JP2009518068A - 調整可能なヒール・カップフレームを備えたビンディング - Google Patents
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Abstract
ビンディング、特にスノーボードビンディングは、ベースプレートと、ヒール・クレイドル支持要素と、ヒール・クレイドル支持要素をベースプレートに、その位置の長手方向調整を可能にするような方法で締結する手段とを備える。ヒール・クレイドル支持要素は、平面図において略U字型のヒール・カップフレームを備え、それは湾曲したヒール・クレイドル支持部によって連結される、間隔が空けられたアームを有し、アームはベースプレートの両側に亙って適合する。アームは、下方に開口した長手方向溝の形態の断面を有し、ベースプレートは、長手方向溝が摺動可能に係合する、間隔が空けられた長手方向ガイドレールを有する。締結手段は、各側部において単一ねじを含み、それはアームの頂部の上方からアクセス可能である。
Description
本発明は、平坦面に足を保持するためのビンディングに関する。概して、ビンディングは、ボードの平坦面に足を保持するために使用することができ、そのボードの反対側は、ボードが、雪、水または空気といった支持中間面に対して摺動または滑走するように、もしくはボードにローラが装備されている場合は固体支持面上を回転するように使用されるのを可能にするように適合されている。より詳細には、本発明は、ベースプレートと、ヒール・クレイドル支持要素と、ヒール・クレイドル支持要素をベースプレートに、ヒール・クレイドル支持要素の位置の長手方向調整を可能にするような方法で締結する手段とを備えるタイプのビンディングに関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、発明者アルノー・ムスカテリ(Arnaud Muscatelli)により2005年11月30日に同時に出願された「改良されたボードビンディング(Improved Board Binding)」と題する米国特許出願第60/740,806号明細書を相互参照し、その内容は参照により本明細書に援用される。
本出願は、発明者アルノー・ムスカテリ(Arnaud Muscatelli)により2005年11月30日に同時に出願された「改良されたボードビンディング(Improved Board Binding)」と題する米国特許出願第60/740,806号明細書を相互参照し、その内容は参照により本明細書に援用される。
過去十年間、スノーボードの人気はますます高まってきた。乗り手の足をボードの上に保持するビンディングは、安全、快適さおよび操作性を確実にするために重要な役割を果たす。
スノーボードのためのもっとも普及している従来のソフトビンディングは、2ストラップシステムを使用する。そこでは、乗り手のブーツは、スノーボードに締結される板の上に配置され、つま先に亙って締結される第1ストラップと、足の甲に亙って締結される第2ストラップとによって適所に保持される。このタイプのシステムには以下の欠点がある。すなわち、ヒール・クレイドル支持要素が長手方向に調整できないか、あるいはできたとしても簡単に調整できない。
ダウンヒルスキービンディングで一般的な「ステップイン」特性をスノーボードビンディングに付与する試みがなされてきた。たとえば、一般的な「ステップイン」システムは、ブーツの底に固定された対応する機構にロックすることができるクリップ機構を有するベースプレートを使用する。このタイプの「ステップイン」には、以下の欠点がある。すなわち、ビンディングの機構がブーツの機構と嵌合しなければならないため、特定のビンディングを対応するブーツとしか使用することができない。さらに、ボードへの取付の面積がより小さく、ブーツの本底が結合機構の一部を含み、ブーツの上をストラップ支持体が横切らないため、足および足首に支持を提供するために、ブーツはいくつかの部分に亙って剛性に作製されなければならない。これにより、ブーツは快適でなくなる。剛性ブーツはまた、スノーボード操縦があまり正確でないため、それほど普及していない。
別のタイプのステップインシステムも提案されており、それは、「ステップイン」システムの利便性を2ストラップで達成可能な制御レベルと組み合わせようとするものであり、「バックイン(BACK−IN)」システムと呼ばれる。一例は、ブーツがビンディングに上部ではなく後部から入る(後に適所に留まる)以外は、2ストラップビンディングと類似するフロー(Flow)/K2ビンディングシステムである。乗り手のブーツは、足の大部分を覆いストラップによって固定される単一ウェビングによって押し下げられる。バックインビンディングには、以下の欠点がある。すなわち、ハイバックが剛性であるために剛性が増大し、従来の柔軟な2ストラップビンディングに比較して、ブーツに亙る全体の感触および圧力配分が粗くなる。
