JP3087143U - 自動洗車ブラシ用洗浄シート及び自動洗車ブラシ - Google Patents

自動洗車ブラシ用洗浄シート及び自動洗車ブラシ

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JP3087143U
JP3087143U JP2002000019U JP2002000019U JP3087143U JP 3087143 U JP3087143 U JP 3087143U JP 2002000019 U JP2002000019 U JP 2002000019U JP 2002000019 U JP2002000019 U JP 2002000019U JP 3087143 U JP3087143 U JP 3087143U
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厖 須原
重臣 酒井
崇 岡庭
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株式会社サンワード
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一側がフリンジ形成スリット2で多数のフリ
ンジ片3に細分され、さらにこのフリンジ片3の先端部
が、先端分割スリット5で複数の先端片6に分割された
合成樹脂発泡体製の自動洗車ブラシ用洗浄シート1にお
いて、先端分割スリット5で分割された先端片6が互い
に離れてばらけたものとする。 【解決手段】 先端分割スリット5の内端部に窪み状の
押し潰し痕7を形成し、残留歪みにより先端片6をV字
形に開かせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動洗車機に用いられる自動洗車ブラシ用洗浄シート及びそれを用 いた自動洗車ブラシに関する。さらに詳しくは、一側がフリンジ形成スリットで 多数のフリンジ片に細分され、さらにこのフリンジ片の先端部が、先端分割スリ ットで複数の先端片に分割された合成樹脂発泡体製の自動洗車ブラシ用洗浄シー ト、及びこの自動洗車ブラシ用洗浄シートが、フリンジ片側を自由端として回転 軸の周囲に取り付けられた自動洗車ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成樹脂発泡体製の自動洗車ブラシ用洗浄シートと自動洗車ブラシとし て、一側をフリンジ形成スリットで多数のフリンジ片に細分すると共に、フリン ジ片の先端部を先端分割スリットでさらに複数の先端片に細分し、車体への当た りを柔らかくすると共に、細かな凹凸部の汚れも拭いやすくした洗浄シートと、 この洗浄シートを、フリンジ片側を自由端として回転軸の周囲に取り付けた自動 洗車ブラシが知られている(実用新案登録第3079414号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、先端分割スリットは、形成される細い先端片の引きちぎれを防 止するために、通常、20〜50mm程度の浅いスリットとなることから、先端 分割スリットで分割された先端片同志がばらけにくく、互いにくっついた状態と なり、水切れが悪くなり、先端分割スリットで複数の先端片に分割した効果が十 分得られない問題がある。また、フリンジ部分のボリューム感にも欠け、使用者 に与える印象にも劣る問題もある。特に洗車によって洗浄シートが濡れると、水 分によって一層先端片同志がくっつき合いやすくなり、上記問題が顕著となると 共に、寒冷地では凍結しやすくなる。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、一側がフリンジ形成ス リットで多数のフリンジ片に細分され、さらにこのフリンジ片の先端部が、先端 分割スリットで複数の先端片に分割された合成樹脂発泡体製の自動洗車ブラシ用 洗浄シート及びそれを用いた自動洗車ブラシにおいて、先端分割スリットで分割 された先端片が互いに離れてばらけたものとすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために本考案の第1は、一側がフリンジ形成スリットで多数のフリンジ片 に細分され、さらにこのフリンジ片の先端部が、先端分割スリットで複数の先端 片に分割された合成樹脂発泡体製の自動洗車ブラシ用洗浄シートにおいて、先端 分割スリットの内端部に窪み状の押し潰し痕が形成されていることを特徴とする 自動洗車ブラシ用洗浄シートを提供するものである。
【0006】 上記本考案の第1によれば、押し潰し痕形成時の残留歪みにより、先端分割ス リットで分割された分割片がV字形に開いたものなる。
【0007】 また、上記本考案の第1は、押し潰し痕が平面円形又は半球形で、この押し潰 し痕の中心が先端分割スリットの内端上に位置していること、 先端分割スリットが波形であること、 先端分割スリットの長さが20〜80mmであること、 フリンジ片の先端部が2つの先端片に分割されており、両先端片がV字形に開 いていること、 をその好ましい態様として含むものである。
