JP3086693U - 調光ヘルメット - Google Patents

調光ヘルメット

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JP3086693U
JP3086693U JP2001008146U JP2001008146U JP3086693U JP 3086693 U JP3086693 U JP 3086693U JP 2001008146 U JP2001008146 U JP 2001008146U JP 2001008146 U JP2001008146 U JP 2001008146U JP 3086693 U JP3086693 U JP 3086693U
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light
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裕一 上野
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新日本フィールド株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光を眩しさを感じない適度な光量に調光
して安全に快適に使用できるようにした調光ヘルメット
を提供する。 【解決手段】 ヘルメット本体1の正面開口部2に入射
光が強いときは光透過率を小さくし入射光が弱いときは
光透過率を大きくする調光性プラスチックからなるシー
ルド3を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、太陽光等の入射光を眩しさを感じない程度に調光できるシールドを 設け、二輪車,競技用車,工事用や農業用の特殊車輌,溶接等の工事現場,スポ ーツ等に好適に使用できるようにしたヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、二輪車などを運転する際に使用されるヘルメットには、通常太陽光など の入射光を眩しさを感じない程度に減光する風防を兼ねたシールドが取り付けら れている。このシールドは暗色に着色して所定の光透過率にし、太陽光の眩しさ を抑制して快適に使用できるようにしている。 ところで、このようなシールドは光透過率が20%や40%と予め固定されて いるから、例えば運転中にトンネルなどの暗所に入った場合や夜間走行の場合、 視界が暗くなって危険であった。また、その都度シールドを上げ下げすることも 面倒であり、さらに高速道路などでは風防が必要になるから光透過率が極端に小 さいものは使用できなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、太陽光等 の入射光を眩しさを感じない適度な光量に常時調光し、入射光が変化する環境下 でシールドを上げ下げすることなく快適に使用できるようにした調光ヘルメット を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) ヘルメット本体の正面開口部に入射光が強いときは光透過率を小さくし入 射光が弱いときは光透過率を大きくする調光性プラスチックからなるシールドを 設け、適度な光量に調光して眩しさを常時抑制できるようにした調光ヘルメット 2) シールドの光透過率の変化幅が20〜95%の範囲である前記1)記載の 調光ヘルメット 3) シールドが、一部のみ調光性プラスチックを用いて構成されたものである 前記1)又は2)記載の調光ヘルメット 4) シールドが、上方に向って最小光透過率が連続的に小さくなるように構成 されたものである前記1)又は2)記載の調光ヘルメット 5) シールドが、ヘルメット本体の曲率に合わせて成型されたものである前記 1)〜4)いずれか記載の調光ヘルメット 6) シールドが、その両端をヘルメット本体に軸支して上下方向に開閉可能に 設けたものである前記1)〜5)いずれか記載の調光ヘルメット にある。
【0005】
【作用】
本考案によれば、入射された光がシールドで眩しさを感じない適度な光量に調 光されることにより、使用者は明るい所や暗い所でも常時同じ様な明るさに感じ られ、入射光の強弱に応じてシールドを上げ下げすることなく安全に快適に使用 できるようになる。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案のシールドを構成する調光性プラスチックとしては、フォトクロレンズ 用モノマーであるトランシェード(商品名)が用いられ、太陽光に感応して灰色 や茶色等に発色することにより太陽光特有のぎらぎらした眩しさと有害な紫外線 を同時にカットするとともに、室内など比較暗い場所ではすばやく透明色に復帰 する室内外両方の使用感に優れたレンズ材料である。 このシールドは、ヘルメット本体に両端を軸支して開閉自在に又は固着的にあ るいは脱着自在に取り付けられる。シールドの表面は必要に応じてハードコート 処理を施して耐すり傷性を向上させたり、溌水処理を施して水焼けを防止できる ようにしてもよい。 本考案の調光ヘルメットは、主として二輪車など乗り物を運転する際に好適に 使用されるが、その他、特殊車輌,スポーツ用,工事現場(溶接など)でも好ま しく使用できる。
