JP3087056U - 爪用やすり - Google Patents

爪用やすり

Info

Publication number
JP3087056U
JP3087056U JP2001008520U JP2001008520U JP3087056U JP 3087056 U JP3087056 U JP 3087056U JP 2001008520 U JP2001008520 U JP 2001008520U JP 2001008520 U JP2001008520 U JP 2001008520U JP 3087056 U JP3087056 U JP 3087056U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
surface region
nail file
rough surface
flat surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001008520U
Other languages
English (en)
Inventor
浩二 細野
Original Assignee
株式会社細野メタリコン工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社細野メタリコン工業所 filed Critical 株式会社細野メタリコン工業所
Priority to JP2001008520U priority Critical patent/JP3087056U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087056U publication Critical patent/JP3087056U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース材にガラスを選択し、爪を磨くことの
できる凹凸面を形成させる手法としてガラス面に有効に
用い得るブラスト処理を採用することによって得られる
爪やすりを提供する。 【解決手段】 ガラス2の表面に、ブラスト加工により
形成された指の爪を磨いて削ることのできる梨地状の粗
面領域3と、ブラスト加工されていない平坦面領域4と
を形成する。粗面領域3又は平坦面領域4の少なくとも
一方を、文字や図柄を表す形状に象る。平坦面領域を着
色することも可能である。ガラス2を凸レンズ形状にし
たり凹レンズ形状にしたりすることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、爪用やすり、特にベース材にガラスを用いた爪用やすりに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属板の表面を液エッチング処理することによって指の爪を磨くことの できる凹凸面に加工した爪やすりが知られていた。また、サンドペーパを爪やす りとして用いることもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ベース材としての金属板の表面を液エッチング処理で凹凸面に 加工した従来の爪やすりは、液エッチング処理に時間と経験が必要で、コスト高 になるという問題があった。また、サンドペーパは、爪の隙間に剥離した細砂が 詰まったりして不衛生で使いにくいものであるほか、水洗して再使用するという 使い方ができないという問題があった。
【0004】 本考案は以上の問題などに鑑みてなされたものであり、ベース材にガラスを選 択し、爪を磨くことのできる凹凸面を形成させる手法としてガラス面に有効に用 い得るブラスト処理を採用することによって、安価で、衛生的で、水洗して再使 用することが容易に可能な爪やすりを提供することを目的とする。
【0005】 また、本考案は、アクセサリーとして有益な爪やすりを提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る爪やすりは、ガラスの表面に、ブラスト加工により形成された指 の爪を磨くことのできる梨地状の粗面領域と、ブラスト加工されていない平坦面 領域とが形成されている。これによれば、梨地状の粗面領域を利用して爪の爪先 などを磨いたり削ったりすることが可能である。特に、この爪やすりは、粗面領 域がガラスにブラスト処理を行うことによって形成されているので、粗面領域の 凹凸形状が非常に微細である。そのため、爪先を磨いたり削ったりする際に指先 の肌が傷ついたり荒れてざらざらになったりしないというきわめて有益な長所を 備えている。また、ガラスの表面に梨地状の粗面領域とブラスト加工されていな い平坦面領域とが存在しているので、それらの領域で柄模様を形成させることに より一種の装飾的機能を発揮させることができる。なお、梨地状の粗面領域や平 坦面領域は、ガラスの片側の表面だけに形成しても、片側と他側との両方の表面 に形成しておいてもよい。
【0007】 本考案では、上記粗面領域又は平坦面領域の少なくとも一方が、文字や図柄を 表す形状に象られていることが望ましく、これによれば、上記した装飾的機能が いっそう顕著にかつ積極的に発揮されるようになる。
【0008】 本考案では、上記平坦面領域が着色されていると共に、上記粗面領域は、上記 ブラスト加工によって着色が消失しているものであってもよい。これによれば、 着色された平坦面領域に着色による美観を顕著に発揮させることができるので、 上記した装飾的機能がいっそう顕著にかつ積極的に発揮されるようになる。
