JP3087449U - 低周波治療装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 患者一人一人に対して事前に調査することな
く、十分な治療効果が得られ且つ装着にさいして特定の
場所に拘束されることなく、自由度を増した低周波治療
装置を提供する。 【解決手段】 低周波治療装置10は、両極性の矩形波
からなる電気パルスとこのパルスの間に間歇時間を備え
た2〜2000Hzの電気パルス群を発生するパルス発
生手段10と、前記パルス発生手段10の出力端に接続
された出力側の電極装置30と、脳波を検出測定するた
めの入力側の電極装置40と、検出された脳波に基づい
て、投与されたパルスの効果を確認するための効果確認
手段50とを備えている。この低周波治療装置におい
て、前記電気パルス群は、三角形又はひし形の1〜3サ
イクルの矩形波パルス列から構成され、前記パルス発生
手段は、パルスの継続時間と前記間歇時間を患者に対応
して可変できるように構成されている。
く、十分な治療効果が得られ且つ装着にさいして特定の
場所に拘束されることなく、自由度を増した低周波治療
装置を提供する。 【解決手段】 低周波治療装置10は、両極性の矩形波
からなる電気パルスとこのパルスの間に間歇時間を備え
た2〜2000Hzの電気パルス群を発生するパルス発
生手段10と、前記パルス発生手段10の出力端に接続
された出力側の電極装置30と、脳波を検出測定するた
めの入力側の電極装置40と、検出された脳波に基づい
て、投与されたパルスの効果を確認するための効果確認
手段50とを備えている。この低周波治療装置におい
て、前記電気パルス群は、三角形又はひし形の1〜3サ
イクルの矩形波パルス列から構成され、前記パルス発生
手段は、パルスの継続時間と前記間歇時間を患者に対応
して可変できるように構成されている。
Description
【0001】
本考案は、鎮痛もしくは麻酔等の治療や、特別養護老人ホーム等における痴呆 性老人対応、歩行促進、関節や筋肉痛を鎮める等のために用いられる低周波治療 装置に関する。
【0002】
従来、麻酔法とは、外科手術の際の痛みを取り除くために、薬物(麻薬・笑気 ガス)等によって、一定時間無痛・反射喪失の状態を作り出す方法であった。
【0003】 最近になって、TEBS(Transauricular Electric al Brain Stimulation又はTranscutaneous )療法と呼ばれる経皮的に外耳を介して脳全体に低周波の電気刺激を与える療法 が知られている。この療法の理論は、当時米国の脳研究の専門誌「プレーン・リ サーチ」に発表されており、この理論は、脳下垂体に直接矩形低周波を以て、電 気刺激を与えて、身体に痛みを感ずる事が無くなる事、即ち末期癌の激痛を和ら げ、または激痛を取り去る事ができる臨床的理論である。
【0004】 このTEBS療法に用いられる治療器具等に、本考案者による特許第2649 036号の特許公報に開示されたヘッドホンがある。このヘッドホンは、図20 ならびに図21(a)および(b)に示すように、耳に当接できるように構成さ れたヘッドホンにおいて、中央部にスピーカとしてのスピーカ151cを設け、 このスピーカ151cの周囲に導電パッド部151dを設け、この導電パッド部 151dの少くとも人体に触れる部分を導電性かつ密着性とし、このスピーカ1 51cを外部音源に接続可能とし、導電パッド部151dの導電性部分を外部の 特殊波形のパルス発生源に接続可能としたものである。
【0005】 このヘッドホンは、従来の音声、即ち音楽、テレビの音声、ニュース、スポー ツ等の音による信号を、鼓膜を通して脳に伝達する音の伝導器具である。そして 、併設された電極は、音の伝導と並行して、頭蓋骨の貫通部位である耳朶から脳 全体ならびに視床下部にある脳下垂体に、電気信号(パルス)を通電するために 設けられている。
【0006】 このヘッドホンによる療法は、在来の薬物・ガス麻酔法と違い、全く副作用の ない鎮痛法でありその極限である麻酔としても役立つことが臨床的に確認されて いる。
【0007】 一方、従来から骨折等の治療装置に低周波が効果を奏することはよく知られて いる。これらは、細胞にパルス波を以て剌激することが、細胞活性化を招くもの と考えられている。
【0008】
しかし、従来の麻酔法においては、薬物投与によるので、この薬物、例えば、 麻薬の投与・笑気ガス(亜酸化窒素の吸引)は、必ずといって良い程、嘔吐等の 副作用があった。このような副作用は、前述したTEBS療法においては殆ど見 当たらないが、低周波の効果には、治療を受けている患者による反応差もしくは 個人差があることが、脳波の測定によって確認された。さらに、パルス波の周波 数、形状によっても効果に差があることも、同様に脳波の測定によって確かめら れた。したがって、どのようなパルス波が有効であるのか、低周波を投与される 患者一人一人に対して、事前に調査しなければならず、決まった電気信号(パル ス波)を与える装置では、十分に治療効果が得られないことがあった。
【0009】 また、図20ならびに図21(a)および(b)に示した例では、ヘッドホン に通電用等のケーブル153,154が付けられているために、休息の邪魔にな ったり、軽い動作の妨げをおぼえる患者も稀にいる。特に、音響用ヘッドホンを 過去に一度も装着したことのない比較的高齢の患者にとっては尚更である。
【0010】 それ故、本考案の一技術的課題は、患者の個人差に応じて、適宜調整できるパ ルス発生源を備えた低周波治療装置を提供することにある。
【0011】 また、本考案のもう一つの技術的課題は、パルス効果の確認手段を備えた低周 波治療装置を提供することにある。
【0012】 さらに、本考案のさらにもう一つの技術的課題は、ヘッドホンのみでなく、他 の部位の治療にも用いることができる低周波治療装置を提供することにある。
【0013】 さらにまた、本考案の他の技術的課題は、薬物投与によらなくても、痛みや苦 痛を和らげることができ、薬物による副作用等の恐のない低周波治療装置を提供 することである。
【0014】 また、本考案の他の技術的課題は、低周波を投与される患者一人一人に対して 、どのようなパルス波が有効であるのか事前に調査することなく、十分に治療効 果が得られる低周波治療装置を提供することにある。
【0015】 さらに、本考案の他の技術的課題は、薬物投与によらなくても痛みや苦痛を和 らげることができることに加え、装着に際して患者が煩わしさを感ずることのな い低周波治療装置を提供することにある。
【0016】
本考案によれば、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からなる電気 パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パルスの 継続時間と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパルス発生源と 、前記パルス発生源の出力端に接続された出力側の電極部と、脳波を検出するた めに所望する部位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に接続さ れた効果確認手段とを有し、前記効果確認手段により検出された脳波のピークに よって、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療装置において 、前記パルス群は三角波形又は菱形波形を備えていることを特徴とする低周波治 療装置が得られる。
【0017】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記パルス群は、2〜 2000サイクル投与されることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0018】 また、本考案によれば、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパルス発 生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された出力側の電極部と、脳波を検出 するために所望する部位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に 接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段により検出された脳波のピ ークによって、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療装置に おいて、前記パルス発生源と前記出力側の電極部との間、及び前記入力側の電極 と前記効果確認手段との間の少なくとも一方は、ワイヤレス情報送受信手段によ って接続されていることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0019】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記ワイヤレス情報送 受信手段は、前記パルス発生源及び前記出力側電極に夫々設けられるか又は前記 入力側の電極部及び前記効果確認手段に夫々設けられるか、又は両方の組に夫々 設けられた送信機及び受信機の組み合わせからなることを特徴とする低周波治療 装置が得られる。
【0020】 また、本考案によれば、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパルス発 生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された出力側の電極部と、脳波を検出 するために所望する部位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に 接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段により検出された脳波のピ ークによって、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療装置に おいて、前記パルス群間の間歇時間に、さらに、低周波の矩形波のモジュレーシ ョン波形からなる逆刺激波を挿入したことを特徴とする低周波治療装置が得られ る。
【0021】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記モジュレーション 波形は、1サイクル当たり2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周 波治療装置が得られる。
【0022】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記出 力側の電極部は、ヘッドホンの音源近傍に設けられていることを特徴とする低周 波治療装置が得られる。
【0023】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記出 力側の電極は、患者の患部または適用部位に装着できるようなパッド部材に設け られていることを特徴とする記載の低周波治療装置が得られる。
【0024】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記出 力側の電極部は、筋肉刺激が可能なように、適用筋肉へ装着可能な装着部材に設 けられていることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0025】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記出 力側の電極部は、足部または脚部への刺激が可能なように、適用部位へ装着可能 な装着部材に設けられていることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0026】 また、本考案によれば、パルス発生源と該パルス発生源の出力部に接続された 電極部とを有する低周波治療装置において、前記パルス発生源は、オーディオ機 器の筐体内に組み込まれ、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とが投与される患者に応じて可変可能である低周 波治療装置において、前記パルス群は三角波形又は菱形波形を備えていることを 特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0027】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記パルス群は、2〜 2000サイクル投与されることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0028】 また、本考案によれば、パルス発生源と該パルス発生源の出力部に接続された 電極部とを有する低周波治療装置において、前記パルス発生源は、オーディオ機 器の筐体内に組み込まれ、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とが投与される患者に応じて可変可能である低周 波治療装置において、前記パルス発生源と前記出力側の電極部との間をワイヤレ ス情報送受信手段によって接続したことを特徴とする低周波治療装置が得られる 。