このように、ソフトブーツを受容する上述した2ストラップタイプのビンディングは好ましいが、ベースプレート上のクレイドル支持(cradling)要素の位置の長手方向調整を可能にするそれらの構成は、満足のいくものではない。設計上の考慮事項のため、固定ねじは、従来、水平面に位置し、横方向にアクセス可能である。ねじをそれらの対向支持体から取り除く必要があることが多いが、この操作は非人間工学的であり、ねじ要素の喪失をまねくことが多い。さらに、従来の調整システムでは、固定ねじは主にせん断によって力を伝達し、これにより、特に2つの固定位置の間の距離(たとえば2つの穴の間の距離)が主に抵抗基準によって決まる全ポリマビンディング構造の場合、調整の精度が失われることになる。このため、従来のシステムは、種々のブーツサイズおよび種々のブーツサイズ基準による微調整が可能ではない。また、既存のシステムは、種々の足/ブーツに適合する構造的要件に対応する完全に満足のいくエンベロープも達成しない。
以下の開示は、本発明のさまざまな態様に関連する可能性があり、以下のように簡単に要約することができる。
米国特許公報(特許文献1)は、リア・エントリ式スノーボードビンディングについて述べており、そこでは、ベースプレートは、それぞれのかかとが枢動する2つの独立した要素を支持する、突出するサイドプレートを有し、それによりビンディングへの後方からの挿入が可能となる。この特にリア・エントリのビンディングでは、協働するセレーションにより長手方向調整が可能であるが、複数の部品およびそれらの連結のために複雑となり、構造の後方部分は、2ストラップビンディングのインステップ・ストラップ装置によってもたらされる大きさおよび方向の張力を支持するように設計されていない。このため、その教示は、2ストラップタイプのビンディングには適用可能ではない。
本発明の一実施形態により、ベースプレート上のクレイドル支持要素の位置の長手方向調整が可能であることが望ましい。さらに、本発明の実施形態は、調整が単純かつ便利であり、構造が単純かつ頑強であるビンディングを提供することが望ましい。
簡単に述べると、本発明の一態様によれば、平坦面に足を保持するためのビンディングであって、ベースプレートと、ヒール・クレイドル支持要素と、ヒール・クレイドル支持要素をベースプレートに、ヒール・クレイドル支持要素の位置の長手方向調整を可能にするような方法で締結する手段とを備え、
−ヒール・クレイドル支持要素が、平面図においてU字型を有するヒール・カップフレームを備え、ヒール・カップフレームが、湾曲したヒール・クレイドル支持部によって連結される、間隔が空けられたアームを有し、アームが、ベースプレートの両側に亙って適合し、
−ヒール・カップフレームのアームが、下方に開口した長手方向溝の形態の断面を有し、
−ベースプレートが、アームの長手方向溝が摺動可能に係合する、間隔が空けられた長手方向ガイドレールを有し、
−前記締結手段が、ガイドレール上でアームを任意の選択された位置で保持し、アームの頂部の上方からアクセス可能である、ビンディングが提供される。
−ヒール・クレイドル支持要素が、平面図においてU字型を有するヒール・カップフレームを備え、ヒール・カップフレームが、湾曲したヒール・クレイドル支持部によって連結される、間隔が空けられたアームを有し、アームが、ベースプレートの両側に亙って適合し、
−ヒール・カップフレームのアームが、下方に開口した長手方向溝の形態の断面を有し、
−ベースプレートが、アームの長手方向溝が摺動可能に係合する、間隔が空けられた長手方向ガイドレールを有し、
−前記締結手段が、ガイドレール上でアームを任意の選択された位置で保持し、アームの頂部の上方からアクセス可能である、ビンディングが提供される。
本発明は、添付図面に関連して、以下の詳細な説明からより完全に理解されよう。
本発明を、その好ましい実施形態に関連して説明するが、本発明をその実施形態に限定するようには意図されていないことが理解されよう。それどころか、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の精神および範囲内に含まれ得るような代替形態、変更形態および等価形態すべてを包含することが意図されている。
本発明では、ボードに使用されるビンディングであって、スノーボードおよびウェイクボードを含むボードの表面に足が留まる必要があり、乗り手は素足であってもよい、ビンディングが提供される。
明細書および添付の特許請求の範囲おいて「足」という場合、それは、足が露出している場合と、足が履物、特に、スノーボードビンディングの場合はブーツによって覆われている場合とを含む。
