JP3086451B1 - 滑降・滑走スポーツ用ブーツ体 - Google Patents

滑降・滑走スポーツ用ブーツ体

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JP3086451B1
JP3086451B1 JP11118781A JP11878199A JP3086451B1 JP 3086451 B1 JP3086451 B1 JP 3086451B1 JP 11118781 A JP11118781 A JP 11118781A JP 11878199 A JP11878199 A JP 11878199A JP 3086451 B1 JP3086451 B1 JP 3086451B1
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Abstract

【要約】 【課題】 滑降時や滑走時には既存のハードブーツのよ
うにスキー板等の滑降・滑走スポーツ用具との一体感を
維持しつつも、休憩時などにこのようなスポーツ用具を
外して歩行するときには、普通に歩くのと変わらない歩
行性を、簡単な構造と容易な操作で得る。 【解決手段】 滑降・滑走スポーツ用具を装着する際に
履くブーツ体であって、上記スポーツ用具側に配設され
る靴底部1と、この靴底部1の上部に配設される脛保持
部2とを備え、この脛保持部2を靴底部1に着脱可能に
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキーやアイスス
ケート、ローラースケートなどの滑降・滑走スポーツに
おいてスキー板やスケート靴等の滑降・滑走スポーツ用
具を装着する際に履く滑降・滑走スポーツ用ブーツ体
(以下、ブーツ体と称する。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のブーツ体として、例えばスキー
板にビンディングを介して着脱されるスキー靴において
は、ある程度の可撓性を有する硬質の樹脂材料によって
成形された、いわゆるハードブーツと称されるものが近
年主流となっている。このハードブーツでは、スキーヤ
ーの足首から下の部分を収容してベルト等により保持す
る靴底部分に、スキーヤーの脛の部分を保持する筒状の
脛保持部が、踝部分に設けられたピボット部を介して一
体的に取り付けられた構造とされており、このピボット
部によって脛保持部が踝部分を中心に靴底部分に対して
前後に適当な角度で傾動することにより、スキーヤーの
脚の屈曲性が確保されるとともに、横方向には脛保持部
が靴底部分に対してずれ動いたりせずに、スキーヤーが
一体感をもってスキー板を制御できるようにされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなハードブーツにおいては、スキー靴自体がかなりの
重量を有しているのに加え、上述のように脛保持部の靴
底部分に対する横方向の動きは拘束され、また前後方向
への傾動も上記角度内に限定されてしまうため、スキー
板を外した状態での歩行性は極めて悪く、従来よりその
改善が強く要望されていた。しかるに、このような要望
に応えるものとして、例えば上記ハードブーツよりも軟
質な樹脂材料等によって成形された、いわゆるソフトブ
ーツを、種々の取付手段を介してスキー板に取り付けよ
うとしたものが提案されてはいるが、そのようなものに
あってはスキー板との一体感が損なわれてしまったり、
取付構造が複雑であったり、あるいはソフトブーツの取
り付け・取り外しが面倒であったりするという問題があ
った。また、アイススケートやローラースケートに用い
られるスケート靴にあってブレードやローラーが靴底に
取り付けられるブーツ体においても、上記ハードブーツ
と同じように硬質樹脂材料より成るものが最近増えてき
ており、同様の問題を引き起こしている。
【0004】本発明は、このような背景の下になされた
もので、滑降時や滑走時には既存のハードブーツのよう
にスキー板等の滑降・滑走スポーツ用具との一体感を維
持しつつも、休憩時などにこのようなスポーツ用具を外
して歩行するときには、普通に歩くのと変わらない歩行
性を、簡単な構造と容易な操作で得ることが可能なブー
ツ体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、滑降・滑走
スポーツ用具を装着する際に履くブーツ体であって、上
記スポーツ用具側に配設される靴底部と、この靴底部の
上部に配設される脛保持部とを備え、この脛保持部を上
記靴底部に着脱可能に取り付けるとともに、上記靴底部
には中靴を収容して保持可能とし、この中靴を、上記脛
保持部と一体に靴底部から抜脱可能としたことを特徴と
する。従って、脛保持部を靴底部に装着した状態におい
ては、既存のスキー靴のハードブーツと同様に脛保持部
が靴底部に一体化されてスキー板等のスポーツ用具との
一体感が得られる一方、かかるスポーツ用具を外して歩
行するときには、脛保持部を靴底部から取り外して足を
抜き出すことにより、中靴で歩行できるようにして、
保持部は脛に付けたままではあるが足首の自由度確保
、通常と変わらない歩行性を得ることができる。
【0006】ここで、上記脛保持部は、当該ブーツ体の
踝部分において上記靴底部から分割されて着脱可能とさ
れるのが望ましい。すなわち、既存のスキー靴のハード
ブーツのように滑降時のスキーヤーの脚の屈曲性をある
程度確保するために脛保持部と靴底部とを踝部分で前後
に傾動自在とするには、これら脛保持部と靴底部分とを
踝部分で別体とした構造としなければならないので、こ
の踝部分において脛保持部と靴底部とを分割して着脱可
能とすることにより、構造の簡略化を図るとともに着脱
を容易にすることが可能となる。さらに、上記靴底部と
脛保持部との間に緩衝装置を係脱可能に介装すれば、特
に上述のように脛保持部を靴底部に対して傾動自在とし
たときに脚の屈曲に適度な抵抗感を与えることができ、
スキー板等のスポーツ用具との一層の一体感を得ること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブーツ体を、滑降
スポーツ用具としてのスキー板にビンディングを介して
着脱可能に装着されるスキー靴に適用した場合の実施形
態について説明する。図1ないし図4は本発明の第1の
実施形態を示すものであって、この実施形態のスキー靴
は、靴底部1と脛保持部2と中靴3とから構成されてい
る。このうち靴底部1は、既存のハードブーツと同様に
ある程度の可撓性を有する硬質樹脂材料によって一体成
形されたものであって、図2に示すように略足跡形をな
す底板4の上面に中靴3の靴底側部分を収容可能な周壁
部5が形成されるとともに、この底板4の前端側の爪先
