JP3086964U - 自動販売機の装置構造 - Google Patents
自動販売機の装置構造Info
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- JP3086964U JP3086964U JP2001008441U JP2001008441U JP3086964U JP 3086964 U JP3086964 U JP 3086964U JP 2001008441 U JP2001008441 U JP 2001008441U JP 2001008441 U JP2001008441 U JP 2001008441U JP 3086964 U JP3086964 U JP 3086964U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 自動販売機のメンテナンスコストをダウンさ
せるために、故障率を低下させ、かつ確実に品物を搬送
させる。 【解決手段】 搬送される缶詰品物7を格納する直立し
た格納箱4と、その格納箱4の最下端に形成されている
傾斜道5とを含む自動販売機の装置構造において、格納
箱4の下方側の側面には組み立てホール42を設け、こ
の組み立てホール42に上記缶詰品物7を支持または搬
送させる回転自在な回転リーフ1を設ける。さらに、上
記回転リーフ1の回転を制御する突出ピン21を有する
電磁開閉器2を設ける。そして、上記の回転リーフ1
は、上記電磁開閉器2によって回転を停止させられてい
るとき缶詰品物7を支持する一方、回転自在になるとき
缶詰品物7を上記傾斜道5に搬送させる。
せるために、故障率を低下させ、かつ確実に品物を搬送
させる。 【解決手段】 搬送される缶詰品物7を格納する直立し
た格納箱4と、その格納箱4の最下端に形成されている
傾斜道5とを含む自動販売機の装置構造において、格納
箱4の下方側の側面には組み立てホール42を設け、こ
の組み立てホール42に上記缶詰品物7を支持または搬
送させる回転自在な回転リーフ1を設ける。さらに、上
記回転リーフ1の回転を制御する突出ピン21を有する
電磁開閉器2を設ける。そして、上記の回転リーフ1
は、上記電磁開閉器2によって回転を停止させられてい
るとき缶詰品物7を支持する一方、回転自在になるとき
缶詰品物7を上記傾斜道5に搬送させる。
Description
【0001】
本考案は、品物を搬送する自動販売機の装置構造である。特に、回転リーフを 使って確実に各缶詰品物を仕切るとともに、回転リーフを回転させながら缶詰品 物を一つずつ搬送させ、確実に缶詰品物を品物取り箱に落下(落下搬送)させる ことのできる、故障率が低く、かつメンテナンス料の安い自動販売機の装置構造 に関するものである。
【0002】
一般に、公共の場所に常設された、例えば、ドリンクの自動販売機では、消費 者がコインを入れる動作によって、ドリンクや品物等を選べる。
【0003】 そして、ドリンクの自動販売機には、品物を品物取り箱まで搬送する装置が備 えられており、コインを入れる毎にドリンクを自動的に送り出すようになってい る(搬送するようになっている)。
【0004】 上記のような、一般的な自動販売機(汎用販売機)に備えられた、品物を搬送 する装置の構造(自動販売機の装置構造)を図5を用いて説明する。
【0005】 これらの図に示すように、装置構造は、格納箱104、傾斜道105、回転ブ ロック121、および弾力復位装置140を含む構成である。
【0006】 格納箱104は、缶詰品物107を格納するものである。具体的には、格納箱 104は直立しており、その格納箱104のスペース幅に、ちょうど一つの缶詰 品物107を格納できる。さらに、その格納箱104の縦方向にいくつかの缶詰 品物107を積み上げられるようになっている。
【0007】 傾斜道105は、格納箱104の下に取り付けられている。そのため、格納箱 104中の缶詰品物107が下の傾斜道105に落下したとき、傾斜道105は 、その傾斜を利用して、缶詰品物107を転がすことで、図示しない品物取り箱 へと搬送させるようになっている。
【0008】 回転ブロック121は、上記傾斜道105の出口と適当な離れた位置に設けら れている回転可能な軸レバー120の上に固定されたブロックである。この回転 ブロック121は、軸レバー120のレバーを中心線にした回転に連動し、一定 アングルの位置移動をするようになっている。
