JP3086273U - 雪上滑走具 - Google Patents

雪上滑走具

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B17/00Accessories or details of sledges
    • B62B17/06Superstructures; Attachments therefor
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑走機能を改善した雪上滑走具を提供する。 【解決手段】 剛性のフレーム(2)に結合し、後方支
持滑走部(3)と、コラム(6)に取り付けられる前方
操舵滑走部(4)とを含み、前記コラムがハンドル
(7)により手動配向可能であり、前記フレーム(2)
には、後方に、前記後方支持滑走部(3)の前方固定部
(20)と前記後方支持滑走部(3)の後方固定部(2
1)とにより、ほぼ長方形の平面フレーム部分(12)
が固定され、前記コラム(6)が前記前操舵方滑走部
(4)の前方固定部(10)と前記前方操舵滑走部
(4)の後方固定部(11)とにより固定されている雪
上滑走具であって、前記後方支持滑走部(3)の前方固
定部(20)又は後方固定部(21)のいずれか一方の
固定部と前記前方操舵滑走部(4)の後方固定部(1
1)とを弾性固定部とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、雪上滑走具、特に、スノースクート(登録商標)という名称で商品 化されて、本出願人名義でフランス特許第2659864号明細書に記載された 種類の雪上滑走具に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような雪上滑走具は、剛性のフレームに結合し、使用者の脚のための支持 体となる後方支持滑走部と、コラムに取り付けられる前方操舵滑走部とを含み、 前記コラムが前記剛性のフレームの前方で回転支持されると共にハンドルにより 手動配向可能になっている。
【0003】 前記剛性のフレームには、前記後方滑走部の前方固定部の少なくとも一点(一 般には二点)と、後方固定部の少なくとも一点(一般には二点)とにより、例え ばねじ及びナットを用いて、長方形の平面フレーム部がしっかりと固定されてい る。
【0004】 同様に、コラムには、前方滑走部の前方固定部の少なくとも一点(一般には二 点)と、後方固定部の少なくとも一点(一般には二点)とによりフォームがしっ かりと固定される。場合によっては、滑走部と支持体との間に、結合部の剛性を 変えない圧縮フォームラバー層を介在する。
【0005】 この種の雪上滑走具としては、前記前方操舵滑走部の横幅に広狭差を設けたも のも提案されている(特開平9−295582号公報)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記のような従来の雪上滑走具は、フレームと前後の滑走部との各 固定部がボルト・ナット等により固定されているため、フレームに対する滑走部 の自由度がないことから滑走具の挙動性が悪く、凹凸雪面での滑走部の反り等を 吸収することができない欠点があった。
【0007】 また、フレームに対して滑走部が固定的であると滑走部のエッジが効かず、滑 走部の雪に対するグリップ力が弱くなって横滑り現象が生じる、等の欠点があり 、更に、凹凸雪面では滑走部が撓むことによって固定部間の長さが変化して固定 部に過大な力が作用し、固定部が損壊する等の欠点があった。
【0008】 本考案の目的は、前記のような従来の雪上滑走具の欠点を解消し、フレームに 対する滑走部の自由度を確保できると共に凹凸雪面での滑走部の反り等を吸収す ることができ、しかも雪に対するグリップ力を増大できる等、その性能を著しく 改善することができる雪上滑走具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の雪上滑走具は、前記の目的を達するため、剛性のフレームに結合し、 使用者の脚の支持体となる後方支持滑走部と、コラムに取り付けられる前方操舵 滑走部とを含み、前記コラムが前記フレームの前方で回転支持されると共にハン ドルにより手動配向可能であり、前記フレームには、後方に、前記後方支持滑走 部の前方固定部と前記後方支持滑走部の後方固定部とにより、ほぼ長方形の平面 フレーム部分が固定され、前記コラムが前記前方操舵滑走部の前方固定部と前記 前方操舵滑走部の後方固定部とにより固定されている雪上滑走具であって、前記 後方支持滑走部の前方固定部又は後方固定部のいずれか一方の固定部と前記前方 操舵滑走部の後方固定部とが、弾性固定部であることを特徴とする。
【0010】 この場合、弾性固定部としては、弾性ブロックから構成することができ、また 、前方または後方の各固定部が2個の固定点で固定されることを含む。
【0011】 前記のような構造にすれば、後方支持滑走部の前方固定部又は後方支持滑走部 の後方固定部のいずれか一方の固定部と前方操舵滑走部の後方固定部とが弾性固 定部であり、すなわち、滑走部がフレームに対して移動し、弾性的に心合わせ位 置へ戻ることができる。有利には、こうした固定部が、「サイレントブロック( 登録商標)」という名称で知られたタイプの弾性ブロックとして構成され、取付 金具を介して取り付けられる。この取付金具は、前記弾性ブロックに接着剤を介 して接着するようにした金属プレートからボルトネジを突出させた構成であり、 該金属プレートを弾性ブロックの上下両面に接着し、該金属プレートから突出す るボルトネジを固定部に形成したネジ孔から突出させ、ナットで締め付け固定す る。ボルトネジは複数本突出させて二箇所以上で固定することも可能である。好 適には、これらの固定部(後方支持滑走部の前方固定部又は後方支持滑走部の後 方固定部のいずれか一方の固定部と前方操舵滑走部の後方固定部)だけが弾性で あり、他の固定部は、従来型の剛性の固定部とする。
【0012】 上記の構成により、雪上滑走具の挙動が改善される。滑走部の凹凸吸収性が向 上し、雪面への吸い付きがよくなる。滑走部内部で使用者が脚を置く部分、もし くはハンドル支持に従う部分では、滑走部の変形により、エッジを寝かすことが できるので、雪に対するグリップ力が増す。そのため、横滑りが回避され、雪上 滑走具を思うがままに操ることができる。従って、この雪上滑走具は、従来のも のよりも遙かに自在に雪上を移動することができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
雪上滑走具1は、剛性のフレーム2と、それぞれ後方支持滑走部3及び前方操 舵滑走部4とを含む。フレーム2は、コラム6が内部で回転するスリーブ5を前 方に有し、このコラム6は、ハンドル7とフォーク8とに結合される。フォーク 8の底面には、前方の二点の固定部10,10と後方の二点の固定部11,11 とで前方操舵滑走部4に固定される滑走部支持体9を有する。
【0014】 フレーム2は、平らな長方形をなすフレーム部分12を含み、持ち上がった弧 13により後方に延長されている。フレーム部分12は、その中心でフロア14 を形成もしくは支持し、使用者は、(足跡15に従って)このフロアに脚を置く 。脚は、保持アーチ16により固定される。フレーム部分12は、前方の持ち上 がった部分17によりスリーブ5の下部に結合される。スリーブ5の上部は、斜 めシャフト18によりフロア14の後方に結合されている。
【0015】 フレーム部分12は、前方の二つの固定点20と後方の二つの固定点21とに より、後方支持滑走部3に固定されている。固定部11と、固定部20又は固定 部21のいずれか一方の固定部は、弾性ブロック22により構成されるが、固定 部10と、固定部21又は固定部20のいずれか他方の固定部は剛性である。図 示例においては、固定部20が弾性固定部となっている。この弾性ブロック22 は接着剤を介して、前記滑走部支持体9と前方操舵滑走部3、及び前記フロア1 4と後方支持滑走部4に直接接着して取り付けてもよいが、取付金具を介して取 り付けられる。この取付金具は、前記弾性ブロックに接着剤を介して接着するよ うにした金属プレートからボルトネジを突出させた構成であり、該金属プレート を弾性ブロックの上下両面に接着し、該金属プレートから突出するボルトネジを 固定部に形成したネジ孔から突出させ、ナットで締め付け固定する。
【0016】 図5及び図6に示すように、弾性ブロック22により、滑走部支持体9(又は フレーム部分12)は、前方操舵滑走部4(又は後方支持滑走部3)に対して、 この滑走部を側面横動させる側面剪断(図5)と、滑走部支持体9に対して滑走 部をねじる、嵩上げ/収縮(図6)とによる移動が可能になる。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る雪上滑走具によれば、後方支持滑走部の前方固定部又は後方支持 滑走部の後方固定部のいずれか一方の固定部と前方操舵滑走部の後方固定部とが 弾性固定部であり、すなわち、滑走部がフレームに対して移動し、弾性的に心合 わせ位置へ戻ることができる。
【0018】 上記の構成により、雪上滑走具の挙動が改善され、滑走部の凹凸吸収性が向上 し、雪面への吸い付きがよくなる。滑走部内部で使用者が脚を置く部分、もしく はハンドル支持に従う部分では、滑走部の変形により、エッジを寝かすことがで きるので、雪に対するグリップ力が増す。そのため、横滑りが回避され、雪上滑 走具を思うがままに操ることができる。従って、この雪上滑走具は、従来のもの よりも遙かに自在に雪上を移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る雪上滑走具の斜視図である。
【図2】図1の雪上滑走具のハンドルを除去した側面図
である。
【図3】図2の雪上滑走具の滑走部の上面図である。
【図4】弾性固定部の位置における滑走部及びその滑走
部支持体を示す概略的な断面図である。
【図5】図4の滑走部で生じる弾性固定部の変形例を示
す断面図である。
【図6】図4の滑走部で生じる弾性固定部の他の変形例
を示す断面図である。
【符号の説明】
2 フレーム 3 後方支持滑走部 4 前方操舵滑走部 6 コラム 7 ハンドル 9 滑走部支持体 10 前方操舵滑走部の前方固定部 11 前方操舵滑走部の後方固定部 12 フレーム部分 14 フロア 16 保持アーチ 18 斜めシャフト 20 後方支持滑走部の前方固定部 21 後方支持滑走部の後方固定部 22 弾性ブロック

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性のフレーム(2)に結合し、使用者
    の脚の支持体(14)となる後方支持滑走部(3)と、
    コラム(6)に取り付けられる前方操舵滑走部(4)と
    を含み、前記コラム(6)が前記フレーム(2)の前方
    で回転支持されると共にハンドル(7)により手動配向
    可能であり、前記フレーム(2)には、後方に、前記後
    方支持滑走部(3)の前方固定部(20)と前記後方支
    持滑走部(3)の後方固定部(21)とにより、ほぼ長
    方形の平面フレーム部分(12)が固定され、前記コラ
    ム(6)が前記前操舵方滑走部(4)の前方固定部(1
    0)と前記前方操舵滑走部(4)の後方固定部(11)
    とにより固定されている雪上滑走具であって、前記後方
    支持滑走部(3)の前方固定部(20)又は後方固定部
    (21)のいずれか一方の固定部と前記前方操舵滑走部
    (4)の後方固定部(11)とが、弾性固定部であるこ
    とを特徴とする雪上滑走具。
  2. 【請求項2】 弾性固定部が、弾性ブロック(22)か
    ら構成されることを特徴とする請求項1に記載の雪上滑
    走具。
  3. 【請求項3】 前方または後方の各固定部(10、1
    1、20、21)が、2個の固定点を含むことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の雪上滑走具。
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