JP3087525U - 装飾を備えたセラミックタイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本考案は、配列されたフォーメーションから成るシステ
ムを備えた少なくとも部分的に透明な材料に光を通過さ
せて得られる光効果により生じる装飾を備えたセラミッ
クタイルに関する。斯かるタイルは、透明な材料、好適
には、タイルグレーズ（３）である。該タイルグレーズ
（３）の表面に表面印刷（５）が設けられ、且つ、前記
グレーズ（３）の裏面の背後には裏面印刷（６）が設け
られる。前記印刷（５、６）は平行な線及びスリット、
または、其の間にスリットを備えたフォーメーションに
グループ化された文字を含んだ平面ラスタにより形成さ
れ、前記裏面印刷（６）の前記フォーメーションの数と
前記表面印刷（５）の前記スリットの数とが異なり、且
つ、前記裏面印刷（６）のフォーメーションの広がり方
向が、前記表面印刷（５）の前記スリットの方向と５０
％より多く一致している。本考案は、セラミックタイル
のグレーズの硬質で、少なくとも部分的に透明な材料上
に広範なパターン及び色の印刷装飾を簡単な方法及び妥
当なコストで創出する。

Description

【考案の詳細な説明】

考案の分野 本考案は、セラミックタイルのグレーズ（ｇｌａｚｅ）の少なくとも透明且つ 硬質材料上に光学的現象に基づく装飾等の様々な装飾を創出することに関する。 考案の背景 グレーズで覆われたセラミックタイルには極普通に装飾がなされる。斯かる装 飾は、タイルにグレーズを設ける前にタイルに印刷される。別の公知の方法では 、グレーズに装飾が施され、または、印刷を施されたグレーズに別のグレーズが 設けられる。上記の方法の全てを組み合わせて使用することができる。 天井または壁用パネル材、タイル、広告用ボード及び同様の要素等の板状の表 面材料に、特別なまたは変わった光効果、つや消しまたは光沢のある表面で反射 させた光、光を材料の表面層を通過させた後で材料の内部に設けた反射表面を備 えた物体により反射させた光、または、光を材料全体に通過させた後で、材料の 裏面に設けた鏡により反射させた光を使用して装飾を施すことは公知である。 透明な材料及び光学層から成る装置に光を通過させることで生じる虹効果を示 すカラー装飾であって、照明及び視角により変化するカラー装飾を創出すること も公知である。 また、平面または浮彫り構造により形成された一連の図形（ｔｒａｃｅｓ）か らなる表面浮彫りを設けた要素に照明を与えることでカラー効果を及ぼす隠し装 飾であって、照明をして一定の角度から見ると光回折効果を示す構造により１つ 以上のイメージを生成する装飾を創出することも公知である。 別の公知の解決策は物体の装飾であり、該装飾は可変視角により誘起されるも のであり、前記物体は半透明な板状要素及び２つの相互に交差するラスタを備え 、前記ラスタは前記板状要素の双方の対向する面に隣接して配置されて、光の干 渉現象に基づき一定の線系即ちモワレ効果が生まれる。 チェコ特許第２７４，４８８号には有機または無機ガラス板上に施した浮彫り パターンの形態の装飾が開示されており、斯かるガラス板はラスタにより装飾さ れ、斯かるラスタは光学要素からなり、前記ガラスの表面は前記ラスタのネガテ ィブであって、該ラスタは０乃至１５％の範囲以内で拡大または縮小されるネガ ティブにより、または、別のラスタにであって、該ラスタは裏面ラスタとは±１ ５％異なるラスタにより装飾され、双方のラスタが相互に光学的に重なることで 三次元パターンが創出され、該パターンが三次元ガラス装飾を形成する。前記光 学的要素は、線または円等から成る。効果を増大するために前記ガラスの裏面に 、例えば、塗料層または不透明なガラスを設けることが可能である。また、前記 三次元装飾と通常の平面印刷または別の従来の装飾技術を任意に組み合わせるこ とが可能である。 上記の解決策のどれも、１つの光学的環境の配置で、品質的に満足でき且つ簡 単な方法及び妥当なコストで創出できる光効果に基づくパターンの全てを創出す ることは出来ない。 考案の概要 本考案の目的は、光学現象により簡単な方法でセラミックタイルのグレーズ上 等の少なくとも部分的に透明で且つ硬質の材料上に様々は装飾及びカラー効果を 創出することである。 