【0009】 本考案において、上記ガラスは、周縁部から中央部に近付くにつれてその肉厚 が暫時厚く又は薄くなっていることが望ましい。この考案において、周縁部から 中央部に近付くにつれてその肉厚が暫時厚くなっているガラスは常識的に凸レン ズとして、周縁部から中央部に近付くにつれてその肉厚が暫時薄くなっているガ ラスは常識的に凹レンズとして、見る者に認識させる。しかし、粗面領域ではガ ラスの透明性が消失してしまっているので、見る者に凸レンズ又は凹レンズとし ての疑念を持たせることになる。その結果、デザインに意外性が生じ、そのこと がアクセサリーとしての有益性を高めることになる。
【0010】
【考案の実施の形態】 図1は本考案に係る爪やすり1の平面図、図2はその表面部分の説明図である 。この爪やすり1は、ベース材としてのガラス2の表面に、ブラスト加工により 形成された梨地状の粗面領域3と、ブラスト加工されていない平坦面領域4とが 形成されてなる。そして、梨地状の粗面領域3にはざらざらとした触感があり、 図2に説明的に示したように、指の爪を磨いて削ることのできる凹凸面になって いる。そのため、この爪やすり1を片手の手の平に持ち、梨地状の粗面領域3に 他側の手の指の爪先などを擦り合わせるようにすれば、爪先を磨いたり爪先の形 を整えたりすることができる。この爪やすり1は、粗面領域3がガラス2にブラ スト処理を行うことによって形成されているので、粗面領域3の凹凸形状が非常 に微細になっている。そのため、爪先を磨いたり削ったりする際に指先の肌が傷 ついたり荒れてざらざらになったりしないという、爪やすりにとってきわめて有 益な長所を備えている。さらに、粗面領域3がガラス2にブラスト処理を行うこ とによって形成されていることにより、その粗面領域3の凹凸形状が短期使用に よって形崩れしたりすることがなくなり、長期に亘って初期のやすりとしての性 能が持続するという耐久性についての長所を有する。
【0011】 図例の爪やすり1において、ガラス2には、平ガラスを用いることが可能であ るほか、図3のように周縁部から中央部に近付くにつれてその肉厚が暫時厚くな っている凸レンズ形状のガラスを用いることも、図4のように周縁部から中央部 に近付くにつれてその肉厚が暫時薄くなっている凹レンズ形状のガラスを用いる ことも可能である。そして、たとえば図3のような凸レンズ形状のガラスを用い ると、粗面領域3で爪先を磨いたり削ったりした後、平坦面領域4を利用してそ の爪先の様子を拡大して目で見ることが可能になるという利点がある。また、ガ ラス2に図1のような円形ガラスを用いると、手の平で力を入れずに持ちやすく なって疲れにくいという利点がある。さらに、この爪やすり1は、ガラス2に粗 面領域3と平坦面領域4とを形成したものであるから、使用後に水洗して爪の削 りかすをきれいに洗い流すことが容易であり、しかも、水洗後に短時間で乾燥し てしまうので、水洗後に再使用する場合にも便利であり、しかも、衛生的である 。
【0012】 図例の爪やすり1は、平坦面領域4をハート形に象ってあるので、外観がすり ガラスのように見える粗面領域3の中にハート形に象られた透明な平坦面領域4 が位置し、そのことによって装飾的機能が顕著にかつ積極的に発揮されるので、 それに着目すると、この爪やすり1をアクセサリーとして持ち歩くことも可能に なる。
【0013】 上記爪やすり1は次のようにして製作することが可能である。すなわち、所望 形状のガラス2を用意し、その表面の平坦面領域4を形成する箇所にマスクを施 した後、ガラス2の表面全体にブラスト処理用の粒子を吹き付ける。ブラスト処 理用の粒子には、アルミナや、、珪砂、カットワイヤーのような粒子類を用いる ことができ、その際に、大きな粒子を用いると粗面領域3の凹凸密度を粗に仕上 げることができ、反対に、小さな粒子を用いると粗面領域3の凹凸密度を密に仕 上げることができる。したがって、ブラスト処理で粗面領域3を形成すると、粗 面領域3の凹凸密度の大小を任意に選定することができるという利点がある。ブ ラスト処理後にガラス2の表面からマスクを撤去すると、マスクで覆っていた箇 所が透明な平坦面領域4となり、マスクで覆われていなかった箇所が粗面領域3 となる。
【0014】 また、ガラス2として着色ガラスを用いたり、表面だけを着色したガラスを用 いて上記したようなブラスト処理を行うと、ブラスト処理された粗面領域3は、 そのブラスト処理の程度に応じて、色が完全に消失して白いすりガラス状になっ たり、色が一部だけ残って淡く着色したすりガラス状になったりする。これに対 し、マスクで覆われていた平坦面領域4には初期の着色がそのまま残る。これら は爪やすり1の装飾機能を高めることに役立つ。
【0015】 この実施形態では、平坦面領域4をハート形に象った事例を説明したけれども 、その平坦面領域4を他の模様、たとえば文字や図柄を表す模様形状に象られて いてもよい。さらに、粗面領域3を文字や図柄を表す模様形状に象っても、ある いは、平坦面領域4と粗面領域3の両方を文字や図柄を表す模様形状に象っても よい。そのほか、ガラス2の片側の表面だけをブラスト処理して粗面領域3を形 成しても、ガラス2の片側と他側の両方の表面をブラスト処理して粗面領域3を 形成してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、ベース材にガラスを選択し、爪を磨くことの できる凹凸面を形成させる手法としてガラス面に有効に用い得るブラスト処理を 採用することによって得られる爪やすりを提供することができるので、安価で、 衛生的で、水洗して再使用することが容易で、耐久性に優れた爪やすりとなる。 また、本考案は、アクセサリーとして有益な爪やすりを提供することも可能であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る爪やすりの平面図である。
【図2】表面部分の説明図である。
【図3】ガラスの側面図である。
【図4】他の形状のガラスの側面図である。
【符号の説明】
1 爪用やすり 2 ガラス 3 粗面領域 4 平坦面領域

