JP3087669U - 浄化具 - Google Patents

浄化具

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良二郎 浅野
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ジェイ・ティ・メタル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用品に適するように安価な浄化具を提供す
る。 【解決手段】 容器1にスポンジチタン3を収容する。
容器1には透光可能でかつ通水、通気用の孔2を形成す
る。スポンジチタン3に光が当り、水や空気を浄化する
ことができる。またスポンジチタン3は水中で割れたり
することもない。スポンジチタン3は、水を収容する水
の容器4において1000cm3に対して少なくとも5
0グラム設けられることにより、水を確実に浄化するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、浄水作用等をなす浄化具に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
近年においては光触媒による浄化が注目されている。光触媒は、ニ酸化チタン に光(赤外線)が当たると、その表面から電子が飛び出す。このとき、電子が抜 け出た穴は正孔(ホール)と呼ばれており、プラスの電荷を帯びている。前記正 孔は強い酸化力をもち、水中にあるOH-(水酸化イオン)などから電子を奪い 、このとき、電子を奪われたOH-は、非常に不安定な状態のOHラジカルにな る。そして、OHラジカルは強力な酸化力を持つため近くの有機物から電子を奪 い、自分自身が安定になろうとする。このようにして電子を奪われた有機物は結 合を分解され、最終的には二酸化炭素た水となり、大気中に発散される。尚、電 子が飛び出すエネルギーは光からもらう。そのエネルギーEは、E=hc/λ( 但し、hはプランク定数、cは光速、λは波長)となる。
【0003】 酸化処理チタンの改良として特開平8−246192号公報の光触媒活性を有 する酸化処理チタン又はチタン基合金材及びその製法においては、アナターゼ型 酸化チタン含有量の酸化物層を得るための好ましい方法は、純チタン基材および チタン基合金基材の何れについても、まず陽極酸化を行なった後、酸化性雰囲気 中で加熱処理する方法であり、この方法によれば、陽極酸化及び大気酸化によっ て酸化物層の厚さが確保されるばかりか、その後の加熱酸化処理によってアナタ ーゼ型酸化チタンの生成が起こり、光触媒活性に優れた酸化物層を得ることがで きる。このときの陽極酸化は、りん酸等の希薄酸性溶液中、50〜150V、よ り好ましくは70〜110Vの範囲の電位行なうのがよく、また陽極酸化後の加 熱酸化処理は、酸化性雰囲気(通常は大気雰囲気)中300〜800℃、より好 ましくは400〜700℃の温度範囲で行なうことが望ましく、該好適温度域に おける好ましい保持時間は5〜20分程度である(段落0025)、との記載がある 。
【0004】 しかしながら、酸化チタンは、その粉末を球形に固め焼成しても割れたり、ま た酸化チタンは、高価であり汎用品には適さないという問題があった。
【0005】 そこで、本考案は、前記問題を解決して割れにくく、また汎用品に適するよう に安価な浄化具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、スポンジチタンからなることを特徴とする浄化具である。
【0007】 この請求項1の構成によれば、スポンジチタンにより浄化することができる。
【0008】 請求項2の考案は、通気或いは通水可能で且つ透光可能な容器にスポンジチタ ンを収容したことを特徴とする浄化具である。
【0009】 この請求項2の構成によれば、スポンジチタンに光が当り、空気や水を浄化す ることができる。
【0010】 請求項3の考案は、前記容器に透光可能でかつ通気或いは通水用の孔を形成し たことを特徴とする請求項1記載の浄化具である。
【0011】 この請求項3の構成によれば、孔を通して光がスポンジチタンに光が当るとと もに、孔を通った空気や水を浄化することができる。
【0012】 請求項4の考案は、前記スポンジチタンは水の容器1000cm3に対して少 なくとも50グラム設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の浄化具で ある。
【0013】 この請求項4の構成によれば、水を確実に浄化することができる。
【0014】
【考案の実施形態】
以下、本考案の実施形態を添付図を参照して説明する。図1は第1実施例を示 しており、直方体形状の容器1の4側面に網による通水のために小さな孔2を形 成している。そして、容器1内にスポンジチタン3を収容したものである。スポ ンジチタン(Titanium Sponge)3は、例えばJIS H215 1−1994による物質で、例えば品種1種Mの成分は、Ti 99.6%以上、F e 0.10%未満、Cl 0.10%未満で他に0.1%未満で微量のMn、Mg、Si 、N、C、H、Oを含むもので、硬度は105 maxBHN(10mm/14.7KN /30秒)である。また品種4種Mの成分は、Ti 99.2%以上、Fe 0.20%未 満、Cl 0.15%未満、O 0.25%未満で他に0.1%未満で微量のMn、Mg、 Si、N、C、Hを含むもので、硬度は141〜160BHN(10mm/14.7KN/30 秒)である。さらに大きさは例えば最大幅Wが2cm程度の塊状であり、またそ の表面は多孔質様ではなく、粗雑且つ粗らな孔が複数形成されているものである 。また、スポンジチタン3は例えば、四塩化チタンと金属マグネシウムを還元容 器にて還元反応させて生成するものであり、この還元反応は、TiCl4(ガス) +2Mg(液体)=Ti(固体)+2MgCl2(液体)に従って進行して生成さ れるものである。尚、還元温度は、例えば800〜1000℃であり、不活性雰 囲気下で行うものである。
【0015】 次の表1は水道水中の残留塩素の吸着する作用の有無について試験した結果で ある。尚、試験方法は、オルトトリジン法に準拠したもので、試料水1リットル に対してスポンジチタン(チタン加工品)50グラムを加え、0、24時間後に トリジン溶液を数滴添加し、その呈色様相により判定したものである。
【0016】
【表1】
【0017】 この表1の結果、オルトトリジン法によるR−Cl吸着効果試験結果では、B L区(試料水)と比較すると、容器4における試料水1Lあたりスポンジチタン 50gを添加した場合、室内及び赤外線照射下ともに、残留塩素量が顕著に減少 傾向を示していることが判明した。