本考案の課題は、装飾を備えたセラミックタイルである。斯かる装飾は、光効 果により創出される。光効果は、光が少なくとも部分的に透明は材料中を通過す ることで得られ、前記材料には配列されたフォーメーションから成るシステムが 設けられ、斯かるフォーメーションは少なくとも部分的に透明な材料の表面であ って、タイルのグレーズにより形成された表面上の表面印刷及び前記部分的に透 明な材料の裏面背後にある裏面印刷を備え、前記印刷は、平行な線及びスリット 、または、間にスリットを有したフォーメーションにグループ化した文字を含ん だ平面ラスタにより形成され、前記裏面印刷のフォーメーション及び前記表面印 刷のスリットの数は異なり、且つ、裏面印刷フォーメーションの広がる方向は表 面印刷のスリットの方向とは５０％より多く一致している。 好適には、タイルのグレーズの厚さは少なくとも０．１ｍｍである。 更に、表面印刷が平行な線及びスリットから成るシステムを備えるラインラス タにより形成され、また、裏面印刷が、スリットにより互いに分離された線にグ ループ化された文字からなるシステムにより形成されるのが好適である。 任意に、前記表面印刷が、また、平行な線及びスリットから成るシステムを備 えるラインラスタにより形成され、前記裏面印刷が、間にスリットを備えた曲線 の形態を有したフォーメーションにグループ化された文字からなるシステムを備 える。 好適には、前記裏面印刷のフォーメーションの方向が、前記フォーメーション の広がる方向から最大３０度の角度までそれ、前記フォーメーションの広がる角 度に５０％より多く一致する。 前記セラミックタイルの１つの好適な実施例では、タイルのグレーズは該グレ ーズの表面上に表面印刷を設けることで達成され、該グレーズの裏面背後に位置 する裏面印刷は前記タイルのグレーズと該タイルのベースセラミック本体との間 に設けた底面グレーズの表面に形成され、タイルのグレーズの表面は頂面グレー ズにより覆われる。 上記頂面グレーズにも印刷を施すことができる。 本考案の別の好適な実施例によれば、前記タイルのグレーズには前記表面側に 表面印刷が設けられ、前記タイルのグレーズの裏面背後に位置した裏面印刷は、 前記タイルのグレーズと前記タイルの前記ベースセラミック本体との間に位置し た底面グレーズの表面側に設けられ、前記印刷は耐磨耗性インクによりなされる 。 本考案の課題は、通常の装飾技術では到達できない品質の装飾を、例えば、セ ラミックタイルまたは該セラミックタイルのグレーズの硬質材料上に創出するこ とである。本考案は、実施するのに比較的簡単であり、製品コストは妥当なもの であるから、広範な使用に適している。加熱インク（ｆｉｒｅｄ ｉｎｋ）及び 圧潰ガラスを使用する場合には、印刷した材料は高い耐磨耗性を有する。従って 、斯かる材料から製造された製品は表面タイルとして使用する可能性がある。こ の技術的解決策によれば、また、所謂銅、銀または金等の色を有した金属顔料を 容易に模倣することが可能となる。所望の色は、装飾製造に使用する光学的方法 を適切に組合せて選択することのみによって可能となる。 更に、タイルの裏面の印刷フォーメーションの方向は、フォーメーションの広 がり方向から最大３０度の角度で局部的に傾くと共に、前記広がり方向と５０％ より多く一致するのが好適である。これにより、表面装飾の実質的な明るさ、ま たは、反対に、図示される物体の影と光を表現するのに使用できる暗さにより表 わされる幾分異なる干渉最大値及び最小値を局部的に生成することが可能となる 。 考案の詳細な説明 本考案によるセラミックタイルの特殊なパターン及びカラー効果は、光線の回 折、干渉、分散、反射である光学的現象に基づき、セラミックタイルのグレーズ の少なくとも部分的に透明で且つ硬質の材料上の表面及び裏面印刷の対応する点 を視覚的に相互に露出または覆うことで得ることが出来る。 本考案による効果を得るのに使用する材料は、少なくとも部分的に透明で且つ 硬質の材料であり、タイルのグレーズ３、一定の厚さの板材料である。タイルの グレーズ３には表面及び裏面背後の双方に印刷パターンが設けられ、該パターン は、平面線ラスタまたはフォーメーションにグループ化された文字を備えたラス タであり、前記フォーメーションは線またはスリットの形態を取り、前記裏面印 刷６の印刷のスリットの広がり方向は、表面印刷５のスリットの方向と５０％よ り多い範囲で一致する。