【0009】 また、回転ブロック121に設けられている、カタカナの「コ」形状の止め板 (コ形状止め板)130が、回転ブロック121の一端側に位置するようになっ ている。そのため、このコ形状止め板130の前端が、缶詰品物107を制御す る位置決め端131となり、その位置決め端131が傾斜道105の中に突き伸 びることで、傾斜道105を転がる缶詰品物107の動きを止めて落下を防止( (搬送を停止)するようになっている。
【0010】 弾力復位装置140は、上記止め板130の他端の後ろ側にあり、消費者がコ インを入れた後、軸レバー120を移動(回転移動)させるようになっている。 そのため、上記の軸レバー120の移動に連動して、回転ブロック121を一定 のアングルで回転(位置移動)させ、コ形状止め板130の前方の位置決め端1 31を退けさせる。そのため、最前方の缶詰品物107を止める作用が解除され 、その缶詰品物107は傾斜道105を転がって品物取り箱の中に滑り込む。
【0011】 なお、上記の止め板130の位置決め端131は、缶詰品物107を止める作 用が解除した瞬間、すなわち位置決め端131が傾斜道105から離れる方向( 退避方向)に移動した瞬間(撥動後の瞬間)、弾力復位装置140の引き戻しに よって元の位置に戻るようになっている。そのため、その位置決め端131が、 次の缶詰品物107の前方を止める。
【0012】 このようなサイクル、すなわち位置決め端131の退避方向の移動毎(撥動毎 )に、缶詰品物107は傾斜道105を転がって品物取り箱の中に滑り込むよう になっている。
【0013】
しかしながら、上記の装置構造を有する自動販売機の使用上において、しばし ば、問題が発生することがある。
【0014】 その問題とは、図6に示すように、コ形状止め板130の前方の位置決め端1 31が一旦退避方向に移動した後に、再度、傾斜道105へ移動するとき(復位 するとき)、その移動タイミングが早すぎると品物取り箱へ搬送される缶詰品物 107の上方部を挟み込んだり、または、遅すぎたりすると、次に転げ落ちるも う一つの缶詰品物107の前方部または上方部を挟みこんでしまうという問題で ある。
【0015】 この問題が起きると、自動販売機は故障し、メンテナンスのための人員派遣を 必要としたり、消費者に迷惑をかけたりすることになる。その上、メンテナンス コストの増大も招来することにもなる。
【0016】 本考案の主な目的は、メンテナンスコストをダウンさせるために、故障率を低 下させ、かつ確実に品物を搬送させることのできる自動販売機の装置構造に関す るものである。
【0017】
本考案の自動販売機の装置構造は、上記の課題を解決するために、搬送される 缶詰品物を格納する直立した格納箱と、その格納箱の最下端に位置する傾斜道と を含む自動販売機の装置構造であって、上記格納箱の側面に設けられた開口部に 回転自在に支持され、回転停止状態で上記缶詰品物を支持する一方、回転状態で 上記缶詰品物を上記傾斜道に搬送させる回転部と、さらに、上記回転部と接触す る位置にあることで該回転部の回転を停止する一方、上記回転部と離間する位置 にあることで該回転部を回転自在にさせる突出ピンを有し、その突出ピンを上記 二位置間で進退駆動する電磁開閉器とを備えたことを特徴としている。
【0018】 本考案の自動販売機の装置構造では、直立式の格納箱とその格納箱の最下端に 傾斜道が設けられている。そして、上記格納箱に格納された缶詰品物は、上記傾 斜道を転がって搬送される。
【0019】 本考案では、回転部が停止することで、格納箱の内部に積み上げられて格納さ れている缶詰品物において最下端の缶詰品物を支える一方、回転自在になること でその最下端の缶詰品物を傾斜道へと搬送させるようになっている。
【0020】 そのため、例えば、傾斜道の搬送方向に対して遮蔽板等を突き出すことで、缶 詰品物の搬送を停止させるような従来の自動販売機の装置構造で発生する、缶詰 品物の挟みこみという問題がなくなる。
【0021】 したがって、確実に缶詰品物の搬送を管理でき、さらに、故障も少なく、メン テナンスコストもダウンさせることができる。
