JP3086622U - 時計の発光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源が発光装飾部材を介して、時計の文字盤
と針を均一に照明することによって、夜間や暗闇におい
ても、時間がはっきりと読み取れる時計の発光装置を提
供する。 【解決手段】 主に本体（１１）、文字盤（１２）、及
び針（１３）を含む時計（１０）に用いられる発光装置
であって、該発光装置は発光装飾部材（２０）と光源
（３０）とを備え、該発光装飾部材（２０）は 、時計
（１０）における本体（１１）の文字盤（１２）の周囲
に環状に固設されると共に、本体（１１）側の面に、発
光塗料層が塗布され、且つ、光源（３０）を収容する複
数の凹部（２２）が形成されることを特徴とする時計の
発光装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、主に光源が発光装飾部材を介して時計の文字盤と針を均一に照明す ることによって、夜間や暗闇においても、時間がはっきりと読み取れる時計の発 光装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

時計は時刻を表示することを目的とするものである。時計とは、ここで特に掛 け時計や目覚まし時計を指し、夜間や暗闇においては時計に設けられたランプを 電池や直流電源によって点灯させて時刻を読み取れていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述した構造では実際に使用する際、ランプによる時計の文字盤と針 を照明する範囲が部分的であるため、夜間や暗闇において、時計に表示される時 刻が読み取れないという場合があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、 主に本体（１１）、文字盤（１２）、及び針（１３）を含む 時計（１０）に用いられる発光装置であって、該発光装置は発光装飾部材（２ ０）と光源（３０）とを備え、該発光装飾部材（２０）は 、 時計（１０）における本体（１１）の文字盤（１２）の周囲に環状に固設され ると共に、 本体（１１）側の面に、発光塗料層（２１）が塗布され、且つ 光源（３０）を収容する複数の凹部（２２）が形成されることを特徴とする時 計の発光装置、 を提供する。

【０００５】

【作用】

本考案は上記の課題を解決するものであり、光源が発光装飾部材を介して時計 の文字盤と針を均一に照明することによって、夜間や暗闇においても、時間がは っきりと読み取れるので、時計において均一の照明を達成できる。 更に、上記光源は二つ設置され、それら各光源が異なる色の光を発し、それを 受けた発光装飾部材における発光塗料層が彩色を発することにより、時計に多彩 な外観を持たせることができる。

【０００６】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００７】 図１は、本考案に係わる時計の発光装置の斜視図である。図２は、本考案に係 わる時計の発光装置の分解斜視図である。図３は、本考案に係わる時計の発光装 置の正面図である。図４は、本考案に係わる時計の発光装置の部分平面断面図で ある。図５は、本考案に係わる時計の発光装置の第２実施例を示す正面図である 。図６は、本考案に係わる時計の発光装置の第３実施例を示す正面図である。

【０００８】

【考案の好適な実施の形態】

図１乃至図３に示すように、環状で透明の発光装飾部材（２０）における、本 体（１１）側の面に、全面一色（面の塗布位置によって異なる色でもよい）の発 光塗料層（２１）が均一に塗布されると共に、１２時と６時の位置にそれぞれ一 つの凹部（２２）が形成され、該凹部（２２）はそれぞれ一つのLED（３０）（ 発光ダイオード）を収容する。 また、本体（１１）における凹部（２２）と対応する位置にそれぞれ第１貫通 孔（１５）が設けられ、各LEDの２本のリード（３１）を共に折り曲げ、それぞ れ第１貫通孔（１５）に挿通してワイヤ（３２）の一端と接続すると共に、ワイ ヤ（３２）の他端を時計（１０）における電池及びスイッチと接続することによ り、電気回路を形成する。 更に、本体（１０）における発光装飾部材（２０）が面する３時と９時の位置 に第２貫通孔（１４）が形成され、一方、図４に示すように発光装飾部材（２０ ）の背面における第２貫通孔（１４）と対応する位置に筒状部（２４）が設けら れ、その筒状部（２４）の内壁には雌ねじ（２５）が螺刻される。又、発光装飾 部材（２０）は、筒状部（２４）を第２貫通孔（１４）に挿通し、ビス（２６） を本体（１１）の背面から雌ねじ（２５）に螺入することにより、本体（１１） に装着られるが、筒状部（２４）と第２貫通孔（１４）の接合はビス止め以外の 方法であってもよい。 上記の構成によれば、光源が発光装飾部材を介して時計の文字盤と針を均一に 照明することにより、夜間や暗闇においても、時間をはっきりと読み取れるので 、時計において均一の照明を達成できる。更に、上記光源は二つ設置され、それ ら各光源は異なる色の光を発し、それを受けた発光装飾部材における発光塗料層 が彩色を発することができるので、時計に多彩な外観を持たせることができる。

