JP3086811U - 防水靴の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 防水靴の構造の提供。 【解決手段】 一種の防水靴の構造を提供し、それは、
外層面２１、防水足型２２、内側面２３で組成されたア
ッパー２０、及びソール２４で組成され、該防水足型が
外層面と内側面の間に設けられて、防水を行う防水靴の
構造において、その特徴が、防水足型がエマルジョンで
一体成形されて、継ぎ目の発生がなく良好な設置の便利
性と防水性を有することにある、防水靴の構造としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の防水靴の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

靴の防水設計上、従来のものは、例えば図１に示される構造設計を提供してお り、それは、適当な縫製により足部外形に合わせたアッパー１１がソール１２に 固着されて形成された靴において、防水の設計に関して、アッパー１１の外層面 １１１と内側面１１２の間に、形状、大きさが内側面１１２とほぼ同じ防水ゴム 面１１３が設けられ（或いは内側面１１２の表面に防水ゴムが塗布される）、こ うして、外層面１１１及び防水ゴム面１１３が内側面１１２の表面に貼り合わさ れた後、それぞれ足部外形を呈するよう縫製され、且つ防水ゴム面１１３の各部 の縫目及びそれが縫製される時に発生する針孔部分が、防水ゴムテープ１１４で シールされ（図２参照）、その後、外層面１１１と内側面１１２が縫合固定され 、防水のアッパーが形成される。並びにソール１２と固定後、防水靴が形成され る。

【０００３】 上述の構造設置下にあって、靴のアッパー１１の内層中に防水ゴム面１１３が 設置されているため、外界の水は靴の外部より靴内に進入せず、使用者が積水地 区或いは露の比較的多い草地を歩く時、靴内を乾いた状態に保持でき、良好な着 用の快適性を得られる。

【０００４】 しかし、上述の構造の実施上、防水ゴム面１１３の継ぎ目及びその縫製孔は、 防水ゴムテープ１１４が接合されて水の進入を防止し、この構造の製造フローに おいて、防水ゴムテープ１１４の粘着作業は、該防水靴の加工ステップを増加し 、大量製造に不利な欠点となった。且つ使用者が着用し走行する時、防水ゴムテ ープ１１４が摩擦を受けて位置ずれ或いは離脱の状況を発生し得て、一旦防水ゴ ムテープ１１４が脱落すると、厳重に靴の防水機能に影響を与えた。

【０００５】 本考案はこれから、上述の構造物の欠点を改良し、進歩性を有する本考案を提 供するに至った。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種の良好な防水性を有する防水靴の構造を提供する ことにあり、それは、アッパーとされ、内側面、防水足型及び外層面を具え、そ のうち防水足型が内側面と外層面の間に設けられ、且つ防水足型がエマルジョン を一体成形してなり縫目がない、上記アッパーと、ソールとで組成されたものと する。

【０００７】 本考案の次の目的は、加工製造及び防水実施に便利な防水足型を提供すること にあり、該防水足型はエマルジョンを一体成形してなり縫目がなく、良好な防水 機能を有し、且つ任意に靴の内層中に嵌め置くことができ、防水靴の加工に便利 であるものとする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、防水靴の構造において、 アッパーとされ、内側面、防水足型及び外層面で組成され、該内側面が足部外 形を呈し、防水足型がエマルジョンで一体成形され且つ嵌合空間を具え、防水足 型が内側面の外部に套設され並びに外層面で被覆固定された、上記アッパーと、 ソールと、 を具えたことを特徴とする、防水靴の構造としている。 請求項２の考案は、前記防水足型が略足部外形を呈することを特徴とする、請 求項１に記載の防水靴の構造としている。 請求項３の考案は、前記防水足型が液体成形されたことを特徴とする、請求項 １に記載の防水靴の構造としている。 請求項４の考案は、防水靴の防水足型において、該防水足型がエマルジョンで 一体成形され並びに該防水足型が嵌合空間を具え、これにより防水足型が靴体の 加工中に内層中に嵌合されたことを特徴とする、防水靴の防水足型としている。 請求項５の考案は、前記防水足型が足部外形を呈することを特徴とする、請求 項４に記載の防水靴の防水足型としている。 請求項６の考案は、前記防水足型が液体で形成されたことを特徴とする、請求 項４に記載の防水靴の防水足型としている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図３に示されるように、本考案の防水靴の構造は、 外層面２１、防水足型２２、内側面２３を重ね合わせてなるアッパー２０とさ れ、そのうち、該外層面２１の表面に、外層面の縫製強度を補強する複数の補強 片２１１が設けられ、且つ表面に別に模様が設けられ、防水足型２２がエマルジ ョンで一体成形されて縫目がなく、且つ略足部形状を呈し、内部に嵌合空間２２ １を具え、内側面２３が一つの面材を縫製して足部形状とされてなり、内部に足 部着用空間２３１を具えた、上記アッパー２０と、 ソール２４とを具えている。