本発明の好ましい実施形態では、ガイドレールの頂部は、ベースプレートの面に対して30°までの角度で傾斜し、そのため、ヒール・カップフレームのアームは、ベースプレートの面に対して30°までの角度で傾斜した状態で保持される。この角度は、長手方向長さ調整と組み合わされて、乗り手のブーツのサイズに比例する自動高さ調整を提供する。
レールおよびアームは、ブーツに対する最良の構造的適合を提供するようにビンディングの前方に向かってわずかに広がっていることが好ましい。
案内を改善するために、アームの下方に開口した長手方向溝は逆U字断面を有してもよく、この断面の側部は、レールの側部に対して密接嵌合する。他の嵌合断面も可能である。
締結手段は、各アームおよびレールに対し、アームの頂部の開口部とレールの長手方向スロットとを貫通するねじを含んでもよく、ねじは、レールの下方でナットと係合する。ねじの頂部は、細長いワッシャによってアームの頂部に支持されることが有利であり、ワッシャは、アームの前方部分に向かうより後方部分に向かう方に長く延在することが好ましい。このワッシャには、アームの頂部の長い部分に亙ってねじの押下げ効果を分散させ、より低い支持点の周囲に強いモーメントを提供する効果がある。その結果、単一ねじで、非常に強固な支持を確実にすることができる。このように固定されたヒール・カップフレームを、破損の危険なしに大きい力に晒すことができる。
レールの頂部およびアームの下方に開口した長手方向溝の内側頂部は、ヒール・カップフレームを適所に保持するために協働するセレーションを有してもよい。セレーションの幅を選択することにより、種々の基準に従ってすべてのブーツサイズに適合するように漸進的な長手方向調整を設定することが可能になる。
ヒール・カップフレームのアームは、インステップ・ストラップ装置の両端を受容する開口を有することが好ましい。これら開口は、湾曲したヒール・クレイドル支持部と締結手段との間に位置する。アームおよびベースプレートの側部もまた、ケーブル等の可撓性リンク機構を受容する経路を画定する開口部を有してもよい。ベースプレートの前方部分は、その両側において、トゥ・クレイドル支持要素の両端を受容する開口を有してもよい。
ビンディングは、以下の要素のうちの1つまたは複数をさらに備えてもよい。すなわち、ヒール・カップフレームのアームに連結されたインステップ・ストラップ装置と、ベースプレートの前方部分に連結されたトゥ・クレイドル支持要素と、インステップ・ストラップ装置とトゥ・クレイドル支持要素とを連結する可撓性リンク機構とである。
ここで、本発明の詳細な説明に対する図面を参照する。図1、図1A、図2および図3は、使用の用意ができているビンディングとその取付具とを示す。図4〜図6は、ベースプレート10およびヒール・カップフレーム20を詳細に示す。
ここで図1を参照する。本発明の一実施形態は、ベースプレート10と、ヒール・カップフレーム20と、ヒール・カップフレーム20をベースプレート10に、ヒール・カップフレーム20の位置の長手方向調整を可能にするような方法で締結する手段とを備えるビンディングを有する。
ここで図4および図6を参照すると、ヒール・カップフレーム20は、平面図において概してU字型であるプラスチック材料の一体成形部品であり、湾曲したヒール・クレイドル支持部23によって連結される、間隔が空けられた(平行なまたはわずかに広がっている)アーム22を有する。アーム22は、ベースプレート10の両側に亙って適合する。ヒール・カップフレーム20は、その後方の湾曲したヒール・クレイドル支持部23において、たとえば調整可能なヒール・ピース28(図1)およびハイバック29(図1)を含むあらゆる従来のヒール支持アセンブリを支持する。
続けて図6を参照すると、ヒール・カップフレーム20のアーム22は、逆U字型の下方に開口した長手方向溝の形態の中空断面を有する。ベースプレート10は、アーム22の長手方向溝が密接嵌合して摺動可能に係合する、間隔が空けられた長手方向のガイドレール12(図5)を有し、逆U字断面の側部は、かろうじて摺動を可能にする程度の作用でレール12(図5)の側部に対して密接嵌合する。他の嵌合断面も可能である。
締結手段は、アーム22をガイドレール12(図5)上の任意の選択された位置で保持するねじ25である。これら締結ねじ25は、アーム/レール22/12内に嵌合され、アーム22の頂部の上方からアクセス可能である。
図5に示す図示する実施形態では、ガイドレール12の頂部は、ベースプレート10の面に対して30°までの角度で傾斜し、そのため、ヒール・カップフレーム20(図6)のアーム22(図6)は、ベースプレート10の面に対して30°までの角度で傾斜した状態で保持される。この角度は、アーム22(図6)およびレール12の長手方向長さ調整と組み合わされて、乗り手のブーツのサイズに比例する便利な自動高さ調整を提供する。
レール12(図5)およびアーム22(図6)は、ビンディングの正面に向かってわずかに広がってもよく、それは、それらが後方に向かって間が狭まることにより、ブーツヒールに対し最良の構造上の適合を提供することを意味する。このわずかな広がり/狭まりは、アームの摺動を妨害することなく依然として可能であり、それは、使用されるプラスチック材料の弾性および低摩擦により可能である。
再び図6を参照する。締結手段は、各アーム22およびレール12(図5)に対し、アーム22の頂部の開口部26とレール12の長手方向スロット18(図5)とを貫通する単一のねじ25を含む。ねじ25は、レール12の下方でTナット15(図4)と係合する。ねじの軸に沿ってかつその周囲に緩衝材を配置してもよい。
ねじ25の上端は、細長いワッシャ27(図4)によってアーム22の頂部に支持され、ワッシャ27は、アーム22の前方部分に向かうより後方部分に向かって少なくとも約2倍長く延在する。このワッシャ27は、アーム22の頂部の長い部分に亙ってねじの押下げ効果を分散させ、より低い支持点の周辺に強いモーメントを提供する。その結果、単一のねじ25で、非常に強固な支持を保証することが可能である。したがって固定されたヒール・カップフレーム20を、故障の危険なしに大きい力に晒させることが可能である。
レール12の頂部とアーム22の下方に開口した長手方向溝の内側頂部とは、ヒール・カップフレーム20を適所に保持するための協働するぎざぎざ14(図5においてレール12に対して示す)を有する。ぎざぎざ14の幅は、異なる基準に従ってすべてのブーツサイズに適合するように漸進的な長手方向調整を設定するように選択される。長さ調整を容易にするだけではなく、ぎざぎざ14は、ねじ25によって達成される優れたロック効果にも寄与する。
図6を続けて参照すると、ヒール・カップフレーム20のアーム22は、図1および図3に示すようなインステップ・ストラップ装置の両端部42/44を受容する開口24を有する。これら開口24は、湾曲したヒール・クレイドル支持部23と締結手段(ねじ25およびそれらの開口部26)との間に位置する。
アーム22およびベースプレート10の側部はまた、ケーブル(図1および図1A)等の可撓性リンク機構65を受容する経路を画定する開口部も有する。可撓性リンク機構は一方の側にのみあればよいが、ベースプレート10およびその取付具は、リンク機構をいずれの側にも収容するための凹部を有することが好都合である。このように、ビンディングを、乗り手の前方の足または後方の足に対して「汎用」であるように作製してもよい。
ベースプレート10の前方部分は、その両側において、トゥ・クレイドル支持要素20(図1)の端部32(図1)を受容する開口16(図5および図6)を有する。
再び図1を参照すると、ビンディングは、以下の要素のうちの1つまたは複数をさらに備えてもよい。すなわち、ヒール・カップフレーム20のアーム22(図6)に連結されたインステップ・ストラップ装置40と、ベースプレート10の前方部分に連結されたトゥ・クレイドル支持要素30と、インステップ・ストラップ装置40とトゥ・クレイドル支持要素30とを連結する可撓性リンク機構65とである。可撓性リンク機構65は、伝達要素60内を通ってプーリ70の周囲を通り、閉鎖部54および56(図3)に取り付けられる。
完全なビンディングのさらなる詳細は、「改良されたボードビンディング(Improved Board Binding)」と題する関連特許出願、代理人整理番号AD7320に示されている。
本発明の上記開示を鑑みると、ヒール・カップフレームは、長手方向位置の微調整が可能であって、ベースプレートに堅固に固定される。ガイドレール上に適合する断面付きのアームは、強固なアセンブリを提供する。アームの頂部から締結手段にアクセスできることにより、操作が容易になり、締結手段をアーム/レール内に保持することができ、そのため喪失が回避される。ビンディングの構造により、各側部においてレール内にTナットによって嵌合される1つのねじ等、各側部に単一締結手段を使用することが可能であり、それにより、強度が低下することなく操作が簡略化される。
さらに、本発明により堅固に固定されるヒール・カップフレームは、2ステップタイプのビンディングのインステップ・ストラップ装置の両側に対する固着部として使用されるように設計され、それは、米国特許公報(特許文献1)のリア・エントリビンディングでは可能ではなかった。
さらに、本発明の設計は、アームおよびレールアセンブリに緩衝部材を導入し易い。
したがって、本発明によれば、上に示した目的および利点を十分に満足する調整可能なヒール・カップフレームを備えたビンディングが提供されたことが明らかである。本発明を、その特定の実施形態に関連して説明したが、当業者には、多くの代替形態、変更形態および変形形態が明らかとなることは明白である。したがって、添付の特許請求の範囲の精神および広い範囲内にあるかかるすべての代替形態、変更形態および変形形態を包含することが意図されている。
Claims (13)
- ボードの平坦面に足を保持するためのビンディングであり、前記ボードの反対側が、前記ボードが摺動、回転または滑走するように使用されるのを可能にするように適合されるビンディングであって、ベースプレートと、ヒール・クレイドル支持要素と、前記ヒール・クレイドル支持要素を前記ベースプレートに、前記ヒール・クレイドル支持要素の位置の長手方向調整を可能にするような方法で締結する手段とを具備し、
−前記ヒール・クレイドル支持要素が、平面図においてU字型を有するヒール・カップフレームを備え、前記ヒール・カップフレームが、湾曲したヒール・クレイドル支持部によって連結される、間隔が空けられたアームを有し、前記アームが、前記ベースプレートの両側に亙って適合し、
−前記ヒール・カップフレームの前記アームが、下方に開口した長手方向溝の形態の断面を有し、
−前記ベースプレートが、前記アームの前記長手方向溝が摺動可能に係合する、間隔が空けられた長手方向ガイドレールを有し、
−前記締結手段が、前記ガイドレール上で前記アームを任意の選択された位置で保持し、前記アームの頂部の上方からアクセス可能であることを特徴とするビンディング。 - 前記ガイドレールの前記頂部が、前記ベースプレートの面に対して30°までの角度で傾斜し、それにより前記ヒール・カップフレームの前記アームが、前記ベースプレートの面に対して30°までの角度で傾斜した状態で保持されることを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記レールおよび前記アームが、前記ビンディングの後方に向かって間がわずかに狭くなることを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記アームの前記下方に開口した長手方向溝が逆U字断面を有し、この断面の側部が前記レールの側部に対して密接に嵌合することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記締結手段が、各アームおよびレールに対し、前記アームの頂部の開口部と前記レールの長手方向スロットとを貫通するねじを含み、前記ねじが前記レールの下方でナットと係合することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記ねじの頂端が、細長いワッシャによって前記アームの前記頂部において支持され、前記細長いワッシャが、好ましくは、前記アームの前方部分に向かうよりも後方部分に向かって長く延在することを特徴とする、請求項5に記載のビンディング。
- 前記レールの頂部と前記アームの前記下方に開口した長手方向溝の内側頂部が、前記ヒール・カップフレームを適所に保持するために協働するセレーションを有することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記ヒール・カップフレームの前記アームが、前記湾曲したヒール・クレイドル支持部と前記締結手段との間に、インステップ・ストラップ装置の両端を受容する開口を有することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記ヒール・カップフレームの前記アームと前記ベースプレートの側部とが、ケーブル等の可撓性リンク機構を受容する経路を画定する開口部を有することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記ベースプレートの前方部分が、その両側において、トゥ・クレイドル支持要素の端部を受容する開口を有することを特徴とする請求項1に記載のビンディング。
- 前記ヒール・カップフレームの前記アームに連結されたインステップ・ストラップ装置をさらに具備することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記ベースプレートの前方部分に連結されたトゥ・クレイドル支持要素をさらに具備することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
- 前記インステップ・ストラップ装置と前記トゥ・クレイドル支持要素とを連結する可撓性リンク機構をさらに具備することを特徴とする、請求項1に記載のビンディング。
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