【0018】 したがって、前記スポンジチタン3を収容した容器1を例えば水1リットルの 水の容器4に置いておくと、孔2を通して光、水がスポンジチタン3に至り、ス ポンジチタン3により水を浄化することができる。尚、スポンジチタン3を収容 した容器1を空気中に置いて孔2を通して空気がスポンジチタン3に当れば孔2 を通った空気を浄化することができる。
【0019】 以上のように、前記実施例では請求項1に対応してスポンジチタン3により浄 化具を形成したことにより、水中のスポンジチタン3に光があたり、水を浄化す ることができる。また、水中であってもスポンジチタン3は割れたりすることは ない。
【0020】 請求項2に対応して、通水性可能で且つ透光可能な容器1にスポンジチタン3 を収容したことにより、スポンジチタン3に光が当り、容器1に入ってきた水を 浄化することができる。
【0021】 また、前記実施例では請求項3に対応して、前記容器1に透光可能でかつ通水 用の孔2を網により形成したことにより、孔2を通して光のみならず、水もスポ ンジチタン3に至るので、確実に浄化を行うことができる。
【0022】 さらに、前記スポンジチタン3は、水を収容する水の容器4において1000 cm3に対して少なくとも50グラム設けられることにより、表1で明かなよう に水を確実に浄化することができる。
【0023】 図2は第2実施例を示しており、第2実施例は、包丁10を収容する包丁さしを 示しており、この包丁10をさす容器11は、外筒12とこの外筒12の内側に間隔をお いて設けられる内筒13とを備えており、内筒13に包丁10を差し込むものである。 そして外筒12と内筒13との間にスポンジチタン14を収容する。また、外筒12と内 筒13には、透光可能でかつ通気用の孔15,16が形成されいている。
【0024】 したがって、包丁10を内筒13に差し込んでおくと、孔15,16を通して光、空気 がスポンジチタン14に至り、スポンジチタン14は空気を浄化、脱臭、効菌等し、 この結果包丁10を衛生的に保つことができる。
【0025】 以上のように、前記実施例では請求項2に対応して、通気可能で且つ透光可能 な容器10にスポンジチタン14を収容したことにより、スポンジチタン14に光が当 り、外筒12と内筒13の間に入ってきた空気を浄化することができる。
【0026】 また、前記実施例では請求項3に対応して、前記容器10に透光可能でかつ通気 或いは通水用の孔15,16を形成したことにより、孔15,16を通して光のみならず 、空気がスポンジチタン14に至るので、確実に浄化を行うことができる。
【0027】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて、種々の変形実施が可能である。例えば、図3、図4に示すように金魚や 水生植物(図示せず)を収容した水槽21や花器22にスポンジチタン23をそのまま 入れて、水質の浄化を図ったり、また図5に示すように観葉植物を植えた鉢24の 土壌表面にスポンジチタン23をそのまま置いて土壌の浄化を図ったり、さらには 、図6に示すようにネットにより形成された容器たる袋25にスポンジチタン23を 収容し、そして浴槽26に入れることにより、湯の浄化を図ることができる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1の考案は、スポンジチタンからなることを特徴とする浄化具であり、 スポンジチタンにより確実に水や空気を浄化することができるとともに、水中で 割れたりすることもなく安心して使用することができる。
【0029】 請求項2の考案は、通気或いは通水可能で且つ透光可能な容器にスポンジチタ ンを収容したことを特徴とする浄化具であり、スポンジチタンにより、空気や水 を浄化することができるとともに、安価に提供することができる。
【0030】 請求項3の考案は、前記容器に透光可能でかつ通気或いは通水用の孔を形成し たことを特徴とする請求項1記載の浄化具であり、光が孔を通してスポンジチタ ンに光が当るとともに、孔を通って空気や水を確実に浄化することができる。
【0031】 請求項4の考案は、前記スポンジチタンは水の容器1000cm3に対して少 なくとも50グラム設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の浄化具で あり、残留塩素の低減など水を確実に浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部を切り欠いて拡
大した斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す一部切り欠き斜視図
である。
【図3】本考案の第3実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の第4実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の第5実施例を示す断面図である。
【図6】本考案の第6実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 11 容器 2 15 16 孔 3 14 23 スポンジチタン 4 水の容器 25 袋(容器)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポンジチタンからなることを特徴とす
    る浄化具。
  2. 【請求項2】 通気或いは通水可能で且つ透光可能な容
    器にスポンジチタンを収容したことを特徴とする浄化
    具。
  3. 【請求項3】 前記容器に透光可能でかつ通気或いは通
    水用の孔を形成したことを特徴とする請求項2記載の浄
    化具。
  4. 【請求項4】 前記スポンジチタンは水の容器1000
    cm3に対して少なくとも50グラム設けられることを
    特徴とする請求項2又は3記載の浄化具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5688588B1 (ja) * 2014-07-16 2015-03-25 Pps株式会社 酸化チタン水質浄化体、同酸化チタン水質浄化体の製造方法および同酸化チタン水質浄化体による水質浄化方法
JP5717264B1 (ja) * 2014-10-10 2015-05-13 Pps株式会社 酸化チタン水質浄化体、同酸化チタン水質浄化体の製造方法および同酸化チタン水質浄化体による水質浄化方法

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