【0007】 以下、本考案の各実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
【0008】
【実施例】
実施例1(図1〜3参照) 図1〜3に示す実施例1は、二輪車用のヘルメットのシールドに調光性プラス チックを用いた調光ヘルメットの例である。 図1は、実施例1の調光ヘルメットの正面図である。 図2は、実施例1の調光ヘルメットの側面図である。 図3は、実施例1のシールドの光透過率の変化を示すグラフである。 図中、1はヘルメット本体、2は開口部、3はトランシェード(商品名)を用 いてヘルメット本体1の曲率に合わせて成型した厚さ2mmのシールド、4はシ ールド3をヘルメット本体1の開口部2に開閉可能に支持する軸支部、5はバイ ザー、6はバンドである。
【0009】 実施例1ではこのように構成したから、入射された太陽光が図3に示すように 調光性を有するシールド3で所定の光透過率で調光することにより眩しさを感じ ない適度な光量になり、使用者は明るい所や暗い所でも常時同じような明るさに 感じられ、入射光の強弱が著しい環境や場所を問わず安全に快適に使用できるよ うになった。
【0010】 実施例2(図4,5参照) 図4,5に示す実施例2は、実施例1の調光ヘルメットにおいて、シールドの 上部のみに調光性プラスチックを用いて構成した例である。 図4は、実施例2の調光ヘルメットの正面図である。 図5は、実施例2のシールドの光透過率の変化を示すグラフである。 図中、3aは調光性プラスチック、3bは透明プラスチックである。
【0011】 実施例2では、図4に示すように人の目の付近から上方のみに調光性プラスチ ック3aを用い、その下方に常用の透明プラスチック3bを面一に取り付けてい る。従って、二輪車等で走行時、図5に示すようにシールド3の上方は太陽光を 十分に調光して眩しさを抑制できるとともに下方は明るく路面を良く確認でき、 より安全性に優れるヘルメットとなった。 その他、符号、構成は実施例1と同じである。
【0012】 実施例3(図6参照) 図6に示す実施例3は、実施例1の調光ヘルメットにおいて、シールドの最小 光透過率を上方に向って連続的に小さくなるようにした例である。 図6は、実施例3のシールドの光透過率の変化を示すグラフである。 図中、Aはシールド上端部の光透過率線、Bはシールド下端部の光透過率線、 hはシールド上下端部の光透過率の差である。
【0013】 実施例3では、図6(a)に示すように入射光が強くなるにつれてシールドの 上側が下側に対して光透過率がより小さくなり、しかも図6(b)に示すように シールドの上下方向に沿って光透過率の差が段差なく連続的に異なるようにして いるから、実施例2と比較して光透過率の極端な差を感じることが少なくなり、 違和感なくより快適に使用できるようになった。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば太陽光等の入射光を眩しさを感じない適 度な光量に常時調光し、入射光が変化する環境下でシールドを上げ下げすること なく安全に快適に使用できるようにした調光ヘルメットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の調光ヘルメットの正面図である。
【図2】実施例1の調光ヘルメットの側面図である。
【図3】実施例1のシールドの光透過率の変化を示すグ
ラフである。
【図4】実施例2の調光ヘルメットの正面図である。
【図5】実施例2のシールドの光透過率の変化を示すグ
ラフである。
【図6】実施例3のシールドの光透過率の変化を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 ヘルメット本体 2 開口部 3 シールド 4 軸支部 5 バンド 6 バイザー A シールド上端部の光透過率線 B シールド下端部の光透過率線 h シールド上下端部の光透過率の差

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット本体の正面開口部に入射光が
    強いときは光透過率を小さくし入射光が弱いときは光透
    過率を大きくする調光性プラスチックからなるシールド
    を設け、適度な光量に調光して眩しさを常時抑制できる
    ようにした調光ヘルメット。
  2. 【請求項2】 シールドの光透過率の変化幅が20〜9
    5%の範囲である請求項1記載の調光ヘルメット。
  3. 【請求項3】 シールドが、一部のみ調光性プラスチッ
    クを用いて構成されたものである請求項1又は2記載の
    調光ヘルメット。
  4. 【請求項4】 シールドが、上方に向って最小光透過率
    が連続的に小さくなるように構成されたものである請求
    項1又は2記載の調光ヘルメット。
  5. 【請求項5】 シールドが、ヘルメット本体の曲率に合
    わせて成型されたものである請求項1〜4いずれか記載
    の調光ヘルメット。
  6. 【請求項6】 シールドが、その両端をヘルメット本体
    に軸支して上下方向に開閉可能に設けたものである請求
    項1〜5いずれか記載の調光ヘルメット。
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