【0008】 さらに本考案の第2は、上記本考案の第1に係るいずれかの自動洗車ブラシ用 洗浄シートが、フリンジ片側を自由端として回転軸の周囲に取り付けられている ことを特徴とする自動洗車ブラシを提供するものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る自動洗車ブラシ用洗浄シートの一例を示す平面図、図2は 図1のフリンジ片先端部分の拡大平面図、図3は図2のフリンジ片先端部分の断 面図である。
【0010】 洗浄シート1は、合成樹脂発泡体で構成されている。合成樹脂としては、熱可 塑性樹脂、各種エラストマーや合成ゴムを用いることができる。一般的な熱可塑 性樹脂としては、例えばEVA、ポリエチレン、ポリウレタン、各種ブレンド品 を挙げることができる。エラストマーとしては熱可塑性エラストマーが好ましく 、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラスト マー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラス トマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。
【0011】 洗浄シート1の厚みは、選択する材質や発泡倍率にもよるが、2〜5mm程度 が好ましい。薄すぎると必要な強度や腰の強さが得にくく、厚すぎると車体への 当たりが強くなりやすい。
【0012】 洗浄シート1の一側は、フリンジ形成スリット2により多数のフリンジ片3に 細分されている。フリンジ形成スリット2は、深浅交互に形成されており、しか も各フリンジ形成スリット2の内端と連なって円孔4が形成されている。フリン ジ形成スリット2を深浅交互に形成しているのは、この円孔4の位置を交互にず らし、円孔4同志の間隔をとりやすくするためのものである。また、円孔4は、 各フリンジ形成スリット2の内端に引き裂き力が加わったときに、この力を分散 させて、フリンジ形成スリット2の内端が裂け広がるのを防止できるようにする ためのものである。
【0013】 フリンジ形成スリット2の間隔および長さは、洗浄シート1の材質、厚み、大 きさなどによっても相違するが、車体への当たりを和らげ、細かな凹凸の汚れを 拭い取りやすくする上で、間隔は3mm〜20mm、長さは100mm〜500 mm程度が好ましい。深いフリンジ形成スリット2と浅いフリンジ形成スリット 2の長さの差や円孔4の直径は、フリンジ形成スリット2の間隔によっても相違 するが、長さの差は5mm〜20mm程度が好ましく、円孔4の直径は2mm〜 3mm程度が好ましい。
【0014】 上記フリンジ形成スリット2により形成された各フリンジ3片の先端部には、 浅い先端分割スリット5が形成されており、この先端分割スリット5によって各 フリンジ片3の先端部はさらに複数の先端片6に細分されている。先端分割スリ ット5は各フリンジ片3の先端幅を当分するように形成されており、その長さは 、形成される先端片6がちぎれにくく、しかも次に述べる押し潰し痕7で先端片 6を確実にばらけさせることができるので、20mm〜50mm程度が好ましい 。また、フリンジ形成スリット2により形成される先端片6は、フリンジ片3の 細さも維持できるようにする上で、図示される2本とすることが好ましい。
【0015】 各先端分割スリット5の内端部には、窪み状の押し潰し痕7が形成されている 。本例における押し潰し痕7は、図2及び図3に示されるように、平面円形をな し、外周縁が先端分割スリット5の内端に外接する位置に形成されている。この 押し潰し痕7は、先端分割スリット5の内端部付近を上方から強く押圧すること で形成されるもので、その形成時の残留歪みにより、各先端分割スリット5によ り分割された先端片6が左右にV字形に開いたものとなる。このため、各先端片 6をばらけさせることができる。
【0016】 上記押し潰し痕7は、例えば先端分割スリット5の形成時に上方から洗浄シー ト1に押し付けられる切断刃の端部(先端分割スリット5の内端側端部)に、こ の切断刃の刃先よりやや引っ込んだ位置まで突出した突起を設けておくことで、 切断刃による先端分割スリット5の形成と同時に形成することができる。また、 先端分割スリット5の形成後に、先端分割スリット5と同じピッチで設けた突起 を先端分割スリット5の内端部に押し当てて形成することもできる。
【0017】 本例における押し潰し痕7の平面形状は円形であるが、半球形、正方形、長方 形、台形、楕円形、三角形などとすることもできる。但し、先端分割スリット5 の内端部が裂け広がりにくいことから、円形又は半球形が好ましい。
【0018】 洗浄シート1は、上記フリンジ片3が形成された一側を自由端側とし、他側を 回転軸8(図4参照)に取り付けられるものとなっている。回転軸8への取り付 け側である他側は、両コーナー部が斜めに切断されていると共に、等間隔で先端 に丸味を有するV字形の切り込み9が形成されている。また、この切り込み9間 には、それぞれ同じ位置に取付孔10が形成されている。尚、11は水抜孔であ る。