【0022】 また、本考案の自動販売機の装置構造では、上記の構成に加えて、上記回転部 によって支持された上記缶詰品物によって押さえつけられたとき下方向に変位す る一方、缶詰品物による押さえつけがなくなったとき上方向に変位するテストピ ンと、上記テストピンが、下方向に変位するとき消灯する一方、上方向に変位す るとき点灯する指示灯とを備えていることが好ましい。
【0023】 上記の構成によれば、消費者に自動販売機内(格納箱内)の缶詰品物の有無を 知らせることができる。
【0024】
【考案の実施の形態】 各審査官に、本考案の目的、特徴および効果を理解してもらうため、下記の具 体的な実施の形態および図面(図1〜図4)を用いて、本考案を詳しく説明して いく。なお、点線の矢印は、後述する回転リーフ1の回転方向を示している。
【0025】 図1・図2は、本実施の形態の自動販売機の装置構造を示した構造分解図・構 造組み立て図である。
【0026】 これらの図に示すように、自動販売機の装置構造では、格納箱4、傾斜道5、 回転リーフ(回転部)1、電磁開閉器2、および触り開閉器3とを含んでいる。
【0027】 格納箱4は、適当な幅を持ち、かつ直立した形状の格納箱であり、缶詰品物7 を格納するものである。
【0028】 また、格納箱4の中央部の適当な位置には、回転リーフ1を取り付けるための 組み立てホール42があり、トップ部(最上方部)には格納箱4の入り口を塞ぐ 蓋41がある。
【0029】 なお、その格納箱4の中のスペース広さは、ちょうど一つの缶詰品物7を格納 でき、そして、その格納箱4には、複数の缶詰品物7が積み上げられるようにな っている。
【0030】 傾斜道5は、上記の格納箱4の下に位置する、傾いた(曲りくねった)搬送路 である。この傾斜道5は、格納箱4中の缶詰品物7が該傾斜道5に落下したとき 、傾斜を利用して缶詰品物7を転がすことで、品物取り箱6へと搬送させるよう になっている。
【0031】 回転リーフ(羽根車)1は、複数のグリップ11からなる可動部である。具体 的には、回転リーフ1の中央部に軸レバー(一軸レバー)14が設けられ、この 軸レバー14を中心として回転するようになっている。
【0032】 そして、この回転リーフ1の軸レバー14は、組み立てホール42近傍の格納 箱4に備えられた軸を受ける軸受(軸承)13により、その両端を支持されてい る。つまり、回転リーフ1は、組み立てホール42内で回転可能な状態になって いる。なお、各グリップ11の間に仕切りスペース12が形成されるようになっ ている。
【0033】 電磁開閉器2は、回転リーフ1の回転を制御するものである。具体的には、電 磁開閉器2が回転リーフ1の下の外側に位置するように格納箱4の側面に取り付 けられている。そして、この電磁開閉器2に備えられている突出ピン(ピン)2 1が、軸レバー14の軸方向に沿って前に突き出る(突き伸びる)ことで、回転 リーフ1のグリップ11の面(水平方向に対して略垂直状態になっているグリッ プ11の面)と接触するようになっている。そのため、回転リーフ1の回転を停 止させることができるようになっている。
【0034】 なお、同時に、他のグリップ11(突出ピン21と接触しているグリップ11 に対して、逆回転方向側に隣接するグリップ11)が格納箱4の中に突き伸びて いる状態になっている。そのため、缶詰品物7が、格納箱4中において略水平状 態のグリップ11の面(上方面)を押すようになり、その缶詰品物7の重量で回 転リーフ1に回転パワーを持たすことができる。
【0035】 しかし、電磁開閉器2の突出ピン21がグリップ11と接触している間は、回 転リーフ1は回転できない。
【0036】 触り開閉器3は、格納箱4に格納されている缶詰品物7の残量を確認するもの である。具体的には、触り開閉器3は缶詰品物7の搬送路と同方向に揺動(変位 )できるテストピン31を備えている。そして、触り開閉器3は、回転リーフ1 のグリップ11が缶詰品物7を支持している位置よりも上方の格納箱4の側面に 取り付けられている。
【0037】 普通、触り開閉器3のテストピン31は、格納箱4の中の缶詰品物7によって 押さえつけられているが(下方向に変位しているが)、最後の缶詰品物7が回転 リーフ1を通過した後、元の位置に戻って押さえつけられない(触られない)状 態になる(上方向に変位している)。この押さえつけられない状態のとき、例え ば、自動販売機の表の『売り切れ』灯(指示灯)が点灯し、消費者に缶詰品物7 がないことを知らせるようになっている。