前記材料の表面は前記タイルのセラミックベース本体１ から離間した表表面であり、裏面は前記タイルのセラミックベース本体１にたい して裏返された前記材料の裏側内面である。 視角は変更され、且つ、透明材料の厚さに応じて、双方の印刷５、６の相互に 協働する点が変更することは明白である。従って、例えば、前記材料の表表面に 対して９０度の角度の視角では、表面印刷５を備えた前記表表面及び裏面印刷６ を備えた前記表表面に直交する線の交点に位置する点の光状態は相互に協働する 。次に、表表面上の同一点に対する視角が角度αだけ変更されて、前記材料の表 表面上に斯かる点に対する視角が９０度＋αとなると、前記材料の表表面に対し て変更した角度に位置する線を備えた双方の印刷５、６の交点に位置する点にお ける光状態は協働し、それにより、前の見る方向に比較して見る方向が変更され るが、これは、裏面印刷６を備えた変更線の交点が前記裏面印刷６を備えた垂直 線の交差点と異なるからである。 上記の光学現象を個々に使用して、または、相互に組み合わせて様々なパター ン及びカラー効果を発揮する所望の装飾を提供することが可能である。 例えば、回折、分散及び干渉を使用して、前記少なくとも部分的に透明な材料 の前記表面３の前記印刷５、または、タイルグレーズ３において回折開口部また は間隙が形成されるようにして、異なる光学的環境間に界面を生成することが可 能であり、通過する光線が光学的密度が異なる界面において屈曲すると共に、部 分的に個々のスペクトルの色に且つ互いの近接度に応じて干渉する光学路にそっ て分解する。裏面印刷６の明るいまたは暗い干渉点は装飾の結果的に生じる輝度 に影響を与える。回折開口部は、レーザーガンを使用して既に印刷してある表面 の幾つかの部分を除去するか、特別の印刷手順により、または、最も簡単な方法 では、印刷５、６の厚さに対応するサイズの透明な粒子、例えば、圧潰したガラ スまたは氷州石（Ｉｃｅｌａｎｄ ｓｐａｒ）の粒子をグラフィックデザインに 応じて印刷インクと混合することで形成することができる。回折開口部を形成す る方法は、光スペクトルのブレークアップ（ｂｒｅａｋ−ｕｐ）にある程度影響 を及ぼす。最も強い効果は圧潰ガラスを使用することにより得られるが、これは 、圧潰ガラスが多重屈折を起こし、それにより、より高いスペクトルブレークア ップに貢献するためである。 本考案によれば、光線の反射は、例えば、光を反射する様々な能力を備えたイ ンクを使用して裏面印刷６に印刷をすることで達成することが出来、これにより 、小鏡領域が形成される。しかし、インク及び圧潰した透明材料、例えば、圧潰 ガラスの配合物を使用することも可能である。斯かる配合物は結晶システムにお いて鏡表面及び屈折界面の双方を形成する。斯かる屈折界面は入射光線を分散且 つ部分的に干渉させることが出来る。蒸気の反射または結合反射効果は視角及び 表面印刷５の個々の点の透明度により変化する。 相互の露出点または隠れ点は、例えば、下記の如く到達可能である。プレート の表面に印刷５を設け、裏面に印刷６を設け、前記材料の表表面が目的とするグ ラフィックデザインによる様々な位置において少なくとも部分的に透明である場 合には、その色は常に裏面印刷６の個々の点の光状態により決定されるが、即ち 、双方の印刷５、６の個々のカラー点の効果が同時に相互作用する。互いに隣接 して配置された個々の点に対して、色または輝度等に関して裏面印刷６に異なる 光状態がある部位にて表面及び裏面印刷５、６の色の相互作用が視角が変わると 同時に変化する。これを利用して、例えば、点の一定の形状、例えば、パターン が特定の角度でみた場合、事前に画定した色でのみ目視可能となるようにできる 。目視角度を変更すると、パターンが見えなくなるか、または、色が変わる。 上記に述べた解決策は、印刷した材料のパターン及び色スキームに影響を与え 、硬質で少なくとも部分的に透明な材料上に、最終品質を同一とすれば、一般的 な方法では実現できなくなると共に、加熱インク及び圧潰ガラスを使用した場合 には、印刷した材料の耐磨耗性は高くなる。安定度あり、簡単で製品が妥当なコ ストで提供できることは本解決策の利点である。本考案によるタイルは、例えば 、銅、銀、金等の所謂金属顔料の色を容易に模倣することができる。 