【0029】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記ワイヤレス情報送 受信手段は、前記パルス発生源及び前記出力側電極に夫々設けられた送信機及び 受信機の組み合わせからなることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0030】 また、本考案によれば、パルス発生源と該パルス発生源の出力部に接続された 電極部とを有する低周波治療装置において、前記パルス発生源は、オーディオ機 器の筐体内に組み込まれ、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とが投与される患者に応じて可変可能である低周 波治療装置において、前記パルス群間の間歇時間に、さらに、低周波の矩形波の モジュレーション波形からなる逆刺激波を挿入したことを特徴とする低周波治療 装置が得られる。
【0031】 また、本考案によれば、前記いずれかの低周波治療装置において、前記モジュ レーション波形は、1サイクル当たり2.5個のパルスを備えていることを特徴 とする低周波治療装置が得られる。
【0032】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記オ ーディオ機器は、テレビ、ラジカセ、またはコンポであることを特徴とする低周 波治療装置が得られる。
【0033】 また、本考案によれば、特殊波形を発生するパルス発生源と、耳孔開口部に嵌 合できるように構成されたイヤホンとを有し、前記イヤホンは、その中央部に設 けられたスピーカと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる 部分が導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカは、音声源に接続可 能であり、前記表面部の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能である低周 波治療装置において、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療 装置において、前記パルス群は三角波形又は菱形波形を備えていることを特徴と する低周波治療装置が得られる。
【0034】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記パルス群は、2〜 2000サイクル投与されることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0035】 また、本考案によれば、特殊波形を発生するパルス発生源と、耳孔開口部に嵌 合できるように構成されたイヤホンとを有し、前記イヤホンは、その中央部に設 けられたスピーカと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる 部分が導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカは、音声源に接続可 能であり、前記表面部の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能である低周 波治療装置において、前記パルス発生源と前記出力側の電極部との間をワイヤレ ス情報送受信手段によって接続したことを特徴とする低周波治療装置が得られる 。
【0036】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記ワイヤレス情報送 受信手段は、前記パルス発生源及び前記出力側電極に夫々設けられた送信機及び 受信機の組み合わせからなることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0037】 また、本考案によれば、特殊波形を発生するパルス発生源と、耳孔開口部に嵌 合できるように構成されたイヤホンとを有し、前記イヤホンは、その中央部に設 けられたスピーカと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる 部分が導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカは、音声源に接続可 能であり、前記表面部の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能である低周 波治療装置において、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療 装置において、前記パルス群間の間歇時間に、さらに、低周波の矩形波のモジュ レーション波形からなる逆刺激波を挿入したことを特徴とする低周波治療装置が 得られる。
【0038】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記モジュレーション 波形は、1サイクル当たり2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周 波治療装置が得られる。
【0039】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記表 面部は、導電性高分子および複合導電材料のうちの少くとも一方を含む材料から 成ることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0040】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記イ ヤホンは、マイクロフォンを備えており、該イヤホンの装着者側から通信網を通 して振動情報または音声情報を送信可能であることを特徴とする低周波治療装置 が得られる。
【0041】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記イ ヤホンは、両耳のそれぞれに装着するように構成されたステレオタイプであるこ とを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0042】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記パ ルス発生源は、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からなる電気パル スを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続 時間と前記間歇時間とを患者に応じて可変可能であることを特徴とする低周波治 療装置が得られる。
【0043】 また、本考案によれば、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパルス発 生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された出力側の電極部と、脳波を検出 するために所望する部位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に 接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段により検出された脳波のピ ークによって、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療装置で あって、前記パルス発生源は、音声源を備えたオーディオ機器の筐体内に組み込 まれており、さらに、耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンを有し 、前記イヤホンは、その中央部に設けられたスピーカと、該スピーカの周囲に設 けられ、かつ少くとも人体に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えており 、前記スピーカは、前記音声源に接続可能であり、前記表面部の導電性部分は、 前記出力側および前記入力側の電極部のうちの少くとも該出力側の電極部として 機能する低周波治療装置において、前記パルス群は三角波形又は菱形波形を備え ていることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0044】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記パルス群は、2〜 2000サイクル投与されることを特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0045】 また、本考案によれば、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパルス発 生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された出力側の電極部と、脳波を検出 するために所望する部位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に 接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段により検出された脳波のピ ークによって、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療装置で あって、前記パルス発生源は、音声源を備えたオーディオ機器の筐体内に組み込 まれており、さらに、耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンを有し 、前記イヤホンは、その中央部に設けられたスピーカと、該スピーカの周囲に設 けられ、かつ少くとも人体に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えており 、前記スピーカは、前記音声源に接続可能であり、前記表面部の導電性部分は、 前記出力側および前記入力側の電極部のうちの少くとも該出力側の電極部として 機能する低周波治療装置において、前記パルス発生源と前記出力側の電極部との 間、及び前記入力側の電極と前記効果確認手段との間の少なくとも一方は、ワイ ヤレス情報送受信手段によって接続されていることを特徴とする低周波治療装置 が得られる。
【0046】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記ワイヤレス情報送 受信手段は、前記パルス発生源及び前記出力側電極に夫々設けられるか又は前記 入力側の電極部及び前記効果確認手段に夫々設けられるか、又は両方の組に夫々 設けられた送信機及び受信機の組み合わせからなることを特徴とする低周波治療 装置が得られる。
【0047】 また、本考案によれば、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波からな る電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前記パ ルスの継続時間と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパルス発 生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された出力側の電極部と、脳波を検出 するために所望する部位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に 接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段により検出された脳波のピ ークによって、前記パルスの効果を確認できるように構成した低周波治療装置で あって、前記パルス発生源は、音声源を備えたオーディオ機器の筐体内に組み込 まれており、さらに、耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンを有し 、前記イヤホンは、その中央部に設けられたスピーカと、該スピーカの周囲に設 けられ、かつ少くとも人体に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えており 、前記スピーカは、前記音声源に接続可能であり、前記表面部の導電性部分は、 前記出力側および前記入力側の電極部のうちの少くとも該出力側の電極部として 機能する低周波治療装置において、前記パルス群間の間歇時間に、さらに、低周 波の矩形波のモジュレーション波形からなる逆刺激波を挿入したことを特徴とす る低周波治療装置が得られる。
【0048】 また、本考案によれば、前記低周波治療装置において、前記モジュレーション 波形は、1サイクル当たり2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周 波治療装置が得られる。
【0049】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記電 気パルス群は、1〜3サイクル内の矩形波パルス列から構成されていることを特 徴とする低周波治療装置が得られる。
【0050】 また、本考案によれば、前記いずれかの低周波治療装置において、前記パルス 発生源は、前記矩形波パルス列の各パルス幅およびパルス数もしくは該矩形波パ ルス列の各パルス幅、パルス数、およびパルスの振幅のどちらか一方を、所望す る周期的なパターン波形となるよう調整するパルス調整回路を備えていることを 特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0051】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記パ ルス発生源は、前記パルス調整回路で調整された周期的なパターン波形をパルス 群の形で発生させるパルス発生器を備えている低周波治療装置が得られる。