【0019】 洗浄シート1の回転軸8への取付は、洗浄シート1を、上記切り込み9の頂点 部分を介して屏風状にジグザグに折り、図4に示されるように、折曲げ部分を上 下方向にして、折り重なり合った他端側端部を左右に分け、それぞれ取付孔10 を介してビスなどで回転軸8へ固定することで行うことができる。洗浄シート1 は、このようにして多数回転軸8の周囲に取り付けられて、自動洗車ブラシを構 成するものである。
【0020】 上述した例における押し潰し痕7の形成位置は、図2及び図3に示されるよう に、先端分割スリット5の内端と外接する位置であるが、他の位置に形成するこ ともできる。例えば、図5及び図6に示される押し潰し痕7は、図2及び図3に 示されるものと同様に平面円形であるが、先端分割スリット5の内端と内接する 位置に形成されている。また、図7及び図8に示される押し潰し痕7は、その中 心が先端分割スリット5の内端上に位置するように形成されている。本考案にお ける押し潰し痕7は、上記のように、平面円形の場合、先端分割スリット5の内 端と外接する位置(図2及び図3参照)、内接する位置(図5及び図6参照)、 中心が先端分割スリット5の内端上となる位置(図7及び図8参照)のいずれで もよく、形成位置の許容範囲が広いが、より確実に先端片6を大きくV字形に開 かせやすいことから、中心が先端分割スリット5の内端上となる位置が最も好ま しい。
【0021】 さらに、上述した例における先端分割スリット5は直線状となっているが、図 9に示されるように、波形の先端分割スリット5とすることもできる。この波形 の先端分割スリット5とすると、洗車によって水に濡れても先端片6同志が密着 してくっつき合いにくく、先端片6のV字形の開きを確保しやすくなる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したとおりのものであり、次の効果を奏するものである。
【0023】 (1)押し潰し痕7による残留歪みにより、先端片6をV字形に開かせてばら けさせることができ、細い先端片6によって確実に細かな凹凸の汚れも拭うこと ができる。
【0024】 (2)バラバラになった先端片6が車体と接触するので、洗浄シート1が車体 に接触するときの衝撃を和らげることができる。
【0025】 (3)先端片6がV字形に開いてばらけているので、フリンジ片3のボリュー ム感を増大させることができ、使用者に与える印象が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る洗浄シートの一例を示す平面図で
ある。
【図2】図1におけるフリンジ片先端部分の拡大平面図
である。
【図3】図2に示されるフリンジ片先端部分の断面図で
ある。
【図4】図1に示される洗浄シートを回転軸に取り付け
て自動洗車ブラシを構成する際の説明図である。
【図5】押し潰し痕の他の形成位置を示すフリンジ片先
端部分の平面図である。
【図6】図5に示されるフリンジ片先端部分の断面図図
である。
【図7】押し潰し痕のさらに他の形成位置を示すフリン
ジ片先端部分の平面図である。
【図8】図7に示されるフリンジ片先端部分の断面図図
である。
【図9】先端分割スリットの他の例を示すフリンジ片先
端部分の平面図である。
【符号の説明】
1 洗浄シート 2 フリンジ形成スリット 3 フリンジ片 4 円孔 5 先端分割スリット 6 先端片 7 押し潰し痕 8 回転軸 9 切り欠き部 10 取付孔 11 水抜孔

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側がフリンジ形成スリットで多数のフ
    リンジ片に細分され、さらにこのフリンジ片の先端部
    が、先端分割スリットで複数の先端片に分割された合成
    樹脂発泡体製の自動洗車ブラシ用洗浄シートにおいて、
    先端分割スリットの内端部に窪み状の押し潰し痕が形成
    されていることを特徴とする自動洗車ブラシ用洗浄シー
    ト。
  2. 【請求項2】 押し潰し痕が平面円形又は半球形で、こ
    の押し潰し痕の中心が先端分割スリットの内端上に位置
    していることを特徴とする請求項1に記載の自動洗車ブ
    ラシ用洗浄シート。
  3. 【請求項3】 先端分割スリットが波形であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の自動洗車ブラシ用洗浄
    シート。
  4. 【請求項4】 先端分割スリットの長さが20〜80m
    mであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の自動洗車ブラシ用洗浄シート。
  5. 【請求項5】 フリンジ片の先端部が2つの先端片に分
    割されていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載の自動洗車ブラシ用洗浄シート。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の自動洗車ブラシ用洗浄シートが、フリンジ片側を自由
    端として回転軸の周囲に取り付けられていることを特徴
    とする自動洗車ブラシ。
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