本考案を利用した特定の製品は、グレーズを備えたセラミックタイルにより代 表される。 斯かるセラミックタイルの形状は、矩形、方形、多角形またはその他とするこ とが可能である。斯かるセラミックタイルの断面は添付図面に図示してある。 タイルは、ベースセラミック本体１から成る。タイルのグレーズ３には表表面 に表面印刷５が設けられる。前記タイルのグレーズ３の裏面の背後には、裏面印 刷６が底面グレーズ２上に設けられると共に、該底面グレーズ２はタイルのグレ ーズ３及び前記タイルのベースセラミックタイル本体１との間に配置される。前 記タイルのグレーズ３の表面は、頂面グレーズ４により保護される。 表面印刷５は、細いスリットであって、最も簡単な場合には、耐磨耗性インク を使用して、実質的に平行な線により形成されるスリットからなるシステムを備 える。斯かる線の太さは、例えば、０．１乃至２ｍｍであり、線のピッチは０． １乃至１．５ｍｍである。一般的なルールでは、寸法が小さくなれば、其の結果 品質もよくなる。しかし、上記の寸法は所望の効果を誘起するのに十分である。 裏面印刷６は、文字を無秩序に構成することで形成され、斯かるフォーメーショ ンは、表面印刷５のスリットのフォ−メーションと５０％より多い方向が同一（ 線を形成する）となるように形成される。即ち、裏面印刷６の広がり方向は表面 印刷５のスリットの方向と実質的に平行である。このように、表面印刷の狭いス リットにおいて、光線が回折すると一定の状態が得られ、光が前記少なくとも部 分的に透明なタイルのグレーズを通過した後で裏面印刷６上に入射すると、光学 環境が異なる界面において更なる回折及び干渉が発生する。表面印刷５及び裏面 印刷６の１組の特徴の相互光相互作用により、色シフト及び干渉が発生し、結果 的に異常な輝度が表面印刷に生じて、該印刷層が他の技術では得ることの出来な い色シフトを発揮する。 前記双方の方向を５０％より多く平行にし、且つ、スリットの方向を最大３０ 度の角度まで局部的に傾けることに関して、上記の条件を保持しなければ、子Ｔ なる特性を生じることが可能であり、これにより、幾分異なる干渉最大値及び最 小値が得られる。斯かる最大値及び最小値は、表面印刷の実質的な明るさまたは 前記表面印刷の暗さにより所定位置に表される。これは、図示したパターンにお いて光と影を表現するのに効果的に使用することが出来る。 例えば、印刷５、６を基本円の４つの４分円に配列して、即ち、後述するが、 ＋ｙ、−ｘ座標を備えた基本円の上記４分円、即ち左上方４分円の裏面及び表面 の双方上に創出することが可能である。基本円の径及びスリットの数はタイルサ イズのみに比例する。裏面印刷６は、一定数の曲線の形態の文字からなるシステ ムから成り、斯かる形態が、前記円の中心の次である第３の４分円における線に 類似する。表面印刷５は、裏面印刷６の文字数より少ない数の線状スリットより なるシステムにより形成される。印刷５及び６を一緒にすると、前記文字及びス リットの交点において最大値を有した相互にシフトした干渉網が創出され、前記 最大値は、前記基本円の中心に隣接した前記第３の４分円において密度が低くな り、結合線が前記基本円の軸線から数度ずれた線の形態に近づく。一方、前記基 本円の円周に隣接した第３においては、干渉最大値は、密度が高く且つ結合線は 半径が前記基本円の半径より大きな円を形成する。斯かるシステムが次いで、印 刷５、６として適合されると、文字及びスリット数の違いにより且つ光線干渉に 使用される狭いスリットの効果から干渉現象が創出される。特に、基本円の残り の４分円もまた上記の如き構成となる場合には、斯かる効果の結果は、パターン の色効果である。 その他の同様な構成の干渉最大値及び最小値は、また、所望のパターン及び色 効果を得ることが可能である。例えば、傾斜曲線の波形の文字から成るシステム から構成される裏面印刷６及び平行なスリットから成るフォーメーションの形態 の表面印刷５を形成することが可能である。斯かる印刷フォーメーション５、６ の形態によれば、異なる輝度で１つ以上の色の領域を有する幾何学的パターン及 び実質的に三次元パターン、または、装飾用パターン、または、絵画的モチーフ のパターンの双方を得ることが可能である。 本例によるセラミックタイルの場合には、頂面グレーズ４に印刷を施すことも 可能となる。耐磨耗性インクを使用すれば、頂面グレーズ４は必要ではない。 産業上の利用分野 本考案は、セラミックタイルのグレーズ上等の硬質で、少なくとも部分的に透 明な材料上に広範なパターン及び色の印刷装飾を簡単な方法で且つ妥当なコスト で生成するのに広く利用される。 〔図面の簡単な説明〕