部と後端側の踵部とにはスキー板のビンディングに係脱
可能な係止部6,6がそれぞれ突設されている。さら
に、この靴底部1の前端側には周壁部5から中靴3の爪
先部の上を取り囲んでループをなすように、また靴底部
1の後端側には踵部から中靴3の足首部の前側を取り囲
んでやはりループをなすように、図示されないスキー靴
に用いられる周知の締結機構を備えたベルト7,8がそ
れぞれ取り付けられており、これらのベルト7,8によ
って中靴3の足首部よりも下側の部分は靴底部1の周壁
部5内に保持される。
【0008】また、この靴底部1の周壁部5は踵側の部
分が爪先側よりも一段高くなるように形成されており、
この高くなった部分の両外側面には、略その踝の部分
に、中心に小孔9aが開けられた円板状のボス部9,9
がそれぞれ外側に突出するように、かつ互いに同軸とな
るように、周壁部5に一体に突設されている。ただし、
これらボス部9,9は、その少なくとも一方を周壁部5
と別体に形成し、スキーヤーの脚の形に応じてネジ止め
などによりその位置を調整可能に周壁部5に取り付けた
りするなどして、非同軸となるようにされていてもよ
い。さらに、靴底部1の踵部からループをなす上記ベル
ト8には、図3に示すようにその内側に押さえ金具10
が取付ネジ10a,10aを介してスライド可能に取り
付けられており、この押さえ金具10の内側を向いて上
記ボス部9に当接する面には、上記小孔9aに嵌合可能
な突起10bが形成されている。なお、このベルト8
は、その端部に形成された孔8aに靴底部1の踵側側面
に突設されたピン11が填め込まれることにより、この
ピン11を中心にある程度の角度で回動可能に靴底部2
に取り付けられている。
【0009】一方、上記脛保持部2は、靴底部1と同様
にある程度の可撓性を有する硬質樹脂材料によって成形
されたものであって、図4に示すようにその前側部分が
開閉可能とされた概略筒状をなしており、この前側の開
閉部2aにはやはりスキー靴に用いられる周知の締結機
構12,12が取り付けられていて、この開閉部2aを
開いて中靴3の脛部分を前から後ろまで全周に亙って取
り囲むように収容した上で上記締結機構12,12を締
め付けることにより、中靴3の足首部分よりも上の脛部
分を保持可能とされている。さらに、脛保持部2の両側
部の下側には下方に舌状に延びる取付部2b,2bがそ
れぞれ形成されており、これらの取付部2b,2bに
は、それぞれ靴底部1の上記ボス部9,9を嵌挿可能な
円形の取付孔2c,2cが互いに同軸に形成されてい
る。また、これら取付孔2c,2cよりも下側の取付部
2b,2bの下端縁は外側に曲げられている。
【0010】さらに、上記中靴3は、既存のソフトブー
ツと同様に上記靴底部1や脛保持部2を形成する樹脂材
料より軟質な樹脂材料等によって形成され、上記靴底部
1の周壁部5内に略遊びなく密着して収容可能な靴底側
部分と上記脛保持部2に保持される脛周りの筒状部分と
が一体とされた長靴状のものであり、好ましくは通常の
歩行を妨げない程度の硬質の靴底3aを備えている。な
お、この中靴3に密着する上記脛保持部2の内周や靴底
部1のベルト7,8の裏面などには弾性のあるパッドを
取り付けるのが望ましい。
【0011】このように構成された本実施形態のスキー
靴において、滑降時にスキー板を装着する際には、まず
中靴3を履き、次いでその脛部分に脛保持部2を装着し
て締結機構12,12により締結し、しかる後中靴3の
靴底部分を靴底部1内に収容するとともに脛保持部2を
靴底部1に取り付け、ベルト7,8で中靴3の靴底部分
を固定すればよい。このとき脛保持部2は、その下端の
上記取付部2b,2bが外側に押し広げられつつ靴底部
1のボス部9,9に乗り上げ、このボス部9,9に上記
取付孔2c,2cが嵌合されることにより、該ボス部
9,9を中心に前後に傾動自在に靴底部1に取り付けら
れる。さらに、ベルト8を締め付ける際にその押さえ金
具10の突起10bをボス部9の小孔9aに嵌挿するこ
とにより、ボス部9が取付孔2cから抜け外れるのが防
がれるとともに、この押さえ金具10が取付ネジ10a
によってスライド可能とされているので、ベルト8の締
め付け位置に拘らず押さえ金具10の位置を一定として
突起10bが小孔9aに嵌挿された状態を維持すること
ができる。
【0012】また、スキー板を外して普通に歩くときに
は、上記とは逆にベルト7,8を取り外した上で、脛保
持部2の取付部2b,2b下端の外側に曲げられた部分
により取付部2b,2bを広げてボス部9,9から取付
孔2c,2cを外しつつ、脛保持部2ごと中靴3を靴底
部1から抜き出せばよい。なお、休憩の時など、後にま
たスキー板を装着する場合には、脛保持部2は中靴3に
取り付けたままとしておけばよく、このとき靴底部1は
スキー板に取り付けたままでもよい。
【0013】このように、上記構成のスキー靴によれ
ば、靴底部1に対して脛保持部2が着脱可能とされてい
るので、休憩時などにスキー板を一旦外して歩行する際
には、靴底部1から脛保持部2を取り外して足を抜き出
すことにより、脛保持部2がスキーヤーの脛周りの部分
に取り付けられただけの状態となって足首の自由が拘束
されることがなく、ソフトブーツのように軟質な中靴3
によって極めて楽に歩き回ることができる。その一方
で、スキー板を履いて滑降するときには、硬質な靴底部
1のボス部9がやはり硬質な脛保持部2の取付孔2cに
嵌合することにより、脛保持部2を靴底部1に対して前
後に傾動自在としつつ、その他の方向への動きは拘束し
てこれら靴底部1と脛保持部2とを一体化することがで
き、スキーヤーの脚の屈曲性を確保しながらもスキー板
との一体感を維持してスキー板を確実に制御することが
可能となる。
【0014】しかも、本実施形態では、靴底部1と脛保
持部2とがその踝部分に設けられたボス部9と取付孔2
cとの嵌合によって着脱可能とされているとともに、靴
底部1に脛保持部2を装着した状態では、この脛保持部
2が靴底部1に対して上記ボス部9を中心に踝部分で前
後に傾動自在とされており、言い換えれば、脛保持部2
を傾動自在とするために靴底部1と脛保持部2とを別体
に形成せざるを得ない踝部分において、これら靴底部1
と脛保持部2とが着脱可能とされている。このため、本
実施形態によれば、脛保持部2を傾動自在とすることに
より、スキーヤーの脚の屈曲性は確保しつつも前後の傾
動方向以外の方向への脛保持部2の動きを拘束してスキ
ー板との一層の一体感を得ることができるのは勿論、同
じく脛保持部2を傾動自在とした場合でも、例えば他の
部分で靴底部1側と脛保持部2側とを分割して着脱可能
とするのに比べ、部品数の削減を図って構造を簡略化す
ることができるとともに着脱も容易に行うことが可能と
なり、さらには靴底部1に脛保持部2を取り付けた状態
では既存のハードブーツと同様の構造となるため、これ
