JP3087575U - 排水システム排水口構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪などのゴミが排水口から排出され、排水
口及び湾曲管に沈殿するのを防止する排水システム排水
口構造を提供する。 【解決手段】 排水システム排水口構造は、洗面台９、
台所の流し台或いは浴槽の排水部に、下向き凹形の中空
設置部１６があり、この中空設置部１６の端縁８にはそ
れぞれ固定凸部１０，１７が設置され、そこに蓋体１を
設置する。この蓋体１一側面には押圧部３があり、押圧
によって蓋体１及び濾過本体６が動いて開き、且つ蓋体
１上にはいくつもの透かし孔５があり、水をスムーズに
流して濾過する。更に中空設置部１６内に濾過本体６を
設置し、濾過本体６の濾過により、徹底した濾過が行わ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、排水システム排水口構造に関するもので、毛髪などのゴミが排水口 から排出され、排水口及び湾曲管に沈殿するのを防止する。

【０００２】

【従来の技術】

図１に示すとおり、公知の排水システム排水口構造は洗面台Ｂの排水口Ｆにピ ストンＧが設置され、作動桿Ａに連結している。また排水口Ｆ一端は湾曲管Ｃが 設置され、その湾曲管Ｃの一側面には旋回台Ｅが設置され、掃除する場合、この 旋回台Ｅを開けて内部のゴミＤを掃除する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この種の排水システム排水口構造は、作動桿Ａを押すと、毛髪 等のゴミＤは排水口Ｆから直接排出されやすく、これらのゴミＤは湾曲管Ｃ及び 排水口Ｆで沈殿し、水の流れを塞いでしまう。 またこの旋回台Ｅは取り外しが困難でありながら、ゴミＤが溜まりやすい構造 であるため、錆びたり、更には水漏れが起こる。そのため上述の問題を改善する 排水システム排水口構造を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案の排水システム排水口構造は、洗面台、台所 の流し台或いは浴槽の排水部に、下向き凹形の中空設置部があり、この中空設置 部の端縁にはそれぞれ固定凸部が設置され、そこに蓋体を設置する。この蓋体一 側面には押圧部があり、押圧によって蓋体及び濾過本体が動いて開き、且つ蓋体 上にはいくつもの透かし孔があり、水をスムーズに流して濾過する。更に中空設 置部内に濾過本体を設置することを特徴とするものである。

【０００５】

【考案実施の形態】 以下、本考案排水システム排水口構造の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、図２，３，４，７が示すように、本考案は、洗面台９、蓋体１及び濾過 本体６から構成され、

【０００６】 そのうち、この洗面台９の排水部は下向き凹形の中空設置部１６で、この中空 設置部１６の端縁８点にはそれぞれ固定凸部１０が設置され、そこに蓋体１を設 置して洗面台９の排水部とする。この蓋体１の一側面には押圧部３があり、この 押圧部３を押すと（図５，６参照）、梃子の原理で蓋体１が開き、蓋体１と濾過 本体６を取り外せるようになっており、同時に即座に内部にゴミがないかチェッ クすることができるため、衛生管理、清潔を保つためにも有効であり、公知のよ うな湾曲管Ｃ内部に沈殿したゴミＤがわからなかったり、更には定期的なゴミＤ の除去を忘れてしまったりすることがない。

【０００７】 更に蓋体１上には、いくつもの透かし孔５が開設されているため、水を即座に 流し、濾過する。且つこの中空設置部１６内には固定凸部１７が設置されている ので、濾過本体６を中空設置部１６内に納置し、濾過本体６によって濾過される 。またこの濾過本体６上には例えば取っ手、引き手等々のような連結装置（図示 略）が設置され、利用者が濾過本体６を取り出しやすいようになっている。

【０００８】 また中空設置部１６の一側面には排水管１３が設置され、この排水管１３の排 水口１４点にはピストン１２が設置され、且つ可動桿１５と洗面台９上の作動桿 ７が連結しているので、ピストン１２の開閉によって水を溜めることができる。 汚水を排出するときには、濾過本体６及び蓋体１による濾過（図８参照）によっ て即座に濾過され、公知のような毛髪などのゴミＤが排水口Ｆから排出され、排 水口Ｆ及び湾曲管Ｃに沈殿することがない。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の排水システム排水口構造は、洗面台、台所の流 し台或いは浴槽の排水部に、下向き凹形の中空設置部があり、この中空設置部の 端縁にはそれぞれ固定凸部が設置され、そこに蓋体を設置する。この蓋体一側面 には押圧部があり、押圧によって蓋体及び濾過本体が動いて開き、且つ蓋体上に はいくつもの透かし孔があり、水をスムーズに流して濾過する。更に中空設置部 内に濾過本体を設置するという特徴をもつ。それにより、毛髪などのゴミが排水 口から排出され、排水口及び湾曲管に沈殿するのを防止するのに効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】公知の断面図である。

【図２】本考案の立体分解指示図である。

【図３】本考案の立体組立指示図である。

【図４】本考案の蓋体を開けた立体動作図である。

【図５】本考案の蓋体及び濾過本体を開けた動作立体指
示図である。

【図６】本考案の蓋体及び濾過本体異なる角度から開け
た動作立体指示図である。

【図７】本考案の立体断面指示図である。

【図８】本考案の蓋体及び濾過本体の濾過動作立体断面
指示図である。

【符号の説明】

Ａ 作動桿 Ｂ 洗面台 Ｃ 湾曲管 Ｄ ゴミ Ｅ 旋回台 Ｆ 排水口 Ｇ ピストン １ 蓋体 ３ 押圧部 ５ 透かし孔 ６ 濾過本体 ７ 作動桿 ８ 端縁 ９ 洗面台 １０ 固定凸部 １２ ピストン １３ 排水管 １４ 排水口 １５ 可動桿 １６ 中空設置部 １７ 固定凸部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に洗面台、蓋体及び濾過本体から構成さ
   れた排水システム排水口構造において、 洗面台は下向き凹形の中空設置部があり、この中空設置
   部下方にはピストンが設置され、且つ可動桿と洗面台、
   台所流し台及び浴槽排水部の作動桿が連結しているた
   め、ピストンの開閉を制御し、また中空設置部の端縁点
   にはそれぞれ固定凸部が設置され、蓋体を洗面台の内部
   に設置するもので、蓋体一側面には押圧部が設置され、
   押圧によって蓋体及び濾過本体が開閉され、また蓋体上
   にはいくつもの透かし孔が設置され、水をスムーズに流
   して濾過し、中空設置部内の固定凸部によって、濾過本
   体が中空設置部内に納置され、濾過するもので、またピ
   ストン上の濾過装置には蓋体或いは濾過本体等々がある
   ことを特徴とする排水システム排水口構造。
2. 【請求項２】前記濾過本体は、連結装置があり、例えば
   取っ手、引き手等によって濾過装置が取り出しやすくな
   っていることを特徴とする請求項１記載の排水システム
   排水口構造。
3. 【請求項３】前記排水システム排水口構造は、更に浴
   槽、床の排水口或いは台所の流し台等の排水設備として
   利用されることを特徴とする請求項１記載の排水システ
   ム排水口構造。