【0052】 また、本考案によれば、前記いずれか一つの低周波治療装置において、前記パ ルス発生源は、前記電気パルス群を予め定められた減衰振動パターンとなるよう に設定するパルスパターン設定手段を備えていることを特徴とする低周波治療装 置が得られる。
【0053】
以下、図面を参照して、本考案の実施の形態による低周波治療装置について説 明する。
【0054】 まず、本考案について更に詳しく説明する。
【0055】 本考案においては、低周波数のパルス波形による刺激の強弱等を考慮しながら 、個人差に応じて付与するものである。
【0056】 また、継続的に同一波形を供与するような個人差を考慮していない従来の低周 波治療装置においては、所謂“波形慣れ”や“刺激慣れ”といった状態が起こり 、この結果、刺激効果が減少することがしばしばあった。そのために、時間経過 に従って、付与するパルスパターンを変更する方策が採られている。
【0057】 また、通常は、パルスの効率を高めるために、治療に使用する各パルス間に、 間歇時間を置いている。
【0058】 本考案による低周波治療装置は、“波形慣れ”や“刺激慣れ”を生じさせない ように、さらに、付与するパルス列間の間歇時間に、逆刺激となるモジュレーシ ョンスイープ波形を与えることによって、パルスの効率を高め、“波形慣れ”や “刺激慣れ”を防止するものである。
【0059】 したがって、筋肉が、間歇時間後に供給する刺激波形をあたかも最初のときの ように新鮮に受けとめることになり、より一層刺激効果が高められる。
【0060】 そして、投与波形の選択は、脳波による刺激反応測定器の完成を待って、“波 形慣れ”や“刺激慣れ”さらには個人差を完全に克服することができる。
【0061】 以上のように、波形、間隔、継続時間等の刺激のパラメータを個人毎に最適な 値で、自動的に供与するシステムを、本考案では、オーダーメイド治療システム と呼称する。
【0062】 また、本考案においては、従来において低周波治療に用いられてきたヘッドホ ンをパルス発生器と切り離す(ワイヤレスにする)ことによって、装着している 個人の動作や行動領域にさらに自由を与えるものである。
【0063】 それでは、本考案の実施の形態による種々の例に付いて、図面を参照して説明 する。
【0064】 (第1の実施の形態) 図1は本考案の第1の実施の形態による低周波治療装置の構成を示すブロック 図である。図1を参照すると、低周波治療装置10は、パルス発生手段としての パルス発生源20と、これに接続された出力側の電極装置30と、脳波を測定す る部位に設けられる入力用の電極装置40と、脳波を検出測定するための効果確 認手段50と、入力装置を兼ね備えたパルスパターン設定手段(回路)60とを 備えている。
【0065】 パルスパターン設定手段50は、予め定められた約300種類のパルスパター ンを設定するための入力装置である。なお、このパルスパターンは予め入力装置 によって形成されたパルスパターン記憶手段1に格納されている。
【0066】 パルスパターン設定手段60は、パルス発生源20の制御部2に接続されてい る。
【0067】 パルス発生源20は、周波数シンセサイザーに代表されるように、パルス発生 器3と、これに、互いに並列接続された間歇時間調整手段(回路)4、パルス幅 調整手段(回路)5、パルス振幅調整手段(回路)6、パルス数調整手段(回路 )7、パルスパターンを記憶するパルスパターン記憶手段1、パルスパターン調 整手段8、およびこれらを制御する制御部2と、パルス発生器3からのパルスを 送信する送信機9とを備えている。このパルスパターンは、オシロスコープ11 等の表示手段によって逐次観察される。
【0068】 間歇時間調整手段4は、2〜2000Hzの1〜3サイクルの電気パルスから なる複数のパルス列間の間歇時間を、この電気パルスの半サイクル以上に設定お よび変化させるように調整するために設けられている。
【0069】 パルス振幅調整手段6は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパル ス列の夫々のパルスの振幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整可能な ように、設けられている。
【0070】 パルス幅調整手段5は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列の夫々のパルスのパルス幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整可能 なように、設けられており、間歇時間調整手段4およびパルス振幅調整手段6の うちの少くとも一つと協働するように構成することも可能である。
【0071】 パルス数調整手段7は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列の夫々の1サイクルのパルス数を、任意に設定または変化するように調整可能 に設けられており、簡単な構成のパルスは、パルス幅調整手段5によっても代用 することができる。また、パルス数調整手段7とパルス幅調整手段5とを設定す ることよって、両極性の矩形パルスの継続時間を決定することができる。
【0072】 パルスパターン調整手段8は、上記間歇時間調整手段4、パルス振幅調整手段 6、パルス幅調整手段6、およびパルス数調整手段7によって、設定困難なパス パターンを設定するために設けられており、制御部2を介してパルスパターン記 憶手段1によって記憶された複雑なパルスパターンを読み取り、それを用いて、 パルス発生器3にパルスパターンの電気波形を発生させる。パルス発生器3から のパルスパターンは、送信機9を介して送信される。
【0073】 出力側電極装置30は、受信機12と、この受信機12に接続された電極部1 3を備えている。
【0074】 出力側の電極部13は、パッド等の装着可能な部材に設られたパルス発生器3 の出力端部に接続された少くとも2つの導電性の部材からなり、パルス発生器3 から発生した電気波形がこの導電性の部材間に流される。
【0075】 尚、パルス発生器3から発生した電気波形を観察するのにオシロスコープ11 がパルス発生器3と出力側に接続されている。
【0076】 一方、入力側電極装置40は、患者の頭部等に接して設けられる入力側の電極 部14と、この入力側の電極部14に接続された送信機15を備えている。
【0077】 また、効果確認手段50は、受信機16と、脳波検出測定手段17と、この脳 波検出測定手段17によって検出された脳波にピークが発生することを確認する ピーク値検出手段18とを備えている。
【0078】 脳波検出測定手段17によって、検出された脳波は、オシロスコープ19によ って、その波形が表示される。
【0079】 この入力側電極装置40によって、パルスの投与による患者の個体反応を、投 与された患者の脳波を調査することで容易に知る事ができるので、その患者固有 の有効なパルスを容易に知ることができる。具体的には、脳波のピークが現れる ことによって、その投与されたパルスが有効であることが分かる。このピークの 出現は、ピーク値検出手段18によって、検出され、制御部2を介して、投与さ れたパルスパターンと、投与された個人、個人の識別符号等と関連させて、パル スパターン記憶手段1に記憶される。同様にピークの現れないパルスや逆刺激パ ルスについても、特定することができる。
【0080】 したがって、同じ個人に二回目のパルス投与からは、パルスパターン設定手段 60に個人の識別番号等を入力することによって、容易に効果的なパルスパター ンを投与することができる。
【0081】 さらに、使用される低周波の電気パルスは、最大20mA程度であり、かつ、 2次電流であり、火傷の心配は全くない。
【0082】 尚、本考案の実施の形態においては、パルスパターン設定手段60と、オシロ スコープ11等の表示手段とを別体に構成しているように図示されているが、オ シロスコープ11、19は一つのディスプレイ装置であり、パルスパターン設定 手段60は、このディスプレイ装置を兼用するキーボード等の装置であっても良 く、要するに、上記説明と同様の機能を備えているものでああるならば、上記装 置構成には、限定されるものではない。また、送受信機9,12,15,16, 及び電極部13,14以外は、マイクロコンピュータによっても代用することが できる。
【0083】 本考案の実施の形態による低周波治療装置を麻酔に用いる例について説明する 。本麻酔法は、脳下乗体に耳朶を通じて矩形低周間歇波を通電し、その電気刺激 により、患者を深い眠りに入れることができるものである。
【0084】 さらに、継続通電によって、昏睡状態になる場合と、話掛けに応答するが、手 術に耐え反射喪失の状態とになる。この昏睡状態も、反射喪失状態のいずれも、 完全に手術に対応できる「麻酔」状態となるのである。ただし、手術に際し電気 メスの使用を避けなければ成らない。
【0085】 また、本装置を用いた場合においては、話かけに答えながら開頭手術に対応で きる等、全く副作用が皆無の方法であるにとどまらず、通電を停止すれば直に麻 酔が解けて会話は自由であり、食事も普通食が直に食べられ、手術後の身体的負 担損耗は、格段の相違があり、全く消耗は見られない。
【0086】 したがって、術後の回復は格段に顕著であり、体力の消耗が極端に少ないため 術後の合併症等の併発が極めて低く理想的な麻酔法である。
【0087】 次に、本考案の第1の実施の形態による低周波治療装置によって投与される電 気パルスについて説明する。
【0088】 図2〜図4は、本考案の第1の実施の形態による低周波治療装置の投与低周波 〔TEBS〕を示す図である。図5乃至図8は図2〜図4の投与低周波パルスの 間歇時間に、必要に応じて投与される逆刺激低周波パルスを示す図である。
【0089】 尚、図2においては、符号Hは、1サイクル群波を、Dは群通電期間(刺激タ イム)を、Pは群休止期間(間歇時間、即ち、休止タイム)を夫々示している。
【0090】 図2(a)を参照して、1サイクル群波(以下、通電時間Dで示す)は、ひし 形状態に増加・減少する3サイクル方形間歇波で、1サイクル群波は、周波数2 〜2000Hzの範囲にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期1 5〜30ミリ秒である。
【0091】 図2(b)を参照して、1サイクル群波Dは、三角形の状態に増加する3サイ クル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000Hzの範 囲にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ秒であ る。
【0092】 図2(c)を参照して、1サイクル群波Dは、三角形状態に減少する3サイク ル方形間歇波で、1サイクル群波は周波数2〜2000Hzの範囲にあり、間歇 時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ秒である。
【0093】 図3(a)を参照して、1サイクル群波Dは、ひし形状態に増加及び減少する 2サイクル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000H zの範囲にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ 秒である。
【0094】 図3(b)を参照して、1サイクル群波Dは、三角形状態に増加する2サイク ル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000Hzの範囲 にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ秒である 。
【0095】 図3(c)を参照して、1サイクル群波Dは、三角形状態に減少する2サイク ル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000Hzの範囲 にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ秒である 。
【0096】 図4(a)を参照して、1サイクル群波Dは、ひし形状態に増加及び減少する 1サイクル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000H zの範囲にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ 秒である。
【0097】 図4(b)を参照して、1サイクル群波Dは、三角形状態に増加する1サイク ル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000Hzの範囲 にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ秒である 。
【0098】 図4(c)を参照して、1サイクル群波Dは、三角形状態に減少する1サイク ル方形両極パルス間歇波で、1サイクル群波Dは周波数2〜2000Hzの範囲 にあり、間歇時間Pはいずれの周波数域にも過敏反応期15〜30ミリ秒である 。
【0099】 そして、群通電期間Dに対する群休止期間Pを種々に変化させたオーダーメイ ド治療システムとして、例えば、 D=1に対してP=1、 D=1に対してP=1.5、 D=1に対してP=2、 D=1に対してP=3、 D=1に対してP=4、 D=1に対してP=5のように、設定してもよい。