【０００９】 図５に示す第２実施例は、図１乃至図４に示す構造とほぼ同様であるが、図２ に示す発光装飾部材（２０）では、光源（３０）を一つ収容する凹部（２２）が 三つ形成される。

【００１０】 図６に示す第３実施例は、図１乃至図４に示す構造とほぼ同様であるが、図２ に示す発光装飾部材（２０）では、光源（３０）を一つ収容する凹部（２２）が 六つ形成される。

【００１１】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように本考案は、主に本体（１１）、文字盤（１２） 、及び針（１３）を含む時計（１０）において、文字盤（１２）の周囲に環状に 固設され、且つ発光塗料層（２１）が塗布された発光装飾部材（２０）を介して 、光源（３０）が文字盤（１２）と針（１３）を均一に照明することにより、夜 間や暗闇においても、時間がはっきりと読み取れるので、時計（１０）において 均一の照明を達成できる。更に、複数の光源（３０）が異なる色の光を発し、そ れを受けた発光装飾部材（２０）における発光塗料層（２１）が彩色を発するの で、時計（１０）に多彩な外観を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる時計の発光装置の斜視図であ
る。

【図２】本考案に係わる時計の発光装置の分解斜視図で
ある。

【図３】本考案に係わる時計の発光装置の正面図であ
る。

【図４】本考案に係わる時計の発光装置の部分平面断面
図である。

【図５】本考案に係わる時計の発光装置の第２実施例を
示す正面図である。

【図６】本考案に係わる時計の発光装置の第３実施例を
示す正面図である。

【符号の説明】

１０ 時計 １１ 本体 １２ 文字盤 １３ 針 １４ 第２貫通孔 １５ 第１貫通孔 ２０ 発光装飾部材 ２１ 発光塗料層 ２２ 凹部 ２４ 筒状部 ２５ 雌ねじ ２６ ビス ３０ 光源 ３１ リード ３２ ワイヤ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主に本体（１１）、文字盤（１２）、及
   び針（１３）を含む時計（１０）に用いられる発光装置
   であって、該発光装置は発光装飾部材（２０）と光源
   （３０）とを備え、該発光装飾部材（２０）は 、 時計（１０）における本体（１１）の文字盤（１２）の
   周囲に環状に固設されると共に、 本体（１１）側の面に、発光塗料層（２１）が塗布さ
   れ、且つ光源（３０）を収容する複数の凹部（２２）が
   形成されることを特徴とする時計の発光装置。
2. 【請求項２】 本体（１１）における凹部（２２）と対
   応する位置にそれぞれ第１貫通孔（１５）が設けられ、
   LEDである光源（３０）はその一端に設けられるリード
   （３１）を折り曲げ、第１貫通孔（１５）に挿通してワ
   イヤ（３２）の一端と接続すると共に、ワイヤ（３２）
   の他端を時計（１０）における電池及びスイッチと接続
   することにより、電気回路を形成し、 本体（１１）における発光装飾部材（２０）と面する位
   置に第２貫通孔（１４）が設けられ、 発光装飾部材（２０）の背面における第２貫通孔（１
   ４）と対応する位置に、内壁に雌ねじ（２５）が螺刻さ
   れた筒状部（２４）が設けられ、 その筒状部（２４）を第２貫通孔（１４）に挿通し、ビ
   ス（２６）を本体（１１）の背面から雌ねじ（２５）に
   螺入して、発光装飾部材（２０）を本体（１１）に装着
   することを特徴とする請求項1に記載の時計の発光装
   置。
3. 【請求項３】 発光装飾部材（２０）は透明であり、そ
   の中の凹部（２２）は二つ形成され、それぞれ一つの光
   源（３０）を収容することを特徴とする請求項２に記載
   の時計の発光装置。