JP3068274U - 低周波治療装置 - Google Patents

低周波治療装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬物投与によらなくても痛みや苦痛を和らげ
ることができ、薬物による副作用等の恐れがないことに
加え、装着に際して患者が煩わしさを感ずることのない
低周波治療装置を提供する。 【解決手段】 特殊波形を発生するパルス発生源と、耳
孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤフォンとを
有している。イヤフォンは、その中央部に設けられたス
ピーカ21cと、スピーカ21cの周囲に設けられ、か
つ少くとも人体に触れる部分が導電性を有する表面部と
しての導電パッド部21dを備えている。スピーカ21
cは、ケーブル23を介して音声源に接続可能である。
導電パッド部21dは、ケーブル23を介してパルス発
生源に接続可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鎮痛もしくは麻酔等の治療や、特別養護老人ホーム等における痴呆 性老人対応、歩行促進、関節や筋肉痛を鎮める等のために用いられる低周波治療 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、麻酔法とは、外科手術の際の痛みを取り除くのぞくために、薬物(麻薬 ・笑気ガス)等によって、一定時間無痛・反射喪失の状態を作り出す方法であっ た。
【0003】 最近になって、TEBS(Transauricular Electrical Brain Stimulationま たはTranscutaneous)療法と呼ばれる経皮的に外耳を介して脳全体に低周波の電 気刺激を与える療法が知られている。この療法の理論は、当時米国の脳研究の専 門誌「プレーン・リサーチ」に発表されており、この理論は、脳下垂体に直接矩 形低周波を以て、電気刺激を与えて、身体に痛みを感ずる事が無くなる事、即ち 末期癌の激痛を和らげ、または激痛を取り去る事ができる臨床的理論である。
【0004】 このTEBS療法に用いられる治療器具等に、本考案者による特許第2649 036号の特許公報に開示されたヘッドフォンがある。このヘッドフォンは、図 17ならびに図18(a)および(b)に示すように、耳に当接できるように構 成されたヘッドフォンにおいて、中央部にスピーカとしてのスピーカ51cを設 け、このスピーカ51cの周囲に導電パッド部51dを設け、この導電パッド部 51dの少くとも人体に触れる部分を導電性かつ密着性とし、このスピーカ51 cを外部音源に接続可能とし、導電パッド部51dの導電性部分を外部の特殊波 形のパルス発生源に接続可能としたものである。
【0005】 このヘッドフォンは、従来の音声、即ち音楽、テレビの音声、ニュース、スポ ーーツ等の音による信号を、鼓膜を通して脳に伝達する音の伝導器具である。そ して、併設された電極は、音の伝導と並行して、頭蓋骨の貫通部位である耳朶か ら脳全体ならびに視床下部にある脳下垂体に、電気信号(パルス)を通電するた めに設けられている。
【0006】 このヘッドフォンによる療法は、在来の薬物・ガス麻酔法と違い、全く副作用 のない鎮痛法でありその極限である麻酔としても役立つことが臨床的に確認され ている。
【0007】 一方、従来から骨折等の治療装置に低周波が効果を奏することはよく知られて いる。これらは、細胞にパルス波を以て剌激することが、細胞活性化を招くもの と考えられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図17ならびに図18(a)および(b)に示した例では、ヘッドフ ォンが比較的大型かつ重いために、中には装着することに煩わしさや閉鎖感をお ぼえる患者も稀にいる。特に、音響用ヘッドフォンを過去に一度も装着したこと のない比較的高齢の患者にとっては尚更である。
【0009】 それ故、本考案の技術的課題は、薬物投与によらなくても痛みや苦痛を和らげ ることができることに加え、装着に際して患者が煩わしさを感ずることのない低 周波治療装置を提供することである。
【0010】 また、従来の麻酔法においては、薬物投与によるので、この薬物、例えば、麻 薬の投与・笑気ガス(亜酸化窒素の吸引)は、必ずといって良い程、嘔吐等の副 作用があった。このような副作用は、前述したTEBS療法においては殆ど見当 たらないが、低周波の効果には、治療を受けている患者による反応差もしくは個 人差があることが、脳波の測定によって確認された。さらに、パルス波の周波数 、形状によっても効果に差があることも、同様に脳波の測定によって確かめられ た。したがって、どのようなパルス波が有効であるのか、低周波を投与される患 者一人一人に対して、事前に調査しなければならず、決まった電気信号(パルス 波)を与える装置では、十分に治療効果が得られないことがあった。