【００１０】 本考案は防水靴の形成において、防水足型２２を先に内側面２３の外部に套設 し、外層面２１で防水足型２２の外層を被覆し、その後、さらに外層面２１に対 して踝以上の位置に対して縫製を実施し、外層面２１、防水足型２２及び内側面 ２３の三者を固定し、一つのアッパー２０を形成する。上述のアッパー完成後に 、成形したアッパー２０とソール２４を粘着するか、或いは外層面２１の底縁と ソール２４の外縁を縫製固定し、本考案の防水靴を形成する。これにより、本考 案は防水足型２２の実施により、防水の機能を達成する。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の防水足型２２の設計上、エマルジョンでこれが成形され、ゆえに足部 形状に形成して縫目が発生せず、且つ靴の製造過程において、防水足型２２が簡 単に内側面２３の外側に套設され、防水靴の製造に有利である。さらに、防水足 型２２と外層面２１、内側面２３の縫製固定は、踝或いは踝以上の位置で実施さ れ、ゆえに防水足型２２を縫製時に発生する針孔が防水機能に影響を与えない。 本考案は周知の技術と比較すると、加工に便利で防水効果が良好である進歩性を 有しており、優れた考案であるといえる。なお、本考案に基づきなしうる細部の 修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の防水靴の構造表示図である。

【図２】図１の実施表示図である。

【図３】本考案の構造表示図である。

【符号の説明】

１１ アッパー １１１ 外層面 １１２ 内側面 １１３ 防水ゴム面 １１４ 防水ゴムテープ １２ ソール ２０ アッパー ２１ 外層面 ２１１ 補強片 ２２ 防水足型 ２２１ 嵌合空間 ２３ 内側面 ２３１ 足部着用空間 ２４ ソール

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 防水靴の構造において、 アッパーとされ、内側面、防水足型及び外層面で組成さ
   れ、該内側面が足部外形を呈し、防水足型がエマルジョ
   ンで一体成形され且つ嵌合空間を具え、防水足型が内側
   面の外部に套設され並びに外層面で被覆固定された、上
   記アッパーと、 ソールと、 を具えたことを特徴とする、防水靴の構造。
2. 【請求項２】 前記防水足型が略足部外形を呈すること
   を特徴とする、請求項１に記載の防水靴の構造。
3. 【請求項３】 前記防水足型が液体成形されたことを特
   徴とする、請求項１に記載の防水靴の構造。
4. 【請求項４】 防水靴の防水足型において、該防水足型
   がエマルジョンで一体成形され並びに該防水足型が嵌合
   空間を具え、これにより防水足型が靴体の加工中に内層
   中に嵌合されたことを特徴とする、防水靴の防水足型。
5. 【請求項５】 前記防水足型が足部外形を呈することを
   特徴とする、請求項４に記載の防水靴の防水足型。
6. 【請求項６】 前記防水足型が液体で形成されたことを
   特徴とする、請求項４に記載の防水靴の防水足型。