ら靴底部1や脛保持部2のそれぞれの剛性やスキーヤー
の脚の保持剛性を確保して、既存のハードブーツと同じ
感覚で滑降時のスキー板の制御を一層確実に行うことが
できる。
【0015】さらに本実施形態では、上記靴底部1内に
中靴3が収容されてベルト7,8により保持可能とされ
ており、休憩時などに靴底部1から脛保持部2を取り外
すときには、このベルト7,8を外すことにより脛保持
部2と一緒にこの中靴3を靴底部1から抜脱することが
できる。しかるに、滑降時のスキー板との一体感は上述
のように靴底部1と脛保持部2とによって確保すること
ができるので、この中靴3は本実施形態のように歩行に
便利な柔らかいソフトブーツ状のものでよく、ハードブ
ーツのように窮屈感を味わうことなく屋外や休憩所を歩
き回ることができる。
【0016】
【0017】次に、図5ないし図15は本発明の第2〜
第6の実施形態を示すものであり、これらの実施形態に
おいて図1ないし図4に示した実施形態と共通する構成
要素には同一の符号を配して説明を省略する。このう
ち、まず図5ないし図7に示す第2の実施形態では、脛
保持部2の取付部2b,2bの下端が外側に曲げられず
に図5に示すように真っ直ぐに形成されるとともに、靴
底部1の周壁部5の踝部分には、図6に示すように上記
取付部2b,2bをそれぞれ間に挟み込んで挿入可能な
凹溝21,21が形成されており、さらにこの周壁部5
には上記取付孔2cと同径の取付孔22が、取付部2b
を凹溝21内に挿入して脛保持部2を靴底部1の取り付
けた状態で上記取付孔2cと同軸となるように、該周壁
部5を貫通して形成されている。
【0018】一方、この靴底部1に取り付けられる上記
ベルト8の両側には、第1の実施形態の押さえ金具10
に代えて、図7に示すように周壁部5および取付部2b
を貫通して上記取付孔2c,22に嵌挿可能な円柱状の
軸部23aを備えた軸金具23が取付ネジ23b,23
bを介して取り付けられており、上述のように取付部2
b,2bを凹溝21,21に挿入した上で、この軸金具
23の軸部23aを取付孔2c,22に嵌挿してベルト
8を締結することにより、この軸部23aを中心に脛保
持部2が前後に傾動自在に靴底部1に取り付けられる。
従って、このような第2の実施形態によれば、上記第1
の実施形態と同様の効果を得ることができるのは勿論、
ベルト8の締結操作によって脛保持部2を靴底部1から
着脱することができるので、特に脛保持部2を取り外す
際に取付部2b,2bを押し広げたりする必要がなく、
一層容易な着脱を図ることができる。
【0019】次に、図8ないし図10に示す第3の実施
形態では、脛保持部2および中靴3は図8に示すように
上記第2の実施形態と同様の構成を採るものであって、
すなわち脛保持部2の両踝部分に真っ直ぐ延びる取付部
2bには円形の取付孔2cが形成されている一方、靴底
部1の周壁部5の両踝部分にも上記第2の実施形態と同
様に上記取付部2bを間に挟み込んで挿入可能な凹溝3
1が形成されている。ただし、この凹溝31は図9およ
び図10に示すように、その内側の溝壁32に対して外
側の溝壁33の上部が水平に切り欠かれるようにして一
段低く形成されており、また上記内側の溝壁32には上
端部が円弧状とされた「へ」字状をなす切り込み32a
が該溝壁32を貫通するように形成されていて、この切
り込み32aによって囲まれた部分は内側に向けて弾性
的に傾倒可能とされている。また、この傾倒可能とされ
た部分の上端部の外側を向く面には、側面視に上記取付
孔2cに嵌挿可能な円形をなす突起34が外側の溝壁3
3の上端縁よりも上側に位置するように形成されてお
り、さらにこの突起34の上側部分は下方に向かうに従
い外側に傾斜する傾斜面34aとされている。
【0020】このように構成された第3の実施形態にお
いては、上記第2の実施形態と同様に脛保持部2の取付
部2bを靴底部1の凹溝31に挿入することにより、こ
の取付部2bが上記傾斜面34aに摺接しつつ突起34
に当たって溝壁32の切り込み32aに囲まれた部分を
内側に押し込んで傾倒させ、さらに突起34と取付部2
bの取付孔2cとが重なり合ったところで、切り込み3
2aに囲まれた部分が外側に戻って突起34が取付孔2
cに嵌挿され、脛保持部2が靴底部1に装着される。ま
た、脛保持部2を靴底部1から外す際には、上記突起3
4を取付孔2cから指で押し込むなどして上記溝壁32
の切り込み32aに囲まれた部分を内側に傾倒させ、そ
のまま取付部2bを凹溝31から引き抜くようにして脛
保持部2および中靴3を靴底部1から抜き出せばよい。
従って、この第3の実施形態によれば、脛保持部2を靴
底部1に取り付ける際には、取付部2bを凹溝31に挿
入するようにして該脛保持部2を取り付けた中靴3を靴
底部1内に収容するだけでよく、第1、第2の実施形態
のように手による操作を行うことなく脛保持部2の装着
操作の一層の簡略化を図ることができる。
【0021】また、図11および図12に示す第4の実
施形態では、脛保持部2の真っ直ぐ延びる取付部2b,
2bに取付孔2cが形成されず、これに代えて先端に一
段拡径する円板部41aを備えた軸部41,41が互い
に同軸に外側に突き出すように、両取付部2b,2bの
踝部分にそれぞれ一体に形成されている。一方、靴底部
1の周壁部5の踝部分には、図12に示すように上記軸
部41が嵌挿可能な上向きに開口するU字状の凹溝42
が両側に形成されるとともに、各凹溝42の近傍には、
軸部41を凹溝42に嵌挿した状態で該軸部41に係合
して該軸部41の凹溝42からの抜け外れを拘束するラ
ッチ状の止め金具43がそれぞれ取り付けられている。
【0022】ここで、この止め金具43は、その先端に
鍵状の係合部43aが形成されるとともに基端部がピン
43bによって回動可能に支持され、さらに図示されな
い捩れコイルバネ等の付勢手段によって上記係合部43
aが軸部41に係合する方向(図12に示す矢線A方
向)に付勢されたものであって、しかも軸部41が凹溝
42に挿入されていない状態でも図12に示す位置にあ
るように、その付勢方向Aに位置決めされている。な
お、この止め金具43の係合部43aの上記ピン43b
に対して外周側を向く面は、上記付勢方向A側に向かう
に従いピン43b側に向かう傾斜面43cとされてい
る。
【0023】しかるに、このように構成された第4の実
施形態では、脛保持部2の取付部2b,2bを靴底部1
の周壁部5の内側にして上記軸部41,41を両側の凹
溝42,42にそれぞれ合わせ、脛保持部2を下方に押
し込むようにして軸部41,41を凹溝42,42に嵌
挿することにより、まず軸部41が止め金具43の係合
部43aの上記傾斜面43cを押しつけて止め金具43
が上記付勢方向Aと反対側に回転し、次いで軸部41が