【0011】 さらに、本考案の他の技術的課題は、患者の個人差に応じて、適宜調整できる パルス発生源を備えた低周波治療装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、特殊波形を発生するパルス発生源と、耳孔開口部に嵌合でき るように構成されたイヤフォンとを有し、前記イヤフォンは、その中央部に設け られたスピーカと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触れる部 分が導電性を有する表面部とを備えており、前記スピーカは、音声源に接続可能 であり、前記表面部の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能であることを 特徴とする低周波治療装置が得られる。
【0013】 本考案によれば、前記表面部は、導電性高分子および複合導電材料のうちの少 くとも一方を含む材料から成る前記低周波治療装置が得られる。
【0014】 本考案によれば、前記イヤフォンは、マイクロフォンを備えており、該イヤフ ォンの装着者側から通信網を通して振動情報または音声情報を送信可能である前 記低周波治療装置が得られる。
【0015】 本考案によれば、前記イヤフォンは、両耳のそれぞれに装着するように構成さ れたステレオタイプである前記低周波治療装置が得られる。
【0016】 本考案によれば、前記パルス発生源は、予め定められた周波数を有する両極性 の矩形波からなる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生する と共に、前記パルスの継続時間と前記間歇時間とを患者に応じて可変可能である 前記低周波治療装置が得られる。
【0017】 本考案によれば、前記周波数は、25〜5000Hzの範囲の周波数であり、 前記間歇時間は、前記周波数のパルスの少くとも1サイクルである前記低周波治 療装置が得られる。
【0018】 本考案によれば、前記パルス群は、5サイクル以下の矩形波パルス列から構成 されている前記低周波治療装置が得られる。
【0019】 本考案によれば、前記パルス発生源は、前記パルス群を予め定められた減衰振 動パターンとなるように設定するパルスパターン設定回路を備えている前記低周 波治療装置が得られる。
【0020】 本考案によれば、前記パルス発生源は、前記矩形波パルス列の各パルス幅およ びパルス数か、またはパルス幅、パルス数、およびパルスの振幅のうちのいずれ か一方を所望する周期的なパターン波形となるよう調整するパルス調整回路を備 えている前記低周波治療装置が得られる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案の実施の一形態による低周波治療装置について 説明する。
【0022】 本低周波治療装置は、特殊波形を発生する後述するパルス発生源と、耳孔開口 部に嵌合できるように構成されたイヤフォンとを有している。まず、イヤフォン について説明する。
【0023】 図1ならびに図2(a)および(b)を参照して、本低周波治療装置における イヤフォンは、外観的には、従来のステレオタイプの音楽鑑賞用イヤフォンと殆 ど変わるところがない。
【0024】 本イヤフォンは、対のイヤフォン部21および21と、ペンダント部22と、 ケーブル23、24、および25とを有している。
【0025】 イヤフォン部21は、円形の支持板21aと、その周縁に固着されたカバー2 1bとで形成される空間内に音声器発生器としてのスピーカ21cが内蔵され、 支持板21aとカバー21bとの固着部は導電パッド部21dにより覆われてい る。支持板21aおよびカバー21bは合成樹脂であり、支持板21aの中心付 近には多数の小孔21fが形成されている。
【0026】 導電パッド部21dは、図2(a)から分かるように、イヤホン装着時に耳孔 開口部に接触する断面ほぼ半円形の半円形部分Aと、耳孔開口部に殆ど接触しな い断面ほぼ半円形の半円形部分Bとから成っている。
【0027】 導電パッド部21dの半円形部分Aは、導電性および可撓性を有し、耳孔開口 部に密着し易い材料から成っていることが好ましい。即ち、この材料は、導電性 高分子ならびに複合導電材料のうちの少くとも一方を含む材料である。導電性高 分子としては、合成方法として白川触媒によるポリアセチレン、電解酸化重合に よるポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリイソチアナフテン、ポ リアズレン、またはポリ−p−フェニレン、化学酸化重合によるポリピロール、 ポリチオフェン、ポリアニリン、またはポリ−p−フェニレン、縮合重合による ポリフェニレン、ポリ−p−フェニンビニレン、またはポリ−2、5−チエニレ ンビニレン、開環重合によるポリアセチレン、可溶性中間体によるポリアセチレ ン、ポリ−p−フェニレン、ポリ−p−フェニレンビニレン、またはポリ−2、 5−チエニレンビニレン、もしくは、熱分解によるポリアセンまたはポリペリナ フタレン等がある。また、複合導電材料としては、導電性ゴムや導電性プラスチ ックがある。導電性ゴムは、例えば、シリコーンゴム、EPDM、またはSEP 等の高分子マトリクス中に、カーボンブラック、黒鉛+カーボンブラック、Ag 粉&Ag合金粉、またはNi粉等の導電性フィラーを分散させてなる。導電性プ ラスチックは、例えば、ABS、変成PPE、PC、PS、PA−6、PA−6 6、PBT、PP、PE、AAS、S−EB−S、アクリル樹脂、ポリウレタン 、ポリエステル、PVC、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、または飽和共重合体 ポリエステル等の高分子マトリクス中に、黄銅繊維&黄銅フレーク、Al繊維& Alフレーク、ステンレス繊維、Cu繊維&Cuフレーク、Niフレーク、カー ボン繊維、黒鉛+カーボンブラック、Niメッキマイカフレーク、金属コートガ ラス繊維、Ni粉&Niフレーク、Cu粉&AgメッキCu粉、Ag粉、Ag粉 &Ag合金粉、Cu粉、またはAg粉+カーボンブラック等の導電性フィラーを 分散させてなる。
