JP3087548U - プリーツ状のウェーブが美しく発現するカーテン - Google Patents

プリーツ状のウェーブが美しく発現するカーテン

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博光 寺田
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東陽織物株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊るされたカーテンの折りたたまれたときの
折り目が上部から下部まで美しく発現するカーテン 【解決手段】織物の緯糸に撚り(500〜1000T/
M)を加える。又、織物に減量(5〜10%)を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカーテンを吊るした状態で折りたたんだ 時、その折り目であるプリーツ状のウェーブが上部から下部までくずれることな く美しく発現するカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカーテンを吊るした状態で折りたたんだとき図1 が示すように、その折り目であるプリーツのウェーブが上部1から下部2に行く にしたがい折り目がくずれ、下部2がいくらか開いてしまうため、美感をそこね る。又、下部が広がるためその部分が障害となることがある。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】カーテンを吊るした状態で折りたた んだとき、折り目であるプリーツ状のウェーブが上部図2の3、及び図3の5か ら下部図2の4、及び図3の6に至るまで同じように保たれることにより、美感 を保つのにどうすれば可能か考察した。図2、図3、参考
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案者は上記のような現状に鑑み鋭意 検討した結果、カーテンの布地にドレープ性を附与すれば目的を達成できること をつきとめ、次の2点について実施した。
【0005】
【本考案の実施例1】従来のカーテン用布地に用いられている経糸と緯 糸は無撚糸が使われている。 今回の実施では緯糸にのみ撚りを加えた。 経糸は従来と同じ、緯糸ポリエステル150デニール48フィラメント仮撚糸に 800T/Mの撚りを加え製織し、カーテンとして加工した。図2の3、4が示 すようによい結果を得ることができた。
【0006】
【本考案の実施例2】実施例1の布に減量加工を施した。減量率は10 %とする。 図3の5、6が示すようにより良い結果を得ることができた。
【0007】
【従来のカーテンと実施例の比較試験】従来のカーテンと実施例1及び 、実施例2のカーテンの剛軟性試験、G法(JIS.L1096,8,19,7 )ドレープ係数と、A法(JIS.L1096,8,19,1)45°カンチレ バー法に基づいて測定した。表1にその結果を示す。
【0008】
【表1】
【0009】 上記の表が示すように緯糸に撚りを加えることにより目的を果たすことができた 。いくつかの実験により、撚数は500〜1000T/Mが最も効果的であった 。又、減量率5〜10%が最も効果的であった。 以上の結果、本考案は大変有意義であると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のカーテンを吊るした状態を示す
【図2】 本考案の実施例1のカーテンを吊るした状態
を示す
【図3】 本考案の実施例2のカーテンを吊るした状態
を示す
【符号の説明】 (1)従来のカーテン図1が吊るされた状態での上部の
巾を示す (2)従来のカーテン図1が吊るされた状態での下部の
巾を示す (3)本考案の実施例1図2のカーテンの吊るされた上
部の巾を示す (4)本考案の実施例1図2のカーテンの吊るされた下
部の巾を示す (5)本考案の実施例2図3のカーテンの吊るされた上
部の巾を示す (6)本考案の実施例2図3のカーテンの吊るされた下
部の巾を示す
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月27日(2002.2.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンの布地にドレープ性を附与し、
    そのカーテンを吊るした状態で折りたたんだ時、プリー
    ツ状のウェーブが上部から下部まで折り目が美しく発現
    するカーテン
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