【図１】 装飾を備えたセラミックタイルの断面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ｃ０４Ｂ 41/89 Ｃ０４Ｂ 41/89 Ｄ

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 配列したフォーメーションから成るシス
   テムを備えた少なくとも部分的に透明な材料に光を通し
   て得る光効果により生じた装飾を備えたセラミックタイ
   ルにおいて、前記タイルには、タイルグレーズ（３）に
   より形成された前記少なくとも部分的に透明な材料の表
   面上であって、前記材料の前記表表面の前記領域の少な
   くとも一部上の表面印刷（５）と、前記材料の裏面の背
   後であって、前記材料の前記裏面の背後の領域上の裏面
   印刷（６）とが設けられ、該印刷（５、６）は平行な線
   及びスリット、または、間にスリットを備えたフォーメ
   ーションにグループ化された文字を含んだ平面ラスタに
   より形成され、前記裏面印刷（６）の前記フォーメーシ
   ョンの数と前記表面印刷（５）の前記スリットの数が異
   なり、且つ、前記裏面印刷（６）のフォーメーションの
   広がり方向が、前記表面印刷（５）のスリット方向と５
   ０％より多く一致している装飾を備えたセラミックタイ
   ル。
2. 【請求項２】 請求項１のセラミックタイルにおいて、
   前記グレーズの厚さが、少なくとも０．１ｍｍである、
   前記セラミックタイル。
3. 【請求項３】 請求項１または２のセラミックタイルに
   おいて、前記表面印刷（５）が、平行な線及びスリット
   から成るシステムを含んだラインラスタにより形成さ
   れ、且つ、前記裏面印刷（６）が、其の間にスリットを
   有する列にグループ化された文字から成るシステムによ
   り形成される、前記セラミックタイル。
4. 【請求項４】 請求項１または２のセラミックタイルに
   おいて、前記表面印刷（５）が、平行な線及びスリット
   から成るシステムを含んだラインラスタにより形成さ
   れ、且つ、前記裏面印刷（６）が、其の間にスリットを
   有する曲線の形態のフォーメーションにグループ化され
   た文字から成るシステムにより形成される、前記セラミ
   ックタイル。
5. 【請求項５】 請求項１乃至４の何れかのセラミックタ
   イルにおいて、前記裏面印刷（６）の前記フォーメーシ
   ョンの方向が、前記フォーメーションの広がり方向か
   ら、最大３０度の角度で局部的に傾くと共に、５０％以
   上一致している、前記セラミックタイル。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５の何れかのセラミックタ
   イルにおいて、前記タイルグレーズ（３）が、表表面上
   の表面印刷（５）により設けられ、該タイルグレーズ
   （３）の裏面の背後の前記裏面印刷（６）が、前記タイ
   ルグレーズ（３）及び前記タイルのベースセラミック本
   体（１）との間に設けられた底面グレーズ（２）の表表
   面上に形成され、前記グレーズ（３）の表面が頂面グレ
   ーズ（４）により覆われる、前記のセラミックタイル。
7. 【請求項７】 請求項６のセラミックタイルにおいて、
   前記頂面グレーズ（４）には、印刷が設けられる、前記
   セラミックライル。
8. 【請求項８】請求項１乃至５の何れかのセラミックタイ
   ルにおいて、前記タイルグレーズ（３）が、該タイルグ
   レーズ（３）の表表面上の表面印刷（５）により設けら
   れ、前記タイルグレーズ（３）の裏面の背後の前記裏面
   印刷（６）が、前記タイルグレーズ（３）及び前記タイ
   ルの前記ベースセラミック本体（１）との間に設けられ
   た底面グレーズ（２）の表表面上に形成され、前記印刷
   （５）が、耐磨耗性インクにより形成される、前記のセ
   ラミックタイル。