【0028】 一方、導電パッド部21dの半円形部分Bは、可撓性を有する材料から成って いる。半円形部分Bは、非導電性であってもよい。
【0029】 導電パッド部21dの内部には、ビニール製クッション、スポンジなどの弾性 材21gが充填されるか、液密または気密に密閉可能な場合には、水、ゼリー状 またはゲル状の粘度の高い物質または空気あるいはガスなどが充填され、後者の 充填物の場合には、後述するパルス波形に共振するものが好ましい。
【0030】 尚、耳孔開口部自体弾性を有しているため、本イヤフォンの表面部は、必ずし も可撓性を有していなくとも、導電性のみ有していればよい。したがって、例え ば、支持板21aおよびカバー21bの周縁部に、音声を通すべく中央孔が形成 され、かつ耳孔開口部を傷付けぬように丸みを帯びた周縁形状の金属製キャップ を取り付けるか、このような金属製キャップを支持板21aおよびカバー21b と共に異種材一体成形してもよい。あるいは、支持板21aおよびカバー21b の周縁部自体に耳孔開口部を傷付けぬように丸みを帯びさせると共に、この周縁 部上に金属、導電性高分子、または複合導電材料を含む液を塗布後、乾燥させた 構成でもよい。
【0031】 また、本イヤフォンの表面部に含まれる金属成分としては、可及的、金属アレ ルギを引き起こし難いものが好ましい。
【0032】 図2(a)から分かるように、本例においては、スピーカ21cにはケーブル 23が電気的に接続されている一方、導電パッド部21dの半円形部分Aには支 持板21aに形成された孔を通しかつ導電性の弾性材21gを介してケーブル2 4が電気的に接続されている。尚、ケーブル23を1本として図示しているが、 実際には2芯線である。また、ケーブル24は、本例のごとくイヤフォンがステ レオタイプの場合には1芯線でよいが、モノラルタイプの場合には、1つのイヤ フォン部に対の電極を設ける必要があるので、2芯線である必要がある。
【0033】 対のイヤフォン部21からそれぞれ出たケーブル23および24は、本イヤフ ォンの装着時、装着者の顎下または胸元程度まで延び、ペンダント部22内にて 合流している。
【0034】 ペンダント部22は、その内部でケーブル23および24の配線を行うことに 加え、本イヤフォンの装着者が発する音声を集音可能なマイクロフォン22a内 蔵しており、さらに、装着者が押下可能(ただし、誤って押下され難い程度の押 圧力で押下可能)な緊急呼び出しスイッチ22bを備えている。尚、ペンダント 部22の位置は、図示の例に限らず、例えば、マイクロフォン22aが頬や顎に 接触するような位置であってもよい。この場合には、装着者が発する音声は頭蓋 骨等を伝搬して集音されるか、あるいは、音声として集音されず、振動として検 出される。
【0035】 マイクロフォン22aおよび緊急呼び出しスイッチ22bは、ペンダント部2 2内で多芯のケーブル25に電気的に接続されている。
【0036】 ペンダント部22から出たケーブル23、24、および25は、図示しない音 声源、後述するパルス発生源、および図示しない通信網にそれぞれ延びている。
【0037】 音声源としては、例えば、テープレコーダ、CDプレーヤ、有線放送機、テレ ビション装置、あるいはパーソナルコンピュータ等を使用できる。また、通信網 としては、本低周波治療装置が病院等の管理された施設に設置される場合にはそ の施設内のLAN(ローカルエリアネットワーク)が使用され、本低周波治療装 置が各家庭に設置される場合には無線をも含む電話回線網が使用され、あるいは 、両通信網を併用することも可能である。尚、ケーブル24は、実際上、接続さ れる通信網に応じた端末装置(LANアダプタやモデム装置等)を介して接続さ れるが、この端末装置内に、上記音声源と、後述するパルス発生源とを組み込ん でもよい。
【0038】 そして、ホンイヤフォンの装着者は、例えば、容態や気分が悪くなったときに 、自ら、緊急呼び出しスイッチ22bを押下して管理者側を呼び出すか、前記端 末装置あるいは管理者側の装置に音声または振動検出回路を設けておき、声や振 動を発するのみで管理者側を呼び出すかする。もしくは、プライバシの許される 範囲で常時マイクロフォン22aを働かしておき、管理者が音声または振動を聞 きつけるようにするか、管理者側の装置に音声または振動検出回路を設けておき 、声や振動が発っせられたことを管理者に報知するようにする。
【0039】 尚、ペンダント部22から音声源、パルス発生源、および通信網にそれぞれ延 びるケーブル23、24、および25を、それぞれ1本として図示しているが、 実際には、それぞれ必要芯数の多芯線であることはいうまでもない。また、本考 案の理解を助ける都合上、ケーブル23、24、および25を平行型ケーブルと して描いているが、これらケーブルは、実際上、多芯ケーブル1本でよい。さら に、ケーブル23、24、および25の先端にプラグを設ける一方、音声源、パ ルス発生源、および通信網側にジャックを設け、接続/切断自在にしてもよい。 ただし、不必要な抜けが起こらないような構造とする。