係合部43aを越えたところで上記付勢手段により止め
金具43が付勢方向Aに回転して係合部43aが軸部4
1に係合し、この軸部41を中心に前後に傾動自在に脛
保持部2が靴底部1に取り付けられる。また、脛保持部
2を取り外す際には、止め金具43を付勢方向Aとは反
対側に押しつけておいて軸部41を凹溝42から抜き出
せばよい。
【0024】従って、この第4の実施形態においても、
脛保持部2を装着するときには、該脛保持部2を取り付
けた中靴3を靴底部1内に踏み込んで収容するだけで、
手による操作を行うことなく靴底部1と脛保持部2とを
一体化することができ、上記第3の実施形態と同様に脛
保持部2の靴底部1への着脱操作をより一層簡単にする
ことができる。なお、この第4の実施形態では、脛保持
部2の取付部2b,2bを靴底部1の周壁部5の内側に
入れるようにしているが、例えば上記第2、第3の実施
形態と同じように、取付部2bを間に挟み込んで挿入可
能な凹溝を周壁部5の踝部分に形成するようにしてもよ
い。
【0025】さらに、図13ないし図15に示す第5の
実施形態では、図13および図14に示すように脛保持
部2の取付部2bの踝部分に、内側に突出するようにロ
ックレバーピン51が取り付けられるとともに、図15
に示すように靴底部1の周壁部5の踝部分の外側には上
記ロックレバーピン51を収容してこれに係合可能な係
合孔52が形成されている。ここで、上記ロックレバー
ピン51は、上記取付部2bに回転可能に嵌挿されて取
付部2bの内側に突出する軸部51aの先端に、外周側
に突出する花弁状の複数(本実施形態では3つ)の突起
51b…が周方向に等間隔に形成されるとともに、取付
部2bの外側には上記軸部51aと一体回転可能とされ
たロックレバー51cが取り付けられており、このよう
なロックレバーピン51が脛保持部2の両取付部2b,
2bに互いに同軸となるように配置されている。
【0026】一方、上記係合孔52は、断面円形の孔底
部52aの開口部側(周壁部5の外側)に、ロックレバ
ーピン51の上記軸部51aと突起51b…とを挿入可
能な空間を開けるようにして係合片52b…が内周側に
張り出すように形成されたものであって、周壁部5の両
側にやはり同軸に形成されており、この空間を通してロ
ックレバーピン51の先端部を係合孔52の孔底部52
a側に収容した上で、上記ロックレバー51cによって
ロックレバーピン51を所定角度(本実施形態では60
°)回転させることにより、上記突起51b…が係合片
52b…と重なり合って係合し、ロックレバーピン51
の係合孔52からの抜け外れが防止されるようになされ
ている。なお、本実施形態においてベルト8は、靴底部
1の上記係合孔52の略真下から中靴3の足首部前方に
ループをなすように取り付けられているとともに、上記
ロックレバー51cには、ロックレバーピン51が係合
孔52に係合した状態で図13に示すようにベルト8に
当接する位置決め部51dが形成されている。
【0027】従って、この第5の実施形態においては、
上述のようにロックレバーピン51を係合孔52に係合
させて脛保持部2を靴底部1に取り付けることにより、
脛保持部2がロックレバーピン51の軸部51a回りに
靴底部1に対して前後に傾動可能とされる。また、こう
して脛保持部2を靴底部1に取り付けた状態では、ロッ
クレバーピン51の上記位置決め部51dがベルト8に
当接してその回転が拘束されるため、滑降時にロックレ
バーピン51が不用意に回転して係合孔52との係合が
解かれるような事態を防ぐことができる。なお、本実施
形態ではロックレバーピン51に3つの上記突起51b
…を形成しているが、この突起51bや係合孔52の開
口部側に形成される上記空間は、上述のようにロックレ
バーピン51が係合孔52に係合可能であるなら、その
数や形状は当該第5の実施形態にものに限定されること
はない。
【0028】次に、図16ないし図23および図27な
いし図29に示す本発明の第6〜第8および第10の実
施形態は、いずれも靴底部1と脛保持部2との間に、こ
の脛保持部2の靴底部1に対する前方への過度の傾動を
抑制する緩衝装置61が、上記脛保持部2に係脱可能に
靴底部1に取り付けられていることを特徴としている。
このうち、図16および図17に示す第6の実施形態に
おいては、その靴底部1と脛保持部2との着脱構造は上
記第1の実施形態と共通するものであり、すなわち靴底
部1の周壁部5の踝部分に突設されたボス部9に、脛保
持部2の取付部2bに形成された取付孔2cを嵌合させ
ることにより、脛保持部2が前後に傾動自在に靴底部1
に取付可能とされている。そして、この靴底部1の周壁
部5の踵部分の上部に、上記緩衝装置61がピン62を
介して回転可能に取り付けられ、脛保持部2を靴底部1
に装着した状態で脛保持部2に係脱可能とされている。
【0029】ここで、この緩衝装置61は、図17に示
すように上記ピン62に取り付けられる緩衝装置本体6
3と上記脛保持部2に係脱させられる係合体64とから
構成されている。このうち、緩衝装置本体63は、一端
に上記ピン62が挿入される取付孔65aが形成される
とともに他端部側には雄ネジ部65bが形成されたロッ
ド65と、このロッド65の雄ネジ部65bの両端部に
ネジ止めされる一対の調整ナット66,66と、これら
調整ナット66,66の間に介装されるコイルスプリン
グ67と、上記雄ネジ部65bに挿通されて取付孔65
a側の調整ナット66と上記コイルスプリング67との
間に介装される直径方向に突出した一対のピン68a,
68aを備えたリング68とから構成されている。
【0030】また、上記係合体64は、偏平した三角形
の板状をなす一対の平行な側板64a,64aと、これ
らの側板64a,64aがなす上記三角形の底辺の両端
部を連結する該側板64a,64aに垂直な一対の底板
64b,64cとが一体に成形されて構成されている。
そして、側板64a,64aがなす三角形の上記底辺に
対する頂部近傍には、緩衝装置本体63のリング68の
ピン68a,68aがそれぞれ挿通されていて、これに
より係合体64は緩衝装置本体63に回転自在に取り付
けられている。さらに、上記底板64b,64cのう
ち、緩衝装置本体63のロッド65の上記取付孔65a
側の一方の底板64bには、この取付孔65a側に突出
する突片部64dが、またロッド65の上記雄ネジ部6
5b側の他方の底板64cには、該ロッド65が延びる
方向に沿って延びる長孔64eが、それぞれ形成されて
いる。
【0031】一方、本実施形態では、脛保持部2の上記
開閉部2aとは反対の脛の裏側部分に、その下方の踵側
には上記突片部64dを係止可能な係止部2dが、また
上方の膝裏側にはロック機構69がそれぞれ設けられて
いる。このうち、係止部2dは、脛保持部2に一体に形