【0038】 ここで、自動販売機の装置構造における缶詰品物7の搬送について図3・図4 を用いて説明する。
【0039】 これらの図に示すように、缶詰品物7は組み立てホール42の上方に位置する グリップ11によって支持されるため(止められるため)、複数の缶詰品物7を 格納できる。具体的には、格納箱4中の最も下方(最下端)の缶詰品物7が、格 納箱4に略水平に突き伸びた状態のグリップ11の上方にある仕切りスペース1 2中に止められる。
【0040】 ここで、自動販売機に、消費者がコインを入れる(あるいは、選択を含む)動 作を行うと、電磁開閉器2は「先に後ろに退けてから再び前に突き伸ばし」の動 作(シングルサイクル動作)にしたがって、電磁開閉器2の突出ピン21を後ろ に退けさせる(突出ピン21を電磁開閉器2に収納する)。
【0041】 そのため、回転リーフ1が缶詰品物7の重量によって回転されることになり、 この回転に伴って、上記の最下端の缶詰品物7は、傾斜道5に落下して、品物取 り箱6に滑り込む。
【0042】 一方、上記の突出ピン21が後ろに退いた後、再度、突出ピン21が前に突き 伸ばすまでの間、略水平状態になって缶詰品物7を支えていたグリップ11は略 垂直状態になって、突出ピン21の前で止められる(突出ピン21と垂直状態に なったグリップ11とが接触する)。
【0043】 また、略水平状態になって缶詰品物7を支えていたグリップ11に対して逆回 転方向側に隣接しているグリップ11が、略垂直状態から略水平状態になって、 落下していった缶詰品物7の次の缶詰品物7を支えるようになる。すなわち、回 転リーフ1のもう一つのグリップ11(コイン投入時、缶詰品物7を支えていた グリップ11に対して逆回転方向側に隣接しているグリップ11)が、略水平位 置のストッパーとなり、同時に次の缶詰品物7を次の仕切りスペース12中で保 持する。
【0044】 以上のように、このようなサイクル(シングルサイクル動作)で、各缶詰品物 7が確実に回転リーフ1の仕切りスペース12によって仕切られて、位置決め回 転毎に一つの缶詰品物7が落下(落下搬送)して、確実に品物を管理することが できる。そのため、確実に品物を管理し、かつ故障が少なく、メンテナンスコス トもダウンさせることができる。
【0045】 なお、本実施の形態では、一種の自動販売機において、品物を搬送(釈放)す る装置の構造(装置構造)の改善ともいえる。
【0046】 そして、本実施の形態の装置構造では、缶詰品物を格納する直立格納箱があっ て、格納箱の中の適当な位置に、複数のグリップを持つ回転リーフを設け、各グ リップの間に仕切りスペースを形成して、回転リーフのグリップが格納箱の中へ 伸ばして、上方に缶詰品物の重力を回転のパワーとして受け取り、電磁開閉器の 突出ピンをストッパーとする電磁開閉器が、コインを入れる動作によって、後ろ に退けてから前に突き伸ばしのシングルサイクル動作で、回転リーフの回転アン グルおよび回転タイミングを止め、これにより、確実に缶詰品物を一つ搬送(落 下搬送)することができる。
【0047】 また、本考案には特別な仕組みがあるため、特に、回転リーフに合わせる関係 部品の採用で、一定位置回転毎に、一つの仕切りスペースにちょうど一つの缶詰 品物が格納できるよう、確実に品物を管理し、故障が少なく、メンテナンスコス トをダウンできることもある。
【0048】 また、上記のグリップ11は、格納箱4中の最下端の缶詰品物7を支持できる とともに、その支持を解除できるような形状であれば特に形状を限定するもので はない。したがって、例えば、棒状のグリップであってもよい。また、グリップ 11の表面には、缶詰品物7をキズつけないようなコーティングを施してもよい 。
【0049】 また、回転リーフ1は、4枚のグリップ11から構成されている必要もなく、 例えば、3枚以下のグリップから形成される回転リーフや、5枚以上のグリップ から形成される回転リーフであってもよい。また、回転リーフ1の取り付け位置 は、格納箱4に限定するものではなく、例えば、傾斜道5に取り付けてあっても よい。