【0040】 図3は、本考案の実施の形態による低周波治療装置のパルス発生源の構成を示 すブロック図である。図3を参照して、本低周波治療装置は、上述のイヤフォン に加え、パルス発生源1を備えている。
【0041】 パルス発生源1は、周波数シンセサイザーに代表されるように、パルス発生器 3と、これに並列接続された間歇時間調整回路4、パルス振幅調整回路5、パル ス幅調整回路6、パルス数調整回路7、およびパルスパターン設定回路8を備え ている。パルスパターン設定回路8は、パルスパターン記憶回路9に接続されて いる。
【0042】 間歇時間調整回路4は、25〜5000Hzの電気パルスからなる複数のパル ス列間の間歇時間を、この電気パルスの半サイクル以上に設定および変化させる ように調整するために設けられている。
【0043】 パルス振幅調整回路5は、25〜5000Hzの電気パルスからなる複数のパ ルス列のそれぞれのパルスの振幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調整 可能なように、設けられている。
【0044】 パルス幅調整回路6は、25〜5000Hzの電気パルスからなる複数のパル ス列のそれぞれのパルスのパルス幅を、各電気パルス毎、またはパルス列毎に調 整可能なように、設けられており、間歇時間調整回路4およびパルス振幅調整回 路5の内の少くとも一つと協働するように構成することも可能である。
【0045】 パルス数調整回路7は、25〜5000Hzの電気パルスからなる複数のパル ス列のそれぞれの1サイクルのパルス数を、多くとも5サイクルの範囲内で、任 意に設定または変化するように調整可能に設けられており、簡単な構成のパルス は、パルス幅調整回路6によっても代用することができる。また、パルス数調整 回路7とパルス幅調整回路6とを設定することよって、両極性の矩形パルスの継 続時間を決定することが出来る。
【0046】 パルスパターン設定回路8は、上記間歇時間調整回路4、パルス振幅調整回路 5、パルス幅調整回路6、およびパルス数調整回路7によって、設定困難なパル スパターンを設定するために設けられており、パルスパターン記憶回路によって 記憶された複雑なパルスパターンを用いて、パルス発生器3にパルスパターンの 電気波形を発生させる。
【0047】 パルス発生器3の出力端部は、ケーブル24を介して、図1ならびに図2(a )および(b)に示したイヤフォンの導電パッド部21d(半円形部分A)が電 気的に接続される。つまり、半円形部分Aは、電極部として機能する。パルス発 生器3から発生した電気波形は、対の半円形部分AおよびA間に流される。
【0048】 尚、パルス発生器3から発生した電気波形を観察するのにオシロスコープを電 極部と併設またはパルス発生器3と電極部との間に挿入しても良い。
【0049】 また、同時に、パルスの投与による患者の個体反応を、投与された患者の脳波 を調査することで容易に知る事が出来るので、その患者固有の有効なパルスを容 易に知ることができる。さらに、使用される低周波の電気パルスは、最大20m A程度であり、かつ、2次電流であり、また、間歇時間を設けているので、火傷 の心配は全くない。
【0050】 本考案の実施の形態による低周波治療装置を麻酔に用いる例について説明する 。本麻酔法は、脳下乗体に耳朶を通じて矩形低周間歇波を通電し、その電気刺激 により、患者を深い眠りに入れることができるものである。
【0051】 さらに、継続通電によって、昏睡状態になる場合と、話掛けに応答するが、手 術に耐え反射喪失の状態とになる。この昏睡状態も、反射喪失状態のいずれも、 完全に手術に対応できる「麻酔」状態となるのである。ただし、手術に際し電気 メスの使用を避けなければ成らない。
【0052】 また、本装置を用いた場合においては、話かけに答えながら開頭手術に対応で きる等、全く副作用が皆無の方法であるにとどまらず、通電を停止すれば直に麻 酔が解けて会話は自由であり、食事も普通食が直に食べられ、手術後の身体的負 担損耗は、格段の相違があり、全く消耗は見られない。
【0053】 したがって、術後の回復は格段に顕著であり、体力の消耗が極端に少いため術 後の合併症等の併発が極めて低く理想的な麻酔法である。
【0054】 次に、本考案の実施の形態による低周波治療装置によって投与される電気パル スについて説明する。
【0055】 図4〜図12は、本考案の実施の形態による低周波治療装置の投与低周波〔T EBS〕を示す図である。
【0056】 図4は、本考案において使用されるパルス波形の一例を示す図である。図4( a)において示された波形においては、50〜500Hz内の所定の周波数を有 する両極性パルス波を1サイクルだけ発生した後、当該両極性パルス波を1サイ クルだけ停止させる。これによって、図示されたような間歇波が得られる。
【0057】 一方、図4(b)に示された波形に上記した両極性パルスを1サイクル発生し た後、当該両極性パルスを1.5サイクルの期間だけ停止させることによって得 られる間歇波である。波と1サイクル波間歇とを1サイクルとする波形である。
【0058】 同様に、図4(c)に示された波形は、両極性パルスを1サイクル発生させた 後、2サイクルの期間停止させることによって得られる間歇波である。
【0059】 図4(d)に示された波形は両極性のパルスを1サイクル発生させた後、3サ イクルの期間を停止させることによって得られる間歇波である。
【0060】 これらの間歇波は、直流の印加によってパルス幅調整回路6によって規定され た周波数の両極性を有する矩形波を発振する発振器からなるパルス発生器に、間 歇時間調整回路4によって、前記直流に間歇時間を挿入することによって、任意 に設定することができる。
【0061】 図5は本考案において使用されるパルス波形の他の例を示す図である。図5( a)に示された波形は、所定の周波数を有する両極性パルス波を、2サイクルだ け送出した後、当該パルスの1サイクルに相当する期間だけ停止させることによ って得られる間歇波である。
【0062】 一方、図5(b)の波形は、同様な両極性パルスを3サイクルだけ発生させた 後、1サイクルの期間だけ停止させることによって得られる間歇波である。
【0063】 また、図5(c)の波形は、両極性パルス波を4サイクル発生させた後、1サ イクルの期間を停止させることによって得られた間歇波である。
【0064】 これらの波形は、図3および図4に関連して述べた手法により、発生できるこ とはいうまでもない。
【0065】 図6を参照すると、所定の周波数を有する両極性パルスを2サイクル分だけ発 生させた後、両極性パルスの停止期間を種々に変化させた場合が示されている。 具体的に言えば、図6(a)の波形は、両極性パルスを2サイクル発生させた後 、1サイクル停止させた場合の波形であり、図5(a)と同様である。
【0066】 一方、図6(b)の波形は、両極性のパルスを2サイクル発生させた後、1. 5サイクルだけ停止することによって得られる間歇波である。さらに、図6(c )の波形は、両極性パルスを2サイクル送出した後、2サイクル停止させること によって得られる間歇波である。
【0067】 図7を参照すると、所定の周波数を有する両極性パルスを3サイクル発生させ た後、両極性パルスの停止期間を種々に変化させた場合が示されている。
【0068】 具体的にいえば、図7(a)の波形は、両極性パルスを3サイクル発生させた 後、3サイクル停止することによって得られる間歇波である。
【0069】 一方、図7(b)の波形は、両極性パルスを3サイクル発生させた後、4.5 サイクル停止することによって得られる間歇波である。さらに、図7(c)は、 両極性パルスを3サイクル発生させた後、6サイクル停止することによって得ら れる間歇波である。
【0070】 図7に示す間歇波は、図4および図6に示すものと同様に、直流の印加によっ てパルス幅調整回路6によって規定された周波数の両極性矩形波を発振する発振 器からなるパルス発生器に、間歇時間調整回路4によって、前記直流に間歇時間 を挿入することによって、任意に設定することができる。
【0071】 図8を参照すると、所定の周波数を有する両極性パルスのサイクル数を変化さ せて、その間に停止時間をおいて混合した場合が示されている。
【0072】 図8(a)の波形は、所定の周波数を有する両極性パルスを2サイクル発生さ せた後、3サイクル分だけ停止した後、同じ周波数を有する両極性パルスを3サ イクル発生させた場合の間歇波である。一方、図8(b)の波形は、所定の周波 数を有する両極性パルスを3サイクル発生させた後、1サイクル分だけ停止し、 さらに、同じ周波数を有する両極性パルスを4サイクル発生させた間歇波を示し ている。
【0073】 これらの波形は、直流の印加によってパルス幅調整回路6によって規定された 周波数の矩形波を発振する発振器からなるパルス発生器に、パルス数調整回路7 によって、前記直流の継続時間を異なるサイクル数だけ変化させることによって 、調整することができる。尚、間歇時間は、間歇時間調整回路4によって、前記 直流の1サイクル分に間歇時間を挿入することによって、変化させることができ る。
【0074】 また、図8(a)および(b)に示す間歇波からなる電気パルス群を繰り返し 投与する場合においても、最初の電気パルス群と次の電気パルス群との間に、少 くとも1サイクルの停止時間を置く事ができる。
【0075】 図9は3サイクルの減衰波形を示している。即ち、両極パルスの周波数および 振幅が次第に減少する25〜5000Hzの範囲内の3サイクル波を発生させた 後、最大周波数の少くとも1サイクル分だけ停止した後、続いて、同じ減衰3サ イクル波を発生させた間歇波を示している。この波形は、パルス振幅調整回路5 、パルス幅調整回路6、および間歇時間調整回路4によって、間歇時間を一定に して減衰波を入力すると共に、その大きさに比例して、段階的に振幅およびパル ス幅が大きくなるように調整することによって得られる。
【0076】 図10は図9の間歇波の3サイクルの減衰波形の間の停止時間を図9よりも大 きくした間歇波を示している。この波形は、パルス振幅調整回路5、パルス幅調 整回路6、および間歇時間調整回路4によって、間歇時間を変化させた減衰波を 入力すると共に、その大きさに比例して、段階的に振幅およびパルス幅が大きく なるように調整することによって得られる。