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスの表面に、ブラスト加工により形
    成された指の爪を磨いて削ることのできる梨地状の粗面
    領域と、ブラスト加工されていない平坦面領域とが形成
    されていることを特徴とする爪用やすり。
  2. 【請求項2】 上記粗面領域又は平坦面領域の少なくと
    も一方が、文字や図柄を表す形状に象られている請求項
    1に記載した爪用やすり。
  3. 【請求項3】 上記平坦面領域が着色されていると共
    に、上記粗面領域は、上記ブラスト加工によって着色が
    消失している請求項1又は請求項2に記載した爪用やす
    り。
  4. 【請求項4】 上記ガラスは、周縁部から中央部に近付
    くにつれてその肉厚が暫時厚く又は薄くなっている請求
    項1又は請求項2に記載した爪用やすり。
JP2001008520U 2001-12-28 2001-12-28 爪用やすり Expired - Fee Related JP3087056U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008520U JP3087056U (ja) 2001-12-28 2001-12-28 爪用やすり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008520U JP3087056U (ja) 2001-12-28 2001-12-28 爪用やすり

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3087056U true JP3087056U (ja) 2002-07-19

Family

ID=43238428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001008520U Expired - Fee Related JP3087056U (ja) 2001-12-28 2001-12-28 爪用やすり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087056U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100723456B1 (ko) 손톱 미용기구 제조방법 및 그 제품
EP1520492A1 (en) File, particularly nail file
JP3087056U (ja) 爪用やすり
US6913025B2 (en) Callus-removing skin-file and method of manufacturing the same
JP3208631U (ja) 爪の調整具
KR200436647Y1 (ko) 손톱 미용기구 겸용 장식용 액세서리
KR20040098883A (ko) 손발톱연마용 줄 및 그것의 제조방법
CN209862537U (zh) 一种采用批花镶嵌宝石的首饰
CN109875199B (zh) 一种采用批花镶嵌宝石的首饰及批花镶嵌宝石的方法
CN211154238U (zh) 一种玻璃指甲锉
WO2000019858A1 (fr) Ongle artificiel et son procede de production
US20200156217A1 (en) Sanding glove
CN212280330U (zh) 一种指甲锉
US20080081162A1 (en) Process for the production of a decorative glass element
JP6606266B1 (ja) 台所用器具及びその装飾処理方法
KR200259543Y1 (ko) 각피 제거기
KR200288449Y1 (ko) 스탠실 기법을 이용한 네일아트용 접착테이프
JPH078318A (ja) 爪や角質層の研ぎ具
KR200298811Y1 (ko) 연마용 장갑 및 이에 탈착가능한 연마지
KR200262424Y1 (ko) 손톱 연마용 줄
JPH08299051A (ja) 爪みがき
CA3042057A1 (en) Polishing and shaping nail file
KR200347339Y1 (ko) 각질 제거용 기구
JPH0833512A (ja) 爪指輪
JP3086790U (ja) 樹脂製のメガネフレーム及びその部品

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees