JP3086374B2 - 気密容器の扉装置 - Google Patents

気密容器の扉装置

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JP3086374B2
JP3086374B2 JP06072608A JP7260894A JP3086374B2 JP 3086374 B2 JP3086374 B2 JP 3086374B2 JP 06072608 A JP06072608 A JP 06072608A JP 7260894 A JP7260894 A JP 7260894A JP 3086374 B2 JP3086374 B2 JP 3086374B2
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chain
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建一 大井
雅彰 宮前
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タバイエスペック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理や温度試験等に
用いる熱処理装置、恒温槽、環境試験装置、冷蔵装置等
の気密容器の扉装置に関し、特に、手押し搬送台車や無
人搬送台車を用いて恒温槽内にワークを搬入/搬出する
作業の容易化や自動化を図る場合に有効に利用される。
【0002】
【従来の技術】自動又は遠隔開閉できる恒温槽の扉とし
ては、耐熱性フィルム等の柔軟材料を用い、開口の上下
又は左右に巻取りローラを設け、上又は左右の一方側に
フィルムを巻き取るようにしたものが提案されている
(特公平2ー26542号公報参照)。しかしながら、
この扉では、恒温槽内を循環する熱風の風圧によりフィ
ルムが外側に膨れるため、開口面積の大きい扉には適し
ない。又、フィルムは薄いため、熱損失が大きいという
問題もある。
【0003】このようなフィルム製の扉を改善したもの
として、断熱性を備えた柔軟材をリブにより補強したも
のが提案されている(実開平3ー67897号公報参
照)。この扉装置では、扉体を自立させ、格納時には9
0°折り曲げつつその全体を恒温槽の側壁に沿わせるよ
うにしている。この扉を開閉させるには、扉体が柔軟構
造のものであるため、例えば図18に示す如く、扉体が
全開されたときの先端側にもワイヤーリール103等を
設け、ワイヤー100等で扉体101の両端を引っ張る
必要がある。この場合には、駆動系の全長が開口部の幅
Hの2倍以上の長さになり、駆動系が大型化する。一
方、扉体を巻き取ることにより開閉するとすれば、扉体
を十分な強度と断熱性を有するだけの厚さにするのが困
難になるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、扉体の厚みを厚くすることがで
きると共に、駆動系の小型化された気密容器の扉装置を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、気密容器の開口部を開
閉するための気密容器の扉装置において、前記開口部を
覆う覆い部材と前記開口部を開閉するように前記覆い部
材を往復動させる移動手段とを有し、該移動手段は、前
記覆い部材が前記開口部の開く方向に移動されるときに
前記覆い部材の先端から所定長さの部分をU字状に折り
して前記覆い部材のうちの前記所定長さ部分を除いた
残部との間でほぼU字状を形成するように動かし、前記
覆い部材のうち少なくとも前記所定長さの部分は、屈曲
性を備えている、ことを特徴とし、請求項2の発明は、
上記に加えて、前記覆い部材のうち少なくとも前記所定
長さの部分は、開閉方向に直角な方向から見た断面が溝
型である複数の構成部材から成り、該構成部材のそれぞ
れは前記溝型の隣同士の両側面が両側面の一端側を中
心として他端側の間隔がくように屈折自在に結合され
ていることを特徴とし、請求項3の発明は、請求項2の
発明の特徴に加えて、前記移動手段はチェーンを移動さ
せるように構成されていて、前記それぞれの構成部材
前記断面に直角な方向の両端は前記チェーンの連結用の
リンクに結合されていることを特徴とし、請求項4の発
明は、請求項1の発明の特徴に加えて、前記覆い部材は
互いに平行な第1覆い部材と第2覆い部材とから成り、
それぞれの覆い部材の折り返し方向が互いに反対方向で
第2覆い部材は第1覆い部材の内側で折り返されている
ことを特徴とし、請求項5の発明は、請求項2の発明の
特徴に加えて、前記溝型の構成部材の溝の底の外側面は
前記気密容器側に向いていて、前記構成部材間の接触面
を覆う複数の目地覆い部材を前記外側面に設けたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、移動手段は、開口部
を開くときには、覆い部材の先端から所定長さの部分を
U字状に折り返して覆い部材のうちの所定長さ部分を除
いた残部との間でほぼU字状を形成するように動かす。
従って、例えば、覆い部材の後端側及び折り返し部分の
位置にそれぞれ回転体を設け、覆い部材の先後端を回転
体を介してループ状に結合し、これを正逆両方向に回転
させるように移動手段を構成することができる。この移
動手段で開口部を全開するためには、折り返される所定
長さを開口部全長の略1/2にし、且つ、開口部の端か
らその全長の略1/2の距離だけ離れた位置に折り返し
用の回転体を設ければよい。従って、移動手段の全長が
開口部の開閉方向長さの略1.5倍になり、移動手段が
小型化される。
【0007】覆い部材を折り返すときには、適当な曲率
で曲げる必要があるが、覆い部材のうち少なくとも所定
長さの部分が屈曲性を備えているので、折り返しが可能
である。このように折り返す場合には、1/2半径分だ
けが曲がり、巻き取るときのように曲がり部分が重なる
ことがないので、覆い部材の厚みを厚くし、断熱性を良
くすることができる。
【0008】一方、覆い部材を折り返すときには、これ
を開口部からそのまま延長した方向から折り返すとすれ
ば、開口部の端から少なくとも開口部全長の1/2だけ
その方向に折り返し用のスペースが必要になる。しかし
ながら、恒温槽や環境試験装置等の気密容器では、通
常、ワークの処理や試験をするための気密室の他に、空
調機械等の機械スペースやダクトスペースが設けられる
ので、この部分を折り返しスペースとして利用できる。
即ち、開口部はワークを気密室に出し入れするために設
けられるので、最大でも気密室の断面積分だけあればよ
い。従って、この開口部の左右又は上下に位置する機械
室等の部分が、折り返しスペースとして十分な寸法を有
することになる。
【0009】例えば半導体等の電気・電子機器の製造工
場では、工場施設の費用がきわめて高価になるため、そ
の中に設置される恒温槽等の熱処理装置や試験装置は、
できるだけ占有面積の小さいものであることが望まし
い。このため、空調機室等は試験室の上部に配置される
ことが多い。従って、このような気密容器では、気密室
の上部を覆い部材の折り返しスペースとして有効に活用
することができる。そして、このように開口部の上部を
折り返し部として利用する場合には、移動手段を小型且
つ簡素な構造にすることができる。但し、このようなス
ペースのない気密容器に対しては、覆い部材を開口部の
端で適当な曲率で90°折り曲げた後折り返す構造にす
ることにより、同様に断熱性の向上と移動手段の小型化
を図ることができる。
【0010】請求項2の発明によれば、覆い部材の少な
くとも所定長さの部分を、溝型の複数の構成部材を隣接
させて溝型の隣同士の両側面が両側面の一端側を中心と
して他端側の間隔が開くように屈折自在に結合して形成
するので、覆い部材の厚みが厚くても、所定長さ部分は
十分な屈折性を有する。従って、溝の深さを深くするこ
とにより覆い部材の厚みを厚くし、例えば溝に断熱性物
質を入れる等の方法により、断熱性を一層向上させるこ
とができる。この場合、溝型部分は、一方側が開いた形
状でもよいし、全て閉鎖した箱状の断面形状であっても
よい。
【0011】請求項3の発明によれば、移動手段はチェ
ーンを移動させるように構成されていて、覆い部材のそ
れぞれの構成部材の断面に直角な方向の両端はチェーン
の連結用のリンクに結合されているので、移動手段にチ
ェーン駆動方式を用いることができる。その結果、チェ
ーンが覆い部材の結合部と被駆動部とに兼用され、構成
が合理化される。又、速い速度で安定した扉の開閉動作
が得られる。
【0012】請求項4の発明によれば、覆い部材を内外
に二重に設けて互いに反対方向に折り返すようにするの
で、開口部の位置では、それぞれの覆い部材間に、折り
返し間隔に近い間隔が生じる。又、それぞれの覆い部材
の表面を互いに反対方向に向けることができる。従っ
て、第1覆い部材の表面を気密容器側に向け、第2覆い
部材の表面を外界側に向け、その間を断熱用の空気スペ
ースにすることができる。その結果、開口部の全断熱性
が向上すると共に、外表面が高温にならず、火傷等の事
故の発生を防止することができる。又、気密容器の内部
が高温である場合に、必要により、両覆い部材間に外気
を導入し、第2覆い部材の外表面の温度を積極的に低下
させることも可能になる。
【0013】請求項5の発明によれば、溝型の構成部材
の外側面に目地覆い部材を設けるので、構成部材間に間
隙が生じても、気密容器内の熱風の通り抜けが防止さ
れ、一層断熱性が向上する。
【0014】
【実施例】図1は気密容器の一例である恒温槽に実施例
の扉装置を設けた場合の全体構成を示し、恒温槽の本体
部分を正面の開口側から見た図である。扉装置は、恒温
槽1の開口部2を開閉する装置であり、開口部2を覆う
第1及び第2覆い部材である内面扉体3及び外面扉体4
と、開口部2を開閉するように内外面扉体3、4を往復
動させる移動手段としての扉体駆動機構5とを有する。
内面扉体3は、閉鎖時に開口部2のガスケット21に接
触するように図において奥側に位置し、外面扉体4はそ
の手前側に位置する。なお、内部の温度条件等によって
は、装置の簡略化とコスト低減のため、外面扉体4を省
略することができる。
【0015】扉体駆動機構5は、内外面扉体3及び4が
開口部2の開く方向に即ち上方に移動されるときに、内
外面扉体3及び4のそれぞれの先端から所定長さの部分
即ち開口部2の全長の1/2程度の部分を、最上部にお
いて、図上でそれぞれ奥側から手前側及び手前側から奥
側にU字状に折り返すように動かす。このため、内外面
扉体3、4のうち少なくとも前記所定長さの部分は、図
5に示すように屈曲性を備えた構造になっている。但
し、本実施例では、構造を統一するために、内外面扉体
3、4の全体を同様な構造にしている。
【0016】図2乃至4は、扉体駆動機構5部分の横断
面構造を示す。扉体駆動機構5は開口部2の両端側に設
けられる。図では、中間部分を省略して示している。図
2は最上部の折り返し部分を示し、図3は開口部2部分
の位置の中間高さ部分を示し、図4は最下部を示す。こ
れらの図を参照しつつ、以下の詳細構造図により各部の
構造を説明する。
【0017】図5は、内外面扉体3、4の詳細構造を示
す。内面扉体3及び外面扉体4は、それぞれ、開閉方向
に直角な方向から見た断面が溝型である複数の構成部材
としての細長片31及び細長片41から成る。これらは
互いに平行に配置され、それぞれの覆い部材の折り返し
方向が互いに反対方向になっていて、外面扉体4は内面
扉体3の内側で折り返されている。内面扉体3は、図に
おいて左側から右側に折り返される。図面が複雑になる
のを避けるため、外面扉体4では細長片41の一部分の
みを図示していが、外面扉体4は、図において右側から
左側に折り返される。従って、図では、左側が恒温槽の
内部側に面し、右側は外界側に面することになる。符号
Oは折り返しの中心を示す。
【0018】それぞれの細長片31、41は、図1に示
すように、開口部2を覆うためにその幅より長い。そし
て、それぞれの幅方向の両端は、図6に詳細構造を示す
ローラチェーン32、42(以下「チェーン32、4
2」と記す)の各リンク32a、42aに結合されてい
る。符号32c及び42cは、それぞれのチェーンのピ
ン32b、42bの中心を示す。その結果、図において
下方に示す直線部分のように、溝型の両側面が接触した
状態から、上方の折り返し部分に示すように、両側面の
一端側である溝型の上端を中心として他端側である溝の
底側が開いた状態まで、屈折自在である。このような構
造により、内面扉体3、4は屈折自在になっている。
【0019】内外面扉体3、4は、細長片31、41が
上記のように連鎖状に結合されることにより、全体とし
て開口部2を覆うだけの上下方向長さを有する。そし
て、内面扉体3は、開口部2を覆ったときに、恒温槽1
内の風圧に耐えるように、細長片31が適度な強度と剛
性を有する。本実施例では、構造の統一化のため、外面
扉体4も同様のものにしている。内面扉体3と外面扉体
4との間の空間は、図示しない換気扇で通風され、外面
扉体4の外表面の温度が略常温になる。但し、恒温槽1
内の温度条件によっては、この空間部を断熱エアースペ
ースとし、熱効率向上を図るようにしてもよい。
【0020】それぞれの細長片31の溝内には、例えば
シリコーンラバーのような耐熱性弾性体を成形した断熱
体33が嵌め込まれている。断熱体33は、図7にも示
すように、溝に嵌入される前には、溝の深さを超える高
さ位置に溝幅より張り出した突起部33aを有する。断
熱体33が溝に嵌入されると、互いに隣接する突起33
aが変形しつつ圧接する。その結果、気密効果が高めら
れている。
【0021】恒温槽1内の風圧が高い場合には、上記の
ようにしても、それぞれの細長片31の隣接した目地部
から熱気が漏出する可能性もある。このため本実施例で
は、細長片31の溝の底の外側面が恒温槽1の内側に向
くように配設し、それぞれの細長片31間の接触面を覆
う複数の目地覆い部材として、例えば厚み0.1mmの
ステンレス鋼板からなる薄板状のシール板34を前記外
側面に取り付けている。シール板34は、並設された細
長片31の1片置きに設けられ、隣接した細長片31間
に生ずる目地部を覆い隠す位置までオーバーラップして
いる。その結果、恒温槽1内の風圧によりシール板34
が細長片31の外側面に密着し、高い気密効果が得られ
る。なお、このシール板34のオーバーラップ部分は、
図において2点鎖線で示す如く、その先端が確実に細長
片31に圧接するように、内側に少し折り曲げた折り曲
げ部34aにすることが望ましい。
【0022】前述の如く、外面扉体4は、内面扉体3の
外側に設けられていて、高温になる細長片31に手など
が触れないように安全のため設けられるものであるか
ら、高い気密性や断熱性を持つ必要はない。従って、細
長片41は、その溝内に、細長片31に設けられたよう
な断熱体33を備えていない。又、シール板34に相当
するものも備えていない。なお、外面扉体4は、上記の
ような細長片41を結合した構造のものでなく、薄板状
のもの等簡易な構造のものであってもよい。但し、熱効
率向上を図るため、細長片41に適当な断熱体を入れ、
その外表面の温度を下げるようにしてもよい。
【0023】図8及び図9は、それぞれ上下の扉体駆動
機構5部分の詳細構造を示し、図2及び図4の左側部分
に相当する。図2及び図4に示す如く、開口部の右端側
に相当する右側にも、同様の扉体駆動機構5が対称に配
設されている。従って、図8、9により左側部分につい
てのみ説明する。既述の如く、内外面扉体3、4は、そ
れぞれの細長片がそれぞれチェーン32、42に結合さ
れることにより一体化され、それぞれのチェーンは、図
1にも示す如く、上下にわたって紙面に直角方向にルー
プ状に接続されている。このため、内面扉体3用の大ス
プロケット51、52及び外面扉体4用の小スプロケッ
ト71、72が、開口部2の高さの略1.5倍の軸間距
離を隔てて上下に配設され、これらにチェーン32、4
2が掛け渡されている。図5にも示す如く、小スプロケ
ット71、72によるチェーン42のループは、大スプ
ロケット51、52によるチェーン32のループの内側
になっている。
【0024】大スプロケット51は、テーパーブッシン
グ53又はキー等の固定手段によって駆動軸54に固定
されている。駆動軸54は、図1にも示す支持板55に
ボールベアリング56を介して回転自在に支持され、図
1に示すモータ57から歯車58、59を介して回転駆
動される。図2に示す右側の大スプロケット51も、左
右に伸びた同じ駆動軸54で駆動される。一方、大スプ
ロケット52は(図9)、同じ支持板55に固定された
固定軸60にボールベアリング61を介して回転自在に
支持されている。従って、下の大スプロケット52は、
チェーン32を介して上の大スプロケット52に従動回
転する。
【0025】上下の小スプロケット71及び72は、そ
れぞれ駆動軸54及び固定軸60上にボールベアリング
73及び74を介して回転自在に支持されている。即
ち、軸からは駆動力を受けない。
【0026】図10は、チェーン42の駆動機構及びチ
ェーン32、42のガイド機構を示し、図3の右側部分
に相当する。内面扉体3と外面扉体4とは、ジョイント
機構62で結合されている。その結果、外面扉体4は内
面扉体3と同期して移動する。チェーン42は、図1に
も示す如く、左右及び上下それぞれ2箇所で、支持板5
5に固定されたチェーンガイドステー75に取り付けら
れたチェーンガイド76によりガイドされる。
【0027】図11はチェーン32、42のガイド機構
を示し、図3の左側部分に相当する。チェーン32は、
図1にも示す如く、左右及び上下それぞれ2箇所で、支
持板55に固定された両軸エアシリンダ63のロッド6
3aにより、チェーンガイド64を介して、開口部2に
対する直角方向距離を調整されつつガイドされる。従っ
て、エアシリンダ63を作動させ、ロッド63aを両側
に連動して進退させることにより、内面扉体3を開口部
2に接近又は離間させることができる。その結果、内面
扉体3を2点鎖線で示すように接近させた時には、内面
扉体3は図1にも示すガスケット21に押圧されてこれ
に密着し、恒温槽内部の気密状態が確保される。一方、
内面扉体3を実線で示すように離間させた時には、内面
扉体3とガスケット21との間に僅かな隙間が生じ、扉
開閉時における両者間の摺動が回避され、ガスケット2
1の破損が防止されると共に扉の円滑な開閉動作が得ら
れる。
【0028】両軸シリンダを用い、内面扉体3が開口部
2へ接近又は離間するときの動きを、上下の大スプロケ
ット51、52の中心を結ぶ線に対して対称にすること
により、何れのときにもチェーンの張力が同じになるよ
うにすることができる。又、このようにチェーン32の
張り方向を変化させても、図10に示す如く、ジョイン
ト機構62にローラ62aを設けているので、その動き
はチェーン42及びこれに取り付けられた内面扉体4に
は影響しない。
【0029】以上のようにチェーンガイド64及び76
を設けると、上下のスプロケット間の架空部分における
揺れや、扉体に作用する熱風の風圧その他の外力に対し
て、チェーンガイドが扉体を支持し、閉鎖時及び開閉時
における扉体の安定及び円滑な作動が得られる。
【0030】以上のような構造において、扉体駆動機構
5を構成するチェーン32、42、チェーンスプロケッ
ト51、52、71、72、モータ57等は移動手段の
一例である。
【0031】この恒温槽の扉装置は次のように作動す
る。恒温槽1の開口部2を開くときには、エアシリンダ
63を作動させ、内面扉体3をガスケット21から離間
させ、モータ57を起動して駆動軸54を回転させ、大
スプロケット51を回転させてチェーン32を回転さ
せ、これに結合された内面扉体3を上昇させる。内面扉
体3の上昇により、これにジョイント機構62を介して
結合された外面扉体4も同期して上昇する。両扉体が上
部のスプロケットの位置まで上昇すると、その細長片3
1及び41が図5に示す如く多角形状に順次屈曲し、1
80°回転して折り返され、それぞれの扉体の先端は下
降する。そして、両扉体が開口部2を全開すると、モー
タ57を停止させる。このときには、内面扉体3及び外
面扉体4は、それぞれ上のスプロケット51及び71の
両側に略均等にぶら下がった状態になっている。全開さ
れた開口部2からは、恒温槽1で処理すべきワークの出
し入れが可能になる。
【0032】開口部2を閉鎖するときには、モータ57
を上記とは反対方向に回転させ、それぞれの扉体を初期
の閉鎖位置まで下降させ、モータ57を停止する。そし
てエアシリンダ63を、上記とは反対方向に作動させ、
内面扉体3を開口部2のガスケット21に密着させる。
これにより扉体の開閉動作は完了する。
【0033】以上において、開閉時のモータの停止は、
図示しない光電センサ等で扉体の位置を検出し、自動的
に停止させる。但し、人が遠隔手動で停止させるように
してもよい。このような扉装置によれば、恒温槽1の開
口部2の部分にワークの自動搬入/搬出装置を設け、タ
イマー等で自動的にモータ57及びシリンダ63を作動
させて所定時期に扉を開閉し、ワークを自動的に搬入/
搬出させることにより、ワークの熱処理を無人化するこ
とも可能である。
【0034】図12は恒温槽1の構造例を示す。同図
(a)は立型のものを示す。恒温槽1は、断熱壁1aで
囲われ、内部には、モータ1bで回転される送風機1c
と、加熱器1dと、空気ダクトを形成するように設けら
れた多孔板1eとが配設されている。加熱器1dの下方
において両側の多孔板1eの間の部分が熱処理室になっ
ていて、この部分に対して開口部2が開けられる。この
ような構造の恒温槽では、開口部2の上方に十分な高さ
があり、その部分で扉体を折り返すことができる。従っ
て、恒温槽のスペースが有効に利用される。なお、熱処
理室が上で機械室等が下にある場合には、折り返し部分
を下方に設けることができるのは当然である。
【0035】同図(b)は恒温槽1が横型のものを示
す。この場合には、例えば同図(c)に示す如く、扉体
にキャスタ31a等を取り付けて扉体を立てて配設し、
ワイヤ31b等でガイド31cに従って扉体を引っ張っ
て開閉させる。従って、恒温槽が横型の場合でも、機械
室等のスペースを扉体の折り返しのために活用すること
ができる。
【0036】図13は駆動系の寸法を示す。同図(a)
のように高さHの開口部を閉鎖した内面扉体3は、同図
(b)に示す如く、開口部2を開くとその上方で高さ1
/2Hの範囲で折り返して格納される。外面扉体4につ
いても同様である。従って、駆動系は、略1.5Hの全
長になると共に、曲げられることがないので、きわめて
小型・簡素化される。なお図では内面扉体3の場合を示
したが、外面扉体4の駆動系も同様である。
【0037】図14は、移動手段の他の例を示す。同図
(a)では、扉閉鎖時の内面扉体3の下端から折り返し
た部分までをチェーン32とし、その間をワイヤー80
とし、上方のチェーンスプロケット51又は下方のワイ
ヤードラム81を回転させることにより、内面扉体3を
開閉させる。同図(b)では、上下のチェーン32間を
結合せず、それぞれ独立のワイヤードラム82、83に
結合する。そして、ワイヤードラム82、83を同期し
て正逆両方向に回転させることにより、扉を開閉させ
る。同図(c)は、扉を誘導するガイドレール84を設
けると共に、上部にチェーンスプロケット51のみを設
け、その回転と扉の自重とにより扉を開閉させるように
した例を示す。この場合、必要により2点鎖線で示すよ
うにチェーンの先端に重りを吊り下げる。
【0038】図15は、細長片31の結合部の他の実施
例を示す。本図のものでは、穴31dにピン31eを嵌
め込むことにより隣接した細長片31、31間を結合し
ている。細長片41についても同様の構造のものにする
ことができる。この構造のものでは、細長片を結合し誘
導するチェーン又はワイヤーは必要でなく、細長片の両
端をチェーン又はワイヤーで結合してループ状に構成す
よばよい。
【0039】図16は、細長片31を図15のように結
合した場合の駆動及び圧接方式の一例を示す。細長片3
1のピン31eを開口部2の両端に突出させてこれをガ
イド板84でガイドし、ピンをワイヤー80等で結合
し、ローラ85で折り返させてワイヤードラム81に巻
付ける。ローラ85を空転させつつ、ワイヤードラム8
1を正逆両方向に回転させることにより、扉体を開閉さ
せる。ガイド板84は開口部に面する方向に移動でき、
扉閉時にはこれを開口部2の方向に押して扉体を開口部
に圧接させる。外面扉体4に対しても、同様の駆動機構
を適用することができる。
【0040】図17は、内面扉体3の他の例を示す。こ
の例では、内面扉体3を一体構造部分31´と細長片3
1とで形成し、全体で開口部2の高さHにしている。こ
の場合には、内面扉体3は、開口部2を開いたときには
同図(b)の状態になる。即ち、一体部分31´は折り
返されないので、屈曲する必要がない。このようにすれ
ば、扉体の構造が簡素化される。外面扉体4も同様の構
造にできるのことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、移動手段は、開口部の開くときには覆
い部材をU字状に折り返すように動かすので、開口部の
略1/2の高さの位置で折り返せば開口部を全開でき
る。その結果、移動手段が小型化される。又、覆い部材
を折り返し部で1/2回転させるだけで、多重に巻き付
けないので、覆い部材の厚みを厚くしてその断熱性を大
きくすることができる。この場合、通常の恒温槽等で
は、気密室の上部に機械室等が設けられるので、気密室
位置に対応する開口部の上方に折り返し部を設けても、
そのために装置の高さが高くなることはない。従って、
気密容器自体が備えたスペースを有効に利用できる。そ
して、このように開口部の略1.5倍の高さでストレー
トな駆動系にすれば、駆動系の小型化と共に、90°折
り曲げて格納する場合のように折り曲げのための機構が
不要になり、構造が一層簡素化されコストも低減する。
【0042】更に、回転して前面に開く扉ではないの
で、扉開放に伴う余分のスペースを必要としない。従っ
て、床面積の有効活用が図れる。又、このような扉装置
によれば、扉の自動開閉が可能になると共に、ワークの
搬入/搬出手段を気密容器の開口部に配置できるので、
工場におけるマテハン作業の自動化や省力化が可能にな
り、工場の効率的運営に寄与することができる。この場
合には、気密容器の稼動管理、無人搬送車と扉開閉の制
御等を、自動化したり、通信回線で接続して遠隔制御す
ることになる。
【0043】請求項2の発明においては、溝型断面の複
数の構成部材を隣接させて回転自在に結合して覆い部材
を形成することにより、覆い部材が十分な屈曲性を備え
る。その結果、覆い部材の厚みを厚くし、この部分に断
熱材を入れる等により、更に断熱性を向上させることが
できる。
【0044】請求項3の発明においては、溝型断面の覆
い部材をチェーンで結合することにより、移動手段とし
て、スプロケットを用いたチェーン駆動方式を採用する
ことができる。その結果、迅速確実に安定して覆い部材
を動かすことができる。又、チェーンは十分な引っ張り
強度を備えているので、高風圧タイプの気密容器に使用
できる。更に、装置の耐久性も向上する。そして、チェ
ーンが覆い部材の結合部と被駆動部とに兼用されるの
で、駆動機構が一層簡素化される。
【0045】請求項4の発明においては、覆い部材を二
重に設けるので、断熱性を一層向上させたり、気密容器
の内部が高温である場合に、外表面の温度低下させて接
触時の危険性を防止することができる。この場合、第2
覆い部材は第1覆い部材の折り返し部分内でその反対方
向に折り返すので、折り返すための曲率上必要になる間
隔を、第1覆い部材と第2覆い部材との間の断熱スペー
スとして有効に活用できる。
【0046】請求項5の発明によれば、目地覆い部材を
設けることにより、構成部材間に間隙が生じても、気密
容器内の熱風の漏洩等が防止され、断熱性を更に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の気密容器の扉装置が装着される恒温槽
本体部分の概略正面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】扉体の折り返し部の状態を示す断面図である。
【図6】それぞれの細長片をチェーンに装着した状態を
示し、(a)は平面図で(b)は(a)のb−b線断面
図である。
【図7】細長片の中に嵌め込む断熱体の形状を示す断面
図である。
【図8】扉体駆動機構の上部の構造を示す断面図であ
る。
【図9】扉体駆動機構の下部の構造を示す断面図であ
る。
【図10】扉体駆動機構の中間部分の構造を示す断面図
である。
【図11】扉体駆動機構の中間部分の構造を示す断面図
である。
【図12】恒温槽の構造例を示す説明図で、(a)は立
型、(b)は横型、(c)は横型の場合の移動手段の構
成例を示す。
【図13】(a)及び(b)は駆動機構の長さの説明図
である。
【図14】(a)乃至(c)は移動手段の他の例を示す
説明図である。
【図15】細長片の他の形状を示す断面図である。
【図16】上記の細長片を用いたときの駆動機構の一例
を示す説明図である。
【図17】他の実施例の扉体の形状を示す説明図で、
(a)及び(b)はそれぞれ開口部を閉鎖又は開放した
状態を示す。
【図18】従来の扉体の駆動機構を示す説明図である。
【符号の説明】
1 恒温槽(気密容器) 2 開口部 3 内面扉体(覆い部材、第1
覆い部材) 4 外面扉体(覆い部材、第2
覆い部材) 5 扉体駆動機構(移動手段) 31 細長片(構成部材) 32 チェーン(チェーン、移動
手段)32a、42a リンク 34 シール板(目地覆い部材) 41 細長片(構成部材) 42 チェーン(チェーン、移動
手段) 51、52、71、72 チェーンスプロケット(移
動手段) 57 モータ(移動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 1/18 B01L 1/00 - 11/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密容器の開口部を開閉するための気密
    容器の扉装置において、 前記開口部を覆う覆い部材と前記開口部を開閉するよう
    に前記覆い部材を往復動させる移動手段とを有し、該移
    動手段は、前記覆い部材が前記開口部の開く方向に移動
    されるときに前記覆い部材の先端から所定長さの部分を
    U字状に折り返して前記覆い部材のうちの前記所定長さ
    部分を除いた残部との間でほぼU字状を形成するように
    動かし、前記覆い部材のうち少なくとも前記所定長さの
    部分は、屈曲性を備えている、ことを特徴とする気密容
    器の扉装置。
  2. 【請求項2】 前記覆い部材のうち少なくとも前記所定
    長さの部分は、開閉方向に直角な方向から見た断面が溝
    型である複数の構成部材から成り、該構成部材のそれぞ
    れは前記溝型の隣同士の両側面が両側面の一端側を中
    心として他端側の間隔がくように屈折自在に結合され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の気密容器の扉
    装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段はチェーンを移動させるよ
    うに構成されていて、前記それぞれの構成部材の前記断
    面に直角な方向の両端は前記チェーンの連結用のリンク
    結合されていることを特徴とする請求項2に記載の気
    密容器の扉装置。
  4. 【請求項4】 前記覆い部材は互いに平行な第1覆い部
    材と第2覆い部材とから成り、それぞれの覆い部材の折
    り返し方向が互いに反対方向で第2覆い部材は第1覆い
    部材の内側で折り返されていることを特徴とする請求項
    1に記載の気密容器の扉装置。
  5. 【請求項5】 前記溝型の構成部材の溝の底の外側面は
    前記気密容器側に向いていて、前記構成部材間の接触面
    を覆う複数の目地覆い部材を前記外側面に設けたことを
    特徴とする請求項2に記載の気密容器の扉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104482765A (zh) * 2014-12-21 2015-04-01 湖北华夏窑炉工业(集团)有限公司 用于scr板式催化剂煅烧炉的全自动启闭锁紧炉门

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104482765A (zh) * 2014-12-21 2015-04-01 湖北华夏窑炉工业(集团)有限公司 用于scr板式催化剂煅烧炉的全自动启闭锁紧炉门

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