【0077】 図11を参照して、スイープ波形を備えた間歇波が示されている。図11(a )の波形は、2サイクルおよび3サイクルの両極パルス波が交互に加わっている が、そのパルス幅が一旦増加の後減少している形状の間歇波である。この波形は 、パルス数調整回路7によって、2サイクルおよび3サイクルの両極パルスの矩 形波が、間歇時間を置いて交互に繰り返されるように調整すると共に、パルス幅 調整回路6によって、そのパルス幅を一定時間内において、増加し減少させるこ とによって調整可能である。
【0078】 図11(b)の波形は、所定の周波数の両極パルスを2サイクル毎にその振幅 を増加させた後、減少させた10サイクル発生後、4サイクル停止させ、その後 先のパルス群同様に、同周波数の両極パルスを2サイクル毎にその振幅を増加さ せた後、減少させた10サイクル発生させたモジュレーション波からなる間歇波 である。この波形は、パルス振幅調整回路5によって、単調増加、単調減少を交 互に繰り返すように調整することによって生成される。
【0079】 図12を参照するとモジュレーション波を種々の例が示されている。具体的に 、図12(a)の波形は、所定の周波数を有する両極性パルスの3サイクル、こ の3サイクルに続いて、この3サイクルよりも、振幅の大きな両極性パルスの2 サイクルを発生した後、3サイクルの停止時間の後、振幅の大きな両極性パルス の2サイクルを発生し、続いて両極性パルスの3サイクルを一つのモジュレーシ ョン波の電気パルス群とし、この電気パルス群を発生した後、4サイクル分停止 し、その後、同様な電気パルス群を発生する間歇波が示されている。
【0080】 図12(b)の波形は、最も周波数の大きな両極性パルスの少くとも1サイク ル分の停止を関して、2サイクル分づつ振幅およびパルス幅が各パルス列によっ て、一旦増加した後減少するモジュレーション波形からなる間歇波を示している 。この波形は、図10で説明したのと同様に、パルス振幅調整回路5、パルス幅 調整回路6、および間歇時間調整回路4によって、間歇時間を変化させた単調増 加および単調減少波(所謂三角波)を入力すると共に、その大きさに比例して、 段階的に振幅およびパルス幅が大きくなるようにパルス発信器を調整することに よって得られる。
【0081】 図12(c)は、25〜5000Hzの間の使用される最大の周波数を有する 両極性パルスの少くとも1サイクルの停止時間を介して、2サイクル、3サイク ル、1サイクル、3サイクル、2サイクルの電気パルス群とし、パルスの振幅お よびパルス幅が2サイクル、3サイクル、1サイクル、と、一旦増加した後、3 サイクル、2サイクル減少するモジュレーション波形からなる間歇波を示してい る。この波形は、図12(b)で説明したのと同様に、パルス振幅調整回路5、 パルス幅調整回路6、および間歇時間調整回路4によって、間歇時間を変化させ た単調増加および単調減少波(所謂三角波)を入力すると共に、その大きさに比 例して、段階的に振幅およびパルス幅が大きくなるようにパルス発信器を調整す ることに加えて、パルス数調整回路7によって、2サイクル波および3サイクル 波が交互に発生するように調整することによって、得られる。
【0082】 図12(d)は、3サイクルの両極性パルスからなる減衰波をILとして、こ のILタイムをさらに変調して自由(アコーデオン的)に伸縮させるパルス波形 からなる間歇波を示している。
【0083】 この波形は、図12(b)で説明したのと同様に、パルス振幅調整回路5、パ ルス幅調整回路6によって、減衰振動波を入力すると共に、その大きさの絶対値 に比例して、段階的に振幅およびパルス幅が大きくなるようにパルス発信器を調 整することに加えて、パルス数調整回路7、および間歇時間調整回路4によって 、間歇時間を変化3サイクル波が交互に発生するように調整することによって得 られる。
【0084】 また、設定時間のかかるときには、パルスパターン設定回路8を介して、一旦 パルスパターンとして、パルスパターン記憶回路9に保存しておき、パルスパタ ーン設定回路8を介して再び読み出し、パルス発生器3を動作させることができ る。
【0085】 ここで、本考案の実施の形態による低周波治療装置の適用範囲を人体細胞の部 位により、3群に分類することができる。
【0086】 したがって、実施の形態では、この群の内のイヤフォンによって、脳ならびに 脳下垂体にTEBSする方法を行う場合について説明する。
【0087】 このイヤフォンから、水琴窟、雨垂れ音、谷川の流れ音、漣の音、オカリナ音 、好みの音楽等、静かな音を鼓膜から流すものである。
【0088】 適用できる症例としては、末期癌の激痛の軽減、ならびに完全鎮痛、手術 対応の麻酔術、無痛分娩法対応機器、無痛歯科治療法対応機器、ぺインク リンック、特別養護老人ホーム等における、対応機器、安眠機、ストレス 解消法、その対応機器、などである。
【0089】 特に、特別養護老人ホーム等における、対応機器においては、(1)痴呆性 老人の対応機器(呆け予防、呆け治療法)、(2)歩行促進対応機器として、寝 たきり症例者に対し、歩行意欲を起こさせて歩かせること、(3)ホーム等にお いて、手足の関節痛・筋肉痛を鎮め集団生活を快適にする無意識下の治療法、そ の対応機器、に用いることができる。
【0090】 図13(a)および(b)に、特に効果の高い波形を示す。図中、符号Hは、 Iサイクル群波を、Dは群通電期間(刺激タイム)を、Pは群休止期間(休止タ イム)を示している。
【0091】 図13(a)を参照して、1サイクル群波は、3サイクル方形間歇波で、周波 数25〜5000Hzの範囲にあり、間歇はいずれの周波数域にも過敏反応期1 5〜30ミリ秒である。
