち運び可能な画像入力機517の斜視図
である。
【図44】 画像入力機515の構成を示す斜視図であ
る。
【図45】 データ入力機の他の形態を示す図である。
【図46】 データ入力機の構成例を示す斜視図であ
る。
【図47】 撮影BOX(A)の変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 サーバ、105 バーコードリーダ、107
通信部、111 入力部、113 タッチペン、123
プリンタ、151 外部サーバ、155 ファイルサ
ーバ、159,161 撮影BOX、200 撮影機、
203 バーコードリーダ、205 通信部、253
カメラ、255a コイン検出部、255 コイン投入
口、260 カメラ本体、265 バーコードプリン
タ、267メディア書込部、275 LANカード、3
00 サーバ、300a マスタサーバ、355a プ
リンタ、355b プリンタ、359 バーコードリー
ダ、361 メディア読取部、501 撮影機、505
円筒形撮影機、505撮影機、507 データ入力
機、511 印刷機、513 画像閲覧機、515画像
入力機、517 画像入力機、521 サーバ、521
店舗内サーバ、600 データ入力機、501,50
3 撮影機、507,509 データ入力機、P 印刷
媒体。

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影する撮影手段を備える撮影
    装置と、プリント手段を備えるプリント装置とからなる
    写真撮影システムであって、 前記撮影装置と前記プリント装置とを異なる場所に設置
    することができるように、前記撮影装置と前記プリント
    装置とが別ユニットとして構成されていることを特徴と
    する、写真撮影システム。
  2. 【請求項2】 被写体を撮影する撮影装置とプリント装
    置とからなる写真撮影システムであって、 前記撮影装置は、 撮影のための対価を受領する撮影対価受領手段と、 前記撮影対価受領手段による対価の受領により、被写体
    を撮影する撮影手段とを備え、 前記プリント装置は、 プリントのための対価を受領するプリント対価受領手段
    と、 前記プリント対価受領手段による対価の受領により、前
    記撮影装置により撮影された画像を印刷媒体にプリント
    するプリント手段とを備える、写真撮影システム。
  3. 【請求項3】 前記撮影装置と前記プリント装置とは異
    なる場所に設置される、請求項2に記載の写真撮影シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記撮影手段により撮影された画像をI
    Dとともに記憶するサーバをさらに備え、 前記プリント装置は、前記サーバを介して前記撮影装置
    により撮影された画像を取得し、プリントを行なう、請
    求項1〜3のいずれかに記載の写真撮影システム。
  5. 【請求項5】 前記撮影装置は、前記撮影手段により撮
    影された画像に対応するIDを情報記録媒体に記録する
    記録手段をさらに備え、 前記プリント装置は、前記記録手段により記録された情
    報記録媒体からIDを読取る読取手段をさらに備え、 前記プリント手段は、前記読取手段により読取られたI
    Dに基づいて対応する画像をプリントする、請求項1〜
    4のいずれかに記載の写真撮影システム。
  6. 【請求項6】 前記プリント装置は、ユーザからID情
    報を入力する入力手段をさらに備え、 前記プリント手段は、前記入力手段に入力されたIDに
    基づいて対応する画像をプリントする、請求項1〜5の
    いずれかに記載の写真撮影システム。
  7. 【請求項7】 前記プリント手段は、複数設けられるこ
    とを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の写真
    撮影システム。
  8. 【請求項8】 前記撮影装置により撮影された画像に合
    成すべき画像を入力する画像入力手段をさらに備える、
    請求項1〜7のいずれかに記載の写真撮影システム。
  9. 【請求項9】 前記撮影装置および前記プリント装置の
    少なくとも一方は、外部メディアから画像を読取る手段
    をさらに備える、請求項1〜8のいずれかに記載の写真
    撮影システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の写真
    撮影システムによりプリントされる、印刷媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004220153A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Fujitsu Ltd 画像提供システム
JP2014228754A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 株式会社メイクソフトウェア 写真撮影遊戯機及びその制御プログラム

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