【0100】 オーダーメイド治療システムの要点を以下に示す。
【0101】 (1) 群通電期間Dが幾サイクルに変化しても、群休止期間Pが15乃至3 0ミリ秒以上を保持するように、マイクロコンピュータ等により制御する。 (2) Iサイクル群波Hが幾サイクルに変化しても、群休止期間Pが15乃 至30ミリ秒以上を保持するように、マイクロコンピュータ等により制御する。 (3) Iサイクル群波Hが100サイクル以下の場合には、群休止期間Pが 50乃至100ミリ秒以上を保持するように、マイクロコンピュータ等により制 御する。 (4) スイープ波形に関しては、群通電期間D=3〜5サイクル波を交流( 正弦波)60サイクルに変調し、スイープさせたり、スイープタイムを可変にす る。 (5) また、各周波数群波に群休止期間Pをスイープタイムとする。群通電 期間Dをスイープタイムとするように、マイクロコンピュータ等により制御する 。 (6) 3〜5サイクル波の郡波を減衰波に変調する。
【0102】 上記実施の形態では、治療態様としてパルス発生源10に送信機及び受信機を 介して接続された電極部を有するヘッドホン、イヤホン等を用いて、その電極部 から発生する以下に詳細に述べるような低周波パルスの電気刺激を患者の脳並び に脳下垂体に経皮的に外耳を介して脳全体に与えることについて述べたが、低周 波パルスの電気刺激を患者の脳並びに脳下垂体に経皮的に外耳を介して脳全体に 与えること以外にも、例えば、パルス発生源10に送信機及び受信機を介して接 続された電極部を足底に付けて、両足のつちふまずからパッド(電極部)により 通電刺激する(以下、通電治療法と呼ぶ。)ことによっても以下のような効果が 得られる。(1)両足の血流が促進され、(2)足腰の筋肉が興奮緊張し力がみ なぎり、(3)泌尿器および腸が刺激と血流と温度上昇による蛇動運動が旺盛に なり、健康な排泄を催すようになり、(4)ベッドサイドの便器に自己排泄の意 欲が盛り上がるという効果が得られる。このような効果により、人間本来の自己 管理ができる状態となり、所謂介護不要となり、国家目的である健康で長寿の老 人によみがえるのである。さらに、骨粗髭症には顕著な効果があるとして学会に おいて承認されている。
【0103】 上記した通電治療法は、(a)寝たきり老人の介護度軽減、(b)痴呆症の進 行中止・ベッドに安定就寝・逐次痴呆の改善、(c)足腰疼痛の解消、(d)骨 粗儲症の治療ならびに対応、(e)全身健康状態の改善、(f)精神衛生の改善 を図るものとして非常に有用である。
【0104】 次に、本考案の第1の実施の形態による低周波治療器の治療パルス群の間歇時 間に必要に応じて付与される逆刺激用のパルス群について説明する。
【0105】 図5乃至図8は、本考案の第1の実施の形態による低周波治療器の治療パルス 群の間歇時間において投与されるパルス波形の種々の例を示す図である。
【0106】 図5は、3サイクルの減衰波形を示している。即ち、両極パルスの周波数およ び振幅が次第に減少する2〜2000Hzの範囲内の2.5サイクル波を発生さ せた後、治療用の投与パルス時間D′の1サイクル分だけ停止した後、続いて、 間歇時間P′に、同じ減衰2.5サイクル波を発生させた間歇波を示している。 この波形は、パルス振幅調整手段5、パルス幅調整手段6、および間歇時間調整 手段40によって、間歇時間を一定にして減衰波を入力すると共に、その大きさ に比例して、段階的に振幅およびパルス幅が大きくなるように調整することによ って得られる。
【0107】 このような間歇時間に投与されるパルスは、先にも説明したように、通常のパ ルス投与の後、休止している時間に、逆刺激を与えることによって、次のパルス 投与の効果を高めることに用いられる。つまり、波形慣れや刺激なれを防止し、 投与パルスの持続性を高めるために用いられる。
【0108】 図6は図5の間歇波の2.5サイクルの減衰波形とは対象的に増加する、間歇 時間P′に投与されるパルス波形の例を示している。この波形は、パルス振幅調 整手段5、パルス幅調整手段6、および間歇時間調整手段4によって、間歇時間 を変化させた増加波を入力すると共に、その大きさに比例して、段階的に振幅お よびパルス幅が大きくなるように調整することによって得られる。
【0109】 図7を参照して、スイープ波形を備えた間歇波が示されている。図7(a)の 波形は、2.5サイクルの両極パルス波が交互に加わっているが、そのパルス幅 が、最初の1パルス波群においては、増加し、次の1パルス波群においては、減 少し、以下これらを交互に繰り返す形状のパルス投与時間D′を間においたあ間 歇波である。この波形は、パルス数調整手段7によって、2サイクルおよび3サ イクルの両極パルスの矩形波が、間歇時間を置いて交互に繰り返されるように調 整すると共に、パルス幅調整手段6によって、そのパルス幅を一定時間内におい て、増加し減少させることによって調整可能である。
【0110】 図7(b)の波形は、所定の周波数の両極パルスを1サイクル毎にその振幅を 増加させた2.5サイクルのパルス波群を印加した後、続く1パルス波群におい ては、減少させた2.5サイクルのパルス波群を印加し、以下、交互にこれらを 繰り返すモジュレーション波からなる間歇時間に投与されるパルス波形である。 この波形は、パルス振幅調整手段5によって、単調増加、単調減少を交互に繰り 返すように調整することによって生成される。
【0111】 図8を参照するとモジュレーション波の更に種々の例が示されている。具体的 に、図8(a)の波形は、所定の周波数を有する両極性パルスの2サイクル、こ の2サイクルに続いて、この2サイクルよりも、振幅の大きな両極性パルスの0 .5サイクルを発生して1サイクルのパルス波群とした後、間歇時間(治療投与 パルス時間D′を置いて、このパルス群の最後のパルスと同様の振幅の両極性パ ルスを2サイクル、これよりも振幅の小さな両極性パルスを0.12サイクルを 発生して第2のパルス波群とし、これらを交互に繰り返すモジュレーション波の 電気パルス群とする間歇時間D′に投与されるパルス波形が示されている。
【0112】 図8(b)の波形は、次第に振幅及びパルス幅の増加する2.5サイクル波か らなるパルス波群に続いて、次第に振幅及びパルスは場が減少する2.5サイク ル波からなるパルス波群とし、これらを交互に繰り返すモジュレーション波形か らなる間歇波を示している。
【0113】 この波形は、図6で説明したのと同様に、パルス振幅調整手段5、パルス幅調 整手段6、および間歇時間調整手段4によって、間歇時間を変化させた単調増加 および単調減少波(所謂三角波)を入力すると共に、その大きさに比例して、段 階的に振幅およびパルス幅が大きくなるようにパルス発信器を調整することによ って得られる。
【0114】 図8(c)は、2〜2000Hzの間の使用される最大の周波数を有する両極 性パルスを2サイクル、続いてこれよりも振幅及びパルス幅の大きな両極性パル スを0.5サイクルで1パルス波群とし、次に停止時間を介して、先の最後のパ ルスと同じ振幅及びパルス幅の大きなパルスを2サイクル、これよりもさらに振 幅及びパルス幅の大きなパルスを0.5サイクルで、1パルス群とし、さらに停 止時間を介して、直前のパルスと同じパルスを2サイクル、これよりも小さな振 幅及びパルス幅を0.5サイクルと、3種類のパルスを、順に、2.5サイクル 毎に、治療パルス投与時間D′の各パルス群の間の間歇時間P′に投与される逆 刺激パルス群を投与時間D′を間に置いて、順に並べた構成である。
【0115】 この波形は、図8(b)で説明したのと同様に、パルス振幅調整手段5、パル ス幅調整手段6、および間歇時間調整手段4によって、間歇時間を変化させた単 調増加および単調減少波(所謂三角波)を入力すると共に、その大きさに比例し て、段階的に振幅およびパルス幅が大きくなるようにパルス発振器を調整するこ とに加えて、パルス数調整手段16によって、2.5サイクル波が順に発生する ように調整することによって、得られる。
【0116】 図8(d)は、2.5サイクルの両極性パルスからなる減衰波を1Lとして、 この1Lタイムをさらに変調して自由(アコーデオン的)に伸縮させるパルス波 形からなる間歇波を示している。
【0117】 この波形は、図8(b)で説明したのと同様に、パルス振幅調整手段5、パル ス幅調整手段6によって、減衰振動波を入力すると共に、その大きさの絶対値に 比例して、段階的に振幅およびパルス幅が大きくなるようにパルス発信器を調整 することに加えて、パルス数調整手段7、および間歇時間調整手段4によって、 間歇時間を変化させ、2.5サイクル波が交互に発生するように調整することに よって得られる。
【0118】 また、設定時間のかかるときには、パルスパターン設定手段4を介して、一旦 パルスパターンとして、パルスパターン記憶手段12に保存しておき、パルスパ ターン設定手段8を介して再び読み出し、パルス発生器17を動作させることが できる。
【0119】 このような本考案の実施の形態による間歇時間P用のパルス群を、投与するパ ルス波群の間歇時間に合うように、追加して投与することによって、間歇時間P において、逆刺激を加えることにより、先に説明した“波形慣れ”や“刺激慣れ ”を防止することができ、パルス投与の効果を高めることができる。
【0120】 ここで、本考案の第1の実施の形態による低周波治療装置の適用範囲を人体細 胞の部位により、3群に分類することができる。
【0121】 したがって、第1の実施の形態においては、この群のうちのヘッドホンによっ て、脳並びに脳下垂体にTEBSする方法を行う場合について説明する。
【0122】 このヘッドホンから、水琴窟、雨垂れ音、谷川の流れ音、漣の音、オカリナ音 、好みの音楽等、静かな音を鼓膜から流すものである。
【0123】 適用できる症例としては、末期癌の激痛の軽減、並びに完全鎮痛、手術対 応の麻酔術、無痛分娩法対応機器、無痛歯科治療法対応機器、ぺインクリ ンック、特別養護老人ホーム等における、対応機器、安眠機、ストレス解 消法、その対応機器、などである。
【0124】 特に、特別養護老人ホーム等における、対応機器においては、(1)痴呆性 老人の対応機器(ボケ予防、ボケ治療法)、(2)歩行促進対応機器として、寝 たきり症例者に対し、歩行意欲を起こさせて歩かせること、(3)ホーム等にお いて、手足の関節痛・筋肉痛を鎮め集団生活を快適にする無意識下の治療法、そ の対応機器、に用いることができる。
【0125】 (第2の実施の形態) 図1に示す装置の一対の出力側の電極装置30の電極部13を両足の土踏まず からパット(導子)を介して、図2〜図4に示すパルスの通電刺激を行う。
【0126】 これには、次のような効果があることが判明している。
【0127】 (a)骨粗鬆症には、顕著な効果を示すことが学会において承認されている。 (b)両足の血流が促進される。 (c)足腰の筋肉が興奮緊張し、力がみなぎる。 (d)泌尿器および腸が刺激と血流と温度上昇による蛇動運動が旺盛になり、健 康な排泄を促す。 (e)ベッドサイドの便器に自己排泄の意欲が盛り上がる。そして、曲がりなり にも、自己の意思で排泄する。人間尊厳の根拠は、自己排泄が最低の自己管理意 識であるから、自信を取り戻し、自己管理の努力が満足となり、生存の喜びに変 わって行く。 (f)ベッドサイドの自己排泄は、便所まで自己歩行の意欲が芽生える。そして 、2〜3ヶ月後には、介護度が逐次軽減し、人間本来の自己管理ができる状態と なる。所謂、介護不要となり、国家目的である健康で長寿の老人によみがえるも のと思われる。
【0128】 (第3の実施の形態) 第3の実施の形態による低周波治療装置も、第1の実施の形態による低周波治 療装置の構成と同様である。第3の実施の形態においては、細胞活性化法と、そ の対応機器に適用する例について説明する。
【0129】 ヘッドホンによる脳細胞刺激と、患部に対し専用バット(マスク)等による細 刺激と併用する方法であり、この場合もバックミュージックを鼓膜に流す。
【0130】 第3の実施の形態においては、適用できる症例としては、ボケ予防法、その 対応機器、骨折等、細胞増殖対応機器、歯槽膿漏等に治療法、その対応機器 、眼科応用機器、生殖機能賦活法並びに対応機器、顔面・ボディ等の美容 法と対応機器、歩行促進法と対応機器などである。
【0131】 (第4の実施の形態) 第4の実施の形態による低周波治療装置も、第1乃至第3の実施の形態による 低周波治療装置の構成と同様である。第4の実施の形態においては、低周波振動 とパルス波の筋肉刺激による、治療法への適用例について説明する。
【0132】 第4の実施の形態においては、適用できる症例としては、(1)専門のパット により皮下並びに筋肉内に粘度の高い薬物の注入の激痛を低周波振動によって分 散吸収させる装置、(2)ボディソニック等の名に於て、販売されている、音楽 と音楽振動を増幅し胴体振動装置によりボディに振動を与えて脳にストレスの解 消を感じさせる機器、この機器に脳全体並びにボディにTEBSをする基本的改 良機器、即ち、TEBSと嗜好音源のモジュレーション波増幅胴体振動装置、( 3)キオークマンの名称で販売されている記憶増進機器に、テブスを加えて、脳 のリフレッシュをなし、鋭敏な脳細胞をもって記憶力を増進させる機器、などで ある。