【0092】 図13(b)を参照して、1サイクル群波は、5サイクル方形間歇波で、周波 数25〜5000Hzの範囲にあり、間歇はいずれの周波数域にも過敏反応期1 5〜30ミリ秒である。
【0093】 そして、群通電期間Dに対する群休止期間Pを種々に変化させたオーダーメイ ド治療システムとして、例えば、 D=1に対してP=1、 D=1に対してP=1.5、 D=1に対してP=2、 D=1に対してP=3、 D=1に対してP=4、 D=1に対してP=5のように、設定してもよい。
【0094】 オーダーメイド治療システムの要点を以下に示す。
【0095】 (1) 群通電期間Dが幾サイクルに変化しても、群休止期間Pが15乃至3 0ミリ秒以上を保持するように、マイクロコンピュータ等により制御する。
【0096】 (2) Iサイクル群波Hが幾サイクルに変化しても、群休止期間Pが15乃 至30ミリ秒以上を保持するように、マイクロコンピュータ等により制御する。
【0097】 (3) Iサイクル群波Hが100サイクル以下の場合には、群休止期間Pが 50乃至100ミリ秒以上を保持するように、マイクロコンピュータ等により制 御する。
【0098】 (4) スイープ波形に関しては、群通電期間D=3〜5サイクル波を交流( 正弦波)60サイクルに変調し、スイープさせたり、スイープタイムを可変にす る。
【0099】 (5) また、各周波数群波に群休止期間Pをスイープタイムとする。群通電 期間Dをスイープタイムとするように、マイクロコンピュータ等により制御する 。
【0100】 (6) 3〜5サイクル波の郡波を減衰波に変調する。
【0101】 [イヤフォン部の変形例] 本発明に夜低周波治療装置のイヤフォンにおけるイヤフォン部は、図1および 図2に示した構造に限定されるものではない。
【0102】 例えば、図14(a)および(b)に示す一般的なイヤフォン形状のイヤフォ ン部本体31aに導電性合成ゴム等から成るスリーブ状の導電パッド31dを嵌 め込んだ構造のイヤフォン部31、図15(a)〜(c)に示す耳の外郭に嵌め るタイプのイヤフォン部本体41aに導電性スポンジ等から成る導電パッド41 dを取り付けた構造のイヤフォン部41、図16(a)〜(d)に示すイヤフォ ン部本体46aに導電性スポンジ等から成る導電パッド46dを取り付けた構造 のイヤフォン部46であってもよい。尚、図14〜図16ではそれぞれ、片方の イヤフォン部のみを図示したが、これらの実施例では、左右の耳に応じて一対の イヤフォン部を有する構成である。
【0103】
【考案の効果】
本考案による低周波治療装置は、殊波形を発生するパルス発生源と、耳孔開口 部に嵌合できるように構成されたイヤフォンとを有し、イヤフォンは、その中央 部に設けられたスピーカと、スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人体に触 れる部分が導電性を有する表面部とを備えており、スピーカは、音声源に接続可 能であり、表面部の導電性部分は、パルス発生源に接続可能であるため、薬物投 与によらなくても痛みや苦痛を和らげることができ、薬物による副作用等の恐れ がないことに加え、装着に際して患者が煩わしさを感ずることもない。
【0104】 また、イヤフォンの装着者からの緊急の訴えをマイクロフォンによって送信す るようにすれば、管理者は、即座に対応できる。
【0105】 さらに、パルス発生源を、予め定められた周波数を有する両極性の矩形波から なる電気パルスを所定の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、パル スの継続時間と間歇時間とを患者に応じて可変可能にすれば、患者の個人差に応 じてパルスを適宜調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態による低周波治療装置のう
ちのイヤフォン部分を示す図である。
【図2】(a)および(b)は、図1に示すイヤフォン
部分の一部を拡大して示した部分破断側面図および正面
図である。
【図3】本考案の実施の形態による低周波治療装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図4】本考案の実施の形態による低周波治療装置の投
与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図5】本考案の実施の形態による低周波治療装置の投
与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図6】本考案の実施の形態による低周波治療装置の投
与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図7】本考案の実施の形態による低周波治療装置の投
与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図8】本考案の実施の形態による低周波治療装置の投
与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図9】本考案の実施の形態による低周波治療装置の投
与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図10】本考案の実施の形態による低周波治療装置の
