JP3087014U - ポスター用反射シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、ポスターの表面に表示される印
刷面の一部、すなわち、告知を必要とする当該部位の名
前や絵柄等等を部分的に反射させて、夜間でも容易に表
示されるポスター用反射シートを提供することを目的と
している。 【解決手段】 このポスター用反射シートは、ポスター
類のシート状基板１の表面に印刷される文字や絵柄等の
印刷面２の一部と同一の形状または／及び印刷面４を有
する反射シール３を形成し、該反射シール３を透明な保
護シート５の裏面に貼着して、前記基板１の該当印刷部
位に重ね合わせて貼着して構成されるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、製品の販売その他各種の宣伝物を表示するポスターの一部を夜間で も表示可能に形成して、例えば、選挙の際に掲示される立候補者の選挙用ポスタ ーに利用されるポスター用反射シートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、屋外に掲示されるこの種の宣伝用のポスターは、選挙になると一定期間 掲示される選挙用のポスターに見られるように、立候補者の氏名、顔写真、所属 政党名あるいは公約等が記載されているが、とくに重要視されるのが立候補者の 氏名である。

【０００３】 しかしながら、これら選挙等の宣伝のために使用される宣伝用ポスターは、明 るい日中は十分目に触れ目視されるが、夜間の暗いところでは、比較的目視され 難かった。

【０００４】 また、これらの選挙に用いられる立候補者用のポスター以外の各種宣伝を目的 としたポスターや看板等も、その表示効果を高めるため、夜間においては必要な 場合、照明やネオン等の電気手段を併用していた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、とくにシート状に形成される宣伝用ポスターに適用されるもので、 ポスターの表面に表示される印刷面の一部、すなわち、告知を必要とする当該部 位の名前や絵柄等を反射させて、夜間でも容易に表示されるポスター用反射シー トを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を達成するために、本考案に係るポスター用反射シートは、ポスター 類のシート状基板の表面に印刷される文字や絵柄等の印刷面の一部と同一の形状 または／及び印刷面を有する反射シールを形成し、該反射シールを透明な保護シ ートの裏面に貼着して、前記基板の該当印刷部位に重ね合わせて貼着することに より、ポスターの印刷面の一部を夜間でも表示可能とすることを特徴とするもの である。

【０００７】 また、前記反射シールは、透明な保護シートの裏面に剥離可能に形成して、ポ アーの該当印刷部位に貼着した後取り除いてなることを特徴とするものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、この考案に係るポスター用反射シートの実施例につき、添付図面に基づ いて説明する。 図１は、この考案に係るポスター用反射シートを、ポスターの基板に形成され る印刷面の当該部位に貼着する使用状態を示す正面側の略示図、図２は、同じく その側面側の略示図である。

【０００９】 この実施例におけるポスター用反射シートについて、選挙用ポスターを例示し て説明すると、ポスターのシート状基板１の表面には、通常立候補者の氏名、顔 写真、所属政党あるいは公約等が印刷された印刷面２が印刷され、とくに必要と される印刷面２の一部、すなわち、立候補者の氏名等の部位には、反射シール３ が貼着されている。

【００１０】 この反射シール３は、夜間でも昼間の太陽光を利用して蓄光される蓄光願料を 有する材料から略シート状に印刷して製せられ、前記ポスターの基板１に印刷形 成される印刷面のうちの一部に貼着されている。

【００１１】 すなわち、反射シール３は、選択された最も告知効果が求められる氏名の文字 と同一形状でかつ同一の印刷面４が薄いシート状面に印刷して形成されるもので ある。

【００１２】 この反射シール３は、適宜大きさを有する透明な保護シート５の裏面に貼着し て設けられている。

【００１３】 このように、反射シール３を保護シート５の裏面に貼着することによって、連 続状の文字や絵柄等以外、分離される文字や絵柄等であっても、同時的に完成さ れた印刷面４をもって基板の当該部位に貼着することができる。

【００１４】 また、反射シール３は、保護シート５の裏面に貼着された状態で、基板１の印 刷面２の該当印刷部位に、その裏側の剥離シート７を剥がして、その裏面の接着 面６を重ね合わせて、一体的に貼着するものである。

【００１５】 なお、保護シート５は、透明シートから形成され、反射シール３の表面の印刷 物面４を保護するとともに、ポスター等の基板２の当該印刷部位に、その裏面側 の剥離シート剥離した後貼着するものである。

【００１６】 保護シート４は透明体であるため、反射シール３を基板１の印刷面２の当該印 刷部位に貼着したままでポスターの掲示状態においても反射シール３を保護する ものもよいが、保護シート４を剥離可能に形成して、基板１の当該印刷部位に反 射シール３を張着した後剥離するものであってもよい。

【００１７】 また、この反射シール３は、氏名その他の文字以外各種の模様や絵柄、イラス ト、風景、キャラクター、動物、花などの植物等様々のものが、その目的に対応 して用いられるものであり、とくに限定されるものではない。

【００１８】 さらに、この反射シール３は、薄くシート状のものを平面的に形成されるもの でもよいが、反射シール３のみを若干肉厚として立体感を出したりするものでも よい。

【００１９】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案のポスター用反射シートによれば、ポスター類 のシート状基板の表面に印刷される文字や絵柄等の印刷面の一部と同一の形状ま たは／及び印刷面を有する反射シールを形成し、該反射シールを透明な保護シー トの裏面に貼着して、前記基板の該当印刷部位に重ね合わせて貼着してなるもの で、明るい日中ばかりでなく、暗くなる夜間においても電気手段等を必要とせず 、とくに告知を必要とする部位を目視させる識別機能を高めることができる。

【００２０】 反射シール３は保護シート５に貼着することによって、連続状の文字や絵柄等 以外、分離されるものの文字や絵柄等であっても、同時的に完成された印刷面４ をもって基板の当該部位に貼着することができる。

【００２１】 さらに、印刷手段を用いて反射シールの形状および印刷面やが形成されるため 、ポスターの基板に形成される当該部位の印刷面と寸分違わぬものが製せられて 、目的とする告知効果を発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係るポスター用反射シートを、ポス
ターの基板に形成される印刷面の当該部位に貼着する使
用状態を示す正面側の略示図である。

【図２】同じくその側面側の略示図である。

【符号の説明】

１ ポスターの基板 ２ 基板１の印刷面 ３ 反射シール ４ 反射シールの印刷面 ５ 保護シート ６ 接着層 ７ 剥離シート

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポスター類のシート状基板の表面に印刷
   される文字や絵柄等の印刷面の一部と同一の形状または
   ／及び印刷面を有する反射シールを形成し、該反射シー
   ルを透明な保護シートの裏面に貼着して、前記基板の該
   当印刷部位に重ね合わせて貼着してなるポスター用反射
   シート。
2. 【請求項２】 前記反射シールは、透明な保護シートの
   裏面に剥離可能に形成してなる請求項１記載のポスター
   用反射シート。