【0133】 (第5の実施の形態) 以下、図面を参照して、本考案の低周波治療装置の第5の実施の形態について 説明する。図9は、本考案の低周波治療装置をラジカセに組み込んだ状態を示し た図である。図11に示すような構成、即ちパルス発生源72および出力側の電 極装置30を具備した低周波治療装置70のうち、パルス発生源72をケース内 に収容したパルス発生源装置71のみをオーディオ機器であるラジカセ21の筐 体22内に組み込んでいる。また、パルス発生源装置71の接続された動作確認 するための接続端子23がラジカセ21の筐体表面に組み込まれている。尚、第 5の実施の形態では、パルス発生源に設けられた送信機と、出力側の電極装置の 受信機を介して、パルス発生源と、電極部とを連結しているが、動作確認のため にオシロスコープを接続する場合や、送受信機による無線電波が使用できない場 所においては、直接接続端子23を介してパルス発生源72と電極部とを接続す ることもできる。
【0134】 ここで、実際の治療態様としては前記パルス発生源72に送受信機を介して接 続された電極部を有するヘッドホン、イヤホン等を用い、その電極部から発生す る以下に詳細に述べるような低周波パルスの電気刺激を患者の脳並びに脳下垂体 に経皮的に外耳を介して脳全体に与える。このとき、ラジカセ本来の音源とは独 立しているため患者が望めば、前記低周波パルスの電気刺激を受けると同時に、 ヘッドホン等を介して、水琴窟、雨垂れ音、谷川の流れ音、漣の音、オカリナ音 、好みの音楽等、静かな音を鼓膜から流すことも可能となり、患者の治療時の精 神安定の向上も図ることができる。
【0135】 図10は、オーディオ機器としてテレビを用いた場合の実施の形態であるが、 図9と同様にこの場合もテレビ24の筐体26内にパルス発生源装置71のみを 組み込んでいる。また、パルス発生源装置71と図示されていない電極部(図1 1の符号13に相当)とを接続するための送信機がパルス発生源装置71に組み 込まれている。尚、接続端子23がテレビ24の筐体26表面に組み込まれてい る点で図9の場合と同様である。治療態様もラジカセの説明と同様であるのでこ こでは省略する。
【0136】 尚、第5の実施の形態による低周波治療装置10の投与周波数(TEBS)に ついては、前の実施の形態において、図2〜図8を参照して詳述したので、ここ では省略する。
【0137】 図11は、本考案の第5の実施の形態による低周波治療装置の構成を示すブロ ック図である。図11に示すように、低周波治療装置70は、オーディオ機器3 0に組み込んだパルス発生源72と、パルス発生源72に送受信機を介して接続 された受信部30とを有して構成されている。
【0138】 パルス発生源72は、周波数シンセサイザーに代表されるように、パルス発生 器3と、これに並列接続された間歇時間調整回路4、パルス振幅調整回路5、パ ルス幅調整回路6、パルス数調整回路7、及びパルスパターン設定手段としてパ ルスパターン設定回路60を備えている。パルスパターン設定回路60は、パル スパターン記憶回路9に接続されている。
【0139】 間歇時間調整回路4は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列間の間歇時間を、この電気パルスの半サイクル以上に設定および変化させるよ うに調整するために設けられている。
【0140】 パルス振幅調整回路5は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパル ス列のそれぞれのパルスの振幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整可 能なように、設けられている。
【0141】 パルス幅調整回路6は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列のそれぞれのパルスのパルス幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整 可能なように、設けられており、間歇時間調整回路4およびパルス振幅調整回路 5のうちの少くとも一つと協働するように構成することも可能である。
【0142】 パルス数調整回路7は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列のそれぞれの1サイクルのパルス数を、多くとも5サイクルの範囲内で、任意 に設定または変化するように調整可能に設けられており、簡単な構成のパルスは 、パルス幅調整回路6によっても代用することができる。また、パルス数調整回 路7とパルス幅調整回路6とを設定することよって、両極性の矩形パルスの継続 時間を決定することができる。
【0143】 パルスパターン設定回路60は、上記間歇時間調整回路4、パルス振幅調整回 路6、パルス幅調整回路5、およびパルス数調整回路7によって、設定困難なパ ルスパターンを設定するために設けられており、パルスパターン記憶回路によっ て記憶された複雑なパルスパターンを用いて、パルス発生器3にパルスパターン の電気波形を発生させる。
【0144】 電極部60´は、表面等の装着可能な部材に設られたパルス発生器3の出力端 部に接続された少くとも2つの導電性の部材からなり、パルス発生器3から発生 した電気波形がこの導電性の部材間に流される。尚、パルス発生器3から発生し た電気波形を観察するのにオシロスコープを電極部13と併設またはパルス発生 器3と電極部13との間に挿入しても良い。
【0145】 また、同時に、パルスの投与による患者の個体反応を、投与された患者の脳波 を調査することで容易に知る事ができるので、その患者固有の有効なパルスを容 易に知ることができる。さらに、使用される低周波の電気パルスは、最大20m A程度であり、かつ、2次電流であり、また、間歇時間を設けているので、火傷 の心配は全くない。
【0146】 本考案の第5の実施の形態による低周波治療装置を麻酔に用いる例について説 明する。本麻酔法は、脳下乗体に耳朶を通じて矩形低周間歇波を通電し、その電 気刺激により、患者を深い眠りに入れることができるものである。
【0147】 さらに、継続通電によって、昏睡状態になる場合と、話掛けに応答するが、手 術に耐え反射喪失の状態とになる。この昏睡状態も、反射喪失状態のいずれも、 完全に手術に対応できる「麻酔」状態となるのである。ただし、手術に際し電気 メスの使用を避けなければ成らない。
【0148】 また、本装置を用いた場合においては、話かけに答えながら開頭手術に対応で きる等、全く副作用が皆無の方法であるにとどまらず、通電を停止すれば直に麻 酔が解けて会話は自由であり、食事も普通食が直に食べられ、手術後の身体的負 担損耗は、格段の相違があり、全く消耗は見られない。
【0149】 したがって、術後の回復は格段に顕著であり、体力の消耗が極端に少いため術 後の合併症等の併発が極めて低く理想的な麻酔法である。
【0150】 尚、本実施の形態においても、低周波治療装置70によって投与される電気パ ルスのうち、特に効果の高い波形は、図2および図3に示したものである。
【0151】 (第6の実施の形態) 本考案の第6の実施の形態による低周波治療装置は、特殊波形を発生する後述 するパルス発生源と、耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンとを有 している。まず、イヤホンについて説明する。
【0152】 図12ならびに図13(a)および(b)を参照して、本低周波治療装置にお けるイヤホンは、外観的には、従来のステレオタイプの音楽鑑賞用イヤホンと殆 ど変わるところがない。
【0153】 本イヤホンは、対のイヤホン部31および31と、ペンダント部32と、ケー ブル33および34とを有している。
【0154】 イヤホン部31は、円形の支持板35と、その周縁に固着されたカバー36と で形成される空間内に音声器発生器としてのスピーカ37が内蔵され、支持板3 5とカバー36との固着部は導電パッド部38により覆われている。支持板35 およびカバー36は合成樹脂であり、支持板35の中心付近には多数の小孔39 が形成されている。
【0155】 導電パッド部38は、図17(a)から分かるように、イヤホン装着時に耳孔 開口部に接触する断面ほぼ半円形の半円形部分Aと、耳孔開口部に殆ど接触しな い断面ほぼ半円形の半円形部分Bとから成っている。
【0156】 導電パッド部38の半円形部分Aは、導電性および可撓性を有し、耳孔開口部 に密着し易い材料から成っていることが好ましい。即ち、この材料は、導電性高 分子ならびに複合導電材料のうちの少くとも一方を含む材料である。導電性高分 子としては、合成方法として白川触媒によるポリアセチレン、電解酸化重合によ るポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリイソチアナフテン、ポリ アズレン、またはポリ−p−フェニレン、化学酸化重合によるポリピロール、ポ リチオフェン、ポリアニリン、またはポリ−p−フェニレン、縮合重合によるポ リフェニレン、ポリ−p−フェニンビニレン、またはポリ−2、5−チエニレン ビニレン、開環重合によるポリアセチレン、可溶性中間体によるポリアセチレン 、ポリ−p−フェニレン、ポリ−p−フェニレンビニレン、またはポリ−2、5 −チエニレンビニレン、もしくは、熱分解によるポリアセンまたはポリペリナフ タレン等がある。また、複合導電材料としては、導電性ゴムや導電性プラスチッ クがある。導電性ゴムは、例えば、シリコーンゴム、EPDM、またはSEP等 の高分子マトリクス中に、カーボンブラック、黒鉛+カーボンブラック、Ag粉 &Ag合金粉、またはNi粉等の導電性フィラーを分散させてなる。導電性プラ スチックは、例えば、ABS、変成PPE、PC、PS、PA−6、PA−66 、PBT、PP、PE、AAS、S−EB−S、アクリル樹脂、ポリウレタン、 ポリエステル、PVC、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、または飽和共重合体ポ リエステル等の高分子マトリクス中に、黄銅繊維&黄銅フレーク、Al繊維&A lフレーク、ステンレス繊維、Cu繊維&Cuフレーク、Niフレーク、カーボ ン繊維、黒鉛+カーボンブラック、Niメッキマイカフレーク、金属コートガラ ス繊維、Ni粉&Niフレーク、Cu粉&AgメッキCu粉、Ag粉、Ag粉& Ag合金粉、Cu粉、またはAg粉+カーボンブラック等の導電性フィラーを分 散させてなる。
【0157】 一方、導電パッド部38の半円形部分Bは、可撓性を有する材料から成ってい る。半円形部分Bは、非導電性であってもよい。
【0158】 導電パッド部38の内部には、ビニール製クッション、スポンジなどの弾性材 121gが充填されるか、液密または気密に密閉可能な場合には、水、ゼリー状 またはゲル状の粘度の高い物質または空気あるいはガスなどが充填され、後者の 充填物の場合には、後述するパルス波形に共振するものが好ましい。
【0159】 尚、耳孔開口部自体弾性を有しているため、本イヤホンの表面部は、必ずしも 可撓性を有していなくとも、導電性のみ有していればよい。したがって、例えば 、支持板35およびカバー36の周縁部に、音声を通すべく中央孔が形成され、 かつ耳孔開口部を傷付けぬように丸みを帯びた周縁形状の金属製キャップを取り 付けるか、このような金属製キャップを支持板35およびカバー36と共に異種 材一体成形してもよい。あるいは、支持板35およびカバー36の周縁部自体に 耳孔開口部を傷付けぬように丸みを帯びさせると共に、この周縁部上に金属、導 電性高分子、または複合導電材料を含む液を塗布後、乾燥させた構成でもよい。
【0160】 また、本イヤホンの表面部に含まれる金属成分としては、可及的、金属アレル ギを引き起こし難いものが好ましい。
【0161】 図13(a)から分かるように、本例においては、スピーカ37にはケーブル 33が電気的に接続されている一方、導電パッド部38の半円形部分Aには支持 板35に形成された孔を通しかつ導電性の弾性材29を介してケーブル34が電 気的に接続されている。尚、ケーブル34を1本として図示しているが、実際に は2芯線である。また、ケーブル34は、本例のごとくイヤホンがステレオタイ プの場合には1芯線でよいが、モノラルタイプの場合には、1つのイヤホン部に 対の電極を設ける必要があるので、2芯線である必要がある。
【0162】 対のイヤホン部31からそれぞれ出たケーブル33および34は、本イヤホン の装着時、装着者の顎下または胸元程度まで延び、ペンダント部32内にて合流 している。
【0163】 ペンダント部32は、その内部でケーブル33および34の配線を行うことに 加え、本イヤホンの装着者が発する音声を集音可能なマイクロフォン28を内蔵 しており、さらに、装着者が押下可能(ただし、誤って押下され難い程度の押圧 力で押下可能)な緊急呼び出しスイッチ27を備えている。さらに、これらは、 同じペンダント部に内蔵された送受信機に接続されている。尚、ペンダント部3 2の位置は、図示の例に限らず、例えば、マイクロフォン28が頬や顎に接触す るような位置であってもよい。この場合には、装着者が発する音声は頭蓋骨等を 伝搬して集音されるか、あるいは、音声として集音されず、振動として検出され る。
【0164】 マイクロフォン28および緊急呼び出しスイッチ27は、ペンダント部32内 で、図示しない送信機に電気的に接続されている。
【0165】 音声源としては、例えば、テープレコーダ、CDプレーヤ、有線放送機、テレ ビション装置、あるいはパーソナルコンピュータ等を使用できる。また、通信網 としては、本低周波治療装置が病院等の管理された施設に設置される場合にはそ の施設内のLAN(ローカルエリアネットワーク)が使用され、本低周波治療装 置が各家庭に設置される場合には、無線をも含む電話回線網が使用され、あるい は、両通信網を併用することも可能である。