投与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図11】本考案の実施の形態による低周波治療装置の
投与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図12】本考案の実施の形態による低周波治療装置の
投与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図13】本考案の実施の形態による低周波治療装置の
投与低周波〔TEBS〕を示す図である。
【図14】(a)および(b)は、本考案の実施の形態
による低周波治療装置のうちのイヤフォン部分の変形例
の一部を拡大して示した側面図および正面図である。
【図15】(a)、(b)、および(c)は、本考案の
実施の形態による低周波治療装置のうちのイヤフォン部
分の変形例の一部を拡大して示した背面図、側面図、お
よび正面図である。
【図16】(a)、(b)、(c)、および(d)は、
本考案の実施の形態による低周波治療装置のうちのイヤ
フォン部分の変形例の一部を拡大して示した背面図、側
面図、正面図、および側面図である。
【図17】従来技術によるイヤフォンの全体構成を示す
正面図である。
【図18】(a)および(b)は、図17に示すヘッド
フォンの一部を拡大して示した断面図および正面図であ
る。
【符号の説明】
1 パルス発生源 3 パルス発生器 4 間歇時間調整回路 5 パルス振幅調整回路 6 パルス幅調整回路 7 パルス数調整回路 8 パルスパターン設定回路 9 パルスパターン記憶回路 11 オシロスコープ 21、31、41、46 イヤフォン部 21a、51a 支持板 21b、51b カバー 21c、51c スピーカ 21d、31d、41d、46d、51d 導電パッ
ド部 21f 小孔 21g、51g 弾性材 22 ペンダント部 22a マイクロフォン 22b 緊急呼び出しスイッチ 23、24、25、53、54 ケーブル 31a、41a、46a イヤフォン部本体 51e 結合部材 51f スリット 52 ヘッドバンド 51 耳あて部

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特殊波形を発生するパルス発生源と、耳
    孔開口部に嵌合できるように構成されたイヤフォンとを
    有し、前記イヤフォンは、その中央部に設けられたスピ
    ーカと、該スピーカの周囲に設けられ、かつ少くとも人
    体に触れる部分が導電性を有する表面部とを備えてお
    り、前記スピーカは、音声源に接続可能であり、前記表
    面部の導電性部分は、前記パルス発生源に接続可能であ
    ることを特徴とする低周波治療装置。
  2. 【請求項2】 前記表面部は、導電性高分子および複合
    導電材料のうちの少くとも一方を含む材料から成る請求
    項1に記載の低周波治療装置。
  3. 【請求項3】 前記イヤフォンは、マイクロフォンを備
    えており、該イヤフォンの装着者側から通信網を通して
    振動情報または音声情報を送信可能である請求項1また
    は2に記載の低周波治療装置。
  4. 【請求項4】 前記イヤフォンは、両耳のそれぞれに装
    着するように構成されたステレオタイプである請求項1
    乃至3のいずれかに記載の低周波治療装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス発生源は、予め定められた周
    波数を有する両極性の矩形波からなる電気パルスを所定
    の間歇時間を介したパルス群の形で発生すると共に、前
    記パルスの継続時間と前記間歇時間とを患者に応じて可
    変可能である請求項1に記載の低周波治療装置。
  6. 【請求項6】 前記周波数は、25〜5000Hzの範
    囲の周波数であり、前記間歇時間は、前記周波数のパル
    スの少くとも1サイクルである請求項5に記載の低周波
    治療装置。
  7. 【請求項7】 前記パルス群は、5サイクル以下の矩形
    波パルス列から構成されている請求項5に記載の低周波
    治療装置。
  8. 【請求項8】 前記パルス発生源は、前記パルス群を予
    め定められた減衰振動パターンとなるように設定するパ
    ルスパターン設定回路を備えている請求項5に記載の低
    周波治療装置。
  9. 【請求項9】 前記パルス発生源は、前記矩形波パルス
    列の各パルス幅およびパルス数か、またはパルス幅、パ
    ルス数、およびパルスの振幅のうちのいずれか一方を所
    望する周期的なパターン波形となるよう調整するパルス
    調整回路を備えている請求項7に記載の低周波治療装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0542551U (ja) * 1991-04-23 1993-06-08 沖電気工業株式会社 紙葉類収納庫のロツク機構
JP2010524519A (ja) * 2007-04-20 2010-07-22 コンスタンティン セーレシュ ヨージェフ 点刺激用装置

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