成されて上向きに折れ曲がるL字状をなしており、図1
6に示すように脛保持部2を靴底部1に装着した状態
で、緩衝装置61の係合体64の上記突片部64dを引
っ掛けて係止可能とされている。また、上記ロック機構
69は、係合体64の上記長孔64eに挿通可能な直方
体ブロック状をなすロック片69aが、その長手方向を
上下に向け、かつこの長手方向の中央部を中心に90°
回転可能に脛保持部2の上記脛裏部分に突設されたもの
であり、上述のように突片部64dを係止部2dに引っ
掛けて係止し、長孔64eにロック片69aを通して係
合体64を脛保持部2の上記脛裏部分に密着させた状態
でロック片69aを90°回転させることにより、この
ロック片69aに係合体64の上記底板64cが掛け止
められてロックされ、緩衝装置61が脛保持部2に係合
させられる。
【0032】このように構成された第6の実施形態で
は、まず脛保持部2の靴底部1への着脱構造自体は上記
第1の実施形態と同じであるので、この第1の実施形態
と同様に、スキー板を外して歩行するときには靴底部1
から脛保持部2を外して楽に歩くことができる一方、滑
降時にはスキー板を確実に制御することができ、しかも
脛保持部2の着脱が容易であるとともに、その着脱構造
も簡単であるという効果を有する。そして、この第6の
実施形態では、靴底部1に取り付けられた上記緩衝装置
61が、この靴底部1に脛保持部2を取り付けた状態で
該脛保持部2に係脱可能とされており、上述のように緩
衝装置61の係合体64を係止部2dとロック機構69
とによって脛保持部2に係合させることにより、脛保持
部2が靴底部1に対し前方に傾動し過ぎたときには、係
合体64を介して緩衝装置本体63のリング68が押し
上げられて上側の調整ナット66との間でコイルスプリ
ング67を圧縮し、その弾性力によって脛保持部2が前
方に過度に傾動するのを弾性的に抑制することができ
る。
【0033】従って、このような緩衝装置61を備えた
上記第6の実施形態を初め後述する第7〜第9の実施形
態によれば、滑降時にスキーヤーの特に足首が、靴底部
1、すなわちスキー板に対して極端に屈曲してしまうの
を防ぐことができ、スキー板との一体感をさらに向上さ
せて一層確実なスキー板の制御を図ることができる。ま
た、上記緩衝装置61においては、コイルスプリング6
7のような弾性部材による弾性力によって脛保持部2の
傾動を抑制するようにしており、すなわち傾動角度が大
きくなるほどこれを抑制する力も大きくなるので、例え
ば単なるストッパーなどによって脛保持部2の傾動を拘
束したりするのに比べて扱い易い。しかも、上記緩衝装
置61においては、脛保持部2に係合する係合体64に
連結されたリング68と上記コイルスプリング67と
が、調整ナット66,66に挟まれて緩衝装置本体63
のロッド65の雄ネジ部65bに取り付けられているの
で、これらの調整ナット66,66により上記弾性力や
係合体64の取付位置などを容易に調整することができ
るという利点も得られる。
【0034】また、図18ないし図20に示す第7の実
施形態では、脛保持部2の両取付部2bの踝部分に、上
記第4の実施形態と同じように円柱状の軸部71が互い
に同軸に設けられている。ただし、この軸部71の先端
には円板部は形成されていない。一方、靴底部1には、
やはり上記第4の実施形態と同様にその周壁部5の両踝
部分に上向きに開口するU字状の凹溝72が形成されて
いる。そして、この第7の実施形態では、各凹溝72の
近傍に、上下方向に延びる断面長方形の通し孔73aが
形成された一対の掛止部73,73が、この通し孔73
aの開口部を凹溝72の上部に臨ませて該凹溝72を間
に挟むように、靴底部1の周壁部の外側に突出して一体
形成されるとともに、凹溝72よりも踵側の周壁部5の
上部外周には、断面が上記通し孔73aに嵌挿可能な長
方形状をなす掛止部材74が、その両端を踵側の両掛止
部73の上記通し孔73aに挿通させるとともに、上記
周壁部5の外周に沿うように後方に延びて上記ピン62
よりも上側の緩衝装置61のロッド65との間を通り、
U字状をなすように配設されている。なお、この状態
で、周壁部5の外周と掛止部材74との間には間隔が開
けられて、その間にはコイルスプリング等の付勢部材7
5が介装させられている。
【0035】このような第7の実施形態においては、上
記第4の実施形態と同じように取付部2bを靴底部1の
周壁部5の内側にして両軸部71を凹溝72に挿入しつ
つ中靴3を靴底部1に履き入れ、次いでピン62を中心
に緩衝装置61を前方に回転させて脛保持部2に係合さ
せると、この緩衝装置61のロッド65に押し出される
ことにより付勢部材75に抗して上記掛止部材74が前
進し、この掛止部材74の両端部が凹溝72の底側に収
容された軸部71の上を通って踵側の掛止部73から爪
先側の掛止部73の通し孔73aに挿入され、図20に
示すように掛止部材74が両掛止部73,73間に閂状
に掛止されて軸部71が抜け止めされる。また、脛保持
部2を靴底部1から取り外す際には、緩衝装置61を脛
保持部2から外すことにより、上記付勢部材75によっ
て付勢された掛止部材74が後方に押し戻されてその先
端が凹溝72上から引き出されるので、そのまま脛保持
部2ごと中靴3を靴底部1から脱ぎ出すことができる。
従って、この第7の実施形態によれば、脛保持部2の靴
底部1への着脱を、緩衝装置61の脛保持部2への係脱
操作と一緒に簡単かつ速やかに行うことが可能となる。
【0036】ところで、以上で説明した第1〜第7の実
施形態では、いずれも脛保持部2を踝部分において靴底
部1から分割して着脱可能としているが、以下の図21
ないし図33に示す第8〜第11の実施形態のようにこ
の踝部分以外の部分で分割して着脱するようにしてもよ
い。すなわち、まず図21ないし図23に示す第8の実
施形態では、脛保持部2は図21に示すように踝部分に
まで至らない程度の長さの略円筒状に形成されていて上
述のような取付部2b,2bは形成されておらず、その
裏側の下部に緩衝装置61の係合体64の突片部64d
が係止される係止部2dが形成されるとともに、上部に
は、上記ロック機構69のロック片69aに代えて、こ
の第8の実施形態におけるロック機構81のネジ孔81
aが形成されている。また、靴底部1においては、緩衝
装置61の係合体64の上記底板64cに、上記長孔6
4eに代えて、上述のように突片部64dを係止部2d
に係止して緩衝装置61を脛保持部2に係合させた状態
で上記ネジ孔81aと同軸となるように貫通孔81bが
形成されている。
【0037】そして、この第8の実施形態では、靴底部
1の周壁部5の両踝部分に互いに同軸に取付ピン82が
設けられており、さらにこれらの取付ピン82を介して
靴底部1に一体、かつ該取付ピン82を中心に前後に傾