【0166】 そして、本イヤホンの装着者は、例えば、容態や気分が悪くなったときに、自 ら、緊急呼び出しスイッチ27を押下して管理者側を呼び出すか、前記端末装置 あるいは管理者側の装置に音声または振動検出回路を設けておき、声や振動を発 するのみで管理者側を呼び出すかする。もしくは、プライバシの許される範囲で 常時マイクロフォン28を働かしておき、管理者が音声または振動を聞きつける ようにするか、管理者側の装置に音声または振動検出回路を設けておき、声や振 動が発っせられたことを管理者に報知するようにする。
【0167】 図14は、本考案の第6の実施の形態による低周波治療装置のパルス発生源の 構成を示すブロック図である。図14を参照して、本低周波治療装置は、上述の イヤホンに加え、パルス発生源72を備えている。
【0168】 パルス発生源72は、周波数シンセサイザーに代表されるように、パルス発生 器3と、これに並列接続された間歇時間調整回路4、パルス振幅調整回路6、パ ルス幅調整回路5、パルス数調整回路7、およびパルスパターン設定回路60を 備えている。パルスパターン設定回路60は、パルスパターン記憶回路1に接続 されている。
【0169】 間歇時間調整回路4は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列間の間歇時間を、この電気パルスの半サイクル以上に設定および変化させるよ うに調整するために設けられている。
【0170】 パルス振幅調整回路6は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパル ス列のそれぞれのパルスの振幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整可 能なように、設けられている。
【0171】 パルス幅調整回路5は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列のそれぞれのパルスのパルス幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整 可能なように、設けられており、間歇時間調整回路4およびパルス振幅調整回路 6のうちの少くとも一つと協働するように構成することも可能である。
【0172】 パルス数調整回路7は、2〜2000Hzの電気パルスからなる複数のパルス 列のそれぞれの1サイクルのパルス数を、多くとも5サイクルの範囲内で、任意 に設定または変化するように調整可能に設けられており、簡単な構成のパルスは 、パルス幅調整回路5によっても代用することができる。また、パルス数調整回 路7とパルス幅調整回路5とを設定することよって、両極性の矩形パルスの継続 時間を決定することができる。
【0173】 パルスパターン設定回路60は、上記間歇時間調整回路4、パルス振幅調整回 路6、パルス幅調整回路5、およびパルス数調整回路7によって、設定困難なパ ルスパターンを設定するために設けられており、パルスパターン記憶回路1によ って記憶された複雑なパルスパターンを用いて、パルス発生器3にパルスパター ンの電気波形を発生させる。
【0174】 パルス発生器3の出力端部は、送信機9、及び受信機12を介して、図12な らびに図13(a)および(b)に示したイヤホンの導電パッド部38(半円形 部分A)が電気的に接続される。つまり、半円形部分Aは、電極部として機能す る。パルス発生器3から発生した電気波形は、対の半円形部分AおよびA間に流 される。
【0175】 尚、パルス発生器3から発生した電気波形を観察するのにオシロスコープを電 極部と併設またはパルス発生器3と電極部との間に挿入しても良い。
【0176】 また、同時に、パルスの投与による患者の個体反応を、投与された患者の脳波 を調査することで容易に知る事ができるので、その患者固有の有効なパルスを容 易に知ることができる。さらに、使用される低周波の電気パルスは、最大20m A程度であり、かつ、2次電流であり、また、間歇時間を設けているので、火傷 の心配は全くない。
【0177】 本考案の実施の形態による低周波治療装置を麻酔に用いる例について説明する 。本麻酔法は、脳下乗体に耳朶を通じて矩形低周間歇波を通電し、その電気刺激 により、患者を深い眠りに入れることができるものである。
【0178】 さらに、継続通電によって、昏睡状態になる場合と、話掛けに応答するが、手 術に耐え反射喪失の状態とになる。この昏睡状態も、反射喪失状態のいずれも、 完全に手術に対応できる「麻酔」状態となるのである。ただし、手術に際し電気 メスの使用を避けなければ成らない。
【0179】 また、本装置を用いた場合においては、話かけに答えながら開頭手術に対応で きる等、全く副作用が皆無の方法であるにとどまらず、通電を停止すれば直に麻 酔が解けて会話は自由であり、食事も普通食を直に食べられ、手術後の身体的負 担損耗は、格段の相違があり、全く消耗は見られない。
【0180】 したがって、術後の回復は格段に顕著であり、体力の消耗が極端に少いため術 後の合併症等の併発が極めて低く理想的な麻酔法である。
【0181】 尚、第6の実施の形態による低周波治療装置100Cの投与周波数(TEBS )については、第1の実施の形態において図2〜図8を参照して詳述したので、 ここでは省略する。また、本実施の形態においても、低周波治療装置75によっ て投与される電気パルスのうち、特に効果の高い波形は、図2および図3に示し たものである。
【0182】 (第7の実施の形態) 本考案による低周波治療装置のイヤホンにおけるイヤホン部は、図12および 図13に示した構造に限定されるものではない。
【0183】 例えば、図15(a)および(b)に示す一般的なイヤホン形状のイヤホン部 本体41に導電性合成ゴム等から成るスリーブ状の導電パッド42を嵌め込んだ 構造のイヤホン部43、図16(a)〜(c)に示す耳の外郭に嵌めるタイプの イヤホン部本体48に導電性スポンジ等から成る導電パッド部47を取り付けた 構造のイヤホン部45、図17(a)〜(d)に示すイヤホン部本体48に導電 性スポンジ等から成る導電パッド47を取り付けた構造のイヤホン部26であっ てもよい。尚、図15〜図17ではそれぞれ、片方のイヤホン部のみを図示した が、これらの実施の形態では、左右の耳に応じて一対のイヤホン部を有する構成 である。
【0184】 (第8の実施の形態) 図18は本考案の第8の実施の形態によるヘッドホンを示す正面図である。図 19(a)及び(b)は図18のヘッドホンの耳に当たる部分の断面図及び正面 図である。
【0185】 図18及び図19を参照すると、第8の実施の形態によるヘッドホン80が従 来技術によるものと異なる点は、ヘッドホン80の支持板51a、カバー51b 、及び導電パッド部51dを備えた耳当て部51内に、スピーカ51c以外に受 信機61を備えており、さらに、パルス源に接続されたケーブルを持たない点で ある。また、カバー51b外部の結合部62には、この受信機61に電気接続さ れた受信用のアンテナ63が設けられいる。これによって、ケーブルのプラグを 一々治療装置のレセプタクルコネクタに挿入又は抜き取る動作が省略できるとと もに、治療の時にも、比較的軽度の運動をすることができるので、姿勢の変更や 、座る場所の移動も行うことができる。尚、符号51fはスリットである。
【0186】 以上、説明した本考案の第1乃至第8の実施の形態においては、投与パルスを ワイヤレス、即ち、電波で送信する構成によったが、その他にも、赤外線b、可 視光線等の光や光線、もしくは電磁波を用いることができる。特に、光や光線を 用いることは、電波の使用がはばかれる場所、例えば、病院の手術室の付近や、 集中治療室等付近及びそれらの室内、もしくは、それらの室外であって、それら の近辺の場所においては、有効である。
【0187】 尚、本考案の実施の形態によるイヤホンやヘッドホンにおいては、代表例を述 べたのみであり、以上説明した実施の形態に限らず、これらのうちの任意の2以 上を組み合わせたものであっても、また、同様の機能を備えていれば、異なる形 状であってもよい。
【0188】
以上説明したように、本考案による低周波治療装置は、患者の個人差に応じて 、適宜パルスの継続時間と停止時間とを調整できるパルス発生源を備えているの で、鎮痛もしくは麻酔等の治療を受けている患者によって反応差もしくは個人差 があったとしても、さらに、パルス波の周波数、形状によっても効果に差があっ たとしても、どのようなパルス波が有効であるのか、患者一人一人に対して事前 に調査することなく、十分な治療効果が得られる。
【0189】 また、本考案によれば、必要に応じて、パルス休止時間(間歇時間に)逆刺激 パルスを投与することによって、投与パルス波の効率を高め、効果継続時間を長 くすることができる。
【0190】 また、本考案によれば、薬物投与によらなくても、痛みや苦痛を和らげること ができ、薬物による副作用等の恐のないた低周波治療装置を提供することができ る。
【0191】 さらに、本考案によれば、オーディオ機器の筐体内部にパルス発生源を組み込 んでいるので、音楽、映画等で気分をリラックスさせながら治療できるという効 果が得られる。
【0192】 本考案によればまた、薬物投与によらなくても痛みや苦痛を和らげることがで き、薬物による副作用等の恐れがないことに加え、装着に際して患者が煩わしさ を感ずることもない。
【0193】 また、イヤホンの装着者からの緊急の訴えをマイクロフォンによって送信する ようにすれば、管理者は、即座に対応できる。
【0194】 さらに、パルス発生源を、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波から なる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、パル スの継続時間と間歇時間とを患者に応じて可変可能にすれば、患者の個人差に応 じてパルスを適宜調整できる。
【0195】 また、本考案によれば、投与パルスの効果を確認する効果確認手段を備えるこ とによって、患者の投与パルスの効果の個人差を確認することができ、従って、 患者の個人差に応じてパルスを適宜調整できる。
【0196】 また、本考案によれば、ヘッドホンのみでなく、他の部位の治療にも用いるこ とができる低周波治療装置を提供することができる。
【0197】 さらに、本考案によれば、パルス発生源から、電極部への接続をワイヤレスと することによって、患者の座席や居場所に拘束されることなく、また、軽い運動 や、体の向き等も比較的自由にできるので、さらに、リラックスした状態でパル ス投与を受けることができる低周波治療装置を提供することができる。
【図1】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の投与低周波〔TEBS〕の一例を示す図である。
置の投与低周波〔TEBS〕の一例を示す図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の投与低周波〔TEBS〕のもう一つの例を示す図で
ある。
置の投与低周波〔TEBS〕のもう一つの例を示す図で
ある。
【図4】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の投与低周波〔TEBS〕の他の例を示す図である。
置の投与低周波〔TEBS〕の他の例を示す図である。
【図5】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群の一例を示す図である。
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群の一例を示す図である。
【図6】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群のもう一つの例を示す図である。
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群のもう一つの例を示す図である。
【図7】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群のさらにもう一つの例を示す図で
ある。
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群のさらにもう一つの例を示す図で
ある。
【図8】本考案の第1の実施の形態による低周波治療装
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群の別の一例を示す図である。
置の治療用パルス群の間歇時間に必要に応じて投与され
る逆刺激用のパルス群の別の一例を示す図である。
【図9】本考案の第5の実施の形態による低周波治療装
置として、ラジカセに組み込んだ状態を示した図であ
る。
置として、ラジカセに組み込んだ状態を示した図であ
る。
【図10】本考案の第5の実施の形態による低周波治療
装置として、テレビに組み込んだ状態を示した図であ
る。
装置として、テレビに組み込んだ状態を示した図であ
る。
【図11】本考案の第5の実施の形態による低周波治療
装置の電気的構成を示すブロック図である。
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図12】本考案の第6の実施の形態による低周波治療
装置のうちのイヤホン部分を示す図である。
装置のうちのイヤホン部分を示す図である。
【図13】(a)および(b)は、図12に示すイヤホ
ン部分の一部を拡大して示した部分破断側面図および正
面図である。
ン部分の一部を拡大して示した部分破断側面図および正
面図である。
【図14】本考案の第6の実施の形態による低周波治療
装置の電気的構成を示すブロック図である。
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図15】(a)および(b)は、本考案の第7の実施
の形態による低周波治療装置のうちのイヤホン部分の変
形例の一部を拡大して示した側面図および正面図であ
る。
の形態による低周波治療装置のうちのイヤホン部分の変
形例の一部を拡大して示した側面図および正面図であ
る。
【図16】(a)、(b)、および(c)は、本考案の
第7の実施の形態による低周波治療装置のうちのイヤホ
ン部分の変形例の一部を拡大して示した背面図、側面
図、および正面図である。
第7の実施の形態による低周波治療装置のうちのイヤホ
ン部分の変形例の一部を拡大して示した背面図、側面
図、および正面図である。
【図17】(a)、(b)、(c)、および(d)は、
本考案の第7の実施の形態による低周波治療装置のうち
のイヤホン部分の変形例の一部を拡大して示した背面
図、側面図、正面図、および側面図である。
本考案の第7の実施の形態による低周波治療装置のうち
のイヤホン部分の変形例の一部を拡大して示した背面
図、側面図、正面図、および側面図である。
【図18】本考案の第8の実施の形態によるヘッドホン
の全体構成を示す正面図である。
の全体構成を示す正面図である。
【図19】(a)および(b)は、図28に示すヘッド
ホンの一部を拡大して示した断面図および正面図であ
る。
ホンの一部を拡大して示した断面図および正面図であ
る。
【図20】従来技術によるヘッドホンの全体構成を示す
正面図である。
正面図である。
【図21】(a)および(b)は、図20に示すヘッド
ホンの一部を拡大して示した断面図および正面図であ
る。
ホンの一部を拡大して示した断面図および正面図であ
る。
1 パルスパターン記憶手段 2 制御部 3 パルス発生器 4 間歇時間調整手段(回路) 5 パルス幅調整手段(回路) 6 パルス振幅調整手段(回路) 7 パルス数調整手段(回路) 8 パルスパターン調整手段 9,15 送信機 10,70 低周波治療装置 11,19 オシロスコープ 12,16 受信機 17 脳波検出測定手段 18 ピーク値検出手段 20,72 パルス発生源(パルス発生手段) 21 ラジカセ 22,26 筐体 23 接続端子 24 テレビ 27 スイッチ 29 弾性材 30 出力側電極装置 31 イヤホン部 32 ペンダント部 33,34 ケーブル 35 支持板 36 カバー 37 スピーカ 38 導電パッド部 39 小孔 40 入力側電極装置 41,48 イヤホン部本体 42,47 導電パッド部 50 効果確認手段 51a 支持板 51b カバー 51c,151c スピーカ 51,151 耳当て部 51d,151d 導電パッド部 51f スリット 61 受信機 62 結合部 63 アンテナ 153,154 ケーブル
Claims (37)
- 【請求項1】 予め定められた周波数を有する両極性の
矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパ
ルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間と
前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパ
ルス発生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された
出力側の電極部と、脳波を検出するために所望する部位
に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に
接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段に
より検出された脳波のピークによって、前記パルスの効
果を確認できるように構成した低周波治療装置におい
て、前記パルス群は三角波形又は菱形波形を備えている
ことを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の低周波治療装置におい
て、前記パルス群は、2〜2000サイクル投与される
ことを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項3】 予め定められた周波数を有する両極性の
矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパ
ルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間と
前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパ
ルス発生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された
出力側の電極部と、脳波を検出するために所望する部位
に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に
接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段に
より検出された脳波のピークによって、前記パルスの効
果を確認できるように構成した低周波治療装置におい
て、前記パルス発生源と前記出力側の電極部との間、及
び前記入力側の電極と前記効果確認手段との間の少なく
とも一方は、ワイヤレス情報送受信手段によって接続さ
れていることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の低周波治療装置におい
て、前記ワイヤレス情報送受信手段は、前記パルス発生
源及び前記出力側電極に夫々設けられるか又は前記入力
側の電極部及び前記効果確認手段に夫々設けられるか、
又は両方の組に夫々設けられた送信機及び受信機の組み
合わせからなることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項5】 予め定められた周波数を有する両極性の
矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパ
ルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間と
前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能なパ
ルス発生源と、前記パルス発生源の出力端に接続された
出力側の電極部と、脳波を検出するために所望する部位
に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部に
接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段に
より検出された脳波のピークによって、前記パルスの効
果を確認できるように構成した低周波治療装置におい
て、前記パルス群間の間歇時間に、さらに、低周波の矩
形波のモジュレーション波形からなる逆刺激波を挿入し
たことを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の低周波治療装置におい
て、前記モジュレーション波形は、1サイクル当たり
2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周波
治療装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の内のいずれか一つに記
載の低周波治療装置において、前記出力側の電極部は、
ヘッドホンの音源近傍に設けられていることを特徴とす
る低周波治療装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至6の内のいずれか一つに記
載の低周波治療装置において、前記出力側の電極は、患
者の患部または適用部位に装着できるようなパッド部材
に設けられていることを特徴とする記載の低周波治療装
置。 - 【請求項9】 請求項1乃至6の内のいずれか一つに記
載の低周波治療装置において、前記出力側の電極部は、
筋肉刺激が可能なように、適用筋肉へ装着可能な装着部
材に設けられていることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項10】 請求項1乃至6の内のいずれか一つに
記載の低周波治療装置において、前記出力側の電極部
は、足部または脚部への刺激が可能なように、適用部位
へ装着可能な装着部材に設けられていることを特徴とす
る低周波治療装置。 - 【請求項11】 パルス発生源と該パルス発生源の出力
部に接続された電極部とを有する低周波治療装置におい
て、前記パルス発生源は、オーディオ機器の筐体内に組
み込まれ、予め定められた周波数を有する両極性の矩形
波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス
群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間と前記
間歇時間とが投与される患者に応じて可変可能である低
周波治療装置において、前記パルス群は三角波形又は菱
形波形を備えていることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の低周波治療装置にお
いて、前記パルス群は、2〜2000サイクル投与され
ることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項13】 パルス発生源と該パルス発生源の出力
部に接続された電極部とを有する低周波治療装置におい
て、前記パルス発生源は、オーディオ機器の筐体内に組
み込まれ、予め定められた周波数を有する両極性の矩形
波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス
群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間と前記
間歇時間とが投与される患者に応じて可変可能である低
周波治療装置において、前記パルス発生源と前記出力側
の電極部との間をワイヤレス情報送受信手段によって接
続したことを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項14】 請求項2記載の低周波治療装置におい
て、前記ワイヤレス情報送受信手段は、前記パルス発生
源及び前記出力側電極に夫々設けられた送信機及び受信
機の組み合わせからなることを特徴とする低周波治療装
置。 - 【請求項15】 パルス発生源と該パルス発生源の出力
部に接続された電極部とを有する低周波治療装置におい
て、前記パルス発生源は、オーディオ機器の筐体内に組
み込まれ、予め定められた周波数を有する両極性の矩形
波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス
群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間と前記
間歇時間とが投与される患者に応じて可変可能である低
周波治療装置において、前記パルス群間の間歇時間に、
さらに、低周波の矩形波のモジュレーション波形からな
る逆刺激波を挿入したことを特徴とする低周波治療装
置。 - 【請求項16】 請求項15記載の低周波治療装置にお
いて、前記モジュレーション波形は、1サイクル当たり
2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周波
治療装置。 - 【請求項17】 請求項11乃至16の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記オーディオ機
器は、テレビ、ラジカセ、またはコンポであることを特
徴とする低周波治療装置。 - 【請求項18】 特殊波形を発生するパルス発生源と、
耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンとを
有し、前記イヤホンは、その中央部に設けられたスピー
カと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体
に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えており、
前記スピーカは、音声源に接続可能であり、前記表面部
の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能である低
周波治療装置において、前記パルスの効果を確認できる
ように構成した低周波治療装置において、前記パルス群
は三角波形又は菱形波形を備えていることを特徴とする
低周波治療装置。 - 【請求項19】 請求項18記載の低周波治療装置にお
いて、前記パルス群は、2〜2000サイクル投与され
ることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項20】 特殊波形を発生するパルス発生源と、
耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンとを
有し、前記イヤホンは、その中央部に設けられたスピー
カと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体
に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えており、
前記スピーカは、音声源に接続可能であり、前記表面部
の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能である低
周波治療装置において、前記パルス発生源と前記出力側
の電極部との間をワイヤレス情報送受信手段によって接
続したことを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項21】 請求項20記載の低周波治療装置にお
いて、前記ワイヤレス情報送受信手段は、前記パルス発
生源及び前記出力側電極に夫々設けられた送信機及び受
信機の組み合わせからなることを特徴とする低周波治療
装置。 - 【請求項22】 特殊波形を発生するパルス発生源と、
耳孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤホンとを
有し、前記イヤホンは、その中央部に設けられたスピー
カと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体
に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えており、
前記スピーカは、音声源に接続可能であり、前記表面部
の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能である低
周波治療装置において、前記パルスの効果を確認できる
ように構成した低周波治療装置において、前記パルス群
間の間歇時間に、さらに、低周波の矩形波のモジュレー
ション波形からなる逆刺激波を挿入したことを特徴とす
る低周波治療装置。 - 【請求項23】 請求項22記載の低周波治療装置にお
いて、前記モジュレーション波形は、1サイクル当たり
2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周波
治療装置。 - 【請求項24】 請求項18乃至23の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記表面部は、導
電性高分子および複合導電材料のうちの少くとも一方を
含む材料から成ることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項25】 請求項18乃至24の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記イヤホンは、
マイクロフォンを備えており、該イヤホンの装着者側か
ら通信網を通して振動情報または音声情報を送信可能で
あることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項26】 請求項18乃至25の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記イヤホンは、
両耳のそれぞれに装着するように構成されたステレオタ
イプであることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項27】 請求項18乃至23の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記パルス発生源
は、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波から
なる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形
で発生すると共に、前記パルスの継続時間と前記間歇時
間とを患者に応じて可変可能であることを特徴とする低
周波治療装置。 - 【請求項28】 予め定められた周波数を有する両極性
の矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介した
パルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間
と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能な
パルス発生源と、前記パルス発生源の出力端に接続され
た出力側の電極部と、脳波を検出するために所望する部
位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部
に接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段
により検出された脳波のピークによって、前記パルスの
効果を確認できるように構成した低周波治療装置であっ
て、前記パルス発生源は、音声源を備えたオーディオ機
器の筐体内に組み込まれており、さらに、耳孔開口部に
嵌合できるように構成されたイヤホンを有し、前記イヤ
ホンは、その中央部に設けられたスピーカと、該スピー
カの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる部分が
導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカ
は、前記音声源に接続可能であり、前記表面部の導電性
部分は、前記出力側および前記入力側の電極部のうちの
少くとも該出力側の電極部として機能する低周波治療装
置において、前記パルス群は三角波形又は菱形波形を備
えていることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項29】 請求項28記載の低周波治療装置にお
いて、前記パルス群は、2〜2000サイクル投与され
ることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項30】 予め定められた周波数を有する両極性
の矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介した
パルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間
と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能な
パルス発生源と、前記パルス発生源の出力端に接続され
た出力側の電極部と、脳波を検出するために所望する部
位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部
に接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段
により検出された脳波のピークによって、前記パルスの
効果を確認できるように構成した低周波治療装置であっ
て、前記パルス発生源は、音声源を備えたオーディオ機
器の筐体内に組み込まれており、さらに、耳孔開口部に
嵌合できるように構成されたイヤホンを有し、前記イヤ
ホンは、その中央部に設けられたスピーカと、該スピー
カの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる部分が
導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカ
は、前記音声源に接続可能であり、前記表面部の導電性
部分は、前記出力側および前記入力側の電極部のうちの
少くとも該出力側の電極部として機能する低周波治療装
置において、前記パルス発生源と前記出力側の電極部と
の間、及び前記入力側の電極と前記効果確認手段との間
の少なくとも一方は、ワイヤレス情報送受信手段によっ
て接続されていることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項31】 請求項30記載の低周波治療装置にお
いて、前記ワイヤレス情報送受信手段は、前記パルス発
生源及び前記出力側電極に夫々設けられるか又は前記入
力側の電極部及び前記効果確認手段に夫々設けられる
か、又は両方の組に夫々設けられた送信機及び受信機の
組み合わせからなることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項32】 予め定められた周波数を有する両極性
の矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介した
パルス群の形で発生すると共に、前記パルスの継続時間
と前記間歇時間とを投与される患者に応じて可変可能な
パルス発生源と、前記パルス発生源の出力端に接続され
た出力側の電極部と、脳波を検出するために所望する部
位に当接される入力側の電極部と、前記入力側の電極部
に接続された効果確認手段とを有し、前記効果確認手段
により検出された脳波のピークによって、前記パルスの
効果を確認できるように構成した低周波治療装置であっ
て、前記パルス発生源は、音声源を備えたオーディオ機
器の筐体内に組み込まれており、さらに、耳孔開口部に
嵌合できるように構成されたイヤホンを有し、前記イヤ
ホンは、その中央部に設けられたスピーカと、該スピー
カの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる部分が
導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカ
は、前記音声源に接続可能であり、前記表面部の導電性
部分は、前記出力側および前記入力側の電極部のうちの
少くとも該出力側の電極部として機能する低周波治療装
置において、前記パルス群間の間歇時間に、さらに、低
周波の矩形波のモジュレーション波形からなる逆刺激波
を挿入したことを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項33】 請求項32記載の低周波治療装置にお
いて、前記モジュレーション波形は、1サイクル当たり
2.5個のパルスを備えていることを特徴とする低周波
治療装置。 - 【請求項34】 請求項28乃至33の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記電気パルス群
は、1〜3サイクル内の矩形波パルス列から構成されて
いることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項35】 請求項28乃至34の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記パルス発生源
は、前記矩形波パルス列の各パルス幅およびパルス数も
しくは該矩形波パルス列の各パルス幅、パルス数、およ
びパルスの振幅のどちらか一方を、所望する周期的なパ
ターン波形となるよう調整するパルス調整回路を備えて
いることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項36】 請求項28乃至35の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記パルス発生源
は、前記パルス調整回路で調整された周期的なパターン
波形をパルス群の形で発生させるパルス発生器を備えて
いることを特徴とする低周波治療装置。 - 【請求項37】 請求項28乃至36の内のいずれか一
つに記載の低周波治療装置において、前記パルス発生源
は、前記電気パルス群を予め定められた減衰振動パター
ンとなるように設定するパルスパターン設定手段を備え
ていることを特徴とする低周波治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000235U JP3087449U (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 低周波治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000235U JP3087449U (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 低周波治療装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3087449U true JP3087449U (ja) | 2002-08-02 |
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JP (1) | JP3087449U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010184113A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-08-26 | Minato Ikagaku Kk | パルス電気刺激装置 |
CN111330134A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-06-26 | 广州市捷达电子医疗器械制造有限公司 | 一种高效的兼有正弦干扰电的多功能助眠治疗仪 |
-
2002
- 2002-01-23 JP JP2002000235U patent/JP3087449U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111330134A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-06-26 | 广州市捷达电子医疗器械制造有限公司 | 一种高效的兼有正弦干扰电的多功能助眠治疗仪 |
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