【0050】 また、触り開閉器3のテストピン31は揺動可能なものに限定するものではな く、例えば、触り開閉器3内に伸縮するテストピン31であってもよい。また、 テストピン31に代えて光学式のセンサー等を備えたものであってもよい。
【0051】 また、格納箱4は直立に限定するものではなく、缶詰品物7を積み重ねて格納 できるのであれば、例えば、傾斜していてもよい。
【0052】 また、本実施の形態の自動販売機の装置構造を簡単に説明すると、以下のよう になる。
【0053】 直立格納箱があって、その中に缶詰品物が格納され、その格納箱の下には、傾 斜道がある。そして、特徴としては、格納箱には、適当な位置に組み立てホール がある。また、複数グリップを有する回転リーフが組み立てホールにあり、各グ リップの間に仕切りスペースを形成する。
【0054】 電磁開閉器には、伸び縮みのできる突出ピンがあって、その突出ピンスを持っ て、回転リーフの一つのグリップの後方を止める。同時に、回転リーフが格納箱 の中に突き伸びして水平になるグリップの上方には、缶詰品物の重量を受けるこ とによって、回転リーフに回転のパワーを持たすことができる。しかし、電磁開 閉器の突出ピンストッパーによって回転できない。
【0055】 電磁開閉器は、コインを入れる(あるいは、選択を含む)動作によって、電磁 開閉器の突出ピンを、先に後ろに退けてから再び前に突き伸ばしのシングルサイ クル動作のように動かせる。
【0056】 突出ピンが後ろに退けてから、回転リーフは缶詰品物の重量によって回転(撥 動)され、一つの缶詰品物を搬送する。
【0057】 突出ピンが前に突き伸ばすとき、ちょうど、次のグリップをストップして、一 回の搬送動作を完了する。
【0058】 このように、サイクル毎に、一回の位置決め回転で一つの缶詰品物を落下させ る。
【0059】 また、本実施の形態の考案は、以下のように表現することもできる。
【0060】 自動販売機の装置構造は、一種の自動販売機において品物を釈放する装置の構 造であって、主な構造は、直立格納箱があり、缶詰品物がその中に格納され、格 納箱の下方に傾斜道が形成されており、その特徴は、格納箱の中には、適当な位 置に組み立てホールがあり、複数のグリップを有する回転リーフが組み立てホー ルの中にあり、且つ、各グリップの間には、仕切りスペースが形成されており、 電磁開閉器には、伸び縮みのできる突出ピンがあり、その突出ピンで、回転リー フのグリップの後方を止め、同時に、格納箱の中に突き伸ばす回転リーフの水平 グリップ上方が缶詰品物の重量に押さえられ、回転リーフに回転のパワーを持た すが、電磁開閉器の突出ピンストッパーによって回転できず、その上、電磁開閉 器は、コインを入れる(あるいは、選択を含む)動作によって、電磁開閉器の突 出ピンを、先に後ろに退けてから再び前に突き伸ばしのシングルサイクル動作の ように、動かせる。突出ピンが後ろに退けてから、回転リーフは缶詰品物の重量 によって撥動され、回転されて、一つの缶詰品物を釈放する。
【0061】 また、自動販売機の装置構造は、自動販売機において品物を釈放する装置の構 造であって、格納箱の中の回転リーフの上方には、触り開閉器があって、そのテ ストピンが缶詰品物の押さえによって、電源が切れる状態になり、缶詰品物が売 り切れであれば、触り開閉器のテストピンが元の位置に戻り、触らない状態にな って、販売機の外部にある指示灯を点灯する。
【0062】
以上のように、本考案の自動販売機の装置構造は、搬送される缶詰品物を格納 する直立した格納箱と、その格納箱の最下端に位置する傾斜道とを含む自動販売 機の装置構造であって、上記格納箱の側面に設けられた開口部に回転自在に支持 され、回転停止状態で上記缶詰品物を支持する一方、回転状態で上記缶詰品物を 上記傾斜道に搬送させる回転部と、さらに、上記回転部と接触する位置にあるこ とで該回転部の回転を停止する一方、上記回転部と離間する位置にあることで該 回転部を回転自在にさせる突出ピンを有し、その突出ピンを上記二位置間で進退 駆動する電磁開閉器とを備えた構成である。
【0063】 本考案の自動販売機の装置構造では、直立式の格納箱とその格納箱の最下端に 傾斜道が設けられている。そして、上記格納箱に格納された缶詰品物は、上記傾 斜道を転がって搬送される。