動自在にサポーター83が取り付けられている。このサ
ポーター83は靴底部1や脛保持部2と同様に硬質の樹
脂材料等から成るもので、側面視に図22および図23
に示すように上記取付ピン82から脛保持部2の裏側部
分の上下に延びるように三角形状をなし、また上方から
みた場合には靴底部1の両踝部分から後方に延びて脛保
持部2の裏側に密着可能に凹曲するU字状をなす外形半
筒状に形成されており、このサポーター83の裏側部分
には、脛保持部2の裏側に密着させた状態で上記係止部
2dが通り抜け可能な貫通孔83aが下部に、また上記
ネジ孔81aと同軸となる貫通孔83bが上部にそれぞ
れ形成されている。
【0038】しかるに、この第8の実施形態では、まず
中靴3を靴底部1に履き入れて保持し、次いでサポータ
ー83を脛保持部2の裏側に密着させた上で、上記貫通
孔83aから突出した係止部2dに緩衝装置61の係合
体64の突片部64dを係止させ、かつ係合体64をサ
ポーター83の裏側に密着させた状態で上記貫通孔81
b,83bを通してネジ孔81aにロック機構81のロ
ックボルト81cをねじ込むことにより、サポーター8
3が脛保持部2と緩衝装置61の係合体64との間に挟
み込まれるようにしてこれらが一体化される。従って、
このような第8の実施形態においても、脛保持部2はサ
ポーター83および取付ピン82を介して靴底部1に対
し前後に傾動自在、かつそれ以外の方向への動きは拘束
されるので、滑降時にはスキー板を一体に制御すること
ができる。また、その一方で、この第8の実施形態によ
れば、上述のように取付部2bを設ける必要がなく、脛
保持部2を踝部分にまで至らないように形成することが
できるので、靴底部1を取り外した状態ではさらにスキ
ーヤーの足首の自由を確保することができ、より通常と
変わらない歩行感を得ることが可能となる。
【0039】また、図24ないし図26に示す第9の実
施形態では、脛保持部2が靴底部1に対して、その踝部
分よりも上側の部分において分割されて着脱可能とされ
ている。すなわち、この第9の実施形態では、靴底部1
の周壁部5の両踝部分の外側に一段内側に凹むように凹
所91が形成され、この凹所91に取付部材92がピン
92aを中心に前後に傾動可能に取り付けられるととも
に、脛保持部2の下端には踝部分にまで至らない短い取
付部2bが形成されていて、この取付部2bが上記取付
部材92に着脱可能とされている。ここで、この取付部
2bは脛保持部2の下端から一定幅で下方に延びるよう
に形成されており、その下端には、上記第7の実施形態
の軸部71と同様に頭部を備えない軸部93が外側に突
出するように設けられている。
【0040】一方、上記取付部材92には、該取付部材
92の外側に開口する長溝94aから軸部93を突出さ
せて上記取付部2bを挿入可能な凹溝94が、取付部材
92の上面から下方に向けて漸次幅狭となるように形成
されるとともに、この凹溝94の前側(爪先側)には下
方に向けて幅狭となる三角形状のゴム等の弾性体95が
埋設されていて、これにより凹溝94内の幅は上記取付
部2bを嵌挿可能な一定幅とされている。また、この取
付部材92の下側部分には、その内側を向く面の上記ピ
ン92aが装着される孔92bの周りに、該孔92bを
中心として放射状に断面鋸刃形の回り止め92cが形成
されるとともに、この孔92bを中心として円弧状をな
す長孔92dが該取付部材92を貫通するように形成さ
れており、上記ピン92aに孔92bを挿入して取付部
材92を上記凹所91に装着した上で、この長孔92d
から取付ネジ96をねじ込むことにより、取付部材92
はこの長孔92dがなす円弧の範囲内で、かつ上記回り
止め92cにより一定の抵抗が与えられた状態で、上述
のようにピン92aを中心に傾動可能とされる。さら
に、この取付部材92の外側には、上記第4の実施形態
と同様に付勢方向Aに付勢されたラッチ状の止め金具4
3が設けられている。
【0041】このような第9の実施形態においても、上
記凹溝94に取付部2bを挿入して下方に押し込むこと
により、止め金具43の係合部43aが長溝94aから
突出した軸部93を乗り越えて該軸部93に係合し、取
付部2bの凹溝94からの抜け外れが防止されて、脛保
持部2を取付部材92を介して靴底部1に装着すること
ができる。また、この第9の実施形態では、この取付部
材92の凹溝94の前側に弾性材95が埋設されてい
て、これにより脛保持部2がその軸部93を中心に取付
部材92に対しても前方に弾性的に傾動可能とされてい
るので、取付部材92自体の傾動とも相俟って、さらに
充分にスキーヤーの脚の屈曲性を確保することが可能と
なる。
【0042】一方、図27ないし図29に示す第10の
実施形態では、硬質樹脂材料より成る脛保持部2とこれ
よりも軟質な中靴3とが一体化されており、脛保持部2
を傾動自在に支持するサポーター101がこの中靴3に
取り付けられていることを特徴とする。すなわち、この
第10の実施形態において脛保持部2は、第1〜第7の
実施形態と同様に踝部分にまで延びる取付部2b,2b
を備えており、この取付部2b,2bの踝部分が、金属
材料等から形成されて図27に示すように「コ」字状を
なす上記サポーター101の両側板部101a,101
aに、取付ピン102,102を介して傾動自在に取り
付けられて支持されている。一方、このサポーター10
1の底板部101bは、中靴3の歩行感を妨げない程度
に硬質とされた靴底3aの踵側に埋設されて一体化され
ており、またこの靴底3aの爪先側には、同じく金属材
料より成る「コ」字状のサポーター103の底板部10
3aが埋設されていて、靴底3aの外側に露出したこの
サポーター103の側板部103b,103bとサポー
ター101の上記側板部101a,101aからは、中
靴3の甲側に上記ベルト7,8が架け渡されている。
【0043】また、この第10の実施形態において靴底
部1の底板4の上には、周壁部5は設けられておらず、
緩衝装置61を取り付けるピン62を支持するための支
持部104が踵側に設けられているだけである。その一
方で、この底板4の上面には、中靴3の踵部分を上記支
持部104に当てて靴底3aを底板4上に密着させた状
態で、この靴底3aに埋設された上記サポーター10
1,103の底板部101b,103aの後端縁にそれ
ぞれ接する位置に、やはり金属材料より成るストッパー
105,105が突設されるとともに、各底板部101
b,103aの先端縁に臨む位置には、後方に向けてL
字状に折り曲げられた爪部106aを上端部に有するロ
ック部材106,106が前後に進退可能に埋設されて
いる。また、これに対して中靴3の靴底3aの下面に
は、これらストッパー105,105およびロック部材
106,106を収容可能な凹部3b,3bおよび3
c,3cが、それぞれ上記底板部101b,103aの
前後に、これら底板部101b,103aに達する深さ
まで形成されており、このうち上記ロック部材106,
106を収容する凹部3b,3bには、上記L字状に曲
げられた上部を収容可能な凹部(図示略)が底板部10
1b,103aの上に形成されている。
【0044】さらに、本実施形態では、緩衝装置61の
緩衝装置本体63のロッド65は、上記取付孔65aか
らさらに下方に延びて、その下端が上記底板4内に達し
ており、かつこの状態でピン62回りの回動が可能とさ
れている。そして、このロッド65の下端には、ワイヤ
等の連結部材107の後端が取り付けられていて、この
連結部材107の先端は底板4内を爪先側に延びて上記
ロック部材106,106の下端にそれぞれ連結されて
おり、緩衝装置61を脛保持部2に係合させる際に上記
緩衝装置本体63を前方に倒すことにより、ロッド65
および連結部材107を介してロック部材106,10
6が後退してその上部が中靴3に埋設された底板部10
1b,103aの前端に噛み合い、ストッパー105,
105とともにサポーター101,103を把持して中
靴3を靴底部1に保持可能とされている。また、緩衝装
置61を脛保持部2から外して後方に倒したときには、
これとは逆の動作でロック部材106,106の噛み合
いが外され、中靴3を脛保持部2ごと靴底部1から抜き
出して取り外し可能となる。
【0045】従って、このような第10の実施形態にお
いても、緩衝装置61の脛保持部2への係脱操作に伴
い、靴底部1と脛保持部2および中靴3とを着脱するこ
とができるので、この靴底部1への脛保持部2および中
靴3の脱ぎ履きを簡単かつ速やかに行うことができる。
また、滑降時にはストッパー105,105とロック部
材106,106とによって噛止されたサポーター10
1,103を介して靴底部1と脛保持部2とが一体化さ
れ、しかもこれら靴底部1と脛保持部2との間に設けら
れた緩衝装置61によって脛保持部2の過度な前傾が抑
制されるので、スキー板を充分な一体感をもって確実に
制御することができる。
【0046】さらに、図30ないし図33に示す第11
の実施形態では、上記第10の実施形態と同様に中靴3
の靴底3aの踵側と爪先側とにサポーター111,11
2が設けられていて、このうち踵側のサポーター111
に脛保持部2が取付ピン102を介して前後に傾動自在
に取り付けられて一体化されている。ただし、この第1
1の実施形態の踵側のサポーター111は第10の実施
形態のような底板部108cを備えておらず、代わりに
側板部111a,111a同士が踵側上方に延びる連結
部111bによって連結された形状とされている。ま
た、爪先側のサポーター112の先端には、中靴3の靴
底3aの先端に突出する係止片112aが形成されてい
る。
【0047】これに対して靴底部1の底板4の爪先部分
には、上記係止片112aを係止可能なL字状の係止部
113が形成されるとともに、踵側にはこうして係止片
112aを係止部113に係止させた状態で中靴3の踵
裏側部分に密着可能な位置決め部114が形成されてい
る。そして、さらにこの靴底部1の踵側には、その両側
部に上側に延びるように板状のガイド115,115が
設けられて、その間に中靴3の踵側部分が収容可能とさ
れているとともに、これらガイド115,115の外側
には取付爪116,116が設けられる一方、上記サポ
ーター111の側板部111a,111aには、これら
取付爪116,116を引っ掛けることにより該サポー
ター111を介して脛保持部2および中靴3を靴底部1
に取り付ける取付部材117,117がそれぞれ設けら
れている。
【0048】ここで、上記取付爪116は、図31およ
び図32に示すようにガイド115の外側に上側に向け
て延び、その上端部は外側に向けて折り曲げられたフッ
ク状をなしている。一方、上記取付部材117は、図3
2に示すようにサポーター111の外側に突出するよう
に設けられたヒンジ117a,117aにピン117b
を介して板状のレバー117cが上下に回転可能に取り
付けられ、さらにこのレバー117cの上記ピン117
bよりも先端側にピン117dを介して「コ」字状のプ
ラー(引き上げ部材)117eがやはり回転可能に取り
付けられたものであって、このプラー117eの上記ピ
ン117dと平行に延びる部分は取付部117fとされ
て上記取付爪116を掛止可能な円柱状に形成されてい
る。
【0049】このように構成された第11の実施形態に
おいては、上述のようにサポーター112の係止片11
2aを係止部113に引っ掛けるとともに中靴3の踵側
を位置決め部114とガイド115,115との間に収
容した上で、図32に示されるように両側の取付部材1
17のレバー117cを一旦下げて取付爪116に上記
取付部117fを引っ掛け、次いでレバー117cを上
側に跳ね上げることにより、取付爪116が上方に引っ
張られて靴底部1と脛保持部2および中靴3とが一体化
される。ここで、レバー117cを跳ね上げた状態での
プラー117e下端の上記取付部117fの位置は、靴
底部1を外して脛保持部2および中靴3で歩行する際に
邪魔にならないように、中靴3の靴底3aの底面よりも
若干上側に配置されるのが望ましい。
【0050】なお、以上に説明した第1〜第11の実施
形態では、上述のようにいずれも本発明をスキー板にビ
ンディングを介して着脱可能に装着されるスキー靴に適
用した場合について説明したが、本発明のブーツ体は滑
降・滑走スポーツ用具側に配設される靴底部1に脛保持
部2あるいは脛保持部2および中靴3が着脱可能とされ
ていればよく、すなわちビンディングを介する代わりに
靴底部1がスキー板等に直接固定されて取り付けられた
構成とされていてもよい。また、本発明は、スキー板の
ような滑降スポーツ用具の他に、アイススケートやロー
ラースケートのような滑走スポーツ用具のブーツ体に適
用することも可能である。さらに、上記各実施形態では
脛保持部2が靴底部1に対してボス部9や軸部23a等
を介して取り付けられてこれらを中心に前後に傾動自在
とされているが、このような構成を採ることなく、脛保
持部2や靴底部1の周壁部5が有する可撓性によって脛
保持部2を傾動可能とするようにしてもよい。
【0051】さらに、上記第1〜第9の実施形態では、
脛保持部2と中靴3とが別体とされているが、これらの
実施形態においても、第10、第11の実施形態と同じ
ように中靴3の脛部分に脛保持部2を予め一体に取り付
けておいてもよい。さらに、第6〜第8および第10の
実施形態に用いられた緩衝装置61は、他の第1〜第
5、第9、および第11の実施形態にも適用することが
可能であり、また上記実施形態の緩衝装置61は靴底部
1側に取り付けられて脛保持部2側に係脱可能とされて
いるが、逆に脛保持部2側に取り付けられて靴底部1側
に係脱可能とされていてもよい。さらにまた、第1の実
施形態の取付孔2cとボス部9、第3の実施形態の取付
孔2cと突起34、第4の実施形態の軸部41と凹溝4
2および止め金具43、第5の実施形態のロックレバー
ピン51と係合孔52、第9の実施形態の取付部2bお
よび軸部93と凹溝94および止め金具43、および第
11の実施形態の取付部材117と取付爪116とは、
上記各実施形態とは逆に靴底部1側と脛保持部2側とに
設けられた構成とすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
脛保持部を靴底部に装着した状態では、既存のスキー靴
のハードブーツと同じように滑降・滑走時のスポーツ用
具との一体感を得てこれを確実に制御することができる
一方、休憩時などにスポーツ用具を脱いで歩行するとき
には、脛保持部を靴底部から取り外して足を抜き出すこ
とにより、足首を自由に動かすことが可能となって、通
常の歩行時と変わらずに窮屈感なく楽に歩き回ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す側面図であ
る。
【図2】 第1の実施形態の靴底部1の(イ)踵側から
の背面図(ロ)側面図である。
【図3】 第1の実施形態のベルト8の(イ)外側から
見た側面図(ロ)断面図(ハ)内側から見た側面図であ
る。
【図4】 第1の実施形態の脛保持部2の(イ)側面図
(ロ)爪先側からの正面図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態の脛保持部2の
(イ)側面図(ロ)正面図である。
【図6】 第2の実施形態の靴底部1の(イ)側面図
(ロ)図(イ)におけるZZ断面図である。
【図7】 第2の実施形態のベルト8の(イ)外側から
見た側面図(ロ)平面図(ハ)内側からみた側面図であ
る。
【図8】 本発明の第3の実施形態の脛保持部2および
中靴3の側面図である。
【図9】 第3の実施形態の靴底部1の側面図である。
【図10】 第3の実施形態の凹溝31周辺の(イ)拡
大側面図(ロ)爪先側からの正面図である。
【図11】 本発明の第4の実施形態の脛保持部2の背
面図である。
【図12】 第4の実施形態の靴底部1に脛保持部2を
装着した状態を示す側面図である。
【図13】 本発明の第5の実施形態を示す側面図であ
る。
【図14】 第5の実施形態の脛保持部2の(イ)側面
図(ロ)取付部2bを外側から見た側面図(ハ)取付部
2bの断面図(ニ)取付部2bを内側から見た側面図で
ある。
【図15】 第5の実施形態の靴底部1の側面図であ
る。
【図16】 本発明の第6の実施形態を示す(イ)緩衝
装置61の突片部64dを脛保持部2の係止部2dに引
っ掛けた状態の側面図(ロ)ロック機構69によって緩
衝装置61をロックした状態の側面図である。
【図17】 第6の実施形態の緩衝装置61の(イ)側
面図(ロ)背面図である。
【図18】 本発明の第7の実施形態の脛保持部2およ
び中靴3の側面図である。
【図19】 第7の実施形態の靴底部1の(イ)周壁部
5の踵側部分の平面図(ロ)側面図である。
【図20】 第7の実施形態の靴底部1に脛保持部2お
よび中靴3を装着した状態を示す側面図である。
【図21】 本発明の第8の実施形態の脛保持部2およ
び中靴3の側面図である。
【図22】 第8の実施形態の靴底部1の側面図であ
る。
【図23】 第8の実施形態の靴底部1に脛保持部2お
よび中靴3を装着した状態を示す側面図である。
【図24】 本発明の第9の実施形態の側面図である。
【図25】 第9の実施形態の靴底部1の凹所91周辺
の平面図である。
【図26】 第9の実施形態の取付部材92の(イ)平
面図(ロ)外側から見た側面図(ハ)爪先側からみた正
面図(ニ)内側からみた側面図である。
【図27】 本発明の第10の実施形態の脛保持部2お
よびサポーター101,103を示す踵側からの斜視図
である。
【図28】 第10の実施形態の靴底部1、脛保持部2
および中靴3を示す側面図である。
【図29】 第10の実施形態の靴底部1に脛保持部2
および中靴3を装着した状態を示す側面図である。
【図30】 本発明の第11の実施形態の脛保持部2お
よびサポーター111,112を示す踵側からの斜視図
である。
【図31】 第11の実施形態の(イ)靴底部1の平面
図(ロ)図(イ)におけるZZ断面図である。
【図32】 第11の実施形態の取付爪116および取
付部材117を示す(イ)取付前の状態の正面図(ロ)
取付状態の正面図(ハ)取付状態の側面図である。
【図33】 第11の実施形態の(イ)係止片112a
を係止部113に引っ掛けた状態を示す側面図(ロ)靴
底部1に脛保持部2および中靴3を装着した状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 靴底部 2 脛保持部 2b 取付部 2c,22 取付孔 2d 係止部 3 中靴 5 靴底部1の周壁部 7,8 ベルト 9 ボス部 23a,41,51a,71,93 軸部 21,31,42,72,94 凹溝 34 突起 43 止め金具 51 ロックレバーピン 52 係合孔 61 緩衝装置 63 緩衝装置本体 64 係合体 69,81 ロック機構 74 掛止部材 82,102 取付ピン 83,101,103,111,112 サポーター 92,117 取付部材 95 弾性体 105 ストッパー 106 ロック部材 107 連結部材 116 取付爪

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑降・滑走スポーツ用具を装着する際に
    履くブーツ体であって、上記スポーツ用具側に配設され
    る靴底部と、この靴底部の上部に配設される脛保持部と
    を備え、この脛保持部が上記靴底部に着脱可能に取り付
    けられるとともに、上記靴底部には中靴が収容されて保
    持可能とされており、この中靴は、上記脛保持部と一体
    に上記靴底部から抜脱可能とされていることを特徴とす
    る滑降・滑走スポーツ用ブーツ体。
  2. 【請求項2】 上記脛保持部は、踝部分において上記靴
    底部から分割されて着脱可能とされていることを特徴と
    する請求項1に記載の滑降・滑走スポーツ用ブーツ体。
  3. 【請求項3】 上記靴底部と脛保持部との間には緩衝装
    置が係脱可能に介装されることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の滑降・滑走スポーツ用ブーツ体。
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