【0064】 本考案では、回転部が停止することで、格納箱の内部に積み上げられて格納さ れている缶詰品物における最下端の缶詰品物を支える一方、回転自在になること でその最下端の缶詰品物を傾斜道へと搬送させるようになっている。
【0065】 そのため、例えば、傾斜道の搬送方向に対して遮蔽板等を突き出すことで、缶 詰品物の搬送を停止させるような従来の自動販売機の装置構造で発生する、缶詰 品物の挟みこみという問題がなくなる。
【0066】 したがって、確実に缶詰品物の搬送を管理でき、さらに、故障も少なく、メン テナンスコストもダウンさせることができるという効果を奏する。
【0067】 また、本考案の自動販売機の装置構造では、上記の構成に加えて、上記回転部 によって支持された上記缶詰品物によって押さえつけられたとき下方向に変位す る一方、缶詰品物による押さえつけがなくなったとき上方向に変位するテストピ ンと、上記テストピンが、下方向に変位するとき消灯する一方、上方向に変位す るとき点灯する指示灯とを備えていることが好ましい。
【0068】 これによると、消費者に自動販売機内(格納箱内)の缶詰品物の有無を知らせ ることができるという効果を奏する。
【図1】本考案の実施の一形態に係る自動販売機の装置
構造を示した分解図である。
構造を示した分解図である。
【図2】図1に示す自動販売機の装置構造の組み立て図
である。
である。
【図3】缶詰品物を支えている自動販売機の装置構造の
使用状態を示す側面図である。
使用状態を示す側面図である。
【図4】缶詰品物を搬送した直後に、別の缶詰品物を支
えている自動販売機の装置構造の使用状態を示す側面図
である。
えている自動販売機の装置構造の使用状態を示す側面図
である。
【図5】従来の自動販売機の装置構造を簡単に示した側
面図である。
面図である。
【図6】従来の自動販売機の装置構造で、問題が生じた
状態を簡単に示した側面図である。
状態を簡単に示した側面図である。
1 回転リーフ(回転部) 2 電磁開閉器 3 触り開閉器 4 格納箱 5 傾斜道 6 品物取り箱 7 缶詰品物 11 グリップ 12 仕切りスペース 13 軸受 14 軸レバー 21 突出ピン 31 テストピン 41 蓋 42 組み立てホール(開口部)
Claims (2)
- 【請求項1】搬送される缶詰品物を格納する直立した格
納箱と、その格納箱の最下端に位置する傾斜道とを含む
自動販売機の装置構造において、 上記格納箱の側面に設けられた開口部に回転自在に支持
され、回転停止状態で上記缶詰品物を支持する一方、回
転状態で上記缶詰品物を上記傾斜道に搬送させる回転部
と、 さらに、上記回転部と接触する位置にあることで該回転
部の回転を停止する一方、上記回転部と離間する位置に
あることで該回転部を回転自在にさせる突出ピンを有
し、その突出ピンを上記二位置間で進退駆動する電磁開
閉器とを備えたことを特徴とする自動販売機の装置構
造。 - 【請求項2】上記回転部によって支持された上記缶詰品
物によって押さえつけられたとき下方向に変位する一
方、缶詰品物による押さえつけがなくなったとき上方向
に変位するテストピンと、 上記テストピンが、下方向に変位するとき消灯する一
方、上方向に変位するとき点灯する指示灯とを備えてい
ることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の装置
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011209953A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機の商品収納装置 |
CN109166235A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-01-08 | 深兰科技(上海)有限公司 | 售烟柜 |
CN110211289A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-06 | 广州印象智能科技有限公司 | 自动售货机出料挡板结构及其自动售货机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |